JP2000238364A - 分割印刷方法および装置 - Google Patents

分割印刷方法および装置

Info

Publication number
JP2000238364A
JP2000238364A JP11044895A JP4489599A JP2000238364A JP 2000238364 A JP2000238364 A JP 2000238364A JP 11044895 A JP11044895 A JP 11044895A JP 4489599 A JP4489599 A JP 4489599A JP 2000238364 A JP2000238364 A JP 2000238364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
divisions
paper
area
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11044895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamauchi
博史 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP11044895A priority Critical patent/JP2000238364A/ja
Publication of JP2000238364A publication Critical patent/JP2000238364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷する画像データの大きさに応じて使用する
用紙サイズの選択やのりしろ部分の大きさを決定するこ
とのできる分割印刷方法および装置を提供する。 【構成】画像分割部53が印刷する画像と用紙サイズに
基づいて画像の分割数とのりしろ領域を算出し、用紙サ
イズ決定部52が画像分割部53の算出結果に基づいて
最適な印刷用紙を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、分割印刷方法および
装置に関し、特に、用紙のサイズよりも大きな画像を複
数枚の用紙に分割して印刷する分割印刷方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図面は事務用文書に比べて、サ
イズの大きいものが多い。そのため、図面を原寸大で印
刷する場合には、専用のプリンタを使用する必要があ
る。しかしながら、図面を印刷するための専用のプリン
タを使用できない環境下において、図面の印刷を行いた
いといった場合がある。
【0003】これは、例えば、ある会社で図面を作成す
る図面作成部門と当該部門で作成された図面を用いて製
品を製造する工場が異なる所在地にある環境で、製品の
仕様変更に伴って図面が変更された場合等である。
【0004】この場合には、変更後の図面は、図面作成
部門で等倍印刷されて工場へ運搬されるが、工場側でよ
り早く変更内容を確認したい場合には、図面のデータを
ネットワーク等を介して転送することが可能である。し
かし、工場側に図面を印刷するための専用のプリンタが
無く、小型ページプリンタやFAXのみが存在する場合
には、図面の等倍印刷を行うことはできず、縮小印刷の
みが可能となる。しかし、図面の特性上、縮小印刷され
た図面には利用価値が無く、図面作成部門で印刷された
図面が届くまで工場の業務が停止してしまうことにな
る。
【0005】このような問題を解決するため、図面等の
用紙サイズよりも大きな画像を複数枚の用紙に分割して
印刷することが考えられる。そして、そのための技術と
して特開平6−155848号公報記載の「ページプリ
ンタおよび記録紙」等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した特
開平6−155848号公報記載の「ページプリンタお
よび記録紙」では、印刷する画像データに合わせた用紙
の選択を行っていないとともに、のりしろとして使用す
る余白部分が用紙サイズ毎に固定であるため、画像デー
タの大きさによって余白部(複数枚の用紙を貼り合わせ
たものを1枚の用紙とした場合の余白部)が大きくなっ
てしまうといった問題がある。
【0007】そこで、この発明は、印刷する画像データ
の大きさに応じて使用する用紙サイズの選択やのりしろ
部分の大きさを決定することのできる分割印刷方法およ
び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明では、印刷用紙よりも大きい画像
を複数の画像に分割し、該分割した画像の少なくとも一
部にのりしろ領域を作成して印刷する分割印刷方法にお
いて、所望の大きさの印刷用紙を縦方向にm枚隣接して
配置するとともに横方向にn枚隣接して配置する領域が
前記画像よりも大きくなり、且つ、mとnの値がそれぞ
れ最小となるように画像の縦分割数mおよび横分割数n
の値を決定し、前記印刷用紙の縦方向の長さのm倍から
前記画像の縦方向の長さを減じた値をm−1で除した値
を縦方向ののりしろ幅とし、前記印刷用紙の横方向の長
さのn倍から前記画像の横方向の長さを減じた値をn−
1で除した値を横方向ののりしろ幅とすることを特徴と
する。
【0009】また、請求項2の発明では、請求項1の発
明において、前記縦方向ののりしろ幅が予め設定した値
よりも小さい場合には、前記画像の縦分割数mの値を1
だけ増加させ、前記横方向ののりしろ幅が予め設定した
値よりも小さい場合には、前記画像の横分割数nの値を
1だけ増加させることを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明では、請求項1の発
明において、前記画像の縦分割数mおよび横分割数nを
複数種類の用紙の用紙サイズ毎に決定し、該用紙サイズ
毎に決定した縦分割数mおよび横分割数nの値に基づい
て、画像を印刷する用紙を決定することを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明では、請求項1また
は3の発明において、前記縦方向および横方向ののりし
ろ幅に基づいて算出されるのりしろ領域の面積を複数種
類の用紙の用紙サイズ毎に算出し、該用紙サイズ毎に算
出したのりしろ領域の面積に基づいて、画像を印刷する
用紙を決定することを特徴とする。
【0012】また、請求項5の発明では、請求項1の発
明において、前記分割した画像に合成されるのりしろ領
域に、該分割した画像が全画像中のいずれの領域に相当
する画像であるかを示す符号を印刷することを特徴とす
る。
【0013】また、請求項6の発明では、印刷用紙より
も大きい画像を複数の画像に分割して印刷する分割印刷
装置において、所望の大きさの印刷用紙を縦方向にm枚
隣接して配置するとともに横方向にn枚隣接して配置す
る領域が前記画像よりも大きくなり、且つ、mとnの値
がそれぞれ最小となるように画像の縦分割数mおよび横
分割数nの値を決定し、前記印刷用紙の縦方向の長さの
m倍から前記画像の縦方向の長さを減じた値をm−1で
除した値を縦方向ののりしろ幅とし、前記印刷用紙の横
方向の長さのn倍から前記画像の横方向の長さを減じた
値をn−1で除した値を横方向ののりしろ幅として算出
するのりしろ領域作成手段と、前記のりしろ領域作成手
段により算出された縦方向および横方向ののりしろ幅に
基づいて分割した画像の少なくとも一部にのりしろ領域
を合成して印刷する印刷手段とを具備することを特徴と
する。
【0014】また、請求項7の発明では、請求項6の発
明において、前記のりしろ領域作成手段は、前記縦方向
ののりしろ幅が予め設定した値よりも小さい場合には、
前記画像の縦分割数mの値を1だけ増加させ、前記横方
向ののりしろ幅が予め設定した値よりも小さい場合に
は、前記画像の横分割数nの値を1だけ増加させること
を特徴とする。
【0015】また、請求項8の発明では、請求項6の発
明において、前記のりしろ領域作成手段に前記画像の縦
分割数mおよび横分割数nを複数種類の用紙の用紙サイ
ズ毎に決定させ、該用紙サイズ毎に決定された縦分割数
mおよび横分割数nの値に基づいて、画像を印刷する用
紙を決定する用紙サイズ決定手段をさらに具備すること
を特徴とする。
【0016】また、請求項9の発明では、請求項6の発
明において、前記のりしろ領域作成手段に前記縦方向お
よび横方向ののりしろ幅に基づいて算出されるのりしろ
領域の面積を複数種類の用紙の用紙サイズ毎に算出さ
せ、該用紙サイズ毎に算出されたのりしろ領域の面積に
基づいて、画像を印刷する用紙を決定する用紙サイズ決
定手段をさらに具備することを特徴とする。
【0017】また、請求項10の発明では、請求項6の
発明において、前記のりしろ領域作成手段は、前記分割
した画像に合成されるのりしろ領域に、該分割した画像
が全画像中のいずれの領域に相当する画像であるかを示
す符号を付加することを特徴とする。
【0018】
【実施例】以下、この発明に係る分割印刷方法および装
置の一実施例について添付図面を参照して詳細に説明す
る。
【0019】図1は、この発明に係る分割印刷方法およ
び装置を採用した画像処理システムの構成を示したブロ
ック図である。同図に示すように、画像処理システム1
00は、クライアント1と画像入力サービス2、画像入
力装置3、記憶装置4、画像出力サービス5、画像出力
装置6を具備して構成される。画像入力サービス2は、
画像入力装置3を制御する画像入力装置制御部21と記
憶装置4への画像データの格納および取得を行う一時記
憶領域管理部22を具備する。画像出力サービス5は、
画像データを取得する画像取得制御部51と印刷する用
紙のサイズを決定する用紙サイズ決定部52、画像を分
割するとともにのりしろ部分の合成を行う画像分割部5
3、画像出力装置6を制御する画像出力装置制御部54
を具備する。なお、クライアント1と画像入力サービス
2、画像出力サービス5はネットワーク10を介して接
続されている。
【0020】この構成において、画像の分割は画像出力
サービス5が行う。画像出力サービス5は、クライアン
ト1からの印刷指示に基づいて、画像取得制御部51が
画像入力サービス2から画像データを取得する。この画
像データは、画像入力装置3から入力(スキャン)され
て記憶装置4に格納されたものや、クライアント1によ
り作成されて記憶装置4に格納されたもの、ネットワー
ク10を介して図示しない他の装置から転送されて記憶
装置4に格納されたものなどである。
【0021】画像取得制御部51が画像データを取得す
ると、当該画像データに基づいて用紙サイズ決定部52
が印刷に使用する用紙のサイズを決定し、画像分割部5
3が画像データの分割を行う。なお、用紙サイズ決定部
52と画像分割部53での処理の詳細は後述する。
【0022】画像分割部53で分割された画像データ
は、画像出力装置制御部54により順次画像出力装置6
に転送され、画像出力装置6が複数枚の用紙に対して画
像の印刷を行う。
【0023】次に、画像の分割とのりしろ部分について
説明する。複数枚の用紙に分割されて印刷された画像
は、その後、貼り合わせることで1枚の画像として扱う
ことになる。そのため、画像を印刷する際には用紙にの
りしろとなる余白部分を残しておく必要がある。
【0024】例えば、図2(a)に示すようなA×Bの
大きさの画像をa×bの大きさの用紙に印刷しようとし
た場合に、図2(b)に示すように9枚の用紙が必要で
あったとする。このとき、のりしろとして使用できる余
白部分の大きさは、横方向がdx(=3×a−A)、縦
方向がdy(=3×b−B)となる(dx、dyは、そ
ろぞれ、複数枚の用紙を重ね合わせずに配置した場合の
横方向の余白と縦方向の余白)。
【0025】この9枚の用紙は、実際には図3(a)の
ように貼り合わされるため、図3(b)に斜線で示した
部分が用紙の重なり合った部分となる。したがって、こ
の場合には、のりしろとして使用できる部分は、横方向
の幅がdx/2、縦方向の幅がdy/2となる。また、
のりしろ幅は、用紙を貼り合わせるのに最低限必要な大
きさを確保する必要がある。
【0026】したがって、画像の大きさをA×B(Aが
横、Bが縦)、用紙サイズをa×b(aが横、bが
縦)、縦方向の画像分割数をm、横方向の画像分割数を
n、横方向の余白をdx、縦方向の余白をdy、のりし
ろ幅の最小値をdとした場合には、式1乃至式6を同時
に満たすことを条件に所定以上ののりしろ幅をもった画
像の分割印刷が可能となる。
【0027】
【式1】A = n×a+dx
【0028】
【式2】B = m×b+dy
【0029】
【式3】dx ≦ A
【0030】
【式4】dy ≦ B
【0031】
【式5】dx/(n−1) < d
【0032】
【式6】dy/(m−1) < d また、この条件を満たした場合には、必要な用紙枚数が
m×n枚、のりしろの横幅がdx/(n−1)、縦幅が
dy/(m−1)となる。
【0033】次に、画像出力サービス5の実際の動作に
ついて説明する。まず、画像分割部53の動作について
説明するが、ここでは、簡単のため使用する用紙サイズ
が決定若しくは固定(例えば、A4用紙のみ使用する)
されているものとして説明する。
【0034】画像分割部53は、画像の分割と、のりし
ろ部分の合成を行うが、最初に図4を参照して画像分割
のための分割数決定の処理動作を説明する。図4は、画
像分割数決定の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【0035】画像分割部53は、動作を開始すると(ス
テップ101)、まず、画像の横分割数を算出する(ス
テップ102)。横分割数は、画像の横サイズAを用紙
の横サイズaで除した値を超えない最大の整数に1を加
算した値、つまり、INT(A÷a)+1(ただし、I
NTは引数を越えない最大の整数を返す関数)により算
出される。次に、算出した横分割数でののりしろ横幅d
x/(n−1)を算出し(ステップ103)、算出した
のりしろ横幅が最小値d未満であれば(ステップ104
でNO)、横分割数を1だけ増やし(ステップ10
5)、再びのりしろ横幅を算出する(ステップ10
3)。
【0036】算出したのりしろ横幅が最小値d以上であ
れば(ステップ104でYES)、横分割数を確定し、
続いて画像の縦分割数を算出する(ステップ106)。
縦分割数は、横分割数と同様に、画像の縦サイズBを用
紙の縦サイズbで除した値を超えない最大の整数に1を
加算した値、つまり、INT(B÷b)+1により算出
される。
【0037】続いて、算出した縦分割数でののりしろ縦
幅dy/(m−1)を算出し(ステップ107)、算出
したのりしろ縦幅が最小値d未満であれば(ステップ1
08でNO)、縦分割数を1だけ増やし(ステップ10
9)、再びのりしろ縦幅を算出する(ステップ10
7)。
【0038】算出したのりしろ縦幅が最小値d以上であ
れば(ステップ108でYES)、縦分割数を確定し、
のりしろの総面積を算出して(ステップ110)、処理
を終了する(ステップ111)。のりしろの総面積は、
(a×n×b×m)−(A×B)、つまり、使用する全
用紙の面積から画像の面積を減じることで算出される。
【0039】次に、画像分割部53によるのりしろ部分
の合成処理について説明する。のりしろ部分は、分割さ
れた画像が元の画像のどの位置にあるか、即ち、分割画
像が印刷された用紙が貼り合わされる際の位置に応じて
決定される。分割画像に合成するのりしろ部分には、パ
ターン1乃至4の4つのパターンがあり、パターン1は
図5(a)に示すのりしろ部分のないパターン、パター
ン2は図5(b)に示す上部(図中の斜線部)がのりし
ろとなるパターン、パターン3は図5(c)に示す左部
(図中の斜線部)がのりしろとなるパターン、パターン
4は図5(d)に示す上部と左部(図中の斜線部)がの
りしろとなるパターンである。
【0040】これらの各パターンは、例えば、図5
(e)に示すように画像が5×5の用紙に分割されて印
刷される場合には、領域(0,0)がパターン1、領域
(0,1)、(0,2)、(0,3)、(0,4)がパ
ターン2、領域(1,0)、(2,0)、(3,0)、
(4,0)がパターン3、その他の領域がパターン4と
なる。
【0041】ここで、図6を参照してのりしろパターン
決定の処理について説明する。図6は、のりしろパター
ン決定処理の流れを示すフローチャートである。
【0042】画像分割部53は、動作を開始すると(ス
テップ201)、まず、縦分割数m、横分割数nを取得
(確認)し(ステップ202)、変数iと変数jを0に
初期化する(ステップ203)。続いて、変数i、jの
値によって各領域ののりしろパターンを決定するが、最
初はi=j=0であるので(ステップ204、205、
206の各ステップでYES)、領域(i,j)、つま
り、領域(0,0)をパターン1と決定する(ステップ
207)。
【0043】次に、変数iの値をインクリメントし(ス
テップ208)、変数iが横分割数n未満である間(ス
テップ205でYES)、変数jが0の領域、つまり、
領域(i,0):ただし、iは0以外、をパターン3と
決定する(ステップ205でYES、ステップ206で
NO、ステップ209でYES、ステップ210、ステ
ップ208の繰り返し)。
【0044】変数iの値が横分割数n以上の値となると
(ステップ205でNO)、変数jの値をインクリメン
トするとともに変数iの値を0に初期化し(ステップ2
14)、変数jが縦分割数m未満である間(ステップ2
04でYES)、iが0の領域、つまり、領域(0,
j):ただし、jは0以外、をパターン2と決定し(ス
テップ205でYES、ステップ206でNO、ステッ
プ209でNO、ステップ211でYES、ステップ2
12)、それ以外の領域をパターン4と決定する(ステ
ップステップ205でYES、ステップ206でNO、
ステップ209でNO、ステップ211でNO、ステッ
プ213)。
【0045】このような処理を繰り返し、変数jの値が
縦分割数m以上の値となると(ステップ204でN
O)、パターン決定処理を終了する(ステップ21
5)。
【0046】次に、用紙サイズ決定部52の動作につい
て説明する。図7は、用紙サイズ決定部52の用紙サイ
ズ決定処理の流れを示すフローチャートである。
【0047】用紙サイズ決定部52は、処理を開始する
と(ステップ301)、画像出力装置6から印刷可能な
用紙の用紙サイズリストを取得する(ステップ30
2)。続いて、取得した用紙サイズリストにある全ての
用紙に対するのりしろ面積と分割数を画像分割部53に
算出させる(ステップ303)。画像分割部53がのり
しろ面積と分割数を算出するとその算出結果に基づいて
用紙サイズ決定部52が後述する評価関数fにより使用
する用紙サイズを決定し(ステップ304)、用紙サイ
ズ決定処理を終了する(ステップ305)。
【0048】表1は、画像分割部53によるのりしろ面
積と分割数の算出結果の一例を示したものである。ただ
し、ここでは画像の大きさを横840mm、縦1188
mm(A0相当)とし、のりしろの最小値を5mmとし
て算出している。
【0049】
【表1】 また、用紙サイズを決定する評価関数fは、式7で表さ
れる関数であり、この評価関数fが返す値が最も小さい
用紙を使用するように決定する。ただし、関数gは、全
用紙の中で何番目に総印刷枚数が少ないかを返す関数で
あり、関数hは、全用紙の中で何番目にのりしろ面積が
小さいかを返す関数である。
【0050】
【式7】f(i) = g(i)+h(i) 表2は、表1に示した各値に基づいて各関数(f、g、
h)から返された値を示したものである。この表2に示
した場合には、評価関数fが最も小さい値(2)を返し
ているA3縦の用紙が印刷に使用する用紙として決定さ
れる。
【0051】なお、評価関数fは、式7に示したものの
他、関数g、hに重み付けを行って総用紙枚数とのりし
ろ面積のいずれかを優先させるようにしてもよい。
【0052】
【表2】 次に、この発明に係る分割印刷方法および装置の第2の
実施例について説明する。この第2の実施例は、基本的
には上述の第1の実施例と同じ構成となるが、印刷用紙
を決定する際に、画像出力装置6に格納されている用紙
の残量が少ない場合は、当該用紙を印刷用紙の候補から
除外して使用する印刷用紙を決定するものである。した
がって、ここでは用紙サイズ決定処理以外の説明は省略
する。
【0053】図8は、第2の実施例における用紙サイズ
決定処理の流れを示すフローチャートである。
【0054】用紙サイズ決定部52は、処理を開始する
と(ステップ401)、画像出力装置6から印刷可能な
用紙の用紙サイズリストを取得する(ステップ40
2)。ここで、取得した用紙サイズリストに含まれる用
紙に残量の少ないものがあれば(ステップ403でYE
S)、当該用紙を用紙サイズリストから削除し(ステッ
プ404)、用紙サイズリストにある全ての用紙に対す
るのりしろ面積と分割数を画像分割部53に算出させる
(ステップ405)。画像分割部53がのりしろ面積と
分割数を算出するとその算出結果に基づいて用紙サイズ
決定部52が後述する評価関数fにより使用する用紙サ
イズを決定し(ステップ406)、用紙サイズ決定処理
を終了する(ステップ407)。
【0055】このように、第2の実施例においては、残
量の少ない用紙を印刷に使用する印刷用紙の候補から除
外するため、複数枚の用紙を使用する分割印刷処理にお
いても途中で用紙切れが生じることがなくなる。
【0056】次に、この発明に係る分割印刷方法および
装置の第3の実施例について説明する。この第3の実施
例においては、画像の分割や用紙の選択などの処理は、
上述の各実施例と同様であるので説明は省略し、第3の
実施例における特徴について説明する。
【0057】第3の実施例では、分割印刷した用紙のの
りしろ部分に、当該用紙が画像全体のどの位置に相当す
るかを示す符号を付加したものである。例えば、図9
(a)に示す全体画像500を構成する分割画像印刷用
紙501について説明すれば、同図(b)に示すように
そののりしろ部分(図中斜線部分、余白部)に符号50
2を付加する。これにより、ユーザは、分割画像が印刷
された複数の用紙を貼り合わせる際に、その順序を容易
に認識することができる。
【0058】なお、上述の各実施例においては、画像出
力サービス5で画像の分割を行ったが、画像出力装置に
当該構成を含めることも可能であり、この場合には、F
AX受信した画像に対しても分割印刷処理を施すことが
できる。また、ロール紙を任意の長さにカットして使用
することのできる機能を有している画像出力装置にこの
発明を適用した場合には、縦と横のいずれか一方ののり
しろ部分のみを計算すればよいことを付記しておく。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、印刷する画像と印刷に使用する用紙の用紙サイズに
基づいて画像の分割数とのりしろ領域を算出するように
構成したので、用紙よりも大きな画像を無駄な余白がな
い扱いやすい画像として印刷出力することができる。
【0060】また、上記構成に加え、複数の用紙に対し
て分割サイズとのりしろ領域を算出し、この算出結果に
基づいて最適な印刷用紙を選択するように構成したので
用紙の無駄を省き、効率よく分割印刷を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る分割印刷方法および装置を採用
した画像処理システムの構成を示したブロック図。
【図2】画像の分割とのりしろ部分を説明するための図
(1)。
【図3】画像の分割とのりしろ部分を説明するための図
(2)。
【図4】画像分割数決定の処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図5】のりしろパターンを示した図。
【図6】のりしろパターン決定処理の流れを示すフロー
チャート。
【図7】用紙サイズ決定処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図8】第2の実施例における用紙サイズ決定処理の流
れを示すフローチャート。
【図9】のりしろ部分に符号を付加した場合の印刷結果
を示した図。
【符号の説明】
1 クライアント 2 画像入力サービス 3 画像入力装置 4 記憶装置 5 画像出力サービス 6 画像出力装置 10 ネットワーク 21 画像入力装置制御部 22 一時記憶領域管理部 51 画像取得制御部 52 用紙サイズ決定部 53 画像分割部 54 画像出力装置制御部 100 画像処理システム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用紙よりも大きい画像を複数の画像
    に分割し、該分割した画像の少なくとも一部にのりしろ
    領域を作成して印刷する分割印刷方法において、 所望の大きさの印刷用紙を縦方向にm枚隣接して配置す
    るとともに横方向にn枚隣接して配置する領域が前記画
    像よりも大きくなり、且つ、mとnの値がそれぞれ最小
    となるように画像の縦分割数mおよび横分割数nの値を
    決定し、前記印刷用紙の縦方向の長さのm倍から前記画
    像の縦方向の長さを減じた値をm−1で除した値を縦方
    向ののりしろ幅とし、前記印刷用紙の横方向の長さのn
    倍から前記画像の横方向の長さを減じた値をn−1で除
    した値を横方向ののりしろ幅とすることを特徴とする分
    割印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記縦方向ののりしろ幅が予め設定した
    値よりも小さい場合には、前記画像の縦分割数mの値を
    1だけ増加させ、前記横方向ののりしろ幅が予め設定し
    た値よりも小さい場合には、前記画像の横分割数nの値
    を1だけ増加させることを特徴とする請求項1記載の分
    割印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記画像の縦分割数mおよび横分割数n
    を複数種類の用紙の用紙サイズ毎に決定し、該用紙サイ
    ズ毎に決定した縦分割数mおよび横分割数nの値に基づ
    いて、画像を印刷する用紙を決定することを特徴とする
    請求項1記載の分割印刷方法。
  4. 【請求項4】 前記縦方向および横方向ののりしろ幅に
    基づいて算出されるのりしろ領域の面積を複数種類の用
    紙の用紙サイズ毎に算出し、該用紙サイズ毎に算出した
    のりしろ領域の面積に基づいて、画像を印刷する用紙を
    決定することを特徴とする請求項1または3記載の分割
    印刷方法。
  5. 【請求項5】 前記分割した画像に合成されるのりしろ
    領域に、該分割した画像が全画像中のいずれの領域に相
    当する画像であるかを示す符号を印刷することを特徴と
    する請求項1記載の分割印刷方法。
  6. 【請求項6】 印刷用紙よりも大きい画像を複数の画像
    に分割して印刷する分割印刷装置において、 所望の大きさの印刷用紙を縦方向にm枚隣接して配置す
    るとともに横方向にn枚隣接して配置する領域が前記画
    像よりも大きくなり、且つ、mとnの値がそれぞれ最小
    となるように画像の縦分割数mおよび横分割数nの値を
    決定し、前記印刷用紙の縦方向の長さのm倍から前記画
    像の縦方向の長さを減じた値をm−1で除した値を縦方
    向ののりしろ幅とし、前記印刷用紙の横方向の長さのn
    倍から前記画像の横方向の長さを減じた値をn−1で除
    した値を横方向ののりしろ幅として算出するのりしろ領
    域作成手段と、 前記のりしろ領域作成手段により算出された縦方向およ
    び横方向ののりしろ幅に基づいて分割した画像の少なく
    とも一部にのりしろ領域を合成して印刷する印刷手段と
    を具備することを特徴とする分割印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記のりしろ領域作成手段は、 前記縦方向ののりしろ幅が予め設定した値よりも小さい
    場合には、前記画像の縦分割数mの値を1だけ増加さ
    せ、前記横方向ののりしろ幅が予め設定した値よりも小
    さい場合には、前記画像の横分割数nの値を1だけ増加
    させることを特徴とする請求項6記載の分割印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記のりしろ領域作成手段に前記画像の
    縦分割数mおよび横分割数nを複数種類の用紙の用紙サ
    イズ毎に決定させ、該用紙サイズ毎に決定された縦分割
    数mおよび横分割数nの値に基づいて、画像を印刷する
    用紙を決定する用紙サイズ決定手段をさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項6記載の分割印刷装置。
  9. 【請求項9】 前記のりしろ領域作成手段に前記縦方向
    および横方向ののりしろ幅に基づいて算出されるのりし
    ろ領域の面積を複数種類の用紙の用紙サイズ毎に算出さ
    せ、該用紙サイズ毎に算出されたのりしろ領域の面積に
    基づいて、画像を印刷する用紙を決定する用紙サイズ決
    定手段をさらに具備することを特徴とする請求項6記載
    の分割印刷装置。
  10. 【請求項10】 前記のりしろ領域作成手段は、 前記分割した画像に合成されるのりしろ領域に、該分割
    した画像が全画像中のいずれの領域に相当する画像であ
    るかを示す符号を付加することを特徴とする請求項6記
    載の分割印刷装置。
JP11044895A 1999-02-23 1999-02-23 分割印刷方法および装置 Pending JP2000238364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11044895A JP2000238364A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 分割印刷方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11044895A JP2000238364A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 分割印刷方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000238364A true JP2000238364A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12704230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11044895A Pending JP2000238364A (ja) 1999-02-23 1999-02-23 分割印刷方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000238364A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065671A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Fujifilm Corp 画像分割装置および方法並びにプログラム
KR100823967B1 (ko) * 2005-09-26 2008-04-22 후지필름 가부시키가이샤 화상 분할 장치 및 화상 분할 방법
US8390871B2 (en) 2007-03-28 2013-03-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and computer readable medium
JP2015082059A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 位置決めシート及び画像形成装置
JP2018122475A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100823967B1 (ko) * 2005-09-26 2008-04-22 후지필름 가부시키가이샤 화상 분할 장치 및 화상 분할 방법
JP2008065671A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Fujifilm Corp 画像分割装置および方法並びにプログラム
US8390871B2 (en) 2007-03-28 2013-03-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and computer readable medium
JP2015082059A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 位置決めシート及び画像形成装置
JP2018122475A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1258828B1 (en) Just-in-time raster image assembly
US7999968B2 (en) Apparatus, method and computer program product for processing document images of various sizes and orientations
JPH11119955A (ja) 印刷処理装置
JP6834621B2 (ja) 情報処理装置、プログラム及び印刷システム
US20030007167A1 (en) Seamless multi-page spreads
JP2000238364A (ja) 分割印刷方法および装置
US8169627B2 (en) Image outputting system
JP2002132478A (ja) 印刷システム、印刷システムのコントローラ、および印刷システムの印刷機、並びに印刷システムのコントローラ制御方法、記録媒体並びにプログラム
JP3598796B2 (ja) 印刷装置、印刷制御方法および印刷制御プログラムを記録した記録媒体
US8854693B2 (en) Image editing apparatus, image editing method, and recording medium
JP4182895B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成支援装置
JP4336470B2 (ja) 描画制御装置および描画制御方法およびプログラム
JPH063802A (ja) ページ面付け方法およびその装置
JP4270044B2 (ja) 画像形成装置、画像制御方法及び画像制御プログラム
JP2005043452A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP4400265B2 (ja) 画像形成支援装置、画像形成支援方法、及び画像形成支援システム
JP2022172702A (ja) 印刷システムならびにプログラム及び印刷システムの制御方法
JP3616537B2 (ja) 印刷装置の制御装置
JP4428094B2 (ja) 画像記録制御装置及び画像形成システム
JP2024014317A (ja) 画像配置装置及び画像形成装置、画像配置方法並びに画像配置プログラム
JP2007261105A (ja) 印刷制御装置および印刷制御プログラム
JP2000259384A (ja) 印刷システム
JP2005258960A (ja) 印刷制御装置及び方法
JPS63112164A (ja) フオ−ムオ−バレイ制御方式
JP4182903B2 (ja) 画像処理装置