JPH0531138Y2 - - Google Patents

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JPH0531138Y2
JPH0531138Y2 JP16384486U JP16384486U JPH0531138Y2 JP H0531138 Y2 JPH0531138 Y2 JP H0531138Y2 JP 16384486 U JP16384486 U JP 16384486U JP 16384486 U JP16384486 U JP 16384486U JP H0531138 Y2 JPH0531138 Y2 JP H0531138Y2
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opening
reinforcing bar
sash
opening reinforcing
wall
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリート壁体の開口部入隅部に
おけるクラツク防止対策に関するものであり、さ
らに詳しく説明すると、コンクリート壁体の開口
部におけるサツシユ用欠込みの外側に生じる無筋
コンクリート部分に容易に開口補強筋を配置でき
るようにした新規かつ有用な開口補強筋支持具に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来では、コンクリート壁体の開口補強筋を、
番線で縦横の壁筋に結束し、壁筋で支持した状態
でコンクリート打設を行つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来例では、開口補強筋を壁筋に結束し
ていたため、次のような問題点があつた。
即ち、第7図イに示すように、コンクリート外
壁aの開口部bにサツシユ用欠込みcを形成した
場合、サツシユ用欠込みcの外側には、縦横の壁
筋dに対して壁厚方向に偏つた無筋のコンクリー
ト部分eができる。この無筋コンクリート部分e
は壁筋dに対して壁厚方向に偏つているので、開
口補強筋を壁筋dに結束したのでは、無筋コンク
リート部分eに配置することができない。このた
め、第7図ロに示すように、開口補強筋fを壁筋
dに結束して縦、横、斜めに配置しても、開口部
入隅部から約100mmが無筋状態となり、この部位
にクラツクgが発生することが多い。
本考案の目的は、上記の問題点を解決できる新
規かつ有用な開口補強筋支持具を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、コンク
リート壁体の開口部におけるサツシユ用欠込みの
成型用型枠に対して釘止め可能な取付け片に、開
口補強筋を嵌合保持するための嵌合用湾曲片を折
曲連設して開口補強筋支持具を構成したものであ
る。
〔作用〕
上記の構成によれば、開口補強筋支持具の取付
け片をサツシユ用欠込みの成型用型枠に釘等によ
り固定し、取付け片に折曲連設した嵌合用湾曲片
に開口補強筋を嵌め込んで保持させるので、壁筋
に対して壁厚方向に偏つた位置に開口補強筋を配
置することができ、サツシユ用欠込みの外側に生
じる無筋のコンクリート部分にも容易に開口補強
筋を配置することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係る開口補強筋支持具1を示
す。この開口補強筋支持具1は、適当な厚さ(例
えば、1.2mm)の鉄板によつて製作されたもので、
第1図に示すように、一端部に釘孔2aを有し且
つプレス加工によりリブ2bを膨出成形して曲げ
剛性を高めた取付け片2と、その他端部に折曲連
設された嵌合用湾曲片3とから成り、嵌合用湾曲
片3には、開口補強筋(通常はD13の異形鉄筋が
使用される。)4を嵌合用湾曲片3の弾性復元力
に抗して弾性的に嵌合することにより、開口補強
筋4がガタツキのない状態に嵌合保持されるよう
に構成されている。
上記の開口補強筋支持具1は、第2図に示すよ
うに、取付け片1をサツシユ用欠込み5の成型用
型枠6の内面(打設コンクリートと接する側の
面)に釘7止めすると共に、嵌合用湾曲片3に開
口補強筋4を嵌め込み、この状態で壁コンクリー
ト8を打設すべく使用されるものである。
この開口補強筋支持具1を使用すれば、開口補
強筋4を、サツシユ用欠込み5の外側に生じる無
筋(壁筋の無い)コンクリート部分9に、所定の
コンクリート被り厚が維持された状態に配置する
ことができ、クラツク発生を抑制することが可能
である。第2図中の10はダブル配筋された縦横
の壁筋であり、通常はD10の異形鉄筋が使用され
る。4′は壁筋10に結束した別の開口補強筋で
ある。
第3図、第4図は本考案の別実施例を示す。こ
の実施例は、取付け片2に、一端部をリブ2b内
に位置させ、他端部をリブ2bを貫通して外方へ
突出させた丸鋼11を取付けて、開口補強筋支持
具1の取付け片2をサツシユアンカーに兼用すべ
く構成した点に特徴がある。取付け片2と丸鋼1
1とは、リブ2bに形成した小孔周囲の切起こし
片2cで丸鋼11を強く挟持して固定しただけで
もよく、切起こし片2cと丸鋼11の一部とを溶
接してもよい。
尚、第4図では、壁筋10をシングル配筋して
いるが、この開口補強筋支持具1は第2図と同様
にダブル配筋したコンクリート壁に対しても同様
に使用できる。またこの実施例では、第4図に仮
想線で示すように、サツシユ用欠込み5の成型用
型枠の解体後、丸鋼11の一端部を開口部12側
へ曲げ直してリブ2bから突出させ、この突出部
分にサツシユの取付け金物を溶接するように構成
されているが、第5図に示すように、取付け片2
およびリブ2bの形状を方形状にして、丸鋼11
の周囲に溶接作業しやすい空間を形成する場合で
あれば、つまり在来の所謂アヒル型サツシユアン
カーに嵌合用湾曲片3を付加した形状の開口補強
筋支持具1とすることにより、丸鋼11の一端部
を開口部12側へ曲げなくても、サツシユの取付
け金物の溶接を容易に行うことができる。また、
上記各実施例における開口補強筋支持具1は、い
ずれも薄い鉄板製であるため、第6図に例示する
ように、嵌合用湾曲片3を取付け片2に対して捩
じり変形させて使用することが可能である。この
ようにすれば、開口補強筋4を開口部入隅部に斜
めに配置した状態に支持することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述した構成よりなり、サツシユ用
欠込みの成型用型枠に取り付けた開口補強筋支持
具に開口補強筋を支持させるので、壁筋に対して
壁厚方向に偏つた位置に開口補強筋を配置するこ
とができ、サツシユ用欠込みの外側に生じる無筋
のコンクリート部分にも容易に開口補強筋を配置
でき、この部分のクラツク発生を抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す開口補強筋支
持具の斜視図、第2図は使用状態を示す縦断側面
図である。第3図は本考案の別実施例を示す開口
補強筋支持具の斜視図、第4図は使用状態を示す
縦断側面図である。第5図は本考案の別実施例を
示す開口補強筋支持具の斜視図である。第6図は
本考案の別実施例を示す側面図である。第7図
イ,ロは従来例の説明図である。 1……開口補強筋支持具、2……取付け片、3
……嵌合用湾曲片、4……開口補強筋、5……サ
ツシユ用欠込み、6……型枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンクリート壁体の開口部におけるサツシユ
    用欠込みの成型用型枠に対して釘止め可能な取
    付け片に、開口補強筋を嵌合保持するための嵌
    合用湾曲片を折曲連設して成る開口補強筋支持
    具。 前記取付け片がサツシユアンカーに兼用され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第項に記載の開口補強筋支持具。
JP16384486U 1986-10-24 1986-10-24 Expired - Lifetime JPH0531138Y2 (ja)

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JP16384486U JPH0531138Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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JPS6369212U JPS6369212U (ja) 1988-05-10
JPH0531138Y2 true JPH0531138Y2 (ja) 1993-08-10

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