JPH0840985A - ヒドロキシフェニルカルボキシレートの製造方法 - Google Patents

ヒドロキシフェニルカルボキシレートの製造方法

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JPH0840985A
JPH0840985A JP7079826A JP7982695A JPH0840985A JP H0840985 A JPH0840985 A JP H0840985A JP 7079826 A JP7079826 A JP 7079826A JP 7982695 A JP7982695 A JP 7982695A JP H0840985 A JPH0840985 A JP H0840985A
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JP
Japan
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group
formula
carbon atoms
reaction
compound
Prior art date
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Application number
JP7079826A
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English (en)
Inventor
Christoph Kleiner
クライネル クリストフ
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/02Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides from salts of carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/08Preparation of carboxylic acid esters by reacting carboxylic acids or symmetrical anhydrides with the hydroxy or O-metal group of organic compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】有機材料を熱、酸化、化学線崩壊から保護する
ためのヒドロキシフェニルカルボキシレートの新規製法
の提供。 【構成】化合物IIを化合物IIIと触媒として酢酸マ
グネシウムの存在下に反応させることからなる化合物I
の製法。 〔基の例;R1 =メチル,第三ブチル、R2 =第三ブチ
ル、R3 =−C1837,−(CH2 CH2 O)2 CH2
CH2 −、m=0〜3、n=1,2〕 【効果】直接、精製なしに高純度で得られる生成物はそ
のまま製品にできる。生成物中の触媒量が少量で、重金
属ではないので、金属成分による妨害がない。反応物質
や生成物の変色がない。濾過が不要で、副生成物の数が
少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒドロキシフェニルカル
ボキシレートの製造方法および用いられる触媒の使用方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下に記載されるヒドロキシフェニルカル
ボキシレートおよび式Iで表される類似のヒドロキシフ
ェニルカルボキシレートは有用な酸化防止剤であり、そ
して多くの公知方法によりエステル交換により製造され
得る(例えばUS−A−3330859;US−A−3
944594;US−A−4085132;US−A−
4228297;US−A−4536593;US−A
−4594444;US−A−4618700;US−
A−4716244;FR−A−1490341,EP
−A−0538189)。これらの公知方法において、
亜鉛、チタンおよびアルミニウム化合物等の種々の金属
化合物が触媒として使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】式Iで表される化合物
は重要な市販品を包含するので、上記化合物の製造のた
めの新規の改良された方法を提供する必要性が依然とし
て存在する。従って、本発明はヒドロキシフェニルカル
ボキシレートの新規製法を提供することを課題としてな
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、触媒と
して酢酸マグネシウムの使用により実質的により少量の
触媒が使用されるだけであり、そして直接使用され得る
生成物を生じることが今見出された。従って、本発明
は、次式I: (式中、R1 およびR2 は互いに独立して炭素原子数1
ないし8のアルキル基またはシクロペンチル基もしくは
シクロヘキシル基を表し、mは0、1、2または3を表
し、nは1または2を表し、そしてR3 はnの値に応じ
て、炭素原子数4ないし20のアルキル基、炭素原子数
5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし
4のアルキレン基または酸素原子により中断された炭素
原子数4ないし12のアルキレン基を表す)で表される
化合物の製造方法において、次式II: (式中、Rはメチル基またはエチル基を表す)で表され
る化合物を次式III: R3 (OH)n (III) で表される化合物と、触媒として酢酸マグネシウムの存
在下で反応させることを特徴とする上記製造方法に関す
る。
【0005】炭素原子数1ないし8のアルキル基を意味
するR1 およびR2 は枝分かれした、または枝分かれし
ていない基である。そのような基の例はメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イ
ソブチル基、第三ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、3−ヘプチル基、オクチ
ル基、2−エチルブチル基、1−メチルペンチル基、
1,3−ジメチルブチル基、1,1,3,3−テトラメ
チルブチル基、1−メチルヘキシル基、イソヘプチル
基、1−メチルヘプチル基および2−エチルヘキシル基
である。好ましくはR1 およびR2 の少なくとも一方は
枝分かれしている。炭素原子数4ないし20のアルキル
基として定義される置換基R3 の例は4個まで炭素原子
を含む上に列挙した基から選択されるものである。R3
はさらにノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル
基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、
ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、エ
イコシル基、1,1,3−トリメチルヘキシル基または
1−メチルウンデシル基であってよい。
【0006】好ましくはR1 およびR2 は炭素原子数1
ないし4のアルキル基である。その例は上に列挙されて
いる。R1 およびR2 の少なくとも一方は第三ブチル基
であることが好ましい。
【0007】炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
基を意味するR3 は適当にはシクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基また
はシクロドデシル基であってよい。シクロペンチル基お
よびシクロヘキシル基が好ましく、そしてシクロヘキシ
ル基が特に好ましい。
【0008】R3 は好ましくは高級アルキル基、典型的
には炭素原子数8ないし20のアルキル基、最も好まし
くはイソオクチル基、2−エチルヘキシル基またはn−
オクタデシル基である。イソオクチル基はこの名称で知
られるアルコールの混合物中に存在するアルキル基の混
合物を意味する(「メルクインデックス」第10版,第
5041号参照)。
【0009】n=2の場合、R3 は2価アルコール、例
えばエチレングリコール、プロピレングリコールまたは
ブチレングリコールからOH基の除去により誘導され、
そして酸素原子により中断されてもよいアルキレン基で
ある。この最後に記載した例では、アルキレン基は炭素
原子を12個まで含有してもよい。しかしながら、好ま
しくはアルキレン基は炭素原子を6または4個含有す
る。アルキレン基は好ましくは構造単位−CH2 −CH
2 −O−を含有する。そのような基の例はジエチレング
リコールおよびトリエチレングリコールから上記のよう
に誘導された基である。
【0010】本発明の方法は、上記式I中、mが2を表
す化合物を製造するために使用されるのが好ましい。上
記式I中、R1 がメチル基または第三ブチル基を表し、
2が第三ブチル基を表し、R3 がn−オクタデシル
基、イソオクチル基、2−エチルヘキシル基またはジエ
チレングリコールもしくはトリエチレングリコールから
誘導される次式:−(CH2 CH2 O)a CH2 CH2
−(式中、aは1または2を表す)で表される基を表す
化合物を製造するのことが特に好ましい。上記式I中、
1 がメチル基または第三ブチル基を表し、そしてR2
が第三ブチル基を表す化合物を製造するのがとりわけ好
ましい。
【0011】本発明はまた、式IIで表される化合物を
式IIIで表される化合物と反応させることにより式I
で表される化合物を製造するために触媒として酢酸マグ
ネシウムを使用する方法に関する。
【0012】本発明による新規方法の特別な利点は、反
応の後、生成物が物理的方法によりそのまま使用できる
市販品の形態に、精製することなく、慣用の方法、例え
ば粉砕、粒状化、ペレット化または練状化(briquettin
g) により変換され得ることである。
【0013】新規方法は不活性有機溶媒、例えば脂肪族
または芳香族炭化水素、例としてオクタン、デカリン、
石油エーテル留分またはそれらの混合物、またはベンゼ
ン、トルエンまたはキシレン中で行われ得る。しかしな
がら、溶媒なしで操作を行うことが好ましい。
【0014】式IIおよびIIIで表される反応体は通
常、触媒の添加の前に均一溶融体に溶融される。それら
は好ましくは、溶融体を形成するまで、減圧下〔典型的
には2ないし200ミリバール(mbar)、好ましく
は20ミリバール〕で加熱される。この操作はまた反応
体を予備乾燥するように作用する。推奨される温度範囲
は80−90℃である。
【0015】触媒は通常、式IIで表される化合物を基
準として0.05ないし3モル%、好ましくは0.05
ないし2モル%、最も好ましくは0.05ないし0.3
モル%の量で反応混合物に添加される。
【0016】慣用の操作、例えば反応混合物の攪拌が有
用であり得る。反応温度は120ないし210℃、好ま
しくは140ないし200℃、最も好ましくは160な
いし190℃の範囲が適当である。反応時間は広範囲に
及び変化し得、そして圧力や温度に応じて1ないし12
時間、好ましくは1ないし10時間、最も好ましくは2
ないし7時間である。
【0017】反応は標準圧の下で全体または部分的に行
われ得るが、平衡をずらすために真空を適用することが
有用である。真空が適用されるならば、圧力は通常1な
いし200ミリバール、例えば1ないし50ミリバー
ル、好ましくは1ないし15ミリバールである。反応の
間にメタノールが形成されるので、圧力は反応の途中で
変化し得る。典型的に圧力はメタノールの形成につれて
上昇する。メタノールが分別されるならば、その際、過
剰な成分IIIが除去されるまで、圧力を好ましくは2
ミリバール以下に下げることが有用である。
【0018】溶融体から直接結晶化される場合、最終生
成物は有利なことに、通常安定剤として生成物の使用に
悪影響を及ぼさない低いマグネシウム含量を有する。
【0019】従って、式Iで表される生成物は冷却およ
び必要により反応溶融体への種結晶の添加により直接
(この後、市販品の形態に直接さらに加工され得る)
か、または適当な溶媒中への反応溶融体の採取、溶液の
冷却および種結晶の添加または添加せずに生成物の結晶
化により結晶化され得る。適当な溶媒は以下のものであ
る:脂肪族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、シクロヘキサン、デカリン、石油エー
テルまたはそれらの混合物;芳香族炭化水素、例えばベ
ンゼン、トルエンまたはキシレン;アルコールおよびア
ルコール/水の混合物、例えばエタノール(80−10
0%)、メタノール(80−100%)およびイソプロ
パノール(80−100%)。生成物はメタノールもし
くはイソプロパノールから、またはそれらと水の混合物
から再び結晶化され、次いで非常に高純度に得られる
〔ステアリルβ−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネートの場合、純度は99%よ
り高い,融点50−52℃〕。
【0020】ほぼ当量のエステルIIおよびアルコール
IIIが通常使用される。反応体IIIの当量あたりの
反応体IIの比率は0.8:1ないし1.4:1、好ま
しくは0.85:1ないし1.3:1である。
【0021】過剰なエステルIIが使用されるならば
(有利には5ないし40%、好ましくは約20ないし3
0%)、それは未反応アルコールの、および生成物の色
彩に悪影響を及ぼすキノイド副生成物の蒸留のための共
留剤として作用し得る。
【0022】本発明の方法により、非常に純粋な生成物
を直接および精製操作なしに得ることができる。非常に
少量の触媒を必要とするだけであるので、生成物中の触
媒量もまた非常に少量である。触媒は重金属ではないの
で、金属成分は公知用途のいずれをも妨害しない。特筆
すべき特徴は、本発明の方法が反応物質および生成物に
おける変色(褪色)を回避するということである。本方
法のもう一つの区別し得る特徴は、濾過工程が不要であ
り、そして副生成物の数が少ないということである。
【0023】本発明の方法において使用される式IIお
よびIIIで表される化合物は公知であるか、またはそ
れ自体公知である方法により得ることができる。式II
で表される化合物は上に挙げた文献に記載されている。
【0024】本発明の方法により製造される式Iで表さ
れる化合物は有機材料、例えばプラスチックおよび滑剤
を熱、酸化および/または化学線崩壊から保護するため
に典型的に使用され、そして市販されて利用可能なもの
もある。
【0025】
【実施例】以下の実施例は本発明をより詳しく説明する
ためのものであるが、本発明の範囲を何ら制限するもの
ではない。全ての部および%は重量を基準とする。
【0026】実施例1:ステアリルβ−(3,5−ジ第
三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
(式I中、R1 およびR2 が第三ブチル基、n=1、m
=2そしてR3 がn−C1837である化合物) メチルβ−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート202g(0.69モル)およ
びステアリルアルコール(ドライ)185g(0.68
モル)を80℃および20ミリバールで融解する。溶融
体が得られたらすぐに、真空を窒素で中断し、酢酸マグ
ネシウム1g(0.012モル)を添加する。反応溶融
体を185℃まで加熱し、そして1時間にわたり3ミリ
バールまで減圧した後、185℃で5時間保持する。溶
融体は依然として出発物質を各々1.5%含有する。反
応溶融体を90℃まで冷却し、そして結晶化のために放
置する。収率:95.4%;融点50.5℃。
【0027】実施例2:ステアリルβ−(3−第三ブチ
ル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート(式I中、R1 が第三ブチル基、R2 がメチル基、
n=1、m=2そしてR3 がn−C1837である化合
物) メチルβ−(3−第三ブチル−5−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート50g(0.2モル)、
ステアリルアルコール53.3g(0.197モル)お
よび酢酸マグネシウム四水塩0.3g(0.0014モ
ル)を、KPG攪拌機、温度計、水分離器および窒素流
入口を備えたスルホン化フラスコ(平底の5ツ口フラス
コ)に窒素を弱く流しながら入れ、そして加熱する。約
100℃から水が分離する。フラスコ内の温度を185
℃まで上昇させ、その際にメタノールが分離する。この
温度で4時間後、溶融体を約80℃まで冷却し、そして
トルエン200ml中に採取する。溶液を分液ロート中
で水200mlにて2回洗浄し、そして有機相をNa2
SO4 10g上で乾燥させ、濾過し、そして濃縮する。
粗生成物をメタノール/水(9:1)から再結晶させる
と、白色粉末(融点61−63℃)86.8g(理論量
の90.1%)が得られる。
【0028】実施例3:グリコールβ−(3−第三ブチ
ル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート(式I中、R1 が第三ブチル基、R2 がメチル基、
n=2、m=2そしてR3 が−(CH2 CH2 O)2
2 CH2 −である化合物) メチルβ−(3−第三ブチル−5−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート125.2g(0.5モ
ル)、トリエチレングリコール37.5g(0.25モ
ル)および酢酸マグネシウム四水塩1.5g(0.00
70モル)を、KPG攪拌機、温度計、水分離器および
窒素流入口を備えたスルホン化フラスコ(平底の5ツ口
フラスコ)に窒素を弱く流しながら入れ、そして加熱す
る。約100℃から水が分離する。フラスコ内の温度を
200℃まで上昇させ、その際にメタノールが分離す
る。この温度で5時間後、140ミリバールの真空が適
用され、そして反応がさらに2時間継続される。次いで
溶融体を約80℃まで冷却し、そしてトルエン200m
l中に採取する。溶液を分液ロート中で水200mlに
て2回洗浄し、そして有機相をNa2 SO4 10g上で
乾燥させ、濾過し、そして濃縮する。粗生成物をメタノ
ール/水(9:1)から再結晶させると、白色粉末(融
点61−63℃)121.5g(理論量の82.9%)
が得られる。
【0029】実施例4:ステアリルβ−(3,5−ジ第
三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
(式I中、R1 およびR2 が第三ブチル基、n=1、m
=2そしてR3 がn−C1837である化合物) メチルβ−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート258g(0.88モル)およ
びステアリルアルコール(ドライ)185g(0.68
モル)を80℃および20ミリバールで融解する。溶融
体が得られたらすぐに、真空を窒素で中断し、酢酸マグ
ネシウム1g(0.012モル)を添加する。反応溶融
体を185℃まで加熱し、そして1時間にわたり3ミリ
バールまで減圧した後、185℃で2時間保持する。1
ミリバール未満の高真空が適用された後に、190℃で
過剰のメチルβ−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネートを1時間にわたり留去す
る。溶融体は依然としてステアロールの各々を0.1%
未満およびメチルβ−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネートを1%未満含有す
る。反応溶融体を90℃まで冷却し、そして結晶化のた
めに放置する。収率:理論量の98%;融点50.51
℃。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式I: (式中、R1 およびR2 は互いに独立して炭素原子数1
    ないし8のアルキル基またはシクロペンチル基もしくは
    シクロヘキシル基を表し、 mは0、1、2または3を表し、 nは1または2を表し、そしてR3 はnの値に応じて、
    炭素原子数4ないし20のアルキル基、炭素原子数5な
    いし12のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし4の
    アルキレン基または酸素原子により中断された炭素原子
    数4ないし12のアルキレン基を表す)で表される化合
    物の製造方法において、次式II: (式中、Rはメチル基またはエチル基を表す)で表され
    る化合物を次式III: R3 (OH)n (III) で表される化合物と、触媒として酢酸マグネシウムの存
    在下で反応させることを特徴とする上記製造方法。
  2. 【請求項2】 上記式中、mが2を表す請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 上記式中、R1 およびR2 が炭素原子数
    1ないし4のアルキル基を表す請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記式中、R3 が炭素原子数8ないし2
    0のアルキル基または酸素原子により中断された炭素原
    子数4ないし12のアルキル基を表す請求項2記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 上記式中、R1 がメチル基または第三ブ
    チル基を表し、R2が第三ブチル基を表し、R3 がn−
    オクタデシル基、2−エチルヘキシル基、イソオクチル
    基または−(CH2 CH2 O)a CH2 CH2 −を表
    し、そしてaが1または2を表す請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 反応が120ないし200℃の温度範囲
    で行われる請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 反応中の圧力が1ないし1000ミリバ
    ールである請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応中の圧力が1ないし200ミリバー
    ルである請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応後に、生成物が市販品の形態に物理
    的方法により精製せずに変換される請求項1記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の式IIで表される化合
    物を請求項1記載の式IIIで表される化合物と反応さ
    せることにより請求項1記載の式Iで表される化合物を
    製造するために触媒として酢酸マグネシウムを使用する
    方法。
JP7079826A 1994-03-11 1995-03-10 ヒドロキシフェニルカルボキシレートの製造方法 Pending JPH0840985A (ja)

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CA (1) CA2144273A1 (ja)
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DE (1) DE59504246D1 (ja)
ES (1) ES2126238T3 (ja)
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