JPH05307837A - ディジタル信号記録再生方法及び装置 - Google Patents
ディジタル信号記録再生方法及び装置Info
- Publication number
- JPH05307837A JPH05307837A JP11030092A JP11030092A JPH05307837A JP H05307837 A JPH05307837 A JP H05307837A JP 11030092 A JP11030092 A JP 11030092A JP 11030092 A JP11030092 A JP 11030092A JP H05307837 A JPH05307837 A JP H05307837A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- circuit
- recording
- digital
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 最小反転信号間隔が信号転送間隔の2倍以上
であるディジタル変調信号を1−7符号や8−12変換
符号等の符号信号の特徴をそのまま保持しながらパ−シ
ャルレスポンスクラスIVの記録再生方式で記録又は伝
送する場合に、プリコ−ダを用いないで実現する。 【構成】 記録側で、ディジタル信号を8−12変換符
号化回路1で符号変換し、記録アンプ2、記録ヘッド3
を介して、磁気テープ4に記録する。再生側で、再生ヘ
ッド5、再生アンプ6、等化回路7で、(1−D)(1
+D)にナイキスト特性を掛けあわせた周波数特性の再
生等化を行い、その出力を識別回路で3値(1,0,−
1)に識別する。出力波形の1は記録信号1に対応さ
せ、−1は記録信号0に対応させ、さらに、0はその直
前の識別結果を保持する演算回路9をもつ。
であるディジタル変調信号を1−7符号や8−12変換
符号等の符号信号の特徴をそのまま保持しながらパ−シ
ャルレスポンスクラスIVの記録再生方式で記録又は伝
送する場合に、プリコ−ダを用いないで実現する。 【構成】 記録側で、ディジタル信号を8−12変換符
号化回路1で符号変換し、記録アンプ2、記録ヘッド3
を介して、磁気テープ4に記録する。再生側で、再生ヘ
ッド5、再生アンプ6、等化回路7で、(1−D)(1
+D)にナイキスト特性を掛けあわせた周波数特性の再
生等化を行い、その出力を識別回路で3値(1,0,−
1)に識別する。出力波形の1は記録信号1に対応さ
せ、−1は記録信号0に対応させ、さらに、0はその直
前の識別結果を保持する演算回路9をもつ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル信号記録再生
方法及び装置、更に詳しく言えば、ディジタル信号を記
録又は伝送し、そのディジタル信号を復号するディジタ
ル信号記録再生方法に関し、特に記録再生ヘッドや伝送
線路が直流成分を伝達できない場合において、最少反転
信号間隔が信号転送間隔の2倍以上であるディジタル変
調信号を記録再生する方法及び装置に関する。
方法及び装置、更に詳しく言えば、ディジタル信号を記
録又は伝送し、そのディジタル信号を復号するディジタ
ル信号記録再生方法に関し、特に記録再生ヘッドや伝送
線路が直流成分を伝達できない場合において、最少反転
信号間隔が信号転送間隔の2倍以上であるディジタル変
調信号を記録再生する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生は、磁気ヘッドが磁気テー
プ等の磁気記録媒体からの磁束の変化に比例する出力が
得られるという性質を利用しているので、信号の直流成
分を伝達できない。また、伝送線路で信号を伝送する場
合も、消費電力や信号波形の確保の点から直流成分を伝
送しないことが多い。ディジタル信号をこのような記録
再生装置で再生する場合や伝送線路で伝送する場合に適
するディジタル信号の記録、識別方式として、2値のパ
ルス信号を3値(1、0、−1)のパルス信号に変換し
て処理するパーシャルレスポンス(パーシャルレスポン
ス クラス IV方式とも呼ばれる)方式が提案されてい
る。この方式は,例えば、ケイ ヨコヤマ等( K. Yoko
yama etc)のアン イクスペリメンタル ディジタル
ビデオテープ レコーダ SMPT ジャーナル 89
巻 3月 1980年 第173〜180頁(" An Exp
erimental Digital Videotape recorder" SMPTE Journa
l Vol. 89, March 1980 PP。 173-180 )に記載されて
いる。
プ等の磁気記録媒体からの磁束の変化に比例する出力が
得られるという性質を利用しているので、信号の直流成
分を伝達できない。また、伝送線路で信号を伝送する場
合も、消費電力や信号波形の確保の点から直流成分を伝
送しないことが多い。ディジタル信号をこのような記録
再生装置で再生する場合や伝送線路で伝送する場合に適
するディジタル信号の記録、識別方式として、2値のパ
ルス信号を3値(1、0、−1)のパルス信号に変換し
て処理するパーシャルレスポンス(パーシャルレスポン
ス クラス IV方式とも呼ばれる)方式が提案されてい
る。この方式は,例えば、ケイ ヨコヤマ等( K. Yoko
yama etc)のアン イクスペリメンタル ディジタル
ビデオテープ レコーダ SMPT ジャーナル 89
巻 3月 1980年 第173〜180頁(" An Exp
erimental Digital Videotape recorder" SMPTE Journa
l Vol. 89, March 1980 PP。 173-180 )に記載されて
いる。
【0003】この方式の記録側信号処理系統図を図2
に,再生側信号処理系統図を図3に示す。記録側では記
録すべきディジタル信号は一旦プリコーダでディジタル
信号処理を受けてから、記録媒体に記録される。プリコ
ーダは、出力を2ビット遅延するための1ビット遅延線
2ー2及び2ー3と上記遅延線2ー2の出力と他の入力
ディジタル信号を加算するモジュロ2(1+1=0,0
+1=1+0=1,0+0=0)のディジタル加算器2
ー1から構成される。ディジタル加算器2ー1の出力
は、記録アンプ2ー4を介して磁気ヘッド2ー5によっ
て磁気テープに記録される。
に,再生側信号処理系統図を図3に示す。記録側では記
録すべきディジタル信号は一旦プリコーダでディジタル
信号処理を受けてから、記録媒体に記録される。プリコ
ーダは、出力を2ビット遅延するための1ビット遅延線
2ー2及び2ー3と上記遅延線2ー2の出力と他の入力
ディジタル信号を加算するモジュロ2(1+1=0,0
+1=1+0=1,0+0=0)のディジタル加算器2
ー1から構成される。ディジタル加算器2ー1の出力
は、記録アンプ2ー4を介して磁気ヘッド2ー5によっ
て磁気テープに記録される。
【0004】再生側では磁気ヘッド2ー6で磁気テープ
4の信号が読み取られ、再生アンプ2ー7を介して等化
回路2ー8に入力される。等化回路2ー8の出力と1ビ
ット遅延線2−9を通った等化回路の出力が加算回路2
−10で加算される。等化回路2ー8は、磁気ヘッド2
ー6から等化回路2ー8までの周波数特性がナイキスト
特性と(1−D)とを相乗した特性となるように等化を
おこなう。ここでDは遅延演算子を示す。等化回路2ー
8の出力から加算回路2−10までの特性は(1+D)
であらわされるので、磁気ヘッド2ー6から加算回路2
−10までの振幅周波数特性は、図4の点線で示される
(1−D)(1+D)の特性と破線で示されるナイキス
ト特性とを相乗した実線で示す特性となる。ただし、周
波数軸は信号転送周波数fb(信号転送間隔=ビット周
期の逆数)で規格化して表している。
4の信号が読み取られ、再生アンプ2ー7を介して等化
回路2ー8に入力される。等化回路2ー8の出力と1ビ
ット遅延線2−9を通った等化回路の出力が加算回路2
−10で加算される。等化回路2ー8は、磁気ヘッド2
ー6から等化回路2ー8までの周波数特性がナイキスト
特性と(1−D)とを相乗した特性となるように等化を
おこなう。ここでDは遅延演算子を示す。等化回路2ー
8の出力から加算回路2−10までの特性は(1+D)
であらわされるので、磁気ヘッド2ー6から加算回路2
−10までの振幅周波数特性は、図4の点線で示される
(1−D)(1+D)の特性と破線で示されるナイキス
ト特性とを相乗した実線で示す特性となる。ただし、周
波数軸は信号転送周波数fb(信号転送間隔=ビット周
期の逆数)で規格化して表している。
【0005】図4から分かるように、パーシャルレスポ
ンス クラスIV 方式では直流成分が必要でない点が
特徴である。このような周波数特性を持つ信号処理回路
をディジタル信号が通過すると、記録信号“1”は識別
点出力が1、0、−1、0、0・・・・と表現できる再
生応答波形となる。その合成出力(加算回路2−10の
出力)を3値識別回路2−11において識別し、その2
ビット出力をイクスクルシヴェ ノア(EX−NOR)
論理回路2−12によって演算すると加算回路出力波形
の1および−1がディジタル信号“1”に変換され、も
との記録ディジタル信号が復号できる。なお、パーシャ
ルレスポンス方式の概要、特に記録、又は送信側にプリ
コーダを挿入して、記録、伝送系での誤りが識別結果に
おいて拡大すること禁止することについては、横山 ”
磁気記録技術入門”総合電子出版社(昭和63年6月2
0日発行)305ページから311ぺージに詳細な説明
がなされている。
ンス クラスIV 方式では直流成分が必要でない点が
特徴である。このような周波数特性を持つ信号処理回路
をディジタル信号が通過すると、記録信号“1”は識別
点出力が1、0、−1、0、0・・・・と表現できる再
生応答波形となる。その合成出力(加算回路2−10の
出力)を3値識別回路2−11において識別し、その2
ビット出力をイクスクルシヴェ ノア(EX−NOR)
論理回路2−12によって演算すると加算回路出力波形
の1および−1がディジタル信号“1”に変換され、も
との記録ディジタル信号が復号できる。なお、パーシャ
ルレスポンス方式の概要、特に記録、又は送信側にプリ
コーダを挿入して、記録、伝送系での誤りが識別結果に
おいて拡大すること禁止することについては、横山 ”
磁気記録技術入門”総合電子出版社(昭和63年6月2
0日発行)305ページから311ぺージに詳細な説明
がなされている。
【0006】一方、記録波長や伝送波長が短くなると、
記録又は伝送特性の劣化が激しくなるので、最少反転信
号間隔が変調信号転送間隔の2倍である変調信号を使用
することが最近多くなってきている。その変調方式とし
ては計算機用磁気ディスクに用いられているいわゆる1
−7符号又は特開昭63−261576に示されている
8−12変換符号、さらに、最小間隔の2倍化と共に符
号列の直流成分発生を制限した8−14変換符号などが
ある。特に、1−7符号や8−12変換符号は直流成分
が完全には抑圧されていないので、上記パーシャルレス
ポンス クラスIV方式の識別回路が利用できれば、直
流成分の影響を受けずに再生識別が可能となり、実用上
の効果はきわめて大きい。
記録又は伝送特性の劣化が激しくなるので、最少反転信
号間隔が変調信号転送間隔の2倍である変調信号を使用
することが最近多くなってきている。その変調方式とし
ては計算機用磁気ディスクに用いられているいわゆる1
−7符号又は特開昭63−261576に示されている
8−12変換符号、さらに、最小間隔の2倍化と共に符
号列の直流成分発生を制限した8−14変換符号などが
ある。特に、1−7符号や8−12変換符号は直流成分
が完全には抑圧されていないので、上記パーシャルレス
ポンス クラスIV方式の識別回路が利用できれば、直
流成分の影響を受けずに再生識別が可能となり、実用上
の効果はきわめて大きい。
【0007】
【解決しようとする課題】パーシャルレスポンスクラス
IVを適用するには、記録側でプリコーダとして2ビッ
ト遅延の出力信号と入力信号をディジタル加算する必要
がある。しかし、1−7符号や8−12変換符号をプリ
コーダに入力すると、プリコーダの出力の記録信号にお
いて最少反転信号間隔が記録信号転送間隔の2倍以上で
あるという特質が失われ、信号処理上の利点が無くな
る。従って、本発明の目的は、1−7符号や8−12変
換符号等の符号信号の特徴をそのまま保持させながら、
パーシャルレスポンスクラスIV方式を適用する記録再
生方法及び装置を提供することである。
IVを適用するには、記録側でプリコーダとして2ビッ
ト遅延の出力信号と入力信号をディジタル加算する必要
がある。しかし、1−7符号や8−12変換符号をプリ
コーダに入力すると、プリコーダの出力の記録信号にお
いて最少反転信号間隔が記録信号転送間隔の2倍以上で
あるという特質が失われ、信号処理上の利点が無くな
る。従って、本発明の目的は、1−7符号や8−12変
換符号等の符号信号の特徴をそのまま保持させながら、
パーシャルレスポンスクラスIV方式を適用する記録再
生方法及び装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の方法では、ディジタル信号を最少反転信号
間隔が信号転送間隔の2倍以上であるディジタル変調信
号に変換し、上記ディジタル変調信号を記録媒体に記録
し,又は、伝送線路で伝送し、再生又は受信時に、上記
ディジタル変調信号を上記記録媒体又は上記伝送線路の
伝送特性及び再生等化回路を含めた周波数特性が(1−
D)(1+D)とナイキスト特性の相乗特性で表される
信号処理回路で処理し、3値信号に変換し、その3値信
号を識別し、識別結果を演算回路によって上記元のディ
ジタル信号に復号する。ここで、最少反転信号間隔は同
一振幅レベルの連続期間が最も短いものを、信号転送間
隔はディジタル信号のビット周期であり、Dは、ビット
周期に対応する遅延演算子を示す。上記ディジタル変調
信号の代表的なものは、前記1−7符号や8−12変換
符号である。
め、本発明の方法では、ディジタル信号を最少反転信号
間隔が信号転送間隔の2倍以上であるディジタル変調信
号に変換し、上記ディジタル変調信号を記録媒体に記録
し,又は、伝送線路で伝送し、再生又は受信時に、上記
ディジタル変調信号を上記記録媒体又は上記伝送線路の
伝送特性及び再生等化回路を含めた周波数特性が(1−
D)(1+D)とナイキスト特性の相乗特性で表される
信号処理回路で処理し、3値信号に変換し、その3値信
号を識別し、識別結果を演算回路によって上記元のディ
ジタル信号に復号する。ここで、最少反転信号間隔は同
一振幅レベルの連続期間が最も短いものを、信号転送間
隔はディジタル信号のビット周期であり、Dは、ビット
周期に対応する遅延演算子を示す。上記ディジタル変調
信号の代表的なものは、前記1−7符号や8−12変換
符号である。
【0009】上記方法を実現するディジタル信号記録再
生装置として、ディジタル信号を最少反転信号間隔が信
号転送間隔の2倍以上であるディジタル変調信号に変換
する符号変換回路と、上記符号変換回路の出力を記録す
る記録媒体と、磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドの出力の
処理回路が周波数特性が(1−D)(1+D)とナイキ
スト特性の相乗特性で表される信号処理回路と、上記第
1の信号処理回路でられる3値を識別する3値識別回路
と、上記3値識別回路の出力である3値信号を上記ディ
ジタル変調信号に変換する論理回路とを設けて構成す
る。
生装置として、ディジタル信号を最少反転信号間隔が信
号転送間隔の2倍以上であるディジタル変調信号に変換
する符号変換回路と、上記符号変換回路の出力を記録す
る記録媒体と、磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドの出力の
処理回路が周波数特性が(1−D)(1+D)とナイキ
スト特性の相乗特性で表される信号処理回路と、上記第
1の信号処理回路でられる3値を識別する3値識別回路
と、上記3値識別回路の出力である3値信号を上記ディ
ジタル変調信号に変換する論理回路とを設けて構成す
る。
【0010】上記方法を実現するディジタル信号伝送装
置としては、ディジタル信号を最少反転信号間隔が信号
転送間隔の2倍以上であるディジタル変調信号に変換す
る符号変換回路と、上記符号変換回路の出力を伝送する
伝送路と、上記伝送路の出力の処理回路が周波数特性が
(1−D)(1+D)とナイキスト特性の相乗特性で表
される第1の信号処理回路と、上記第1の信号処理回路
でられる3値を識別する3値識別回路と、上記3値識別
回路の出力である3値信号を上記ディジタル変調信号に
変換する論理回路とを設けて構成する。
置としては、ディジタル信号を最少反転信号間隔が信号
転送間隔の2倍以上であるディジタル変調信号に変換す
る符号変換回路と、上記符号変換回路の出力を伝送する
伝送路と、上記伝送路の出力の処理回路が周波数特性が
(1−D)(1+D)とナイキスト特性の相乗特性で表
される第1の信号処理回路と、上記第1の信号処理回路
でられる3値を識別する3値識別回路と、上記3値識別
回路の出力である3値信号を上記ディジタル変調信号に
変換する論理回路とを設けて構成する。
【0011】
【作用】1−7符号や8−12変換符号をプリコーダの
処理をしないで、直接記録又は送信するので記録信号は
“1”又は“0”が最低2個以上連続している。パーシ
ャルレスポンスクラスIV方式では、記録信号“1”は
識別点出力が1、0、−1、0、0、・・・と表現でき
る再生応答波形となる。記録信号“1”は最低2個以上
連続するので、例えば、“1”がk個(ただし、kは2
以上の正の整数)連続し、その後“0”がm個(ただし
mは2以上の正の整数)連続する信号列の場合、その識
別点出力は“1、1”の後に“0”がk−2個連続し、
その後“−1,−1”となり、その後“0”がm−2個
連続する。よって、3値識別の出力において、1は記録
信号1に対応させ、−1は記録信号0に対応させ、さら
に、0はその直前の識別結果を保持する演算回路を構成
すると、元の記録信号列が復号できる。
処理をしないで、直接記録又は送信するので記録信号は
“1”又は“0”が最低2個以上連続している。パーシ
ャルレスポンスクラスIV方式では、記録信号“1”は
識別点出力が1、0、−1、0、0、・・・と表現でき
る再生応答波形となる。記録信号“1”は最低2個以上
連続するので、例えば、“1”がk個(ただし、kは2
以上の正の整数)連続し、その後“0”がm個(ただし
mは2以上の正の整数)連続する信号列の場合、その識
別点出力は“1、1”の後に“0”がk−2個連続し、
その後“−1,−1”となり、その後“0”がm−2個
連続する。よって、3値識別の出力において、1は記録
信号1に対応させ、−1は記録信号0に対応させ、さら
に、0はその直前の識別結果を保持する演算回路を構成
すると、元の記録信号列が復号できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明によるディジタル信号の記録再
生回路の信号系統図である。画像情報などのディジタル
信号は8−12変換符号化回路1によって変換符号化さ
れ最少反転信号間隔が信号転送間隔の2倍以上有するデ
ィジタル変調信号になる。変換後の記録ディジタル信号
は記録アンプ2を介して磁気ヘッド3に供給され、磁気
テープ4に記録される。再生磁気ヘッド5は磁気テープ
4からの信号を再生し、その再生された信号は再生アン
プ6によって増幅され、その後、再生等化回路7は磁気
ヘッド5から3値識別回路の入力までの周波数特性が図
4で示されるパーシャルレスポンス クラス IV方式
に合致するように再生信号の周波数特性を補償する。等
化回路7の出力信号は3値識別回路8で+1,0,−1
の値に識別する。3値識別回路8の出力において、1は
記録信号“1”に対応させ、−1は記録信号“0”に対
応させ、さらに、0はその直前の識別結果を保持する演
算回路9を構成する。演算回路9の出力は元の記録ディ
ジタル信号である8−12変換符号を出力する。さら
に、8−12変換符号化回路1の逆変換する12−8変
換符号化回路(図示せず)によって、上記画像情報など
のディジタル信号が復調される。もちろん、演算回路9
の中で上記12−8変換符号化回路の演算を行うように
構成してもよい。
生回路の信号系統図である。画像情報などのディジタル
信号は8−12変換符号化回路1によって変換符号化さ
れ最少反転信号間隔が信号転送間隔の2倍以上有するデ
ィジタル変調信号になる。変換後の記録ディジタル信号
は記録アンプ2を介して磁気ヘッド3に供給され、磁気
テープ4に記録される。再生磁気ヘッド5は磁気テープ
4からの信号を再生し、その再生された信号は再生アン
プ6によって増幅され、その後、再生等化回路7は磁気
ヘッド5から3値識別回路の入力までの周波数特性が図
4で示されるパーシャルレスポンス クラス IV方式
に合致するように再生信号の周波数特性を補償する。等
化回路7の出力信号は3値識別回路8で+1,0,−1
の値に識別する。3値識別回路8の出力において、1は
記録信号“1”に対応させ、−1は記録信号“0”に対
応させ、さらに、0はその直前の識別結果を保持する演
算回路9を構成する。演算回路9の出力は元の記録ディ
ジタル信号である8−12変換符号を出力する。さら
に、8−12変換符号化回路1の逆変換する12−8変
換符号化回路(図示せず)によって、上記画像情報など
のディジタル信号が復調される。もちろん、演算回路9
の中で上記12−8変換符号化回路の演算を行うように
構成してもよい。
【0013】図5は、本発明よるディジタル信号記録再
生装置の一実施例の構成を示すブロック図を示す。ま
た、図6は図5の各部の信号波形を示す。記録部は図1
の実施例と同様で、記録すべきディジタル信号は8−1
2変換符号化回路1で記録信号(a)すなはちは8−1
2変換符号に変換され、記録アンプ2を介して磁気ヘッ
ド3に供給され、磁気テープ4に記録される。8−12
変換符号は、8ビットの符号信号を12ビットの符号変
換したもので、最少反転信号間隔が信号転送間隔の2倍
以上であり、相続く2符号(2ワード)間で直流平衡が
保たれるディジタル信号列である。
生装置の一実施例の構成を示すブロック図を示す。ま
た、図6は図5の各部の信号波形を示す。記録部は図1
の実施例と同様で、記録すべきディジタル信号は8−1
2変換符号化回路1で記録信号(a)すなはちは8−1
2変換符号に変換され、記録アンプ2を介して磁気ヘッ
ド3に供給され、磁気テープ4に記録される。8−12
変換符号は、8ビットの符号信号を12ビットの符号変
換したもので、最少反転信号間隔が信号転送間隔の2倍
以上であり、相続く2符号(2ワード)間で直流平衡が
保たれるディジタル信号列である。
【0014】再生磁気ヘッド5で読み取られた信号は再
生アンプ6を介して等化回路7−1に加えられる。再生
磁気ヘッド5は信号の低周波成分については時間微分す
る特性をもつ。信号転送期間(ビット周期)に相当する
遅延をDとすれば、時間微分する特性は(1−D)で表
される。等化回路7−1は 信号帯域全体について(1
−D)特性とナイキスト特性を掛けあわせた特性与える
回路を構成する。従って、等化回路7−1の出力波形は
図6(b)のようになる。
生アンプ6を介して等化回路7−1に加えられる。再生
磁気ヘッド5は信号の低周波成分については時間微分す
る特性をもつ。信号転送期間(ビット周期)に相当する
遅延をDとすれば、時間微分する特性は(1−D)で表
される。等化回路7−1は 信号帯域全体について(1
−D)特性とナイキスト特性を掛けあわせた特性与える
回路を構成する。従って、等化回路7−1の出力波形は
図6(b)のようになる。
【0015】等化回路7−1の出力の一部は、遅延線7
−2で1信号転送期間Dだけ遅延され、その出力波形は
図6(c)でのようになる。(1+D)の特性を与える
ため、等化回路7−1及び遅延線7−2の出力(b)及
び(c)は加算回路7−3で加算され、その出力波形は
図6(c)のように3値の波形になる。即ち、再生磁気
ヘッド5から加算回路7−3までの特性は、(1−D)
(1+D)にナイキスト特性を掛けあわせた特性となな
り、パ−シャルレスポンス クラス IVの処理演算を
行うことになる。
−2で1信号転送期間Dだけ遅延され、その出力波形は
図6(c)でのようになる。(1+D)の特性を与える
ため、等化回路7−1及び遅延線7−2の出力(b)及
び(c)は加算回路7−3で加算され、その出力波形は
図6(c)のように3値の波形になる。即ち、再生磁気
ヘッド5から加算回路7−3までの特性は、(1−D)
(1+D)にナイキスト特性を掛けあわせた特性となな
り、パ−シャルレスポンス クラス IVの処理演算を
行うことになる。
【0016】等化回路7−1の出力(b)の他の一部
は、整流回路10を介して位相同期回路(PLL)11
に入力され、PLLの一部を構成する電圧制御発振器
(図示せず)で発生させたクロ ック信号(g)が入力
信号と同期する。3値識別回路8によって、+1、0、
−1の波形に対して、+1に対応した(e)出力と、−
1に対応した(f)出力が得られる。(e)、(f)2
つの出力からエクスクルーシブOR論理の反転出力をE
x−NOR回路9−3で得ると識別波形(d)における
0状態が検出できる(波形(i)参照)。
は、整流回路10を介して位相同期回路(PLL)11
に入力され、PLLの一部を構成する電圧制御発振器
(図示せず)で発生させたクロ ック信号(g)が入力
信号と同期する。3値識別回路8によって、+1、0、
−1の波形に対して、+1に対応した(e)出力と、−
1に対応した(f)出力が得られる。(e)、(f)2
つの出力からエクスクルーシブOR論理の反転出力をE
x−NOR回路9−3で得ると識別波形(d)における
0状態が検出できる(波形(i)参照)。
【0017】また、AND論理回路9−3で2つの出力
(e)、(f)のAND論理を得ると、識別波形(d)
における+1,−1がそれぞれ記録信号“1”,“0”
に対応することになる(波形(h)参照)。Ex−NO
R回路9−3の出力信号(i)によってAND回路9−
4が制御され、クロック信号(j)は識別波形(d)に
おいて+1,−1の時のみ、フィリップフロップ9−2
に供給されることになる。言い替えると、フィリップフ
ロップ9−2は、識別波形(d)が0の時、その直前の
出力を保持することになる。この結果、フィリップフロ
ップ9−2の出力は、パ−シャルレスポンスクラスIV
の特性を受けた3値識別信号(d)から元の記録ディジ
タル信号である、8−12変換符号(k)を復号する。
図には示されていないが、8−12変換符号(k)を逆
変換する回路を付加することにより、記録部の8−12
変換符号化回路1の入力ディジタル信号を得る。
(e)、(f)のAND論理を得ると、識別波形(d)
における+1,−1がそれぞれ記録信号“1”,“0”
に対応することになる(波形(h)参照)。Ex−NO
R回路9−3の出力信号(i)によってAND回路9−
4が制御され、クロック信号(j)は識別波形(d)に
おいて+1,−1の時のみ、フィリップフロップ9−2
に供給されることになる。言い替えると、フィリップフ
ロップ9−2は、識別波形(d)が0の時、その直前の
出力を保持することになる。この結果、フィリップフロ
ップ9−2の出力は、パ−シャルレスポンスクラスIV
の特性を受けた3値識別信号(d)から元の記録ディジ
タル信号である、8−12変換符号(k)を復号する。
図には示されていないが、8−12変換符号(k)を逆
変換する回路を付加することにより、記録部の8−12
変換符号化回路1の入力ディジタル信号を得る。
【0018】上記実施例は、ディジタル信号記録再生装
置について説明したが、送信部と伝送線路と受信装置か
らなるディジタル信号伝送装置においても本発明を実施
できる。その場合、再生ヘッドを使用しないので、再生
ヘッドの周波数特性(1−D)を前値増幅器及び等化回
路で実現する。また、上記本実施例では記録符号として
8−12変換符号を取り上げたが、最少反転間隔が信号
転送間隔の2倍以上ある記録符号であれば上記の信号処
理回路が適用できることは明らかである。
置について説明したが、送信部と伝送線路と受信装置か
らなるディジタル信号伝送装置においても本発明を実施
できる。その場合、再生ヘッドを使用しないので、再生
ヘッドの周波数特性(1−D)を前値増幅器及び等化回
路で実現する。また、上記本実施例では記録符号として
8−12変換符号を取り上げたが、最少反転間隔が信号
転送間隔の2倍以上ある記録符号であれば上記の信号処
理回路が適用できることは明らかである。
【0019】
【発明の効果】本発明によればパ−シャルレスポンスク
ラスIVの記録再生方式に関し、プリコ−ダの不要な記
録再生方式を提供できるため、回路規模を小さくできる
大きな効果がある。また、プリコ−ダが要らないため、
記録回路を変更する必要なく本発明は適用可能であるた
め、本発明の適用範囲は大きい。
ラスIVの記録再生方式に関し、プリコ−ダの不要な記
録再生方式を提供できるため、回路規模を小さくできる
大きな効果がある。また、プリコ−ダが要らないため、
記録回路を変更する必要なく本発明は適用可能であるた
め、本発明の適用範囲は大きい。
【図1】本発明によるディジタル信号記録再生方法の実
施例を説明する信号系統図である。
施例を説明する信号系統図である。
【図2】従来のディジタル信号記録再生方法における記
録側信号系統図である。
録側信号系統図である。
【図3】従来のディジタル信号記録再生方法における再
生側信号系統図である。
生側信号系統図である。
【図4】パ−シャルレスポンス クラスIVにおける識
別点での信号振幅周波数特性を示す図である。
別点での信号振幅周波数特性を示す図である。
【図5】本発明によるディジタル信号記録再生装置の一
実施例の構成図である。
実施例の構成図である。
【図6】図5における各部の信号波形図である。
1:8−12変換記録符号化回路、 2:記録アンプ、 3:記録ヘッド、 4:磁気テ−プ、 5:再生ヘッド、 6:再生アンプ、 7:等化回路、 8:3値識別回路、 9:演算回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 ディジタル信号を最少反転信号間隔が信
号転送間隔の2倍以上であるディジタル変調信号に変換
し、上記ディジタル変調信号を記録媒体に記録し,再生
時に、上記ディジタル変調信号を周波数特性が(1−
D)(1+D)(Dは遅延演算子)とナイキスト特性の
相乗特性で表される信号処理回路で処理して3値信号に
変換し、上記3値信号を識別し、識別結果を演算回路に
よって上記ディジタル信号に復号することを特徴とする
ディジタル信号記録再生方法。 - 【請求項2】 ディジタル信号を最少反転信号間隔が信
号転送間隔の2倍以上であるディジタル変調信号に変換
し、上記ディジタル変調信号を伝送線路で伝送し、受信
時に、上記ディジタル変調信号を上記伝送線路の伝送特
性及び再生等化回路を含めた周波数特性が(1−D)
(1+D)(Dは遅延演算子)とナイキスト特性の相乗
特性で表される信号処理回路で処理して3値信号に変換
し、上記3値信号を識別し、識別結果を演算回路によっ
て上記ディジタル信号に復号することを特徴とするディ
ジタル信号記録再生方法。 - 【請求項3】 ディジタル信号を最少反転信号間隔が信
号転送間隔の2倍以上であるディジタル変調信号に変換
する符号変換回路と、上記符号変換回路の出力を記録す
る記録媒体と、再生ヘッドと、上記再生ヘッド及び上記
再生ヘッドの出力の処理回路が周波数特性が(1−D)
(1+D)とナイキスト特性の相乗特性で表される第1
の信号処理回路と、上記第1の信号処理回路でられる3
値を識別する3値識別回路と、上記3値識別回路の出力
である3値信号を上記ディジタル変調信号に変換する論
理回路と有して構成されたことを特徴とするディジタル
信号記録再生装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の装置において、上記符号
変換回路が8−12変換符号化回路であることを特徴と
するディジタル信号伝送装置。 - 【請求項5】 ディジタル信号を最少反転信号間隔が信
号転送間隔の2倍以上であるディジタル変調信号に変換
する符号変換回路と、上記符号変換回路の出力を伝送す
る伝送線路と、上記伝送線路の出力の処理回路が周波数
特性が(1−D)(1+D)とナイキスト特性の相乗特
性で表される第1の信号処理回路と、上記第1の信号処
理回路でられる3値を識別する3値識別回路と、上記3
値識別回路の出力である3値信号を上記ディジタル変調
信号に変換する論理回路と有して構成されたことを特徴
とするディジタル信号伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11030092A JPH05307837A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | ディジタル信号記録再生方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11030092A JPH05307837A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | ディジタル信号記録再生方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05307837A true JPH05307837A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14532208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11030092A Pending JPH05307837A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | ディジタル信号記録再生方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05307837A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000074055A1 (fr) * | 1999-05-28 | 2000-12-07 | Fujitsu Limited | Dispositif de traitement de signaux, procede associe, et dispositif de stockage d'informations |
US6751276B1 (en) | 1999-10-28 | 2004-06-15 | Fujitsu Limited | Method and apparatus for decoding a digital signal |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP11030092A patent/JPH05307837A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000074055A1 (fr) * | 1999-05-28 | 2000-12-07 | Fujitsu Limited | Dispositif de traitement de signaux, procede associe, et dispositif de stockage d'informations |
US6633444B2 (en) | 1999-05-28 | 2003-10-14 | Fujitsu Limited | Narrow band partial response signal processing apparatus, signal processing method and information storage apparatus |
US6751276B1 (en) | 1999-10-28 | 2004-06-15 | Fujitsu Limited | Method and apparatus for decoding a digital signal |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4367495A (en) | Method and apparatus for magnetic recording and reproduction of digital signal | |
JP3226312B2 (ja) | 磁気記録担体上のトラックの開始部にクロックのロック用コード語を記録する装置 | |
JPS61108226A (ja) | データの符号復号化方法 | |
EP0343929B1 (en) | Digital signal decoding apparatus | |
US4979052A (en) | Digital signal magnetic recording/reproducing apparatus | |
JPH01102777A (ja) | ディジタル信号記録再生装置 | |
US5657013A (en) | Data recording apparatus | |
JPS6313425A (ja) | 情報デ−タ復元装置 | |
KR100462536B1 (ko) | 디지탈정보신호의전송,기록및재생 | |
JPH05307837A (ja) | ディジタル信号記録再生方法及び装置 | |
JP3498333B2 (ja) | データ伝送系におけるタイミング信号再生回路およびディジタルビデオ信号処理装置 | |
JPH07106976A (ja) | 符号変換方法、符号伝送装置及び磁気記録再生装置 | |
KR970010524B1 (ko) | 디지탈 변조방법 및 장치 | |
JP3319287B2 (ja) | プリコーダ | |
JP3321813B2 (ja) | Mスクランブル回路 | |
JPS62190997A (ja) | 複合カラ−映像信号のデイジタル磁気記録再生装置 | |
JP2632805B2 (ja) | 符号化方法 | |
KR950003636B1 (ko) | 디지탈 변/복조 부호 룩업 테이블 | |
JP3190190B2 (ja) | ディジタル変調装置 | |
JPS58222410A (ja) | 2進デ−タの記録再生装置 | |
JP3158373B2 (ja) | 磁気再生装置 | |
JP2573067B2 (ja) | 情報変換装置 | |
JP3286025B2 (ja) | ディジタル信号検出回路 | |
JPH02276072A (ja) | デジタル信号伝送装置 | |
JPH05210812A (ja) | 磁気テープ記録装置 |