JPH0728894A - 工程設計装置 - Google Patents

工程設計装置

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JPH0728894A
JPH0728894A JP19413793A JP19413793A JPH0728894A JP H0728894 A JPH0728894 A JP H0728894A JP 19413793 A JP19413793 A JP 19413793A JP 19413793 A JP19413793 A JP 19413793A JP H0728894 A JPH0728894 A JP H0728894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
condition table
unit
processing
designing
Prior art date
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Pending
Application number
JP19413793A
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English (en)
Inventor
Takashi Sekiguchi
隆 関口
Kazunori Yasumoto
和則 安本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP19413793A priority Critical patent/JPH0728894A/ja
Publication of JPH0728894A publication Critical patent/JPH0728894A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工程進行表の作成を効率的に行うことができ
る工程設計装置を提供する。 【構成】 複数の素材に対して複数の工程を施す仕事に
ついての工程進行表を作成する。複数の素材のそれぞれ
に対して実行すべき個々の工程を系統立てて並べること
により定義される複数種類の工程パターン1〜4を、工
程パターン記憶部10に用意しておく。工程設計者が、
入力部40から指示を与えると、パターン選択部20
は、工程パターン1〜4のうちの1つを選択する。条件
テーブル設定部30は、入力部40からの工程設計者の
入力に基づいて、選択された工程パターンにおいて定義
された個々の工程について、各素材ごとに、必要か否か
を示す条件テーブルを設定する。工程設計部50は、選
択されたパターンに、設定された条件テーブルを適用し
て、必要な工程のみからなる工程進行表を自動作成し、
ディスプレイまたはプリンタに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工程設計装置、特に、複
数の工程からなる仕事について、コンピュータを利用し
て工程設計を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の工程からなる仕事を行う場合、ど
の工程をどのような順序で行うかを決める工程設計が必
要になる。たとえば、印刷の分野では、もとになる原稿
に基づいて様々な工程を実行し、原版の作成を行った上
で印刷が行われる。近年の印刷工程では、印刷対象とな
る各素材は、画像と文字と線画とに分けて取り扱われ、
コンピュータを利用した集版処理が行われる。すなわ
ち、写真などの階調をもった素材については画像として
の取扱いがなされ、通常は、カラースキャナ装置によっ
て画像データとしての入力が行われ、コンピュータを利
用して割付処理や切抜処理が実行される。一方、文字と
して取り扱われる素材については、文字コードの形式で
入力が行われた後、コンピュータを利用して組版の指定
処理、貼込処理、網ふせ処理などが実行される。また、
階調をもたない二値画像からなる素材については線画と
しての取扱いがなされ、モノクロスキャナ装置によって
線画データとしての入力が行われた後、コンピュータを
利用して割付処理や網ふせ処理が実行される。
【0003】通常、1枚の印刷物の中には種々の素材が
混じり合っており、上述したように、印刷対象となる素
材が、画像/文字/線画のいずれであるかによって異な
る工程を実行する必要がある。しかも、各工程の作業は
多数の作業者によって分担され、並行して進行するのが
一般的である。このため、実際の作業に取り掛かる前
に、工程設計を行っておく必要がある。このような工程
設計は、実際には、各素材に対してどの工程をどの順序
で実行するかを示した工程進行表を作成することにより
なされている。通常は、個々の工程をブロックで示した
流れ図の形式の工程進行表が作成され、各作業者は、こ
の工程進行表に基づいてそれぞれの工程作業を実行する
ことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した工程進行表の
作成は、従来、熟練者の手作業によって行われてきた。
すなわち、各工程の作業内容を熟知したベテランが、個
々のケースについて独自の判断によって工程設計を行
い、工程進行表の作成を行うことになる。ところが、こ
のような手作業による工程設計は、極めて能率が悪く、
多大な労力と時間を必要とする。
【0005】そこで本発明は、工程進行表の作成を効率
的に行うことができる工程設計装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 本願第1の発明は、複数の工程からなる仕事につ
いての工程設計を行う工程設計装置において、実行すべ
き個々の工程を系統立てて並べることにより定義される
工程パターンを、複数種類記憶した工程パターン記憶部
と、この工程パターン記憶部内に記憶されている複数種
類の工程パターンに対して、外部からの指示に基づいて
選択を行うパターン選択部と、このパターン選択部によ
って選択された工程パターンにおいて定義された個々の
工程について、外部からの指示に基づいて必要か否かを
示す条件テーブルを設定する条件テーブル設定部と、パ
ターン選択部によって選択された工程パターンと条件テ
ーブル設定部によって設定された条件テーブルとに基づ
いて、工程設計を行う工程設計部と、を設けたものであ
る。
【0007】(2) 本願第2の発明は、複数の素材に対
して複数の工程を施す仕事についての工程設計を行う工
程設計装置において、複数の素材のそれぞれに対して実
行すべき個々の工程を系統立てて並べることにより定義
される工程パターンを、複数種類記憶した工程パターン
記憶部と、この工程パターン記憶部内に記憶されている
複数種類の工程パターンに対して、外部からの指示に基
づいて選択を行うパターン選択部と、このパターン選択
部によって選択された工程パターンにおいて定義された
各素材ごとの個々の工程について、外部からの指示に基
づいて必要か否かを示す条件テーブルを設定する条件テ
ーブル設定部と、このパターン選択部によって選択され
た工程パターンと条件テーブル設定部によって設定され
た条件テーブルとに基づいて、工程設計を行う工程設計
部と、を設けたものである。
【0008】
【作 用】本願発明に係る工程設計装置では、工程パタ
ーン記憶部内に、予め基本的な工程パターンが複数種類
用意されている。工程設計を行う者は、対象となる仕事
に応じて、用意されたパターンの中から最も適当なもの
を選択すればよい。しかも、条件テーブル設定部に対し
て要否の設定を行うことにより、選択した基本的な工程
パターンをカスタマイズし、特定の仕事に適応した工程
進行表を自動的に作成することが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明に係る工程設計装置の基本構成
を示すブロック図である。この装置の基本となる構成要
素は、工程パターン記憶部10、パターン選択部20、
条件テーブル設定部30、入力部40、工程設計部5
0、である。工程パターン記憶部10には、予め用意さ
れた工程パターンが複数種類記憶されている。この工程
パターンは、実行すべき個々の工程を系統立てて並べた
パターンであり、この実施例では、説明の便宜上、4つ
の工程パターン1〜4が記憶された単純な例について以
下の説明を行う。パターン選択部20は、この工程パタ
ーン記憶部10内に記憶されている複数種類の工程パタ
ーンに対して、外部からの指示に基づいて選択を行う機
能を有し、条件テーブル設定部30は、パターン選択部
20によって選択された工程パターンにおいて定義され
た個々の工程について、外部からの指示に基づいて必要
か否かを示す条件テーブルを設定する機能を有する。ま
た、入力部40は、パターン選択部20および条件テー
ブル設定部30に対して与えるべき外部からの指示を入
力する機能を有する。工程設計部50は、パターン選択
部20によって選択された工程パターンと条件テーブル
設定部30によって設定された条件テーブルとに基づい
て工程設計を行い、その結果を工程進行表という形式で
出力する機能を有する。
【0010】この図1に示す各構成要素は、この装置を
機能ごとにブロック化したものであり、実際のハードウ
エア構成は必ずしもこのような構成要素に分解されるも
のではない。実用上は、この装置全体は汎用のコンピュ
ータに専用のソフトウエアを搭載することにより実現さ
れる。この場合、パターン選択部20,条件テーブル設
定部30,工程設計部50は、この汎用コンピュータの
CPUおよびソフトウエアプログラムによって実現さ
れ、工程パターン記憶部10はこのコンピュータの外部
または内部記憶装置によって実現され、入力部40はこ
のコンピュータに接続されたキーボードやマウスなどの
入力機器によって実現されることになる。また、工程設
計部50は、工程進行表を出力するためのディスプレイ
やプリンタを含むことになる。
【0011】この実施例では、この工程設計装置を、印
刷の分野で用いる場合を例にとって説明を行う。ここで
は、より具体的に、図2に示すような印刷物の印刷を行
う場合を考える。この印刷物は、6つの素材P1〜P6
によって構成されている。素材P1〜P4は商品のカラ
ー写真から構成されており、通常は、画像データとして
取り込まれて処理される。素材P5は「SALE」なる
文字から構成され、通常は、文字データとして取り込ま
れて処理される。また、素材P6はロゴマークから構成
されており、通常は、線画データとして取り込まれて処
理される。
【0012】さて、図1に示す工程パターン記憶部10
内には、4つの工程パターン1〜4が記憶されている。
これらのパターンは、実行すべき個々の工程をブロック
で示し、このブロックを流れ図の形式で並べたパターン
である。図3〜図6に、これらのパターンの具体例を示
す。図3はパターン1の具体例を示すものであり、ステ
ップS1において「画像処理その1」を、ステップS2
において「文字処理」を、ステップS3において「線画
処理その1」を、それぞれ並行して実行し、最後に確認
処理ステップS4を実行するような工程設計を示すもの
である。図4はパターン2の具体例を示すものであり、
パターン1におけるステップS2の「文字処理」を省略
したものである。一方、図5はパターン3の具体例を示
すものであり、ステップS5において「画像処理その
2」を、ステップS2において「文字処理」を、ステッ
プS6において「線画処理その2」を、それぞれ並行し
て実行し、最後に確認処理ステップS4を実行するよう
な工程設計を示すものである。図6はパターン4の具体
例を示すものであり、パターン3におけるステップS2
の「文字処理」を省略したものである。
【0013】上述のパターンにおいてブロックで示され
た各ステップS1〜S6の詳細な作業内容を図7〜図1
2に示す。図7に示すステップS1の「画像処理その
1」の作業内容は、各素材ごとに「カラースキャナ入
力」を行った後、「割付処理」を行い、最後に「切抜処
理」を行うものである。図では、3つの素材〜につ
いてこれらの作業を並行して実行する例が示されている
が、このステップS1の処理は、一般にn個の素材のそ
れぞれについて、「カラースキャナ入力」、「割付処
理」、「切抜処理」を並行して行うものである。前述し
たように、画像処理の対象となる素材は、カラー写真の
ような階調をもった絵柄である。「カラースキャナ入
力」は、たとえば、ドラムスキャナ装置などを用いて、
このカラー写真上の絵柄を各色ごとに走査して、ラスタ
ー画像データとして取り込む処理である。また、「割付
処理」は、割付ステーション(CAD装置)を用いて、
「カラースキャナ入力」によって取り込んだ画像を、デ
ィスプレイ上に表示させながら、所定位置に、所定の向
き、所定倍率で割り付ける処理であり、「切抜処理」
は、切抜ステーション(CAD装置)を用いて、「カラ
ースキャナ入力」によって取り込んだ画像を、ディスプ
レイ上に表示させながら、この画像の絵柄の部分を背景
の部分から切り抜く処理である。
【0014】これに対して、図8に示すステップS5の
「画像処理その2」の作業内容は、各素材ごとに「カラ
ースキャナ入力」を行った後、一括して「割付/切抜処
理」を行うものである。ステップS1の「画像処理その
1」が、「カラースキャナ入力」、「割付処理」、「切
抜処理」のすべてについて、各素材ごとに独立して、か
つ、並行して行うのに対し、ステップS2の「画像処理
その2」では、「カラースキャナ入力」だけが各素材ご
とに独立して行われ、「割付処理」および「切抜処理」
は同一のステーションにおいて一括して行われることに
なる。「画像処理その1」と「画像処理その2」とのい
ずれが効率的であるかは、与えられた素材の数、使用可
能なステーションの数、従事できる作業者の数、などを
考慮して決定される。
【0015】図9に示すステップS3の「線画処理その
1」の作業内容は、各素材ごとに「モノクロスキャナ入
力」を行った後、「割付処理」を行い、最後に「網ふせ
処理」を行うものである。図では、3つの素材〜に
ついてこれらの作業を並行して実行する例が示されてい
るが、このステップS3の処理は、一般にn個の素材の
それぞれについて、「モノクロスキャナ入力」、「割付
処理」、「網ふせ処理」を並行して行うものである。前
述したように、線画処理の対象となる素材は、ロゴマー
クのような階調をもたないモノクロの二値画像である。
「モノクロスキャナ入力」は、たとえば、フラットベッ
ドスキャナ装置などを用いて、この二値画像を走査し
て、ラスター型の二値画像データとして取り込む処理で
ある。また、「割付処理」は、割付ステーション(CA
D装置)を用いて、「モノクロスキャナ入力」によって
取り込んだ画像を、ディスプレイ上に表示させながら、
所定位置に、所定の向き、所定倍率で割り付ける処理で
あり、「網ふせ処理」は、網ふせステーション(CAD
装置)を用いて、「モノクロスキャナ入力」によって取
り込んだ画像を、ディスプレイ上に表示させながら、こ
の画像の絵柄の所定の閉領域内に網ふせを行う処理であ
る。
【0016】これに対して、図10に示すステップS6
の「線画処理その2」の作業内容は、各素材ごとに「モ
ノクロスキャナ入力」を行った後、一括して「割付/網
ふせ処理」を行うものである。ステップS3の「線画処
理その1」が、「モノクロスキャナ入力」、「割付処
理」、「網ふせ処理」のすべてについて、各素材ごとに
独立して、かつ、並行して行うのに対し、ステップS6
の「線画処理その2」では、「モノクロスキャナ入力」
だけが各素材ごとに独立して行われ、「割付処理」およ
び「網ふせ処理」は同一のステーションにおいて一括し
て行われることになる。「線画処理その1」と「線画処
理その2」とのいずれが効率的であるかは、やはり、与
えられた素材の数、使用可能なステーションの数、従事
できる作業者の数、などを考慮して決定される。
【0017】図11に示すステップS2の「文字処理」
の作業内容は、対象となる文字列を所定の文字コードと
して入力する「文字入力」の作業と、これら各文字列に
ついての書体や文字の大きさ、字間、行ピッチなどを指
定する「組版指定処理」と、を並行して行った後、「貼
込処理」、「データ変換処理」、「網ふせ処理」を、こ
の順序で行うものである。ここで、「貼込処理」は、貼
込ステーション(CAD装置)を用いて、入力した文字
列をディスプレイ画面上の所定位置に貼り込んでゆく処
理であり、「データ変換処理」は、貼り込みの終了した
文字列について、コード形式のデータからラスター形式
のデータに変換する処理(いわゆるRIP変換処理)で
あり、「網ふせ処理」は、網ふせステーション(CAD
装置)を用いて、ディスプレイ画面上の文字列に対して
網ふせを行う処理である。
【0018】図12に示すステップS4の「確認処理」
の作業内容は、画像、文字、線画として別個に処理され
てきた各素材について、1枚の印刷物上に印刷できるよ
うに合成する「合成処理」を行った後、「プリンタ出力
処理」を行って校正刷りを出力させる処理である。
【0019】以上、図7〜図12を参照して、各ステッ
プS1〜S6の詳細な作業内容を説明したが、これらの
各作業内容は、図3〜図6に示す工程パターン1〜4内
の対応するブロック内にあてはめられるものであり、各
ステップS1〜S6は、これらのパターンの一部をなす
ものである。なお、実際には、これらのパターンは所定
の言語によって記述され、記憶部10内に記憶されるこ
とになる。また、本実施例では、説明の便宜上、比較的
単純な作業内容をもったパターンを4つだけ用意した例
を示すが、実際には、より複雑な作業内容をもったパタ
ーンが多数用意されることになる。これは、今まで手作
業で工程設計を行っていた熟練者が、これまでの経験に
基づいて必要と思われるパターンを用意すればよい。
【0020】次に、図2に示すような印刷物を作成する
具体的な例について、どのようにして工程設計が行われ
るかを説明する。通常、顧客から図2に示すような印刷
物を作成するような依頼を受ける場合、この印刷物のラ
フなスケッチを示した割付指定紙と、各素材ごとの原稿
とを受け取ることになる。工程設計者は、このような依
頼を受けると、まず入力部40からパターン選択部20
に対して所定の指示を与え、工程パターン記憶部10内
に用意されている4つのパターン1〜4のうちのいずれ
か1つを選択する。この4つのパターンは、それぞれ特
徴をもっている。具体的には、パターン1およびパター
ン3は「文字処理」(ステップS2)を含んでいるのに
対し、パターン2およびパターン4は「文字処理」を含
まない。したがって、依頼を受けた印刷物が、「文字処
理」の不要な印刷物であった場合には、パターン2また
はパターン4を選択すればよいことになる。なお、ここ
で、「文字処理」が不要な印刷物とは、必ずしも「文字
を含まない印刷物」だけを意味するものではない。文字
を含んでいても、印刷で表現されるべき高品質をもって
その文字を印刷した台紙が顧客側から提供されるのであ
れば、その文字については、あらためて組版指定などを
行う必要はないので、通常の文字としてではなく、線画
として取り扱うことができる。この場合は、「文字処
理」が不要のパターンであるパターン2またはパターン
4を選択することができる。ここで、パターン2を選択
するか、パターン4を選択するかは、「画像処理その
1」と「画像処理その2」とのいずれが効率的である
か、および「線画処理その1」と「線画処理その2」と
のいずれが効率的であるか、を考慮して決定する。具体
的には、前述したように、与えられた素材の数、使用可
能なステーションの数、従事できる作業者の数、などを
考慮して決定することになる。
【0021】いずれにせよ、工程設計者は、依頼を受け
た仕事に最も適したパターンを1つだけ選択することに
なる。ここでは、図2に示す印刷物における6つの素材
P1〜P6のうち、素材P1〜P4については商品写真
が顧客から提供されており、素材P5については、高品
質な「SALE」なる文字列を配した台紙が顧客から提
供されており、素材P6についても線画としてロゴマー
クが描かれた台紙が顧客から提供されているものとし
て、以下の説明を行う。このような場合、素材P1〜P
4については画像としての取扱いを行い、素材P5,P
6については線画としての取扱いを行うのが良い。そこ
で、ここでは、工程設計者が、入力部40からパターン
2(図4)を選択する旨の指示を与えたものとする。こ
のとき、工程設計者は、各素材の数についても入力す
る。すなわち、この例の場合、画像の素材が4点、線画
の素材が2点という情報を入力することになる。このよ
うな入力に応じて、パターン選択部20は、工程パター
ン記憶部10からパターン2を選択し、その旨を条件テ
ーブル設定部30へ伝える。
【0022】条件テーブル設定部30は、この選択され
たパターン2において定義された個々の工程について、
各素材ごとに、それぞれ必要か否かを示す条件テーブル
を設定する処理を行う。すなわち、パターン2は、図4
に示すように、ステップS1の「画像処理その1」と、
ステップS3の「線画処理その1」と、ステップS4の
「確認処理」と、によって構成されるので、これらの各
処理を構成する個々の工程について、各素材ごとに必要
か否かを示す条件テーブルを設定することになる。具体
的には、「画像処理その1」については、図13に示す
ような条件テーブルが設定され、「線画処理その1」に
ついては、図14に示すような条件テーブルが設定され
る。なお、この実施例では、「確認処理」については、
各工程が常に必要な処理となるため、条件テーブルの設
定は省略している。
【0023】図13に示す「画像処理その1」について
の条件テーブルの意味するところは、図7に示す「画像
処理その1」の作業内容を参照すれば理解できよう。上
述したように、画像処理の対象となる素材は、素材P1
〜P4の4点であり、これらに対して、用意された基本
的パターンでは、「カラースキャナ入力」、「割付処
理」、「切抜処理」が実行されることになっている。そ
こで、図13に示すような条件テーブルを設定すればよ
い。この条件テーブルにおいて、「○」はその工程が必
要であることを示し、「×」はその工程が不要であるこ
とを示している。このような条件テーブルの設定を行う
には、たとえば、「○」や「×」の欄が空白の状態のテ
ーブルをディスプレイ上に表示させた上で、各空欄に、
「○」または「×」のいずれかを工程設計者に入力させ
るような方法を採ればよい。図13に示す条件テーブル
の例では、素材P4についての「カラースキャナ入力」
を不要とする設定が行われている。これは、たとえば、
素材P4が、商品写真として提供されたのではなく、フ
ロッピディスク内に収容されたラスターデータとして提
供されたような場合の設定を示している。すなわち、素
材P1〜P3については、商品写真の形式で提供された
ために「カラースキャナ入力」の工程が必要であるが、
素材P4については、既に「カラースキャナ入力」後の
ラスターデータの形式として提供されているため、この
工程は不要になる。また、「切抜処理」についても必要
なものと不要なものとがあるが、これは背景を入れるか
否かの顧客の指示に基づいて決定される条件である。た
とえば、素材P1,P2については絵柄だけを印刷して
背景は削除するような指示が与えられ、素材P3,P4
については背景ごと印刷するような指示が与えられてい
る場合には、工程設計者は、図13に示すような「切抜
処理」についての条件設定を行えばよい。
【0024】同様に、図14に示す「線画処理その1」
についての条件テーブルの意味するところは、図9に示
す「線画処理その1」の作業内容を参照すれば理解でき
よう。上述したように、線画処理の対象となる素材は、
素材P5,P6の2点であり、これらに対して、用意さ
れた基本的パターンでは、「モノクロスキャナ入力」、
「割付処理」、「網ふせ処理」が実行されることになっ
ている。そこで、図14に示すような条件テーブルによ
り、各処理が必要か否かを設定すればよい。この例で
は、「網ふせ処理」は素材P6に対してのみ行われるこ
とになる。
【0025】工程設計者によって、このような条件テー
ブルの設定が完了すると、あとは工程設計部50によっ
て、工程進行表の作成が自動的に行われる。すなわち、
工程設計部50は、パターン選択部20によって選択さ
れたパターンと、条件テーブル設定部30において設定
された条件テーブルとに基づいて、工程進行表を作成す
るのである。上述の例の場合、図15に示すような工程
進行表が作成されることになる。このような工程進行表
は、図4に示すパターン2の各ブロック内に、各ステッ
プの作業内容を素材数を考慮してあてはめ、条件テーブ
ルにおいて「×」が設定された工程を省略することによ
り得られる。こうして得られた工程進行表は、ディスプ
レイ上に表示され、あるいはプリンタによって紙面上に
出力される。このように、本発明に係る工程設計装置を
用いれば、これまで手作業で作成していた工程進行表
を、非常に簡単な入力操作を行うだけで自動的に作成す
ることができるようになる。
【0026】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。特
に、上述の実施例では、印刷の分野に本発明を適用した
例を示したが、本発明は印刷の分野だけに限らず、あら
ゆる分野に適用可能である。
【0027】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る工程設計装置
によれば、予め用意したパターンに所定の条件設定を行
うことにより工程進行表を自動作成させるようにしたた
め、工程進行表の作成を効率的に行うことができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工程設計装置の基本構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明に係る工程設計装置によって工程進行表
を作成する対象となる印刷物の一例を示す図である。
【図3】図1に示す工程設計装置に用意されている工程
パターン1を示す流れ図である。
【図4】図1に示す工程設計装置に用意されている工程
パターン2を示す流れ図である。
【図5】図1に示す工程設計装置に用意されている工程
パターン3を示す流れ図である。
【図6】図1に示す工程設計装置に用意されている工程
パターン4を示す流れ図である。
【図7】図3および図4に示されているステップS1
「画像処理その1」の詳細な作業内容を示す流れ図であ
る。
【図8】図5および図6に示されているステップS5
「画像処理その2」の詳細な作業内容を示す流れ図であ
る。
【図9】図3および図4に示されているステップS3
「線画処理その1」の詳細な作業内容を示す流れ図であ
る。
【図10】図5および図6に示されているステップS6
「線画処理その2」の詳細な作業内容を示す流れ図であ
る。
【図11】図3および図5に示されているステップS2
「文字処理」の詳細な作業内容を示す流れ図である。
【図12】図3〜図6に示されているステップS4「確
認処理」の詳細な作業内容を示す流れ図である。
【図13】「画像処理その1」について設定された条件
テーブルの一例を示す図である。
【図14】「線画処理その1」について設定された条件
テーブルの一例を示す図である。
【図15】図1に示す工程設計装置によって自動作成さ
れた工程進行表の一例を示す図である。
【符号の説明】
1〜4…工程パターン 10…工程パターン記憶部 20…パターン選択部 30…条件テーブル設定部 40…入力部 50…工程設計部 P1〜P6…素材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の工程からなる仕事についての工程
    設計を行う装置であって、 実行すべき個々の工程を系統立てて並べることにより定
    義される工程パターンを、複数種類記憶した工程パター
    ン記憶部と、 前記工程パターン記憶部内に記憶されている複数種類の
    工程パターンに対して、外部からの指示に基づいて選択
    を行うパターン選択部と、 前記パターン選択部によって選択された工程パターンに
    おいて定義された個々の工程について、外部からの指示
    に基づいて必要か否かを示す条件テーブルを設定する条
    件テーブル設定部と、 前記パターン選択部によって選択された工程パターンと
    前記条件テーブル設定部によって設定された条件テーブ
    ルとに基づいて、工程設計を行う工程設計部と、 を備えることを特徴とする工程設計装置。
  2. 【請求項2】 複数の素材に対して複数の工程を施す仕
    事についての工程設計を行う装置であって、 複数の素材のそれぞれに対して実行すべき個々の工程を
    系統立てて並べることにより定義される工程パターン
    を、複数種類記憶した工程パターン記憶部と、 前記工程パターン記憶部内に記憶されている複数種類の
    工程パターンに対して、外部からの指示に基づいて選択
    を行うパターン選択部と、 前記パターン選択部によって選択された工程パターンに
    おいて定義された各素材ごとの個々の工程について、外
    部からの指示に基づいて必要か否かを示す条件テーブル
    を設定する条件テーブル設定部と、 前記パターン選択部によって選択された工程パターンと
    前記条件テーブル設定部によって設定された条件テーブ
    ルとに基づいて、工程設計を行う工程設計部と、 を備えることを特徴とする工程設計装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039617A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Incs Inc 工程設計業務を支援する方法および装置
JP2008097458A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Nippon Steel Corp プラント操業支援装置、プラント操業支援方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体

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