JPH0530728U - センサのケーブル端部固定構造 - Google Patents

センサのケーブル端部固定構造

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JPH0530728U
JPH0530728U JP8664891U JP8664891U JPH0530728U JP H0530728 U JPH0530728 U JP H0530728U JP 8664891 U JP8664891 U JP 8664891U JP 8664891 U JP8664891 U JP 8664891U JP H0530728 U JPH0530728 U JP H0530728U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル固定作業が容易であると共に、ケー
ブルの可撓性が失われたり、樹脂がケーブル外皮を破っ
て飛び出すようなことがないようにする。 【構成】 検知部20にケーブル17の端部を接続した
状態でこれらを内包するようにしてケース21を樹脂に
より一体成形して成るセンサにおいて、検知部20に断
面がコの字型で両側壁が略L字型のケーブル固定部19
を一体成形し、ケーブル17の端部に爪付きの抜け防止
金具18をカシメ付け、爪18a,18aをケーブル固
定部19の両側壁19a,19bに係合するようにして
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の車輪等の回転速度を検出するための回転センサ等のセンサ のケーブル端部固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようなセンサとしては、例えば図4に示されているような磁石を応 用した回転センサ1が知られている。 即ち、図4において、回転センサ1の検知部1aは、回転速度を検出すべき自 動車の車輪等の回転軸に装着された磁性体の回転歯車(図示せず)に対して先端 がこの歯車の歯先に対向するように近接して配設された鉄などの磁性体からなる ポールピース2と、このポールピース2の後端面に装着されていて極性の付与さ れた磁石3と、この磁石3を含むポールピース2の周囲に配置されたボビン4の 先端側に巻回されているコイル5とから主に構成されている。 また、上記回転センサ1の検知部1aは、例えばステンレス鋼等の金属よりな る円筒状のセンサ保護カバー6で覆われている。
【0003】 このように構成された回転センサ1は、歯車が回転しているとき、ポールピー ス2の先端に対して該歯車の歯先が繰り返し接近し離反することになるので、ポ ールピース2の先端から歯車の最も近い部分までの距離が交互に長くなったり短 くなったりする。これにより、ポールピース2を通過する磁力線の本数が増減し て磁束が変化し、従って上記コイル5には交流電圧が発生し、その周波数はポー ルピース2の先端を通過する歯車の歯先の数と1秒当たりの回転数の積に等しく なる。 こうして、その交流電圧をケーブル7を介して取り出し、その周波数を測定す ることにより、歯車が取り付けられている回転軸の回転速度が検出され、これに より自動車等のエンジンコントロール,スキッドコントロール等の各種制御のた めに利用されるようになっている。尚、図中8は端子である。
【0004】 ところで、上述のように回転センサ1等の検知部1aはセンサ保護カバー6で 覆われているが、例えば自動車等に採用した場合に雨水等の検知部1aへの浸入 を防止するため、従来上記保護カバー6には以下のような防水構造が備えられて いた。
【0005】 即ち、検知部1aの基端側にその円周方向に沿ってリング溝10を形成し、こ の溝にOリング11を位置させ該検知部1aを上記保護カバー6で覆い、該保護 カバー6のOリング11の位置する個所を外側から径方向内方にカシメ封着装置 (図示せず)で押圧する。すると、カシメ封着装置のカシメ具の凸部がカバー6 を外側から押圧してその内方に湾曲して内径を絞り込んだ突起部6aがOリング 11の中心部に当接しこれを固着して封着するようになっている。
【0006】 しかし、上記防水構造の場合、保護カバー6のカシメによるOリング11の固 着は、カシメ封着装置で行うにせよ該保護カバー6の外側から行う作業であり、 この際、Oリング11の設けられている位置が定まりにくく、該Oリング11の 中心は上記突起部6aの中心からずれて逃げやすい。 また、このカシメ作業において、検知部1aや保護カバー6等の寸法のバラツ キなどに起因して、Oリング11がずれたり、上記突起部6aがOリング11に 部分的に当接する場合には該Oリング11が捩じれたりして完全な封着ができな くなり易い。そして、その結果、十分な防水効果が得られ難いという問題が生じ ていた。
【0007】 そこで、上記問題点を解消すると共に、センサの小型化を実現できるものとし て、最近は、検知部を内包するようにしてケースを樹脂により一体成形したもの が提案されている。そして、その場合のケーブル端部の固定は例えば次のように して行っていた。
【0008】 即ち、図5に示したように、先端部にフランジ23aを有する筒状金具23を ケーブル7の端部に被嵌し、図6に示したように、フランジ23aをケーブル7 のシールド線7aに溶接した後、ケーブル7に内蔵されたリード線7bの先端を 端子8に半田付けし、筒状金具23の部分をケース射出成形用金型24で把持し つつ該金型24内に溶融樹脂を射出してケース25を成形することにより、ケー ブル7の端部がケース25に固定されるようになっていた。そして、筒状金具2 3の部分のケース射出成形用金型24による把持とフランジ23aのシールド線 7aに対する溶接とにより、射出成形時に溶融樹脂の圧力を受けても、ケーブル 7の抜けが防止されるようになっていた。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5及び図6に示したケーブル端部の固定構造の場合、溶接作 業を必要とするため、ケーブル固定作業が面倒であった。また、筒状金具23は 単にケーブル7の端部に被嵌されているだけなので、射出成形時に樹脂に付加さ れた圧力で該樹脂がシールド線7aとケーブル外皮との間やシールド線7aとリ ード線7bとの間等に入り込み、該樹脂が硬化した後にケーブル7の可撓性が損 なわれたり、ひどい場合には樹脂がケーブル外皮を破って飛び出してしまったり するという問題があった。
【0010】 本考案は以上の点に鑑み、ケーブル固定作業が容易であると共に、ケーブルの 可撓性が失われたり、樹脂がケーブル外皮を破って飛び出すようなことがない、 センサのケーブル端部固定構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案によるセンサのケーブル端部固定構造は、検 知部にケーブル端部を接続した状態でこれらを内包するようにしてケースを樹脂 により一体成形して成るセンサにおいて、上記検知部に断面がコの字型で両側壁 が略L字型のケーブル固定部を一体成形し、上記ケーブルの端部に爪付きの抜け 防止金具をカシメ付け、この爪を上記ケーブル固定部の両側壁に係合せしめたこ とを特徴としている。
【0012】
【作用】
上記構成によれば、ケーブル端部にカシメ付けられた抜け防止金具の爪を、検 知部に一体成形されたケーブル固定部に係合せしめることにより、ケースの射出 成形時の樹脂の圧力によるケーブルの抜けが防止されるようになっているので、 溶接作業が不要となり、その結果ケーブル固定作業が非常に容易となる。また、 ケーブルの周囲に抜け防止金具がカシメ付けられているので、樹脂がケーブル内 に入ることが防止され、その結果ケーブルの可撓性が失われたり、樹脂がケーブ ル外皮を破って飛び出すようなことがなくなる。
【0013】
【実施例】
以下、図1乃至図3に示した一実施例に基づき本考案を詳細に説明する。 図1に示されるように、本考案によるセンサのケーブル端部固定構造において は、回転速度を検出すべき自動車の車輪等の回転軸に装着された磁性体の回転歯 車(図示せず)に対して先端がこの歯車の歯先に対向するように近接して配設さ れた鉄などの磁性体からなり且つ後端面に図示しない極性の付与された磁石が装 着されたポールピース12と、このポールピース12の周囲に配置された樹脂製 のボビン14の先端側に巻回されているコイル15と、ボビン14の上端部に嵌 着された樹脂製の軸部13と、軸部13に嵌着された弾性材料からなるOリング 22と、ボビン14の上端部の両側面に固着され且つコイル15と電気的に接続 されている端子16とから、検知部20が形成されている。 また、17は内蔵されたリード線17aの先端が端子16に半田付けされ且つ 端部に爪付きの抜け防止金具18がカシメ付けられた信号取出し用のケーブル、 19はボビン14と一体的に成形されていてケーブル17の端部を固定すると共 に抜け防止金具18の爪18aに係合してケーブル17の抜けを防止するケーブ ル固定部である。そして、上記検知部20にケーブル17を接続した状態で、こ れらを図示しないケース用金型に入れ且つポールピース12の先端と軸部13の 先端とを固定した状態で該金型内に樹脂を射出することにより、ケース21が一 体成形されるようになっている。
【0014】 ここで、抜け防止金具18及びケーブル固定部19の構造について詳細に説明 すれば、図2に示すように、抜け防止金具18はその先端部の両側に爪18a, 18aが一体成形され、ケーブル固定部19は断面がコの字型でその両側壁19 a,19aが略L字型を呈している。そして、図3に示すように、ケーブル17 の端部に抜け防止金具18をカシメ付け、ケーブル17のリード線17a,17 aの先端を端子16,16に半田付けした後、爪18a,18aをケーブル固定 部19の両側壁19a,19aにそれぞれ係合せしめるようになっている。そし て、この状態でケース21の射出成形が行われるので、その時溶融樹脂の圧力を 受けてもケーブル17の抜けが確実に防止される。また、抜け防止金具18の爪 18a,18aとケーブル固定部19の両側壁19a,19aとの係合によりケ ーブル17の位置決めも行われるので、好都合である。
【0015】 本実施例は上述の如く構成されており、ケーブル17の端部にカシメ付けられ た抜け防止金具18の爪18a,18aを、検知部20に一体成形されたケーブ ル固定部19の両側壁19a,19aにそれぞれ係合せしめることにより、ケー ス21の射出成形時の樹脂の圧力によるケーブル17の抜けが防止されるように なっているので、溶接作業が不要となり、その結果、ケーブル固定作業が非常に 容易となる。また、ケーブル17の周囲に抜け防止金具19がカシメ付けられて いるので、樹脂がケーブル17内に入ることが防止され、その結果ケーブル17 の可撓性が失われたり、樹脂がケーブル外皮を破って飛び出すようなことがなく なる。
【0016】
【考案の効果】
上述したように本考案によるセンサのケーブル端部固定構造によれば、ケーブ ル固定作業が容易であると共に、ケーブルの可撓性が失われたり、樹脂がケーブ ル外皮を破って飛び出すようなことがないという実用上重要な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるセンサのケーブル端部固定構造の
一実施例の断面図である。
【図2】上記一実施例のケーブル固定前の状態を示す要
部斜視図である。
【図3】上記一実施例のケーブル固定後の状態を示す要
部斜視図である。
【図4】一従来例の断面図である。
【図5】他の従来例のケーブル端部の分解図である。
【図6】図5の射出成形時の要部断面図である。
【符号の説明】
12 ポールピース 13 軸部 14 ボビン 15 コイル 16 端子 17 ケーブル 18 抜け防止金具 19 ケーブル固定部 20 検知部 21 ケース 22 Oリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知部にケーブル端部を接続した状態で
    これらを内包するようにしてケースを樹脂により一体成
    形して成るセンサにおいて、上記検知部に断面がコの字
    型で両側壁が略L字型のケーブル固定部を一体成形し、
    上記ケーブルの端部に爪付きの抜け防止金具をカシメ付
    け、該爪を上記ケーブル固定部の両側壁に係合せしめた
    ことを特徴とする、センサのケーブル端部固定構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS534779U (ja) * 1976-06-30 1978-01-17
JPS61110116U (ja) * 1984-12-24 1986-07-12
JPH0355777A (ja) * 1989-07-21 1991-03-11 Moji:Kk コネクタにおけるコード抜け止め装置

Patent Citations (3)

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