JPH0531199U - 静電気除去構造 - Google Patents

静電気除去構造

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JPH0531199U
JPH0531199U JP7928391U JP7928391U JPH0531199U JP H0531199 U JPH0531199 U JP H0531199U JP 7928391 U JP7928391 U JP 7928391U JP 7928391 U JP7928391 U JP 7928391U JP H0531199 U JPH0531199 U JP H0531199U
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JP
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static electricity
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shield plate
front plate
plate
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Application number
JP7928391U
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English (en)
Inventor
健史 大年
Original Assignee
富士通テン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体の挿入口から侵入する静電気を確実
に除去する。 【構成】 電子機器の前面板21の背面21aにおい
て、釦孔24,26,29および磁気テープの挿入口2
2の周縁部にシールド板31を引回すとともに、さらに
このシールド板31よりも背後側に配置される前面基板
40の前面40a側において、前記挿入口22に対応す
る部分には、露出パターン41を形成しておく。その露
出パターン41は、シールド板31の接触片33を介し
て該シールド板31と電気的に接続され、またこのシー
ルド板31は接触片32を介して、接地されている筐体
61に電気的に接続される。このようにして、挿入口2
2の奥深く侵入した静電気も、露出パターン41によっ
て確実に捕捉して除去する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気テープ再生装置やコンパクトディスク再生装置などの記録媒体 の挿入口を有する電子機器において、前記挿入口から侵入した静電気による内部 回路の破壊を未然に防止するための静電気除去構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は典型的な従来技術を説明するための前面板1付近の分解斜視図であり、 図5はその縦断面図である。記録媒体である磁気テープを再生する電子機器の前 面板1には、前記磁気テープを挿入/排出するめたの挿入口2が形成されている 。前面板1にはまた、多数の釦孔3が形成されており、これらの釦孔3に嵌め込 まれた釦部材4が、前面板1の背後側に配置された前面基板5に実装されている 押釦スイッチ6の作動片7を押圧することによって、前記押釦スイッチ6のスイ ッチング状態が変化し、電子機器に所望とする動作を行わせることができる。
【0003】 前面板1の背後側にはまた、シールド板8および前記釦部材4を保持する保持 部材15が配置されている。前記シールド板8は、前記各釦孔3の周縁部を引回 されるとともに、接地されている筺体12などに電気的に接続されている。この シールド板8によって、挿入口2および釦孔3の周縁部から侵入した操作者の手 指からの静電気を、前面基板5に到達する直前で捕捉して除去する。これによっ て、前面基板5や筐体12内の配線基板に実装された電子部品を静電破壊から保 護することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような構造において、シールド板8は前面板1の構造上の問題や、電子 部品などの実装上の問題から、必ずしも挿入口2および釦孔3の周縁部の全周に 亘って形成することは困難である。また、特に車載用の電子機器の場合は、前記 挿入口2の視認性の向上や、意匠上の観点から、挿入口2の周縁部に導光部材1 0を配置し、この導光部材10に発光ダイオードなどの光源11からの光を照射 することによって、前記挿入口2の周縁部を照明するように構成されている。
【0005】 したがってこのような構成の場合には、前面基板5とシールド板8との間隔が 空いてしまい、前面基板5が挿入口2から外部へ露出してしまうことになり、静 電気を確実に除去することが困難である。
【0006】 本考案の目的は、記録媒体の挿入口から侵入する静電気を確実に除去すること ができる静電気除去構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、少なくとも記録媒体の挿入口と、操作釦孔とが形成された前面板と 、 前記前面板の背後側に配置され、前記挿入口および操作釦孔の周縁部の少なく とも一部分を引回され、接地された筐体に電気的に接続されるシールド板と、 前面板の背後側に取付けられ、前記操作釦に対応した釦スイッチを含む電子部 品が実装されるとともに、これらの電子部品間がレジスト層によって被覆された 配線パターンによって接続される前面基板とを備える静電気除去構造において、 前記前面基板の前面板側において、少なくとも前記挿入口に臨む部分には、前 記筐体に電気的に接続される露出パターンを形成することを特徴とする静電気除 去構造である。
【0008】 また本考案の前記露出パターンは、前記シールド板から延設された接触片を介 して、筐体に電気的に接続されることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案に従えば、前面板の背後側で、該前面板に形成された記録媒体の挿入口 や操作釦孔の周縁部の少なくとも一部分を囲んでシールド板が引回されている。 前面板の背後側に配置される前面基板には、前記操作釦孔に対応して釦スイッチ が配置されており、またこれらの釦スイッチのスイッチング状態を内部回路へ伝 送する集積回路などの電子部品が実装されている。したがって、これらの電子部 品間は銅箔などの配線パターンによって相互に電気的に接続されており、またこ の配線パターンは腐食防止などのためにレジスト層によって被覆されている。
【0010】 一方、前記前面基板の前面板側において少なくとも前記挿入口に臨む部分には 、前記レジスト層が形成されてない露出パターンが形成されている。この露出パ ターンは、たとえばシールド板から延設された接触片に電気的に接続されており 、また前記シールド板は接地された筐体と電気的に接続されている。したがって 、挿入口や操作釦孔の周縁部から侵入した静電気は、シールド板によって捕捉さ れて除去される。また、前記シールド板によって捕捉されることなく、挿入口の 奥深く侵入した静電気も、前記露出パターンによって捕捉されて除去される。こ うして静電気の侵入を確実に防止し、電子部品の静電破壊を確実に防止する。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の静電気除去構造を説明するための分解斜視図であり 、図2はその縦断面図である。この実施例は、磁気テープの再生と、ラジオ放送 の受信とを行うことができる車載用の電子機器として実施される。
【0012】 前面板21には、記録媒体である磁気テープを挿入/排出するための挿入口2 2と、選局釦などの複数の釦部材23,28がそれぞれ嵌め込まれる釦孔24, 29と、音量や音質調整などの複数のボリウムつまみ25がそれぞれ嵌め込まれ る釦孔26と、表示窓27との多数の透孔が形成されており、電気絶縁性のAB S樹脂などによって一体で形成されている。
【0013】 前記前面板21の背面21aにおいて、前記釦孔24,26,29の周縁部を 囲むように、シールド板31が引回されている。このシールド板31からは、後 述する筐体61に接触するための一対の接触片32と、後述する露出パターン4 1に接触する一対の接触片33とが延設されており、導電性を有するステンレス などの材料が板金加工されて形成されている。
【0014】 前記シールド板31は、前記釦部材23,28が嵌め込まれた前面板21と、 保持部材35との間に挟み込まれる。保持部材35は、釦部材23,28が対応 する釦孔24,29から脱落しいないように保持するための部材であり、ABS 樹脂などによって一体で成形される。この保持部材35には、前記各釦孔24, 26,29に対応した挿通孔36〜38が形成されている。
【0015】 なお、いわゆるシーソースイッチを実現するための釦部材23に対応して、保 持部材35の挿通孔36の周縁部には嵌入筒部35aが立設されており、この嵌 入筒部35aは、前記釦部材23の凹所23a内に嵌り込む。また、前記嵌入筒 部35aの外周面において、一対の支持突起35bが形成されており、この支持 突起35bには釦部材23の当接面23bが当接する。こうして釦部材23は、 支持突起35bによってシーソー式に揺動自在に支持されるとともに、その揺動 量は、嵌入筒部35aおよび凹所23a、ならびに釦孔24の周縁部によって規 制される。
【0016】 前記保持部材35の背後側には、さらに前面基板40が配置されている。この 前面基板40には、前記各釦部材23,28にそれぞれ対応して、押釦スイッチ 42,43が実装されている。押釦スイッチ42は、2つで1つの前記釦部材2 3に対応し、いわゆるシーソースイッチを構成する。各釦部材23,28は、そ の背面23c,28cがそれぞれ押釦スイッチ42,43の作動片42a,43 aを押圧することによって、これらの押釦スイッチ42,43のスイッチング状 態が変化する。また押圧力が解除されると、図示しない押釦スイッチ42,43 内のばねの弾発力によって、前記作動片42a,43aが復帰し、これによって 釦部材23,28は釦孔24,29の周縁部に押圧されて保持される。
【0017】 前記前面基板40にはまた、前記表示窓27に臨んで、液晶表示装置などで実 現され、ラジオ放送の受信周波数などを表示するための表示装置45が取付けら れている。前記表示装置45の表示領域45aの周縁部は、後述するアースパタ ーン55に接続されているシールド板46によって外囲されている。また前面基 板40の前面40a側には、発光ダイオードなどで実現される光源47,48が 取付けられている。一方、前記前面板21の挿入口22の周縁部には導光部材4 9が嵌め込まれ、また釦孔29の周縁部には導光部材50が嵌め込まれている。 前面基板40が前面板21にビス51によってねじ止めされると、前記光源47 ,48はそれぞれ導光部材49,50に形成された凹所49a,50aに嵌り込 み、これによって挿入口22および釦孔26の照明が行われる。
【0018】 前面基板40の背面40bにはコネクタ53が設けられており、このコネクタ 53と前記押釦スイッチ42,43および表示装置45とを接続するために、前 面基板40の両表面40a,40bには、配線パターン52が形成されている。 前面基板40の前面40a側にはまた、アースパターン55が形成されており、 このアースパターン55および前記配線パターン52上には、該パターン55, 52の腐食防止などのためにレジスト層が形成されている。前記アースパターン 55のうち、前記挿入口22に臨む部分は前記レジスト層が剥離されており、こ うして前述の露出パターン41が形成される。
【0019】 図3は上述のように構成されたシールド板31と、保持部材35と、前面基板 40とが一体に組付けられた前面板21が取付けられる電子機器の筐体61の斜 視図である。この筐体61内には、前記挿入口22に臨んでホルダ62が設けら れており、このホルダ62に保持された磁気テープはエレベータ機構63によっ てデッキ機構部64にローディングされ、音響再生を行うことができる。
【0020】 筐体61内にはまた、ラジオ放送の受信回路65や、前記ローディングのため のローディング機構66などとともに、該筐体61の底部61aに、受信動作や 再生動作を論理的に制御するためのマイクロコンピュータなどを含む制御回路と 、再生信号や受信信号の音量や音質を調整した後、増幅して出力する増幅回路と などが内蔵されている。前記制御回路は、前記コネクタ53に対応して設けられ ているコネクタ67を介して、前面基板40に形成された回路と電気的に接続さ れている。
【0021】 したがって筐体61の前板71には、前記挿入口22に対応した切欠き72が 形成され、またコネクタ67が臨む透孔73が形成されている。またこの前板7 1には、音量や音質を調整するためのボリウム74が取付けられており、このボ リウム74の回動軸74aが前記各釦孔26を挿通した後、前記ボリウムつまみ 25と固着される。
【0022】 筐体61にはまた、一対のブラケット75,76と、接触片77とがそれぞれ 前方側に延設されている。ブラケット75,76にはそれぞれ係合爪75a,7 6aが形成されており、これらの係合爪75a,76aが前記前面板21の側壁 78,79にそれぞれ対応して形成された係合凹所78a,79aに嵌り込むこ とによって、前面板21は筐体61に固定される。
【0023】 このとき、シールド板31の接触片32が前記接触片37に接触している。ま た、前面板21に前面基板40を組付けた状態では、前記露出パターン41とシ ールド板31の接触片33とが接触しており、したがって前面板21を筐体61 に取付けると、前記露出パターン41は、該筐体61と電気的に接続されること になる。筐体61は、自動車の車体などに接続されて接地されている。
【0024】 前記挿入口22にはまた、防塵などのために扉81が設けられている。この扉 81は軸82によつて開閉自在に支持されており、また軸82に巻回されたばね 83によつて前面板21側に押圧されている。扉81はアルミなどの導電性材料 から成り、したがつて操作者の手指からこの扉81に静電気が流入したときには 、該静電気は前記ばね83を介して、筐体61を構成する天板84の接触片85 に流入し、除去される。
【0025】 したがって挿入口22および釦孔24,26,29から侵入した静電気は、シ ールド板31によって捕捉されて除去される。また挿入口22の奥深く侵入した 静電気は、露出パターン41によって捕捉されて除去される。このようにして、 挿入口22から侵入する静電気を確実に除去し、前面基板40および筐体61内 の電子部品を静電破壊から保護することができる。
【0026】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、前面板の挿入口周縁部には、シールド板を形成 しておくとともに、前面基板の前記挿入口に臨む部分には、筐体などを介して接 地されている露出パターンを形成しておく。前記挿入口から侵入した静電気は、 シールド板によって捕捉され、また前記挿入口の奥深く侵入した静電気は前記露 出パターンによって捕捉される。したがって、静電気が前面基板の電子部品まで 到達する以前に、該静電気を確実に除去することができ、電子部品の静電破壊を 確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の静電気除去構造を説明する
ための分解斜視図である。
【図2】前記静電気除去構造を説明するための縦断面図
である。
【図3】前面板21が取付けられる筐体61の斜視図で
ある。
【図4】典型的な従来技術の静電気除去構造を説明する
ための分解斜視図である。
【図5】前記従来技術の静電気除去構造を説明するため
の縦断面図である。
【符号の説明】
21 前面板 22 挿入口 23,28 釦部材 24,26,29 釦孔 31,46 シールド板 32,33,77,85 接触片 35 保持部材 40 前面基板 41 露出パターン 61 筐体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも記録媒体の挿入口と、操作釦
    孔とが形成された前面板と、 前記前面板の背後側に配置され、前記挿入口および操作
    釦孔の周縁部の少なくとも一部分を引回され、接地され
    た筐体に電気的に接続されるシールド板と、 前面板の背後側に取付けられ、前記操作釦に対応した釦
    スイッチを含む電子部品が実装されるとともに、これら
    の電子部品間がレジスト層によって被覆された配線パタ
    ーンによって接続される前面基板とを備える静電気除去
    構造において、 前記前面基板の前面板側において、少なくとも前記挿入
    口に臨む部分には、前記筐体に電気的に接続される露出
    パターンを形成することを特徴とする静電気除去構造。
  2. 【請求項2】 前記露出パターンは、前記シールド板か
    ら延設された接触片を介して、筐体に電気的に接続され
    ることを特徴とする請求項1記載の静電気除去構造。
JP7928391U 1991-09-30 1991-09-30 静電気除去構造 Pending JPH0531199U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009172216A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Sammy Corp 遊技機の操作ボタン装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961022