JPS6327582B2 - - Google Patents
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- JPS6327582B2 JPS6327582B2 JP59018663A JP1866384A JPS6327582B2 JP S6327582 B2 JPS6327582 B2 JP S6327582B2 JP 59018663 A JP59018663 A JP 59018663A JP 1866384 A JP1866384 A JP 1866384A JP S6327582 B2 JPS6327582 B2 JP S6327582B2
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- input hub
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- coil spring
- spring
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- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 13
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 12
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 10
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
- F16D27/105—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with a helical band or equivalent member co-operating with a cylindrical coupling surface
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D2027/008—Details relating to the magnetic circuit, or to the shape of the clutch parts to achieve a certain magnetic path
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は例えば自動車用空気調和装置の冷媒圧
縮機などを断続的に駆動するための、被回転機と
原動機との間に結合される電磁スプリングクラツ
チに関するものである。
縮機などを断続的に駆動するための、被回転機と
原動機との間に結合される電磁スプリングクラツ
チに関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来の一般的な電磁スプリングクラツチは第1
図にその具体構成を示すように、軸受1に軸装さ
れて回転する入力ハブ2の内部には固定フレーム
に固設された環状の励磁コイル3が配置されてお
り、入力ハブ2の側面には複数個の円弧状の透孔
4が穿設されている。5は入力ハブ2と対向して
出力軸6に固着軸装された出力ハブであり、7は
前記透孔4に対して設けられたアーマチユア板
で、出力ハブ5と同一軸心上で回転するように同
出力ハブ5に固着されたばね保持ドラム8のフラ
ンジ部9に対接し、回動かつ摺動自在に保持され
ている。10はコイル状に形成されたコイルばね
で、前記ばね保持ドラム8に巻装されている。コ
イルばね10の巻き始めは外方へ屈曲された外向
フツク11が設けられ、また巻き終りは内方へ屈
曲された内向きフツク12が設けられている。こ
のコイルばね10は入力ハブ2の巻き締め面1
3、および出力ハブ5の巻き締め面14の外方で
アーマチユア板7に嵌装されており、また前記外
向フツク11はアーマチユア板7のフツク挿入孔
15に係入され、また内向きフツク12は出力ハ
ブ5のフツク挿入孔16に係入されている。
図にその具体構成を示すように、軸受1に軸装さ
れて回転する入力ハブ2の内部には固定フレーム
に固設された環状の励磁コイル3が配置されてお
り、入力ハブ2の側面には複数個の円弧状の透孔
4が穿設されている。5は入力ハブ2と対向して
出力軸6に固着軸装された出力ハブであり、7は
前記透孔4に対して設けられたアーマチユア板
で、出力ハブ5と同一軸心上で回転するように同
出力ハブ5に固着されたばね保持ドラム8のフラ
ンジ部9に対接し、回動かつ摺動自在に保持され
ている。10はコイル状に形成されたコイルばね
で、前記ばね保持ドラム8に巻装されている。コ
イルばね10の巻き始めは外方へ屈曲された外向
フツク11が設けられ、また巻き終りは内方へ屈
曲された内向きフツク12が設けられている。こ
のコイルばね10は入力ハブ2の巻き締め面1
3、および出力ハブ5の巻き締め面14の外方で
アーマチユア板7に嵌装されており、また前記外
向フツク11はアーマチユア板7のフツク挿入孔
15に係入され、また内向きフツク12は出力ハ
ブ5のフツク挿入孔16に係入されている。
以上のように構成された従来の電磁スプリング
クラツチにおいては、励磁コイル3を励磁すると
アーマチユア板7が励磁コイル3により吸引され
て入力ハブ2と一体となつて回転し、同時にアー
マチユア板7のフツク挿入孔15に係入されたコ
イルばね10の外向フツク11も回転する。した
がつて、このコイルばね10の内向フツク12は
出力ハブ5のフツク挿入孔16に係入しているの
で、コイルばね10が入力ハブ2および出力ハブ
5の巻き締め面13および14を締め付け出力ハ
ブ5が回転する。すなわち、入力ハブ2に与えら
れた回転力は出力ハブ5に伝えられる。そして励
磁コイル3の励磁を解くと吸引されていたアーマ
チユア板7が入力ハブ2より離れ、コイルばね1
0は拡がつて入力ハブ2の巻き締め面13との間
に隙間を作り回転力を断つものである。
クラツチにおいては、励磁コイル3を励磁すると
アーマチユア板7が励磁コイル3により吸引され
て入力ハブ2と一体となつて回転し、同時にアー
マチユア板7のフツク挿入孔15に係入されたコ
イルばね10の外向フツク11も回転する。した
がつて、このコイルばね10の内向フツク12は
出力ハブ5のフツク挿入孔16に係入しているの
で、コイルばね10が入力ハブ2および出力ハブ
5の巻き締め面13および14を締め付け出力ハ
ブ5が回転する。すなわち、入力ハブ2に与えら
れた回転力は出力ハブ5に伝えられる。そして励
磁コイル3の励磁を解くと吸引されていたアーマ
チユア板7が入力ハブ2より離れ、コイルばね1
0は拡がつて入力ハブ2の巻き締め面13との間
に隙間を作り回転力を断つものである。
しかしながら上記のような構成では、コイルば
ね10が入力ハブ2および出力ハブ5の巻き締め
面13および14を締め付け摩擦係合し、入力ハ
ブ2の回転力を出力ハブ5に伝達するとき、また
は前記コイルばね10が拡がつて回転力を断つと
き、前記摩擦係合部で摩耗粉が発生し、前記動作
の繰返しによりしだいに多くなり、前記コイルば
ね10と前記巻き締め面13および14との間に
溜まり外部には前記コイルばね10およびばね保
持ドラム8等により放出されにくい。この摩耗粉
により前記摩擦係合面であるコイルばね10の軸
心側円筒面と巻き締め面13および14の摩耗を
著しく大きくし、しかも安定した回転力の典達を
阻害されていた。また著しい場合には前記摩擦係
合部ですべり時間が長くなり焼き付き等を生じて
いた。
ね10が入力ハブ2および出力ハブ5の巻き締め
面13および14を締め付け摩擦係合し、入力ハ
ブ2の回転力を出力ハブ5に伝達するとき、また
は前記コイルばね10が拡がつて回転力を断つと
き、前記摩擦係合部で摩耗粉が発生し、前記動作
の繰返しによりしだいに多くなり、前記コイルば
ね10と前記巻き締め面13および14との間に
溜まり外部には前記コイルばね10およびばね保
持ドラム8等により放出されにくい。この摩耗粉
により前記摩擦係合面であるコイルばね10の軸
心側円筒面と巻き締め面13および14の摩耗を
著しく大きくし、しかも安定した回転力の典達を
阻害されていた。また著しい場合には前記摩擦係
合部ですべり時間が長くなり焼き付き等を生じて
いた。
発明の目的
本発明は上記欠点に鑑み、入力ハブより出力ハ
ブ体に回転力を伝達および遮断するとき摩擦係合
部で発生する摩耗粉による影響を減少せしめ、摩
耗の少ない安定した伝達力の得られる電磁スプリ
ングクラツチを提供するものである。
ブ体に回転力を伝達および遮断するとき摩擦係合
部で発生する摩耗粉による影響を減少せしめ、摩
耗の少ない安定した伝達力の得られる電磁スプリ
ングクラツチを提供するものである。
発明の構成
本発明は、入力ハブと出力ハブ体の外方にそれ
ぞれ設けられた軸心側摩擦面と、これらの軸心側
摩擦面の両方またはどちらか一方に設けられた溝
またはスリツトと、この摩擦面内にあつてアーマ
チユア体と前記出力ハブ体に係止して設けられた
コイルばねと、前記アーマチユア体を入力ハブに
吸着させる励磁コイルとからなり、前記それぞれ
の軸心側摩擦面と前記コイルばねとの摩擦係合部
で発生する摩耗粉を前記軸心側摩擦面の両方もし
くはどちらか一方に設けられた溝またはスリツト
によつて摩擦係合に影響のない溝に溜めるか、ま
たは外部へスリツト等によつて放出するように構
成されており、摩耗粉による摩擦係合部の摩耗の
促進などを防ぎ摩耗の少ない、伝達力の低下がな
く安定した伝達力が得られるという特有の効果を
有する。
ぞれ設けられた軸心側摩擦面と、これらの軸心側
摩擦面の両方またはどちらか一方に設けられた溝
またはスリツトと、この摩擦面内にあつてアーマ
チユア体と前記出力ハブ体に係止して設けられた
コイルばねと、前記アーマチユア体を入力ハブに
吸着させる励磁コイルとからなり、前記それぞれ
の軸心側摩擦面と前記コイルばねとの摩擦係合部
で発生する摩耗粉を前記軸心側摩擦面の両方もし
くはどちらか一方に設けられた溝またはスリツト
によつて摩擦係合に影響のない溝に溜めるか、ま
たは外部へスリツト等によつて放出するように構
成されており、摩耗粉による摩擦係合部の摩耗の
促進などを防ぎ摩耗の少ない、伝達力の低下がな
く安定した伝達力が得られるという特有の効果を
有する。
実施例の説明
以下本発明の一実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
第2図は本発明の第1の実施例における電磁ス
プリングクラツチの断面を示すものである。17
は冷媒圧縮機の固定フレーム18に小ねじ19等
により固設された環状の励磁コイルで、20は固
定フレーム18に軸受21を介して回転自在に、
また軸方向には止め輪22,23により固設され
た入力ハブで、同入力ハブ20にはV溝24が設
けられ、Vベルト(図示しない)により、エンジ
ン等(図示しない)の駆動軸プーリに接続されて
いる。前記入力ハブ20の外方端部には円筒の軸
心側摩擦面25が設けられしかもこの軸心側摩擦
面25は溝25aを有している。また入力ハブ2
0の端面部26には複数個の円弧状の透孔27が
穿設されている。28は出力ハブ体を構成する出
力ハブAで、冷媒圧縮機の出力軸29にボルト3
0等で固着され前記出力ハブ体を構成する出力ハ
ブB31に同軸にボルト等(図示しない)の固着
手段で固設されている。32は前記出力ハブ体に
円筒部を形成する切欠部33を有したばね保持ド
ラムであり出力ハブA28に溶接等で同軸に固設
されている。34は切欠部35を有するアーマチ
ユア体で、入力ハブ20の円弧状の透孔27に隙
間を介して対向し、また前記出力ハブB31の外
周面に嵌挿され、回転自在で軸方向へも摺動自在
である。36は前記入力ハブ20の回転方向に対
して、巻き戻されるようにコイル状に形成された
コイルばねで、その両端は内方へ屈曲された内向
フツク37,38が形成されている。またコイル
ばね36は前記入力ハブ20の軸心側摩擦面25
と前記出力ハブA28の円筒内面に溝39aを設
けて形成された軸心側摩擦面39に隙間を介し
て、前記コイル保持ドラム32の外周面に巻装さ
れ、片方の内向フツク38は前記コイル保持ドラ
ム32の切欠部33に係止し、もう一方の内向フ
ツク37は前記アーマチユア体34の切欠部35
に係止し、アーマチユア体34の自由な回動を限
定している。
プリングクラツチの断面を示すものである。17
は冷媒圧縮機の固定フレーム18に小ねじ19等
により固設された環状の励磁コイルで、20は固
定フレーム18に軸受21を介して回転自在に、
また軸方向には止め輪22,23により固設され
た入力ハブで、同入力ハブ20にはV溝24が設
けられ、Vベルト(図示しない)により、エンジ
ン等(図示しない)の駆動軸プーリに接続されて
いる。前記入力ハブ20の外方端部には円筒の軸
心側摩擦面25が設けられしかもこの軸心側摩擦
面25は溝25aを有している。また入力ハブ2
0の端面部26には複数個の円弧状の透孔27が
穿設されている。28は出力ハブ体を構成する出
力ハブAで、冷媒圧縮機の出力軸29にボルト3
0等で固着され前記出力ハブ体を構成する出力ハ
ブB31に同軸にボルト等(図示しない)の固着
手段で固設されている。32は前記出力ハブ体に
円筒部を形成する切欠部33を有したばね保持ド
ラムであり出力ハブA28に溶接等で同軸に固設
されている。34は切欠部35を有するアーマチ
ユア体で、入力ハブ20の円弧状の透孔27に隙
間を介して対向し、また前記出力ハブB31の外
周面に嵌挿され、回転自在で軸方向へも摺動自在
である。36は前記入力ハブ20の回転方向に対
して、巻き戻されるようにコイル状に形成された
コイルばねで、その両端は内方へ屈曲された内向
フツク37,38が形成されている。またコイル
ばね36は前記入力ハブ20の軸心側摩擦面25
と前記出力ハブA28の円筒内面に溝39aを設
けて形成された軸心側摩擦面39に隙間を介し
て、前記コイル保持ドラム32の外周面に巻装さ
れ、片方の内向フツク38は前記コイル保持ドラ
ム32の切欠部33に係止し、もう一方の内向フ
ツク37は前記アーマチユア体34の切欠部35
に係止し、アーマチユア体34の自由な回動を限
定している。
以上のように構成された電磁スプリングクラツ
チについて、以下その動作を説明する。入力ハブ
20はエンジン等(図示しない)の駆動プーリに
Vベルト等(図示しない)により連結して、軸受
21を介して回転している。励磁コイル17が励
磁されていない時、アーマチユア体34は弱いば
ね(図示しない)の力によつて入力ハブ20の端
面部26から引離されている。コイルばね36は
ばね保持ドラム32に巻装し、軸止側摩擦面2
5,39との間に僅かな隙間を形成している。従
つて出力ハブA28、同B31には回転力は伝わ
らず出力軸29は駆動されない。
チについて、以下その動作を説明する。入力ハブ
20はエンジン等(図示しない)の駆動プーリに
Vベルト等(図示しない)により連結して、軸受
21を介して回転している。励磁コイル17が励
磁されていない時、アーマチユア体34は弱いば
ね(図示しない)の力によつて入力ハブ20の端
面部26から引離されている。コイルばね36は
ばね保持ドラム32に巻装し、軸止側摩擦面2
5,39との間に僅かな隙間を形成している。従
つて出力ハブA28、同B31には回転力は伝わ
らず出力軸29は駆動されない。
励磁コイル17が励磁されると、第2図に破線
で示す磁気回路が生じ、アーマチユア体34は入
力ハブ20の摩擦面26に吸着されて、これに摩
擦係合する。従つて、アーマチユア体34が入力
ハブ20と体となつて回転し、アーマチユア体3
4の切欠部35に係入されたコイルばね36の内
向フツク37も回転する。しかしコイルばね36
のもう一端の内向フツク38は出力ハブA38に
ばね保持ドラム32に設けられた切欠部33に係
入しており、このとき内向フツク38はまだ冷媒
圧縮機の負荷等により回転しない。次に内向フツ
ク37が回転することにより、コイルばね36は
巻き戻される方向に回転力を受けるので拡張し、
軸心側摩擦面25,26に圧接する。このときコ
イルばね36の外周面と入力ハブ20の軸心側摩
擦面25および出力ハブA28の軸心側摩擦面3
9はそれぞれ摩擦係合し、入力ハブ20の回転力
は出力ハブA28に伝達され、出力ハブB31を
介して冷媒圧縮機の出力軸29は前記負荷に抗し
て駆動される。またこのとき外方に設けられ溝2
5a,39aを有した軸心側摩擦面25,39と
コイルばね36の外周面との間でわずかなすべり
を生じて摩擦係合するので、これらの摩擦係合面
は摩耗して摩耗粉を生じるが前記すべりによる回
動と摩耗粉に働く遠心力等により前記溝25a,
39aに付着して溜まる。
で示す磁気回路が生じ、アーマチユア体34は入
力ハブ20の摩擦面26に吸着されて、これに摩
擦係合する。従つて、アーマチユア体34が入力
ハブ20と体となつて回転し、アーマチユア体3
4の切欠部35に係入されたコイルばね36の内
向フツク37も回転する。しかしコイルばね36
のもう一端の内向フツク38は出力ハブA38に
ばね保持ドラム32に設けられた切欠部33に係
入しており、このとき内向フツク38はまだ冷媒
圧縮機の負荷等により回転しない。次に内向フツ
ク37が回転することにより、コイルばね36は
巻き戻される方向に回転力を受けるので拡張し、
軸心側摩擦面25,26に圧接する。このときコ
イルばね36の外周面と入力ハブ20の軸心側摩
擦面25および出力ハブA28の軸心側摩擦面3
9はそれぞれ摩擦係合し、入力ハブ20の回転力
は出力ハブA28に伝達され、出力ハブB31を
介して冷媒圧縮機の出力軸29は前記負荷に抗し
て駆動される。またこのとき外方に設けられ溝2
5a,39aを有した軸心側摩擦面25,39と
コイルばね36の外周面との間でわずかなすべり
を生じて摩擦係合するので、これらの摩擦係合面
は摩耗して摩耗粉を生じるが前記すべりによる回
動と摩耗粉に働く遠心力等により前記溝25a,
39aに付着して溜まる。
励磁コイル17が非励磁になると、アーマチユ
ア体34は図示していないばねの力を受けて、入
力ハブ20の端面部26から離れ、コイルばね3
6は巻径が小さくなろうとする復帰力により遠心
力等に抗して軸心側摩擦面25,39より離れ、
元の位置の前記ばね保持ドラム32に巻装する。
従つて回転力の伝達が遮断される。このときもコ
イルばね36と軸心側摩擦面25,39が離れる
ときにわずかなすべりを生じ摩耗粉を生じるが前
記同様に溝25a,39aに溜まる。
ア体34は図示していないばねの力を受けて、入
力ハブ20の端面部26から離れ、コイルばね3
6は巻径が小さくなろうとする復帰力により遠心
力等に抗して軸心側摩擦面25,39より離れ、
元の位置の前記ばね保持ドラム32に巻装する。
従つて回転力の伝達が遮断される。このときもコ
イルばね36と軸心側摩擦面25,39が離れる
ときにわずかなすべりを生じ摩耗粉を生じるが前
記同様に溝25a,39aに溜まる。
前記励磁、非励磁による動作は繰返し行なわれ
る。
る。
以上のように本実施例によれば、軸心側摩擦面
25,29に設けられた溝25a,39aによつ
て摩擦係合面で発生した摩耗粉を収容することが
でき、摩耗粉による摩擦係合面の摩耗の促進、お
よび伝達力の低下を防ぐことができる。
25,29に設けられた溝25a,39aによつ
て摩擦係合面で発生した摩耗粉を収容することが
でき、摩耗粉による摩擦係合面の摩耗の促進、お
よび伝達力の低下を防ぐことができる。
以下本発明の第2〜第4の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
面を参照しながら説明する。
第4図は本発明の第2実施例を示す入力ハブ2
0の溝部25bの要部断面図である。第2図の構
成と異なるのは、溝25bを軸心側摩擦面25に
スパイラルに設けた点であり、前記第1の実施例
と同様の効果を有することは明らかである。なお
この実施例の場合には旋盤等により容易に溝25
bを製作できるという利点がある。
0の溝部25bの要部断面図である。第2図の構
成と異なるのは、溝25bを軸心側摩擦面25に
スパイラルに設けた点であり、前記第1の実施例
と同様の効果を有することは明らかである。なお
この実施例の場合には旋盤等により容易に溝25
bを製作できるという利点がある。
第5図は本発明の第3実施例を示す入力ハブ2
0の溝部25cの要部断面図である。第2図、第
4図と異なるのは溝にテーパを設けて入力ハブの
端部に行くにしたがつて深くした点であり、前記
第1の実施例と同様の効果を有することは明らか
でさらに溝25cに溜つた摩耗粉を外部に飛散さ
せるようにしたものである。
0の溝部25cの要部断面図である。第2図、第
4図と異なるのは溝にテーパを設けて入力ハブの
端部に行くにしたがつて深くした点であり、前記
第1の実施例と同様の効果を有することは明らか
でさらに溝25cに溜つた摩耗粉を外部に飛散さ
せるようにしたものである。
第6図は本発明の第4実施例を示す入力ハブ2
0の溝部25d断面図である。前記実施例と異な
るのは溝を反軸心側摩擦面まで貫通した点であ
り、前記第1実施例と同様の効果を有することは
明らかで、さらに摩耗粉を直接外部に飛散させる
ようにしたものである。
0の溝部25d断面図である。前記実施例と異な
るのは溝を反軸心側摩擦面まで貫通した点であ
り、前記第1実施例と同様の効果を有することは
明らかで、さらに摩耗粉を直接外部に飛散させる
ようにしたものである。
なお第2〜第4の実施例では入力ハブ20のみ
で説明したが出力ハブ体を構成する出力ハブAの
軸心側摩擦面39に同様に構成できることは言う
までもない。
で説明したが出力ハブ体を構成する出力ハブAの
軸心側摩擦面39に同様に構成できることは言う
までもない。
また前記各図に示した溝の断面形状に溝の形状
は限定されるものではない。
は限定されるものではない。
発明の効果
以上のように本発明は、入力ハブと出力ハブ体
の外方にそれぞれ設けられた軸心側摩擦面の両方
もしくはどちらか一方に溝を設けることにより、
前記それぞれの軸心側摩擦面とコイルばね外周面
との摩擦係合面で発生する摩耗粉はその溝に収容
または溝から飛散し、摩耗粉による前記摩擦係合
面の摩耗の促進を防ぎ、摩擦係合面間に界在する
摩耗粉による伝達力抵下等がなくなり、摩耗の少
ない安定した伝達力にすることができ、その実用
的効果は大なるものがある。
の外方にそれぞれ設けられた軸心側摩擦面の両方
もしくはどちらか一方に溝を設けることにより、
前記それぞれの軸心側摩擦面とコイルばね外周面
との摩擦係合面で発生する摩耗粉はその溝に収容
または溝から飛散し、摩耗粉による前記摩擦係合
面の摩耗の促進を防ぎ、摩擦係合面間に界在する
摩耗粉による伝達力抵下等がなくなり、摩耗の少
ない安定した伝達力にすることができ、その実用
的効果は大なるものがある。
第1図は従来の電磁スプリングクラツチの断面
図、第2図は本発明の第1の実施例における電磁
スプリングクラツチの断面図、第3図は第2図の
入力ハブのみの部分正面図、第4図は第2の実施
例における入力ハブのみの部分断面図、第5図は
第3の実施例における入力ハブのみの部分断面
図、第6図は第4の実施例における入力ハブのみ
の部分断面図を示す。 17……励磁コイル、20……入力ハブ、25
……入力ハブの軸心側摩擦面、25a〜25d…
…溝、28……出力ハブ体を構成する出力ハブ
A、34……アーマチユア体、39……出力ハブ
体の軸心側摩擦面、39a……溝、36……コイ
ルばね。
図、第2図は本発明の第1の実施例における電磁
スプリングクラツチの断面図、第3図は第2図の
入力ハブのみの部分正面図、第4図は第2の実施
例における入力ハブのみの部分断面図、第5図は
第3の実施例における入力ハブのみの部分断面
図、第6図は第4の実施例における入力ハブのみ
の部分断面図を示す。 17……励磁コイル、20……入力ハブ、25
……入力ハブの軸心側摩擦面、25a〜25d…
…溝、28……出力ハブ体を構成する出力ハブ
A、34……アーマチユア体、39……出力ハブ
体の軸心側摩擦面、39a……溝、36……コイ
ルばね。
Claims (1)
- 1 固定フレームに固設された環状の励磁コイル
とこの励磁コイルの励磁によつてアーマチユア体
を吸着する入力ハブと、この入力ハブの回転軸心
と同一軸心上で回転する出力ハブ体と、この出力
ハブ体に設けられたばね保持ドラムと、一端がア
ーマチユア体に他端が出力ハブ体に係止し、前記
ばね保持ドラムの外周面に巻装されたコイルばね
と、前記コイルばねの外方にあつてこのコイルば
ねと対向し軸心側摩擦面を形成した前記入力ハブ
の円筒部と、前記軸心側摩擦面とほぼ同一の径で
軸心側摩擦面を形成した前記出力ハブ体の円筒部
とを有し、前記入力ハブと前記出力ハブ体のそれ
ぞれの円筒部の軸心側摩擦面の少なくとも一方の
軸心側摩擦面に溝またはスリツトを設けた電磁ス
プリングクラツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59018663A JPS60164020A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 電磁スプリングクラツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59018663A JPS60164020A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 電磁スプリングクラツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60164020A JPS60164020A (ja) | 1985-08-27 |
JPS6327582B2 true JPS6327582B2 (ja) | 1988-06-03 |
Family
ID=11977850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59018663A Granted JPS60164020A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 電磁スプリングクラツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60164020A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4752664B2 (ja) * | 2006-08-04 | 2011-08-17 | 株式会社豊田自動織機 | 動力伝達機構 |
JP5889023B2 (ja) * | 2012-02-07 | 2016-03-22 | オリンパス株式会社 | 医療機器 |
CN103906460B (zh) * | 2012-06-21 | 2016-08-17 | 奥林巴斯株式会社 | 插入设备 |
-
1984
- 1984-02-03 JP JP59018663A patent/JPS60164020A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60164020A (ja) | 1985-08-27 |
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