JPH05305555A - 生産機械の稼働予定最適化装置 - Google Patents

生産機械の稼働予定最適化装置

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JPH05305555A
JPH05305555A JP13590492A JP13590492A JPH05305555A JP H05305555 A JPH05305555 A JP H05305555A JP 13590492 A JP13590492 A JP 13590492A JP 13590492 A JP13590492 A JP 13590492A JP H05305555 A JPH05305555 A JP H05305555A
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直樹 堀口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品交換に関わる生産効率までも考慮し、立
案された予定を最適化することができる生産機械の稼働
予定最適化装置を提供する。 【構成】 品目A〜Jを処理順に並べた予定テーブルに
ついての最適化を行う。各品目の処理を行う場合に、各
ユニットで使用する部品番号をテーブルとして用意す
る。修正範囲を指定し、この範囲内で処理順の変更を行
う。処理順4にもってくる最適な品目としては、処理順
3に確定している基準品目Cに対して、部品の共通性が
最も高い品目を選定する。処理順8に割り当てられてい
る品目Hを、処理順4にもってくれば、基準品目Cに対
して、ユニットXで使用する部品番号1と、ユニットZ
で使用する部品番号8とが共通となり、品目切り替え時
の部品交換の手間が省ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生産機械の稼働予定最適
化装置、特に、複数のユニットを稼働させることによ
り、処理対象となる品目に所定の加工を施す生産機械に
ついての稼働予定を最適化する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の生産工程では、多数の生産機械を
稼働させて大量生産を行うのが一般的である。ところ
が、印刷物や建築材料などでは、受注生産品が多く、非
常に多品目の製品を供給してゆく必要がある。そこで、
各生産機械ごとに、どの品目の処理をどの順番で実行す
ればよいかを示す予定テーブルを作成し、この予定テー
ブルに基づいて実際の生産処理を行ってゆくのが一般的
である。したがって、生産性を向上させるためには、で
きるだけ効率的な予定テーブルを立案する必要がある。
このような要求から、コンピュータを用いた稼働予定立
案装置が提案されている。たとえば、特開平3−325
56号公報、特開平3−256657号公報、特願平2
−226291号明細書、などには、複数の品目を複数
の生産機械を動作させて順次処理するための効率良い稼
働予定を立案できるコンピュータを利用した稼働予定立
案装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生産機械の中には、複
数のユニットを稼働させることにより、処理対象となる
品目に所定の加工を施す機械がある。たとえば、Y(黄
色)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3色を用いたカ
ラー印刷を行う印刷機では、Y,M,Cの各色を印刷す
るためにそれぞれ別個のユニットを用い、重ね刷りを行
うようにしている。このような印刷機を用いて複数の品
目についての印刷を順次行う場合、品目が変わるごと
に、各ユニットで用いる版胴などの部品を搬送し交換す
る必要がある。このような部品の搬送および交換は、手
間と時間がかかり、全体的な生産効率を低下させる要因
となる。しかしながら、従来提案されている予定立案装
置は、このような部品の搬送および交換に関わる生産効
率までも考慮していないため、必ずしも最適な予定立案
が行われていないのが現状である。
【0004】そこで本発明は、部品交換に関わる生産効
率までも考慮し、立案された予定を最適化することがで
きる生産機械の稼働予定最適化装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 本願第1の発明
は、複数のユニットを稼働させることにより、処理対象
となる品目に所定の加工を施す生産機械についての稼働
予定を最適化する装置において、処理対象となる複数の
品目を処理順に並べた予定テーブルと、この予定テーブ
ル内の各品目について各ユニットで使用する部品を示す
使用部品テーブルと、を保持する記憶手段と、この記憶
手段に対して、予定テーブルおよび使用部品テーブルを
入力する入力手段と、任意の1品目と別な1品目とにつ
いて、使用する部品についての共通性を示す共通性ポイ
ントを、使用部品テーブルに基づいて演算する共通性ポ
イント演算手段と、予定テーブルに対して、前後に連続
して処理される品目についての共通性ポイントが向上す
るように、品目の処理順を変更する処理順変更手段と、
この処理順変更手段によって変更された予定テーブルを
出力する出力手段と、を設けたものである。
【0006】(2) 本願第2の発明は、上述の第1の発
明に係る装置において、処理順を変更した品目につい
て、原材料の入荷時期などの時間的条件に支障が生じな
いか否かを判断する時間条件判断手段を更に設け、処理
順変更手段が、この判断結果に基づいて、支障が生じな
い範囲での処理順変更を行うようにしたものである。
【0007】
【作 用】1つの品目についての処理を行った後、次の
品目についての処理にとりかかる場合、各ユニットに全
く同じ部品を用いることができれば、非常に効率が良
い。各ユニットに用いる部品が共通していれば、品目が
変わっても部品交換を行う必要はないからである。本発
明の基本思想は、各ユニットで用いる部品ができるだけ
共通する品目を連続して処理できるように予定変更し、
品目切り替え時における部品の搬送および交換の手間と
時間を省こうとするものである。本発明の装置では、共
通性ポイント演算手段によって、任意の2品目間におけ
る使用部品の共通性が定量的に評価される。たとえば、
任意の品目Aと品目Bとの間で、所定の共通性ポイント
が定義できる。この共通性ポイントが大きいほど、品目
Aから品目Bに切り替わる際の部品の搬送および交換の
手間や時間が省けることになる。処理順変更手段は、前
後に連続して処理される品目についての共通性ポイント
が向上するように、品目の処理順を変更する機能を有す
る。したがって、この変更により、予定の最適化を図る
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明に係る生産機械の稼働予定最適
化装置の基本構成を示すブロック図である。この装置
は、入力手段10と、記憶手段20と、共通性ポイント
演算手段30と、処理順変更手段40と、時間条件演算
手段50と、出力手段60と、によって構成されてい
る。この装置の目的は、複数のユニットを稼働させるこ
とにより処理対象となる品目に所定の加工を施す生産機
械についての稼働予定を最適化することである。入力手
段10からは、予定テーブル21と使用部品テーブル2
2とが入力され、記憶手段20内に保存される。予定テ
ーブル21は、処理対象となる複数の品目を処理順に並
べたものであり、使用部品テーブル22は、この予定テ
ーブル内の各品目について各ユニットで使用する部品を
示すものである。共通性ポイント演算手段30は、この
使用部品テーブル22に基づいて、任意の1品目と別な
1品目とについて、使用する部品についての共通性を示
す共通性ポイントを演算する機能を有し、処理順変更手
段40は、予定テーブル21に対して、前後に連続して
処理される品目についての共通性ポイントが向上するよ
うに、品目の処理順を変更する機能を有する。このと
き、入力手段10から、処理順変更に関する指示を処理
順変更手段40に対して入力することができる。また、
時間条件演算手段50は、処理順を変更した品目につい
て、原材料の入荷時期などの時間的条件に支障が生じな
いか否かを判断する機能を有する。最終的に、処理順変
更手段40で変更された予定テーブルは、出力手段60
によって出力される。
【0009】以上、本発明に係る装置の基本構成要素を
簡単に説明したが、これら各構成要素は、実際にはコン
ピュータを用いて実現される。すなわち、共通性ポイン
ト演算手段30、処理順変更手段40、時間条件演算手
段50は、上述の機能を実行するためのソフトウエアを
備えたコンピュータ本体によって実現され、記憶手段2
0はこのコンピュータに接続された磁気ディスクなどの
記憶装置によって実現される。また、入力手段10は、
このコンピュータに対してデータ入力を行うためのハー
ドウエアであり、キーボードやマウスのようにオペレー
タの手作業によってデータ入力を行う入力機器でもよい
し、他のコンピュータシステムで作成された予定テーブ
ル21や使用部品テーブル22などのデータをこのコン
ピュータに取り込むためのインターフェイス機器であっ
てもよい。また、出力手段60は、このコンピュータに
よって最適化された予定テーブルを何らかの形式で出力
することができる機器であれば、どのようなものを用い
てもよく、たとえば、ディスプレイ装置を用いれば、最
適化された予定テーブルを画面上に表示することがで
き、プリンタを用いれば、最適化された予定テーブルを
紙面上に出力することができる。
【0010】さて、ここでは図2に示すような印刷機に
ついての稼働予定を最適化する場合を例にとって、この
装置の動作を説明する。図2に示す印刷機は、給紙ロー
ル100として用意された巻取材料Rを先端から引き出
し、ユニットX,Y,Zの3つのユニットで、それぞれ
異なる色(たとえば、Y,M,C)の印刷を行い、印刷
後の巻取材料Rを排紙ロール200として巻き取ること
により、カラー印刷を行う印刷機である。ユニットXで
は、圧胴1とシリンダ2とを回転させながら巻取材料R
を搬送し、シリンダ2の表面に形成された像をインキ3
によって巻取材料Rに転写する。同様に、ユニットYで
は、圧胴4とシリンダ5とを回転させながら巻取材料R
を搬送し、シリンダ5の表面に形成された像をインキ6
によって巻取材料Rに転写し、ユニットZでは、圧胴7
とシリンダ8とを回転させながら巻取材料Rを搬送し、
シリンダ8の表面に形成された像をインキ9によって巻
取材料Rに転写する。こうして、巻取材料Rの表面に
は、インキ3,6,9によるカラー印刷が行われる。い
ま、この印刷機を用いて、多品目の壁紙を印刷する場合
を考えよう。たとえば、品目A〜Jまでの10品目につ
いての印刷を行う場合、図3に示すようなテーブルが作
成される。このテーブルは、予定テーブル21と使用部
品テーブル22とを兼ね備えたテーブルである。すなわ
ち、処理順1〜10に対応して、品目A〜Jを並べた部
分が予定テーブル21であり、各品目A〜Jに対応し
て、各ユニットX,Y,Zで用いるシリンダ番号(1〜
8)を示した部分が使用部品テーブル22である。各シ
リンダの表面には、それぞれ別な版が形成されており、
シリンダ番号1〜8は版の番号に相当する。たとえば、
処理順が1番目の品目Aは、番号4のシリンダをユニッ
トXにセットしてY色の印刷を行い、番号5のシリンダ
をユニットYにセットしてM色の印刷を行い、番号3の
シリンダをユニットZにセットしてC色の印刷を行うこ
とを示している。なお、図3において、品目Dと品目F
とは、同じユニットに同じシリンダをセットして印刷を
行うことになっているが、たとえば、インキ色や巻取材
料の紙質などが異なれば、印刷後の製品としては異なる
ものとなる。
【0011】図3に示すような予定テーブル21および
使用部品テーブル22は、入力手段10から記憶手段2
0へと入力される。このようなテーブルは、予定立案者
が手作業で作成することもできるが、コンピュータを利
用して作成することも可能である。たとえば、特開平3
−32556号公報、特開平3−256657号公報、
特願平2−226291号明細書、などには、コンピュ
ータを利用して予定テーブル21を作成する手法が開示
されている。本発明の目的は、手作業またはコンピュー
タによって作成された予定テーブル21を最適化するこ
とにある。より具体的には、品目A〜Jの処理順を変更
することにより、品目が切り替わる際の部品交換(この
例の場合、シリンダの交換)の頻度をより少なくするこ
とにある。
【0012】はじめに、共通性ポイント演算手段30の
機能を、図3に示す例に基づいて具体的に説明する。こ
の共通性ポイント演算手段30が演算する共通性ポイン
トは、2つの品目についての部品の共通性を示すファク
ターである。部品の共通性を示すことができれば、どの
ようなファクターを定義してもかまわない。たとえば、
同じユニットが同じシリンダを用いる場合(搬送および
交換の効率化が図れる場合)にはポイント2、異なるユ
ニットが同じシリンダを用いる場合(搬送のみ効率化が
図れる場合)にはポイント1、と定義すれば、具体的な
共通性ポイントを次のように求めることができる。たと
えば、図3の例において、品目A−Bについての共通性
ポイントは、ユニットYが同じ5番シリンダを用いてい
るのでポイント2、ユニットZも同じ3番シリンダを用
いているのでポイント2、合計でポイント4となる。一
方、品目B−Cについての共通性ポイントは、ユニット
Yが同じ5番シリンダを用いているのでポイント2、そ
れから、異なるユニットではあるが、同じ8番シリンダ
を用いているのでポイント1、合計でポイント3とな
る。ここで、ポイントが大きいほど、両品目の切り替え
の際におけるシリンダ交換の手間や時間が省けることに
なる。たとえば、ポイント4が得られた品目A−B間の
切り替えでは、ユニットXにおいて、4番シリンダから
8番シリンダへの交換を行うだけですむ。また、ポイン
ト3が得られた品目B−C間の切り替えでは、ユニット
Xにおいては新たに1番シリンダを用意してセットする
必要があるが、ユニットYにおいては交換は不要であ
り、ユニットZにおいてはユニットXではずした8番シ
リンダをそのまま取り付けるだけでよい。もっとも、上
述のポイント定義は一例を示したものであり、この他に
も種々のポイント定義を採ることができる。たとえば、
搬送作業の負荷と交換作業の負荷とを比較し、前者が後
者に比べて極めて高ければ、同ユニット同シリンダの場
合も、異ユニット同シリンダの場合もいずれもポイント
1とする定義の方が好ましい。また、逆に後者が前者に
比べて極めて高ければ、異ユニット同シリンダの場合を
ポイント0とする定義が好ましい。このように、共通性
ポイントの定義は、実情を考慮して決めればよい。処理
順変更手段40は、できるだけ共通性ポイントが向上す
るように、品目の処理順を変更する処理を行う。ここで
は、図4に太枠で囲った範囲、すなわち品目D〜Iに対
して処理順を変更する処理を行う具体例を以下に示そ
う。
【0013】図5および図6は、図1に示す装置におけ
る処理順変更手段40の処理手順を示す流れ図である。
以下、この流れ図に基づいて、この処理手順を詳述す
る。まず、ステップS1において、修正範囲の指定を行
う。すなわち、入力手段10から処理順変更手段40に
対して、図4に太枠で示すような修正範囲を指定する入
力を行う。このような修正範囲を指定する機能は不可欠
のものではないが、より柔軟な対応を可能にするために
は、このような機能は便利である。こうして、修正範囲
が指定されると、この範囲内の品目D〜Iはすべて未確
定品目となる。以下の処理は、これら未確定品目につい
て、それぞれ最適な処理順を確定することを目的とす
る。基本的な方針としては、処理順4に対応する品目を
まず確定し、続いて処理順5に対応する品目を確定し、
…、と順に確定させてゆく。こうして、すべての品目に
ついて処理順が確定すれば、この手順は完了である。す
なわち、ステップS2で、未確定品目が無しと判断され
ると、この流れ図の処理は終了する。ステップS3で
は、基準品目の設定が行われる。すなわち、最初は修正
範囲の直前に位置する確定品目が基準品目として設定さ
れる。たとえば、図4の例では、修正範囲の品目D直前
に位置する確定品目Cが基準品目となる。以下、この基
準品目に対して、最も共通性ポイントの高い品目を次の
処理順に割り当てることを目的とした処理が実行され
る。
【0014】ステップS4では、ステップS3で設定さ
れた基準品目Cに対して、現在未確定の品目D〜Iのそ
れぞれについての共通性ポイントが計算される。すなわ
ち、共通性ポイント演算手段3において、品目C−D,
C−E,C−F,C−G,C−H,C−Iの組み合わせ
についての共通性ポイントが演算される。ここでは、こ
れらの共通性ポイントを、主共通性ポイントMPと呼ぶ
ことにする。以下、具体的な主共通性ポイントMPを示
そう。なお、ここでは、説明を簡単にするため、交換作
業の負荷が搬送作業の負荷に比べて極めて高い場合を想
定し、同じユニットが同じシリンダを用いる場合にだけ
ポイント2を与えることにし、それ以外の場合はポイン
トを与えないことにする(前述のように、異なるユニッ
トが同じシリンダを用いる場合にはポイント1を与える
ようにすることもできるが、ここでは、説明が繁雑にな
るため、このような場合もポイント0とする)。結局、
図4に示す例では、基準品目Cに対して、品目Dは0ポ
イント、品目Eは2ポイント、品目Fは0ポイント、品
目Gは4ポイント、品目Hは4ポイント、品目Iは4ポ
イント、という結果が得られる。
【0015】続く、ステップS5では、候補基準ポイン
トQの初期値が設定される。ここで、候補基準ポイント
Qは、処理順4に割り当てる品目の候補に相応しい基準
を決めるファクタであり、ここでは、主共通性ポイント
MPがとり得る最大値である6ポイントをQの初期値と
して設定する。次のステップS6においては、主共通性
ポイントMPの高ポイント側から1品目が抽出される。
上述の例では、たとえば、4ポイントを示した品目Gが
抽出される。そして、ステップS7において、MP≧Q
か否かが判断される。この例では、MP=4,Q=6で
あるから、ステップS7で否定的判断がなされ、分岐A
を経て図6のステップS12へと進むことになる。この
ステップS12で、候補品目の有無が判断されるが、ま
だ候補はみつかっていないので、ステップS19へと進
み、候補基準ポイントQが1だけ減らされる。すなわ
ち、候補としての基準がいくらか緩和されることにな
る。ここで、ステップS20から分岐Cを経て、再びス
テップS6へもどる。今回、Q=5となったが、やはり
ステップS7では否定的判断がなされ、ステップS12
からステップS19を経て、Q=4まで緩和されること
になる。
【0016】再び、ステップS6において、4ポイント
を示した品目Gが抽出されると、今度は、ステップS7
において肯定的な判断がなされ、ステップS8へと進む
ことになる。ステップS8では、ステップS6で抽出さ
れた品目(この例では、品目G)について時間計算が行
われる。すなわち、時間条件演算手段50によって、こ
の品目Gを基準品目Cの次の順位(処理順4)へ変更し
た場合に、原材料の入荷時期などの時間的条件に支障が
生じないか否かが判断される。図4に示すもとの予定テ
ーブルによると、品目Gは処理順7に割り当てられてい
るが、これを処理順4に変更した場合、品目Gについて
の処理時間が繰り上がることになる。この場合、品目G
についての処理を行うのに必要な原材料が用意できてい
なかったり、品目Gについての前段階の加工処理ができ
ていなかったりしたら、せっかく予定を変更しても、実
際には品目Gについての処理にとりかかることはできな
くなる。ステップS8は、抽出した品目を基準品目の次
へもってくるように処理順を変更した場合に、このよう
な時間的な条件に関して支障がないかどうかを判断する
処理である。支障がなければ、ステップS10におい
て、この抽出した品目が候補品目として登録され、支障
がある場合には、ステップS9からステップS11へと
分岐して候補品目としての登録はなされない。
【0017】ステップS11では、ステップS6で抽出
されていない未確定品目がまだ残っているか否かを判断
する。残品目がある場合には、ステップS11からステ
ップS6へと戻る。上述の例では、主共通性ポイントM
Pが4ポイントである品目は、品目G,H,Iの3つ存
在するので、ステップS6でこれら3つが順に抽出され
ることになり、ステップS9で時間的条件に支障がなけ
れば、この3つの品目はいずれも候補品目としてステッ
プS10において登録されることになる。ここでは、説
明の便宜上、品目G,Hについては、時間的条件に支障
はないが、品目Iについては、処理順4まで繰り上げる
と原材料の入荷が間に合わないために支障が生じるもの
としよう。この場合、ステップS10で候補品目として
登録されるのは、品目Gと品目Hの2品目だけというこ
とになる。続いて、再びステップS11からステップS
6へ戻り、ここで、今度は主共通性ポイントが2ポイン
トである品目Eが抽出される。ところが、次のステップ
S7では、Q=4であるために否定的判断がなされ、分
岐Aを経てステップS12へ進むことになる。さて、ス
テップS12では、既に候補品目として品目Gと品目H
が登録されているため、肯定的な判断がなされ、ステッ
プS13へと進むことになる。以上、ステップS6〜ス
テップS12までの手順は、要するに、基準品目Cに対
して、主共通性ポイントMPが最も高く、しかも時間的
条件に支障のない品目を候補品目として登録する処理と
いうことができる。上述の例では、主共通性ポイントM
P=4である2つの品目G,Hが候補品目として登録さ
れたことになる。
【0018】さて、続くステップS13〜S16の手順
は、複数の候補品目の中から、最適なものを1つだけ選
定する処理である。上述の例では、主共通性ポイントM
Pがいずれも4ポイントである品目Gと品目Hとのう
ち、処理順4に割り当てるのが最適なものが1つだけ選
定されることになる。この選定基準の基本方針は次のと
おりである。すなわち、仮に品目Gを処理順4に割り当
てたとした場合、この品目Gに対して、次の処理順5に
割り当てられる可能性のある各品目についての共通性ポ
イントの合計値(ここでは、この共通性ポイントを品目
Gについての副共通性ポイントSPと呼ぶことにする)
を求める。続いて、同様にして、仮に品目Hを処理順4
に割り当てたとした場合、この品目Hに対して、次の処
理順5に割り当てられる可能性のある各品目についての
共通性ポイントの合計値(品目Hについての副共通性ポ
イントSP)を求める。こうして、副共通性ポイントの
最大となる候補品目を最終的に選定するのである。具体
的には、次のようになる。まず、ステップS13におい
て、1候補品目が仮選定品目として選択される。たとえ
ば、品目Gが仮選定品目として選択される。そして、ス
テップS14において、この品目Gについての副共通性
ポイントSPが計算される。すなわち、品目Gを処理順
4に割り当てたとした場合、次の処理順5に割り当てら
れる可能性のある品目D,E,F,H,Iのそれぞれに
ついて、品目Gに対する共通性ポイントを求めると、品
目Dは0ポイント、品目Eは4ポイント、品目Fは0ポ
イント、品目Hは4ポイント、品目Iは2ポイント、で
あるから、その合計値は10ポイントである。結局、品
目Gについての副共通性ポイントSPは10ポイントと
なる。このような副共通性ポイントSPの計算は、ステ
ップS15によって、全候補品目について実行される。
そこで、もう1つの候補品目Hを仮選定品目として選択
し、同じ計算が実行される。すなわち、品目Hを処理順
4に割り当てたとした場合、次の処理順5に割り当てら
れる可能性のある品目D,E,F,G,Iのそれぞれに
ついて、品目Hに対する共通性ポイントを求めると、品
目Dは2ポイント、品目Eは2ポイント、品目Fは2ポ
イント、品目Gは4ポイント、品目Iは2ポイント、で
あるから、その合計値は12ポイントである。結局、品
目Hについての副共通性ポイントSPは12ポイントと
なる。
【0019】こうして、ステップS16では、副共通性
ポイントSPの大きい方の候補品目Hが選定され、ステ
ップS17において、この選定品目Hが現基準品目Cの
下、すなわち、処理順4の位置へ移動されて確定する。
図7に示すテーブルは、このようにして処理順4までの
品目が確定した状態を示す。この後、ステップS18で
は、この確定品目までの時間計算が行われる。すなわ
ち、処理順1〜4まで(確定品目Hまで)の処理を実行
したときに要する時間が計算される。この計算結果は、
後でステップS8における時間計算に利用される。こう
して、1品目が確定すると、分岐Bを経て、再びステッ
プS2からの処理が実行され、今度は処理順5に割り当
てられるべき品目選定が、品目Hを基準品目に設定して
行われる。図8は、このような処理を繰り返すことによ
り、すべての品目が確定した状態を示す。この図8に示
すテーブルは、出力手段60によって出力されることに
なる。図3に示す変更前のテーブルと、図8に示す変更
後のテーブルとを比較すれば、品目切り替え時における
シリンダの交換頻度が低減し、より効率良い予定になっ
ていることが理解できよう。
【0020】なお、図6のステップS19において、候
補基準ポイントQを減少させたときに、Q=0となって
しまった場合には、ステップS20からステップS21
へと分岐し、任意の未確定品目を選定して確定させてし
まう。候補基準ポイントQを1まで減らしても候補とな
る品目が選べなかったということは、現基準品目に対す
る共通性はどの品目も低いことを示しているため、任意
の品目(たとえば、変更前の割り当てのとおりの品目)
を選定して確定させてしまっても問題はない。また、ス
テップS16において、副共通性ポイントSPが最大と
なる候補品目が複数存在する場合には、更にその下の処
理順位についての共通性までをも考慮して、いずれか一
方を選定するようにしてもかまわないが、演算が繁雑に
なるため、いずれか一方を任意に選定するようにしても
かまわない。
【0021】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。た
とえば、図5および図6に示す流れ図は、具体的な手順
の一例として示したものであり、本発明はこのような手
順のみに限定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る生産機械の稼
働予定最適化装置によれば、各品目について部品の共通
性を定量的に評価し、共通性の高いものが連続して処理
されるように予定を変更するようにしたので、部品交換
に関わる生産効率までも考慮した最適な予定を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生産機械の稼働予定最適化装置の
基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す装置の適用対象となる生産機械の一
例を示す図である。
【図3】図1に示す装置によって最適化される前の予定
テーブルおよび使用部品テーブルを示す図である。
【図4】図3に示すテーブルに対して、最適化のための
修正範囲を指定した状態を示す図である。
【図5】図1に示す装置における処理順変更手段40の
処理手順を示す流れ図の前半部である。
【図6】図1に示す装置における処理順変更手段40の
処理手順を示す流れ図の後半部である。
【図7】図1に示す装置により、図3に示すテーブルに
対する最適化が行われる中途段階を示す図である。
【図8】図1に示す装置により、図3に示すテーブルに
対する最適化が行われた状態を示す図である。
【符号の説明】
1,4,7…圧胴 2,5,8…シリンダ 3,6,9…インキ 10…入力手段 20…記憶手段 21…予定テーブル 22…使用部品テーブル 30…共通性ポイント演算手段 40…処理順変更手段 50…時間条件演算手段 60…出力手段 100…給紙ロール 200…排紙ロール R…巻取材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 永子 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユニットを稼働させることによ
    り、処理対象となる品目に所定の加工を施す生産機械に
    ついての稼働予定を最適化する装置であって、 処理対象となる複数の品目を処理順に並べた予定テーブ
    ルと、この予定テーブル内の各品目について各ユニット
    で使用する部品を示す使用部品テーブルと、を保持する
    記憶手段と、 この記憶手段に対して、前記予定テーブルおよび前記使
    用部品テーブルを入力する入力手段と、 任意の1品目と別な1品目とについて、使用する部品に
    ついての共通性を示す共通性ポイントを、前記使用部品
    テーブルに基づいて演算する共通性ポイント演算手段
    と、 前記予定テーブルに対して、前後に連続して処理される
    品目についての共通性ポイントが向上するように、品目
    の処理順を変更する処理順変更手段と、 前記処理順変更手段によって変更された予定テーブルを
    出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする生産機械の稼働予定最適化装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 処理順を変更した品目について、原材料の入荷時期など
    の時間的条件に支障が生じないか否かを判断する時間条
    件判断手段を更に設け、処理順変更手段が、この判断結
    果に基づいて、支障が生じない範囲での処理順変更を行
    うようにしたことを特徴とする生産機械の稼働予定最適
    化装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6662717B2 (en) 2000-09-12 2003-12-16 Riso Kagaku Corporation Printing control apparatus having printing order information producing function
JP2007137011A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Fuji Xerox Co Ltd 印刷支援装置、印刷装置、印刷支援方法、及び印刷支援プログラム
JP2010044482A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Bridgestone Corp 生産計画の最適化方法及びそのシステム
JP2014044516A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Kobe Steel Ltd 生産スケジュールの変更支援システム

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JP2007137011A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Fuji Xerox Co Ltd 印刷支援装置、印刷装置、印刷支援方法、及び印刷支援プログラム
JP2010044482A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Bridgestone Corp 生産計画の最適化方法及びそのシステム
JP2014044516A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Kobe Steel Ltd 生産スケジュールの変更支援システム

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