JPH0530787U - 光電スイツチ - Google Patents

光電スイツチ

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JPH0530787U
JPH0530787U JP8011291U JP8011291U JPH0530787U JP H0530787 U JPH0530787 U JP H0530787U JP 8011291 U JP8011291 U JP 8011291U JP 8011291 U JP8011291 U JP 8011291U JP H0530787 U JPH0530787 U JP H0530787U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物体の有無を検出する光電スイッチの低コス
ト化、高信頼度化。 【構成】 投受光素子を内蔵するマスター装置1とスレ
ーブ装置2の間で複数回の往復投受光動作をするように
した光電スイッチにおけるマスター装置1とスレーブ装
置2双方の隣接する投受光ユニットU1、U2に、水平と
垂直方向性の異なる種類の偏光フィルター8、9を取付
け、マスター装置1内に、各投受光ユニットU1、U2
投受光タイミングの同期をとる同期検波回路10と、物
体有無の判定パルス信号が複数連続するかで物体有無を
判定する連続パルス判定回路11と、連続パルス判定回
路11の物体有無判定信号に基づいて、投受光投受光ユ
ニットU1、U2の一連の投受光動作周期を2段階で切換
える位相制御回路12を組込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、プレス機などの機械装置に、物体有無検出を目的に取付けられる 光電スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
プレス機などの工作機械は、その刃物などが移動する空間に人の手が入ったと きは、速やかに機械を停止させる安全装置が設置されている。この安全装置は、 図9に示すように、物体の有無を検出する空間Mを挟んで複数の投光素子50を 有する投光ユニット52と、複数の受光素子51を有する受光ユニット53を配 置した光電スイッチが知られている。
【0003】 この光電スイッチは、複数の投光素子50から対向する受光素子51に赤外光 のビーム光を平行状に照射し、各受光素子51において受光の有無を検出するこ とで、空間Mの物体の有無を検出する。つまり、1本でもビーム光が物体で遮ら れると、受光素子51のいずれかの受光出力がオフとなって、物体有りと判定さ れ、この判定信号で工作機械を停止させるなどの安全対策処理が行われる。
【0004】 上記光電スイッチは、投受光動作が対向する投光素子50と受光素子51の間 でのみ行われるようにしてある。これは、遮光物体が小さくても、これを少なく とも1本のビーム光ででも検出できるようにするためであり、隣接する投受光素 子間および外来光の混信による誤動作を防止するためである。一対の対向する投 受光素子間のみでの投受光動作は、投光ユニット52と受光ユニット53の間に 配線した同期信号を伝送するケーブル54を使用して、投受光素子の対向する一 対毎に投受光タイミングを異ならせる有線式同期検波方式で行われている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記光電スイッチが配置される環境は様々で、設置場所によっては投光ユニッ ト52と受光ユニット53を結ぶケーブル54が、工作機械などの安全動作上に 邪魔になることがある。また、ケーブル配線が面倒であり、ケーブル54が邪魔 になる場合は、そのための特別な安全対策が必要となって、光電スイッチ設備が コスト高となる不具合があった。
【0006】 また、光電スイッチは、設置場所の環境に応じた誤動作防止手段を備えるのが 通常であるが、設置場所やその周辺環境の変更があると、この変更に誤動作防止 手段が対応し切れず、誤動作をする確率が高くなることがあって、信頼性が悪く なる問題があった。
【0007】 この考案はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、 様々な環境下で正確に動作する、かつ、全体として低コストで設置できる光電ス イッチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、物体の有無を検出する空間を挟んでマスター装置とスレーブ装置 を対向配置した光電スイッチであって、物体有無検出の動作を方式的に分類する と往復投受光方式、水平垂直偏光方式、光線式同期検波方式、連続パルス判定方 式、位相制御方式を採用した構造であり、次の構成を成すことで上記目的を達成 する。 マスター装置に内蔵され、起動信号入力でパルス発光する第1投光素子と、ス レーブ装置に内蔵され、第1投光素子からの光を受光する第1受光素子およびこ の第1受光素子の受光で起動されてパルス発光する第2投光素子と、マスター装 置に内蔵され、第2投光素子からの光を受光する第2受光素子とから構成される 投受光ユニットの複数を、マスター装置とスレーブ装置の双方に設け、前段の投 受光ユニットの第2受光素子の受光出力を次段の投受光ユニットの第1投光素子 の起動信号として付与することで、マスター装置とスレーブ装置の間で複数回の 往復投受光動作をするように構成する(往復投受光方式)と共に、 マスター装置とスレーブ装置双方の隣接する投受光ユニットの、一方の投受光 窓に水平方向性偏光フィルターを、他方の投受光窓に垂直方向性偏光フィルター を付設し(水平垂直偏光方式)、 マスター装置内に、 各投受光ユニットの第1投光素子の発光タイミングで第2受光素子の受光動作 時間を規制する同期検波回路と(光線式同期検波方式)、 最後段の投受光ユニットの第2受光素子の受光出力パルスが所定の複数個連続 して入力されたことを検波して、物体有無の判定信号を出力する連続パルス判定 回路と(連続パルス判定方式)、 連続パルス判定回路の物体有無信号に基づいて、最前段の投受光ユニットの第 1投光素子の起動信号入力周期を、物体有り時と無し時で相違させた2段階で切 換える位相制御回路と(位相制御方式)を付設した光電スイッチを提供する。
【0009】
【作用】
マスター装置とスレーブ装置の間の空間に、両装置の各投受光ユニットが連続 的に動作することで、光軸の異なるビーム光が複数回往復して投射され、空間に 物体が無ければ最後段の投受光ユニットの第2受光素子が受光出力して物体無し が検知され、空間に物体が在ってこれに1本のビーム光でも遮られると、最後段 の投受光ユニットの第2受光素子が受光出力せず、物体有りが検知される。
【0010】 マスター装置とスレーブ装置の投受光窓に設置した水平と垂直の偏光フィルタ ーは、隣接する投受光ユニットのビーム光を水平偏光成分と垂直偏光成分に分け 、隣接する投受光ユニット間の干渉による誤動作、ビーム光の外部反射光による 誤動作を防止する作用を呈する。
【0011】 各投受光ユニットの第1投光素子が発光した後の所定の時間帯だけ同期させて 第2受光素子の受光動作を制御する同期検波回路は、第1投光素子と第2受光素 子と同じマスター装置内に在って、マスター装置とスレーブ装置間を同期ケーブ ルで配線するような不都合が無くなる。
【0012】 最後段の投受光ユニットの第2受光素子の受光出力パルスが複数個連続して入 力されたことを検波して、物体有無の判定をすることで、単パルスの外来光によ る誤動作、ノイズによる誤動作が防止される。
【0013】 光電スイッチの動作周期を、物体有りの場合と物体無しの場合とで相違させる ことにより、複数の光電スイッチを近くに併設して使用したときの、光電スイッ チ相互間のビーム光の干渉による誤動作が防止される。
【0014】
【実施例】
以下、一実施例について図1乃至図8を参照して説明する。 同図に示す光電スイッチは、物体の有無を検出する空間Mを挟んでマスター装 置1とスレーブ装置2を対向配置して構成される。マスター装置1とスレーブ装 置2は、1往復の投受光動作をする複数、例えば2つの第1投受光ユニットU1 と第2投受光ユニットU2を内蔵する。第1投受光ユニットU1は、マスター装置 1に組込まれた第1投光素子3および第2受光素子6と、スレーブ装置2に組込 まれた第1受光素子4と第2投光素子5を有する。第1投光素子3はパルス発光 し、そのビーム光は空間Mを通過して第1受光素子4に入射する。第1受光素子 4は受光すると第2投光素子5をパルス発光させ、そのビーム光は第1投光素子 3のビーム光と平行に空間Mを通過して第2受光素子6に入射する。第2投受光 ユニットU2も第1投受光ユニットU1と同一の構成で、マスター装置1側に第1 投光素子3’と第2受光素子6’を、スレーブ装置2側に第1受光素子4’と第 2投光素子5’を有する。第1投受光ユニットU1の第2受光素子6の受光出力 で、第2投受光ユニットU2の第1投光素子3’がパルス発光動作をする。各発 光素子3、5…のビーム光は、空間Mで平行に往復照射され、その内のいずれか 1つ、或いは複数が物体(図示せず)で遮光されると、最後の第2受光素子6’ は出力せず、この出力有無で空間Mでの物体の有無が検知される。マスター装置 1とスレーブ装置2は、例えば図2に示すように、前面に複数の投受光窓7を有 する箱型で、床30上近くに投受光窓7を縦配列にして配置される。
【0015】 マスター装置1とスレーブ装置2に内蔵される投受光制御回路の概略を、図1 および図3に基づき説明する。発振器20で所望の周期T1で発振された起動信 号aの入力で投光回路21が一定時間tだけ作動し、その発光信号bで第1投受 光ユニットU1の第1投光素子3がパルス発光する。第1投光素子3のビーム光 が第1受光素子4で受光されると、受光回路22から第2投光素子5の投光回路 23に起動信号dが出力される。この起動信号dで投光回路23が一定時間tだ け作動して、その発光信号eで第2投光素子5がパルス発光する。第2投光素子 5のビーム光が第2受光素子6で受光されると、その受光回路24から第2投受 光ユニットU2の第1投光素子3の投光回路21’に起動信号fが出力される。 この起動信号fで投光回路21’が作動し、その発光信号gで第1投光素子3’ が一定時間tだけパルス発光する。このビーム光が第1受光素子4’で受光され ると、その受光回路22’から投光回路23’に起動信号iが出力され、その発 光信号jで第2投光素子5’が一定時間tだけパルス発光する。そのビーム光を 第2受光素子6’が受光すると、受光回路24’が受光信号kを出力する。この 信号kが後述のように処理されて、出力端子25に制御信号Voutが出力される 。以上の一連の動作が完了して所定の時間T1が経過すると、発振器20から次 の起動信号aが出力されて、上記動作が繰り返される。
【0016】 この考案においては、上記構成の光電スイッチに次の偏光フィルター8、9、 …、同期検波回路10、10’、連続パルス判定回路11および位相制御回路1 2を付設したことを特徴とする。これら付設要素を、以下順に説明する。
【0017】 偏光フィルター8、9、…は水平方向性と垂直方向性の2種類があり、マスタ ー装置1とスレーブ装置2の投受光窓7に、投受光ユニットU1、U2毎に種類を 揃えて取付けられる。具体的には、床30より上位にある第1投受光ユニットU 1 に水平方向性偏光フィルター8、8’が装着され、第2投受光ユニットU2に垂 直方向性偏光フィルター9、9’が装着される。第1投受光ユニットU1の各ビ ーム光は、水平方向性偏光フィルター8、8’を通過することで垂直成分がカッ トされ、主として水平成分の光だけとなる。他方、第2投受光ユニットU2の各 ビーム光は、垂直方向性偏光フィルター9、9’を通過することで水平成分がカ ットされ、主として垂直成分の光だけとなる。従って、第1投受光ユニットU1 の投光素子3、5のビーム光の一部で、第2投受光ユニットU2の受光素子4’ 、6’が感応するような相互干渉による誤動作が防止される。また、第2投受光 ユニットU2が床30に近いと、その投光素子3’、5’のビーム光の床30を 反射した反射光(図2の鎖線)で誤動作する可能性がある。ところが、第2投受 光ユニットU2の偏光フィルター9、9’を垂直方向性のものに選定しておくと 、床30などからの外来反射光は水平成分の光が大部分であることから、これら 外来反射光は垂直方向性偏光フィルター9、9’でカットされ、誤動作が防止さ れる。
【0018】 同期検波回路10、10’は、各投受光ユニットU1、U2に設けられる。第1 投受光ユニットU1の同期検波回路10は、第1投光素子3の発光タイミングで 第2受光素子6の受光動作時間を規制するゲート回路である。つまり、第1投光 素子3がパルス発光して、第2受光素子6が正常に受光するまでの所定時間経過 してから、投光素子発光時間tの時間帯だけ第2受光素子6の受光回路24の出 力を第2投受光ユニットU2の起動信号fとして通過させる。同じように第2投 受光ユニットU2の同期検波回路10’も、第1投光素子3’の発光タイミング で第2受光素子6’の受光動作時間を規制するゲート回路である。このように投 受光の同期を、マスター装置1の内部回路で達成すると、マスター装置1とスレ ーブ装置2の間を同期ケーブルで配線する必要がなくなる。
【0019】 連続パルス判定回路11は、第2投受光ユニットU2の第2受光素子6’の受 光信号kのパルスが複数個連続して入力された場合のみ、空間Mに物体無しの判 定をし、それ以外は物体有りの判定をすることによって、外からの単パルス光や ノイズによる誤動作を防止する。位相制御回路12は、連続パルス判定回路11 の判定結果に基づいて、発振器20の発振周期T1を2段階に制御する回路であ る。この両回路11、12の詳細は、図7および図8の光電スイッチの具体的回 路の動作で説明する。
【0020】 図7はマスター装置1の具体的回路であり、図8はスレーブ装置2の具体的回 路であり、その次の動作でもって説明する。発振器20で例えば2mSの周期T 1の起動信号aが投光回路21のワンショットマルチバイブレータ32に入力さ れると、100μSのパルス幅の信号となってアンドゲート33に入力され、こ れが周波数変調用発振器31から約200KHZのパルスで変調される。この変 調信号のパルスが駆動回路34に出力されて、第1投光素子3が100μSの一 定時間tでパルス発光する。このビーム光をスレーブ装置2の第1受光素子4が 受光して、受光回路22が入力を積分しアナログ検波する。つまり、受光回路2 2には、図4に示すような約200KHZに変調されたパルスP1が入力されると 、これを積分して約100μSのパルス幅のパルス信号P2に検波する。このよ うな約200KHZの高い周波数変調は、一般的な光電スイッチなどのセンサー の変調光5〜10KHZの外来光の混信を防止し、誤動作を防止する上で有効で ある。受光回路22からのパルス信号P2の立下りを立下り検知回路35で検出 して、第2投光素子5の投光回路23を起動させる。投光回路23は第1投光素 子3の投光回路21と同じ構成で、周波数変調用発振器40、ワンショットマル チバイブレータ36、アンドゲート38、駆動回路39を備え、変調されたパル スで第2投光素子5を発光させる。同時にオフ・ディレイ回路37が立下り回路 35の動作を一定時間禁止して、第2発光素子5の光の反射光が第1受光素子4 に入射する自己反射光による誤動作を防止する。
【0021】 第2投光素子5の発光ビームをマスター装置1の第2受光素子6が受光すると 、これを受光回路24が積分してアナログ検波し、その立下りの検知でもって、
【0022】 第2投受光ユニットU2の第1発光素子3’の投光回路21’を起動させる。 この起動は同期検波回路10を介して同期的に行われ、第1投光素子3の発光タ イミングと第2受光素子6の受光タイミングが所定の時間で同期したときのみ、 第2投受光ユニットU2が起動する。第2投受光ユニットU2は、第1投受光ユニ ットU1と同様に周波数変調されて投受光動作をする。なお、第2投受光ユニッ トU2の第1投受光ユニットU1と同一回路には同一符号を付して、その説明は省 略する。
【0023】 第2投受光ユニットU2の第2受光素子6’が受光すると、検波回路40を介 して図5に示すような出力パルスP3が連続パルス判定回路11に出力される。 出力パルスP3は、空間Mに物体が無い場合に発振器20の2mSの1周期T1毎 に1パルスが発生する。連続パルス判定回路11は、インバータ40と2つのシ フトレジスタ41、42と、フリップフロップ43を有し、出力パルスP3が複 数例えば4個連続して入力されると、フリップフロップ43を反転させて、出力 回路44に物体無しの判定信号を出力する。空間Mに物体が在って、この物体が 光電スイッチの4本のビーム光のいずれかを遮った場合、このときの1周期T1 での出力パルスP3は無く、連続パルス判定回路11に入力されない。すると、 連続パルス判定回路11のパルス4連続入力が中断され、フリップフロップ43 が反転して、出力回路44に物体有りの判定信号が出力される。出力回路44は 物体有りの判定信号の入力で、出力端子25に工作機械の停止信号や警報信号な どの制御信号Voutを出力する。このように出力パルスP3が複数個連続するか否 かで、物体有無の判定を下すことで、外からの単パルスによる誤動作や、内から の単発ノイズによる誤動作が防止される。
【0024】 連続パルス判定回路11の判定信号は、位相制御回路12にも出力される。位 相制御回路12は、図6に示すように、連続パルス判定回路11の判定信号が物 体無しの場合に、発振器20の周期T1を所定の2mSに維持し、物体有りの判 定信号が入力されると、周期T1を変え、例えば2.5mSの周期T2に増大させ る。この周期T2は、次に物体無しの判定信号が入力されるまで維持される。こ のような位相制御は、光電スイッチの複数が接近させて併設された場合に有効で ある。すなわち、併設された複数同一種類の光電スイッチを同時に動作させた場 合、物体無しの判定をする光電スイッチの光の相互干渉で、隣接する物体有りと 判定すべき光電スイッチが物体無しと判定する誤動作の可能性がある。しかし、 上記のように物体の有無で光電スイッチ双方の動作周期を相違させておくと、相 互干渉のタイミングがずれて、光電スイッチ双方共に誤動作が防止される。
【0025】 なお、上記実施例では、投受光ユニットを2段に設けたが、3段以上に設けて 、空間の検査エリアを拡大することも可能である。
【0026】
【考案の効果】
この考案によれば、マスター装置とスレーブ装置の投受光窓に設置した水平と 垂直の偏光フィルターは、隣接する投受光ユニット間の光の相互干渉による誤動 作、ビーム光の床や壁などからの外部反射光による誤動作を防止する上で効果が ある。また、各投受光ユニットの第1投光素子と第2受光素子の投受光動作のタ イミングを同期検波回路で規制することで、マスター装置とスレーブ装置間を同 期ケーブルで配線するような不都合が無くなり、多くの環境に適合する汎用性の 高い、しかも、低コストで設置が容易な光電スイッチが提供できる。さらに、最 後段の投受光ユニットの第2受光素子の受光出力パルスが複数個連続して入力さ れたか否かの判定で、物体有無の判定をすることにより、単パルスの外来光によ る誤動作、単発ノイズによる誤動作が防止され、また、光電スイッチの動作周期 を、物体有りの場合と物体無しの場合で相違させることにより、複数の光電スイ ッチを近くに併設して使用したときの、光電スイッチ相互間のビーム光の干渉に よる誤動作が防止されて、光電スイッチの信頼度を高める上で効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すブロック図
【図2】図1の光電スイッチの使用時の斜視図
【図3】図1の光電スイッチの動作を説明するタイミン
グチャート
【図4】図1の光電スイッチにおける投光パルス列とそ
れを受けた受光回路の出力を示す波形図
【図5】図1の光電スイッチにおける連続パルス判定回
路の動作例を説明するパルス波形図
【図6】図1の光電スイッチにおける位相制御回路の動
作例を説明するパルス波形図
【図7】図1の光電スイッチにおけるマスター装置の具
体例を示す回路図
【図8】図1の光電スイッチにおけるスレーブ装置の具
体例を示す回路図
【図9】従来の光電スイッチの概略を示す側面図
【符号の説明】
1 マスター装置 2 スレーブ装置 3、3’ 第1投光素子 4、4’ 第1受光素子 5、5’ 第2投光素子 6、6’ 第2受光素子 U1 投受光ユニット U2 投受光ユニット 7 投受光窓 8、8’ 水平方向性偏光フィルター 9、9’ 垂直方向性偏光フィルター 10、10’同期検波回路 11 連続パルス判定回路 12 位相制御回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の有無を検出する空間を挟んでマス
    ター装置とスレーブ装置を対向配置した光電スイッチで
    あって、 マスター装置に内蔵され、起動信号入力でパルス発光す
    る第1投光素子と、スレーブ装置に内蔵され、第1投光
    素子からの光を受光する第1受光素子およびこの第1受
    光素子の受光で起動されてパルス発光する第2投光素子
    と、マスター装置に内蔵され、第2投光素子からの光を
    受光する第2受光素子とから構成される投受光ユニット
    の複数を、マスター装置とスレーブ装置の双方に設け、 前段の投受光ユニットの第2受光素子の受光出力を次段
    の投受光ユニットの第1投光素子の起動信号として付与
    することで、マスター装置とスレーブ装置の間で複数回
    の往復投受光動作をするように構成すると共に、 マスター装置とスレーブ装置双方の隣接する投受光ユニ
    ットの、一方の投受光窓に水平方向性偏光フィルター
    を、他方の投受光窓に垂直方向性偏光フィルターを付設
    し、 マスター装置内に、 各投受光ユニットの第1投光素子の発光タイミングで第
    2受光素子の受光動作時間を規制する同期検波回路と、 最後段の投受光ユニットの第2受光素子の受光出力パル
    スが所定の複数個連続して入力されたことを検波して、
    物体有無の判定信号を出力する連続パルス判定回路と、 連続パルス判定回路の物体有無信号に基づいて、最前段
    の投受光ユニットの第1投光素子の起動信号入力の周期
    を、物体有り時と無し時で相違させた2段階で切換える
    位相制御回路と、 を付設したこと特徴とする光電スイッチ。
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