JPH05306274A - アルキルアミノスルホンアミド誘導体、その製造法及び除草剤 - Google Patents
アルキルアミノスルホンアミド誘導体、その製造法及び除草剤Info
- Publication number
- JPH05306274A JPH05306274A JP14979592A JP14979592A JPH05306274A JP H05306274 A JPH05306274 A JP H05306274A JP 14979592 A JP14979592 A JP 14979592A JP 14979592 A JP14979592 A JP 14979592A JP H05306274 A JPH05306274 A JP H05306274A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- formula
- alkylaminosulfonamide
- derivative
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】優れた除草活性を有する新規なアルキルアミノ
スルホンアミド誘導体の提供。 【構成】一般式(I)で示される化合物、その製造法な
らびに式(I)の化合物を有効成分とする除草剤。な
お、式(I)の化合物は、式(II)の化合物と式(II
I)の化合物とを反応させることにより製造される。 〔R1,R2,R3は低級アルキル基、或いはR2とR
3は結合してNと共にシクロアミノ基;XはO又はS;
ZはCH又はN〕
スルホンアミド誘導体の提供。 【構成】一般式(I)で示される化合物、その製造法な
らびに式(I)の化合物を有効成分とする除草剤。な
お、式(I)の化合物は、式(II)の化合物と式(II
I)の化合物とを反応させることにより製造される。 〔R1,R2,R3は低級アルキル基、或いはR2とR
3は結合してNと共にシクロアミノ基;XはO又はS;
ZはCH又はN〕
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なアルキルアミノ
スルホンアミド誘導体を有効成分とする除草剤に関する
ものである。
スルホンアミド誘導体を有効成分とする除草剤に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術の説明】これまでに、農作業の省力化,農
産物の生産性向上を計るために多くの除草剤が開発され
ている。しかし、従来の除草剤は、ワタなどの作物に対
する選択性及び除草効果が十分とはいえず、また、生物
に対する安全性に関する問題を十分に満足させていると
もいい難い。そこで、これらの課題を解決できる新規な
除草剤の開発が試みられているが、本発明のようなアル
キルアミノスルホンアミド誘導体は知られていなかっ
た。
産物の生産性向上を計るために多くの除草剤が開発され
ている。しかし、従来の除草剤は、ワタなどの作物に対
する選択性及び除草効果が十分とはいえず、また、生物
に対する安全性に関する問題を十分に満足させていると
もいい難い。そこで、これらの課題を解決できる新規な
除草剤の開発が試みられているが、本発明のようなアル
キルアミノスルホンアミド誘導体は知られていなかっ
た。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、除草剤とし
て有用な新規なアルキルアミノスルホンアミド誘導体及
びその製造法を提供することである。
て有用な新規なアルキルアミノスルホンアミド誘導体及
びその製造法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の問
題点を解決するために鋭意研究した結果、新規なアルキ
ルアミノスルホンアミド誘導体が一年生の広葉雑草など
に対して優れた除草効果を示し、ワタなどの作物に対し
て選択性を有し、かつ高収率で得られる製造法を見出し
て、本発明を完成させるに至った。即ち、本発明は次の
通りである。第1の発明は、次式(I):
題点を解決するために鋭意研究した結果、新規なアルキ
ルアミノスルホンアミド誘導体が一年生の広葉雑草など
に対して優れた除草効果を示し、ワタなどの作物に対し
て選択性を有し、かつ高収率で得られる製造法を見出し
て、本発明を完成させるに至った。即ち、本発明は次の
通りである。第1の発明は、次式(I):
【0005】
【化4】
【0006】(式中、R1は低級アルキル基を表し;R
2,R3は互いに独立して低級アルキル基を表し;或い
は又、R2とR3とが互いに結合し,これらが結合した
Nと共にシクロアミノ基を表し;Xは酸素原子又は硫黄
原子を表し;ZはCH又はNを表す。)で示されるアル
キルアミノスルホンアミド誘導体に関するものである。
第2の発明は、次式(II):
2,R3は互いに独立して低級アルキル基を表し;或い
は又、R2とR3とが互いに結合し,これらが結合した
Nと共にシクロアミノ基を表し;Xは酸素原子又は硫黄
原子を表し;ZはCH又はNを表す。)で示されるアル
キルアミノスルホンアミド誘導体に関するものである。
第2の発明は、次式(II):
【0007】
【化5】
【0008】(式中、R1,X及びZは前記の記載と同
義である。)で示される化合物と次式(III):
義である。)で示される化合物と次式(III):
【0009】
【化6】
【0010】(式中、R2及びR3は前記の記載と同義
であり;Mはアルカリ金属を表す。)で示される化合物
とを反応させることを特徴とする前記記載の式(I)で
示されるアルキルアミノスルホンアミド誘導体の製造法
に関するものである。第3の発明は、前記記載の式
(I)で示されるアルキルアミノスルホンアミド誘導体
を有効成分とする除草剤に関するものである。
であり;Mはアルカリ金属を表す。)で示される化合物
とを反応させることを特徴とする前記記載の式(I)で
示されるアルキルアミノスルホンアミド誘導体の製造法
に関するものである。第3の発明は、前記記載の式
(I)で示されるアルキルアミノスルホンアミド誘導体
を有効成分とする除草剤に関するものである。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。前記の目
的化合物である新規なアルキルアミノスルホンアミド誘
導体〔化合物(I)〕及びその製造原料〔化合物(I
I)〜化合物(V)〕において、R1,R2,R3,
X,Z及びMは次の通りである。
的化合物である新規なアルキルアミノスルホンアミド誘
導体〔化合物(I)〕及びその製造原料〔化合物(I
I)〜化合物(V)〕において、R1,R2,R3,
X,Z及びMは次の通りである。
【0012】R1としては、炭素原子数1〜6個の直鎖
状又は分岐状のアルキル基を挙げることができるが;好
ましくは1〜4個のものがよく;さらに好ましくは2〜
4個のもの(例えば、エチル基,n−プロピル基,i−
プロピル基,t−ブチル基など)がよい。
状又は分岐状のアルキル基を挙げることができるが;好
ましくは1〜4個のものがよく;さらに好ましくは2〜
4個のもの(例えば、エチル基,n−プロピル基,i−
プロピル基,t−ブチル基など)がよい。
【0013】R2としては、炭素原子数1〜6個の直鎖
状又は分岐状のアルキル基を挙げることができるが;好
ましくは1〜3個のものがよく;さらに好ましくはメチ
ル基などがよい。
状又は分岐状のアルキル基を挙げることができるが;好
ましくは1〜3個のものがよく;さらに好ましくはメチ
ル基などがよい。
【0014】R3としては、炭素原子数1〜6個の直鎖
状又は分岐状のアルキル基を挙げることができるが;好
ましくは1〜3個のものがよく;さらに好ましくはメチ
ル基などがよい。或いは又、R2とR3とが互いに結合
し,これらが結合したNと共に炭素原子数2〜10個の
シクロアミノ基を表すことができ;炭素原子数は好まし
くは2〜7個、さらに好ましくは2〜5個のもの(例え
ば、ピペリジル基など)がよい。
状又は分岐状のアルキル基を挙げることができるが;好
ましくは1〜3個のものがよく;さらに好ましくはメチ
ル基などがよい。或いは又、R2とR3とが互いに結合
し,これらが結合したNと共に炭素原子数2〜10個の
シクロアミノ基を表すことができ;炭素原子数は好まし
くは2〜7個、さらに好ましくは2〜5個のもの(例え
ば、ピペリジル基など)がよい。
【0015】Xとしては、酸素原子,硫黄原子などを挙
げることができる。Zとしては、CH,Nなどを挙げる
ことができる。Mとしては、ナトリウム金属,カリウム
金属を挙げることができる。
げることができる。Zとしては、CH,Nなどを挙げる
ことができる。Mとしては、ナトリウム金属,カリウム
金属を挙げることができる。
【0016】目的化合物である新規なアルキルアミノス
ルホンアミド誘導体〔化合物(I)〕としては、不斉炭
素原子に基づく光学異性体も挙げることができる。化合
物(I)は、例えば、以下に示す製造法1又は2によっ
て製造することができる。 (製造法1)
ルホンアミド誘導体〔化合物(I)〕としては、不斉炭
素原子に基づく光学異性体も挙げることができる。化合
物(I)は、例えば、以下に示す製造法1又は2によっ
て製造することができる。 (製造法1)
【0017】
【化7】
【0018】(式中、R1,R2,R3,X,Z及びM
は前記の記載と同義である。)化合物(I)は、通常、
化合物(II)と化合物(III)とを溶媒中で反応さ
せることによって製造することができる。化合物(I
I)は、対応するカルボン酸と市販のN,N−カルボニ
ルジイミダゾールとをN,N−ジメチルホルムアミド,
ジエチルエーテル,ジオキサン,THF,塩化メチレ
ン,クロロホルム,トルエンなどの溶媒中で反応させる
ことによって製造することができる。
は前記の記載と同義である。)化合物(I)は、通常、
化合物(II)と化合物(III)とを溶媒中で反応さ
せることによって製造することができる。化合物(I
I)は、対応するカルボン酸と市販のN,N−カルボニ
ルジイミダゾールとをN,N−ジメチルホルムアミド,
ジエチルエーテル,ジオキサン,THF,塩化メチレ
ン,クロロホルム,トルエンなどの溶媒中で反応させる
ことによって製造することができる。
【0019】化合物(II)としては、例えば、表1及
び2中に示した化合物1〜8に対応した各置換基の種類
からなる各化合物(II)〔各々、化合物(II)1〜
(II)8と称する。例えば、化合物(II)1とは化
合物(II)におけるR1がn−C3H7、Xが硫黄原
子、ZがCHであることを意味する。〕を挙げることで
きる。
び2中に示した化合物1〜8に対応した各置換基の種類
からなる各化合物(II)〔各々、化合物(II)1〜
(II)8と称する。例えば、化合物(II)1とは化
合物(II)におけるR1がn−C3H7、Xが硫黄原
子、ZがCHであることを意味する。〕を挙げることで
きる。
【0020】化合物(III)は、市販品のスルホンア
ミド及び実験化学講座(丸善),III巻,1806頁
に記載の方法などによって製造したスルホニルクロライ
ドとアンモニアとを反応させることによって得ることが
できるスルホンアミドとアルカリ水溶液(又はアルカリ
金属アルコキサイド)とを反応させることによって製造
することができる。
ミド及び実験化学講座(丸善),III巻,1806頁
に記載の方法などによって製造したスルホニルクロライ
ドとアンモニアとを反応させることによって得ることが
できるスルホンアミドとアルカリ水溶液(又はアルカリ
金属アルコキサイド)とを反応させることによって製造
することができる。
【0021】化合物(III)としては、例えば、表1
及び2中に示した化合物1〜8中に対応した各置換基の
種類からなる各化合物(III)〔各々、化合物(II
I)1〜(III)8と称する。例えば、化合物(II
I)1とは化合物(III)におけるR2及びR3がC
H3、Mはアルカリ金属であることを意味する。〕を挙
げることできる。
及び2中に示した化合物1〜8中に対応した各置換基の
種類からなる各化合物(III)〔各々、化合物(II
I)1〜(III)8と称する。例えば、化合物(II
I)1とは化合物(III)におけるR2及びR3がC
H3、Mはアルカリ金属であることを意味する。〕を挙
げることできる。
【0022】化合物(I)の合成で用いる溶媒として
は、本反応に直接関与しないものであれば特に限定され
ず、例えば、ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,
ジオキサンなどのエーテル類;N,N−ジメチルホルム
アミド,ジメチルスルホキシドなどの双極性非プロトン
溶媒類;アセトニトリルなどのニトリル類;それらの混
合溶媒などを挙げることができる。
は、本反応に直接関与しないものであれば特に限定され
ず、例えば、ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,
ジオキサンなどのエーテル類;N,N−ジメチルホルム
アミド,ジメチルスルホキシドなどの双極性非プロトン
溶媒類;アセトニトリルなどのニトリル類;それらの混
合溶媒などを挙げることができる。
【0023】化合物(I)の製造法は、反応濃度が5〜
80%で行うことができる。その製造法において、原料
の化合物(II)と(III)とを用いる割合は、化合
物(II)1モルに対して、化合物(III)0.5〜
2モルの割合で加えることがでるが、好ましくは1〜
1.5モルがよい。
80%で行うことができる。その製造法において、原料
の化合物(II)と(III)とを用いる割合は、化合
物(II)1モルに対して、化合物(III)0.5〜
2モルの割合で加えることがでるが、好ましくは1〜
1.5モルがよい。
【0024】その反応温度は、使用する溶媒の沸点以下
で行う限り特に限定されないが、通常、−5〜30℃で
行うことができる。その反応時間は、前記の濃度、温度
によって変化するが、通常1〜24時間で行うことがで
きる。 (製造法2)
で行う限り特に限定されないが、通常、−5〜30℃で
行うことができる。その反応時間は、前記の濃度、温度
によって変化するが、通常1〜24時間で行うことがで
きる。 (製造法2)
【0025】
【化8】
【0026】(式中、R1,R2,R3,X及びZは前
記の記載と同義である。) 化合物(I)は、通常、原料の化合物(IV)と化合物
(V)とを、脱水縮合剤存在下、溶媒中で反応させるこ
とによって製造することができる。化合物(IV)は、
例えば、特開平2−85262号記載の方法で製造する
ことができる。
記の記載と同義である。) 化合物(I)は、通常、原料の化合物(IV)と化合物
(V)とを、脱水縮合剤存在下、溶媒中で反応させるこ
とによって製造することができる。化合物(IV)は、
例えば、特開平2−85262号記載の方法で製造する
ことができる。
【0027】化合物(IV)としては、例えば、表1及
び2中に示した化合物1〜8中に対応した各置換基の種
類からなる各化合物(IV)〔各々、化合物(IV)1
〜(IV)8と称する。例えば、化合物(IV)3とは
化合物(IV)におけるR1がi−C3H7、Xが硫黄
原子、ZがCHであることを意味する。〕を挙げること
できる。
び2中に示した化合物1〜8中に対応した各置換基の種
類からなる各化合物(IV)〔各々、化合物(IV)1
〜(IV)8と称する。例えば、化合物(IV)3とは
化合物(IV)におけるR1がi−C3H7、Xが硫黄
原子、ZがCHであることを意味する。〕を挙げること
できる。
【0028】化合物(V)は、市販品,又は前記の製造
法1に記載の方法によって合成したスルホニルクロライ
ドとアンモニアとを反応させることによって製造するこ
とができる。化合物(V)としては、例えば、表1及び
2中に示した化合物1〜8中に対応した各置換基の種類
からなる各化合物(V)〔各々、化合物(V)1〜
(V)8と称する。例えば、化合物(V)3とは化合物
(V)におけるR2及びR3がCH3であることを意味
する。〕を挙げることできる。
法1に記載の方法によって合成したスルホニルクロライ
ドとアンモニアとを反応させることによって製造するこ
とができる。化合物(V)としては、例えば、表1及び
2中に示した化合物1〜8中に対応した各置換基の種類
からなる各化合物(V)〔各々、化合物(V)1〜
(V)8と称する。例えば、化合物(V)3とは化合物
(V)におけるR2及びR3がCH3であることを意味
する。〕を挙げることできる。
【0029】脱水縮合剤としては、ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド(DCC),1−エチル−3−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロラ
イド(同人化学研究製の商品名;WSC)などを挙げる
ことができる。化合物(I)の合成で用いる溶媒として
は、本反応に直接関与しないものであれば特に限定され
ず、例えば、ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,
ジオキサンなどのエーテル類;N,N−ジメチルホルム
アミド,ジメチルスルホキシドなどの双極性非プロトン
溶媒類;アセトニトリルなどのニトリル類;塩化メチレ
ン,クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類;ベンゼ
ン,トルエン,キシレンなどの芳香族炭化水素類などを
挙げることができる。
ルボジイミド(DCC),1−エチル−3−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロラ
イド(同人化学研究製の商品名;WSC)などを挙げる
ことができる。化合物(I)の合成で用いる溶媒として
は、本反応に直接関与しないものであれば特に限定され
ず、例えば、ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,
ジオキサンなどのエーテル類;N,N−ジメチルホルム
アミド,ジメチルスルホキシドなどの双極性非プロトン
溶媒類;アセトニトリルなどのニトリル類;塩化メチレ
ン,クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類;ベンゼ
ン,トルエン,キシレンなどの芳香族炭化水素類などを
挙げることができる。
【0030】化合物(I)の製造法は、反応濃度が5〜
80%で行うことができる。その製造法において、化合
物(IV)と化合物(V)とを用いる割合は、化合物
(IV)の1モルに対して化合物(V)を0.5〜2モ
ル、好ましくは1〜1.5モルがよい。その反応温度
は、使用する溶媒の沸点以下で行う限り特に限定されな
いが、通常、10〜60℃で行うことができる。その反
応時間は、前記の濃度,温度によって変化するが、通
常、1〜24時間で行うことができる。
80%で行うことができる。その製造法において、化合
物(IV)と化合物(V)とを用いる割合は、化合物
(IV)の1モルに対して化合物(V)を0.5〜2モ
ル、好ましくは1〜1.5モルがよい。その反応温度
は、使用する溶媒の沸点以下で行う限り特に限定されな
いが、通常、10〜60℃で行うことができる。その反
応時間は、前記の濃度,温度によって変化するが、通
常、1〜24時間で行うことができる。
【0031】これらの製造法1又は2で製造した化合物
(I)としては、例えば、表1及び2中に示した化合物
1〜8を挙げることできる〔例えば、化合物3とは化合
物(I)におけるR1がi−C3H7、R2及びR3が
CH3、Xが硫黄原子、ZがCHであることを意味す
る。〕。
(I)としては、例えば、表1及び2中に示した化合物
1〜8を挙げることできる〔例えば、化合物3とは化合
物(I)におけるR1がi−C3H7、R2及びR3が
CH3、Xが硫黄原子、ZがCHであることを意味す
る。〕。
【0032】化合物(I)を有効成分とする除草剤は、
ワタなどに高い選択性を有し、かつ優れた除草効果を示
すものである。即ち、本発明の除草剤は、水田,畑など
に発生する一年生雑草及び多年生雑草に対して優れた除
草効果を示し、その除草効果は、特に、一年生の禾本科
雑草(例えば、メヒシバ,ノビエ,エノコログサな
ど),一年生の広葉雑草(例えば、アサガオ,シロザ,
イヌビユ,イチビ,オナモミなど)及び多年生雑草(例
えば、ジョンソングラス,ホタルイ,ミズガヤツリな
ど)で顕著である。
ワタなどに高い選択性を有し、かつ優れた除草効果を示
すものである。即ち、本発明の除草剤は、水田,畑など
に発生する一年生雑草及び多年生雑草に対して優れた除
草効果を示し、その除草効果は、特に、一年生の禾本科
雑草(例えば、メヒシバ,ノビエ,エノコログサな
ど),一年生の広葉雑草(例えば、アサガオ,シロザ,
イヌビユ,イチビ,オナモミなど)及び多年生雑草(例
えば、ジョンソングラス,ホタルイ,ミズガヤツリな
ど)で顕著である。
【0033】また、本発明の除草剤は、前記の雑草に対
して優れた除草効果を示すが、そのような処理濃度では
畑作物(例えば、ワタなど)に対して殆ど薬害を示さな
いものである。本発明の除草剤は、化合物(I)の1種
以上を有効成分として含有するものである。化合物
(I)は、単独で使用することもできるが、通常は常法
によって、担体,界面活性剤,分散剤,補助剤などを配
合(例えば、粉剤,乳剤,微粒剤,粒剤,水和剤,油性
の懸濁液,エアゾールなどの組成物として調製する。)
して使用することが好ましい。
して優れた除草効果を示すが、そのような処理濃度では
畑作物(例えば、ワタなど)に対して殆ど薬害を示さな
いものである。本発明の除草剤は、化合物(I)の1種
以上を有効成分として含有するものである。化合物
(I)は、単独で使用することもできるが、通常は常法
によって、担体,界面活性剤,分散剤,補助剤などを配
合(例えば、粉剤,乳剤,微粒剤,粒剤,水和剤,油性
の懸濁液,エアゾールなどの組成物として調製する。)
して使用することが好ましい。
【0034】担体としては、例えば、タルク,雲母,ベ
ントナイト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイト
カーボン,バーミキュライト,ドロマイト,ゼオライ
ト,消石灰,ケイ砂,無水ケイ酸,硫安,尿素,木粉,
澱粉,セルロースなどの固体担体;炭化水素(ケロシ
ン,鉱油など),芳香族炭化水素(ベンゼン,トルエ
ン,キシレンなど),塩素化炭化水素(クロロホルム,
四塩化炭素など),エーテル類(ジオキサン,テトラヒ
ドロフランなど),ケトン類(アセトン,シクロヘキサ
ノン,イソホロンなど),エステル類(酢酸エチル,エ
チレングリコールアセテート,マレイン酸ジブチルな
ど),アルコール類(メタノール,n−ヘキサノール,
エチレングリコールなど),極性溶媒(ジメチルホルム
アミド,ジメチルスルホキシドなど),水などの液体担
体;空気,窒素,炭酸ガス,フレオンなどの気体担体
(この場合には、混合噴射することができる)などを挙
げることがでる。
ントナイト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイト
カーボン,バーミキュライト,ドロマイト,ゼオライ
ト,消石灰,ケイ砂,無水ケイ酸,硫安,尿素,木粉,
澱粉,セルロースなどの固体担体;炭化水素(ケロシ
ン,鉱油など),芳香族炭化水素(ベンゼン,トルエ
ン,キシレンなど),塩素化炭化水素(クロロホルム,
四塩化炭素など),エーテル類(ジオキサン,テトラヒ
ドロフランなど),ケトン類(アセトン,シクロヘキサ
ノン,イソホロンなど),エステル類(酢酸エチル,エ
チレングリコールアセテート,マレイン酸ジブチルな
ど),アルコール類(メタノール,n−ヘキサノール,
エチレングリコールなど),極性溶媒(ジメチルホルム
アミド,ジメチルスルホキシドなど),水などの液体担
体;空気,窒素,炭酸ガス,フレオンなどの気体担体
(この場合には、混合噴射することができる)などを挙
げることがでる。
【0035】本剤の植物への付着,吸収の向上,薬剤の
分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用で
きる界面活性剤としては、非イオン系,陰イオン系,陽
イオン系,両性イオン系などの界面活性剤(例えば、ア
ルコール硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、リグ
ニンスルホン酸塩、ポリオキシエチレングリコールエー
テルなど)を挙げることができる。そして、その製剤の
性状を改善するためには、カルボキシメチルセルロー
ス,ポリエチレングリコール,アラビアゴムなどを補助
剤として用いることができる。本剤の製造では、前記の
担体,界面活性剤,分散剤,補助剤などの他に、その他
の農薬(殺菌剤,殺虫剤など),肥料,土壌改良剤など
をそれぞれの目的に応じて、各々単独で又は適当に組み
合わせて使用することができる。
分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用で
きる界面活性剤としては、非イオン系,陰イオン系,陽
イオン系,両性イオン系などの界面活性剤(例えば、ア
ルコール硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、リグ
ニンスルホン酸塩、ポリオキシエチレングリコールエー
テルなど)を挙げることができる。そして、その製剤の
性状を改善するためには、カルボキシメチルセルロー
ス,ポリエチレングリコール,アラビアゴムなどを補助
剤として用いることができる。本剤の製造では、前記の
担体,界面活性剤,分散剤,補助剤などの他に、その他
の農薬(殺菌剤,殺虫剤など),肥料,土壌改良剤など
をそれぞれの目的に応じて、各々単独で又は適当に組み
合わせて使用することができる。
【0036】本発明の化合物(I)を製剤化した場合の
有効成分濃度は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤で
は通常0.3〜25重量%,水和剤では通常1〜90重
量%,粒剤では通常0.5〜5重量%,油剤では通常
0.5〜5重量%,エアゾールでは通常0.1〜5重量
%である。これらの製剤を適当な濃度に希釈して、それ
ぞれの目的に応じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に散
布するか、又は直接施用することによって各種の用途に
供することができる。
有効成分濃度は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤で
は通常0.3〜25重量%,水和剤では通常1〜90重
量%,粒剤では通常0.5〜5重量%,油剤では通常
0.5〜5重量%,エアゾールでは通常0.1〜5重量
%である。これらの製剤を適当な濃度に希釈して、それ
ぞれの目的に応じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に散
布するか、又は直接施用することによって各種の用途に
供することができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例によって示す。なお、
これらの実施例は、本発明の範囲を限定するものではな
い。 実施例1 (1)2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
ル)チオ−3,3−ジメチル−N−(N,N−ジメチル
アミノ)スルホニルブタン酸アミド(化合物6)の合成 (製造法1)に記載の方法によって化合物(I)を合成
した。 N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(10ml)
にナトリウム N,N−ジメチルアミノスルホンアミド
(1.46g、0.01mol)を懸濁し、1−〔2−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)チオ−
3,3−ジメチルブチリル〕イミダゾール(3.36
g、0.1mol)を溶解したDMF溶液(10ml)
を0℃で滴下した。滴下終了後、0℃で2時間攪拌した
後、室温(20℃)で3時間攪拌した。
これらの実施例は、本発明の範囲を限定するものではな
い。 実施例1 (1)2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
ル)チオ−3,3−ジメチル−N−(N,N−ジメチル
アミノ)スルホニルブタン酸アミド(化合物6)の合成 (製造法1)に記載の方法によって化合物(I)を合成
した。 N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(10ml)
にナトリウム N,N−ジメチルアミノスルホンアミド
(1.46g、0.01mol)を懸濁し、1−〔2−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)チオ−
3,3−ジメチルブチリル〕イミダゾール(3.36
g、0.1mol)を溶解したDMF溶液(10ml)
を0℃で滴下した。滴下終了後、0℃で2時間攪拌した
後、室温(20℃)で3時間攪拌した。
【0038】得られた反応液に飽和クエン酸水溶液(3
0ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、酢酸エ
チルを減圧下で留去して得られた残渣をカラムクロマト
グラフィー(洞海化学工業社製のMs gel D−1
50−60A、n−ヘキサン:酢酸エチル:メタノール
=1:1:0.05 溶出)によって単離し、白色の結
晶である目的化合物を2.94g(収率は75%)得
た。
0ml)を加えて酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、酢酸エ
チルを減圧下で留去して得られた残渣をカラムクロマト
グラフィー(洞海化学工業社製のMs gel D−1
50−60A、n−ヘキサン:酢酸エチル:メタノール
=1:1:0.05 溶出)によって単離し、白色の結
晶である目的化合物を2.94g(収率は75%)得
た。
【0039】(2)2−(4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−イル)チオ−N−(N,N−ジメチルアミノ)
スルホニル−3−メチルブタン酸アミド(化合物3)の
合成 (製造法2)に記載の方法によって化合物(I)を合成
した。 塩化メチレン(20ml)にN,N−ジメチルアミノス
ルホンアミド(1.46g、0.01mol)と2−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)チオ−3
−メチルブタン酸(2.72g、0.1mol)とを溶
解した。さらに、1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(同
人化学研究製の商品名;WSC)(1.91g、0.1
mol)を加え、室温(20℃)で2時間攪拌した。
ン−2−イル)チオ−N−(N,N−ジメチルアミノ)
スルホニル−3−メチルブタン酸アミド(化合物3)の
合成 (製造法2)に記載の方法によって化合物(I)を合成
した。 塩化メチレン(20ml)にN,N−ジメチルアミノス
ルホンアミド(1.46g、0.01mol)と2−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)チオ−3
−メチルブタン酸(2.72g、0.1mol)とを溶
解した。さらに、1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド ハイドロクロライド(同
人化学研究製の商品名;WSC)(1.91g、0.1
mol)を加え、室温(20℃)で2時間攪拌した。
【0040】反応液を水で水洗後、硫酸ナトリウムで乾
燥し、塩化メチレンを減圧下で留去した。得られた残渣
をカラムクロマトグラフィー(和光純薬製のワコーゲル
C−200、トルエン:酢酸エチル=9:1溶出)に
よって単離し、白色の油状物である目的化合物を3.0
g(収率は80%)得た。
燥し、塩化メチレンを減圧下で留去した。得られた残渣
をカラムクロマトグラフィー(和光純薬製のワコーゲル
C−200、トルエン:酢酸エチル=9:1溶出)に
よって単離し、白色の油状物である目的化合物を3.0
g(収率は80%)得た。
【0041】(3)表1及び2中のその他の化合物
(I)の合成 前記のいずれかの合成方法に準じて、表1及び2中に示
したような目的化合物(I)を得た。
(I)の合成 前記のいずれかの合成方法に準じて、表1及び2中に示
したような目的化合物(I)を得た。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】実施例2 (1)〔粒剤の調製〕 化合物1を8重量部、ベントナイト30重量部、タルク
59重量部、ネオペレックスパウダー(商品名;花王株
式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重
量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練し
た後、造粒,乾燥して粒剤を得た。
59重量部、ネオペレックスパウダー(商品名;花王株
式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重
量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練し
た後、造粒,乾燥して粒剤を得た。
【0045】(2)〔水和剤の調製〕 化合物2を50重量部、カオリン46重量部、ネオペレ
ックスパウダー(商品名;花王株式会社製)2重量部及
びデモールN(商品名;花王株式会社製)2重量部を均
一に混合し、次いで粉砕して水和剤を得た。
ックスパウダー(商品名;花王株式会社製)2重量部及
びデモールN(商品名;花王株式会社製)2重量部を均
一に混合し、次いで粉砕して水和剤を得た。
【0046】(3)〔乳剤の調製〕 化合物3を30重量部、キシレン60重量部、ジメチル
ホルムアミド5重量部及びソルポール3005X(商品
名;東邦化学工業製)5重量部を加えて均一に混合し、
溶解して乳剤を得た。
ホルムアミド5重量部及びソルポール3005X(商品
名;東邦化学工業製)5重量部を加えて均一に混合し、
溶解して乳剤を得た。
【0047】(4)〔粉剤の調製〕 化合物6を5重量部、タルク50重量部及びクレー45
重量部を均一に混合して粉剤を得た。
重量部を均一に混合して粉剤を得た。
【0048】実施例3 (1)〔水田除草試験〕 1/5000アールのワグネルポットに宇部土壌(沖積
埴壌土)を充填し、雑草(ノビエ,ホタルイ,ミズガヤ
ツリ)の種子又は塊茎を植え、水を加えて水深3cmの
湛水状態にした。実施例2に準じて調製した表1及び2
に示す目的化合物(I)の水和剤を、水で希釈し、ノビ
エ1葉期に、これらの各薬液中における化合物(I)の
有効濃度が20g/aとなるようにピペットを用いて滴
下処理した。そして、平均気温25℃のガラス室で3週
間管理した後に、それらの除草効果を調査した。薬剤効
果の評価は、無処理区の状態と比較して、6段階〔0:
無害(正常発育),1:僅少害,2:小害,3:中害,
4:大害,5:完全枯死)で示した。その結果を表3に
示す。
埴壌土)を充填し、雑草(ノビエ,ホタルイ,ミズガヤ
ツリ)の種子又は塊茎を植え、水を加えて水深3cmの
湛水状態にした。実施例2に準じて調製した表1及び2
に示す目的化合物(I)の水和剤を、水で希釈し、ノビ
エ1葉期に、これらの各薬液中における化合物(I)の
有効濃度が20g/aとなるようにピペットを用いて滴
下処理した。そして、平均気温25℃のガラス室で3週
間管理した後に、それらの除草効果を調査した。薬剤効
果の評価は、無処理区の状態と比較して、6段階〔0:
無害(正常発育),1:僅少害,2:小害,3:中害,
4:大害,5:完全枯死)で示した。その結果を表3に
示す。
【0049】
【表3】
【0050】(2)〔畑作土壌処理試験〕 1/5000アールのワグネルポットに宇部土壌(沖積
埴壌土)を充填し、ワタ,メヒシバ,ノビエ,イチビ,
シロザ,イヌビユの種子を播種して覆土した。実施例2
に準じて調製した表1及び2に示す目的化合物(I)の
水和剤を、水で希釈し、これらの各薬液中における化合
物(I)の有効濃度が20g/aとなるように各土壌表
層に均一に噴霧した。そして、平均気温25℃のガラス
室で3週間管理した後に、それらの除草効果を調査し
た。その薬剤効果の判定結果を、前記の水田除草効果試
験(1)に記載の評価方法で、表4に示す。
埴壌土)を充填し、ワタ,メヒシバ,ノビエ,イチビ,
シロザ,イヌビユの種子を播種して覆土した。実施例2
に準じて調製した表1及び2に示す目的化合物(I)の
水和剤を、水で希釈し、これらの各薬液中における化合
物(I)の有効濃度が20g/aとなるように各土壌表
層に均一に噴霧した。そして、平均気温25℃のガラス
室で3週間管理した後に、それらの除草効果を調査し
た。その薬剤効果の判定結果を、前記の水田除草効果試
験(1)に記載の評価方法で、表4に示す。
【0051】
【表4】
【0052】(3)〔畑作茎葉処理試験〕 1/5000アールのワグネルポットに火山灰土壌を充
填し、ワタ,イチビ,アサガオ,オナモミの種子を播種
して覆土し、2週間育成した。実施例2に準じて調製し
た表1及び2に示す目的化合物(I)の水和剤を、展着
剤であるネオステリン(クミアイ化学社製)(500p
pm)を含む水で2000ppmに希釈し、前記の各植
物体に均一に噴霧した。そして、平均気温25℃のガラ
ス室で3週間管理した後に、それらの除草効果を調査し
た。その薬剤効果の判定結果を、前記の水田除草効果試
験(1)に記載の評価方法で、表5に示す。
填し、ワタ,イチビ,アサガオ,オナモミの種子を播種
して覆土し、2週間育成した。実施例2に準じて調製し
た表1及び2に示す目的化合物(I)の水和剤を、展着
剤であるネオステリン(クミアイ化学社製)(500p
pm)を含む水で2000ppmに希釈し、前記の各植
物体に均一に噴霧した。そして、平均気温25℃のガラ
ス室で3週間管理した後に、それらの除草効果を調査し
た。その薬剤効果の判定結果を、前記の水田除草効果試
験(1)に記載の評価方法で、表5に示す。
【0053】
【表5】
【0054】
【発明の効果】本発明の新規なアルキルアミノスルホン
アミド誘導体は、一年生の禾本科雑草,一年生の広葉雑
草,多年生雑草年生などに対して優れた除草効果を有
し、また、ワタなどの作物に対して選択性を有する。
アミド誘導体は、一年生の禾本科雑草,一年生の広葉雑
草,多年生雑草年生などに対して優れた除草効果を有
し、また、ワタなどの作物に対して選択性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 郁雄 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 (72)発明者 葉山 孝司 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 次式: 【化1】 (式中、R1は低級アルキル基を表し;R2,R3は互
いに独立して低級アルキル基を表し;或いは又、R2と
R3とが互いに結合し,これらが結合したNと共にシク
ロアミノ基を表し;Xは酸素原子又は硫黄原子を表し;
ZはCH又はNを表す。)で示されるアルキルアミノス
ルホンアミド誘導体。 - 【請求項2】 次式: 【化2】 (式中、R1,X及びZは請求項1の記載と同義であ
る。)で示される化合物と 次式: 【化3】 (式中、R2及びR3は請求項1の記載と同義であり;
Mはアルカリ金属を表す。)で示される化合物とを反応
させることを特徴とする請求項1記載の式(I)で示さ
れるアルキルアミノスルホンアミド誘導体の製造法。 - 【請求項3】 請求項1記載の式(I)で示されるアル
キルアミノスルホンアミド誘導体を有効成分とする除草
剤。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14979592A JPH05306274A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | アルキルアミノスルホンアミド誘導体、その製造法及び除草剤 |
US08/041,998 US5376620A (en) | 1992-04-17 | 1993-04-02 | Sulfonamide derivative, process for preparing the same and herbicide using the same |
EP93106232A EP0567014B1 (en) | 1992-04-17 | 1993-04-16 | Sulfonamide derivative, process for preparing the same and herbicide using the same |
DE69300253T DE69300253T2 (de) | 1992-04-17 | 1993-04-16 | Sulfonamidderivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese enthaltende Herbizide. |
CN93105917A CN1079737A (zh) | 1992-04-17 | 1993-04-17 | 氨磺酰衍生物、其制备方法和使用它的除草剂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14979592A JPH05306274A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | アルキルアミノスルホンアミド誘導体、その製造法及び除草剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05306274A true JPH05306274A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15482886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14979592A Pending JPH05306274A (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-24 | アルキルアミノスルホンアミド誘導体、その製造法及び除草剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05306274A (ja) |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP14979592A patent/JPH05306274A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0517215B1 (en) | Pyrimidine or triazine derivative, process for preparing the same and herbicide using the same | |
EP0481512A1 (en) | 3-Alkoxyalkanoic acid derivative, process for preparing the same and herbicide using the same | |
JPH0327360A (ja) | フェノキシアルキルアミン誘導体並びに殺虫剤・殺ダニ剤及び殺菌剤 | |
JPH0421672B2 (ja) | ||
EP0427445B1 (en) | Benzylideneaminoxyalkanoic acid (thio) amide derivative, process for preparing the same and herbicide | |
JP2985992B2 (ja) | 3−アルコキシ−n−シクロアルキルスルホニルアルカン酸アミド誘導体、その製造法及び除草剤 | |
EP0567014B1 (en) | Sulfonamide derivative, process for preparing the same and herbicide using the same | |
JPH05306274A (ja) | アルキルアミノスルホンアミド誘導体、その製造法及び除草剤 | |
JP2730021B2 (ja) | 3−ベンジルオキシアルカン酸誘導体、その製造法及び除草剤 | |
JP2730022B2 (ja) | 3−アルコキシブチリルイミダゾール誘導体、その製造法及び除草剤 | |
JP2980217B2 (ja) | 3−アルコキシ−n−ピリジルスルホニルアルカン酸アミド誘導体、その製造法及び除草剤 | |
JP3080284B2 (ja) | 3−アルコキシ−n−(n−置換アミノ)スルホニルアルカン酸アミド誘導体、その製造法及び除草剤 | |
JPH0616660A (ja) | ピリジンスルホンアミド誘導体、その製造法及び除草剤 | |
JPH0363266A (ja) | アラルキルアミン誘導体、その製法及び殺菌、殺虫剤 | |
JP2985990B2 (ja) | 3−アルコキシアルカン酸アミド誘導体、その製造法及び除草剤 | |
JPH0149344B2 (ja) | ||
JP2745737B2 (ja) | ベンジリデンアミノオキシアルカン酸アミド誘導体、その製造法及び除草剤 | |
JPH04164072A (ja) | オキシピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 | |
JPS60255759A (ja) | アミド置換フルオロエトキシアセトニトリル誘導体、その製造法およびそれらを有効成分とする除草剤および農園芸用殺菌剤 | |
JP2597212B2 (ja) | ベンジリデンアミノオキシアルカン酸チオアミド誘導体、その製造法及び除草剤 | |
JPH05230036A (ja) | アルキルアミノピリミジン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 | |
JPH0466578A (ja) | 5―置換―2,4―ジフェニルピリミジン誘導体およびそれを有効成分とする除草剤 | |
JPH05148245A (ja) | トリアジン誘導体、その製造法及び除草剤 | |
JP2000290105A (ja) | ベンズヒドロキシモイルアゾール化合物及びそれを有効成分とする除草剤 | |
JPS63246367A (ja) | 新規ピラゾール誘導体、その製造法および農園芸用殺菌剤 |