JPH0530947Y2 - - Google Patents

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JPH0530947Y2
JPH0530947Y2 JP8092587U JP8092587U JPH0530947Y2 JP H0530947 Y2 JPH0530947 Y2 JP H0530947Y2 JP 8092587 U JP8092587 U JP 8092587U JP 8092587 U JP8092587 U JP 8092587U JP H0530947 Y2 JPH0530947 Y2 JP H0530947Y2
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JP
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protrusion
knob
cover
rib
core mold
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JP8092587U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ノツク式のボールペンなどに使用さ
れる合成樹脂製のノツクカバーに関するものであ
る。
〔従来技術とその問題点〕
ノツク式のボールペンにおいて、ノツク部材の
尾端に嵌着され、軸筒の尾端から突出したノツク
カバーを押圧してペン体を先口から突出させ、ま
た退入させる。このノツクカバーをノツク部材に
嵌着するに際し、ノツク部材の外径がノツクカバ
ーの内径よりも小さいときは、ノツクカバーの内
面に縦方向のリブを3本以上設け、このリブの表
面でノツク部材を挟圧することが多いが、この単
純な挟圧保持構造では、小さな引き抜き力が作用
すると、簡単に抜け落ちる問題点がある。このた
め、ノツク部材に係止段を設けるとともに、ノツ
クカバーのリブの表面に比較的低い係合突起を設
け、この係合突起をノツク部材の係止段に係合さ
せることによつて、ノツクカバーは簡単には抜け
落ちず、所定の引き抜き力で取り外せるようにす
るのがよい。
ところで、かかる構造のノツクカバーを合成樹
脂で射出成形するときは、ノツクカバーの内面を
成形する芯型(コア)に係合突起を形成するため
の凹部が必要になる。そして、型抜き時は、先
ず、ノツクカバーの外面を成形する外型を抜き、
次に芯型を抜くが、このとき、係合突起が芯型の
凹部にはまり込んでいるので、型抜きの過程で、
弾性変形を利用してノツクカバーを半径方向に膨
らませることによつて係合突起を芯型の凹部から
外し、係合突起の先端を芯型の表面に摺接させな
がら型抜きする。従つて、係合突起の先端は、芯
型の表面に摺接するときに傷みやすく、所定の形
状のものが得られないことがある。このため、係
合突起をノツク部材の係止段に係合させたとき
に、確実に係合せず、簡単にノツクカバーが抜け
落ちる不具合がある。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、内面リブの表面に形成される
係合突起の先端が型抜き時に傷むことがなく、ノ
ツク部材の係止段に確実に係合させることが可能
な筆記具用合成樹脂製ノツクカバーを提供するこ
とを目的とするものである。
〔考案の構成とその作用〕
本考案の構成は、有底筒状体の内面に縦方向の
リブが複数本突設され、このリブの表面にノツク
部材に係合する係合突起が形成された合成樹脂製
ノツクカバーにおいて、この係合突起と同一円周
上であつてリブに隣接した内面に係合突起の高さ
よりやゝ高いダミー突起が形成されたことを特徴
とするものである。
すなわち、芯型を抜くときに、先ず、係合突起
およびダミー突起が芯型のそれぞれの凹部から外
れてノツクカバーが半径方向に膨らみ、この状態
で芯型を抜くが、このとき、係合突起の高さより
ダミー突起の方がやゝ高いので、ダミー突起の先
端が芯型の表面に大きな圧力で摺接してノツクカ
バーを半径方向に膨らませる。従つて、係合突起
の先端は芯型の表面に接触しないか、もしくは軽
く接触する状態で芯型が抜かれる。このため、係
合突起の先端が型抜き時に傷むことがなく、ノツ
ク部材の係止段に確実に係合させることが可能に
なる。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体
的に説明する。
第1図〜第3図は、本考案に係るノツクカバー
の一例を示すが、合成樹脂で射出成形された有底
筒状のノツクカバー1の内面には3本の縦方向の
リブ2が形成されており、各リブ2の表面には低
い山型をした係合突起3が形成されている。かか
るノツクカバー1を図示略のノツク部材に嵌着し
たときに、この係合突起3が、ノツク部材に形成
された係止段部に係合し、所定の引き抜き力が作
用すると取り外せるようになつている。そして、
係合突起3と同一円周上であつて、各リブ2の両
隣のノツクカバー1の内面には、ダミー突起4が
形成されている。このダミー突起4はノツク部材
との嵌着になんら寄与しない。ここで、ダミー突
起4の高さ(ノツクカバー1の内周面からの高
さ)bは、係合突起3の高さ(リブ2の表面から
の高さ)aよりもやゝ高くなつている。
次に、射出成形の型抜き工程を説明するが、第
4図は、型開きして、ノツクカバー1の外面を成
形する図示略の固定外型から抜いた後に、可動外
型7から芯型5を抜く状態を示している。ダミー
突起4は、芯型5の表面に設けられたダミー突起
用凹部6によつて成形され、係合突起3も図示略
のリブ2用の縦方向の凹部に形成された係合突起
用凹部によつて成形される。芯型5の型抜きに際
しては、固定外型が既に抜かれているので、ノツ
クカバー1は半径方向に膨らむことが可能であ
る。従つて、芯型5を抜き始めると、ダミー突起
4が凹部6から外れ、係合突起3も図示略の係合
突起用凹部から外れて、ノツクカバー1は略3角
形の「にぎりめし」状に弾性変形する。このと
き、ダミー突起4の高さbが高さaよりもやゝ高
いので、ダミー突起4の先端が芯型5の表面に強
く接触してノツクカバー1を変形させるが、係合
突起3の先端はほとんど接触せず、ノツクカバー
1の弾性変形に寄与しない。そして、この状態で
芯型5を引き抜くと、ダミー突起4の先端が芯型
5の表面に大きな圧力で摺接するので、先端形状
が傷みやすい。しかし、このダミー突起4は、ノ
ツク部材との嵌着になんら寄与しないので、先端
形状が傷んでも不具合はない。一方、係合突起3
の先端は、芯型5の表面(リブ2用の縦方向の凹
部の表面)とはほとんど摺接しないので、その先
端形状は傷まず、所定の形状のものを正確に得る
ことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、内面リブに形
成された係合突起と同一円周上であつてリブに隣
接したノツクカバーの内面に係合突起の高さより
やゝ高いダミー突起を形成したので、係合突起の
先端が型抜き時に傷むことがなく、ノツク部材の
係止段に確実に係合させることが可能な筆記具用
合成樹脂製ノツクカバーとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図は第1
図の−線での断面図、第3図は第2図の−
線での断面図、第4図は型抜き工程の説明図で
ある。 1……ノツクカバー、2……リブ、3……係合
突起、4……ダミー突起、5……芯型。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 有底筒状体の内面に縦方向のリブが複数本突設
    され、このリブの表面にノツク部材に係合する係
    合突起が形成された合成樹脂製ノツクカバーにお
    いて、 前記係合突起と同一円周上であつてリブに隣接
    した内面に係合突起の高さよりやゝ高いダミー突
    起が形成されたことを特徴とする筆記具用合成樹
    脂製ノツクカバー。
JP8092587U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH0530947Y2 (ja)

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JP8092587U JPH0530947Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JPS63189688U JPS63189688U (ja) 1988-12-06
JPH0530947Y2 true JPH0530947Y2 (ja) 1993-08-09

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