JPH05310640A - ヒドロキシフェニルカルボキシレートの製造方法 - Google Patents

ヒドロキシフェニルカルボキシレートの製造方法

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JPH05310640A
JPH05310640A JP4303048A JP30304892A JPH05310640A JP H05310640 A JPH05310640 A JP H05310640A JP 4303048 A JP4303048 A JP 4303048A JP 30304892 A JP30304892 A JP 30304892A JP H05310640 A JPH05310640 A JP H05310640A
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catalyst
reaction
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C67/03Preparation of carboxylic acid esters by reacting an ester group with a hydroxy group

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】きれいなよい収量の、分離・酸化の問題のな
い、ヒドロキシフェニルカルボキシレートの改良した製
造方法を提供する。 【構成】 で表される化合物と で表される化合物とを反応させることにより、 〔式中、例えばR1 はメチル 基、R2 は第三ブチル基を表
し;mは2 を表し;n=2を表し;Aは式:-O- (CH2CH
2 O)2 CH2CH2O-を表す。〕で表される化合物の製造方法
であって、該反応は触媒としてアルミニウムトリアルコラートまたはトリ
フェノラートの存在下で行われる方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒドロキシフェニルカル
ボキシレートの製造方法および用いる触媒を使用する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に示す式Iのヒドロキシフェニルカ
ルボキシレートは多くの公知の方法によるエステル交換
によって製造される(例えば米国特許US−A−333
0859号;米国特許US−A−3944594号;米
国特許US−A−4085132号;米国特許US−A
−4228297号;米国特許US−A−453659
3号;米国特許US−A−4594444号;米国特許
US−A−4618700号;米国特許US−A−47
16244号)。
【0003】
【発明が解決するべき課題】これらの方法は未だ全く満
足いくものではない。例えば、触媒として使用するチタ
ン化合物をしばしば反応物質(reaction mass)から分離
することは困難である。一度消費されると、それらはし
ばしば面倒な方法で破壊しなければならずおよびろ過残
渣の処理するための手配をしなければならない。特に、
生成物中の触媒残渣は所望しない生成物を変色する酸化
反応をひき起こし得る。それゆえ新規な、改良されたこ
れらの化合物の製造方法が必要である。
【0004】アルミニウムアルコラートはエステル化お
よびエステル交換触媒として既に公知である。それら
は、特にエステル交換によるアリルβ−フェニルプロピ
オネートの製造に使用されてきた(仏国特許FR−A−
1490341号)。これらの化合物は香料工業のため
の芳香族物質としての使用が推奨される。
【0005】
【課題を解決するための手段】驚くべきことには、触媒
としてアルミニウムアルコラートを使用することによ
り、下記のきれいな、よい収量の、分離および酸化の問
題のない、および環境的に受容できる助剤を利用しての
ヒドロキシカルボキシレートを得ることが可能であるこ
とが見出された。
【0006】従って、本発明は次式II:
【化6】 (式中、R1 、R2 、mは後述の意味を表す。)で表さ
れる化合物と次式III :
【化7】 (式中、A、nは後述の意味を表す。)で表される化合
物とを反応させることにより、次式I:
【化8】 〔式中、R1 およびR2 はおのおの互いに独立して炭素
原子数1ないし8のアルキル基を表し、mは0,1,2
または3を表し、nは1または2を表し、およびAは、
n=1の場合、OR3 を表し、ならびにR3 は炭素原子
数4ないし20のアルキル基もしくは炭素原子数5ない
し12のシクロアルキル基を表し、あるいはAは、n=
2の場合、式:−O−CX 2X−O−もしくは−O−
(CH2 CH2 O)a CH2 CH2 O−を表し、xは2
ないし8の数を表しならびにaは1ないし12の数を表
す。〕で表される化合物の製造方法であって、該反応は
触媒としてアルミニウムトリアルコラートまたはトリフ
ェノラートの存在下で行われる方法を提供する。
【0007】炭素原子数1ないし8のアルキル基として
のR1 およびR2 は、枝分かれしたもしくは枝分かれし
ていない基であってよい。代表例はメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、第三ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、3−ヘプチル基、オクチ
ル基、2−エチルブチル基、1−エチルペンチル基、
1,3−ジメチルブチル基、1,1,3,3−テトラメ
チルブチル基、1−メチルヘキシル基、イソヘプチル
基、1−メチルヘプチル基および2−エチルヘキシル基
である。炭素原子数4ないし20のアルキル基としての
3 はこのリスト中の4個からの炭素原子を含んだメン
バーから選択してよく、さらにノニル基、デシル基、ウ
ンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル
基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル
基、オクタデシル基、イコシル基、1,1,3−トリメ
チルヘキシル基または1−メチルウンデシル基であって
よい。
【0008】好ましくはR1 およびR2 は1ないし4個
の炭素原子のアルキル基である。代表例は前記リスト中
に見出せるであろう。
【0009】炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
基としてのR3 は代表的にはシクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基また
はシクロドデシル基であってよい。シクロペンチル基お
よびシクロヘキシル基が好ましく、およびシクロヘキシ
ル基が最も好ましい。
【0010】R3 は好ましくはより高級なアルキル基、
代表的には炭素原子数8ないし20のアルキル基、最も
好ましくはイソオクチル基またはn−オクタデシル基で
ある。イソオクチル基は2−エチルヘキシル基を意味す
るものと考えるべきである。
【0011】好ましくはxは4ないし8の数であり、a
は1ないし4の数である。
【0012】該方法は好ましくはmが2である式Iの化
合物を製造するのに使用される。
【0013】R1 およびR2 が第三ブチル基であり、R
3 は、n=1の場合、n−オクタデシル基またはイソオ
クチル基であり、ならびにAは、n=2の場合、基:−
O−(CH2 6 −O−を表す、式Iの化合物の製造の
ための新規な方法を使用することが特に好ましい。
【0014】最も好ましくは、新規な方法が、R1 がメ
チル基であり、R2 が第三ブチル基であり、n=2であ
り、およびAが式:−O−(CH2 CH2 O)2 CH2
CH2 O−で表される基である式Iの化合物に使用され
る。
【0015】本発明の方法の改良は触媒としてアルミニ
ウムトリアルコラートおよびトリフェノラートの使用で
ある。発明は従ってまた式IIの化合物と式III の化合物
とを反応させることによる式Iの化合物の製造のための
触媒としてのアルミニウムトリアルコラートおよびフェ
ノラートを使用する方法にも関する。
【0016】好ましい触媒は式IV: Al(OR)3 (IV) (式中、Rは脂肪族基または芳香族基であってよい。)
で表される化合物である。
【0017】適当な脂肪族基は未置換のもしくはOH−
置換された炭素原子数1ないし6のアルキル基、好まし
くは炭素原子数1ないし4のアルキル基である。
【0018】芳香族基Rは下式:
【化9】 (式中、R4 およびR5 は互いに独立して水素原子また
は炭素原子数1ないし4のアルキル基、好ましくはメチ
ル基または第三ブチル基を表し、ならびにR6 は水素原
子または式:
【化10】 で表される基を表し、但しR6 は、水素原子と異なる場
合、酸素原子に対して4位にある。
【0019】芳香族基Rは好ましくは式V:
【化11】 で表される基を表すかまたは代表的には式VI:
【化12】 (式VI中、R4 およびR5 は好ましくは水素原子と異な
る。)で表される基を表す。
【0020】脂肪族基Rは好ましくはメチル基、エチル
基、イソプロピル基または2−ヒドロキシブチル基を表
し、最も好ましくはイソプロピル基を表す。
【0021】触媒配合物としてアルミニウムトリイソプ
ロピラート65%、石油アルコール30%、イソオクタ
ノール4%およびイソプロパノール1%の混合物を使用
することは特に有利である。
【0022】新規な方法は不活性有機溶媒中、代表的に
はペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘ
キサン、デカリン、石油エーテル、もしくはこれらの混
合物、またはベンゼン、トルエンもしくはキシレンのよ
うな脂肪族もしくは芳香族炭化水素中で行うことができ
る。
【0023】式IIおよびIII の反応物は触媒を添加する
前に、均質な溶融物を形成するように加熱するのが都合
よい。それらは好ましくは、減圧下(代表的には2ない
し200mbar、都合良くは20mbar)で溶融物
が形成するまで加熱される。これはまた反応物の前乾燥
に役立つ。推奨する温度範囲は従って都合良くは80な
いし90℃である。
【0024】触媒は式IIの化合物に基づき0.05ない
し10mol%、好ましくは0.05ないし5mol
%、最も好ましくは0.1ないし2mol%の量で、反
応混合物に添加されるのが都合がよい。
【0025】反応混合物を攪拌するような慣用の操作は
有効である。
【0026】反応温度は120ないし200℃、好まし
くは140ないし180℃、最も好ましくは150ない
し170℃の範囲が都合がよい。
【0027】反応時間は圧力と温度に従って、広い範囲
に渡って変化できおよび通常2ないし12時間である。
【0028】反応時間中の圧力は1ないし200mba
r、代表的には1ないし50mbar、好ましくは1な
いし15mbarである。反応中メタノールが形成され
るため、圧力は反応過程で変化できる。例えば、圧力は
形成されたメタノールの量に比例して増加する。メタノ
ールが除去された場合、いかなる成分III の過剰量も分
離されるまで圧力を減少するので好都合である。
【0029】反応が完了した際、水性不純物に起因する
いかなる水酸化アルミニウムもまたろ過により都合良く
除去される。
【0030】触媒は通常適当な酸による反応物質の酸性
化によって破壊される。
【0031】適当な酸は代表的には酢酸およびギ酸また
は両者の混合物である。好ましい方法の具体例は、触媒
と反応して酢酸アルミニウムを形成するように、好まし
くは触媒の量に基づき少なくとも3倍モル過剰の酢酸を
使用することを包含する。3ないし6倍過剰量、最も特
別には5倍過剰量が好ましい。反応混合物を80ないし
110℃で30分ないし2時間酢酸と共に攪拌すること
は有利である。さらに仕上げに溶媒が使用される場合、
大量の酢酸アルミニウムは溶液に残り、故に生成物を結
晶化させることができる。
【0032】さらに本発明の方法の好ましい具体例は、
〔Al( iPr)3 に基いて〕少なくとも3倍量および
20倍過剰量までを加えるギ酸により触媒を破壊するこ
とである。 10倍過剰量は有益であると見出された。
80−100℃、好ましくは90℃でギ酸と1/2時間
ないし2時間、反応混合物を攪拌することは有利であ
る。静置により、混合物の2相は分離する。下層である
水相はギ酸およびアルミニウム塩を含有しならびに実質
的に均質であり、よって生成物を含む有機相の分離は難
なく可能である。
【0033】溶融からの直接的結晶化の場合、最終生成
物は増加したアルミニウム濃度を含有するが、これは通
常その安定剤としての有効性のため問題とは成らない。
【0034】式Iの生成物は従って反応溶融体を冷却し
および接種により直接結晶化するかまたは反応溶融物を
適当な溶媒に溶解し、溶液を冷却し、接種により結晶化
を行うかのいずれかが可能である。適当な溶媒はペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、
デカリン、石油エーテルまたはそれらの混合物のような
炭化水素;ベンゼン、トルエンまたはキシレンのような
芳香族炭化水素;エタノール(80−100%)、メタ
ノール(80−100%)およびイソプロパノール(8
0−100%)のようなアルコールおよびアルコール/
水混合物である。アルコール−水混合物は好ましく、特
にメタノール(80−100%)が好ましい。
【0035】通常だいたい式IIのエステルおよび式III
のアルコールの当量が使用される。式III の反応物当量
に対する式IIの反応物の比は0.8:1ないし1.3:
1、好ましくは0.85:1ないし1.2:1が都合が
よい。
【0036】本発明の方法において、反応物質および生
成物の変色が回避されるという事実が特別な注意を引
く。最初に言及した触媒残渣による酸化に起因する変色
の問題には遭遇しない。
【0037】さらにこの方法の顕著な特徴はろ過段階が
絶対的に必要でなく、副産物の数は満足いくほど少ない
ことである。最終生成物中の触媒残渣は安定剤としての
意図する用途を妨害しない。生成物が,メタノールから
結晶化されるならば、次に最終生産物中に残るアルミニ
ウムの濃度は10ppmより少ない。
【0038】新規な工程における式II、III およびIVで
表される化合物は公知であるかまたは公知の方法で製造
できる。式IIおよびIII で表される化合物は最初に引用
した参考文献中に記述されている。
【0039】本発明の実際において得られる式Iの化合
物は代表的には、プラスチック材料および潤滑剤を含む
熱、酸化および/または化学線的崩壊を受けやすい有機
材料を保護するために使用され、ならびに幾つかは市販
されている。
【0040】
【実施例】本発明を以下の限定することのない実施例で
説明するが、その中で部およびパーセントは他に特定し
ない限り、重量に基づく。
【0041】実施例1:トリエチレングリコールビス
[β−(3−第三ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート(R1 は第三ブチル基を表し
およびR2 はメチル基を表し、nおよびmは各々2を表
し、およびAは式:−O−(CH2 CH2 O)2 CH2
CH2 O−で表される基である、式Iの化合物。)メチ
ルβ−(3−第三ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート266gおよびトリエチレン
グリコール78gを1リットルのスルホン化フラスコに
充填する。装置を密閉し、排気しおよび窒素で圧力を除
去する。その後フラスコの内容物を1時間、90℃/2
0mbarで乾燥する。次にアルミニウムトリイソプロ
ピレート1.46gを添加しそして装置を再び3mba
rに排気する。60℃の温水で加熱された還流冷却器を
通して、約135℃からメタノールを排出しながら内容
物を約1時間、160℃で加熱する。反応によるこのメ
タノールは冷却トラップで濃縮され、および約8時間の
滞留時間後、約36gが得られる。装置中の圧力はその
後窒素で除かれおよび反応物質は酢酸6mlと共に10
0℃で30分間攪拌される。バッチをろ過しおよび生成
物を80%メタノール360mlにより結晶化して、7
6ないし79℃で溶融する白色粉体282g(90%)
を得る。
【0042】実施例2:ステアリルβ−(3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
(R1 およびR2 は第三ブチルを表し、n=1およびm
=2を表し、およびAは式:−O− n1837で表され
る基である、式Iの化合物。)メチルβ−(3,5−ジ
−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト202gおよびステアリル(乾燥)アルコール185
gを反応器に充填しそして80℃/200mbarで溶
融する。反応物が完全に溶融したら、減圧を窒素で除き
およびアルミニウムトリイソプロピレート1.4gを添
加する。反応器を再び3mbarに排気しそして内容物
を170℃で1時間に渡り加熱する。反応溶融物を酢酸
で酸性化し、結晶化のため、静置しておくか、またはメ
タノール(97%)中に溶解し結晶化させる。収量:9
5.5%;融点53℃。
【0043】実施例3:ヘキサンジオールビス(β−
(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート(R1 およびR2 は第三ブチルを表し、
n=1およびm=2を表し、およびAは式:−O−(C
2 6 −O−で表される基である、式Iの化合物。)
メチルβ−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネートエステル320gおよびヘキ
サンジオール(乾燥)アルコール64gを反応器に充填
しそして80℃/200mbarで溶融する。反応物が
完全に溶融したら、減圧を窒素で除きおよびアルミニウ
ムトリイソプロピレート2.2gを添加する。反応器を
再び3mbarに排気しそして内容物を150℃で1時
間に渡り加熱しおよびこの温度で5時間加熱する。反応
溶融物を酢酸で酸性化し、メタノール(97%)中に溶
解し5%の水の添加後結晶化させる。収量:90%;融
点103−108℃。
【0044】実施例4:イソオクチルβ−(3,5−ジ
−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
(R1 およびR2 は第三ブチルを表し、n=1および
m=2を表し、およびAは式:−Oi 8 18で表され
る基である、式Iの化合物。)メチルβ−(3,5−ジ
−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト393gおよび無水(H2 O<0.1重量%)イソオ
クタノール201.1gを反応器に充填する。次に70
℃に昇温して、反応物質を溶融する。固体としてアルミ
ニウムトリイソプロピレート4.5gを添加する。装置
を密閉し、排気し、および圧力を窒素で除去する。触媒
を添加した後、反応物質を150−160℃の反応温度
に加熱する。反応中に形成されたメタノールを増加させ
た減圧(20mbarまで)下で反応物質から完全に蒸
留する。メタノール43.1gの総量が蒸留受器に集め
られる。約5時間の反応時間後、過剰のイソオクタノー
ルを反応物質から5ないし1mbarに漸次増加された
減圧下でほぼ完全に蒸留しおよび、それは質を損なわず
に再循環され得る。残りの反応物質を90℃に冷却しそ
してギ酸(6%)171.8gで酸性化し、さらに90
℃で30分環攪拌し、そして相の分離ため、更に30分
間静置しておく。ギ酸およびアルミウム塩を含む水相は
実質的に均質化しおよび生成物を含む有機相から分離す
る。有機相はその後水170gで2回洗浄し、蒸留して
乾燥し、さらにサーモスタット制御レンズフィルターを
通してろ過する。収量:99.5%; n20 1.49
9。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サミュエル エバンス スイス国,1723 マルリィ,ルート デ シャーボニエール 17 (72)発明者 ラルフ シュミット ドイツ連邦共和国,ディ−6140 ベンシャ イム 1, ヤコブスヴェーク 10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式II: 【化1】 (式中、R1 、R2 、mは後述の意味を表す。)で表さ
    れる化合物と次式III : 【化2】 (式中、A、nは後述の意味を表す。)で表される化合
    物とを反応させることにより、次式I: 【化3】 〔式中、R1 およびR2 は互いに独立して炭素原子数1
    ないし8のアルキル基を表し、mは0,1,2または3
    を表し、nは1または2を表し、ならびにAは、n=1
    である場合、OR3 を表し、およびR3 は炭素原子数4
    ないし20のアルキル基もしくは炭素原子数5ないし1
    2のシクロアルキル基を表しあるいはAは、n=2であ
    る場合式:−O−CX 2X−O−もしくは−O−(CH
    2 CH2 O)a CH2 CH2 O−を表し、xは2ないし
    8の数を表しならびにaは1ないし12の数を表す。〕
    で表される化合物の製造方法であって、該反応は触媒と
    してアルミニウムトリアルコラートもしくはトリフェノ
    ラートの存在下で行われる方法。
  2. 【請求項2】 mが2である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 R1 およびR2 が炭素原子数1ないし4
    のアルキル基を表す請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 R3 が炭素原子数8ないし20のアルキ
    ル基を表し、xが4ないし8の数でありおよびaが1な
    いし4の数である請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 R1 およびR2 が第三ブチル基を表し、
    3 は、n=1である場合、n−オクタデシル基または
    イソオクチル基を表し、ならびにAは、n=2である場
    合、基−O−(CH2 6 −O−を表す請求項2に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 R1 がメチル基を表しおよびR2 が第三
    ブチルを表し、n=2でありおよびAは式:−O−(C
    2 CH2 O)2 CH2 CH2 O−で表される基を持つ
    請求項2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 式:Al(OR)3 の触媒を使用し、R
    が未置換のもしくはOH−置換された炭素原子数1ない
    し6のアルキル基であり、あるいは式: 【化4】 (式中、R4 およびR5 は各々互いに独立して水素原子
    または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、およ
    びR6 は水素原子または式: 【化5】 で表される基を表し、但し、R6 は、水素原子と異なる
    場合、酸素原子に対して4位にある。)で表される基で
    ある請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 Rが未置換もしくはOH置換された炭素
    原子数1ないし6である請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 触媒がアルミニウムトリイソプロピレー
    トである請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 反応が120℃ないし200℃の範囲
    で行われる請求項1に記載の1で表される方法。
  11. 【請求項11】 反応中の圧力が1ないし200mba
    rである請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の式IIで表される化合
    物および請求項1に記載の式III で表される化合物を反
    応させることによる請求項1に記載の式Iで表される化
    合物の製造のための触媒としてのアルミニウムトリアル
    コラートもしくはフェノラートを使用する方法。
  13. 【請求項13】 反応後、酸、好ましくは酢酸またはギ
    酸の添加により触媒を破壊する請求項1に記載の方法。
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