JPH05308186A - ろう付加熱装置 - Google Patents

ろう付加熱装置

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JPH05308186A
JPH05308186A JP29014091A JP29014091A JPH05308186A JP H05308186 A JPH05308186 A JP H05308186A JP 29014091 A JP29014091 A JP 29014091A JP 29014091 A JP29014091 A JP 29014091A JP H05308186 A JPH05308186 A JP H05308186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating chamber
gas
brazing
heating
zone
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29014091A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Yamaguchi
徹 山口
Mikio Osuga
幹雄 越須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Publication of JPH05308186A publication Critical patent/JPH05308186A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱室内の適正雰囲気条件の調整を容易と
し、チッソガスの使用量を減少可能なろう付加熱装置を
提供すること。 【構成】 加熱室(34)は予熱ゾーン(31)、加熱
ゾーン(32)および冷却ゾーン(33)からなる。搬
送手段(35)はこの加熱室内に被ろう付物を載置して
搬送する。チッソガスを供給する手段(11)は、前記
加熱室からの排ガスを回収して再び前記加熱室に供給す
るリサイクル手段を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ろう付すべき対象物を
メッシュベルト等の搬送手段により加熱室内を移動させ
つつ加熱ろう付けするろう付加熱装置に関し、特に排ガ
スを回収してろう付けの雰囲気調整を可能としたろう付
加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のろう付加熱装置は、図3に示すよ
うに、予熱ゾーン31、加熱ゾーン32および冷却ゾー
ン33からなる加熱室34と、この加熱室内34に被ろ
う付物(図示せず)を載置して搬送するメッシュベルト
等による搬送手段35と、加熱室34の上部から雰囲気
調整ガスとしてチッソガスを供給する手段36とを備え
ている。
【0003】このような従来のろう付加熱装置において
は、加熱室34内には加熱室34上部からチッソガスが
供給されているが、適正なろう付を行うためには加熱室
34内の酸素濃度などの雰囲気条件を調整する必要があ
る。
【0004】従来、この加熱室34内の雰囲気条件の調
整はチッソガスの供給量を増減することにより行ってい
た。そしてこの様な従来の装置においては、使用済みの
チッソガスは排出口37から外部に排出されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のろう
付加熱装置においては、使用されるチッソガスの対酸素
濃度は50ppm以下であり、加熱装置使用時の加熱室
34内の必要酸素濃度1,000ppmとは大幅に異な
るため、雰囲気の調整は困難であった。加えて、従来の
加熱装置においては、以下に述べる理由で適正な雰囲気
条件よりも酸素濃度の低い安全サイドで使用されていた
ため、チッソガスの使用量も増加する傾向があった。
【0006】すなわち、加熱室34内のチッソガス(N
2 )量と酸素(O2 )濃度の関係は、図4に示すよう
に、酸素(O2 )濃度はチッソガス(N2 )量がある値
以下になると急速に大きくなるため、従来はチッソガス
(N2 )量を増加させ適正な酸素(O2 )濃度よりかな
り低い濃度で使用していた。
【0007】本発明者はチッソガスの使用量を徐々に減
少していったところ、加熱室34内の圧力が低下し、あ
る時点から急激に外部の空気の侵入が増加し、これによ
って酸素(O2 )濃度が増加することを見出だした。す
なわち、図5に示すように、チッソガスの使用量を一定
に維持した状態で加熱装置の間口(炉間口)を徐々に大
きくしていくと、加熱室34内の酸素(O2 )濃度が徐
々に増加し、ある時点で急激に増加することがわかる。
【0008】従って本発明は、上記従来の欠点を除去
し、加熱室内への外部空気の侵入を防止しつつチッソガ
スの使用量を減少できるようにすることを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、予熱ゾ
ーン、加熱ゾーンおよび冷却ゾーンからなる加熱室と、
この加熱室内に被ろう付物を載置して搬送する手段と、
前記加熱室へ雰囲気調整ガスを供給する手段とを備えた
ろう付加熱装置において、前記雰囲気調整ガスを供給す
る手段は、前記加熱室からの排ガスを回収して再び前記
加熱室に供給するリサイクル手段を含むことを特徴とす
るろう付加熱装置が得られる。
【0010】なお、前記リサイクル手段は、前記回収さ
れた排ガスを新たな雰囲気調整ガスと混合する手段を備
えこの混合手段により混合された混合ガスを前記加熱室
に供給するように構成されている。
【0011】
【実施例】以下に図1により本発明の一実施例を説明す
る。
【0012】図1は本発明のろう付加熱装置の構成を示
す概略構成図である。図1において、図3の装置と同一
部分には同一符号を付して示す。本発明のろう付加熱装
置は、予熱ゾーン31、加熱ゾーン32および冷却ゾー
ン33からなる加熱室34と、この加熱室34内に被ろ
う付物(図示せず)を載置して搬送する搬送手段35
と、加熱室34の上部からチッソガスを供給する手段1
1とを備えている。このチッソガス供給手段11は新し
いチッソガスの供給手段12と、この新ガス供給手段1
2からのガスと加熱室34における予熱ゾーン31、冷
却ゾーン33の排出口から取り出された排ガスを再び加
熱室34に戻すリサイクル手段とを備えている。特に、
リサイクル手段は、新ガス供給手段12からの新ガスと
回収された排ガスとを混合する混合機13を備えてい
る。混合機13により混合されたガスは、予熱ゾーン3
1、加熱ゾーン32および冷却ゾーン33にそれぞれ供
給される。
【0013】なお、図示していないが、排ガスの回収は
回収用ポンプ等で吸引して行われ、吸引量は回収用ポン
プの回転数あるいは回収ガスの配管中に設けたバルブを
電気的又は手動によりに制御することで調整される。
【0014】このように加熱室34に供給されたチッソ
ガス(N2 )を回収して再び加熱室34に供給すること
により、加熱室34内の圧力の低下を防止して適正雰囲
気条件の調整が容易になる。表1には回ガス量と新ガス
量との混合比を変化させていった場合のろう付性の試験
結果を示す。表1からも明らかなように、適正雰囲気条
件の調整により、ろうの流れ過ぎあるいはフラックスの
流れ過ぎが防止できる。
【0015】
【表1】
【0016】図2は本発明のろう付加熱装置の他の構成
を示す概略構成図である。図2において、図1の装置と
同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0017】図2のろう付加熱装置においては、新ガス
供給手段12はその一部が回収ガスと混合されて加熱室
34、特に予熱ゾーン31と冷却ゾーン33とに供給さ
れるとともに、新たなチッソガスは加熱ゾーン32に直
接供給されるように構成されている。
【0018】上記の実施例では新しいチッソガスの全部
または一部を回収されたガスと混合した後、再び加熱室
に供給するように構成したが、必ずしもこの様にする必
要はなく、それぞれ独立に加熱室に供給してもよい。例
えば、リサイクル手段は混合機無しで、回収した排ガス
を直接予熱ゾーン31や冷却ゾーン33に戻し、それぞ
れのゾーン内で新ガス供給手段12から供給された新ガ
スと混合されるようにしても同様な効果が得られる。こ
の場合、リサイクル手段は予熱ゾーン31、冷却ゾーン
33に共通のものでも良いし、ゾーン毎に独立して設け
られても良い。このようにすると、リサイクルの経路が
短くなるので、設備上及び熱効率の点で有効である。
【0019】
【発明の効果】以上説明した本発明のろう付加熱装置に
おいては、加熱室に供給されたチッソガス(N2 )を回
収して再び加熱室に供給することにより、加熱室内の圧
力の低下を防止して適正雰囲気条件のチッソガス
(N2 )供給量の調整による調整が容易になる。適正雰
囲気条件の調整により、ろうの流れ過ぎあるいはフラッ
クスの流れ過ぎが防止できる。
【0020】さらに本発明によれば、チッソガス
(N2 )を回収して再び加熱室に供給することにより、
チッソガスの使用量を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のろう付加熱装置の一実施例を示す概略
構成図である。
【図2】本発明のろう付加熱装置の他の実施例を示す概
略構成図である。
【図3】従来のろう付加熱装置の一例を示す概略構成図
である。
【図4】従来のろう付加熱装置の加熱室内におけるチッ
ソガス(N2 )量と酸素(O2)濃度の関係を示すグラ
フである。
【図5】従来のろう付加熱装置における間口(炉間口)
の面積と加熱室内の酸素(O2)濃度の関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
11 チッソガス供給手段 12 新ガス供給手段 13 混合機 31 予熱ゾーン 32 加熱ゾーン 33 冷却ゾーン 34 加熱室 35 搬送手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予熱ゾーン、加熱ゾーンおよび冷却ゾー
    ンからなる加熱室と、この加熱室内に被ろう付物を載置
    して搬送する手段と、前記加熱室へ雰囲気調整ガスを供
    給する手段とを備えたろう付加熱装置において、前記雰
    囲気調整ガスを供給する手段は、前記加熱室からの排ガ
    スを回収して再び前記加熱室に供給するリサイクル手段
    を含むことを特徴とするろう付加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記リサイクル手段は、前記回収された
    排ガスを新たな雰囲気調整ガスと混合する手段を備えこ
    の混合手段により混合された混合ガスを前記加熱室に供
    給するように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のろう付加熱装置。
JP29014091A 1991-11-06 1991-11-06 ろう付加熱装置 Withdrawn JPH05308186A (ja)

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JP29014091A JPH05308186A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 ろう付加熱装置

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JPH05308186A true JPH05308186A (ja) 1993-11-19

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ID=17752306

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JP29014091A Withdrawn JPH05308186A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 ろう付加熱装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ302495B6 (cs) * 1999-11-08 2011-06-15 Pink Gmbh Thermosysteme Zpusob tepelného zpracování obrobku nebo soucástí a zarízení k provádení tohoto zpusobu
CN103785912A (zh) * 2012-10-26 2014-05-14 浙江三瑞铜业有限公司 一种铜水箱脱锡的方法及设备
JP2015201554A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 有限会社ヨコタテクニカ 半田付け方法
CN105798413A (zh) * 2016-05-16 2016-07-27 李晓勤 一种电路板拆解设备

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CZ302495B6 (cs) * 1999-11-08 2011-06-15 Pink Gmbh Thermosysteme Zpusob tepelného zpracování obrobku nebo soucástí a zarízení k provádení tohoto zpusobu
CN103785912A (zh) * 2012-10-26 2014-05-14 浙江三瑞铜业有限公司 一种铜水箱脱锡的方法及设备
JP2015201554A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 有限会社ヨコタテクニカ 半田付け方法
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Effective date: 19990204