JPH05308805A - 作業車両のリフトアームロック装置 - Google Patents

作業車両のリフトアームロック装置

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JPH05308805A
JPH05308805A JP11749092A JP11749092A JPH05308805A JP H05308805 A JPH05308805 A JP H05308805A JP 11749092 A JP11749092 A JP 11749092A JP 11749092 A JP11749092 A JP 11749092A JP H05308805 A JPH05308805 A JP H05308805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
check valve
position control
lift arm
lever
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP11749092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Iwanaga
憲二 岩永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型の作業車両において、リフトアームに連
結した作業機を吊上げた際に、制御弁からの圧油の漏れ
による作業機の自然降下とポジション制御による上昇補
正の反復動作が起こる。この動作を防止して運転操作に
与える悪影響や危険性を解消する。 【構成】 リフトアーム駆動用の油圧シリンダ8,8と
方向制御弁27を接続する管路30に逆止弁32を設け
る。逆止弁32は開閉操作可能な形式のものを使用す
る。ポジションコントロールレバー12と逆止弁32を
連動機構によって接続する。ポジションコントロールレ
バー12を吊上位置としたときに逆止弁32が閉じるよ
うにして方向制御弁27から油圧シリンダ8,8の圧油
が漏れることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、作業車両のリフトア
ームロック装置に関するものであり、特に油圧リフトア
ームのロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタ等の農作業用車両は、後部にロ
ータリ等を連結して各種作業を行えるように構成されて
いる。連結した作業機は、作業車両のリフトアームによ
って吊下げられ、ポジションレバーの操作により対地高
さを調節できる。ポジション制御は、ポジションレバー
に連動するポジション設定器と、リフトアームの回動位
置を検出するポジションセンサとによってフィードバッ
ク制御し、作業機の高さを設定高さに一致させるように
している。
【0003】また、作業車両は、対地作業時に方向変換
する際や、道路を走行するときは、連結した対地作業機
を上昇させる必要がある。この場合は、ポジションレバ
ーの操作によってリフトアーム駆動用油圧シリンダを駆
動して作業機を最上位置へ吊上げる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】小型の作業車両におい
ては、リフトアーム駆動用に比較的小径の油圧シリンダ
が使用される。油圧シリンダは小径になるほど保持圧力
が高いため、前述したポジション制御によって作業機を
上昇させた状態で長時間経過すると、油圧シリンダの制
御弁からの圧力油の漏れによって作業機が徐々に下降す
る。下降量がポジション制御系の反応しきい値を超える
と、リフトアームが上昇されて作業機は設定高さまで上
昇する。
【0005】この設定高さへの復帰動作は、小角度では
あるが、動作開始の予測が困難なため周囲の人間にとっ
て危険であるとともに、路上を走行中の場合は、車体を
振動させて運転操作に悪影響を及ぼすことがある。そこ
で、上昇させた対地作業機等を指示位置に維持し、自然
降下と設定高さへの自動復帰の反復動作を解消して安全
性並びに運転操作性に及ぼす悪影響を解消するために解
決すべき技術的課題が生じており、この発明は上記課題
を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、ロータリ等の作業
機を連結して各種作業を行う作業車両であって、前記作
業機を昇降させる昇降機構と、前記作業機の高さを制御
するポジションコントロール機構を備えた作業車両に於
て、前記昇降機構のリフトアーム駆動用油圧シリンダと
方向制御弁とを接続する管路に開閉操作可能な逆止弁を
設けてタンクへの戻りの流れを阻止できるように形成す
るとともに、ポジションコントロールレバーと前記逆止
弁とを連動機構を介して連結し、前記ポジションコント
ロールレバーの指示が所定の高さ以下のときは前記逆止
弁が開放されるように構成した作業車両のリフトアーム
ロック装置を提供するものである。
【0007】
【作用】作業機昇降用の油圧シリンダと方向制御弁とを
接続する管路に設けた逆止弁は、ポジションコントロー
ルレバーと連動して開閉操作される。ポジションコント
ロールレバーが下げ位置や通常の作業位置にあるとき
は、逆止弁は開放されて方向制御弁と油圧シリンダとの
間の圧油の流れを妨げない。
【0008】ポジションコントロールレバーが或設定位
置より上げ位置にあるときは、逆止弁が閉じて油圧シリ
ンダから方向制御弁への流れは阻止される。これによ
り、路上走行時等に作業機を吊上げた場合に方向制御弁
の漏れによって作業機が自然に下降することがないの
で、ポジションコントロールレバーによる指示位置との
ずれが発生しない。従って、ずれを補正するための上昇
動作も行われず、吊上げた作業機が自然下降と上昇とを
反復動作することを防止できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図に従って詳述
する。尚、説明の都合上、公知の技術事項も同時に説明
する。図1において符号1は乗用管理機等と称せられる
農作業用の小型作業車両である。この作業車両1は、一
般的なトラクタとほぼ同様に作業機連結機構2とPTO
出力機構3を備え、ロータリ等の作業機4を使用して各
種の作業を行うことができる。作業車両1は、はしご形
フレーム5の後部下面に取付けたリヤアクスルケース6
の前面左右にL字形のリフトアーム7,7の一端部を枢
着し、後端部を車体の後方へ突出させて左右のリフトア
ーム7,7を後端部で連結し、この後端部に作業機4を
連結する。リフトアーム7,7の中間部には油圧シリン
ダ8,8のピストンロッド9,9の先端部が枢着され、
油圧シリンダ8,8の後端部は、はしご形フレーム5の
後端部位に枢着されている。作業機4とPTO出力軸1
0とは後述する連結シャフトとユニバーサルジョイント
を介して接続し、動力を伝導する。作業機4の昇降操作
は、座席11の右側に設けたポジションコントロールレ
バー12によって行い、座席11の下に配設されたバル
ブユニット13を操作して油圧シリンダ8,8を伸縮さ
せる。
【0010】図2は、図1のリフトアーム部位のA−A
線矢視断面図である。左右のリフトアーム7,7はほぼ
U字形状の連結パイプ14によって連結され、この連結
パイプ14の中間部に支持板15を固設している。支持
板15の上面中央部には、作業機4からPTO連結軸1
6を取外した場合に、取外されたPTO連結軸16を支
えるための半円形の切欠部17が形成されている。支持
板15の位置は、作業車両1と作業機4とに接続された
PTO連結軸16よりも下方に配設されているので、支
持板15がPTO連結軸16に干渉することはない。
【0011】図3はリフトアーム7,7に作業機が接続
されていない状態を示し、この状態ではPTO連結軸1
6は支持板15によって支持される。支持板15の切欠
部17は、PTO連結軸16のスプライン部16aの先
端部位に形成した小径部16bの曲率とほぼ同一曲率で
形成されている。従って、同図に示すように作業車両に
PTO連結軸16を接続し、作業機を連結しない状態で
あっても、スプライン嵌合により伸縮自在なPTO連結
軸16及びユニバーサルジョイント18が脱落する虞れ
はない。
【0012】図4は、ポジションコントロール機構のブ
ロック図である。ポテンショメータを使用したポジショ
ン設定器21は、ポジションコントロールレバー12の
回動位置を電圧に変換し、リフトアーム7,7の回動軸
に接続したポジションセンサ22の出力電圧とともにA
/Dコンバータ23を介して中央処理装置24へ入力す
る。
【0013】中央処理装置24は、ポジション設定器2
1の設定値とポジションセンサ22の検出値との偏差を
0にすべく上昇出力部25或いは下降出力部26へ制御
信号を出力する。上昇出力部25若しくは下降出力部2
6から出力された電流は、電磁比例方向制御弁27のス
プールを電圧に応じて変位させて油圧シリンダ8,8
と、油圧ポンプ28或いはタンク29とを連通し、油圧
シリンダ8,8の伸縮位置を制御する。
【0014】電磁比例方向制御弁27と油圧シリンダ
8,8とを接続する管路30には、本発明のリフトアー
ムロック装置31を構成する逆止弁32が挿入されてい
る。この逆止弁32は開閉操作可能なメカニカル操作形
であり、ポジションコントロールレバー12を最上位置
としたときに閉じて油圧シリンダ8,8からの圧油の戻
りを阻止する。また、ポジションコントロールレバー1
2が最上位置以外の場合は、逆止弁32は開放されて圧
油の流れを妨げず、油圧シリンダ8,8のポジション制
御に支障をきたさないようにしている。
【0015】図5は、図4に示した電磁比例方向制御弁
27を取付けたバルブユニット13部分の平面図であ
る。電磁比例方向制御弁27の上部に配設された逆止弁
32は、開閉操作用のプッシュピン33をばね(図示せ
ず)によって側面から外側へ突出するように付勢してい
る。このプッシュピン33を押し込むことにより、図示
は省略するがプッシュピン33の先端が逆止弁32のポ
ペットを逆止ばねの付勢に抗してバルブシートから離反
させて自由流の状態となる。
【0016】電磁比例方向制御弁27の上部にはレバー
34が水平方向へ回動自在に枢着され、このレバー34
の一端部によって逆止弁32のプッシュピン33を押す
ことができるように形成されている。レバー34の他端
部近傍には押し棒35の一端部を枢着し、押し棒35の
他端部は、バルブユニット13に固設した支持板36の
孔37に挿入されている。押し棒35の中間部位にはば
ね受けフランジ38が設けられており、支持板36とば
ね受けフランジ38との間にコイルばね39を介装して
レバー34を同図中時計方向へ付勢し、プッシュピン3
3を押し込んで逆止弁32を常時開放している。
【0017】また、レバー34の押し棒35を枢着した
側の端部にはレリーズワイヤ40の一端部40aを枢着
し、このレリーズワイヤ40を引くことにより、鎖線で
示すようにレバー34を反時計方向へ回動させてプッシ
ュピン33の押圧を解除し、逆止弁32を閉じることが
できる。レリーズワイヤ40の他端部40bは、図6に
示すように、ポジションコントロールレバー12と同軸
上に遊嵌したレバー41に係着されている。
【0018】ポジションコントロールレバー12は、同
図中実線で示す最上位置から鎖線で示す最下げ位置まで
の間の任意の位置へ回動することができる。また、ポジ
ションコントロールレバー12と回動中心を一致させて
ポジション設定器21が配設されており、ポジション設
定器21の回転軸42にレバー43を装着して、レバー
43をポジションコントロールレバー12に設けたピン
44に係合させている。従って、ポジション設定器21
はポジションコントロールレバー12に連動し、ポジシ
ョンコントロールレバー12の位置は電気的抵抗値に変
換されて、図4に示したA/Dコンバータ23へ伝達さ
れる。
【0019】ポジションコントロールレバー12の下端
部位にはカム部12aが形成されており、実線で示す最
上位置ではレバー41に嵌着したレリーズワイヤ40の
係止ピン40cを下方から押圧してレバー41を上方へ
回動し、レリーズワイヤ40を引張する。この引張によ
って図5に示したレバー34が反時計方向へ回動して逆
止弁32が閉じる。
【0020】ポジションコントロールレバー12を最上
位置から前方へ回動するとレリーズワイヤ40の緊張が
解除されて、図5に示すレバー34は実線で示す位置に
復帰し、プッシュピン33を押し込んで逆止弁32を開
放する。本実施例ではポジションコントロールレバー1
2の回動範囲は約70度であり、逆止弁32は最上位置
から約15度の範囲で閉じて逆止作用を発揮する。
【0021】従って、路上走行の場合等にポジションコ
ントロールレバー12を最上位置として作業機4を吊上
げた場合は、油圧シリンダ8,8からの戻りの流れは逆
止弁32によって阻止されるので、作業機4が上げ位置
から自然降下することがない。依って、降下による位置
の変位を補正するための上昇動作が行われることもな
く、走行中等に作業機4が小刻みに上下動を反復するこ
とを防止できる。
【0022】尚、この発明は上記一実施例に限定するも
のではなく、例えばソレノイド操作逆止弁を使用してポ
ジションコントロールレバーと電気的に連動させる等の
改変が可能であり、それらの改変されたものが本発明の
技術範囲に含まれることは当然である。
【0023】
【発明の効果】この発明は、上記一実施例において詳述
したように、作業車両のリフトアームを或角度以上上昇
させたときは、リフトアーム駆動用の油圧シリンダから
方向制御弁への圧油の流れは逆止弁によって阻止される
ので方向制御弁の漏れによるリフトアームの自然降下が
発生しない。よって自然降下とポジションコントロール
機構の補正動作による上昇とを反復することがなく、不
意の上昇動作がもたらす危険性や走行時における安定性
の阻害を解消でき、安全性並びに運転操作性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車両の側面図。
【図2】図1のA−A線矢視端面図。
【図3】リフトアーム部分の解説図。
【図4】ポジションコントロール機構のブロック図。
【図5】バルブユニット部分の平面図。
【図6】ポジションコントロールレバー部分の側面図。
【符号の説明】
1 作業車両 4 作業機 7 リフトアーム 8 油圧シリンダ 12 ポジションコントロールレバー 12a カム部 13 バルブユニット 27 電磁比例方向制御弁 30 管路 31 リフトアームロック装置 32 逆止弁 33 プッシュピン 34 レバー 35 押し棒 38 ばね受けフランジ 39 コイルばね 40 レリーズワイヤ 41 レバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリ等の作業機を連結して各種作業
    を行う作業車両であって、前記作業機を昇降させる昇降
    機構と、前記作業機の高さを制御するポジションコント
    ロール機構を備えた作業車両に於て、前記昇降機構のリ
    フトアーム駆動用油圧シリンダと方向制御弁とを接続す
    る管路に開閉操作可能な逆止弁を設けてタンクへの戻り
    の流れを阻止できるように形成するとともに、ポジショ
    ンコントロールレバーと前記逆止弁とを連動機構を介し
    て連結し、前記ポジションコントロールレバーの指示が
    所定の高さ以下のときは前記逆止弁が開放されるように
    構成した作業車両のリフトアームロック装置。
JP11749092A 1992-05-11 1992-05-11 作業車両のリフトアームロック装置 Pending JPH05308805A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017195856A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 Kyb株式会社 作業機の昇降制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017195856A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 Kyb株式会社 作業機の昇降制御装置
WO2017187687A1 (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 Kyb株式会社 作業機の昇降制御装置

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