JPH05307649A - カード挿入排出装置 - Google Patents
カード挿入排出装置Info
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- JPH05307649A JPH05307649A JP4135683A JP13568392A JPH05307649A JP H05307649 A JPH05307649 A JP H05307649A JP 4135683 A JP4135683 A JP 4135683A JP 13568392 A JP13568392 A JP 13568392A JP H05307649 A JPH05307649 A JP H05307649A
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- slider
- lever
- box
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カードの挿入時に大きな力を必要としない
し、違和感を生じない、カードに手等が触れて情報処理
中に誤動作を生じさせない、カードの排出時にカードが
勢いよくボックスから飛び出す懸念はないカード挿入排
出装置を提供する。 【構成】 カード2の先端面が当接するカード受け部1
1を有するスライダ6と、スライダ6と係合し、カード
排出時、カード排出速度を減速するダンパ13と、カー
ド排出方向に付勢する引張りばね18と、スライダ6と
の係止によってスライダ6をカード挿入状態にロックす
るレバー19と、レバー19を回転させる引張りばね2
3と、レバー19に接し前記のロックを解除するつまみ
24とを備える。
し、違和感を生じない、カードに手等が触れて情報処理
中に誤動作を生じさせない、カードの排出時にカードが
勢いよくボックスから飛び出す懸念はないカード挿入排
出装置を提供する。 【構成】 カード2の先端面が当接するカード受け部1
1を有するスライダ6と、スライダ6と係合し、カード
排出時、カード排出速度を減速するダンパ13と、カー
ド排出方向に付勢する引張りばね18と、スライダ6と
の係止によってスライダ6をカード挿入状態にロックす
るレバー19と、レバー19を回転させる引張りばね2
3と、レバー19に接し前記のロックを解除するつまみ
24とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ICカード等の情報
記憶カードの読み取り書き込み装置に用いられるカード
挿入排出装置に関するものである。
記憶カードの読み取り書き込み装置に用いられるカード
挿入排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報記憶カードの読み取り書き込
み装置において、カードの挿入、排出は、図5に示すよ
うに、読み取り書き込み装置を内蔵したボックス1にカ
ード2を手により単に差し込み、引き抜いて行っている
もの、又は図6に示すように、ボックス1にカード2を
手により差し込み、ボックス1に挿入されたつまみ3を
押し込み、ボックス1の奥部に装着されたレバー4を支
点5を中心に回動させて、レバー4の先端4aによりカ
ード2を押し出して行っているものがある。
み装置において、カードの挿入、排出は、図5に示すよ
うに、読み取り書き込み装置を内蔵したボックス1にカ
ード2を手により単に差し込み、引き抜いて行っている
もの、又は図6に示すように、ボックス1にカード2を
手により差し込み、ボックス1に挿入されたつまみ3を
押し込み、ボックス1の奥部に装着されたレバー4を支
点5を中心に回動させて、レバー4の先端4aによりカ
ード2を押し出して行っているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術において
は、手により、カード2を摘んで引き抜くか、つまみ3
を摘んで押し込みカード2を押し出す必要があるため、
ある程度力を必要とし、容易にカードの排出ができない
場合がある。また、図5の場合は、カード2を摘む分だ
け、カード2はボックス1から突出していなければなら
ず、カード2に手等が触れて、情報処理中に誤動作を生
じさせたり、誤ってカード2を引き抜く恐れがある。ま
た、図6の場合は、つまみ3を押す力によってカード2
の排出速度が決定されてしまうので、操作の仕方によっ
ては、カード2が勢いよくボックス1から飛び出す可能
性があり、操作に細心の注意を必要とする。
は、手により、カード2を摘んで引き抜くか、つまみ3
を摘んで押し込みカード2を押し出す必要があるため、
ある程度力を必要とし、容易にカードの排出ができない
場合がある。また、図5の場合は、カード2を摘む分だ
け、カード2はボックス1から突出していなければなら
ず、カード2に手等が触れて、情報処理中に誤動作を生
じさせたり、誤ってカード2を引き抜く恐れがある。ま
た、図6の場合は、つまみ3を押す力によってカード2
の排出速度が決定されてしまうので、操作の仕方によっ
ては、カード2が勢いよくボックス1から飛び出す可能
性があり、操作に細心の注意を必要とする。
【0004】この発明は、このような従来技術の課題を
解決する目的でなされたものである。
解決する目的でなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、実施例に対応する図1を用いて以下、説明す
る。この発明は、情報記憶カード2を読み取り書き込み
する装置を内蔵したボックス1内にカード2を挿入排出
する装置において、ボックス1内にカード2の出入方向
に摺動自在に取り付けられているとともに、ボックス1
内に位置してカード2の先端面が当接するカード受け部
11を有するスライダ6と、ボックス1を構成する天板
上1aに設けられているとともに、移動制御手段15に
よってスライダ6方向に付勢されてスライダ6と係合
し、カード排出時、カード排出速度を減速するダンパ1
3と、天板1aとスライダ6の間に設けられてスライダ
6をカード排出方向に付勢する引張りばね18と、スラ
イダ6との係止によってスライダ6をカード挿入状態に
ロックするレバー19と、天板1aとレバー19の間に
設けられてレバー19を回転させる引張りばね23と、
ボックス1内に出入り自在に挿入されてレバー19に接
し前記のロックを解除するつまみ24とを備えたことを
特徴とするものである。
の手段を、実施例に対応する図1を用いて以下、説明す
る。この発明は、情報記憶カード2を読み取り書き込み
する装置を内蔵したボックス1内にカード2を挿入排出
する装置において、ボックス1内にカード2の出入方向
に摺動自在に取り付けられているとともに、ボックス1
内に位置してカード2の先端面が当接するカード受け部
11を有するスライダ6と、ボックス1を構成する天板
上1aに設けられているとともに、移動制御手段15に
よってスライダ6方向に付勢されてスライダ6と係合
し、カード排出時、カード排出速度を減速するダンパ1
3と、天板1aとスライダ6の間に設けられてスライダ
6をカード排出方向に付勢する引張りばね18と、スラ
イダ6との係止によってスライダ6をカード挿入状態に
ロックするレバー19と、天板1aとレバー19の間に
設けられてレバー19を回転させる引張りばね23と、
ボックス1内に出入り自在に挿入されてレバー19に接
し前記のロックを解除するつまみ24とを備えたことを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように構成されたものにおいては、カード
2をボックス1内に挿入するときは、ダンパ13は、ス
ライダ6に押されてスライダ6と係合する方向と逆に回
転し、カード2は、スライダ6とレバー19との係止に
よってボックス1内に固定される。ボックス1外に排出
するときは、つまみ24の操作によってスライダ6とレ
バー19との係止が解除され、スライダ6は、引張りば
ね18によりカード排出方向に付勢され、カード2を押
し出す。この際、ダンパ13と係合するスライダ6の移
動速度はダンパ13によって制御され、カード2は、最
適な速度で排出される。
2をボックス1内に挿入するときは、ダンパ13は、ス
ライダ6に押されてスライダ6と係合する方向と逆に回
転し、カード2は、スライダ6とレバー19との係止に
よってボックス1内に固定される。ボックス1外に排出
するときは、つまみ24の操作によってスライダ6とレ
バー19との係止が解除され、スライダ6は、引張りば
ね18によりカード排出方向に付勢され、カード2を押
し出す。この際、ダンパ13と係合するスライダ6の移
動速度はダンパ13によって制御され、カード2は、最
適な速度で排出される。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す図であ
る。図1において、6はスライダ、13はダンパ、18
は引張りばね、19はレバー、23は引張りばね、24
はつまみである。
る。図1において、6はスライダ、13はダンパ、18
は引張りばね、19はレバー、23は引張りばね、24
はつまみである。
【0008】スライダ6は、カード2によってボックス
1内を移動し、反対方向の移動によってカード2をボッ
クス1外に押し出すもので、その下面に図2(A)、
(B)に示すように突条7が形成されている。突条7
を、ボックス1を構成する天板1aに設けたガイド溝8
に、突条7の左右に設けた溝9がガイド溝8の左右の突
縁10に摺動自在に嵌まるように移動自在に装着して、
スライダ6は、ボックス1内にカード2の出入方向に摺
動自在に取り付けられている。突条7の先端には、カー
ド2の先端面が当接するカード受け部11が形成されて
いる。スライダ6の側面にはラック12が形成されてい
る。
1内を移動し、反対方向の移動によってカード2をボッ
クス1外に押し出すもので、その下面に図2(A)、
(B)に示すように突条7が形成されている。突条7
を、ボックス1を構成する天板1aに設けたガイド溝8
に、突条7の左右に設けた溝9がガイド溝8の左右の突
縁10に摺動自在に嵌まるように移動自在に装着して、
スライダ6は、ボックス1内にカード2の出入方向に摺
動自在に取り付けられている。突条7の先端には、カー
ド2の先端面が当接するカード受け部11が形成されて
いる。スライダ6の側面にはラック12が形成されてい
る。
【0009】ダンパ13は、スライダ6と係合し、カー
ド排出時、カード排出速度を減速するもので、図3
(A)に示すように、その一端が天板1a上に取付部材
14を中心として回動自在に取り付けられ、移動制御手
段15によって矢印aのように回転力が与えられて、ス
ライダ6方向に付勢され、回転ストッパ16により回転
が停止されている。ダンパ13の中心部には、スライダ
6のラック12と噛み合うピニオン17が形成されてい
る。
ド排出時、カード排出速度を減速するもので、図3
(A)に示すように、その一端が天板1a上に取付部材
14を中心として回動自在に取り付けられ、移動制御手
段15によって矢印aのように回転力が与えられて、ス
ライダ6方向に付勢され、回転ストッパ16により回転
が停止されている。ダンパ13の中心部には、スライダ
6のラック12と噛み合うピニオン17が形成されてい
る。
【0010】取付部材14は、ダンパ13を回動自在に
支持するもので、図3(B)に示すように段付ねじ14
を用いるが、図3(C)に示すように、天板1aと一体
に成型されたピン14aとフック止め14bとで構成し
てもよい。
支持するもので、図3(B)に示すように段付ねじ14
を用いるが、図3(C)に示すように、天板1aと一体
に成型されたピン14aとフック止め14bとで構成し
てもよい。
【0011】移動制御手段15は、ダンパ13をスライ
ダ6方向に常に戻すもので、ばね、例えば図示のねじり
コイルばねを用いる。移動制御手段15としてねじりコ
イルばねを用いた場合、その中心部は取付部材14に装
着され、その両端部はダンパ13とストッパ15aに圧
接している。移動制御手段15のダンパ13を時計方向
に回転させる力、すなわち回転力は、ピニオン17を回
転させる力、すなわち回転力よりかなり小さく設定され
ている。これにより、カード2をボックス1内に挿入す
るとき、移動制御手段15の回転力に勝つ力で押すと、
ピニオン17が回転しないまま、ダンパ13は逃げる。
ダ6方向に常に戻すもので、ばね、例えば図示のねじり
コイルばねを用いる。移動制御手段15としてねじりコ
イルばねを用いた場合、その中心部は取付部材14に装
着され、その両端部はダンパ13とストッパ15aに圧
接している。移動制御手段15のダンパ13を時計方向
に回転させる力、すなわち回転力は、ピニオン17を回
転させる力、すなわち回転力よりかなり小さく設定され
ている。これにより、カード2をボックス1内に挿入す
るとき、移動制御手段15の回転力に勝つ力で押すと、
ピニオン17が回転しないまま、ダンパ13は逃げる。
【0012】ダンパ13がその両端又は一端が固定され
ている場合は、ダンパ13は逃げないので、スライダ6
と係合、すなわち、ピニオン17は、ラック12と噛合
し、カード2の挿入時も回転する。この場合、ピニオン
17の回転力が大きい場合、カード2を挿入するのに大
きく力を必要とし、操作感が悪くなる。ピニオン17の
回転力を小さくすると、この欠点は解消されるが、カー
ド2の排出時、その排出速度を遅くすることができな
い。ダンパ13を回動自在に支持することによって、固
定した場合の課題を解決するものである。
ている場合は、ダンパ13は逃げないので、スライダ6
と係合、すなわち、ピニオン17は、ラック12と噛合
し、カード2の挿入時も回転する。この場合、ピニオン
17の回転力が大きい場合、カード2を挿入するのに大
きく力を必要とし、操作感が悪くなる。ピニオン17の
回転力を小さくすると、この欠点は解消されるが、カー
ド2の排出時、その排出速度を遅くすることができな
い。ダンパ13を回動自在に支持することによって、固
定した場合の課題を解決するものである。
【0013】なお、ピニオン17の代わりに、摩擦の大
きい軟質材で形成された円筒摩擦車を用いてもよい。ま
た、移動制御手段15として、ねじりコイルばねの代わ
りに、圧縮又は引張りばねを用いてもよい。その場合、
当然、取付位置は異なる。以上のばねは、天板1aと別
個であるが、天板1aと一体に形成したものでもよい。
また、移動制御手段15として、ばねの代わりに、天板
1a上に固定されたシリンダーと、そのシリンダー内に
移動自在に設けられたピストンとから構成されているエ
アまたはオイルダンパを用い、ピストンに固定され、か
つシリンダーから突設している部材をダンパ13に圧接
させてもよい。また、移動制御手段15として、ばねの
代わりに、ゴム体を用いてもよい。
きい軟質材で形成された円筒摩擦車を用いてもよい。ま
た、移動制御手段15として、ねじりコイルばねの代わ
りに、圧縮又は引張りばねを用いてもよい。その場合、
当然、取付位置は異なる。以上のばねは、天板1aと別
個であるが、天板1aと一体に形成したものでもよい。
また、移動制御手段15として、ばねの代わりに、天板
1a上に固定されたシリンダーと、そのシリンダー内に
移動自在に設けられたピストンとから構成されているエ
アまたはオイルダンパを用い、ピストンに固定され、か
つシリンダーから突設している部材をダンパ13に圧接
させてもよい。また、移動制御手段15として、ばねの
代わりに、ゴム体を用いてもよい。
【0014】引張りばね18は、スライダ6をカード排
出方向に付勢するもので、天板1a上にスライダ6と天
板1aとの間に設けられ、スライダ6をボックス1の開
口部1c側に引張っている。
出方向に付勢するもので、天板1a上にスライダ6と天
板1aとの間に設けられ、スライダ6をボックス1の開
口部1c側に引張っている。
【0015】レバー19は、スライダ6との係止によっ
てスライダ6をカード挿入状態にロックするもので、天
板1a上に枢着ピン20を中心として回動自在に取り付
けられている。レバー19には、スライダ6に設けた係
止部21と係止してスライダ6をロックする係止爪22
を有する。
てスライダ6をカード挿入状態にロックするもので、天
板1a上に枢着ピン20を中心として回動自在に取り付
けられている。レバー19には、スライダ6に設けた係
止部21と係止してスライダ6をロックする係止爪22
を有する。
【0016】引張りばね23は、レバー19を回転させ
るもので、天板1a上にレバー19と天板1aとの間に
設けられ、レバー19を反時計方向に、すなわち係止爪
22をスライダ6に近接させる方向に付勢されている。
るもので、天板1a上にレバー19と天板1aとの間に
設けられ、レバー19を反時計方向に、すなわち係止爪
22をスライダ6に近接させる方向に付勢されている。
【0017】つまみ24は、レバー19に接し、前記の
ロック解除するもので、ボックス1内に出入自在に挿入
され、その操作によってスライダ6のカード挿入状態の
ロックを解除する。そして、つまみ24は、図2(C)
に示すように、その先端が、レバー19の背面に突設さ
れ、天板1aに設けた長穴25に通されたピース26に
当接しており、その側面に設けた突起27が天板1aと
下板1bとの間に設けたストッパ28に係止している。
ロック解除するもので、ボックス1内に出入自在に挿入
され、その操作によってスライダ6のカード挿入状態の
ロックを解除する。そして、つまみ24は、図2(C)
に示すように、その先端が、レバー19の背面に突設さ
れ、天板1aに設けた長穴25に通されたピース26に
当接しており、その側面に設けた突起27が天板1aと
下板1bとの間に設けたストッパ28に係止している。
【0018】なお、図1において、29は板ばねで、ボ
ックス1内に挿入されたカード2の内端部側面に圧接し
てカード2を固定する。板ばね29は、ボックス1に設
けた開口部1dにのぞませている。また、30はソレノ
イドで、つまみ24の反対側の天板1aに設けられてお
り、そのプランジャ31をレバー19の一端に当接させ
ている。つまみ24及びソレノイド30は、カード2を
排出させるもので、図1において併設されているが、そ
れぞれ単独に設けてもよい。
ックス1内に挿入されたカード2の内端部側面に圧接し
てカード2を固定する。板ばね29は、ボックス1に設
けた開口部1dにのぞませている。また、30はソレノ
イドで、つまみ24の反対側の天板1aに設けられてお
り、そのプランジャ31をレバー19の一端に当接させ
ている。つまみ24及びソレノイド30は、カード2を
排出させるもので、図1において併設されているが、そ
れぞれ単独に設けてもよい。
【0019】次に動作を説明する。カード2がボックス
1内に挿入されていない場合は、スライダ6の係止部2
1がレバー19の係止爪22から外れている。カード2
をボックス1内に挿入する場合は、図4に示すように、
スライダ6の係止部21がレバー19の係止爪22から
外れている状態よりボックス1の開口部1cからカード
2を押し入れる。カード2の先端面がスライダ6の下面
の突条7の先端のカード受け部11に当接し、引張りば
ね18の力に抗してスライダ6がボックス1の奥の方に
移動する。スライダ6が移動すると、ラック12がピニ
オン17を押すが、ピニオン17の回転力が移動制御手
段15の回転力より大きいので、ピニオン17が反時計
方向に回転せず、ダンパ13が、取付部材14を支点と
してスライダ6と噛み合う反対方向、すなわち図3
(A)に示すように矢印bの方向に回転し、逃げる。ダ
ンパ13を逃がすだけの力によって、スライダ6は移動
するので、カード2の挿入に違和感を生じない。ダンパ
13が移動制御手段15によって矢印aのようにスライ
ダ6方向に付勢されているので、ピニオン17は、ラッ
ク12と噛み合っているが、ラック12の進行に伴い、
噛合箇所が異なっている。
1内に挿入されていない場合は、スライダ6の係止部2
1がレバー19の係止爪22から外れている。カード2
をボックス1内に挿入する場合は、図4に示すように、
スライダ6の係止部21がレバー19の係止爪22から
外れている状態よりボックス1の開口部1cからカード
2を押し入れる。カード2の先端面がスライダ6の下面
の突条7の先端のカード受け部11に当接し、引張りば
ね18の力に抗してスライダ6がボックス1の奥の方に
移動する。スライダ6が移動すると、ラック12がピニ
オン17を押すが、ピニオン17の回転力が移動制御手
段15の回転力より大きいので、ピニオン17が反時計
方向に回転せず、ダンパ13が、取付部材14を支点と
してスライダ6と噛み合う反対方向、すなわち図3
(A)に示すように矢印bの方向に回転し、逃げる。ダ
ンパ13を逃がすだけの力によって、スライダ6は移動
するので、カード2の挿入に違和感を生じない。ダンパ
13が移動制御手段15によって矢印aのようにスライ
ダ6方向に付勢されているので、ピニオン17は、ラッ
ク12と噛み合っているが、ラック12の進行に伴い、
噛合箇所が異なっている。
【0020】スライダ6の係止部21がレバー19の係
止爪22に接触して、レバー19を引張りばね23の力
に抗して回動させ、係止部21が係止爪22を越える
と、カード2の押入をやめる。すると、レバー19は、
引張りばね23の力により前記と反対方向に回動し、つ
まみ24に設けた突起27がストッパ28に当接し、係
止部21を係止爪22で係止して、スライダ6をカード
挿入状態にロックする。このとき、カード2は、板ばね
30により押さえられてボックス1内に固定されてい
る。
止爪22に接触して、レバー19を引張りばね23の力
に抗して回動させ、係止部21が係止爪22を越える
と、カード2の押入をやめる。すると、レバー19は、
引張りばね23の力により前記と反対方向に回動し、つ
まみ24に設けた突起27がストッパ28に当接し、係
止部21を係止爪22で係止して、スライダ6をカード
挿入状態にロックする。このとき、カード2は、板ばね
30により押さえられてボックス1内に固定されてい
る。
【0021】カード2をボックス1内から取り出す場合
は、図1において、つまみ24を矢印cのように引張り
ばね23の力に抗して押すか、又はソレノイド30を作
動させてプランジャ31を矢印dのように突出させてレ
バー19を押すと、レバー19は、枢着ピン20を中心
として矢印eのように回転する。これに伴い、係止爪2
2はスライダ6の係止部21から外れて、ロックが解除
され、スライダ6は引張りばね18の力により矢印fの
ように引張られ、スライダ6の下面の突条7に形成した
カード受け部11によりカード2が押し出される。この
時、スライダ6に設けたラック12がダンパ13のピニ
オン17に噛合しているので、ダンパ13によりスライ
ダ6、すなわちカード2の排出速度が減速され、カード
2が勢いよく飛び出す恐れはない。カード2を摘むこと
なく、カード2を取り出すことができるので、カード2
を摘むためにカード2をボックス1から突出させておく
必要はない。ボックス1から突出させるといっても、カ
ード2を挿入するために必要な限度であって、その長さ
は極めて短い。したがって、カード2に手等が触れて、
情報処理中に誤動作を生じさせたり、誤ってカード2を
引き抜く恐れはない。
は、図1において、つまみ24を矢印cのように引張り
ばね23の力に抗して押すか、又はソレノイド30を作
動させてプランジャ31を矢印dのように突出させてレ
バー19を押すと、レバー19は、枢着ピン20を中心
として矢印eのように回転する。これに伴い、係止爪2
2はスライダ6の係止部21から外れて、ロックが解除
され、スライダ6は引張りばね18の力により矢印fの
ように引張られ、スライダ6の下面の突条7に形成した
カード受け部11によりカード2が押し出される。この
時、スライダ6に設けたラック12がダンパ13のピニ
オン17に噛合しているので、ダンパ13によりスライ
ダ6、すなわちカード2の排出速度が減速され、カード
2が勢いよく飛び出す恐れはない。カード2を摘むこと
なく、カード2を取り出すことができるので、カード2
を摘むためにカード2をボックス1から突出させておく
必要はない。ボックス1から突出させるといっても、カ
ード2を挿入するために必要な限度であって、その長さ
は極めて短い。したがって、カード2に手等が触れて、
情報処理中に誤動作を生じさせたり、誤ってカード2を
引き抜く恐れはない。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明は、
ボックス内にカードの出入方向に摺動自在に取り付けら
れているとともに、前記ボックス内に位置して前記カー
ドの先端面が当接するカード受け部を有するスライダ
と、前記ボックスを構成する天板上に設けられていると
ともに、移動制御手段によって前記スライダ方向に付勢
されて該スライダと係合し、カード排出時、カード排出
速度を減速するダンパと、前記天板と前記スライダの間
に設けられて該スライダをカード排出方向に付勢する引
張りばねと、前記スライダとの係止によって該スライダ
をカード挿入状態にロックするレバーと、前記天板と前
記レバーの間に設けられて前記レバーを回転させる引張
りばねと、前記ボックス内に出入り自在に挿入されて前
記レバーに接し前記のロックを解除するつまみ又は前記
天板上に装着されて前記レバーに接し前記のロックを解
除するソレノイドとを備えたものである。それゆえ、カ
ードの挿入時、ダンパは、スライダに押されてスライダ
と係合する方向と逆に回転し、カードは、スライダとレ
バーとの係止によってボックス内に固定される。カード
の排出時、つまみの操作又はソレノイドの作動によって
スライダとレバーとの係止が解除され、スライダは、引
張りばねによりカード排出方向に付勢され、カードを押
し出す。この際、ダンパと係合するスライダの移動速度
はダンパによって制御され、カードは、最適な速度で排
出される。したがって、この発明によれば、カードの挿
入時に大きな力を必要としない、違和感を生じない、ま
たカードがボックスから大きく突出されている場合の、
カードに手等が触れて情報処理中に誤動作を生じさせる
等の課題は解消される、さらにカードの排出時にカード
が勢いよくボックスから飛び出す懸念はない、という効
果が得られる。
ボックス内にカードの出入方向に摺動自在に取り付けら
れているとともに、前記ボックス内に位置して前記カー
ドの先端面が当接するカード受け部を有するスライダ
と、前記ボックスを構成する天板上に設けられていると
ともに、移動制御手段によって前記スライダ方向に付勢
されて該スライダと係合し、カード排出時、カード排出
速度を減速するダンパと、前記天板と前記スライダの間
に設けられて該スライダをカード排出方向に付勢する引
張りばねと、前記スライダとの係止によって該スライダ
をカード挿入状態にロックするレバーと、前記天板と前
記レバーの間に設けられて前記レバーを回転させる引張
りばねと、前記ボックス内に出入り自在に挿入されて前
記レバーに接し前記のロックを解除するつまみ又は前記
天板上に装着されて前記レバーに接し前記のロックを解
除するソレノイドとを備えたものである。それゆえ、カ
ードの挿入時、ダンパは、スライダに押されてスライダ
と係合する方向と逆に回転し、カードは、スライダとレ
バーとの係止によってボックス内に固定される。カード
の排出時、つまみの操作又はソレノイドの作動によって
スライダとレバーとの係止が解除され、スライダは、引
張りばねによりカード排出方向に付勢され、カードを押
し出す。この際、ダンパと係合するスライダの移動速度
はダンパによって制御され、カードは、最適な速度で排
出される。したがって、この発明によれば、カードの挿
入時に大きな力を必要としない、違和感を生じない、ま
たカードがボックスから大きく突出されている場合の、
カードに手等が触れて情報処理中に誤動作を生じさせる
等の課題は解消される、さらにカードの排出時にカード
が勢いよくボックスから飛び出す懸念はない、という効
果が得られる。
【図1】この発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】(A)、(C)はそれぞれ図1のD−D、E−
E断面図、(B)は(A)のF−F断面図である。
E断面図、(B)は(A)のF−F断面図である。
【図3】(A)はスライダとダンパとの関係を示す拡大
平面図、(B)、(C)はダンパの取付状態を示す断面
図である。
平面図、(B)、(C)はダンパの取付状態を示す断面
図である。
【図4】この発明の一実施例においてカードがボックス
から出された状態を示す平面図である。
から出された状態を示す平面図である。
【図5】従来の技術の一例を示す平面図である。
【図6】従来の技術の他の例を示す平面図である。
1 ボックス 2 カード 6 スライダ 13 ダンパ 18 引張りばね 19 レバー 23 引張りばね 24 つまみ
Claims (6)
- 【請求項1】 情報記憶カードを読み取り書き込みする
装置を内蔵したボックス内にカードを挿入排出する装置
において、ボックス内にカードの出入方向に摺動自在に
取り付けられているとともに、前記ボックス内に位置し
て前記カードの先端面が当接するカード受け部を有する
スライダと、前記ボックスを構成する天板上に設けられ
ているとともに、移動制御手段によって前記スライダ方
向に付勢されて該スライダと係合し、カード排出時、カ
ード排出速度を減速するダンパと、前記天板と前記スラ
イダの間に設けられて該スライダをカード排出方向に付
勢する引張りばねと、前記スライダとの係止によって該
スライダをカード挿入状態にロックするレバーと、前記
天板と前記レバーの間に設けられて前記レバーを回転さ
せる引張りばねと、前記ボックス内に出入り自在に挿入
されて前記レバーに接し前記のロックを解除するつまみ
とを備えたことを特徴とするカード挿入排出装置 - 【請求項2】 情報記憶カードを読み取り書き込みする
装置を内蔵したボックス内にカードを挿入排出する装置
において、ボックス内にカードの出入方向に摺動自在に
取り付けられているとともに、前記ボックス内に位置し
て前記カードの先端面が当接するカード受け部を有する
スライダと、前記ボックスを構成する天板上に設けられ
ているとともに、移動制御手段によって前記スライダ方
向に付勢されて該スライダと係合し、カード排出時、カ
ード排出速度を減速するダンパと、前記天板と前記スラ
イダの間に設けられて該スライダをカード排出方向に付
勢する引張りばねと、前記スライダとの係止によって該
スライダをカード挿入状態にロックするレバーと、前記
天板と前記レバーの間に設けられて前記レバーを回転さ
せる引張りばねと、前記天板上に装着されて前記レバー
に接し前記のロックを解除するソレノイドとを備えたこ
とを特徴とするカード挿入排出装置 - 【請求項3】 移動制御手段がばねで構成されている請
求項1または請求項2のカード挿入排出装置 - 【請求項4】 移動制御手段がエアダンパで構成されて
いる請求項1または請求項2のカード挿入排出装置 - 【請求項5】 移動制御手段がオイルダンパで構成され
ている請求項1または請求項2のカード挿入排出装置 - 【請求項6】 移動制御手段がゴム体で構成されている
請求項1または請求項2のカード挿入排出装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4135683A JPH05307649A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | カード挿入排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4135683A JPH05307649A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | カード挿入排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05307649A true JPH05307649A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15157482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4135683A Withdrawn JPH05307649A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | カード挿入排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05307649A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08255228A (ja) * | 1995-01-20 | 1996-10-01 | Robert Bosch Gmbh | チップカード用のカード読取り機 |
KR20030000343A (ko) * | 2001-06-23 | 2003-01-06 | 강용구 | 카드 수령 및 반출장치 |
CN113132211A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-07-16 | 南京物联传感技术有限公司 | 一种干接点有线信号与Zigbee无线信号的转接器 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP4135683A patent/JPH05307649A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08255228A (ja) * | 1995-01-20 | 1996-10-01 | Robert Bosch Gmbh | チップカード用のカード読取り機 |
KR20030000343A (ko) * | 2001-06-23 | 2003-01-06 | 강용구 | 카드 수령 및 반출장치 |
CN113132211A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-07-16 | 南京物联传感技术有限公司 | 一种干接点有线信号与Zigbee无线信号的转接器 |
CN113132211B (zh) * | 2021-03-25 | 2023-10-27 | 南物科城传感技术(广州)有限公司 | 一种干接点有线信号与Zigbee无线信号的转接器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |