JP3078995B2 - 作業車の作業装置用操作構造 - Google Patents

作業車の作業装置用操作構造

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JP3078995B2
JP3078995B2 JP06321878A JP32187894A JP3078995B2 JP 3078995 B2 JP3078995 B2 JP 3078995B2 JP 06321878 A JP06321878 A JP 06321878A JP 32187894 A JP32187894 A JP 32187894A JP 3078995 B2 JP3078995 B2 JP 3078995B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業装置昇降用のリフ
トアームを操作するリフトシリンダ、このリフトシリン
ダを第1スプールと第2スプールの摺動操作によって制
御するコントロールバルブを備え、前記第1スプールお
よび前記第2スプールを、天秤揺動リンクを備えた連動
機構によって昇降操作レバーと前記リフトアームに連動
させるとともに、前記天秤揺動リンクの作用により、前
記昇降操作レバーによる前記両スプールの摺動操作を可
能にするとともに、前記リフトアームが前記昇降操作レ
バーの操作方向に対応する方向に前記昇降操作レバーの
操作ストロークに対応するストロークを作動すると、前
記コントロールバルブが中立状態に自動的に戻って前記
リフトシリンダが作動停止するように構成してある作業
車の作業装置用操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記操作構造において、従来、たとえば
特開昭61−205403号公報に示されるように、第
1スプールの操作部を天秤揺動リンクに直接に連結し、
第1スプールと第2スプールとにわたって連結したスプ
ール連結部材によって両スプールを連動させることによ
り、昇降操作レバーによる両スプールの摺動操作が可能
になるように、かつ、リフトアームの作動が両スプール
にフィードバックしてコントロールバルブの中立状態へ
の戻し操作ができるように、天秤揺動リンクを両スプー
ルに連動させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、天秤揺動リンク
を第1スプールに接近させて配置する必要があった。こ
の結果、たとえば昇降操作レバーを両スプールに連動さ
せる前記連動機構のうちの昇降操作レバーと天秤揺動リ
ンクとを連動させるための機構部分を連動距離が短いと
か、必要部材数が少ない構造簡単なものにすると、昇降
操作レバーがコントロールバルブに近くて操作しにくく
なる箇所にしか取り付けられないなど、組み付け上での
問題があった。本発明の目的は、昇降操作レバーや連動
機構を有利に組み付けたり構成できるとともに、製作も
有利にできるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による作業車の作
業装置用操作構造は、目的達成のために、冒頭に記した
ものにおいて、前記第1スプールと前記第2スプールに
わたって連結して前記両スプールを連動させるスプール
連結部と、このスプール連結部から前記両スプールの摺
動方向とは異なる方向に延出するとともに前記天秤揺動
リンクに連結してこの天秤揺動リンクを前記スプール連
結部に連動させる天秤リンク連結部とを備えた連動部材
を前記連動機構に備えるとともに、前記連動部材の前記
スプール連結部と前記天秤リンク連結部とを一体成形し
てあることを特徴とする。
【0005】
【作用】たとえば昇降操作レバーをコントロールバルブ
から比較的離れた操作しやすい箇所に配置するととも
に、昇降操作レバーと天秤揺動リンクとを連動させる連
動機構部分を簡略化する結果、天秤揺動リンクが第1ス
プールや第2スプールから離れた箇所に位置することに
なっても、連動部材の天秤リンク連結部によって天秤揺
動リンクが両スプールに連動され、昇降操作レバーによ
って両スプールを操作できるとともに、リフトアームの
作動が両スプールにフードバックして両スプールが所望
どおり中立位置に復帰するようにできる。両スプールを
連動させるための連動部材としてのスプール連結部と、
天秤揺動リンクを両スプールに連動させるための連動部
材としての天秤リンク連結部とを単一の部品として一挙
に作成したり、組み付たりできる。
【0006】
【発明の効果】天秤揺動リンクを両スプールから離して
配置しても天秤リンク連結部によって両スプールに所望
どおり連動できることにより、昇降操作レバーを操作し
やすい箇所に取り付けて楽に昇降操作できるとか、連動
機構を構造簡単なものに構成して容易に作成したり組み
付けられるなど、安価に製作できるとか楽に組み付けで
きるようにできた。その上、両スプールと天秤揺動リン
クとの連動部材が一挙に作成したり組み付けたりできる
ことから、天秤揺動リンクの面からも安価に得られると
ともに楽に組み付けできるようになった。
【0007】
【実施例】図1に示すように、左右一対の前車輪1,1
および後車輪2,2を駆動自在に備えるとともに、運転
座席3などを備えた自走機体の後部に、ロータリ耕耘装
置(図示せず)などの各種作業装置を昇降操作自在に連
結する左右一対のリフトアーム4,4、および、連結作
業装置に回動力を伝達する動力取り出し軸5を備えて、
農用トラクターを構成してある。
【0008】連結作業装置の昇降を可能にするに、前記
リフトアーム4を自走機体の後部を形成しているミッシ
ョンケース6に上下揺動自在に取り付け、そして、図
2、図3および図6に示すように、前記ミッションケー
ス6の内部に設けたリフトシリンダ7によってリフトア
ーム4を揺動操作するように構成するとともに、リフト
シリンダ7のコントロールバルブ10と、前記ミッショ
ンケース6に貯留されている潤滑油を作動油としてコン
トロールバルブ10に供給する油圧ポンプ8とを有した
油圧回路を備え、さらには、前記コントロールバルブ1
0を操作するように運転座席3の横側に設けた昇降操作
レバー9などを備えた作業装置用操作構造を構成してあ
る。
【0009】すなわち、図2に示すように、リフトシリ
ンダ7は、前記ミッションケース6の上部分と一体形成
したシリンダチューブ、リフトアーム4を回転支軸4a
を介して揺動操作する操作アーム4bに連動しているピ
ストンロッドを備えた単動シリンダでなり、圧油供給さ
れて伸長作動することにより、前記回転支軸4aを回動
操作することによってリフトアーム4を作業装置上昇側
に揺動操作し、作業装置の自重によって短縮作動するこ
とにより、リフトアーム4を作業装置下降側に揺動操作
する。
【0010】図6に示すように、コントロールバルブ1
0は、ミッションケース6の内部のリフトシリンダ7の
下方に組み付けてある。このコントロールバルブ10
は、図6に示す如く第1制御弁11、第2制御弁12、
第3制御弁13、逆止弁14を一つのバルブケースに組
み込んだバルブでなる。第1制御弁11を構成している
第1スプール11aをバルブケースに対して機体前後方
向に摺動操作して中立位置N、上昇位置U、下降位置D
の三つの操作位置に切り換えるとともに、第2制御弁1
2を構成している第2スプール12aをバルブケースに
対して機体前後方向に摺動操作して中立位置Nと作用位
置URの二つの操作位置に切り換えることにより、コン
トロールバルブ10が中立状態、上昇操作状態、下降操
作状態に切り換わってリフトシンダ7の制御を行うよう
にしてある。すなわち、第1スプール11aが中立位置
Nで第2スプール12aが中立位置Nになると、第3制
御弁13がポンプポートPからの圧油を第1タンクポー
トT1から流出させ、第2制御弁12がシリンダポート
Cからの圧油を第2タンクポートT2から流出しないよ
うにロックする。これにより、コントロールバルブ10
が中立状態になってリフトシリンダ6を停止状態に制御
する。第1スプール11aが上昇位置Uで第2スプール
12aが中立位置Nになると、第3制御弁13が第1制
御弁11からパイロット回路15を介して供給されるパ
イロット油圧でロック作動してポンプポートPからの圧
油を第1タンクポートT1から流出しないようにロック
し、第2制御弁12がポンプポートPからの圧油を第2
タンクポートT2から流出しないようにロックする。こ
れにより、コントロールバルブ10が上昇操作状態にな
ってリフトシリンダ7をリフトアーム上昇側の駆動状態
に制御する。第1スプール11aが下降位置Dで第2ス
プール12aが作用位置URになると、第1制御弁11
がポンプポートPからの圧油を第3タンクポートT3か
ら流出させ、第2制御弁12がシリンダポートCからの
圧油を第2タンクポートT2から流出させる。これによ
り、コントロールバルブ10が下降操作状態になってリ
フトシリンダ7をリフトアーム下降側の駆動状態に制御
する。
【0011】図2および図3に示すように、昇降操作レ
バー9は、これのボス部9aを相対回動自在に貫通して
いるフィードバックレバー軸21によってミッションケ
ース6のリフトシリンダ7の横側に位置するケース部分
6aに取り付けることにより、フィードバックレバー軸
21の機体横方向の軸芯21aまわりで揺動するように
してある。
【0012】前記コントロールバルブ10の前記第1ス
プール11aと第2スプール12aとにわたって取り付
けた連動部材22、この連動部材22の一端側に連結ピ
ン23aによって回動自在に連結した天秤揺動リンク2
3、この天秤揺動リンク23の一端側の切欠き23bに
遊端側が入り込むことによって、天秤揺動リンク23の
一端側に連動するように構成した第1内側連動レバー2
4、この第1内側連動レバー24を前記ケース部分6a
に前記軸芯21aに平行またはほぼ平行な軸芯25aま
わりで回動自在に取り付けている連動レバー軸25、こ
の連動レバー軸25のミッションケース外に突出する軸
端部分に一体回動自在に取り付けた外側連動レバー2
6、昇降操作レバー9から延出するとともに延出端側が
前記外側連動レバー26のピン孔26aに入りんで昇降
操作レバー9と外側連動レバー26とを連動させている
連動ピン27、前記天秤揺動リンク23の他端側の切欠
き23cに遊端側が入り込むことによって、天秤揺動リ
ンク23の他端側に連動するように構成した第2内側連
動レバー28、この第2内側連動レバー28を前記ケー
ス部分6aに回動自在に取り付けている前記フィードバ
ックレバー軸21、このフィードバックレバー軸21の
ミッションケース外に位置する軸端部に一体回動自在に
取り付けたフィードバックレバー29、このフィードバ
ックレバー29をリフトアーム4に連結しているフィー
ドバックロッド29aにより、昇降操作レバー9および
リフトアーム4をコンロトールバルブ10の前記両スプ
ール11a,12aに連動させる連動機構20を構成
し、昇降操作レバー9による両スプール11a,12a
の摺動操作を可能にするとともにリフトアーム4の作動
のフィードバックによる両スプール11a,12aの摺
動操作を可能にしてある。
【0013】つまり、昇降レバー9をレバーガイド30
のガイド溝に沿わせて機体後方側9Uに揺動操作する
と、連動ピン27、外側連動レバー26、連動レバー軸
25を介して伝達するレバー操作力のために、第1内側
連動レバー24が軸芯25aまわりで揺動して天秤揺動
リンク23を第2内側連動レバー28による支持点を揺
動中心として図4(イ)に実線で示す位置から仮想線で
示す位置に揺動操作する。すると、天秤揺動リンク23
の連結ピン23aが図4(ロ)に実線で示す位置から仮
想線で示す位置に移動し、天秤揺動リンク23が連動部
材22をコントロールバルブ10のバルブケースの方に
移動操作して連動部材22が第1スプール11aに対し
てはこれの連動部材受け止め段部(図示せず)との当接
によって摺動操作し、第2スプール12aに対しては相
対摺動して摺動操作しないことにより、第1スプール1
1aがレバー操作力のために中立位置Nから上昇位置U
に切り換わり、第2スプール12aが自己保持力のため
の中立位置Nのままになる。これにより、コントロール
バルブ10が中立状態から上昇操作状態に切り換わって
リフトシリンダ7をリフトアーム上昇側に駆動させる。
リフトアーム4が上昇揺動するに伴い、リフトアーム4
の作動がフィードバックロッド29aを介してフィード
バックレバー29に伝わってフィードバックレバー軸2
1が回動する。このために、第2内側連動レバー28が
軸芯21aまわりで揺動して天秤揺動リンク23を第1
内側連動レバー24による支持点を揺動中心として図4
(ロ)に実線で示す位置から仮想線で示す方向に揺動操
作し、天秤揺動リンク23が連動部材22をコントロー
ルバルブ10のバルブケースから離れる方向に移動操作
して連動部材22が第1スプール11aに対してはこれ
の連動部材固定リング11bとの当接によって摺動操作
し、第2スプール12aに対しては相対摺動して摺動操
作しない。そして、リフトアーム4の揺動ストロークが
昇降操作レバー9の操作ストロークに対応するストロー
クに達すると、天秤揺動リンク23が図4(ロ)に仮想
線で示す位置になってこの天秤揺動リンク23の連結ピ
ン23aが昇降操作レバー9の操作前の図4(イ)に示
す元の位置に戻る。これにより、第1スプール11aが
リフトアーム4の作動力で中立位置Nに戻るとともに第
2スプール12aが自己保持力のために中立位置Nにな
り、コントロールバルブ10が自動的に上昇操作状態か
ら中立状態に戻ってリフトシリンダ7の作動を停止させ
る。
【0014】また、昇降レバー9をレバーガイド30の
ガイド溝に沿わせて機体前方側9Dに揺動操作すると、
連動ピン27、外側連動レバー26、連動レバー軸25
を介して伝達するレバー操作力のために、第1内側連動
レバー24が軸芯25aまわりで揺動して天秤揺動リン
ク23を第2内側連動レバー28による支持点を揺動中
心として図4(ハ)に実線で示す位置から仮想線で示す
位置に揺動操作する。すると、天秤揺動リンク23の連
結ピン23aが図4(ハ)に実線で示す位置から仮想線
で示す位置に移動し、天秤揺動リンク23が連動部材2
2をコントロールバルブ10のバルブケースから離れる
方向に移動操作して連動部材22が第1スプール11a
に対してはこれの連動部材固定リング11bとの当接に
よって摺動操作し、第2スプール12aに対してはこれ
の連動部材連結ナット12bとの当接によって摺動操作
することにより、第1スプール11aがレバー操作力の
ために中立位置Nから下降位置Dに切り換わり、第2ス
プール12aがレバー操作力のために中立位置Nから作
用位置UDに切り換わる。これにより、コントロールバ
ルブ10が中立状態から下降操作状態に切り換わってリ
フトシリンダ7をリフトアーム下降側に駆動させる。リ
フトアーム4が下降揺動するに伴い、リフトアーム4の
作動がフィードバックロッド29aを介してフィードバ
ックレバー29に伝わってフィードバックレバー軸21
が回動する。このために、第2内側連動レバー28が軸
芯21aまわりで揺動して天秤揺動リンク23を第1内
側連動レバー24による支持点を揺動中心として図4
(ニ)に実線で示す位置から仮想線で示す方向に揺動操
作し、天秤揺動リンク23が連動部材22をコントロー
ルバルブ10のバルブケースの方に移動操作して連動部
材22が第1スプール11aに対してはこれの連動部材
受け止め段部との当接によって摺動操作し、第2スプー
ル12aに対しては相対摺動して摺動操作しない。そし
て、リフトアーム4の揺動ストロークが昇降操作レバー
9の操作ストロークに対応するストロークに達すると、
天秤揺動リンク23が図4(ニ)に仮想線で示す位置に
なってこの天秤揺動リンク23の連結ピン23aが昇降
操作レバー9の操作前の図4(ハ)に示す元の位置に戻
る。これにより、第1スプール11aがリフトアーム4
の作動力で中立位置Nに戻るとともに第2スプール12
aは自己復元力によって中立位置Nに戻り、コントロー
ルバルブ10が自動的に下降操作状態から中立状態に戻
ってリフトシリンダ7の作動を停止させる。
【0015】尚、図3に示す皿ばね31は、外側連動レ
バー26をミッションケース6の外面側に押し付け操作
して外側連動レバー26とミッションケース6との間に
摩擦力を発生させ、この摩擦力によって昇降操作レバー
9を所定の操作位置に保持するとともに、リフトアーム
4の作動がフィードバックする際、第1内側連動レバー
24が天秤揺動リンク23を連動部材22の連結点のま
わりで揺動しないように強固に支持することを可能に
し、コントロールバルブ10のフィードバックによる中
立状態への戻し操作を確実にするものである。
【0016】前記連動部材22は、図5に示す如く第1
貫通孔22aおよび第2貫通孔22bを有した一端側部
分22Aと、この一端側部分22Aから前記第1貫通孔
22aの軸芯に直交する方向に延出するとともに延出端
部に第3貫通孔22cを有した他端側部分22Bを備
え、かつ、前記一端側部分22Aと他端側部分22Bと
を同時に鋳造することによって一体形成した単一部品で
作成してある。すなわち、この単一部品の前記一端側部
分22Aにより、コントロールバルブ10の第1スプー
ル11aと第2スプール12aとを連動させるスプール
連結部を形成し、第1スプール11aには第1貫通孔2
2aにより外嵌して第1スプール11aの連結部材受け
止め段部と連結部材固定リング11bとによって両摺動
方向への一体摺動が可能に連結し、第2スプール12a
には第2貫通孔22bにより相対摺動可能に外嵌し、前
記連結ナット12bによって一方向への一体摺動が可能
に連結することにより、スプール連結部22Aを両スプ
ール11a,12aにわたって連結するようにしてあ
る。そして、前記他端側部分22Bにより、前記スプー
ル連結部22Aと天秤揺動リンク23とを連動させる天
秤連結部を形成し、第3貫通孔22cに前記連結ピン2
3aを回動自在に取り付けることによって、天秤連結部
22Aを天秤揺動リンク23に相対回動自在に連結する
ようにしてある。
【0017】連動部材22の天秤連結部22Bはスプー
ル連結部22Aから第1貫通孔22aの軸芯に直交する
方向に延出していることにより、連結部材22を両スプ
ール11a,12aに取り付けた状態ではスプール連結
部22Aから両スプール11a,12aの摺動方向とは
異なる方向に延出することになる。これにより、天秤揺
動リンク23を両スプール11a,12aから離れた箇
所に配置することを可能にしている。
【0018】図6に示すように前記第1制御弁11とタ
ンクポートT3とを接続している排油路16は、第1制
御弁11が上昇位置Uから中立位置Nに切り換わった際
に前記パイロット回路15からパイロット油圧をタンク
ポートT3に排出する油路であり、図7に示す如く前記
第1スプール12aに形成したスプール孔によって形成
してある。そして、このスプール孔の開口を閉じるよう
に第1スプール12aに装着するとともにスプール孔に
比して小径の貫通孔17aを備えた栓部材17により、
前記排油路16の絞り部を形成してある。すなわち、第
1スプール12aが上昇位置Uから中立位置Nに切り換
わってコントロールバルブ10がリフトシリンダ7をリ
フトアーム上昇駆動から停止状態に切り換え操作する
と、これに伴い、排油路16によってパイロット回路1
5からパイロット油圧を排出することにより、第3制御
弁13が排出阻止の閉じ状態から排油許容の開放状態に
切り換わるようにする。この時、絞り部17が排油路1
6の流量を絞ることによって第3制御弁13を前記開放
状態に低速で切り換わるようにする。このため、リフト
アーム4は、上昇駆動時には連結作業装置を迅速に上昇
操作するように高速で作動しながら、停止時には停止衝
撃が発生しにくいように速度ダウンして緩速で停止す
る。
【0019】〔別実施例〕連結する作業装置として、ロ
ータリ耕耘装置やプラウ装置など各種作業装置が採用で
きるのできる。したがって、農用トラクターを作業車と
呼称する。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクター全体の側面図
【図2】作業装置用操作構造の斜視図
【図3】天秤揺動リンクおよびコントロールバルブ配設
部の断面図
【図4】天秤揺動リンクの作用を示す説明図
【図5】連動部材の説明図
【図6】油圧回路図
【図7】コントロールバルブの第3制御弁配設部の断面
【符号の説明】
4 リフトアーム 7 リフトシリンダ 9 昇降操作レバー 10 コントロールバルブ 11a 第1スプール 12a 第2スプール 20 連動機構 22 連動部材 22A スプール連結部 22B 天秤リンク連結部 23 天秤揺動リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 63/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業装置昇降用のリフトアーム(4)を
    操作するリフトシリンダ(7)、このリフトシリンダ
    (7)を第1スプール(11a)と第2スプール(12
    a)の摺動操作によって制御するコントロールバルブ
    (10)を備え、 前記第1スプール(11a)および前記第2スプール
    (12a)を、天秤揺動リンク(23)を備えた連動機
    構(20)によって昇降操作レバー(9)と前記リフト
    アーム(4)に連動させるとともに、前記天秤揺動リン
    ク(23)の作用により、前記昇降操作レバー(9)に
    よる前記両スプール(11a),(12a)の摺動操作
    を可能にするとともに、前記リフトアーム(4)が前記
    昇降操作レバー(9)の操作方向に対応する方向に前記
    昇降操作レバー(9)の操作ストロークに対応するスト
    ロークを作動すると、前記コントロールバルブ(10)
    が中立状態に自動的に戻って前記リフトシリンダ(7)
    が作動停止するように構成してある作業車の作業装置用
    操作構造であって、 前記第1スプール(11a)と前記第2スプール(12
    a)にわたって連結して前記両スプール(11a),
    (12a)を連動させるスプール連結部(22A)と、
    このスプール連結部(22A)から前記両スプール(1
    1a),(12a)の摺動方向とは異なる方向に延出す
    るとともに前記天秤揺動リンク(23)に連結してこの
    天秤揺動リンク(23)を前記スプール連結部(22
    A)に連動させる天秤リンク連結部(22B)とを備え
    た連動部材(22)を前記連動機構(20)に備えると
    ともに、前記連動部材(22)の前記スプール連結部
    (22A)と前記天秤リンク連結部(22B)とを一体
    成形してある作業車の作業装置用操作構造。
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