JPH05225204A - 生産機械の稼働予定立案装置 - Google Patents

生産機械の稼働予定立案装置

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JPH05225204A
JPH05225204A JP5944192A JP5944192A JPH05225204A JP H05225204 A JPH05225204 A JP H05225204A JP 5944192 A JP5944192 A JP 5944192A JP 5944192 A JP5944192 A JP 5944192A JP H05225204 A JPH05225204 A JP H05225204A
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JP5944192A
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Yoshiji Morioke
義嗣 森桶
Takuo Hida
拓郎 飛田
Eiko Fujimoto
永子 藤本
Yuji Kase
雄司 嘉瀬
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理対象となる品目に難易度の差があって
も、最適の予定立案を行うことができる生産機械の稼働
予定立案装置を提供する。 【構成】 品目データ記憶部11には、各品目ごとの処
理内容を示す品目データが用意され、準備時間データ記
憶部12には、生産機械に特定の処理内容を実行させる
ときに必要な標準準備時間データが用意され、処理速度
データ記憶部13には、生産機械に特定の処理内容を実
行させたときの標準処理速度データが用意される。ま
た、難易度データ記憶部14には、実際の処理を行うご
とに、各品目についての難易度が蓄積される。標準準備
時間データと標準処理速度データとは蓄積された難易度
によって補正される。演算処理装置20は補正されたデ
ータを参照して予定立案を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生産機械の稼働予定立案
装置、特に、処理対象となる複数の品目を、複数の生産
機械を動作させて順次処理するための予定を立案する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の生産工程では、それぞれ処理能力
が異なった生産機械を複数台同時に用い、いくつもの品
目をそれぞれの生産機械に割り当てて処理することが一
般に行われている。たとえば、印刷物の処理では、種々
の大きさ、種々の色をもった印刷物の印刷が複数の印刷
機で処理される。この場合、最も効率良く印刷機を稼働
させるために、どの印刷機でどの品目をどの順番で処理
するかという予定を立案する必要がある。特に、雑誌の
印刷物では、発刊時期が定まっているため、納期の条件
を最優先させて予定を組まなければならない。また、各
印刷機ごとに処理能力が異なるため、その機械の能力を
十分に活用できるような予定を組まなければならない。
たとえば、4色までの印刷を行う能力のある印刷機で
は、2色刷りの品目を処理させるより、4色刷りの品目
を処理させた方が効率的である。
【0003】たとえば、特開平3−32556号公報に
は、処理対象となる複数の品目を複数の生産機械を動作
させて順次処理するための予定を、自動的に立案する予
定立案装置が開示されている。この予定立案装置では、
各生産機械固有の処理能力に関する処理能力データを予
め用意しておき、この処理能力データを参照しながら最
適な予定立案を行う機能を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の稼働予定立案装置では、各生産機械固有の処理能力に
関する処理能力データが予め用意される。たとえば、特
定の生産機械を用いて特定の処理内容を実行させる場
合、準備時間はどの程度必要であり、処理速度はどの程
度であるか、といったデータが予め用意される。このデ
ータに基づいて、各生産機械に特定の処理を割り当てた
場合の処理完了時間を予測することができ、効率的な予
定立案を行うことができる。しかしながら、予め用意さ
れた処理能力データは、いわば標準的なデータであり、
この標準的なデータに基づいて予測した処理完了時間
は、必ずしも実際の処理完了時間には一致しない。品目
によっては、準備に非常に時間がかかるものもあり、処
理に非常に時間がかかるものもある。特に印刷の分野で
は、同じ処理内容であっても、品目によって処理の難易
度に大きな差が生じる。従来の稼働予定立案装置は、こ
のような各品目についての難易度を考慮していないた
め、処理完了時間の予測に誤差が生じるという問題があ
る。
【0005】そこで本発明は、処理対象となる品目に難
易度の差があっても、最適の予定立案を行うことができ
る生産機械の稼働予定立案装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、処理対象とな
る複数の品目を、複数の生産機械を動作させて順次処理
するために、生産機械の稼働予定を立案する装置におい
て、各品目ごとの処理内容を示す品目データを記憶する
品目データ記憶部と、生産機械に特定の処理内容を実行
させるときに必要な標準準備時間を、各生産機械ごと
に、かつ、各処理内容ごとに、それぞれ定義した準備時
間データ、を記憶する準備時間データ記憶部と、生産機
械に特定の処理内容を実行させたときの標準処理速度
を、各生産機械ごとに、かつ、各処理内容ごとに、それ
ぞれ定義した処理速度データ、を記憶する処理速度デー
タ記憶部と、標準準備時間と標準処理速度とに対して補
正を行うための難易度データを記憶する難易度データ記
憶部と、特定の品目についての処理を特定の生産機械に
実行させたときに実際に必要とした準備時間と実際に得
られた処理速度と、に基づいて決められる難易度データ
を入力し、この難易度データを特定の品目に対応させて
難易度データ記憶部に格納する入力手段と、準備時間デ
ータおよび処理速度データに対して、必要な場合には難
易度データに基づく補正を行い、必要な補正が施された
準備時間データおよび処理速度データを参照しながら、
品目データに基づいて、各生産機械ごとに処理すべき品
目を処理すべき順に並べた予定テーブルを作成する演算
処理装置と、を設けたものである。
【0007】
【作 用】本発明に係る生産機械の稼働予定立案装置で
は、特定の生産機械に特定の処理内容を実行させる場合
の標準的な準備時間および処理速度が、予め標準データ
として用意される。しかも、特定の生産機械に特定の処
理内容を実際に実行させたときには、この標準データを
補正するための難易度データが入力される。たとえば、
実際には、標準準備時間以上の準備時間がかかったり、
標準処理速度より遅い処理速度しか得られなかったりし
たときには、「困難」を示す難易度データが入力され
る。逆に、実際には、標準準備時間以下の準備時間です
んだり、標準処理速度より速い処理速度が得られたりし
たときには、「容易」を示す難易度データが入力され
る。そして、この難易度データは、将来の予定立案作業
において利用される。すなわち、将来、同じ(または類
似の)品目を処理するための予定立案を行うときには、
その品目について過去に「困難」を示す難易度データが
記録されていれば、処理完了時間を標準より長めに予測
し、逆に「容易」を示す難易度データが記録されていれ
ば、処理完了時間を標準より短めに予測し、より適正な
予定立案を行うことが可能になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る生産機械の稼
働予定立案装置の基本構成を示すブロック図である。こ
の装置の主な構成要素は、記憶装置10、演算処理装置
20、作業メモリ21、入力装置30、出力装置40、
である。これらの各構成要素は、実際には、パーソナル
コンピュータやワークステーションを用いて実現でき
る。記憶装置10内には、品目データ記憶部11、準備
時間データ記憶部12、処理速度データ記憶部13、難
易度データ記憶部14、が設けられている。もっとも、
これら各記憶部11〜14は、格納されるデータの内容
の違いから概念的に分類したものであり、記憶装置とし
てのハードウエア構成上は、必ずしもこのような分類を
する必要はない。各記憶部11〜14に格納されるデー
タについては後に詳述する。演算処理装置20は、記憶
装置10内の各データに基づいて予定立案処理を行う機
能を有し、作業メモリ21はこの予定立案処理のワーク
エリアとして利用されるメモリである。入力装置30
は、キーボードやマウスといった入力機器から構成さ
れ、演算処理装置20に対してデータ入力を行う機能を
有する。また、出力装置40は、ディスプレイやプリン
タといった出力機器から構成され、演算処理装置20の
処理結果などを出力する機能を有する。
【0009】以下、この予定立案装置を印刷分野で利用
する場合の実施例について説明を行う。この予定立案装
置は、処理対象となる複数の品目を、複数の生産機械を
動作させて順次処理する場合に、各生産機械の稼働予定
を立案することを目的とした装置である。印刷分野で
は、生産機械としては、印刷機、丁合機、製本機、など
が用いられており、処理対象となる品目としては、たと
えば、雑誌aの印刷製本、雑誌bの印刷製本、といった
印刷物がリストアップされる。
【0010】品目データ記憶部11には、各品目ごとの
処理内容を示す品目データが記憶されている。図2に、
このような品目データの一例を示す。この例では、品目
a〜lまでの12品目についての処理内容が示されてい
る。処理内容としては、版サイズ、色数、ロット数、納
期、の各データを用意してある。たとえば、品目aにつ
いては、版サイズがA4判の4色刷りの雑誌であり、ロ
ット数1単位(たとえば10000枚)、納期が2日
後、といった処理内容が用意されている。この予定立案
装置の目的は、このような12品目を複数の生産機械
(印刷機)に順次割り当てるための予定テーブルを作成
することにある。なお、このような品目データは、営業
担当者が入力装置30から入力するか、あるいは、営業
担当者が別な端末機(図示せず)から入力したものをホ
ストコンピュータ(図示せず)を介して伝送させること
により、品目データ記憶部11内に格納することができ
る。
【0011】一方、準備時間データ記憶部12には、生
産機械に特定の処理内容を実行させるときに必要な標準
準備時間を、各生産機械ごとに、かつ、各処理内容ごと
に、それぞれ定義した準備時間データ、が記憶されてお
り、同様に、処理速度データ記憶部13には、生産機械
に特定の処理内容を実行させたときの標準処理速度を、
各生産機械ごとに、かつ、各処理内容ごとに、それぞれ
定義した処理速度データ、が記憶されている。図3に、
このような準備時間データおよび処理速度データの一例
を示す。ここでは、説明を簡単にするため、複数の生産
機械としては、2台の印刷機(1号機と2号機)のみを
用いる場合を例示している。図3に示すように、1号機
は、A4判4色刷り、B4判4色刷り、A4判2色刷
り、B4判2色刷り、の4とおりの処理内容を実行する
ことができるが、2号機は、A4判2色刷り、B4判2
色刷り、の2とおりの処理内容しか実行できない。ま
た、各印刷機ごとに、かつ、各処理内容ごとに、それぞ
れ標準準備時間tと標準処理速度vとが定義されてい
る。たとえば、1号機を使ってA4判4色刷りを行う
と、印刷を行うまでの準備時間(たとえばインキの色合
わせ時間)として、標準的に30分が必要であることが
示されており、実際の印刷を行った場合の処理速度(1
分あたりの印刷枚数)が、標準的に15枚/分であるこ
とが示されている。このような準備時間データおよび処
理速度データは、各印刷機ごとに定められた標準値とし
て、予め準備時間データ記憶部12および処理速度デー
タ記憶部13に用意しておく。
【0012】また、本発明の特徴となる難易度データ記
憶部14には、標準準備時間tおよび標準処理速度vに
対して補正を行うための難易度データが記憶される。も
っとも、この難易度データは、実際の印刷処理を行った
実績に基づいて与えられるデータであり、実績を積むご
とに学習されるデータである。すなわち、特定の品目に
ついての処理を特定の生産機械に実行させたとき、実際
に必要とした準備時間および実際に得られた処理速度を
把握しておき、これに基づいて難易度データを決定する
のである。この難易度データは、入力装置30から入力
され、難易度データ記憶部14に格納される。たとえ
ば、図2に示す品目データ中、品目aについての印刷を
1号機によって実際に行った場合を考える。この品目a
を1号機に割り当てる予定立案を行う際には、まだ難易
度データが蓄積されていないので、演算処理装置20
は、準備時間データ記憶部12内の標準準備時間t(図
3の例では30分)と処理速度データ記憶部13内の標
準処理速度v(図3の例では15枚/分)とに基づいて
予定立案を行ったことになる。そして、実際に、品目a
を1号機で印刷したら、準備時間は20分で済んだが、
処理速度は1分間に12枚しか刷れなかったという結果
が得られたとする。この場合、準備時間については標準
に比べて「容易」であるが、処理速度については標準に
比べて「困難」であるという難易度データを得ることが
できる。そこで、品目aについての難易度として、準備
時間は「容易」、処理速度は「困難」というデータを入
力装置30から入力し、これを難易度データ記憶部14
に格納しておく。
【0013】このように、一度処理を行った特定の品目
については、この品目に対応させて難易度データを蓄積
しておくのである。すると、演算処理装置20は、将
来、同じ品目aについての予定立案作業を行う場合、標
準準備時間30分に対しては、「容易」なる難易度デー
タに基づく補正を行ってより短い準備時間を想定し、標
準処理速度15枚/分に対しては、「困難」なる難易度
データに基づく補正を行ってより遅い処理速度を想定し
た上で、品目aの処理完了時間を予測し、予定の立案作
業を行うことができる。また、品目aに類似した品目a
´についての処理完了時間を予測する場合にも、品目a
について得られた難易度データによる補正を行うように
してもよい。こうして、各品目固有の難易度を考慮に入
れた、より適切な予定立案が可能になる。すなわち、演
算処理装置20は、準備時間データおよび処理速度デー
タに対して、難易度データに基づく補正を行い、補正が
施された準備時間データおよび処理速度データを参照し
ながら、品目データに基づいて、各生産機械ごとに処理
すべき品目を処理すべき順に並べた予定テーブルを作成
する。こうして、演算処理装置20により、たとえば図
4に示すような予定テーブルが作成され、出力装置40
に出力される。なお、演算処理装置20による予定テー
ブル作成演算のアルゴリズムについては、たとえば、特
開平3−32556号公報などに開示されているため、
本明細書では詳しい説明は省略する。
【0014】ところで、上述の説明では、難易度データ
を、漠然と「困難」あるいは「容易」という表現で説明
してきたが、標準準備時間tや標準処理速度vといった
数値に対して補正を施すデータである以上、何らかの方
法で定量的な取扱いをする必要がある。最も単純な方法
は、補正量の絶対値をもって難易度データを構成する方
法である。たとえば、標準準備時間tが30分であると
ころ、実際には35分かかってしまったような場合、こ
の品目の準備時間についての難易度データは「+5分」
とすればよい。このような方法で難易度データを定義す
れば、補正演算は非常に簡単になる。しかしながら、こ
のような定義法はあまり現実的ではない。なぜなら、印
刷現場の作業者に、ストップウォッチを持ってインキの
色合わせに何分かかったかを計測するという作業負担を
与えることは、作業効率を低下させる要因になり、その
ような計測を正確に行うことは一般的には望めないため
である。むしろ、印刷現場の作業者の立場からは、実際
に作業を行った結果、「非常に困難」、「困難」、「や
や困難」、という漠然とした実感でとらえるのが現実的
である。そこで、この実施例では、次のような方法で、
難易度データの定義を行っている。
【0015】すなわち、図5に示すように、準備作業に
ついての難易度を1〜9の9段階(1が最も容易、9が
最も困難)で示し、処理速度についての難易度を0〜9
の10段階(0が最も容易すなわち速く、9が最も困難
すなわち遅い)で示している。いずれも、5が標準的な
値に対応する。そして、準備作業についての難易度を第
1バイト(x)、処理速度についての難易度を第2バイ
ト(y)にとり、2バイトのデータ(xy)を難易度デ
ータと定義している。たとえば、「10」なる難易度デ
ータは、準備作業も処理速度もいずれも容易であること
を示し、「99」なる難易度データは、準備作業も処理
速度もいずれも困難であることを示す。また、「55」
なる難易度データは、準備作業も処理速度もいずれも標
準であることを示す。印刷現場の作業者は、たとえば、
準備にはやや時間がかかったが、処理速度は標準並だっ
たという実感を抱いたら、難易度データとして「75」
というようなデータを定め、これを入力装置30から入
力し、難易度データ記憶部14に格納するようにすれば
よい。難易度データ記憶部14内には、たとえば、図6
に示すように、各品目について入力された難易度が記録
される。なお、この実施例では、難易度データととも
に、そのとき処理を行った印刷機の号数も記録するよう
にしている。
【0016】上述のように定義された難易度データに基
づいて補正を行う1つの方法は、難易度データがとりう
るすべての値に対して、補正値を定義した対応表を用意
する方法である。たとえば、第1バイト(x)の値に対
して、 xの値 1 2 3 4 5 6 7 8 9 補正値 -7 -4 -2 -1 0 +1 +2 +4 +7 なる補正値を定義しておき、標準準備時間tに補正値を
加えることにより補正を行うようにすることができる。
たとえば、標準準備時間t=30分であり、難易度デー
タの第1バイト(x)が7であった場合には、補正後の
準備時間は30+2=32分となる。
【0017】別な方法としては、難易度データを補正値
に変換する関数を定義しておく方法である。たとえば、
第1バイト(x)に対して、 補正値A = 1.0 − (5.0 − x)/4.0 なる関数を定義しておき、標準準備時間tに補正値Aを
乗じることにより補正を行うようにすれば、x=1のと
きA=0、x=9のときA=2、であるから、Aは0〜
2の間の値をとるパラメータとなり、標準準備時間tを
0倍〜2倍する補正が可能になる。この場合、印刷現場
の作業者には、準備時間が全くかからないくらい極端に
容易な場合にはx=1、標準の2倍の時間が必要なくら
い極端に困難な場合にはx=9、標準的な場合にはx=
5、とし、x=1〜9のうち妥当と思われる値を決める
ように指示しておけばよい。同様に、第2バイト(y)
に対して、 補正値B = 1.0 + (5.0 − y)/15.0 なる関数を定義しておき、標準処理速度vに補正値Bを
乗じることにより補正を行うようにすれば、y=0のと
きB=1.33、y=9のときB=0.73、であるか
ら、Bは0.73〜1.33の間の値をとるパラメータ
となり、標準処理速度vを0.73倍〜1.33倍する
補正が可能になる。この場合も印刷現場の作業者に対し
て、難易度データのおおまかな尺度を指示しておくとよ
い。
【0018】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。た
とえば、上述の実施例では、標準準備時間tと標準処理
速度vとの双方に対して、難易度データに基づく補正を
行っているが、これらのうちいずれか一方だけに対して
補正を行うことも可能である。また、上述の実施例は、
印刷工程に本発明を適用した例であるが、本発明はこの
ほかあらゆる生産機械についての予定立案に適用可能で
ある。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る生産機械の稼
働予定立案装置では、特定の品目についての処理を実際
に行った場合の難易度をデータとして蓄積しておき、将
来、同一または類似の品目についての予定立案を行う際
に、この難易度を考慮することができるようにしたた
め、処理対象となる品目に難易度の差があっても、最適
の予定立案を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る生産機械の稼働予定立
案装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す生産機械の稼働予定立案装置の品目
データ記憶部11に用意された品目データの一例を示す
図である。
【図3】図1に示す生産機械の稼働予定立案装置の準備
時間データ記憶部12に用意された準備時間データ、お
よび処理速度データ記憶部13に用意された処理速度デ
ータの一例を示す図である。
【図4】図1に示す生産機械の稼働予定立案装置によっ
て作成された予定テーブルの一例を示す図である。
【図5】図1に示す生産機械の稼働予定立案装置におけ
る難易度データの定義方法の一例を示す図である。
【図6】図1に示す生産機械の稼働予定立案装置の難易
度データ記憶部14に蓄積された難易度データの一例を
示す図である。
【符号の説明】
10…記憶装置 11…品目データ記憶部 12…準備時間データ記憶部 13…処理速度データ記憶部 14…難易度データ記憶部 20…演算処理装置 21…作業メモリ 30…入力装置(キーボード・マウス) 40…出力装置(ディスプレイ・プリンタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嘉瀬 雄司 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象となる複数の品目を、複数の生
    産機械を動作させて順次処理するために、生産機械の稼
    働予定を立案する装置であって、 各品目ごとの処理内容を示す品目データを記憶する品目
    データ記憶部と、 生産機械に特定の処理内容を実行させるときに必要な標
    準準備時間を、各生産機械ごとに、かつ、各処理内容ご
    とに、それぞれ定義した準備時間データ、を記憶する準
    備時間データ記憶部と、 生産機械に特定の処理内容を実行させたときの標準処理
    速度を、各生産機械ごとに、かつ、各処理内容ごとに、
    それぞれ定義した処理速度データ、を記憶する処理速度
    データ記憶部と、 前記標準準備時間および/または前記標準処理速度に対
    して補正を行うための難易度データを記憶する難易度デ
    ータ記憶部と、 特定の品目についての処理を特定の生産機械に実行させ
    たときに実際に必要とした準備時間および/または実際
    に得られた処理速度、に基づいて決められる難易度デー
    タを入力し、この難易度データを前記特定の品目に対応
    させて前記難易度データ記憶部に格納する入力手段と、 前記準備時間データおよび前記処理速度データに対し
    て、必要な場合には前記難易度データに基づく補正を行
    い、必要な補正が施された前記準備時間データおよび前
    記処理速度データを参照しながら、前記品目データに基
    づいて、各生産機械ごとに処理すべき品目を処理すべき
    順に並べた予定テーブルを作成する演算処理装置と、 を備えることを特徴とする生産機械の稼働予定立案装
    置。
JP5944192A 1992-02-13 1992-02-13 生産機械の稼働予定立案装置 Pending JPH05225204A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07129672A (ja) * 1993-10-01 1995-05-19 Nec Corp 生産制御装置
JP2021054028A (ja) * 2019-10-02 2021-04-08 株式会社Isowa 段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置

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