JPH05309590A - ロボット制御装置及びロボット作業部の位置決め方 法 - Google Patents

ロボット制御装置及びロボット作業部の位置決め方 法

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JPH05309590A
JPH05309590A JP11608592A JP11608592A JPH05309590A JP H05309590 A JPH05309590 A JP H05309590A JP 11608592 A JP11608592 A JP 11608592A JP 11608592 A JP11608592 A JP 11608592A JP H05309590 A JPH05309590 A JP H05309590A
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robot
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reflection light
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JP11608592A
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Takahiro Anno
恭弘 安納
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はロボット制御装置の改善,特に、そ
の位置検出手段に関し、照明強度分布が一様な光源を必
要とするテレビカメラに依存することなく、被作業対象
物の三次元情報を取得する位置検出手段の構成を工夫し
て、そのエッジを正確に検出し、ロボット作業部の精度
良い位置決めを行うことを目的とする。 【構成】 各種教示作業をするロボット作業部11と、
前記ロボット作業部11の位置合せに係わり被作業対象
物14の位置検出をする位置検出手段12と、前記ロボ
ット作業部11及び位置検出手段12の入出力を制御す
る制御手段13とを具備し、前記位置検出手段12が位
置検出領域に測定光L0を照射し、該位置検出領域から
帰還する乱反射光L1や正反射光L2に基づいて被作業
対象物14の位置情報Dpを出力することを含み構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図10) 発明が解決しようとする課題(11図) 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例(図3〜9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボット制御装置及び
ロボット作業部の位置決め方法に関するものであり、更
に詳しく言えば、目的とする対象物にロボット作業部を
位置決めして各種教示作業をする装置及びその位置決め
方法の改善に関するものである。
【0003】近年、各種電子機器や精密機械の製造工程
の自動化に伴い、目的とする対象物にロボットハンドを
位置決めして、その把持作業,その研磨作業及びセット
作業等の各種教示作業をするロボット制御装置が使用さ
れている。
【0004】ところで、従来例のロボット制御装置によ
れば、テレビカメラや光センサを利用して被作業対象物
の位置を検出している。このため、被作業対象物の位置
検出手段にテレビカメラを使用した場合には、その周辺
を照明する照明強度が一様な光源を設ける必要がある。
なお、テレビカメラを通して入力した画像は被作業対象
物の二次元的な位置情報であるため、その高さ方向の位
置情報を検出することが困難である。
【0005】また、被作業対象物の位置検出手段に光セ
ンサを使用した場合、該対象物の表面状態によっては、
そのエッジ検出が不安定となるため、被作業対象物に対
する距離情報の測定精度が低下することとなる。
【0006】そこで、照明強度分布が一様な光源を必要
とするテレビカメラに依存することなく、被作業対象物
の三次元情報を取得する位置検出手段の構成を工夫し
て、そのエッジを正確に検出し、ロボット作業部の精度
良い位置決めを行うことができる装置及びその方法が望
まれている。
【0007】
【従来の技術】図10,11は、従来例に係る説明図であ
る。また、図10は、従来例に係るロボット制御装置の構
成図であり、図11はその問題点を説明するセンサ部の構
成図,対象物及び信号レベル図をそれぞれ示している。
【0008】例えば、テレビカメラ2を利用して位置決
めをするロボット制御装置は図10(a)において、ロボ
ットハンド1,テレビカメラ2,コントローラ3,信号
処理部4及び光源5から成る。
【0009】当該装置の機能は、斜め方向にセットされ
た光源5からテーブル6の上の被作業対象物14に照明
光Lが照射された状態で、テレビカメラ2により被作業
対象物14が撮像される。また、その二次元に係る画像
取得信号が信号処理部4により信号処理されると、コン
トローラ3に該対象物14の位置情報が出力される。さ
らに、ロボットハンド1の位置制御情報と該対象物14
の位置情報と基づいて、該コントローラ3によりテーブ
ル6の上の被作業対象物14にロボットハンド1が位置
決めされる。
【0010】これにより、ロボットハンド1が駆動制御
され、例えば、被作業対象物14がロボットハンド1に
より把持される。なお、テレビカメラ2に代えて三次情
報の取得が可能な光センサ7を利用して位置決めをする
方法がある。これは、被作業対象物14の高さ情報を検
出する場合に適している。
【0011】図10(b)は光センサ7の内部構成図であ
り、図10(b)において、三次元位置情報を出力する光
センサ7は、光源7A,結像レンズ7B,位置検出素子
7C及び信号処理部7Dから成る。
【0012】当該センサ7の機能は、真上方向にセット
された光源5からテーブル6の上の被作業対象物14に
測定光L0が走査された状態で、その乱反射光L1が結
像レンズ7Bを介して、斜め方向に設置された位置検出
素子7Cにより検出される。また、その三次元に係る高
さ信号I4や明るさ信号I5が信号処理部4により信号
処理されると、その距離情報Uや乱反射光情報Wがコン
トローラ3に出力される。
【0013】これにより、ロボットハンド1の位置制御
情報と該対象物14の距離情報Uや乱反射光情報Wと基
づいて、該コントローラ3によりテーブル6の上の被作
業対象物14にロボットハンド1が位置決めされる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例のロ
ボット制御装置によれば、テレビカメラ2や光センサ7
を利用して被作業対象物14の位置を検出している。
【0015】このため、次のような問題がある。 被作業対象物14の位置検出手段にテレビカメラ2
を使用した場合。被作業対象物14の周辺を照明するた
めに照明光Lを出射する光源5を設ける必要がある。し
かし、光源5からの照明強度が一様でないとテレビカメ
ラ2を通して入力した画像にはムラを生じ、これを原因
として位置検出処理の際に誤認を生ずる恐れがある。
【0016】また、テレビカメラ2を通して入力した画
像は被作業対象物14の二次元的な位置情報を指示する
ものである。このため、被作業対象物14の高さ方向の
位置情報,例えば、ロボットハンド1と被作業対象物1
4との間隔距離(Z方向)を検出することが困難であ
る。かかる場合に、信号処理部4の検出機能強化も考え
られるが、その負担の増加が余儀無くされる。
【0017】従って、ロボットハンド1により被作業対
象物14を把持する場合に、該ハンド1のZ方向の移動
距離の判断が困難となるという問題がある。なお、信号
処理部4は、テレビカメラ2を通して取得した画像デー
タを一時保持するメモリやその信号を比較する比較器等
の構成が複雑で大規模化をする。
【0018】また、ハンド1を小型化する要求があった
場合に、テレビカメラ自体を小型化する必要がある。 被作業対象物14の位置検出手段に光センサ7を使
用した場合。
【0019】被作業対象物14とテーブル6との反射率
が類似(両者が共に光沢を帯びている場合等)していた
り、該対象物14の表面が一様な光沢を帯びていない場
合に、そのエッジ検出が不安定となる。
【0020】これは、図11(b)に示しすように真上方
向から照射された測定光L0の乱反射光L1を図10
(b)に示しすような斜め方向に設置された位置検出素
子7Cにより検出しているためである。
【0021】例えば、図11(a)において、位置検出素
子7Cからの高さ信号I4がI/V変換回路701 により
電流/電圧変換され、その高さ電圧V4が減算回路703
に出力される。また、該検出素子7Cからの明るさ信号
I5がI/V変換回路702 により電流/電圧変換され、
その明るさ電圧V5が加算回路704 に出力される。
【0022】これにより、両回路703 ,704 からの減算
電圧V4−V5,加算電圧V4+V5に基づいて除算回
路705 により距離情報U=〔V4−V5〕/〔V4+V
5〕が出力される。しかし、図11(c)の距離情報Uに
係る信号波形分布や図11(d)の乱反射光情報Wに係る
信号波形分布に示すように、そのエッジ部A2,エッジ
部A3の波形が鈍ったり,又は不安定になって、これ等
を原因として位置検出処理において誤認識を招く恐れが
ある。
【0023】また、被作業対象物14の表面が一様でな
い場合には、乱反射光情報Wに係る加算電圧V4+V5
が小さくなることから除算回路705 の計算精度の悪化を
招き、被作業対象物14に対する距離情報Uの測定精度
が低下をするという問題がある。
【0024】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、照明強度分布が一様な光源を必要
とするテレビカメラに依存することなく、被作業対象物
の三次元情報を取得する位置検出手段の構成を工夫し
て、そのエッジを正確に検出し、ロボット作業部の精度
良い位置決めを行うことが可能となるロボット制御装置
及びロボット作業部の位置決め方法の提供を目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1(a),(b)は、
本発明に係るロボット制御装置の原理図であり、図2
(a),(b)は、本発明に係るロボット作業部の位置
決め方法の原理図をそれぞれ示している。
【0026】本発明のロボット制御装置は図1(a)に
示すように、各種教示作業をするロボット作業部11
と、前記ロボット作業部11の位置合せに係わり被作業
対象物14の位置検出をする位置検出手段12と、前記
ロボット作業部11及び位置検出手段12の入出力を制
御する制御手段13とを具備し、前記位置検出手段12
が位置検出領域に測定光L0を照射し、該位置検出領域
から帰還する乱反射光L1や正反射光L2に基づいて被
作業対象物14の位置情報Dpを出力することを特徴と
する。
【0027】なお、本発明のロボット制御装置におい
て、前記位置検出手段12が図1(b)に示すように被
作業対象物14に測定光L0を出射する光源12Aと、前
記被作業対象物14の距離情報や乱反射光情報を検出す
る第1の検出手段12Bと、前記被作業対象物14の正反
射光情報を検出する第2の検出手段12Cと、前記距離情
報,乱反射光情報及び正反射光情報を信号処理する信号
処理手段12Dから成ることを特徴とする。
【0028】また、本発明のロボット制御装置におい
て、前記信号処理手段12Dが発光タイミング制御に係る
第1の制御信号S、前記距離情報,乱反射光情報に基づ
いて第1,第2の出力信号P,Q、前記第1の制御信号
Sと第2の出力信号Qとに基づいて光量制御に係る第2
の制御信号R、及び、前記正反射光情報に基づいて第3
の出力信号Tをそれぞれ出力することを特徴とする。
【0029】さらに、本発明のロボット作業部の位置決
め方法は、図2(b)の処理フローチャートに示すよう
に、まず、ステップP1で測定光L0を被作業対象物1
4に照射することにより得られる距離情報,乱反射光情
報や正反射光情報を検出する位置検出手段12をロボッ
ト制御系のロボット作業部11に設け(図2(a)参
照)、次に、ステップP2で前記距離情報,乱反射光情
報や正反射光情報に基づいて被作業対象物14の位置情
報Dpを取得し、その後、ステップP3で前記被作業対
象物14の位置情報Dpとロボット制御系が具備するロ
ボット作業部11の位置制御情報Dspに基づいて該ロボ
ット作業部11と被作業対象物14との位置決めをする
ことを特徴とする。
【0030】なお、本発明のロボット作業部の位置決め
方法において、ステップP2の被作業対象物14の位置
情報の取得の際に、被作業対象物14又は位置検出手段
12が取付けられたロボット作業部11の二次元走査を
することを特徴とする。
【0031】また、本発明のロボット作業部の位置決め
方法において、ステップP3の前記ロボット作業部11
と被作業対象物14との位置決めの際に、前記乱反射光
情報に係る第1の出力信号Q,発光タイミング制御に係
る第1の制御信号S及び光量制御に係る第2の制御信号
Rに基づいて、前記正反射光情報に係る第3の出力信号
Tや前記距離に係る第1の出力信号Pのサンプリング処
理をすることを特徴とし、上記目的を達成する。
【0032】
【作 用】本発明のロボット制御装置によれば、図1
(a)に示すように、ロボット作業部11,位置検出手
段12及び制御手段13が具備され、該位置検出手段1
2が位置検出領域に測定光L0を照射し、該位置検出領
域から帰還する乱反射光L1や正反射光L2に基づいて
被作業対象物14の位置情報Dpを出力する。
【0033】例えば、ロボット作業部11を被作業対象
物14に位置合せして、それを把持する場合、位置検出
手段12が取付けられたロボット作業部11が制御手段
13により被作業対象物14上の領域に移動制御され、
該位置検出手段12によりその位置が検出される。
【0034】この際に、位置検出領域に位置検出手段1
2から測定光L0が照射され、該位置検出領域から帰還
する乱反射光L1や正反射光L2が該検出手段12によ
り検出され、それに基づく被作業対象物14の位置情報
Dpが制御手段13に出力される。
【0035】すなわち、図1(b)に示すように被作業
対象物14の真上方向に設けられた光源12Aから被作業
対象物14に測定光L0が出射されると、該被作業対象
物14の距離情報や乱反射光情報が斜め方向に設けられ
た第1の検出手段12Bにより検出される。また、被作業
対象物14の正反射光情報が光学系を介して第2の検出
手段12Cにより検出される。
【0036】さらに、距離情報,乱反射光情報及び正反
射光情報が信号処理手段12Dにより信号処理され、ま
た、該処理手段12Dから制御手段13に、発光タイミン
グミング制御に係る第1の制御信号Sと、距離情報,乱
反射光情報に基づく第1,第2の出力信号P,Qと、正
反射光情報に基づく第3の出力信号Tとがそれぞれ出力
される。なお、光源12Aには第1の制御信号Sと第2の
出力信号Qとに基づく光量制御に係る第2の制御信号R
が出力される。
【0037】これにより、被作業対象物14の三次元に
係る位置情報Dpが信号処理手段12Dから制御手段13
に出力されると、ロボット作業部11の位置制御情報D
psと該対象物14の位置情報Dpとに基づいて、該制御
手段13により被作業対象物14にロボット作業部11
が位置決めされる。
【0038】なお、ロボット作業部11が駆動制御さ
れ、該対象物14がロボット作業部11により把持さ
れ、各種教示作業が行われる。このため、従来例のよう
にテレビカメラを使用する方法に比べて、被作業対象物
14の周辺を照明するための照明強度が一様な光源を設
ける必要がない。また、テレビカメラを通して入力した
画像に比べて、光源12Bから出射された測定光L0,例
えば、スポット光による走査画像のため、位置検出処理
の際の誤認が極力抑制される。
【0039】また、テレビカメラによる被作業対象物1
4の二次元的な位置情報に比べてその高さ方向の位置情
報,例えば、ロボット作業部11と被作業対象物14と
の間隔距離(Z方向)を精度良く検出することが可能と
なる。
【0040】これにより、ロボット作業部11により被
作業対象物14を把持する場合に、該作業部11のZ方
向の移動距離の判断が容易になる。また、信号処理部12
Dの検出機能の過度な改善を強いられることなく、簡易
な構成により三次元に係る位置情報を出力することが可
能となる。
【0041】さらに、本発明のロボット作業部の位置決
め方法によれば、図2(b)の処理フローチャートに示
すように、ステップP1で距離情報,乱反射光情報や正
反射光情報を検出する位置検出手段12がロボット制御
系のロボット作業部11に設けられる(図2(a)参
照)。
【0042】このため、被作業対象物14とその周辺と
の反射率が類似(両者が共に光沢を帯びている場合等)
していた場合や、該対象物14の表面が一様な光沢を帯
びていない場合であっても、そのエッジ部分を正確に検
出することが可能となる。
【0043】すなわち、ステップP2で距離情報,乱反
射光情報や正反射光情報に基づいて被作業対象物14の
位置情報Dpが取得される。この際に、被作業対象物1
4又は位置検出手段12を取付けたロボット作業部11
が二次元走査される。
【0044】その後、ステップP3で被作業対象物14
の位置情報Dpとロボット制御系が具備するロボット作
業部11の位置制御情報Dspとに基づいて該ロボット作
業部11と被作業対象物14とが位置決めされる。この
際に、乱反射光情報に係る第1の出力信号Q,発光タイ
ミング制御に係る第1の制御信号S及び光量制御に係る
第2の制御信号Rに基づいて、正反射光情報に係る第3
の出力信号Tや距離に係る第1の出力信号Pがサンプリ
ング処理され、被作業対象物14の位置情報が取得され
る。
【0045】このため、距離情報に係る信号波形や乱反
射光情報に係る信号波形の立ち上がりや立ち下がり部分
が鈍ったり,又はそれが不安定になった場合であって
も、乱反射光情報に係る第1の出力信号Q,発光タイミ
ング制御に係る第1の制御信号S及び光量制御に係る第
2の制御信号Rに基づいて、正反射光情報に係る第3の
出力信号Tや距離に係る第1の出力信号Pのサンプリン
グ処理をすることにより、位置検出処理における誤認識
を極力阻止することが可能となる。
【0046】また、被作業対象物14の表面が一様でな
い場合であっても、光量制御に係る第2の制御信号Rに
より光源12Aの出力制御をすることから被作業対象物1
4に対する距離情報の測定精度の向上を図ることが可能
となる。
【0047】これにより、照明強度分布が一様な光源を
必要とするテレビカメラに依存することなく、被作業対
象物の三次元情報を取得する位置検出手段の構成を工夫
することで、そのエッジ部分を正確に検出すること、及
び、ロボット作業部の精度良い位置決めを行うことが可
能となる。
【0048】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図3〜9は、本発明の実施例に係るロ
ボット制御装置及びロボット作業部の位置決め方法を説
明する図であり、図3は、本発明の実施例に係るロボッ
ト制御装置の構成図である。また、図4はその光センサ
部の内部構成図であり、図5はその信号処理部及びその
周辺部の構成図をそれぞれ示している。
【0049】例えば、位置決め処理に基づいて被作業対
象物14を把持するロボット制御装置は図3において、
ロボットハンド21,光学位置センサ22及びコントロ
ーラ23から成る。
【0050】すなわち、ロボットハンド21はロボット
作業部11の一実施例であり、各種教示作業の一例とな
る被作業対象物14を把持する先端手先効果器である。
なお、該手先効果器には、研磨作業のための研磨器や溶
接作業のための溶接器材等が交換取付けされる。
【0051】光学位置センサ22は位置検出手段12の
一実施例であり、ロボットハンド21の位置合せに係わ
り被作業対象物14の位置検出をするものである。例え
ば、光学位置センサ22は位置検出領域に測定光L0を
照射し、該位置検出領域から帰還する乱反射光L1や正
反射光L2に基づいて被作業対象物14の位置情報Dp
をコントローラ23に出力する。なお、光学位置センサ
22の内部構成については、図4において詳述する。
【0052】コントローラ23は制御手段13の一実施
例であり、ロボットハンド21及び光学位置センサ22
の入出力を制御するものである。例えば、コントローラ
23は位置情報Dpや位置制御信号Dspに基づいてロボ
ットハンド21に駆動制御信号DSを出力し、その出力
制御をする。
【0053】図4は、本発明の実施例に係る光学位置セ
ンサの内部構成図を示している。図4において、光学位
置センサ22はレーザー光源22A,PSD(Position
Sensitive Device )素子22B,PD(Photo Dio
de)素子22C,信号処理回路22D,結像レンズ22E及び
ハーフミラー22Fから成る。
【0054】すなわち、レーザー光源22Aは光源12Aの
一実施例であり、被作業対象物14に測定光L0の一例
となる単一波長のスポット光を出射するものである。ま
た、該光源22Aの光軸は,例えば、当該光学位置センサ
の幾何学軸(例えば、その法線方向)に並行して設けら
れる。これにより、被作業対象物14の真上方向からス
ポット光を照射又は走査することができる。
【0055】PSD素子22Bは第1の検出手段12Bの一
実施例であり、被作業対象物14の距離情報や乱反射光
情報を検出するものである。例えば、PSD素子22Bは
光源22Aの光軸に対して斜め方向に設置され、スポット
光L0の走査により生ずる被作業対象物14からの乱反
射光L1を検出して、高さ信号I1や明るさ信号12を
信号処理回路22Dに出力するものである。
【0056】PD素子22Cは第2の検出手段12Cの一実
施例であり、被作業対象物14の正反射光情報を検出す
るものである。例えば、PD素子22Cは光源22Aの光軸
に設けられたハーフミラー22Fにより90〔°〕に変向
された正反射光L2を検出して、正反射光信号I3を信
号処理回路22Dに出力するものである。なお、当該PD
素子22Cは従来例の光センサにはなく、本発明の実施例
で導入された。
【0057】信号処理回路22Dは信号処理手段12Dの一
実施例であり、高さ信号I1や明るさ信号12及び正反
射光信号I3を信号処理し、位置情報Dpの内容となる
距離信号P,乱反射光量信号Qやその他の制御信号を出
力するものである。例えば、信号処理回路22Dは、図5
において、I/V変換回路201 ,202 ,206 ,減算回路
203 ,加算回路204 ,除算回路205 ,発振回路207 及び
光量制御回路208 から成る。
【0058】すなわち、I/V変換回路201 は高さ信号
I1を電流/電圧変換をして高さ電圧V1を減算回路20
3 や加算回路204 に出力するものであり、I/V変換回
路202 は乱反射光L1に係る明るさ信号I2を電流/電
圧変換をして明るさ電圧V2を減算回路203 や加算回路
204 に出力するものである。
【0059】さらに、減算回路203 は高さ電圧V1,明
るさ電圧V2に基づいて減算電圧V1−V2を除算回路
205 に出力するものであり、加算回路204 は高さ電圧V
1,明るさ電圧V2に基づいて加算電圧V1+V2を第
2の出力信号の一例となる乱反射光量信号Qとして、コ
ントローラ23と光量制御回路207 とに出力するもので
ある。
【0060】除算回路205 は減算電圧V1−V2,加算
電圧V1+V2に基づいて除算電圧〔V1−V2〕/
〔V1+V2〕を第1の出力信号の一例となる距離信号
Pとしてコントローラ23に出力するものである。
【0061】また、I/V変換回路206 は正反射光L2
に係る正反射光信号I2を電流/電圧変換をして第3の
出力信号の一例となる正反射光量電圧V3=Tをコント
ローラ23に出力するものである。なお、当該I/V変
換回路206 は従来例に係る光センサにはなく、本発明の
実施例で導入された。
【0062】発振回路207 は、発光タイミング制御に係
る第1の制御信号の一例となる照射制御信号Sを光量制
御回路208 やコントローラ23に出力するものである。
例えば、発振回路207 は一定周期の方形波を出力する。
光量制御回路208 は乱反射光量信号Q,照射制御信号S
に基づいて第2の制御信号の一例となる光量制御信号R
をレーザー光源22Aに出力するものである。
【0063】このようにして、本発明の実施例に係るロ
ボット制御装置によれば、図3〜5に示すように、ロボ
ットハンド21,光学位置センサ22及びコントローラ
23が具備され、該光学位置センサ22が位置検出領域
にスポット光L0を照射し、該位置検出領域から帰還す
る乱反射光L1や正反射光L2に基づいて被作業対象物
14の位置情報Dpを出力する。
【0064】例えば、ロボットハンド21を被作業対象
物14に位置合せして、それを把持する場合、光学位置
センサ22が取付けられたロボットハンド21がコント
ローラ23により被作業対象物14上の領域に移動制御
され、該光学位置センサ22によりその位置が検出され
る。
【0065】この際に、位置検出領域に光学位置センサ
22からスポット光L0が照射され、該位置検出領域か
ら帰還する乱反射光L1や正反射光L2が該センサ22
により検出され、それに基づく被作業対象物14の位置
情報Dpがコントローラ23に出力される。
【0066】すなわち、図4に示すように被作業対象物
14の真上方向に設けられた光源22Aから被作業対象物
14にスポット光L0が出射されると、該被作業対象物
14の乱反射光L1が斜め方向に設けられたPSD素子
22Bにより検出される。また、被作業対象物14の正反
射光L2がハーフミラー22Fを介してPD素子22Cによ
り検出される。
【0067】さらに、高さ信号I1,明るさ信号I2及
び正反射光信号I3が信号処理回路22Dにより信号処理
されると、該処理回路22Dからコントローラ23に距離
信号P,乱反射光量信号Q,照射制御信号S,正反射光
量信号Tがそれぞれ出力される。また、光源22Aには光
量制御信号Rが出力される。
【0068】これにより、被作業対象物14の三次元に
係る位置情報Dpが信号処理回路22Dからコントローラ
23に出力されると、ロボットハンド21の位置制御情
報Dpsと該対象物14の位置情報Dpとに基づいて、該
コントローラ23によりロボットハンド21が被作業対
象物14に位置決めされる。ここで、ロボットハンド2
1が駆動制御データDSに基づいて駆動制御され、該対
象物14がロボットハンド21により把持され、各種教
示作業が行われる。
【0069】このため、従来例のようなテレビカメラを
使用する方法に比べて、被作業対象物14の周辺を照明
するための照明強度が一様な光源を設ける必要がない。
また、テレビカメラを通して入力した画像に比べて、レ
ーザー光源22Aから出射されたスポット光L0による走
査画像のため、位置検出処理の際の誤認が極力抑制され
る。
【0070】また、テレビカメラによる被作業対象物1
4の二次元的な位置情報に比べてその高さ方向の位置情
報,例えば、ロボットハンド21と被作業対象物14と
の間隔距離(Z方向)を精度良く検出することが可能と
なる。
【0071】このことで、ロボットハンド21により被
作業対象物14を把持する場合に、該作業部11のZ方
向の移動距離の判断が容易になる。また、信号処理回路
22Dの検出機能の過度な改善を強いられることなく、I
/V変換回路203 を増設するだけで三次元に係る位置情
報を出力することができる。
【0072】なお、テレビカメラを通して取得した画像
データを画像処理する方法に比べて、三次元に係る位置
情報を処理方法では、それを一時保持するメモリやその
信号を比較する比較器等の構成も簡素で小規模化が図れ
る。また、ロボットハンド21を小型化する要求があっ
た場合にも、十分対処できる。
【0073】次に、本発明の実施例に係るロボットハン
ドの位置決め方法について、当該装置の動作を補足しな
がら説明をする。図6は、本発明の実施例に係るロボッ
トハンドの位置決めの処理フローチャートであり、図
7,8はその補足説明図であり、図9は信号処理部の動
作タイミングチャートをそれぞれ示している。
【0074】例えば、図7(a),(b)に示すような
四隅にエッジ部分A2,A3,A5,A6を有する被作
業対象物14の把持作業に先立ち、ロボットハンド21
を該対象物14に位置合せをする場合、図6において、
まず、ステップP1で本発明の実施例に係る光学位置セ
ンサ22をロボットハンド21に設ける。この際に、光
学位置センサ22は手先効果器の邪魔にならない位置,
例えば、ロボットハンド21の可動部以外の側面部分に
固定をする。また、光学位置センサ22の光軸が被作業
対象物14の方向に向くようにセットする(図3参
照)。
【0075】次に、ステップP2〜P4でロボットハン
ド21を該対象物14に位置合せ処理をする。すなわ
ち、ステップP2で位置制御情報Dspに基づいてロボッ
トハンド21を被作業対象物14の領域上に移動する。
この際に、位置制御信号Dspに基づいてコントローラ2
3によりロボットハンド21が移動制御される。
【0076】次に、ステップP3で高さ信号I1,乱反
射光に係る明るさ信号I2や正反射光信号I3に基づい
て被作業対象物14の位置情報Dpを取得する。この際
に、被作業対象物14又は光学位置センサ22が取付け
られたロボットハンド21の二次元走査をする。
【0077】例えば、レーザー光源22Aから出射された
スポット光を図7(a)に示すように被作業対象物14
の真上方向から照射し、それを図7(b)に示すように
X,Y方向に走査すると、光学位置センサ22によりそ
の位置が検出される。なお、かかる二次元走査におい
て、被作業対象物14を載置したテーブル6をX,Y方
向に走査しても良い。
【0078】すなわち、光学位置センサ22から位置検
出領域にスポット光L0が照射されると、該位置検出領
域から帰還する乱反射光L1や正反射光L2に基づいて
被作業対象物14の位置情報Dpがコントローラ23に
出力される。
【0079】例えば、光学位置センサ22のPSD素子
22Bによりスポット光L0の走査により生ずる被作業対
象物14からの乱反射光L1が検出され、その高さ信号
I1や明るさ信号12が信号処理回路22Dに出力され
る。一方、光源22Aの光軸に設けられたハーフミラー22
Fにより90〔°〕に変向された正反射光L2がPD素
子22Cにより検出され、その正反射光信号I3が信号処
理回路22Dに出力される。
【0080】また、信号処理回路22DではI/V変換回
路201 により、高さ信号I1が電流/電圧変換され、そ
の高さ電圧V1が減算回路203 や加算回路204 に出力さ
れる。I/V変換回路202 では、乱反射光L1に係る明
るさ信号I2が電流/電圧変換され、その明るさ電圧V
2が減算回路203 や加算回路204 に出力される。
【0081】さらに、減算回路203 では、高さ電圧V
1,明るさ電圧V2に基づいて減算電圧V1−V2が除
算回路205 に出力され、加算回路204 では、高さ電圧V
1,明るさ電圧V2に基づいて加算電圧V1+V2が乱
反射光量信号Qとして、コントローラ23と光量制御回
路207 とに出力される。なお、図8(a)は乱反射光量
信号の信号レベル分布曲線である。
【0082】これにより、除算回路205 では、減算電圧
V1−V2,加算電圧V1+V2に基づいて除算電圧
〔V1−V2〕/〔V1+V2〕が距離信号Pとしてコ
ントローラ23に出力される。なお、図7(c)は距離
信号Pの信号レベル分布曲線である。
【0083】一方、I/V変換回路206 により、正反射
光L2に係る正反射光信号I2が電流/電圧変換され、
その正反射光量電圧V3=正反射光量信号Tがコントロ
ーラ23に出力される。なお、図8(b)は正反射光量
信号T1の信号レベル分布曲線であり、例えば、被作業
対象物14の表面が鏡面で、テーブル6の表面が正反射
の少ない場合を示している。また、図8(c)は正反射
光量信号T2の信号レベル分布曲線であり、例えば、被
作業対象物14の表面が正反射の少ない場合で、テーブ
ル6の表面が鏡面の場合を示している。
【0084】なお、発振回路207 から光量制御回路208
やコントローラ23に照射制御信号Sが出力される。ま
た、光量制御回路208 では、乱反射光量信号Q,照射制
御信号Sに基づいて光量制御信号Rがレーザー光源22A
に出力される。
【0085】その後、ステップP4で被作業対象物14
の位置情報Dpとコントローラ23が具備するロボット
ハンド21の位置制御情報Dspに基づいて該ロボットハ
ンド21の位置決めをする。この際に、乱反射光量信号
Q,照射制御信号S及び光量制御信号Rに基づいて、正
反射光量信号Tや距離信号Pのサンプリング処理をす
る。
【0086】例えば、図9の信号処理回路の動作タイミ
ングチャートに示すように、照射制御信号S=「L」
(ロー)レベルにおいて、光量制御信号Rが一定レベル
になることから正反射光量信号Tが有効となる。また、
照射制御信号S=「H」(ハイ)レベルにおいて、光量
制御信号Rは乱反射光量信号Qにより変化することから
距離信号Pが有効となる。
【0087】これにより、両信号P,Tの有効範囲に基
づいて図7(c),図8(a)〜(c)の信号波形の変
化点を検出することにより、被作業対象物14のエッジ
四隅の部分A2,A3,A5,A6を認識することがで
き、コントローラ23の具備するロボットハンド21の
位置制御座標系から該エッジ四隅の位置座標が与えら
れ、これに基づいて該対象物の中心座標O(Xo,Y
o)を認識することができる。
【0088】ここで、ロボットハンド21に駆動制御信
号DSが出力されることで、その中心座標O(Xo,Y
o)にロボットハンド21の幾何学的な中心軸が位置合
せされ、該ハンド21により被作業対象物14が把持さ
れる。
【0089】このようにして、本発明の実施例に係るロ
ボットハンドの位置決め方法によれば、図6の処理フロ
ーチャートに示すように、ステップP1で、被作業対象
物14の高さ信号I1,乱反射光に係る明るさ信号I2
や正反射光信号I3を検出する光学位置センサ22がロ
ボット制御系のロボットハンド21に設けられる(図3
参照)。
【0090】このため、被作業対象物14とその周辺と
の反射率が類似(両者が共に光沢を帯びている場合等)
していた場合や、該対象物14の表面が一様な光沢を帯
びていない場合であっても、そのエッジ部分を正確に測
定することが可能となる。
【0091】すなわち、ステップP3で距離情報,乱反
射光情報や正反射光情報に基づいて被作業対象物14の
位置情報Dpが取得される。この際に、被作業対象物1
4又は光学位置センサ22を取付けたロボットハンド2
1が二次元走査される。
【0092】その後、ステップP4で被作業対象物14
の位置情報Dpとロボット制御系が具備するロボットハ
ンド21の位置制御情報Dspとに基づいて該ロボットハ
ンド21と被作業対象物14とが位置決めされる。この
際に、乱反射光量信号Q,照射制御信号S及び光量制御
信号Rに基づいて、正反射光量信号Tや距離信号Pがサ
ンプリング処理され、被作業対象物14の四隅のエッジ
部分A2,A3,A5,A6に係る位置情報Dpが取得
される。
【0093】このため、図7(c)の距離信号Pの信号
レベル分布曲線や図8(a)の乱反射光量信号Qの信号
レベル分布曲線に示すように、そのエッジ部A2(A
5)やエッジ部A3(A6)に係る信号波形の立ち上が
りや立ち下がりが鈍ったり,又はそれが不安定になった
場合であっても、正反射光量信号Tにより乱反射光量信
号Qや距離信号Pをサンプリング処理することにより、
位置検出処理における誤認識を極力阻止することが可能
となる。
【0094】また、被作業対象物14の表面が一様でな
い場合であっても、光量制御信号Rにより光源22Aの出
力制御をすることから乱反射光量信号Qに係る加算電圧
V1+V2が従来例に比べて大きくなり、除算回路205
の計算精度の向上が図られ、被作業対象物14に対する
距離情報の測定精度の向上を図ることが可能となる。
【0095】これにより、照明強度分布が一様な光源を
必要とするテレビカメラに依存することなく、被作業対
象物の三次元情報を取得する簡易な光学位置センサ22
により、そのエッジ部分を正確に検出すること、及び、
ロボット作業部の精度良い位置決めを行うことが可能と
なる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロボット
制御装置によれば、ロボット作業部,位置検出手段及び
制御手段が具備され、該位置検出手段から位置検出領域
に測定光が照射されると、該位置検出領域から帰還する
乱反射光や正反射光に基づいて被作業対象物の位置情報
が出力される。
【0097】このため、従来例のようにテレビカメラを
使用する方法に比べて、被作業対象物の周辺を照明する
照明強度が一様な光源を設ける必要がない。また、従来
例に比べて、スポット光による走査画像のため、位置検
出処理の際の誤認が極力抑制される。
【0098】なお、テレビカメラによる二次元的な位置
情報に比べてその高さ方向の位置情報を精度良く検出す
ることが可能となる。このことで、ロボット作業部によ
り被作業対象物を把持する場合に、該作業部のZ方向の
移動距離の判断が容易になる。また、簡易な構成により
三次元に係る位置情報を出力することが可能となる。
【0099】さらに、本発明のロボット作業部の位置決
め方法によれば、距離情報,乱反射光情報や正反射光情
報を検出する位置検出手段がロボット制御系のロボット
作業部に設けられる。
【0100】このため、被作業対象物とその周辺との反
射率が類似していた場合や、該対象物の表面が一様な光
沢を帯びていない場合であっても、そのエッジ部分を正
確に検出することが可能となる。
【0101】また、距離情報に係る信号波形や乱反射光
情報に係る信号波形の立ち上がりや立ち下がり部分が鈍
ったり,又はそれが不安定になった場合であっても、位
置検出処理における誤認識を極力阻止することが可能と
なる。
【0102】さらに、被作業対象物の表面が一様でない
場合であっても、光源が出力制御されることから安定し
た乱反射光情報が得られ、距離情報の測定精度の向上を
図ることが可能となる。このことで、比較的簡易な構成
によりロボット作業部の精度良い位置決めを行うことが
可能となる。
【0103】これにより、高精度な位置決め処理に基づ
いて各種教示作業をする汎用ロボット制御装置の提供に
寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロボット制御装置の原理図であ
る。
【図2】本発明に係るロボット作業部の位置決め方法の
原理図である。
【図3】本発明の実施例に係るロボット制御装置の構成
図である。
【図4】本発明の実施例に係る光学位置センサ部の内部
構成図である。
【図5】本発明の実施例に係る信号処理回路及びその周
辺部の構成図である。
【図6】本発明の実施例に係るロボットハンドの位置決
め処理のフローチャートである。
【図7】本発明の実施例に係る位置決め方法の補足説明
図(その1)である。
【図8】本発明の実施例に係る位置決め方法の補足説明
図(その2)である。
【図9】本発明の実施例に係る信号処理回路の動作タイ
ミングチャートである。
【図10】従来例に係るロボット制御装置の説明図であ
る。
【図11】従来例に係る問題点を説明する光センサ部の構
成図,対象物及び信号レベル図である。
【符号の説明】
11…ロボット作業部、 12…位置検出手段、 13…制御手段、 12A…光源、 12B…第1の検出手段、 12C…第2の検出手段、 12D…信号処理手段、 L0…測定光、 L1…乱反射光、 L2…正反射光、 Dp…位置情報、 Dsp…位置制御情報、 P,Q,T…第1〜第3の出力信号、 S,R…第1,第2の制御信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種教示作業をするロボット作業部(1
    1)と、前記ロボット作業部(11)の位置合せに係わ
    り被作業対象物(14)の位置検出をする位置検出手段
    (12)と、前記ロボット作業部(11)及び位置検出
    手段(12)の入出力を制御する制御手段(13)とを
    具備し、前記位置検出手段(12)が位置検出領域に測
    定光(L0)を照射し、該位置検出領域から帰還する乱
    反射光(L1)や正反射光(L2)に基づいて被作業対
    象物(14)の位置情報(Dp)を出力することを特徴
    とするロボット制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロボット制御装置におい
    て、前記位置検出手段(12)が被作業対象物(14)
    に測定光(L0)を出射する光源(12A)と、前記被作
    業対象物(14)の距離情報や乱反射光情報を検出する
    第1の検出手段(12B)と、前記被作業対象物(14)
    の正反射光情報を検出する第2の検出手段(12C)と、
    前記距離情報,乱反射光情報及び正反射光情報を信号処
    理する信号処理手段(12D)から成ることを特徴とする
    ロボット制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のロボット制御装置におい
    て、前記信号処理手段(12D)が発光タイミング制御に
    係る第1の制御信号(S)、前記距離情報,乱反射光情
    報に基づいて第1,第2の出力信号(P,Q)、前記第
    1の制御信号(S)と第2の出力信号(Q)とに基づい
    て光量制御に係る第2の制御信号(R)、及び、前記正
    反射光情報に基づいて第3の出力信号(T)をそれぞれ
    出力することを特徴とするロボット制御装置。
  4. 【請求項4】 測定光(L0)を被作業対象物(14)
    に照射することにより得られる距離情報,乱反射光情報
    や正反射光情報を検出する位置検出手段(12)をロボ
    ット制御系のロボット作業部(11)に設け、前記距離
    情報,乱反射光情報や正反射光情報に基づいて被作業対
    象物(14)の位置情報(Dp)を取得し、前記被作業
    対象物(14)の位置情報(Dp)とロボット制御系が
    具備するロボット作業部(11)の位置制御情報(Ds
    p)に基づいて該ロボット作業部(11)と被作業対象
    物(14)との位置決めをすることを特徴とするロボッ
    ト作業部の位置決め方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のロボット作業部の位置決
    め方法において、前記被作業対象物(14)の位置情報
    の取得の際に、被作業対象物(14)又は位置検出手段
    (12)が取付けられたロボット作業部(11)の二次
    元走査をすることを特徴とするロボット作業部の位置決
    め方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のロボット作業部の位置決
    め方法において、前記ロボット作業部(11)と被作業
    対象物(14)との位置決めの際に、前記乱反射光情報
    に係る第1の出力信号(Q),発光タイミング制御に係
    る第1の制御信号(S)及び光量制御に係る第2の制御
    信号(R)に基づいて、前記正反射光情報に係る第3の
    出力信号(T)や前記距離に係る第1の出力信号(P)
    のサンプリング処理をすることを特徴とするロボット作
    業部の位置決め方法。
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Cited By (3)

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