JPH0530830Y2 - - Google Patents

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JPH0530830Y2
JPH0530830Y2 JP3536289U JP3536289U JPH0530830Y2 JP H0530830 Y2 JPH0530830 Y2 JP H0530830Y2 JP 3536289 U JP3536289 U JP 3536289U JP 3536289 U JP3536289 U JP 3536289U JP H0530830 Y2 JPH0530830 Y2 JP H0530830Y2
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mold
pin
movable
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movable mold
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、凹部および貫通孔等の凹状形状部を
有する製品を成形するための成形装置の改良に関
する。
(従来の技術) 一般に、例えば自動車等車両のトランスミツシ
ヨンのミツシヨンケースには、各種の部品取付孔
(貫通孔)や凹部等が形成されている。そして、
このような貫通孔等の凹状形状部を有する製品を
成形する装置として、可動型側に可動型移動方向
と直交する方向に進退移動可能に設けられたスラ
イドコア型を、その前進移動状態で上記可動型の
型締め動作により固定型に接近させることによ
り、該固定型に設けられた鋳抜きピン等の凹状形
状部形成用ピンを、上記スライドコア型の可動型
移動方向に貫通するピン挿入孔に挿入させてその
先端をキヤビテイ内に突出させ、型締め状態で上
記キヤビテイ内に注入された成形材料により成形
される製品に、上記ピンにより凹状形状部を形成
するようになされたものが一般によく知られてい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記の成形装置では、成形時、スラ
イドコア型は成形材料(例えばA合金等の溶
湯)の熱で加熱されて膨脹するため、該スライド
コア型のピン挿入孔の中心と凹状形状部形成用ピ
ンの軸心とに位置ずれが生じ、該ピンを上記スラ
イドコア型のピン挿入孔に挿入し得ないおそれが
あつた。また、上記ピンをスライドコア型のピン
挿入孔に挿入し得たとしても、ピン挿入抵抗が大
きくなつてピンに無理な力が作用し、該ピンの損
傷および破損を招くという問題もあつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされるものであ
り、その目的とするところは、上述の如くスライ
ドコア型のピン挿入孔に鋳抜きピン等の凹状形状
部形成用ピンを挿入した状態で製品を成形するこ
ととし、この場合、該凹状形状部形成用ピンを固
定型に適切に支持させることにより、上記スライ
ドコア型の熱膨脹によつて該スライドコア型のピ
ン挿入孔の中心と上記ピンの軸心とに位置ずれが
生じても、該ピンをスムーズに上記スライドコア
型のピン挿入孔に挿入せしめ、かつピンの損傷お
よび破損を確実に防止せんとすることにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、固定型と、該固定型に対し接離移動可能に設
けられた可動型と、該可動型側に可動型移動方向
と直交する方向に進退移動可能に設けられ、可動
型移動方向に貫通するピン挿入孔が形成されたス
ライドコア型と、上記固定型に設けられ、上記可
動型の型締め動作により、前進移動状態の上記ス
ライドコア型のピン挿入孔に該ピン挿入孔から先
端がキヤビテイ内に突出するように挿入せしめら
れる凹状形状部形成用ピンとを備え、型締め状態
で上記キヤビテイ内に注入された成形材料により
成形される製品に、上記ピンにより凹状形状部を
形成する成形装置を対象とし、この場合、上記ピ
ンを、上記固定型に可動型移動方向と直交する方
向に移動可能なようにフローテイング支持するよ
うにする。
(作用) 上記の構成により、本考案では、可動型側に可
動型移動方向と直交する方向に進退移動可能に設
けられたスライドコア型が、その前進移動状態で
上記可動型の型締め動作により固定型に接近させ
られ、これにより、該固定型に設けられた鋳抜き
ピン等の凹状形状部形成用ピンが、上記スライド
コア型の可動型移動方向に貫通するピン挿入孔に
挿入せしめられてその先端がキヤビテイ内に突出
せしめられる。そして、型締め状態で上記キヤビ
テイ内に注入された成形材料により成形される製
品に、上記ピンにより凹状形状部が形成される。
この場合、上記ピンは、上記固定型に可動型移動
方向と直交する方向に移動可能なようにフローテ
イング支持されていることから、上記スライドコ
ア型の熱膨脹によつて該スライドコア型のピン挿
入孔の中心と上記ピンの軸心とに位置ずれが生じ
ても、該ピンは、上記ピン挿入孔を摺動する過程
でその軸心が上記位置ずれしたピン挿入孔の中心
に合致するように修正せしめられ、よつてスムー
ズに上記スライドコア型のピン挿入孔に挿入せし
められ、かつピン挿入抵抗の増大化が避けられて
ピンの損傷および破損が確実に防止されることと
なる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第3図は本考案の実施例に係る成形装置Aを自
動車等車両のトランスミツシヨンのミツシヨンケ
ースWの鋳造成形に適用した場合を示す。そし
て、該ミツシヨンケースWには、部品取付孔w1
が貫通形成されている。
第3図中、1は図示しない機枠に固定された固
定型であつて、該固定型1は、上記ミツシヨンケ
ースWの一方側の形状部を形造る固定中子2と、
該固定中子2が一体的に取り付けられて支持され
た固定ホルダ3とでもつて構成されている。ま
た、上記固定型1の側方には、該固定型1に対し
接離移動可能に設けられた可動型4が配置され、
該可動型4も上記固定型1と同様に、上記ミツシ
ヨンケースWの他方側の形状部を形造る可動中子
5と、該可動中子5が一体的に取り付けられて支
持された可動ホルダ6とでもつて構成されてい
る。
また、上記可動型4には、図で下方に延びるピ
ストンロツド7aを有する昇降シリンダ7が配置
され、該昇降シリンダ7のピストンロツド7a先
端(下端)には、上記固定中子2と共にミツシヨ
ンケースWの一方側の形状部を形造るスライドコ
ア型としてのスライド中子8が連結されている。
そして、該スライド中子8は、上記昇降シリンダ
7の伸縮作動により可動型4移動方向と直交する
方向(上下方向)に進退移動可能に設けられ、昇
降シリンダ7の伸張作動によつて上記スライド中
子8を前進(下降)移動させた状態で、かつ上記
可動型4を上記固定型1に対して接近移動させた
型締め状態で、上記固定中子2、可動中子5およ
びスライド中子8の三者の間にキヤビテイ9を構
成するようになされている。また、上記スライド
中子8の先端側には、可動型4移動方向(左右方
向)に貫通するピン挿入孔10が形成されてい
る。
さらに、上記固定型1の固定中子2には、凹状
形状部形成用ピンとしての鋳抜きピン11が上記
キヤビテイ9内に突出するように設けられ、該鋳
抜きピン11は、上記可動型4の型締め動作によ
り、前進(下降)移動状態の上記スライド中子8
のピン挿入孔10に該ピン挿入孔10から先端が
上記キヤビテイ9内に突出するように挿入せしめ
られ、この状態で、鋳抜きピン11先端が上記可
動中子5の突起部5aに当接せしめられるように
なされている。そして、上記可動型4の固定型1
に対する接近動作による型締め状態で、成形材料
としてのA合金製の溶湯を上記キヤビテイ9内
に注入することにより、上記鋳抜きピン11によ
り部品取付孔w1の一部が鋳抜き形成され、かつ
上記突起部5aにより部品取付孔w1の他の部分
が形成されたミツシヨンケースWを鋳造成形する
ようになされている。
また、本考案の特徴として、上記鋳抜きピン1
1の基端側には、第1図および第2図に拡大詳示
するように、該鋳抜きピン11の直径よりも僅か
に孔径の大きな筒体12が配置され、該筒体12
には、円周を6等分する位置に放射状に配置され
た6つの収容孔13,13,…を1組とする孔群
が鋳抜きピン11を取り囲むように4箇所に形成
され、該各収容孔13には、ボール14がコイル
スプリング15のばね力により半径方向内側に付
勢されて収容されている。そして、上記鋳抜きピ
ン11は、上記各ボール14により外周外方向か
ら常時半径方向内側に押圧され、これにより、上
記固定型1の固定中子2に可動型4移動方向と直
交する方向に移動可能なようにフローテイング支
持されている。
さらに、上記可動型4の背面側には、エジエク
タボツクス16が一体的に設けられ、該エジエク
タボツクス16には、エジエクタピン17を有す
るエジエクタプレート18が、ロツド19を介し
て連結された図示しないエジエクタシリンダの伸
縮作動により、ガイドピン20,20にガイドさ
れて進退移動可能に配置されている。そして、上
記エジエクタピン17は、鋳造時は、上記エジエ
クタシリンダの収縮作動により後退移動せしめら
れ、その先端を上記キヤビテイ9から退避させる
一方、鋳造後は、エジエクタシリンダの伸張作動
により前進移動せしめられ、その先端の突出動作
によりミツシヨンケースWをエジエクトするよう
になされている。なお、上記鋳抜きピン11の内
部には、第1図および第2図に表われるように、
軸心方向に延びる冷却水通路11aが形成され、
該冷却水通路11aに冷却水を循環させることに
より、鋳抜きピン11を冷却するようになされて
いる。
このように、本実施例では、可動型4側に可動
型4移動方向と直交する方向に進退移動可能に設
けられたスライド中子8を、その前進移動状態で
上記可動型4の型締め動作により固定型1に接近
させ、これにより、該固定型1に設けられた鋳抜
きピン11を、上記スライド中子8の可動型4移
動方向に貫通するピン挿入孔10に挿入せしめて
その先端をキヤビテイ9内に突出せしめる。そし
て、型締め状態で上記キヤビテイ9内に注入され
た溶湯により鋳造成形されるミツシヨンケースW
に、上記鋳抜きピン11と可動中子5の突起部5
aとにより部品取付孔w1を形成する。
この場合、上記鋳抜きピン11を、コイルスプ
リング15のばね力によつて半径方向内側に付勢
された複数個のボール14,14,…により、上
記固定型1に可動型4移動方向と直交する方向に
移動可能なようにフローテイング支持しているこ
とから、上記スライド中子8の熱膨脹によつて該
スライド中子8のピン挿入孔10の中心と上記鋳
抜きピン11の軸心とに位置ずれが生じても、該
鋳抜きピン11を、上記ピン挿入孔10を摺動す
る過程でその軸心が上記位置ずれしたピン挿入孔
10の中心に合致するように修正せしめ得、これ
によりスムーズに上記スライド中子8のピン挿入
孔10に挿入せしめ、かつピン挿入抵抗の増大化
を避け得て鋳抜きピン11の損傷および破損を確
実に防止することができる。
なお、上記実施例では、自動車等車両のトラン
スミツシヨンのミツシヨンケースWを鋳造成形す
る場合を示したが、これに限らず、スライド中子
8のピン挿入孔10に鋳抜きピン11等の凹状形
状部形成用ピンを挿入することにより、部品取付
孔w1等の凹状形状部を有する製品を鋳造成形す
るものであれば、他の鋳物製品にも適用可能であ
る。また、鋳物製品以外の例えばプラスチツク成
形品等にも適用するとができることはいうまでも
ない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、可動型
側に可動型移動方向と直交する方向に進退移動可
能に設けられたスライドコア型の可動型移動方向
に貫通するピン挿入孔に、凹状形状部を有する製
品を成形すべく上記可動型の型締め動作により挿
入せしめられる凹状形状部形成用ピンを、固定型
に可動型移動方向と直交する方向に移動可能なよ
うにフローテイング支持した。したがつて、上記
スライドコア型の熱膨脹によつて該スライドコア
型のピン挿入孔の中心と上記ピンの軸心とに位置
ずれが生じても、該ピンをスムーズに上記スライ
ドコア型のピン挿入孔に挿入せしめ得、かつピン
の損傷および破損を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る成形装置の要部
拡大縦断正面図、第2図は第1図の−線にお
ける断面図、第3図は成形装置の全体構成を示す
縦断面正面図である。 1……固定型、4……可動型、8……スライド
中子(スライドコア型)、9……キヤビテイ、1
0……ピン挿入孔、11……鋳抜きピン(凹状形
状部形成用ピン)、A……成形装置、W……ミツ
シヨンケース(製品)、w1……部品取付孔(凹状
形状部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定型と、該固定型に対し接離移動可能に設け
    られた可動型と、該可動型側に可動型移動方向と
    直交する方向に進退移動可能に設けられ、可動型
    移動方向に貫通するピン挿入孔が形成されたスラ
    イドコア型と、上記固定型に設けられ、上記可動
    型の型締め動作により、前進移動状態の上記スラ
    イドコア型のピン挿入孔に該ピン挿入孔から先端
    がキヤビテイ内に突出するように挿入せしめられ
    る凹状形状部形成用ピンとを備え、型締め状態で
    上記キヤビテイ内に注入された成形材料により成
    形される製品に、上記ピンにより凹状形状部を形
    成する成形装置であつて、上記ピンは、上記固定
    型に可動型移動方向と直交する方向に移動可能な
    ようにフローテイング支持されていることを特徴
    とする成形装置。
JP3536289U 1989-03-28 1989-03-28 Expired - Lifetime JPH0530830Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013128961A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Ryobi Ltd ダイカスト金型及びダイカスト法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013128961A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Ryobi Ltd ダイカスト金型及びダイカスト法

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JPH02127342U (ja) 1990-10-19

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