JPH053066A - ワイヤ整列装置 - Google Patents

ワイヤ整列装置

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JPH053066A
JPH053066A JP15123491A JP15123491A JPH053066A JP H053066 A JPH053066 A JP H053066A JP 15123491 A JP15123491 A JP 15123491A JP 15123491 A JP15123491 A JP 15123491A JP H053066 A JPH053066 A JP H053066A
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ring
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guide groove
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Mitsuo Ohazama
三雄 大峡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の被覆ワイヤを個々に絶縁体等の所定溝
にセッティングするワイヤ整列装置に関し、マニュアル
のハンドリング工数を削減することで作業効率を上げて
生産性の向上を図ることを目的とする。 【構成】 複数の被覆ワイヤを順次ハンドリングしてコ
ネクタカバーの所定のワイヤ挿入溝に押し込むワイヤ挿
入装置41が、その周囲に該装置41の長手方向を軸として
1/2回転するワイヤ整列リング55とその外側近傍の最上
位に固定した導通用カッタ19と該リング55の内側に固定
した筒形のワイヤ排出リング53とを具え、整列リング55
の直径方向2箇所にはワイヤ1aの弾力的な保持と解除が
自在で保持したワイヤ1aが整列リング55の回転でワイヤ
案内溝16a に挿入され且つ排出リング53との係合で 1/4
回転した近傍でワイヤ1aの保持が解除される爪56が配設
され、ワイヤ排出リング53の筒開口側端面53b には傾斜
面53b ′を具えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケーブルを構成する複数
の被覆ワイヤを個々に絶縁体等の所定溝にセッティング
するワイヤ整列装置の構成に係り、特にマニュアルのハ
ンドリング工数を削減することで作業効率を上げて生産
性の向上を図ったワイヤ整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】技術的な背景を説明する図4はケーブル
とコネクタとの接続状態を例示する図であり、(4-1) は
接続部の構成を示す図,(4-2)は接続途中の状態を示す
図,(4-3)は接続後の状態を表わす図である。
【0003】(4-1) でケーブル1は複数の被覆ワイヤ1a
によって構成されている。また該ケーブル1に繋がるコ
ネクタ2は、絶縁物からなるコネクタカバー3と一端が
外部接続用のターミナル4aで他端がV溝のワイヤコンタ
クト4bに形成されている端子4を所定ピッチpに植設し
たコネクタ絶縁体5とで構成されている。
【0004】そしてコネクタカバー3の裏面(図では上
面)には、上記被覆ワイヤ1aが圧入し得るワイヤ挿入溝
3aが形成され更に該各溝3aの長さ方向中間部の所定位置
には該溝3aの幅と等しい幅で更に掘り下げられた凹部3b
が形成されている。
【0005】また該コネクタカバー3と嵌合して一体化
するコネクタ絶縁体5に植設されている上記端子4は、
コネクタカバー3とコネクタ絶縁体5を嵌合させたとき
の上記凹部3bと対応する位置にV溝が上記溝3aと直交す
る方向に向くように植設されている。
【0006】そこで、例えばケーブル1の被覆ワイヤ1a
を一本ずつ矢印aのようにコネクタカバー3の各ワイヤ
挿入溝3aに圧入して(4-2) に示す状態とした後、被覆ワ
イヤ1aの該カバー3の端面3cから突出する部分を矢印b
のように切除し更に上記コネクタ絶縁体5を該カバー3
に嵌合させると、コネクタ絶縁体5の各端子4のワイヤ
コンタクト4bが凹部3bに侵入して(4-3) に示す状態とな
る。
【0007】この際、該ワイヤコンタクト4bが被覆ワイ
ヤ1aの被覆を突き破って該被覆ワイヤ1aの芯線と圧接す
るので、各被覆ワイヤ1aの芯線と端子4ひいてはケーブ
ル1とコネクタ2とを接続することができる。
【0008】しかし、かかる接続作業特に複数の被覆ワ
イヤ1aをコネクタカバー3の予め指定されたワイヤ挿入
溝3aに正確に挿入する作業をマニュアルで行なうには、
多くの工数と熟練した技術が必要である。
【0009】従って、コネクタカバー3の予め指定され
た各ワイヤ挿入溝3aに複数の被覆ワイヤ1aを挿入するた
めのワイヤ挿入装置が実用化されている。図5は従来の
ワイヤ挿入装置の概略を示す斜視図であり、図6は本装
置の部分的構成と回路構成を概略的に示す図である。
【0010】なお図では理解し易くするため図4で説明
したケーブルとコネクタとを接続する場合を例としてい
るため、図4と同じ対象部材には同一の記号を付して表
わしている。
【0011】図5および図6で、10はワイヤ挿入装置、
30は制御装置である。この内ワイヤ挿入装置10は、図4
で説明したコネクタカバー3が位置決めして載置された
ままベッド11に対してA方向に自在にスライドし得る載
置台12と、該載置台12を跨ぐ両側の下端部に図4で説明
した被覆ワイヤ1aの余長部分を切断するカッタ歯13と該
被覆ワイヤ1aを上記コネクタカバー3のワイヤ挿入溝3a
に押し込む押し込み片14を具えた上下動自在な加圧部材
15(図6参照)を収容すると共に該加圧部材15の押し込
み片14の近傍にワイヤ案内溝16a が形成されている上記
ベッド11と一体化した筐体16、該筐体16に取付けられた
一対のランプ17、該筐体16の上面に位置する絶縁上板18
の端片に形成されているV溝18a の頂部に一部を露出さ
せて埋め込まれたまま 30 rpm 程度で回転し得るように
該筐体16に収容された導通用カッタ19、スタートスイッ
チ20、ワイヤセット検出スイッチ21、上記加圧部材15を
矢印B方向(図6参照)に上下動させる駆動モータ22
(図6参照)、上記載置台12を上述したように矢印A方
向にスライドさせる駆動モータ23(図6参照)とを具え
て構成されている。
【0012】そして、複数の被覆ワイヤ1aを一端から導
出させたケーブル1は上記載置台12の中央空間部12a に
図示されないケーブル保持手段で保持されており、上記
駆動モータ22,23 は加圧部材15と同様に筐体16内の所定
位置に固定されている。
【0013】一方外観的にボックス構造体からなる制御
装置30には、上記ケーブル1の他端に接続されているコ
ネクタ1bと対応するコネクタ31と上記ワイヤ挿入装置10
から導出する制御ケーブル32の端部に接続されているコ
ネクタ32a に対応するコネクタ33とがその外面に取付け
られている。
【0014】そこで、上記ワイヤ挿入装置10から導出す
る制御ケーブル32をコネクタ33を介して制御装置30に接
続し更に上記ケーブル1をコネクタ31を介して制御装置
30に接続した後、載置台12にコネクタカバー3が装着さ
れた図の状態で作業者がスタートスイッチ20を操作する
と、制御装置30からの信号で駆動モータ23が動作して該
載置台12をスライドさせることができる。
【0015】そしてこの場合の該載置台12の移動は、ス
タート時にコネクタカバー3が筐体16の方向に動いた
後、該筐体16のワイヤ案内溝16a の真下に該コネクタカ
バー3のいずれかのワイヤ挿入溝3aが位置したときに停
止するようになっている。
【0016】なお該載置台12の停止位置は上述した導通
用カッタ19に接触させた芯線に対応する被覆ワイヤ1aが
挿入されるべきワイヤ挿入溝3aが上記ワイヤ案内溝16a
の真下に位置するようになっている。
【0017】従って、制御装置30に繋がる上記ケーブル
1の複数の被覆ワイヤ1aの内の任意の被覆ワイヤ1aを図
ののようにマニュアルハンドリングして絶縁上板18の
V溝18a の頂部に当接せしめると、該頂部に露出する導
通用カッタ19が被覆膜をカットして該任意の被覆ワイヤ
1aの芯線と接触するのでその際の導通信号によって載置
台12が停止するが、その停止位置では上記導通用カッタ
19に接触せしめた被覆ワイヤ1aが挿入されるワイヤ挿入
溝3aが筐体16のワイヤ案内溝16a の真下に位置している
こととなる。
【0018】次いで、図の矢印Cで示すように位置ま
でマニュアルハンドリングして該被覆ワイヤ1aをワイヤ
案内溝16a に挿入すると、該被覆ワイヤ1aはコネクタカ
バー3の該被覆ワイヤ1aと対応するワイヤ挿入溝3aの真
上に位置する。
【0019】この時点でワイヤセット検出スイッチ21が
作動するが、その作動信号で駆動モータ22が動作して加
圧部材15を降下させるので、該加圧部材15の押し込み片
14によって該被覆ワイヤ1aがワイヤ挿入溝3aへ押し込ま
れると共にカッタ歯13で該被覆ワイヤ1aの余長部分の切
断が行なわれる。
【0020】なお、上記ワイヤセット検出スイッチ21に
よるワイヤの存在が検知されなくなると該載置台12が後
退して図に示す初期位置に戻るので、以後同様の作業を
他の被覆ワイヤ1aについて継続することで複数の被覆ワ
イヤ1aをコネクタカバー3の所定のワイヤ挿入溝3aに正
しく挿入することができる。
【0021】なおランプ17は上述した導通用カッタ19に
繋がっているものであり、図の如く2個のコネクタカバ
ー3が載置台12上に併設されている場合では該導通用カ
ッタ19に接触させる任意の被覆ワイヤ1aがどっちのコネ
クタカバー3に挿入されるものであるか換言すればどち
らのワイヤ案内溝16a にハンドリングすればよいかを指
示するためのものである。
【0022】かかる構成になるワイヤ挿入装置では、複
数の被覆ワイヤ1aを一本ずつ→とハンドリングする
だけでコネクタカバー3に対する各被覆ワイヤ1aの確実
な整列押し込みを実現することができる。
【0023】しかし、ハンドリングする作業者によって
該作業に遅速が生ずることがあり、またハンドリング領
域が大きいことに起因する疲労を無視することができな
い欠点がある。
【0024】更に切断された被覆ワイヤ1aの余長部は把
持したり自然落下させる等の手段で除去しているため工
数が掛かったり該余長部がワイヤ案内溝に残って爾後の
工程に支障を来すことがあり、該余長部を確実に且つ効
率よく排除する手段を必要とする等のデメリットもあ
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来のワイヤ挿入装置
では、ハンドリングする作業者によって作業に遅速が生
じたり疲労に伴う作業性の低下等によって生産性が一定
せず、更なる生産性の向上を期待することができいない
と言う問題があった。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ケーブルを
構成する複数の被覆ワイヤの任意の被覆ワイヤの芯線を
制御装置に繋がるワイヤ挿入装置の導通用カッタにマニ
ュアルハンドリングで接触させた後更にマニュアルハン
ドリングで該ワイヤ挿入装置の筐体に形成されているワ
イヤ案内溝に挿入せしめられた該被覆ワイヤを、上記導
通用カッタからの信号で該ワイヤ案内溝の先端に位置せ
しめられたコネクタカバー内の上記任意の被覆ワイヤと
対応するワイヤ挿入溝に押し込み且つ該被覆ワイヤの余
長部を切断する加圧部材が、上記筐体内に配設されてい
るワイヤ挿入装置が、該ワイヤ挿入装置をベッドに沿う
長手方向で貫通させたときの該ワイヤ挿入装置周囲に、
上記導通用カッタからの信号によって該ワイヤ挿入装置
の長手方向を軸として 1/2回転するように配設されたワ
イヤ整列リングと、該ワイヤ整列リングの外側近傍の最
上位位置に固定して配置された上記導通用カッタと、該
ワイヤ整列リングの内側に固定して配設されたフランジ
を持つ筒形のワイヤ排出リングとを具えて構成され、回
転する上記ワイヤ整列リングの露出前面の直径方向2箇
所には、弾力的手段で上記被覆ワイヤを保持しまたは該
保持が解除し得ると共に弾力的に保持された上記被覆ワ
イヤが該ワイヤ整列リングの回転に伴って上記ワイヤ案
内溝に挿入されるように構成され且つ固定した上記ワイ
ヤ排出リングと係合して 1/4回転した近傍位置で上記被
覆ワイヤの保持が解除される爪が配設され、上記ワイヤ
排出リングの筒開口側端面には、該被覆ワイヤを保持す
る上記爪との間に位置する上記被覆ワイヤの切断された
余長部がワイヤ整列リングの回転につれて徐々に押し出
されるような傾斜面が具えられて構成されているワイヤ
整列装置によって解決される。
【0027】
【作用】ハンドリング作業を削減すると作業時の個人差
と共に疲労に伴う作業性の低下を抑制することができ
る。
【0028】本発明では従来のワイヤ挿入装置にハンド
リング装置を付加することでハンドリング作業の少ない
るワイヤ整列装置を構成している。従って、マニュアル
のハンドリング工数を削減することができて生産性の向
上をはかったワイヤ整列装置を実現することができる。
【0029】
【実施例】図1は本発明になるワイヤ整列装置の構成例
を説明する斜視図であり、図2は本装置の一部を断面に
した側面図である。
【0030】また図3はワイヤハンドリング装置の爪部
の構成と動作を示す図である。なお図ではいずれも図5
で説明したワイヤ挿入装置10を利用するため図5と同じ
対象部材には同一の記号を付して表わしている。
【0031】図1および図2でワイヤ整列装置40は、図
5で説明したワイヤ挿入装置10同様の構成になるワイヤ
挿入装置(以下挿入装置とする)41とワイヤハンドリン
グ装置(以下ハンドリング装置とする)51とからなるも
のであるが、構成的には挿入装置41がハンドリング装置
51を貫通するような相対的位置関係を保って挿入装置41
がハンドリング装置51の基台52に固定されて構成されて
いる。
【0032】なおこの場合の挿入装置41は、図5のワイ
ヤ挿入装置10の筐体16の上部に固定されている導通用カ
ッタ19を含む絶縁上板18の部分のみが筐体16から分離し
て上記ハンドリング装置51の上部に位置するように構成
されているだけであり、その他の構成は上記ワイヤ挿入
装置10と全く同等である。
【0033】一方上記基台52上に固定されているハンド
リング装置51は、該基台52に配設されている挿入装置41
を貫通させる角形壁52a に構成されている。すなわちハ
ンドリング装置51は、上記挿入装置41の筐体16部分をそ
のベッド11と共に充分な余裕を持って貫通させられる角
形壁52a の貫通孔52b 周囲に同心に固定されたフランジ
53a を持つ筒状のワイヤ排出リング53と、該角形壁52a
表面(図では左面)の貫通孔52b に対する対称位置4箇
所(図では3箇所のみ表示)に立てて配設したガイドロ
ーラ54でガイドされて該角形壁52a と平行に且つ貫通孔
52b と同心に自在に回転し得るワイヤ整列リング55、該
ワイヤ整列リング55と一体化したリング状外歯ギヤ55a
に噛み合うように角形壁52a に配置された駆動用ギヤ6
1、および該ギヤ61の駆動源として角形壁52a の裏面側
に取付けられているモータ62とを主要部材として構成さ
れている。
【0034】そして図5,図6で説明した制御装置30に
繋がる該モータ62を回転させることで該モータ62の回転
を駆動用ギヤ61を介してワイヤ整列リング55の回転に伝
達させることができる構成になっている。
【0035】また上記ワイヤ排出リング53は該リング53
のみを抽出した側面図(イ)で示す如く、筒状部はその
開口端面53b が図の下半分程度を残して斜めに切除され
た傾斜面 53b′に形成された後該筒壁の上側一部が長さ
方向の一部を残して切除された形状に形成されていると
共に、上記フランジ53a の筒形成側の面の紙面厚さ方向
両サイド領域には高さδの凸の段差面 53a′が緩やかな
傾斜を伴って形成されている。
【0036】更に、上述した駆動用ギヤ61で自在に回転
するワイヤ整列リング55にはその表面の直径方向2箇所
に被覆ワイヤ1aを弾性的に保持したり開放するための爪
56が配設されており、ハンドリング装置51に対する該ワ
イヤ整列リング55の位置は該2箇所の爪56が上下に位置
したときが基準位置となっているが、該リング55が該基
準位置から右または左に 1/2回転したときがワイヤ整列
装置40としての1サイクルとなるように構成されてい
る。
【0037】また挿入装置41とハンドリング装置51と
は、該爪56の被覆ワイヤ1aを保持する位置(後述する図
3の凹部57b )が上記挿入装置41を構成する筐体16のワ
イヤ案内溝16a 形成面とほぼ同じ面に位置すると共に、
該挿入装置41の上述した導通用カッタ19を含む絶縁上板
18のV溝18a 部分が上記基準位置にある爪56の直上近傍
に位置するように配置されている。
【0038】従って、基準位置にある爪56に被覆ワイヤ
1aを弾性的に保持せしめた後に該爪56の近傍に位置する
導通用カッタ19に該被覆ワイヤ1aの芯線を接触させるこ
とが容易であるが、該導通用カッタ19との接触時の制御
装置30からの信号でワイヤ整列リング55の回転方向を自
動的に規定することも容易である。
【0039】そして、爪56に被覆ワイヤ1aが保持された
状態にあるワイヤ整列リング55が上記導通用カッタ19と
の接触による信号で右回転したときには、該被覆ワイヤ
1aが破線aで示すように図面右側に位置する筐体16のワ
イヤ案内溝16a に自動的に挿入された後図6で説明した
加圧部材15の降下によってコネクタカバー3の被覆ワイ
ヤ挿入溝3aへの押し込みと余長部の切断が行なわれるこ
とになり、ワイヤ整列リング55が左回転したときには該
被覆ワイヤ1aが破線bで示すように図面左側に位置する
筐体16のワイヤ案内溝16a に自動的に挿入された後被覆
ワイヤ挿入溝3aへの押し込みと余長部の切断が行なわれ
ることとなる。
【0040】一方上記爪56は、図3の(3-1) で示すよう
に、回転軸57a で自由に回転し得ると共に鋭角に形成さ
れた一端の対応する位置に被覆ワイヤ1aを保持するため
の凹部57b が対向するようにそれぞれに形成されている
2個の可動爪57と、該可動爪57の他端側を該爪57が動き
得るようにその周囲で保持すると共に該2個の可動爪57
の上記端部近傍の両外面に被覆ワイヤ位置決め用の溝58
a が形成されているハウジング58と、上記可動爪57のハ
ウジング58内部に位置する端部を押圧しまたはその押圧
を解除することで該可動爪57の鋭角に形成された上記端
部を開閉する摺動ピン59と、該ハウジング58内部の可動
爪57端部近傍をそれぞれの外側から押圧し得るように該
ハウジング58内部に配置した2個のバネ60とからなって
いる。
【0041】そして該爪56を摺動ピン59配置側のハウジ
ング58端部で上記ワイヤ整列リング55表面の所定位置に
螺子止め等の手段で装着したときに、該摺動ピン59の他
端側が該ワイヤ整列リング55を貫通してその先端部59a
が該ワイヤ整列リング55の裏面側に突出するように構成
されているが、このことはワイヤ整列リング55の裏面側
に突出する上記先端部59a が押圧されて後退すると該摺
動ピン59の他端によって2個の可動爪57の端部が押され
て結果的に鋭角に形成されて露出する端部が開くと共に
該先端部59a の押圧がなくなると上記2個のバネ60によ
って上記露出した端部が閉じることを意味している。
【0042】更に該摺動ピン59の先端部59a はワイヤ整
列リング55の回転と共に上述したワイヤ排出リング53の
フランジ53a 上を移動するように構成されているが、図
の(3-2) で示すように爪56が基準位置すなわちp1の位置
にあるときには摺動ピン59の先端部59a がワイヤ排出リ
ング53のフランジ53a 面に接触せず結果的に可動爪57の
ワイヤ保持側先端部が閉じた状態にあり、またワイヤ整
列リング55が約90度回転したp2の位置では摺動ピン59の
先端部59a が凸の段差面 53a′に押圧されて後退するた
め可動爪57のワイヤ保持側先端部が開き、更に該ワイヤ
整列リング55が90度回転したp3の位置では上記p1位置と
同様に可動爪57のワイヤ保持側先端部が閉じるようにな
っているが、この時点では対応する片側の爪56が上記p1
点に位置しているので当初の状態に戻ったことになる。
【0043】従って、上記ワイヤ整列リング55が 1/2
回転すなわちワイヤ整列装置40としての1サイクルの間
に該爪56の可動爪57のワイヤ保持側先端部が閉→開→閉
の動作を行なうことになる。
【0044】なお特にこの場合の上記被覆ワイヤ1aは弾
力的に該爪56に保持されているので、例えばワイヤ整列
リング55が回転している間に該被覆ワイヤ1aが引っ張ら
れたときには上記可動爪57での該被覆ワイヤ1aの保持力
が弱まって該被覆ワイヤ1aが滑る状態で繰り出されるこ
とになり、少なくとも上記閉の状態では該被覆ワイヤ1a
は常時ほぼ一定した張力で保持されていることになるの
で上述したワイヤ案内溝16a への自動的な挿入を確実化
させることができる。
【0045】そこで、図1で示すようにケーブル1の任
意の被覆ワイヤ1aの先端近傍をマニュアルハンドリング
して爪56の溝58a をガイドとして可動爪57の凹部57b に
押し込み保持させた状態で挿入装置41の絶縁上板18のV
溝18a で導通用カッタ19にその芯線を接触させると、該
接触時の信号によって予め設定された方向に回転するワ
イヤ整列リング55と共に該被覆ワイヤ1aを保持した爪56
が回転して該被覆ワイヤ1aを右または左のワイヤ案内溝
16a に自動的に挿入するのでコネクタカバー3の被覆ワ
イヤ挿入溝3aへの押し込みと余長部の切断が行なわれ
る。
【0046】この際、ワイヤ案内溝16a と爪56との間に
ワイヤ排出リング53の傾斜面 53b′が入り込むと同時に
爪56の可動爪57が上述したように開くので、切断された
該被覆ワイヤ1aの余長部を強制的に外側に排出すること
ができる。
【0047】かかる構成になるワイヤ整列装置では、ハ
ンドリングするマニュアル作業が従来の→のように
移動させる必要がなく単に任意の被覆ワイヤ1aを可動爪
57の凹部57b に押し込み保持させると同時に導通用カッ
タ19に接触させるだけで爾後の作業が自動的に行なわれ
るため極めて能率的であると同時に、除去される被覆ワ
イヤ1aの余長部が確実に外部に排出されるので効率的な
作業を継続して行なうことができる。
【0048】なお上述のハンドリング装置51が装着され
たワイヤ整列装置40では、所要のコネクタカバー3に対
する被覆ワイヤ1aの押し込みと余長部の切断作業が従来
のワイヤ挿入装置10の 1/2〜1/3 程度に短縮できること
を実験的に確認している。
【0049】
【発明の効果】上述の如く本発明により、マニュアルの
ハンドリング工数を削減することで作業効率を上げて生
産性の向上を図ったワイヤ整列装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるワイヤ整列装置の構成例を説明
する斜視図。
【図2】 本装置の一部を断面にした側面図。
【図3】 ワイヤハンドリング装置の爪部の構成と動作
を示す図。
【図4】 ケーブルとコネクタとの接続状態を例示する
図。
【図5】 従来のワイヤ挿入装置の概略を示す斜視図。
【図6】 本装置の部分的構成と回路構成を概略的に示
す図。
【符号の説明】
1 ケーブル 1a 被覆ワイヤ 11 ベッド 16筐体 16a ワイヤ案内溝 18 絶縁上板 18a V溝 19 導通用カッタ 30 制御装置 40 ワイヤ整列装置 41 ワイヤ挿入装置 51 ワイヤハンドリンク装置 52 基台 52a 角形壁 52b 貫通孔 53 ワイヤ排出リ
ング 53a フランジ 53a ′凸の段差面 53b 開口側端面 53b ′傾斜面 54 ガイドローラ 55 ワイヤ整列リ
ング 55a リング状外歯ギヤ 56 爪 57 可動爪 57a 回転軸 57b 凹部 58 ハウジング 58a 案内溝 59摺動ピン 59a 先端部 60 バネ 61 駆動ギア 62 モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル(1) を構成する複数の被覆ワイ
    ヤ(1a)の任意の被覆ワイヤの芯線を制御装置(30)に繋が
    るワイヤ挿入装置(41)の導通用カッタ(19)にマニュアル
    ハンドリングで接触させた後更にマニュアルハンドリン
    グで該ワイヤ挿入装置(41)の筐体(16)に形成されている
    ワイヤ案内溝(16a) に挿入せしめられた該被覆ワイヤ
    を、上記導通用カッタ(19)からの信号で該ワイヤ案内溝
    (16a) の先端に位置せしめられたコネクタカバー(3) 内
    の上記任意の被覆ワイヤと対応するワイヤ挿入溝(3a)に
    押し込み且つ該被覆ワイヤの余長部を切断する加圧部材
    が、上記筐体内に配設されているワイヤ挿入装置(41)
    が、該ワイヤ挿入装置(41)をベッド(11)に沿う長手方向
    で貫通させたときの該ワイヤ挿入装置周囲に、上記導通
    用カッタ(19)からの信号によって該ワイヤ挿入装置(41)
    の長手方向を軸として 1/2回転するように配設されたワ
    イヤ整列リング(55)と、該ワイヤ整列リング(55)の外側
    近傍の最上位位置に固定して配置された上記導通用カッ
    タ(19)と、該ワイヤ整列リング(55)の内側に固定して配
    設されたフランジ(53a) を持つ筒形のワイヤ排出リング
    (53)とを具えて構成され、回転する上記ワイヤ整列リン
    グ(55)の露出前面の直径方向2箇所には、弾力的手段で
    上記被覆ワイヤ(1a)を保持しまたは該保持が解除し得る
    と共に弾力的に保持された上記被覆ワイヤ(1a)が該ワイ
    ヤ整列リング(55)の回転に伴って上記ワイヤ案内溝(16
    a) に挿入されるように構成され且つ固定した上記ワイ
    ヤ排出リング(53)と係合して 1/4回転した近傍位置で上
    記被覆ワイヤ(1a)の保持が解除される爪(56)が配設さ
    れ、上記ワイヤ排出リング(53)の筒開口側端面(53b) に
    は、該被覆ワイヤ(1a)を保持する上記爪(56)との間に位
    置する上記被覆ワイヤ(1a)の切断された余長部がワイヤ
    整列リング(55)の回転につれて徐々に押し出されるよう
    な傾斜面(53b′) が具えられて構成されていることを特
    徴としたワイヤ整列装置。
  2. 【請求項2】 前記の被覆ワイヤ(1a)を保持する弾力的
    手段が、共通する回転軸(57a) で自由に回転し得る2個
    の可動爪(57)をその回転軸(57a) から外れる対向位置の
    両外側から押圧するバネ(60)で構成されていることを特
    徴とした請求項1記載のワイヤ整列装置。
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