JPH10290505A - ハンドツール - Google Patents

ハンドツール

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Publication number
JPH10290505A
JPH10290505A JP10075431A JP7543198A JPH10290505A JP H10290505 A JPH10290505 A JP H10290505A JP 10075431 A JP10075431 A JP 10075431A JP 7543198 A JP7543198 A JP 7543198A JP H10290505 A JPH10290505 A JP H10290505A
Authority
JP
Japan
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cable
hand tool
holder
opening
cutting element
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10075431A
Other languages
English (en)
Inventor
Paul Steabben Hepworth
スティーベン ヘプワース ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Turner Intellectual Property Ltd
Original Assignee
Turner Intellectual Property Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Turner Intellectual Property Ltd filed Critical Turner Intellectual Property Ltd
Publication of JPH10290505A publication Critical patent/JPH10290505A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/12Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof
    • H02G1/1202Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof by cutting and withdrawing insulation
    • H02G1/1204Hand-held tools
    • H02G1/1221Hand-held tools the cutting element rotating about the wire or cable
    • H02G1/1224Hand-held tools the cutting element rotating about the wire or cable making a transverse cut

Landscapes

  • Knives (AREA)
  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種の電気コード等のケーブルを切断または
被覆スリーブを剥ぎ取るために、便利で有用なハンドツ
ールを提供すること。 【解決手段】 貫通する開口(20,21,22)を有する2つの
本体部品と、切断刃用ばねの付勢に抗して旋回移動可能
に取付られたホルダ(12)とを有し、ホルダ(12)は、前記
開口にそれぞれ整合するスロット孔を有し、かつ本体の
選択された開口にケーブルを挿入できるように十分移動
でき、切断刃(13)がホルダによって担持され、ホルダに
作用する付勢力の下に切断刃に挿入されたケーブルが係
合し、ケーブルを直接またはケーブルとハンドツールの
相対回転によって切断する。また、ケーブルの被膜をは
ぎ取るときの切断刃(13)の最大切断深さを調整するため
に調整手段(15,16) が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル、特に、
電気/電子/光学ケーブルに使用するためのハンドツー
ルに関し、特に、このようなケーブルの切断および/ま
たは導線の被膜絶縁物を剥ぎ取るための手段を提供する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなケーブルは、例えば、家庭用
器具とともに通常用いられ、3つの内部導体の2つをそ
れぞれ薄い絶縁被膜で覆った比較的厚い被覆スリーブを
有する。また、コンピュータ用の同軸ケーブルの形式
で、外側に比較的薄い被覆スリーブを有するものもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明のハンドツール
は、単一導線、及びプラグ端子に挿入するための多数の
より導線の被膜を剥がすのに使用することができるよう
にするものである。
【0004】本発明の目的は、多種の電気コード等のケ
ーブルを切断または被覆スリーブを剥ぎ取るために、便
利で有用なハンドツールを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、各請求項に記載の構成を備えている。
具体的には、ケーブルに使用する本発明のハンドツール
は、本体を含んでおり、この本体は、ケーブルを受け入
れる開口と、本体内に設けられて第1,第2位置間を移
動可能な切断要素を有している。第1位置は、ケーブル
を開口内に挿入できるように開口が開いている位置であ
り、第2位置は、切断要素がケーブルに係合する位置で
あり、その結果、切断要素がケーブルと係合したときす
ぐに切断されなくても、少なくとも係合したケーブルと
切断要素の間に相対角度移動が生じ、ケーブルは切れ目
が入るかまたは完全に切断される。
【0006】ここに使用する「ケーブル」は、外側の被
膜絶縁スリーブ内に1つまたは複数のコアを備える完全
なケーブルの他に、多数のコアにおける個々のコアもケ
ーブルとして同様に含むものである。各コアは導線の回
りに個別のスリーブを形成してもよいし、また、被膜用
外側スリーブから突出している、単なる導線だけであっ
ても良い。さらに、この「ケーブル」は、ケーブル自体
の他に、ワイヤー、コード、及び可撓線を含む。
【0007】ハンドツールは、好ましくは、切断可能な
最大深さ、すなわち、ケーブルと切断要素の間の切断深
さを調整するための手段を含む。これにより、ケーブル
のスリーブ材の異なる厚さに対して必要とされる最大切
断深さの切れ目をケーブルに入れることができる。ま
た、ケーブルが完全に切られるよりも剥ぎ取ることがで
きるようにする。
【0008】好ましくは、切断要素は、本体内で旋回移
動でき、この切断要素はその第2位置に好ましくは付勢
されている。ケーブルにおける切断深さが、手動操作の
摺動部材によって有効に調整でき、この摺動部材は、切
断要素の出し入れ量の変化させるためにアンビル部材の
調整移動を制御する。さらに、好ましくは、挿入された
ケーブル/コアに付勢力もしくは切断力を和らげるため
の押圧力の緩和手段が設けられる。
【0009】本発明の他の面では、電気/電子ケーブル
に用いられるハンドツールは、このようなケーブルの使
用に施される切断深さを調整する手段を含んでいる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、ここに添
付された図面に基づいて以下に説明する。
【0011】本発明のハンドツールは、電気導線やケー
ブルに使用するものであり、またケーブルを切断したり
ケーブルあるいはケーブルの内部を構成している電気導
線やコア線から絶縁/被膜スリーブを剥くために使用さ
れる。そして、プラグ端子に挿入するための複数のより
線を捩るためにもまた使用することができる。
【0012】図33に組み立てられた状態を示すハンド
ツールは、第1の本体部品10と第2の本体部品11と
を含む本体から構成されており、これらの第1,第2本
体部品は、外形状が同等で、通常は類似の形状で形成さ
れ、第1の本体部品10はハンドツールの正面と側面を
形成し、第2の本体部品11は裏面を形成するように一
緒に組み合わされる。
【0013】この本体には、切断刃のホルダ12が旋回
可能に取付られ、このホルダは、通常は、本体内に一部
分が収容され、ホルダを貫通してケーブルが挿入される
とき本体内を移動できるようになり、ホルダ12の切断
刃(切断要素)13によってケーブルが切断されるよう
になっている。
【0014】切断刃は、これに作用するばね(弾性手段
また付勢手段)14によって本体に対してホルダを外側
位置に付勢され、このばねは、本体内に一端が固定さ
れ、他端がホルダ12を支持している。本発明のハンド
ツールは、ここに記載する実施の形態では、さらに好ま
しい特徴を有する。
【0015】それは、異なる種類のケーブルに対して切
断深さが調整できることである。この目的のために、ホ
ルダ12は、移動可能なアンビル部材15を担持してお
り、アンビル部材15の動きは、摺動可能な操作ボタン
(摺動手段)16によって制御される。切断刃のホルダ
12を外側に付勢した通常位置において、切断刃13に
対してアンビル部材15の位置を調整し、刃の切断深さ
を変えるように、ボタンを手動でスライドさせることが
できる。アンビル部材15と操作ボタン16は切断深さ
調整手段を構成する。
【0016】第1,第2の本体部品及び切断刃のホルダ
は、通常、プラスチック材料、例えば、ABS樹脂やポ
リアミド樹脂で射出成形される。同様に、アンビル部材
や操作ボタンも通常、射出成形される。
【0017】図1から図4に示されるように、第1の本
体部品10は、丸みを持った略矩形状で形成され、一端
から他端にかけてテーパ状に細くなっており、他端に本
体部品を貫通する円形孔17が形成され、その回りの一
部が円筒形状となっている。前述したように、本体部品
10は、ハンドツールの本体の一面と側面を備えてお
り、図1に示すように、この内面には、本体部品10の
主要部分10aの2つの外側面の回りに伸びている直立
した壁18、19が形成されている。壁19は、本体の
主要部分の円筒外周部分の回りに伸びているが、本体部
品10の残りの部分は、以下で述べるように、切断刃の
ホルダ12を収容するために側面が開いている。
【0018】本体の主要部分10aの内面は、ほぼ平ら
であるが、以下に述べるように、さまざまな貫通孔、凹
み、スロット及び鉛直突起を備えている。3つの貫通孔
(開口)20、21、22は、本体の主要部分10aを
貫通して設けられており、図1に示されるように、これ
らの孔は、内側から見て、本体部品10を通る長手方向
中心線の左側に位置している。3つの貫通孔の中心は、
同一線上に並んでおり、前述の本体部品10の長手方向
中心線と並行になっている。3つの孔は通常規則的に間
隔をおいてあけられ、壁18に最も近い孔20は次の孔
21と同じ大きさの径をしており、孔17に最も近い孔
22はそれよりも小さい径をしている。壁19から離れ
ている側で孔20側には、直立したガイド突起23があ
る。図3に示されるように、この突起は壁18、19と
同じ高さまで延びている。同様に、孔21の壁19から
離れた側には、更に直立の突起24がついている。更
に、この突起24から壁19の方に向かって伸びている
本体の主要部分10aの表面には、略矩形状をしている
が、孔17の中心軸回りに、その長辺部分が弧状に形成
された凹部25が形成されている。従って、孔21はこ
の凹部内に配置されている。さらに、孔21から離れた
突起24の側面には、本体の主要部分10aの外周部に
伸びる浅いく凹部26が形成されている。
【0019】図1、図2に示すように、孔22に関して
は、孔20、21のように付随した直立のガイド突起は
ないが、その代わりに、関連する矩形状の凹部27を備
えており、この凹部の縦横方向の中心に孔22が配置さ
れている。
【0020】この凹部27は、本体部品10の長手方向
中心線に直交する線に関してわずかに傾いている。しか
し、凹部27は、ハンドツールの第2の実施の形態に関
して図28から30に示した圧力緩和インサートととも
に使用される。
【0021】本発明の第1の実施の形態において、凹部
27は省略され、図示されていない鉛直ガイド突起が、
突起23、24と同様に、壁19から離れた孔22側に
配置されている。3つの孔20、21、22は、本体の
主要部分10aの外側に面取りされた孔が開けられたも
のである。二つの本体部品10,11を一つに結合する
ために、本体部品10は、図示するように、壁18、1
9の連結部分に形成される角部にねじ孔29が設けら
れ、また、ねじ孔30が、孔22と大径の円形孔17の
間で、本体部品10の長手方向中心線上に配置された鉛
直栓31に設けられている。この鉛直栓は、孔20、2
1、22のそれぞれの周囲に設けた3つの鉛直ガイド突
起のように、本体の主要部分10aの内面から同じ高さ
に伸びている。
【0022】円形の孔17に隣接して、壁19には、こ
の壁19から離れる方向に伸びる延長部分32が形成さ
れており、この延長部分32は、円形の孔17の回りに
伸びてから壁19から間隔を置いて平行に壁18に向か
ってわずかではあるが伸びている壁19と延長部分32
の間に形成された空間は、切断刃用のばね14の端部を
受け入れるようになっており、壁19の部分には、空間
の内側端部に位置するアンダーカット33を形成し、こ
こに、ばねの短く屈曲した脚部34が嵌り込み、ばねが
適所に保持されるようになっている。
【0023】この空間には、ばねの主要部のためにいく
つかのガイドが設けられ、使用時に、ばねが曲げられる
ようにしており、切断刃のホルダ12がハンドツールの
本体から出し入れされる。一方から他方に対して付勢す
るような一対のばねを用いる場合、それぞれの短い脚部
がアンダーカット33の位置に受け入れられることが望
ましい。
【0024】図5から図7に示される第2の本体部品1
1は、第1の本体部品10と同様な外形状をしているの
で、それぞれの部分10、11が一緒になってハンドツ
ールの全体の形になる。第1の本体部品10と相違する
点は、第2の本体部品11には、外面のどの部分にも直
立の壁を備えておらず、つまり、ハンドツールの側面を
構成する部分を備えていない。図5に示したように、そ
の内面は、ほぼ平らであり、後述するように、さまざま
な貫通孔と突起が設けられている。
【0025】本体部品11は、本体部品10と同様に、
3つの貫通する円形の孔(開口)35、36、37を備
えており、これらの孔は、3つの貫通孔20、21、2
2に直径及び本体の長手方向中心線に関する位置が正確
に対応しているので、二つの本体部品10、11が、一
方の上に他の一方を重ね合わせてハンドツールの本体を
形成する時、孔20と35は正確に位置が合い、孔21
と36、そして22と37も同様に位置が合う。
【0026】本体部品11の内部表面には孔35の両側
面に、二つの直立のガイド突起38、39が形成されて
おり、これらの突起は、孔17に一致する大きい円形孔
40の中心軸の回りに弧状に形成されており、二つの本
体部品が結合した時に正確に一致する。ガイド突起39
に比べて長いガイド突起38は、円形の孔40から離れ
た本体部品10の端に隣接して設けられた孔35の片側
に位置する。一方、ガイド突起39は、孔35の反対側
にあり、ほぼガイド突起38と並行に配置される。両ガ
イド突起は、孔の直径よりも少し長く、孔に沿って延び
ており、突起38は、その長さが本体部品11の長手方
向中心線にまたがってほぼ対称的に伸びている。孔35
から離れた突起38の端の近くにある空間には、本体部
品11の外側の面が面取りされた貫通孔41があり、固
定用ねじまたは同等品が、この貫通孔を通って、本体部
品10のねじ孔29に受け入れられる。
【0027】孔36は、その側部に本体部品11の長手
方向中心線に隣接した鉛直ガイド突起42を有してお
り、この突起は必要ならば省略可能である。同様に、更
なる鉛直ガイド突起43があり、これはほぼ半円形状
で、本体部品11の長手方向中心線に対して孔37の側
に配置されている。この突起も必要ならば、省略するこ
とができる。孔35,36にはないが、孔37は、本体
部品11の外面に示すようにテーパー状に大きく面取り
がされている。
【0028】孔37と大円形の孔40との間には、円形
状の貫通孔44が、長手方向中心線上にあり、この孔
は、本体部品10の栓31内の孔30に固定用ねじが螺
合できるようになっている。この孔44は、好ましく
は、図6に示すように本体部品11の外面に、大きく面
取りが施されている。
【0029】鉛直ガイド突起45は、孔44の側で長手
方向中心線の両側に対称に伸びている。この孔から短い
距離を置いて配置された突起は、ガイド突起38のよう
に弧状であり、円形孔40の軸回りの中心に位置してい
る。図7に見られるように、全てのガイド突起は、同一
の高さであり、これは、2つの本体部品10,11が結
合されるとき、これらの突起が本体部品10の内側表面
に現れ、反対に本体部品10の鉛直ガイド突起は、すべ
て本体部品11の内側表面に係合または並置される。
【0030】上述したように、図8ないし図13に示し
た切断刃のホルダ12は、通常位置(第1位置)と作業
者の作動位置(第2位置)との間を移動可能で、第1位
置は、ハンドツールの本体から部分的に切断刃が出るよ
うに切断刃のばね14により付勢された位置であり、第
2位置は、ケーブルを切断または剥ぎ取るべく開口に挿
入できるように、本体によって形成された3つの貫通孔
が開くように本体内に切断刃を引き込めた位置であり、
3つの開口は、それぞれ、整合した孔20と35,21
と36,及び22と37によって形成される。
【0031】図8ないし図13から明らかなように、切
断刃のホルダは、2つの本体部品と同様の形状をしてお
り、特に、その狭い側の端部に比較的大きな円形の貫通
孔46を有する。しかし、この孔は、ホルダ12の主本
体部分12aから伸びて、上側及び下側の円筒延長部分
47,48を形成するために設けられている。この円筒
延長部分は、それぞれ、孔17,40の軸方向深さに等
しい距離に対応してそれぞれ軸方向に伸びている。
【0032】その結果、これらの延長部分47,48
は、切断刃のホルダ12がハンドツール内で旋回移動で
きるように軸受としてそれぞれ孔17,40にはまり込
み、主本体部分12aの厚さは、本体部品10,11が
組み立てられたとき、それらのの間に形成されるハンド
ツール本体の内部空間に相当している。
【0033】切断刃のホルダ12に関する限り、組み立
てられたとき、図8に示した本体部品11の内部表面に
対面する面について説明する。したがって、主本体部分
12aの表面は、図9に示され、この表面は、ホルダが
組み立てられた本体部品の間に旋回可能に取付られると
き、本体部品10の内側表面に対面する。
【0034】図8に示すように、孔46から離れたホル
ダの端部に向かう方向に貫通孔46からわずかに離れた
弓状の貫通スロット49が設けられている。組立時に、
本体部品10の内側から立ち上がるピン状の栓31は、
このスロット49に受け入れられ、貫通孔46の軸線回
りに中心を置く。貫通孔46から離れたスロット49の
側に、弓形の凹部50を有する面が形成される。この凹
部は、ホルダのこの面の凹んでいない側にあるスロット
51まで伸びている。この凹部とスロット51は、組立
時に、本体部品11の鉛直ガイド突起45を受け入れ、
この本体部品の一端は、凹部50の閉鎖端に係合して、
ホルダがハンドツール本体内に十分押し出されるとき
に、ストッパとなる。
【0035】凹部50の深さより低い位置で、凹部50
とスロット51の間にあるへこみ部分は、図8に示すホ
ルダの凹部のない側に沿って続いている。このへこみ部
分は、スロット52として貫通孔46から離れたホルダ
12の端部に伸びている。
【0036】スロット49に続く凹部50の開放端に隣
接する位置のへこみ部には、円筒状の鉛直ペグ53が形
成され、このペグが切断刃の円形孔に入りこみ、切断刃
は、図8に示した表面のへこんだ部分における平らな面
上に置かれ、そして切断刃の端部がスロット52内に伸
びている。
【0037】組立時に、刃が受け入れられるへこみ部分
は、横方向に伸び、図8に示すようにその左側に3つの
間隔を開けて、略矩形状の貫通孔(スロット孔)54,
55,56が形成されている。これらの孔は、略矩形状
であるが、その長手側面は、貫通孔46の軸心回りに弓
状に沿って形成されている。
【0038】各貫通孔は、切断刃13が組立時に置かれ
る凹部の底を突き通って開いている。凹部50は、壁5
7によって貫通孔54から分離し、一方、貫通孔54,
55は、壁58によって分離され、貫通孔55,56
は、壁59によって分離している。真直ぐな切断刃13
の鋭い切断エッジは、図23,図24に示すように壁5
7,58,59の先端部に対抗して横たわる。図23,
図24にはスロット52は示されていないが、これは付
加的要素である。しかし、このスロットが設けられてい
る場合、切断刃の鋭いエッジは、上述したように壁5
7,58,59の先端部に並んでいる、このスロット5
2の側面に対して係合する。
【0039】最後に、図8に示した表面に関して、前に
言及した表面のへこんでない面には、スロット52に接
続するスロット60があり、このスロット内に本体部品
11の鉛直ガイド突起38部分が受け入れられ、その結
果、切断刃のホルダが使用時に本体内で旋回できる。
【0040】貫通孔56の長手側面の両側には、スロッ
ト60の下側面と同じ高さのわずかな棚部が形成され、
ガイド突起38,39の外側面を受け止め、ホルダが旋
回できるようにする。これにより、ホルダ12の旋回動
作のガイドの機能を果たす。鉛直ガイド突起42,43
は、組立時にそれぞれ、貫通孔55,54に受け入れら
れる。
【0041】切断刃のホルダが本体部品11に対して外
側に付勢された通常位置にあると、本体部品11の長手
方向中心線に隣接した突起39の端部は、ホルダ12の
主本体部分12aの平らな面に係合するためのストッパ
として作用する。ホルダ12の端部表面上に付加的もし
くは別に設けられた外側段部が、ストッパとして作用す
るために、壁18の自由端での内側段部に係合できる。
【0042】図9において、主本体部分12aの反対側
には、2つの異なる高さにへこんだ部分に貫通孔54,
55が設けられている。図9の左側に示された平らで真
直ぐな面に隣接して、貫通孔54,55の各端部領域の
回りにへこんだ第1の高さ平面61がある。この高さ平
面は、スロット49に隣接した貫通孔54の側に沿って
延在し、また、例えば、図13に示すように、貫通孔5
4,55の間に延在している。
【0043】しかし、貫通孔55の回りの残りの領域
は、第2の高さ平面となるようにへこんでいる。ホルダ
12のへこんでない真直ぐな面から離れて、貫通孔5
4,55,56の全ての端部に沿って伸びる平面は、大
部分が62で示す高さ位置にあり、この平面領域の両
側、すなわち、貫通孔54,56の端部にそれぞれ細長
い突起63,64があり、これらの突起の上面は、第1
の高さ平面61となっている。これらの突起の内側は、
のこぎり歯状にしてもよい。
【0044】組立時には、本体部品10とホルダ12と
の関係は、鉛直ガイド突起23,24がそれぞれ貫通孔
56,55に受け入れられ、さらに、孔22でのガイド
突起が貫通孔54に受け入れられるならば、図8に示し
た表面のへこんでない部分で同一平面で合わさる。これ
らのガイド突起は、ばね付勢力の下でストッパとしても
機能し、このようなばね付勢に対して、切断刃のホルダ
12を本体内に十分押し出すことができる。これらの突
起は、ハンドツールの本体内でホルダが旋回できるよう
にするためのガイドとしても機能する。
【0045】上述したように、本体が第1,第2の本体
部品10,12によって形成され、この本体内に付勢さ
れたホルダとその切断刃が旋回可能に取り付けられるこ
とにより、組み立てられたハンドツールが導線のカッタ
/ストリッパー組立体として作動させることができる。
しかし、この第1の実施の形態では、さらに、ケーブル
または導線被膜への切断刃の切断深さを調整する手段を
含んでいる好ましい特徴を備えている。
【0046】図14ないし図17には、アンビル部材1
5が示されており、このアンビル部材は、異なるタイプ
のケーブルに対して切断深さを減少するように、切断刃
の切断エッジの異なる部分を有効に遮蔽するために用い
られる。アンビル部材15は、基本的に、略矩形状の主
プレート65を含み、この板内に複数の孔と、その両側
に付属物を備えており、複数の構成部品が1つの部品と
して一体に形成されている。
【0047】図面上、図17に示す主プレートの面66
は、裏面として示され、その反対側面67は、図15に
おいて前面として示されている。すでに説明したよう
に、アンビル部材は、その前面が、本体部品10の内側
面に対面しかつ係合するとともに図9に示したホルダ1
2に面するスロットおよぶ凹部にはめ込まれ、また、そ
の裏面が、ハンドツールの作動に関した文字または情報
を示す印を備えて、ハンドツールの表側とみなされ、こ
の面で切断深さの調整が行われる。
【0048】主プレート65は、2つの略矩形状の貫通
孔を備え、長い孔が68で、短い孔が69で示されてい
る。ホルダ12が組み立てられたとき、これらの貫通孔
は、よりその長さが短くなるけれども、それぞれ貫通孔
55,54に整合する。さらに、組立時、ガイド突起2
4は、長い貫通孔68内に伸び、また、好ましくは、貫
通孔22を有する部分が、短い貫通孔69内に伸びてお
り、切断刃の調整移動中、アンビル部材をガイドするこ
とができる。
【0049】図14ないし図17に示すように、主プレ
ートの裏面には、貫通孔68,69の同一直線上に位置
する端部から主プレートの内部に伸びて、わずかに上方
に突き出た突起/ブロック70,71が設けられ、これ
らのブロックは、貫通孔55,54に受け入れられる大
きさで、これらの貫通孔の端部に位置し、へこみの高さ
平面が61で示される高さにあり、各ブロックの両側面
における主プレートの裏面領域部分が上記高さ平面61
上にあるへこみの底部で摺動できるようになっている。
【0050】また、主プレート65の裏面には、このブ
ロックは、貫通孔68の長辺部分を部分的に囲む脚部を
備えるブロック72が形成されている。ブロック72の
主要部分73は、脚部から主プレート65の外周部を越
えて伸び、傾いた貫通スロット74を備えたノーズ部を
形成する。脚部と主要部分73を含むブロック72は、
高さ平面62を形成する凹部内に受け入れられ、脚部
は、図9に示すように、貫通孔55の両側の平面62の
部分で摺動可能であり、ノーズ部は、貫通孔55の端部
に隣接した平面62内に受け入られかつ摺動可能で、突
起63,64の間に配置される。また、貫通スロット7
4は、図31に詳細に示され、このスロットの外側89
にはセレーション/歯90が形成されている。
【0051】このように、貫通孔55,54にそれぞれ
ブロック70,71が受け入れられ、ブロック72が平
面62を形成する凹部に受け入れられることによって、
アンビル部材がホルダ12内で前後方向に摺動でき、貫
通孔55,54、また、本体部品10の前面側の貫通孔
21,22を通して見られる、切断刃14の鋭いエッジ
の突出量を調整できる。
【0052】ブロック70,71の同一直線上の平面
は、切断刃のエッジに平行になっている。このように、
切断刃の突出量は、アンビル部材と接触する前のケーブ
ル/被覆スリーブを切断するのに役立ち、その結果、切
断深さがこの方法で調整される。貫通孔68,69の各
端部は、ストッパまたはアンビル部材として作用するブ
ロック70,71に隣接し、切断刃によって切断される
ケーブルまたはケーブルの被覆スリーブに係合する。
【0053】主プレート65の前面67には、ブロック
70のほぼ真下に、主プレートの外周をわずかに越えて
裏面側に伸びる別のブロック75がある。このブロック
は、組立時、本体部品10の凹部に受け入れられ、この
ブロック75の深さは、その凹部の深さと等しいので、
ブロックの前面の一部が、凹部27の部分を除く本体部
品10の平らな内表面に係合しかつ摺動する。
【0054】図18ないし図22に示した摺動可能な操
作ボタン16は、アンビル部材15の前後方向への摺動
を制御するためのものであり、この操作ボタンは、ここ
で説明する。
【0055】ボタン16の主要部分は、平らな本体部7
6であり、両側部が弧状となった略形状となっている。
この本体部76は、直線の長側面77とこの反対側に対
向する短側面78がある。また、本体部76の厚さは、
図9に示す突起63,64の外側に面する表面とホルダ
12の凹んでない平面との間に形成される、ホルダ12
の凹部の深さにほぼ等しい。
【0056】したがって、図19に示すように、本体部
76の下面は、上述したようにボタンを調整するとき
に、突起63,64上で摺動する。図示していないが、
ボタン16がホルダと摺動時に係合するスナップ止めが
できるように短側面78に短い突起を形成することがで
きる。
【0057】本体部76の上面には、矢頭形状(三角
形)の中央突起79が配置され、この突起は、その基部
が短側面78に隣接し、その先端が長側面77に隣接す
る。突起79は、短側面78に立上った把持部を設ける
ことができる。この矢頭突起79の高さは、本体部品1
0の凹部26の深さに相当し、この突起79は、ホルダ
12がハンドツールの本体内で旋回移動するとき、凹部
26内で摺動できる。
【0058】本体部76の下面には、側面77,78間
のほぼ中央に位置し、側面77に対して約22°傾いた
矩形突起80がある。図20に示すように、この突起8
0の外側に面する側面にセレーションが形成され、スロ
ット74のセレーションとかみ合う。この突起80は、
本体部76の下面から伸び、アンビル部材のスロット7
4を貫通でき、ホルダ12の一側に示す平面62に達す
るような所定の高さを有する。スロット74内の突起8
0の嵌合は、ボタン16が摺動できるようになってお
り、突起80は、ホルダ12内に保持される切断刃13
に対してアンビル部材を直線的に内側または外側に移動
できるように、傾いたスロット74の側面に係合してい
る。
【0059】図32には、突起80の別の形態が示され
ており、ここでは、突起の内側に面する側面91が凹ん
でいる。外側に面する側面93上のセレーション92
は、スロット74のセレーション歯とで1つのラチェッ
トを形成する。
【0060】平面62を有する凹部内のボタン16をガ
イドするために、長側面77の両端部の下面側に、それ
ぞれ突起80と同一の高さを有する案内脚部81,82
を設けている。これらの脚部は、側面77,78に平行
で略矩形状であり、貫通孔54ないし56から離れた側
面にある突起63,64の後方に形成された案内路内に
密接に嵌合する。こうして、これらの案内脚部は、それ
ぞれの案内路に係合し、ボタンは、凹んだ平面62の一
端から他端に摺動するように、しっかりとガイドされ
る。
【0061】上述したように、本体に旋回可能に取付ら
れたホルダ12は、切断刃用ばね14とともに用いら
れ、このような一対のばねは、図23に示すように本体
部品10にはめ込められており、各ばねは、アンダーカ
ット部33に受け入れられる曲げ脚部を有して、壁19
と延長部分32の間に伸びている。また、図23および
図25に示すように、ばねの端部が、ホルダ12の主要
部分12aの凹んでない平らな外側面に係合して、ホル
ダを本体の外側方向に付勢するようになる。図23は、
本体部品10と係合するホルダを示し、図25は、本体
部品11と係合するホルダを示す。
【0062】図23に示した位置において、ホルダは、
例えば、ホルダの孔46から離れたホルダの端部によ
り、さらに外側に移動できないようになっている。この
端部は、壁18に係合するとともに貫通孔21,22に
おける鉛直突起と係合する開口68,69の内側端と必
要ならば係合する。
【0063】図25において、突起39は、ホルダの主
要部分12aの凹んでない平らな壁の内側に係合するス
トッパとして作動する。3つの突起38,39,45は
すべてホルダの主要部分12aと係合するストッパとし
て作用し、ばね付勢に対して反対側へホルダを内方に移
動することを制限する。すなわち、ばね付勢があるため
に、ホルダを極端な内方位置に移動することはできな
い。本体部品10のストッパに関する限り、図24で示
すように、ばね自体は、貫通孔20,21,22にある
鉛直突起と同様に、本体部品10に係合する。
【0064】上記のように、本発明のハンドツールの第
1形態における種々の組立部品の構成及び相互関係を説
明してきたが、以下において、本ツールの使用時におけ
る作動をその組立て形態に関連して説明する。
【0065】本体部品10の外面は、ハンドツールの前
面とみなされ、本器具の作動に関連する表示及び印を備
えている。貫通孔20は、種々のケーブルのツール本体
を挿入及び貫通させるための開口であり、この開口に、
単一または多数コアであって、このコアに特別の形態を
有している種々のケーブルが挿入されるようになってい
る。ツールの作動は、以下に説明するように、ケーブル
が貫通孔20に挿入され、この孔に整合した貫通孔35
に伸びたケーブルが切断、すなわちケーブルを2つの部
分に分離するように切る。
【0066】中央貫通孔21は、上記したケーブルの被
膜スリーブすなわち外側の樹脂製カバーのトリミング/
剥ぎ取りのための開口であり、この種のケーブルの挿入
を可能にするために比較的大きな開口である。しかし、
それは、より小さい径の単一または多数コアのケーブル
にも使用することができる。
【0067】ボタン16とアンビル部材15によって生
じる切断深さの調整は、貫通孔20を介して本体内に挿
入されるケーブルに対しては、有効ではない。このよう
な調整は、貫通孔21を介して本体に挿入されるケーブ
ルにおいて生じた切断に対して効果がある。上述したよ
うに、貫通孔21を介して挿入されたケーブルが切断さ
れることを意図するのみでなく、単にケーブルの外側被
膜部分、すなわち各導線の被膜スリーブを切断し、通常
の方法により、これを剥ぎ取ることによって被膜部分を
取り除くこともできる。
【0068】最後に、最も小さい貫通孔22は、個々の
導線から絶縁被膜あるいは他の被膜スリーブを剥ぎ取る
ためのものであり、個々の被覆導線、すなわち単一また
は多数コアのケーブルに用いるために意図されている。
切断深さの調整は、この開口で作業可能である。前のと
おりに、ケーブルは、各孔に挿入でき、本体部品11に
それぞれ整合した孔によって本体を通過でき、さらに、
ケーブルまたはコアが本体を介して完全に挿入されない
場合でも、本体部品11の開口は、剥ぎ取り作業の完了
時に自動的に、被膜スリーブまたは絶縁物を本体から剥
ぎ取ることができるようにすることが望ましい。しか
し、ケーブルを受け入れる孔は、本体を完全に貫通する
ように長くする必要がない。
【0069】3つの開口の各々を意図した使用目的を示
すための表示または印は、本体部品10の前面に通常設
けられる。さらに、操作ボタン16の位置に隣接して、
本体部品10の前面の「底部」には、アンビル部材を調
整する2つの両端位置を示す印があり、矢頭突起の先端
は、ボタンが移動可能な一端にある、例えば、3つのコ
アケーブルに対する切断深さに対応する第1位置と、ボ
タンが軌道の他端にある、例えば、同軸ケーブルに対す
る切断深さに対応する第2位置に対応して配置されるこ
れにより、3つのコアケーブルは、第1位置において、
切断刃のエッジの最大突出量が、剥ぎ取り作業のための
切れ目を生じさせるのに有効であり、一方、第2位置
は、同軸ケーブルを使用する場合に対応し、アンビル部
材によって切断刃の鋭いエッジの大部分が覆われ、その
結果、ケーブルを剥ぎ取るための最小切断ストロークが
形成される。いくつかの例において、切断深さの調整
は、第1,第2の位置を用いるだけでなく、この2つの
両端位置の間の所望の位置にボタンを保持することが可
能であり、切断深さに対する選択の割合を連続的に変化
することができる。要するに、ボタンは、ラチェットに
よっていかなる調整位置にも有効にロック可能となる。
【0070】上述したように、ハンドツールの内側から
みた組立図は、本体部品11が取り除かれた図23,図
24と、本体部品10が取り除かれた図25ないし図2
7にに示されている。図23には、ハンドツールの通常
状態が示され、この状態は、切断刃のホルダの一部分が
ハンドツールのケーシングの外側に突出するようにばね
付勢を受けている。
【0071】この位置において、本体部品10の3つの
開口は、アンビル部材の調整位置に関係なく、切断刃1
3によってほぼ閉じられている。そして、この状態にお
いて、ケーブルは、3つの開口20,21,22のいず
れにも挿入することはできない。これらの開口の1つに
ケーブルを挿入したいときには、作業者は、整合した孔
17,40,46によってツールを保持しながら、例え
ば、親指により、ケーシングの底部から突出するホルダ
12の一部に圧力を加え、ばね付勢に抗して本体内の内
側にホルダを旋回移動する。
【0072】図24は、ホルダが本体内に十分押し込め
られ、バネ14が真直ぐになっている状態を示す。上述
したように、この端部位置は、ばねの付勢力を弱めはし
ないで、図24に示す形態において、3つの開口20,
21,22のすべてを覆うように本体内にホルダを十分
に押し込めることができ、その結果、アンビル部材と切
断刃の鋭いエッジが、これらの開口部分を覆わないで開
放される。この挿入可能位置に保持されたホルダによ
り、ケーブルまたはコアは、選択された孔内に挿入され
る。そして、ホルダ12が緩められ、ばね付勢によって
ホルダが外側に押し出されると、切断刃のエッジは、挿
入されたケーブル/コアの外周に対して係合する。
【0073】切断を実行するために、挿入されたケーブ
ル/コアと切断刃13の間の相対回転運動を生じさせる
必要がある。そして、これは、ケーブルを固定し、その
回りにハンドホルダを回転させることにより通常行われ
る。もちろん、別の方法として、ハンドツールを固定
し、ケーブルまたはコアを回転させる方が都合が良い場
合もある。いずれの場合においても、環状の切断を生じ
させるこの相対回転は、コアの外周に形成されるので、
回転が続くと、切断刃のばね圧力により、ハンドツール
本体の底部に向けて切断刃が下がり、さらに内側に切断
が伸びることになる。開口20を介して挿入されたケー
ブルに対して、切断刃は、ケーブルを完全に切断するま
で回転が続けられ、一方、他の2つの開口に対しては、
絶縁スリーブを貫いて、これを導線から剥ぎ取ることが
望ましい状態にまで回転が続けられる。
【0074】このような配置構成によって回転工程の終
わりに、ツールの前面から離れるようにケーブル/コア
を引っ張ることが必要となり、切断刃の反対側にある被
膜スリーブが、ハンドツールから取り除かれるとともに
導線から剥ぎ取られる。これは、上述したように、単に
本体部品11の整合した開口を通って落ちるだけであ
る。引き出す時に、ケーブルに捩りを加えることが必要
となる場合もある。これは、実際、小さい開口22にお
いて、個々の単一コア導線を剥ぎ取る場合に見られ、引
出しは、外側スリーブを剥ぎ取ることと、この外側スリ
ーブに覆われていた非常に薄い導線を一緒に捩じること
が同時に実行される。このようなタイプのものとして、
例えば、家庭用の3ピンプラグに使用される各コア導線
がある。他の場合では、ケーブルは、開口21から取り
除くことができ、切れ目部分でわずかに曲げることによ
って、切断深さが十分であれば、外側絶縁物は破れて、
そこから取り除くことができる。
【0075】切断力は、切断ばねが変形することによっ
て蓄えられたエネルギーによって供給される。したがっ
て、この切断力は、ばねの強さに依存する。通常、この
力は、これをより効果的な力をもたらす相対回転なしで
も、ケーブルを部分的または全体を切断するのに十分で
あり、十分に強力なばね手段を用いることによって、切
断力は、回転を必要としないで十分に作用する。
【0076】図25と図26は、切断ばね14が示され
ていないが、実際、図23と図24と同様な作動を示
す。図25は、ボタン16によって切断深さが調整され
ることを示し、アンビル部材がこの鋭い刃面から離れる
方向に移動することにより、切断のために利用できる切
断刃13のエッジの最大突出量が定まる。図27には、
別の端部調整位置が示されており、この位置はボタンが
その移動路の他端にあり、開口21,22に対して、ア
ンビル部材は、切断刃のエッジの大部分を覆っている。
図27において、切断エッジの全体を覆うようになるこ
とが概略図示されているが、アンビル部材は、実際、挿
入されたケーブル/コアの切断を制限するようにわずか
に覆われていない部分を残している。
【0077】最大切断深さは、例えば、2ピンまたは3
ピンプラグに用される通常の家庭用屈曲性の配線コード
から外側被膜を剥ぎ取るために用いられる。減少した切
断深さは、薄い被膜ケーブル、例えば、コンピュータ用
の使用する形式の同軸ケーブルに対して用いられる。
【0078】本発明の実施の形態を切断深さ調整手段と
ともに説明してきたが、このような調整手段は、もちろ
ん所望であれば省略することもできる。しかし、切断深
さ調整手段は、それ自体独創性のある特徴であり、この
実施の形態あるいは他の独創的な特徴とは分離して使用
することができる。
【0079】本発明の実施の形態によれば、ハンドツー
ルは、ある状況において、開口22に薄いコアを挿入す
ると、バネ14によってこのコアに加わる圧力は、コア
が切断される前にコアを曲げるように作用し、切断作業
を実行するのがかなり難しくなる。この困難性を克服す
るために、本発明の第2の実施の形態では、圧力緩和手
段が設けられ、挿入された導線に対する主ばねの圧力を
緩和している。この圧力緩和手段がないと、単一の小さ
い導線は、強く把持されるため、切断刃が、あたかもペ
ンチで保持しそして回転したかのように、導線をクラン
プしさらに捩って、よじれまたはこぶを作る危険が発生
する。このような場合、導線を相対回転させて導線を剥
ぎ取る必要がなくなる。
【0080】本体部品10の開口22に関連して、この
開口の一側に鉛直ガイド突起が設けられているが、この
突起は省略することができ、その代わりに凹部27を設
ける。本発明の第2の形態では、図28ないし図30に
示すように、この凹部内に圧力緩和インサート(緩和手
段)83が受け入れられている。このインサートは、略
矩形状のベース84を有する射出成形で作られた1つの
プラスチック部品で、凹部27にしっかりと嵌合する。
【0081】図28ないし図30において、インサート
83は、その上面の中央から上方にわずかにテーパとな
った略矩形状の鉛直突起85があり、この突起は本体部
品11の内面に向け開口孔69,54を貫き、開口22
に配置されたガイド突起として作用する。ベース84の
中央に近い側の突起の一面側は、図30に最も良く示す
ように、凹んでおり、このへこみは、ベース84上の突
起の基部に形成された円孔86の一部に沿って突起の上
方に続くように凹んでいる。ベースの孔86の下側は、
面取りがされている。インサート83は、凹部27に嵌
り込み、この孔86は、孔22の上に整合し、細いコア
線の通路となる。使用時には、挿入されたケーブルの一
部が、孔86の周縁形状に対応する突起のへこみに受け
入れられる。
【0082】ベースの一端側には、屈曲部分87が形成
され、この部分は一対の相互連結されたアーム部からな
り、この屈曲部分87は、チップ88を終端とし、この
チップが、本体部品10の開放側の側面に近いスロット
27の短辺側に係合する。
【0083】したがって、動作時には、インサートは樹
脂製ばねとして作用し、屈曲部分87を押圧することに
よってインサート83が摺動できるようになる。必要な
らば、導線を剥ぎ取るために、ケーブルが挟みつぶされ
ることを減じて必要とする切断ができるようにする。
【0084】この圧力緩和インサートは、それ自体に特
徴があり、ここで説明してきた他の独創的な特徴ととも
に組み合わせることができる。ホルダ12が旋回可能に
なる代わりに、ホルダをツール本体に対して直線的に移
動できるようにしても良い。さらに、ホルダ12は、切
断刃がケーブルの挿入に対して本体部品の開口を覆うよ
うになる位置の代わりに、その開放位置に付勢すること
もできる。切断刃以外の弾性手段を用いることによっ
て、ホルダ12をケーブルの開放位置または係合位置に
付勢するようにすることもできる。アンビル部材15及
びボタン16は、スロットがボタンの中にあるように、
傾斜したスロットと突起をそれぞれ逆に配置することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンドツールの本体部品の1つの内側
部分を示す平面図である。
【図2】図1の本体部品の外側部分を見た平面図であ
る。
【図3】図1の本体部品の側面図である。
【図4】図1の本体部品の反対側から見た側面図であ
る。
【図5】本発明のハンドツールの本体部品のもう1つの
内側部分を示す平面図である。
【図6】図5の本体部品の外側部分を見た平面図であ
る。
【図7】図5の本体部品の側面図である。
【図8】本発明のハンドツールの切断刃用のホルダの平
面図である。
【図9】図8の反対側から見た切断刃用のホルダの平面
図である。
【図10】図8の切断刃用のホルダの側面図である。
【図11】図8のA−A線に沿って見た断面図である。
【図12】図8の切断刃のホルダにおいて縮小した寸法
で示す斜視図である。
【図13】図9の切断刃のホルダにおいて縮小した寸法
で示す斜視図である。
【図14】本発明のハンドツールのアンビル部材の平面
図である。
【図15】図14のアンビル部材の反対側から見た平面
図である。
【図16】図14のアンビル部材の側面図である。
【図17】図14のアンビル部材の斜視図である。
【図18】本発明のハンドツールの切断深さを調整する
ための作動部材を示す平面図である。
【図19】図18の作動部材の底面図である。
【図20】図18の作動部材の裏から見た側面図であ
る。
【図21】図18の作動部材の端部から見た側面図であ
る。
【図22】図18の作動部材の頂部からみた斜視図であ
る。
【図23】本発明のハンドツールの組立て状態での他方
の本体部品を取り除き、切断刃がツールのケーブル挿入
孔を覆うように付勢される状態を示している図である。
【図24】図23と同様な図で、切断刃が、ケーブル挿
入孔を開くために、付勢力に抗して移動させた状態を示
す図である。
【図25】図23に対応するハンドツールの組立て状態
において、一方の本体部品を取り除き場合の部分組立図
である。
【図26】図24に対応するハンドツールの組立て状態
において、一方の本体部品を取り除き場合の部分組立図
である。
【図27】図26において切断深さを減じるように調整
された作動部材を備えた部分組立図である。
【図28】本発明のハンドツールの第2の形態を示すイ
ンサートの平面図である。
【図29】図28のインサートの側面図である。
【図30】図28のインサートの一部側面図である。
【図31】本発明のハンドツールのアンビル部材の一部
分を切り欠いた図である。
【図32】本発明のハンドツールの作動部材の他の形態
を示す図19に対応する底面図である。
【図33】本発明のハンドツールの組立外形図である。
【符号の説明】
10,11 本体部品 12 ホルダ 13 切断刃 14 ばね 15 アンビル部材 16 操作ボタン 20,21,22 貫通孔(開口) 35,36,37 貫通孔(開口) 54,55,56 スロット孔

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルに使用するためのハンドツールで
    あって、 前記ケーブルを受け入れる開口と、第1位置と第2位置
    との間に移動可能な切断要素とを有する本体を含み、 前記第1位置は、ケーブルを前記開口に受け入れ可能に
    するために前記開口が完全に開いた位置であり、前記第
    2位置は、前記切断刃が挿入されたケーブルに係合した
    位置であり、前記切断要素がケーブルと係合したときす
    ぐに切断されなくても、この係合したケーブルと切断要
    素の間の相対的な角度移動によって、ケーブルに切れ目
    または切断が生じるようにしたことを特徴とするハンド
    ツール。
  2. 【請求項2】切断要素が、第2位置に付勢されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のハンドツール。
  3. 【請求項3】切断要素は、ホルダに担持され、このホル
    ダを付勢するために、弾性手段がホルダを押圧して、ケ
    ーブルが前記開口に挿入されるとき、前記切断要素を第
    2位置へ押圧することを特徴する請求項2記載のハンド
    ツール。
  4. 【請求項4】切断要素は、前記ホルダ内の凹部に受け入
    れられた刃であり、前記凹部は前記ホルダ内の開口に連
    通し、この開口は前記ホルダに担持される刃が第1位置
    にあるとき、本体の開口と整合していることを特徴とす
    る請求項3記載のハンドツール。
  5. 【請求項5】前記本体の開口が切断要素により少なくと
    も部分的に閉じられる第3位置にホルダが付勢される
    と、ケーブルは前記本体の開口にはめ込むことができな
    くなり、ホルダが前記弾性手段の付勢力により前記本体
    のストップ手段に対して押圧されていることを特徴とす
    る請求項3または請求項4に記載のハンドツール。
  6. 【請求項6】ホルダは、本体内で旋回可能に取付られて
    いることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記
    載のハンドツール。
  7. 【請求項7】ホルダは、中空の円筒端部を有し、この両
    側部分が前記本体の第1,第2部品に設けた同軸の円形
    開口内に受け入れられ、前記本体に対してホルダが旋回
    できることを特徴とする請求項6記載のハンドツール。
  8. 【請求項8】ケーブルを受け入れる本体の開口は、一方
    の外側面からその他方の外側面に貫通しており、挿入さ
    れたケーブルが前記本体を通過できることを特徴とする
    請求項1ないし7のいずれかに記載のハンドツール。
  9. 【請求項9】第2位置において、切断要素に作用するば
    ねの付勢力によって、前記切断要素が、挿入されたケー
    ブルと係合した状態に保持されることを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれかに記載のハンドツール。
  10. 【請求項10】ケーブルと切断要素の間の切断可能な最
    大深さを調整するための調整手段を含むことを特徴とす
    る請求項1,2,8,9のいずれかに記載のハンドツー
    ル。
  11. 【請求項11】調整手段は、手動操作で摺動可能な部材
    を含み、この部材の摺動運動は、切断要素により多かれ
    少なかれ遮蔽されないように配置された別の部材の調整
    運動に変換され、前記切断要素を用いて、ケーブル内へ
    の最大切断深さを調整可能にセットすることを特徴とす
    る請求項10記載のハンドツール。
  12. 【請求項12】ホルダは、ケーブルと切断要素間で形成
    される最大切断深さを調整する手段を備えていることを
    特徴とする請求項3ないし7のいずれかに記載のハンド
    ツール。
  13. 【請求項13】切断深さ調整手段は、手動操作の摺動部
    材を含み、この摺動部材の運動は、切断要素により多か
    れ少なかれ遮蔽されないように配置された別の部材の調
    整運動に変換され、前記切断要素を用いて、ケーブル内
    への最大切断深さを調整可能にセットすることを特徴と
    する請求項12に記載のハンドツール。
  14. 【請求項14】摺動部材の動きは、線形運動であり、ホ
    ルダの案内路に受け入れられる少なくとも1つの突起に
    よって案内されることを特徴とする請求項13に記載の
    ハンドツール。
  15. 【請求項15】別の部材は、摺動部材の線形運動を横切
    る方向の線形運動に対して前記ホルダ内に案内されてい
    ることを特徴とする請求項14に記載のハンドツール。
  16. 【請求項16】摺動部材と別の部材は、突起と、この突
    起が受け入れられる傾斜したスロットを有し、前記突起
    の摺動方向に対するスロットの傾斜角は、摺動部材がホ
    ルダ内に手動調整される相対的な横方向運動を与えるよ
    うになっていることを特徴とする請求項15記載のハン
    ドツール。
  17. 【請求項17】突起とスロットの係合表面は、補完し合
    うセレーションを有することを特徴とする請求項17記
    載のハンドツール。
  18. 【請求項18】切断深さ調整手段は、切断要素が少なく
    とも部分的に本体の開口を閉じ、しかもケーブルがこの
    開口内に挿入されていないとき、本体の外部から手動で
    操作可能であることを特徴とする請求項10ないし17
    のいずれかに記載のハンドツール。
  19. 【請求項19】ケーブルを受け入れるための第2の開口
    が本体に設けられ、切断深さ調整手段の切断深さは、前
    記本体内の第1の開口に関して操作可能であり、切断す
    べきケーブルが挿入されるもう一方の前記第2の開口に
    関しては操作できないようになっていることを特徴とす
    る請求項10ないし18のいずれかに記載のハンドツー
    ル。
  20. 【請求項20】ケーブルを受け入れるために本体に第3
    の開口を設け、切断深さ調整手段の切断深さは、この第
    3の開口に関して操作可能であることを特徴とする請求
    項19記載のハンドツール。
  21. 【請求項21】付勢された切断要素によって前記本体の
    開口内に挿入されたケーブルに加えられる切断力を和ら
    げるために、本体内に、切断力を緩和する手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項2ないし18のいずれ
    かに記載のハンドツール。
  22. 【請求項22】前記切断力の緩和手段は、挿入されたケ
    ーブルに加えられる過度の切断力により前記緩和手段の
    更なる部分が摺動したときに押圧されるように置かれた
    可撓性部分を含んでいることを特徴とする請求項21記
    載のハンドツール。
  23. 【請求項23】本体は、一面から他面に向けて貫通する
    複数の開口を有し、ホルダは、前記開口に対応する数の
    貫通スロット孔を有し、前記開口にケーブルが挿入され
    ていない時、切断要素がそのエッジによって前記開口を
    覆うまたはほぼ覆う第3位置に付勢され、前記エッジ
    は、本体の一方の内側から伸びかつ前記開口に隣接配置
    された各ケーブルガイドに係合または並置されており、
    前記切断要素を第1位置に置くための前記ホルダの移動
    によって、前記スロット孔の各閉鎖端部を前記ケーブル
    ガイドと対抗したあるいは並置された切断要素のエッジ
    から離すようにすることを特徴とする請求項3記載のハ
    ンドツール。
  24. 【請求項24】ケーブルガイドの各表面が、各々に関連
    した開口に対面し、これらの開口が各ケーブルの外側面
    に係合するために弧状になっていることを特徴とする請
    求項23に記載のハンドツール。
  25. 【請求項25】切断要素と開口に挿入されたケーブルと
    の間の可能な切断深さを調整するための手段を含んでい
    ることを特徴とするケーブル用のハンドツール。
  26. 【請求項26】切断要素は、ケーブルを開口内に受け入
    れるために、弾性手段の力に対して本体へ移動できるよ
    うにホルダに担持されており、開口に挿入されたケーブ
    ルは、弾性手段に対する押圧力が緩められたとき切断要
    素と係合し、そして、少なくとも、前記切断要素がケー
    ブルと係合したときすぐに切断されなくても、この係合
    したケーブルと切断要素の間の相対的な角度移動によっ
    て、ケーブルに切れ目または切断が生じるようにしたこ
    とを特徴とする請求項25記載のハンドツール。
  27. 【請求項27】切断要素は、長手方向に鋭いエッジを有
    する刃であり、切断深さ調整手段は、前記刃を出し入れ
    する量を定めるためにエッジに向かってまたは離れる方
    向に移動可能な部材を含み、これにより切断の深さが与
    えられることを特徴とする請求項26記載のハンドツー
    ル。
  28. 【請求項28】移動可能な部材は、調整手段により設定
    された切断深さが達成されたときに、ケーブルに係合す
    る表面を有していることを特徴とする請求項27記載の
    ハンドツール。
  29. 【請求項29】調整手段は、手動操作の摺動部材を有
    し、この摺動部材の移動量は、前記刃の出し入れ量を定
    める移動部材の調整量に変換され、前記摺動部材は、開
    口にケーブルが挿入されておらず、かつホルダの一部が
    本体から付勢されているとき、本体からの手動操作によ
    り出し入れ可能であることを特徴とする請求項27また
    は請求項28記載のハンドツール。
  30. 【請求項30】摺動部材の動きは、線形運動であり、か
    つホルダの案内路に受け入れられた少なくとも1つの突
    起により案内されていることを特徴とする請求項29記
    載のハンドツール。
  31. 【請求項31】移動可能な部材は、摺動部材の線形運動
    に対して横方向に線形移動するためにホルダ内に案内さ
    れていることを特徴とする請求項30記載のハンドツー
    ル。
  32. 【請求項32】摺動部材と移動可能な部材は、突起とこ
    の突起を受け入れる曲がったスロットをそれぞれ、ある
    いは反対に備えており、前記突起の摺動方向に対する前
    記スロットの曲がりは、摺動部材がホルダ内で手動調整
    される相対的な横移動を与えるようになっていることを
    特徴とする請求項31記載のハンドツール。
  33. 【請求項33】前記突起と前記スロットの各係合面に
    は、補完するセレーションが形成されていることを特徴
    とする請求項32記載のハンドツール。
  34. 【請求項34】本体は、切断要素が配置される内部空間
    を形成するために一緒に固定された第1,第2本体部分
    によって形成され、ケーブルを受け入れる開口は、本体
    を貫通して形成され、前記第1,第2本体部分を通る整
    合した口径をそれぞれ有していることを特徴とする請求
    項26ないし33のいずれかに記載のハンドツール。
  35. 【請求項35】切断要素は、前記内部空間内を移動可能
    なホルダに担持され、ホルダは、切断要素の一面側に貫
    通する開口を有し、前記切断要素が本体の開口を覆うま
    たほぼ覆う位置へホルダを移動する付勢手段に抗してホ
    ルダが本体内に押し込まれるとき、本体の開口を通して
    ケーブルを挿入できることを特徴とする請求項34記載
    のハンドツール。
  36. 【請求項36】ケーブルガイドの突起は、ホルダ内の開
    口を介して1つの本体部品の内部表面から伸び、挿入さ
    れたケーブルが、前記ガイドと切断要素の間に挟まれて
    受け入れられることを特徴とする請求項35記載のハン
    ドツール。
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