JPH0531280Y2 - - Google Patents

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JPH0531280Y2
JPH0531280Y2 JP1985121346U JP12134685U JPH0531280Y2 JP H0531280 Y2 JPH0531280 Y2 JP H0531280Y2 JP 1985121346 U JP1985121346 U JP 1985121346U JP 12134685 U JP12134685 U JP 12134685U JP H0531280 Y2 JPH0531280 Y2 JP H0531280Y2
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casing
main shaft
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pump main
cylindrical
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軸流ポンプ等の流体通路を形成する
プラスチツクケーシングに関する。
(従来の技術) 周知の軸流ポンプは、第3図に示したように、
曲管状に湾曲したケーシング101に羽根車10
5を有するポンプ主軸102が貫入され、このポ
ンプ主軸102とケーシング101に設けられた
ボス部104との間にパツキン103が装備され
てなる。
このような軸流ポンプによると、ケーシング1
01が湾曲しているので、流体はその流体通路を
無理なく転向しながら流れる。
軸流ポンプのケーシングは、従来、鋳造品によ
つて製作されていたが、近年では、軸流ポンプの
軽量化を図り、かつその経済性を高めるために該
ケーシングをプラスチツク成形品によつて製作す
ることが試みられている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記したように従来の軸流ポンプの
ケーシング101は曲管状に湾曲されている上、
ポンプ主軸102の周囲に装備されたパツキン1
03がケーシング101に設けたボス部104に
収容される構成となつているので、このようなケ
ーシング101をプラスチツク成形しようとする
と、この金型に湾曲状のケーシング成形空間とこ
のケーシング成形空間から出つ張つたボス部成形
空間とを具備させる必要がある。そのため、金型
形状が複雑になり、金型の製作コストが膨大なも
のになる問題点があつた。また、金型形状が複雑
になると、それだけ高度の成形技術が必要とな
り、離型も困難になりやすい等の問題点もある。
そこで、ケーシングを略90度の直管エルボ形状
に一体成形することが試みられた。このものによ
ると、ケーシングに湾曲部が無くなり、それだけ
金型形状が単純化されるので、金型の製作コスト
を安くできる。
しかしながら、こうして成形されたケーシング
101にあつては、その曲成部の流体通路が急角
度に折れ曲がつたものになり、流体はこの曲成部
を通過するときケーシングの内面に激しく衝突し
てから転向することになる。そのため、流体の流
れが円滑にならない問題点がある。
本考案は上記のような実情に鑑みてなされたも
ので、プラスチツク成形が最も容易で、コストの
大幅な低減が図れるように複数の部材に分割して
製作するものでありながら、それら分割部材の組
立てが容易で、一体成形品に比して遜色のない円
滑な流体流動性および確実な密封性が得られる軸
流ポンプ等のプラスチツクケーシングを提供する
ことを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係る軸流ポ
ンプ等のプラスチツクケーシングは、2つの円筒
直管部をそれらの軸線が互いに直角となるように
エルボ状に位置させ、かつ両円筒直管部の内部通
路により形成される流体通路の曲成部のうち、外
角側に相当する一方の円筒直管部の端部にその円
筒直管部の内径に等しい面積の開口部を形成する
とともに、その開口部の周りにフランジを形成す
るようにプラスチツクにより一体成形されたケー
シング本体と、このケーシング本体の上記開口部
を閉塞するように上記フランジに当接させてケー
シング本体に取付けられる端面板とこの端面板の
中心部内側に配置されてポンプ主軸を貫通させる
円筒状のボス部と上記端面板から内側に向かつて
突出されて上記開口部を有する側の円筒直管部内
に差込み嵌合される嵌合壁部とこの嵌合壁部の内
端部及び上記ボス部の内端部間にわたり上記両円
筒直管部の軸線に対しともにほぼ45度の角度を有
し部分球面状に形成される傾斜案内壁部とをプラ
スチツクにより一体成形されたケーシングカバー
とを備え、上記ケーシングカバーにおける円筒状
のボス部は、そこにポンプ主軸を貫通させた状態
において、そのポンプ主軸の外周面とボス部の内
周面との間に外方から環状パツキンを収容可能な
パツキン収容空間を形成するような径に形成さ
れ、かつ、上記収容空間に収容されたパツキンを
上記ポンプ主軸の軸線方向に圧縮してポンプ主軸
の外周面とボス部の内周面に密着させるパツキン
押えを上記ケーシングカバーにおけるボス部に対
して嵌合離脱自在に設けたものである。
(作用) 上記構成のこの考案によれば、ケーシング本体
とケーシングカバーとの2つの部材に分割しただ
けに止まらず、それら分割された部材それぞれに
おいて、ケーシング本体側は2つの円筒直管部を
それらの軸線が互いに直角となるようにエルボ状
に位置させ、かつ一方の円筒直管部の端部にその
円筒直管部の内径に等しい面積の開口部を形成し
た単純形状として、それを成形するための金型と
して湾曲部や出つ張りなどのない形状簡単なもの
の使用を可能とする工夫を施し、また、ケーシン
グカバー側はケーシング本体の上記開口部を閉塞
するようにケーシング本体に取付けられる端面板
とこの端面板の中心部内側に配置されてポンプ主
軸を貫通させる円筒状のボス部と上記端面板から
内側に向かつて突出されて上記開口部を有する側
の円筒直管部内に差込み嵌合される嵌合壁部とこ
の嵌合壁部の内端部及び上記ボス部の内端部間に
わたり上記両円筒直管部の軸線に対してともにほ
ぼ45度の角度をもち部分球面状に形成される傾斜
案内壁部とを有する形状として、それを成形する
金型をできるだけ簡単にしつつ、流体の流れに対
する抵抗が少なく、かつポンプ主軸の周面におけ
る密封処理に適したものに組立てることが容易に
なる工夫を施しており、これによつて、全体とし
て、プラスチツク成形を最大限に容易なものにし
て部材数が増えるにもかかわらず、製品コストの
可及的な低減を図り、しかも、一体成形品に比し
て遜色のない円滑な流体流動性および確実な密封
性を発揮させることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。
第1図は本考案のプラスチツクケーシングの構
成部材、即ち、ケーシング本体5とケーシングカ
バー6とパツキン押え7とを示している。
上記ケーシング本体5は、第1図に示すよう
に、2つの円筒直管部51,52をそれらの軸線
が互いに直角となるようにエルボ状に位置させ
て、プラスチツクにより一体成形されており、両
円筒直管部51,52の境界、つまりケーシング
本体5の曲成部53のうち、その外角側に、一方
の直管部51の内径相当面積部が同軸に同形状に
開口55され、この開口55周りにフランジ54
が膨設される。このようなケーシング本体5は湾
曲部を有さず、その縦断面図が直線部分の組み合
わせによつて構成されるので、成形用の金型の形
状も直線部分の組み合わせによつて構成される簡
単なもので済む。
ケーシングカバー6は上記開口55に嵌着され
るもので、該開口55を閉塞するための端面板6
1の中心部内側に円筒状のボス部62を有すると
共に、ボス部62の先端部と端面板61から内側
に突出された嵌合壁部63の先端部とが直管部5
1,52の軸線に斜交する傾斜案内壁部64によ
つて一体に接続されている。上記嵌合壁部63は
管体を斜め、例えば管体をその軸心に対して45度
の角度で輪切りにしたものに類似する形状に構成
されている一方、上記傾斜案内壁部64は部分球
面状に構成されている。また、ボス部62は内部
にパツキン抜止め用の段付部65を有すると共
に、その内部に後述するパツキンの収容空間Sが
形成されている。
パツキン押え7はフランジ71と円環状の突出
部72とを備える。
上記したケーシング本体5、ケーシングカバー
6はいずれもプラスチツクの一体成形品によつて
構成されている。
第2図は上記したケーシング本体5、ケーシン
グカバー6及びパツキン押え7を用いて組み立て
られた軸流ポンプを示している。即ち、ケーシン
グ本体5の一方の直管部51の端部開口55(第
1図参照)にケーシングカバー6の嵌合壁部63
が差し込まれている。また、ケーシングカバー6
のボス部62には羽根車8が固着されたポンプ主
軸9が貫通されていると共に、このポンプ主軸9
の周囲に装備されたパツキン10がボス部62の
内部、即ちパツキンの収容空間S(第1図参照)
に収容されている。そして、パツキン9はボス部
62に差し込まれたパツキン押え7によつて押し
付けられている。
このような軸流ポンプにあつては、ケーシング
カバー6に設けられている傾斜案内壁部64がケ
ーシング本体5の曲成部54に挿入された状態に
なり、この傾斜案内壁部64によつて二つの直管
部51,52の内部通路L1,L2が滑らかに連結
される。従つて、羽根車8の回転によつてケーシ
ング本体5内の流体通路Lを流体が流れるとき、
該流体は内部通路L1から内部通路L2に移る過程
で傾斜案内壁部64により案内されて無理なく転
向する。
なお、上記実施例では、軸流ポンプのケーシン
グについて説明したが、これに限らず、水車やそ
の他の流体機械のケーシングに対して適用しても
同様な効果を奏する。
(考案の効果) 以上のように、この考案によれば、プラスチツ
クケーシングを、流体通路を形成するケーシング
本体とこのケーシング本体に取付けられるケーシ
ングカバーとに単に分割するだけでなく、その分
割されたケーシング本体側およびケーシングカバ
ー側のそれぞれにおいても、成形および機能を十
分に考慮した工夫が施されている。すなわち、ケ
ーシング本体側においては、2つの円筒直管部を
それらの軸線が互いに直角となるようにエルボ状
に位置させた単純形状として、それを成形するた
めの金型に湾曲部や出つ張りなどを設けることが
不要となり、形状が簡単な金型を使用して製作コ
ストの大幅な低減を達成することができるよう
に、また、ケーシングカバー側においては、金型
形状をできるだけ簡単なものとしつつ、ポンプ主
軸の周面における密封性および内部流体通路での
流体の流動性に関して、従来の一体成形品と何等
遜色のない機能を達成することができるように構
成したのであり、したがつて、全体として、プラ
スチツク成形が最大限に容易なものになり、分割
にともない部材数が増えるにもかかわらず、製品
コストの可及的な低減を図ることができ、しか
も、両者の組付けが容易で、組付け後は一体成形
品に比して遜色のない円滑な流体流動性および確
実な密封性を発揮させることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のプラスチツクケーシングの構
成部材を示す縦断面図、第2図は上記構成部材を
用いて組み立てられた軸流ポンプの縦断面図、第
3図は従来の軸流ポンプの断面図である。 5……ケーシング本体、51,52……直管
部、53……曲成部、6……ケーシングカバー、
61……端面板、62……ボス部、64……傾斜
案内壁部、65……段付部、7……パツキン押
え、9……ポンプ主軸、S……パツキン収容空
間、L……流体通路、L1,L2……内部通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つの円筒直管部をそれらの軸線が互いに直角
    となるようにエルボ状に位置させ、かつ両円筒直
    管部の内部通路により形成される流体通路の曲成
    部のうち、外角側に相当する一方の円筒直管部の
    端部にその円筒直管部の内径に等しい面積の開口
    部を形成するとともに、その開口部の周りにフラ
    ンジを形成するようにプラスチツクにより一体成
    形されたケーシング本体と、このケーシング本体
    の上記開口部を閉塞するように上記フランジに当
    接させてケーシング本体に取付けられる端面板と
    この端面板の中心部内側に配置されてポンプ主軸
    を貫通させる円筒状のボス部と上記端面板から内
    側に向かつて突出されて上記開口部を有する側の
    円筒直管部内に差込み嵌合される嵌合壁部とこの
    嵌合壁部の内端部及び上記ボス部の内端部間にわ
    たり上記両円筒直管部の軸線に対してともにほぼ
    45度の角度を有し部分球面状に形成される傾斜案
    内壁部とをプラスチツクにより一体成形されたケ
    ーシングカバーとを備え、上記ケーシングカバー
    における円筒状のボス部は、そこにポンプ主軸を
    貫通させた状態において、そのポンプ主軸の外周
    面とボス部の内周面との間に外方から環状パツキ
    ンを収容可能なパツキン収容空間を形成するよう
    な径に形成され、かつ、上記収容空間に収容され
    たパツキンを上記ポンプ主軸の軸線方向に圧縮し
    てポンプ主軸の外周面とボス部の内周面に密着さ
    せるパツキン押えを上記ケーシングカバーにおけ
    るボス部に対して嵌合離脱自在に設けていること
    を特徴とする軸流ポンプ等のプラスチツクケーシ
    ング。
JP1985121346U 1985-08-07 1985-08-07 Expired - Lifetime JPH0531280Y2 (ja)

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JPS6229499U JPS6229499U (ja) 1987-02-23
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