JPH05305622A - パラボラアンテナ用リフレクタの製造方法 - Google Patents

パラボラアンテナ用リフレクタの製造方法

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Publication number
JPH05305622A
JPH05305622A JP20467591A JP20467591A JPH05305622A JP H05305622 A JPH05305622 A JP H05305622A JP 20467591 A JP20467591 A JP 20467591A JP 20467591 A JP20467591 A JP 20467591A JP H05305622 A JPH05305622 A JP H05305622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflector
resin
parabolic antenna
molding
radio wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20467591A
Other languages
English (en)
Inventor
Morio Makino
盛雄 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIKAWA KASEI KOGYO KK
Original Assignee
YOSHIKAWA KASEI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOSHIKAWA KASEI KOGYO KK filed Critical YOSHIKAWA KASEI KOGYO KK
Priority to JP20467591A priority Critical patent/JPH05305622A/ja
Publication of JPH05305622A publication Critical patent/JPH05305622A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電波の反射を精度良く行い、かつ簡易に製造
するために、衛星放送受信用に適したパラボラアンテナ
用リフレクタを熱可塑性樹脂と金網とを用いてプレス成
形にて製造する。 【構成】 パラボラアンテナ用リフレクタとしての所要
形状をした空間3を持つプレス成形金型1.2内に、予
めこのリフレクタ形状に打ち抜いた電波反射材を設置す
る。そして金型内残空間に熱可塑性樹脂5を注入後、プ
レス成形することにより前記電波反射材を樹脂層の片
面、または樹脂層内中間に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星放送受信用に適した
パラボラアンテナ用リフレクタを熱可塑性樹脂と金網と
を用いてプレス成形にて製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としてはパラボラアンテナ用
リフレクタは、通常熱硬化性樹脂(不飽和ポリエステル
樹脂等)によるシートモールディングコンパウンド(S
MC)を用いたプレス成形でバックアップ材層を形成
し、これに反射材として金属箔を張り付けたり、導電塗
料を塗装したりして製造する方法や、熱可塑性フィルム
上に金属箔を構成層とした転写フィルムを射出成形金型
の成形面に置いて金型を閉じ、熱可塑性樹脂を射出する
ことにより電波反射材を成形品の曲面上に形成する方法
等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の方
法においては次のような問題点がある。SMCによる方
法で反射材を後接着で行う場合は張り付け時にしわが発
生しやすく、導電塗料の塗装では反射層を均一にするこ
とは難しい。またSMCの成形は熱硬化性樹脂であるた
め成形に時間を要する。射出成形による方法では転写フ
ィルムにしわが寄ったり、位置がずれたりするため安定
成形に欠ける面がある。
【0004】本発明は電波の反射を精度良く行い、かつ
簡易に製造することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、パラボラアンテナ用リフレク
タとしての所要形状をした空間を持つプレス成形金型内
に、予めこのリフレクタ形状に打ち抜いた電波反射材を
設置し、金型内残空間に熱可塑性樹脂を注入後、プレス
成形することにより前記電波反射材を樹脂層の片面、ま
たは樹脂層内中間に固定したことを要旨とする。これに
よる成形では、成形圧力が低いので、従来の方法では型
締圧の大きな成形桟が必要であった大型のリフレクタも
容易に製造でき、しかも金属網を用いることによりしわ
の発生もなく、これにより電波反射を精度良く行い、ア
ンテナ感度が向上し、熱可塑性樹脂を使用しているので
成形時間を短縮できる。
【0006】
【作用】熱可塑性樹脂を用い、プレス成形用金型にてプ
レス成形で成形できるので、成形時間が短くなり、成形
圧力が低く、金属網を樹脂層内にて固定できるため反射
層にしわが生じることがなく、精度が向上し、安価に製
作でき、更に大型のリフレクタも製作可能である。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説
明する。図1乃至図3は金型を用いてプレス成形にて成
形する工程を示し、1は上金型、2は下金型で、この上
下各金型1,2には成形すべきリフレクタ形状をした空
間3を形成する。そして図1に示すように互いに離間し
た上金型1と下金型2の空間3内に金属網4を設置す
る。
【0008】この金属網4は中央部に所要径の孔を開け
た成形すべきリフレクタの形状に、予め形成したもの
で、材質としては真鍮、ステンレス鋼、銅、アルミ、ア
ルミ合金その他電波を反射するものであれば適当に選択
でき、かつそのメッシュも適宜定められる。そしてこの
金属網4を金型内に設置した後、上下の金型1,2を所
要の間隔まで、例えば20mm程度に閉じ、下金型2の
中央より樹脂注入溝21を経て、予め定めた量の熱可塑
性樹脂5を図2に示すように注入する。
【0009】次いで、樹脂注入完了後、金型1,2を閉
じ、プレスして成形し、樹脂の冷却固化後、成形品を取
り出す。これにより表面に金網が一体に成形された成形
品が得られる。そしてこの金網4を有する表面を耐候性
の塗料6をもって塗装して所望のパラボラアンテナ用リ
フレクタを得る。この使用される樹脂は熱可塑性樹脂
で、耐候性のあるものであれは限定されることはない。
【0010】上記実施例は電波反射材としての金網をリ
フレクタの内面に沿って一体に設けたものであるが、こ
の金網を樹脂層内に埋没することもできる。
【0011】この電波反射材を埋没するタイプのものは
前工程で金網4を樹脂層の片面に一体に形成した後、上
金型1を少し開けて、例えば10mm程開けて、再度前
記樹脂を所要量注入射出し、上金型を閉じてプレス成形
する。この樹脂が冷却固化後、成形品を金型より取り出
して製品とする。また必要に応じてこの金網4の表面を
覆った樹脂の表面を前記と同様、耐候性塗料を塗装して
仕上げる。このように樹脂成形を2回に分けて行うこと
により電波反射材としての金網は樹脂層内の中間に埋没
されると共に、この2回の樹脂量に応じて埋没金網位置
を定めるものとなる。なお前記金網を樹脂層の裏面側に
設けることも可能である。
【0012】なお本発明に使用する熱可塑性樹脂として
AES樹脂その他耐候性樹脂であればいずれでも使用可
能で、更にそれにガラス繊維等の充填剤が混合されてい
てもよく、耐候性塗料としてウレタン系その他が用いら
れ、また金網の代わりに金属にて電波反射材層を構成し
たフィルムを用いることも可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明パラボラアンテナ用リフレクタの
製造方法によれば、投影面積の大きなもの、比較的薄肉
なもの等を、歪み・変形を少なく、表面状態の良好な成
形品を得ることができ、成形圧力が小さいため、成形品
に金網をシワの発生もなく容易に一体化でき、成形時間
を短縮し、大型のものでも精度の良いリフレクタを製造
できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造法を示す一実施例で、離間した上
下金型間に金網を設置した状態を示す断面図である。
【図2】上下金型間に1回目の樹脂を注入した断面説明
図である。
【図3】成形時の断面説明図である。
【図4】成形品の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 上金型 2 下金型 3 空間 4 金属網 5 樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラボラアンテナ用リフレクタとしての
    所要形状をした空間を持つプレス成形金型内に、予めこ
    のリフレクタ形状に打ち抜いた電波反射材を設置し、金
    型内残空間に熱可塑性樹脂を注入後、プレス成形するこ
    とにより前記電波反射材を樹脂層の片面、または樹脂層
    内中間に固定したことを特徴とするパラボラアンテナ用
    リフレクタの製造方法。
  2. 【請求項2】 電波反射材が所望の金属で形成され、か
    つ所望のメッシュを有する金網である請求項1記載のパ
    ラボラアンテナ用リフレクタの製造方法。
JP20467591A 1991-07-19 1991-07-19 パラボラアンテナ用リフレクタの製造方法 Pending JPH05305622A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20467591A JPH05305622A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 パラボラアンテナ用リフレクタの製造方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20467591A JPH05305622A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 パラボラアンテナ用リフレクタの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05305622A true JPH05305622A (ja) 1993-11-19

Family

ID=16494435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20467591A Pending JPH05305622A (ja) 1991-07-19 1991-07-19 パラボラアンテナ用リフレクタの製造方法

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JP (1) JPH05305622A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7061692B2 (en) 2002-08-20 2006-06-13 National Aerospace Laboratory Of Japan Ultra-lightweight electromagnetic wave concentrator and method for manufacture thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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