JP2021054028A - 段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置 - Google Patents
段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021054028A JP2021054028A JP2019182232A JP2019182232A JP2021054028A JP 2021054028 A JP2021054028 A JP 2021054028A JP 2019182232 A JP2019182232 A JP 2019182232A JP 2019182232 A JP2019182232 A JP 2019182232A JP 2021054028 A JP2021054028 A JP 2021054028A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- order
- target preparation
- preparation time
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 title claims abstract description 488
- 230000008859 change Effects 0.000 claims abstract description 361
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims abstract description 132
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims description 335
- 238000007689 inspection Methods 0.000 claims description 130
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 82
- 239000000123 paper Substances 0.000 claims description 80
- 238000004080 punching Methods 0.000 claims description 59
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 48
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims description 32
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 31
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 16
- 239000002023 wood Substances 0.000 claims description 9
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 6
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 68
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 48
- 230000008569 process Effects 0.000 description 46
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 32
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 32
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 8
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 7
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 5
- 230000008450 motivation Effects 0.000 description 5
- 238000012552 review Methods 0.000 description 5
- 238000007774 anilox coating Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 238000004220 aggregation Methods 0.000 description 3
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 3
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 1
- 230000008685 targeting Effects 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
Abstract
Description
ここで、製函機における、オーダチェンジに要する多くの作業は自動化されている。しかしながら、印版交換、打ち抜きダイ(木型)交換、試し加工、検品や調整などの作業は、作業者の人手が必要であり、これらの作業は、作業者の熟練度や、部品(印版、木型、検品や調整に必要な工具等)の配置によって、作業時間(準備時間)にばらつきが生じる。また、各回のオーダチェンジによって、作業者が行う作業内容は変化する。
このように構成された本発明によれば、オーダチェンジ時の印版交換の回数に基づいて目標準備時間を算出するので、目標準備時間が実際のオーダチェンジの作業内容に即したものとなる。ここで、例えば、印版交換の回数が多い場合、作業者が、印版交換を全て完了するのに要する時間が長くなり、それに応じて、オーダチェンジの時に必要な作業を全て完了させるのに要する準備時間も長くなる。従って、本発明によれば、印版交換の回数が多いほど目標準備時間を長く算出するので、作業者に、適切な目標準備時間を報知することができ、これにより、報知された目標準備時間内に準備作業を完了させようというモチベーションを維持させることができる。
このように構成された本発明によれば、オーダチェンジ後の後オーダで印刷に使用する色の数に基づいて目標準備時間を算出する。ここで、例えば、オーダで使用する色の数が多い場合、作業者が試し加工品の検品に要する時間が長くなり、それに応じて、オーダチェンジ時に必要な作業を全て完了させるのに要する時間も長くなる。従って、本発明によれば、色の数が多いほど目標準備時間を長く算出するので、報知する目標準備時間が適切なものとなる。
このように構成された本発明によれば、オーダチェンジ毎に異なる、印版交換や試し加工された段ボール箱の検品の作業内容に応じて目標準備時間を算出するので、より効果的に、目標準備時間を実際の作業内容に即した時間として算出することができる。
このように構成された本発明によれば、より効果的かつより適切に、目標準備時間を算出することができる。
このように構成された本発明によれば、オーダチェンジ後の後オーダが新規オーダか否かに応じて目標準備時間を算出するので、より一層、目標準備時間が実際のオーダチェンジの作業内容に即したものとなる。ここで、新規のオーダでは、新規ではないオーダよりも、新規である分、検品などにより時間をかける必要が想定される。従って、本発明によれば、新規オーダである場合、新規オーダでない場合よりも目標準備時間を長く算出するので、より効果的かつより適切に、目標準備時間を算出することができる。
このように構成された本発明によれば、作業者に、より効果的かつより適切な目標準備時間を報知することができる。
このように構成された本発明によれば、より適切に、目標準備時間を算出することができる。より詳細には、目標準備時間が、製函機が自動で実行する準備作業の実測値および各作業に熟練した作業者による準備作業の実測値に基づいて設定されるので、全ての準備作業を完了させるべき所定の時間である目標準備時間をより適切な時間に設定することができる。
図1に示すように、符号1は、段ボールシート製函機を示し、この段ボールシート製函機1は、段ボールシートSを1枚ずつ供給するシート給紙装置2と、段ボールシートSに印刷を施す印刷装置3と、段ボールシートSに罫線を入れ、溝を切り、継ぎ代を形成するクリーザスロッタ4と、段ボールシートSに所定形状の打ち抜き部分を形成するダイカッタ5と、継ぎ代に接着剤を供給し、段ボールシートSを罫線に沿って折り曲げ、箱状に接合するフォルダグルア6と、箱状に接合された段ボールシートSを計数し、所定シート枚数のバッチを形成して送り出すカウンタエジェクタ8と、を備える。符号7は、1枚の段ボールシートを複数枚の小型の段ボールシートに切断するオーダの場合にシート分離動作を行うシート分離装置を示し、このシート分離装置7は、一般的には搭載されない特殊な装置である。符号9は、バッチを束ねる結束機を示し、この結束機9は、製函機1に付帯して設けられる設備である。
給紙装置2は、サクションボックス20を有し、このサクションボックス20の上面を形成するテーブル21上には、フロントゲート22およびバックガイド23が設けられている。これらのフロントゲート22およびバックガイド23の間には、コルゲータ(図示せず)により製造された複数の段ボールシートSが積載される。フロントゲート22は、テーブル21とフロントゲート22との間隙から1枚ずつ段ボールシートSが送り出されるように配置される。バックガイド23は、送り出し方向(シート搬送方向)FDに平行な方向に移動可能に構成され、これにより、フロントゲート22とバックガイド23との間に、シート搬送方向長さが異なる段ボールシートSを積載できるようになっている。また、サクションボックス20の下部には、サクションボックス20内の空気を吸引する吸引装置24が取り付けられている。
給紙ローラ25による連続給紙は、グレイト26を給紙ローラ25よりも下降させ、積載された段ボールシートSのうち最も下側にあるシートSを給紙ローラ25に接触させることで行われる。このとき、給紙ローラ25の回転が最も下側のシートSに伝達されて、シートSが一枚ずつ、前方のフィードロール27に向けて送り出される。一方、グレイト26を給紙ローラ25よりも上昇させると、給紙ローラ25が段ボールシートSと非接触状態となって、給紙ローラ25の回転がシートSに伝達されなくなり、給紙が停止される。
また、シート給紙装置2には、フロントゲート22より下流側で、フィードロール27より上流側に配置された生産枚数計数センサ28が設けられている。この生産枚数計数センサ28は、シート給紙装置2から1枚ずつ送り出されたシートSを検出する光電センサであり、生産枚数(実際に給紙して箱に加工したシート枚数)を計数する。後述するカウンタエジェクタ8に設けられた光電センサ(図示せず)の検出信号を用いて生産枚数を計数してもよい。
印刷装置3は、段ボールシートを搬送する搬送装置と、搬送される段ボールシートに印刷を施す複数の印刷ユニットを備える。段ボールシートSに印刷を施す複数の印刷ユニット30、32は、印刷シリンダ34、36を備え、それらの外周面には印版38が取り付けられる。これらの印刷シリンダ34、36の近傍には、それぞれ、インキ缶31から供給されるインキを印版38に転移させるアニロックスロール33と、アニロックスロール33の表面から余分なインキを取り除くためのドクターロール35が設けられている。
印刷シリンダ34、36の下方にはプレスロール37が配置される。プレスロール37は上下動可能であり、シートSの厚さに応じて、印刷シリンダ34、36との間の隙間が調整できるよう構成されている。
印版38は、オーダチェンジの際、作業者によって、オーダの仕様に応じた印版と交換可能である。
作業者は、前オーダの生産中(後述する印刷シリンダ34、36が上下方向に昇降可能なタイプ)またはオーダチェンジ中に、各印刷ユニット30、32の印刷シリンダ34、36に装着されている前オーダ用の印版38を取り外した後、後オーダ用の印版38を装着する印版交換を行う。印版38は、各オーダの各インキ色に合せたものが使用される。
この昇降可能なタイプの印刷装置3では、段ボール箱を生産するオーダ中においても、印刷に使用しない印刷シリンダ34、36を上昇位置に固定させて、作業者が、次のオーダの印版38に交換可能になっている。
そして、複数の印刷ユニット(30、32)のうち、段ボール箱の生産中、印刷に使用するユニットは、印刷シリンダに印版(38)を装着し、印刷シリンダが回転して、印版(38)とプレスロール(37)の間で段ボールシートを挟んで搬送しながら印刷する。
一方、生産中に印刷に使用しないユニットは、印刷シリンダに送り版(図示しない搬送専用の版)を装着し、その印刷シリンダを回転させて、送り版とプレスロールの間で段ボールシートを挟んで搬送する。このような送り版にはインキが供給されず、段ボールシートに接触しても印刷が施されないので、複数のオーダで送り版を使い回しすることができる。
この印刷シリンダが昇降しないタイプの印刷装置3では、段ボール箱のオーダの生産中(連続給紙中)には、印刷は交換できない。作業者は、オーダチェンジ中に、印刷ユニットのフレームをスライドさせてフレームとフレームの間に入って印版交換を行い、交換後にフレームの外に出てフレームを閉じる。
製函機1において、オーダに係る段ボール箱を生産するとき、複数の印刷ユニット(30、32)を、そのオーダの印刷に必要な色の数(インキの数)に応じて、選択的に使用して印刷する。上述した印刷シリンダが昇降できるタイプでも、昇降できないタイプでも、インキ交換を段ボール箱の生産中に行うことができる。
クリーザスロッタ4は、クリーザユニット40と、スロッタユニット42とを備える。クリーザユニット40は、シートSの所定の位置に罫線加工を施すために、シートSの搬送方向に対して横方向に移動して位置決めされる、上下一対の罫線ローラを備える。 また、スロッタユニット42は、上部スロッタと、下部スロッタとを備える。上部スロッタには、シートSの所定の位置に溝切り加工を施すために、シートSの搬送方向に対して横方向に移動して位置決めされるスロッタ刃43が取り付けられる。下部スロッタには、スロッタ刃43と嵌合可能な溝が形成される。
クリーザスロッタ4は、これらのクリーザユニット40およびスロッタユニット42により、段ボールシートSに罫線および溝切り加工を施し、継ぎ代を形成し、これらの加工が施された段ボールシートSをダイカッタ5に供給する。
ダイカッタ5は、ダイシリンダ50と、アンビルシリンダ52とを備える。段ボールシートSを打ち抜くための打ち抜きダイを備える合板ベニヤなどの木型54が、ダイシリンダ50の外周面に取り付けられる。打ち抜きダイ(54)は、連続して搬送される段ボールシートSの所望の位置に打ち抜き加工を施す。打ち抜きダイ(54)は、オーダ変更の際に、作業者により、オーダに応じた打ち抜きパターンの打ち抜きダイと交換可能である。
一方、打ち抜き加工がないオーダの場合は、ダイシリンダに送り木型(搬送専用の木型)を装着する。そして、ダイシリンダ50が回転すると、送り木型とアンビルシリンダ52の間でシートSを挟んで搬送するようになっている。送り木型は、打ち抜き刃を備えず、段ボールシートに接触しても加工が施されないので、複数のオーダで送り木型を使い回しすることができる。
作業者は、オーダチェンジ中に木型交換が必要な場合、ダイシリンダ50に装着されている前オーダ用の木型を取り外した後、後オーダ用の木型を装着する木型交換を行う。このオーダチェンジ中の作業では、作業者は、ダイカッタのフレームをスライドさせて、フレームとフレームの間に入って木型交換を行い、交換後にフレームの外に出てフレームを閉じる。
フォルダグルア6は、段ボールシートSの搬送方向に沿ってガイドレール60を備える。ガイドレール60の上方には、シート搬送方向に平行な方向に並べられた2本の環状の搬送ベルト62が設けられる。これらの搬送ベルト62の表面素材は、シートSとの間で摩擦力を生じさせてシートSのグリップ力を高めるためにゴム製となっている。フォルダグルア6には、さらに、ガイドレール60および搬送ベルト62に沿って、接着剤供給装置64、折り畳みバー66、および、折り畳みベルト68が設けられる。
フォルダグルア6は、罫線および継ぎ代が形成された段ボールシートSを、ガイドレール60および搬送ベルト62により支持して搬送する。フォルダグルア6は、シートSの搬送中に、接着剤供給装置64により継ぎ代に接着剤を塗布し、折り畳みバー66によりシートSを折り畳む。さらに、フォルダグルア6は、折り曲げられたシートSを、折り畳みベルト68により折り畳み、継ぎ代を接着することで、折り畳まれた状態の箱状の段ボールシートSを製作する。
カウンタエジェクタ8は、シート分離装置7から順次供給される箱状の段ボールシートSを計数し、所定シート枚数(結束枚数)のバッチBTを形成する。形成されたバッチBTは、下部コンベア80により、製函機1の下流側に接続された結束機9に向けて送り出され、結束機9は、この搬送されたバッチBTを、輸送のために束ねる。カウンタエジェクタ8は、搬送される段ボールシートSの枚数を計数するために光電センサ(図示せず)を備える。
まず、図2に示すように、本実施形態では、製函機1により、オーダ毎に異なる仕様および予定枚数(客先からの注文量)の段ボール箱を生産する際、前のオーダに係る生産が終了した時点を現在のオーダに係る生産の開始の時点と同一と捉える。同様に、現在のオーダに係る生産終了時点は次のオーダに係る生産開始時点である。
ここで、後述するように、給紙停止から位置決め開始までの一連の動作(後述する「ロット終了動作」)は、作業者が、給紙停止スイッチ、主モータスイッチ、オーダチェンジスイッチなどを手動で操作することによっても行うことができるが、効率的に作業を進めるために、ロット終了スイッチを利用して機械に自動で行わせることが多い。
インキ交換は、給紙停止後に開始し、機械の減速や位置決めと並行して自動で行われる。
たとえば、作業者が行う準備作業は、印刷装置3の複数の印刷ユニット30、32の各印刷シリンダ34、36にすでに装着されている印版を取り外した後に、現在のオーダの印刷模様に合った印版を装着する作業、印版交換と同様に、ダイカッタ5のダイシリンダ50に現在のオーダの打ち抜き形状に合った打ち抜きダイの木型54を装着する作業などである。また、次の第3の準備段階のために、シートSを給紙装置2にセットする。
このような印版交換、木型交換、シートセットの作業は、複数人で作業を分担して同時並行で行うことができるが、通常は、印版や木型の交換作業が全て完了した後に、シートセットを完了させることが多い。
各印刷ユニット30、32に供給するインキを現在のオーダの印刷色に合ったインキに交換する作業(色替)は、基本的には、製函機1により自動的に行われる。
検品の結果、不具合があれば、機械の調整を行い、再び試し加工と検品を行う。そして、良品が安定して得られる運転速度に調整する。
検品が終わると、全ての準備段階が完了し、作業者は、給紙開始スイッチなどを操作して、段ボールシートを連続給紙して段ボール箱を生産する運転段階に入る。
その後、オーダの注文量に基づいて設定した生産枚数分の段ボール箱の生産が終わると、連続給紙を停止する給紙停止スイッチを操作して、シートの給紙を止めて製函機1を停止させる。または、予め作業者が操作パネルを用いて給紙停止枚数を入力しておき、設定した給紙停止枚数分のシートSの給紙が終了すると、自動で連続給紙が停止するようにする。
本実施形態では、図3に示すように、目標準備時間を算出するための準備時間の概念として、上述した第1〜第3の準備段階を、「ロット終了・機械セット時間(無地から無地)」、「機械セット加算時間(印版交換/木型交換)」、「シートセット加算時間」、「給紙準備時間」、「試し加工・検品時間(無地)」、「検品加算時間(印刷/打抜)」の概念に細分化し、さらに、場合によっては「色替時間」の概念も考慮する。
この「ロット終了・機械セット時間(無地から無地)」は、上述した第1の準備段階における目標準備時間の一つであり、達成すべき目標値である第1の目標準備時間である。この第1の目標準備時間は、オーダチェンジ時に印版交換や木型交換を行わないと仮定した場合の、前オーダの生産の給紙が停止した時点から、製函機1の所定の自動位置決めが完了する時点までの時間である。前オーダの生産の給紙が停止した時点は、オーダチェンジ時(準備時間開始時)のロット終了動作が開始した時点と一致するものとする。
なお、印版交換とは、印刷装置3の印版38の交換であり、以下では、「印版交換」と称する。ここで、1つの印刷シリンダに対して、作業者が、前オーダ用の印版38を取り外し、後オーダ用の印版38を装着する作業を、印版交換回数の1回と考える。
また、木型交換とは、ダイカッタ5の打ち抜きダイを備える木型54の木型交換であり、以下では、「木型交換」と称する。
また、「無地から無地」における「無地」とは、印刷無しかつ打ち抜き無しの基本オーダを想定した概念である。
また、製函機1の所定の自動位置決めは、次に生産が行われる後オーダの基本情報に基づいて自動で実行される、たとえば、バックガイド23の位置決め、フィードロール27間の上下方向の隙間調整、プレスロール37と印刷シリンダ34、36の間の3上下方向の隙間調整、スロッタユニット42のスロッタ刃43の横方向(シートSの搬送方向と直交する方向)の位置決めなどが含まれる。
この第1の目標準備時間は、実際に製函機1を所定のオーダで作動させた実測値に基づいて予め設定される。より具体的には、製函機1が自動で給紙停止(準備時間の開始時点)してから、自動で主モータオフし、平均的な運転速度(製函機1の機械速度)から減速し、製函機1の上述した所定の自動位置決めが完了するまでの実測値に基づいて、後述するオーダチェンジパターンに応じたデータとして予め設定される。
ここで、本実施形態では、給紙停止から位置決め開始までの一連の動作を「ロット終了動作」と定義し、その後の上述した自動位置調整を「自動機械セット」と定義する。図3には、それらの「ロット終了・機械セット時間(無地から無地)」を示す。
この「機械セット加算時間(印版交換/木型交換)」は、上述した第2の準備段階における目標準備時間の一つであり、達成すべき目標値である第2の目標準備時間である。具体的には、この第2の目標準備時間は、オーダチェンジ時に印版交換や木型交換を行う場合の、準備時間の開始時点(第1の目標準備時間の開始時点)から、作業者による印版交換や木型交換が完了するまでの時間と、上述した「ロット終了・機械セット時間(無地から無地)」との差の時間である。
本実施形態では、作業者による印版交換や木型交換は、製函機の可動部材(上述したフィードロール27など)の自動位置決め動作と並行して行うことを想定している。また、第1の目標準備時間である「ロット終了・機械セット時間(無地から無地)」が経過した時点では、まだ、作業者による交換作業が完了していないこと想定している。本実施形態では、このような差を加算する概念として、「機械セット加算時間(印版交換/木型交換)」としている。
本実施形態においては、後述する、製函機の印刷装置が「印刷シリンダが昇降するタイプ」である場合であって、オーダチェンジ時に印版交換を行う場合を想定し、この場合、交換作業完了後に昇降ユニットを下降させる必要があるので、昇降ユニット下降時間を含めた時間を考慮した機械セット加算(印版交換)時間が設定される。
一方、後述する、製函機の印刷装置が「印刷シリンダが昇降しないタイプ」である場合には、第2の目標準備時間に昇降ユニット下降時間を含めない。
ここで、本実施形態では、第2の準備段階における作業者の印版や木型の交換作業を「作業者機械セット」と定義する。また、上述した第1の準備段階における「自動機械セット」とこの第2の準備段階における「作業者機械セット」の両方を含む概念を「機械セット」と定義する。図3には、それらの「自動機械セット」および「作業者機械セット」を「機械セット」として示している。
この「シートセット加算時間」は、上述した第2の準備段階における目標準備時間の一つであり、達成すべき目標値である第3の目標準備時間である。具体的には、この第3の目標準備時間は、「機械セット(自動位置決めおよび作業者の交換作業)が全て完了してから、作業者によるシートセットが完了して主モータをオンするまでの時間である。
本実施形態では、作業者によるシートセットは、「機械セット」と並行して行い、「機械セット」が全て完了した時点では、まだシートセットが完了していないことを想定している。本実施形態では、このような時間差を加算する概念として、「シートセット加算時間」としている。
なお、本実施形態においては、オーダチェンジ時に木型交換を行う場合、および/または、後述する「印刷シリンダが昇降しないタイプ」においてオーダチェンジ時に印版交換を行う場合を想定したとき、木型や印版の交換作業の完了後にフレームを閉じる必要があるので、フレーム閉時間を考慮したシートセット時間が設定される。一方、後述する「印刷シリンダが昇降するタイプ」においては、第3の目標準備時間にフレーム閉時間を含めない。
この「色替時間」は、準備時間の開始時点(第1の目標準備時間の開始時点)からインキ交換が完了するまでの時間である。インキ交換は、予めインキ缶をセットしておき、生産が終了して給紙停止すると、自動的に複数の印刷ユニットで同時に開始し、同時に終了することを想定している。
「色替時間」の設定値は、インキ交換を行う印刷ユニットの数に関わらず一つの値であり、機械のインキ交換の実測値に基づいて、予め設定される。なお、本実施形態では、この「色替時間」は、第1〜第3の準備段階における目標準備時間に含めない概念としているが、予め設定された色替時間が、上述した第1〜第3の目標準備時間の合計より長い場合には、上述した第1〜第3の目標準備時間に代えて、この予め設定された色替時間が設定される。
この「給紙準備時間」は、上述した第3の準備段階における目標準備時間の一つであり、達成すべき目標値である第4の目標準備時間である。具体的には、この第4の目標準備時間は、「機械セット」が全て完了して、作業者により主モータスイッチがオンされてから、一枚給紙を行うまでの時間である。
本実施形態では、主モータをオンした後、すぐに機械を増速させて一枚給紙を行うことを想定している。
「給紙準備時間」の設定値は、機械が平均的な運転速度まで増速する時間の実測値に基づいて、後述するオーダチェンジパターンに応じたデータとして予め設定される。
ここで、本実施形態では、主モータがオンされてから一枚給紙が行われるまでの動作を「給紙準備」と定義する。
この「試し加工・検品時間(無地)」は、上述した第3の準備段階における目標準備時間の一つであり、達成すべき目標値である第5の目標準備時間である。具体的には、この第5の目標準備時間は、オーダチェンジ直後に、オーダで印刷や打ち抜き加工を行わないと仮定した場合(上述した「無地」の場合)の、一枚給紙してから、検品が完了して次のオーダの生産を開始(連続給紙)するまでの時間である。
本実施形態では、一回の検品で合格し、機械の調整や2回目の試し加工を行わない場合を想定している。
「試し加工・検品時間(無地)」の設定値は、各作業に熟練した作業者が、印刷や打ち抜きのない、無地の段ボール箱の品質(箱の寸法や接合精度など)を検品する実測値に基づいて、後述するオーダチェンジパターンに応じたデータとして予め設定される。
本実施形態では、一枚給紙が行われてから連続給紙が開始するまでの動作を「試し加工・検品」と定義する。
この「検品加算時間(印刷/打抜)」は、上述した第3の準備段階における目標準備時間の一つであり、達成すべき目標値である第6の目標準備時間である。具体的には、この第6の目標準備時間は、オーダチェンジ後の後オーダで印刷や打ち抜き加工を行う場合において、一枚給紙してから、検品が完了して次のオーダの生産を開始するまでの時間と、上述した「試し加工・検品時間(無地)」との差の時間である。
本実施形態では、検品は、各色の印刷や打ち抜きの品質を一つずつ順番に検査することを想定している。本実施形態では、「無地」の場合に対し、このような検品に要する時間の差を加算する概念として、「検品加算時間(印刷/打抜)」としている。
「検品加算時間(印刷/打抜)」の設定値は、各作業に熟練した作業者が作業したときの実測値に基づいて、後述するオーダチェンジパターンに応じたデータとして予め設定される。
ここで、上述したように、本実施形態では、一枚給紙が行われてから連続給紙が開始するまでの動作を「試し加工・検品」と定義する。
ここで、図4および図5に示すように、印刷パターン「□■色替」の定義として、「□」の数値は、オーダチェンジ中に印版交換する回数を示し、「■」の数値は、オーダチェンジの後オーダで使用する色の数を示し、「色替」は、少なくとも1つの印刷ユニットでオーダチェンジ中にインキ交換を行うことを示し、また、木型パターン「□■」の定義として、「□」は、オーダチェンジの前オーダで使用される木型を示し、「■」は、オーダチェンジの後オーダで使用される木型を示し、それらの木型は、「送」が、送り木型を示し、「大」が、大型木型を示し、「小」が、小型木型を示す。
また、図5においても、各目標準備時間の数値を省略しているが、図4と同様に、後述する図6に示す作業別設定時間データを基準として設定される。
このように、図4において、たとえば「01」、「23」などのパターンは、前オーダの生産中に印版交換しているパターンを示すので、印刷シリンダが昇降する印刷装置を備える製函機にのみ用いられるパターンである。
また、上述した第1〜第6の目標準備時間のように、それらの目標準備時間は、各作業に熟練しており、印版の用意や治具の用意を適切に行え、かつ、印版や木型の交換作業も効率良く行える各作業に熟練した作業者の作業の実測値に基づいており、この点でも、本発明の実施形態の図4における「目標準備時間」は、全ての作業を効率よく行うことを前提とした、第1〜第3の準備時間の目標準備時間として設定される。
この場合、後オーダで1色を印刷するのに対し、オーダチェンジ中に印版を2回交換しているのは、その2回のうち、1回は、送り版へ交換していることを意味している。
このように、図5において、たとえば「10」、「32」などのパターンは、印刷シリンダが昇降しない印刷装置を備える製函機にのみ用いられるパターンである。
図6に示す作業別設定時間データは、図4または図5に示すオーダチェンジパターン別目標準備時間表の各目標準備時間を定めるために用いる基準データである。
この図6に示すデータは、上述した第1の目標準備時間「ロット終了・機械セット時間(無地〜無地)」、第2の目標準備時間「機械セット加算時間(印版交換/木型交換)」、第3の目標準備時間「シートセット加算時間」、第4の目標準備時間「給紙準備時間」、第5の目標準備時間「試し加工・検品時間(無地)」、第6の目標準備時間「検品加算時間(印刷/打抜)」および「色替時間」をそれぞれ定めている。
図6に示すデータは、効率的にオーダチェンジ作業を進めた場合を想定して設定された基準データ/初期設定データであり、本実施形態では、上述したような、作業も効率良く行える3人の各作業に熟練した作業者が第1〜第3の準備段階の各作業を実行したときの実測値を基に設定されている。
なお、図4乃至図6に示すようなデータは、後述する上位管理装置/目標準備時間報知装置122の記憶部152に記憶される。
このオーダチェンジパターンの場合、図6に示すデータに基づいて、「ロット終了・機械セット(無地→無地)時間」である75秒に、オーダチェンジ中に印版を1回交換するとともに、大型木型から送り木型へ交換するので、「機械セット加算(1色印版交換)時間」である30秒と、「機械セット加算(大型←→送り)時間」である150秒とのうち、時間が長い方の150秒が加算される。さらに、木型交換後にダイカッタのフレームを閉じるので、「シートセット加算(フレーム閉考慮)時間」である40秒、「給紙準備時間」である20秒、および、「試し加工・検品(無地)時間」である30秒が加算される。さらに、後オーダで2色を印刷するので「検品加算(2色)時間」である20秒が加算される。
また、製函機がオートフィーダを備え、それを使用する場合には、オートフィーダの仕様に応じて、「シートセット加算」および「シートセット加算(フレーム閉考慮)時間」の値が、自動的に、所定値に変更される。
また、後述するように、第1〜第2の準備段階において、インキ交換時間に関して予め設定される「色替時間」が、予め設定される第1〜第3の目標準備時間の合計より長くなる場合は、第1〜第3の目標準備時間に代えて、図6に示す「色替時間」を第1〜第2の準備段階での目標準備時間に設定する。なお、「色替時間」は、インキ塗布機構の仕様によって変更される。
なお、図4〜図6に示すような各データを作業人数に応じてそれぞれ設定し、それらを、後述する上位管理装置122の記憶部152に記憶するようにしてもよい。
これにより、たとえば、新人作業者の場合は、「機械セット加算時間」、「シートセット加算時間」を長めに設定するなど、作業者の熟練度に応じて変更できる。すなわち、新人作業者の場合、その準備段階における実際の作業時間が、各作業に熟練した作業者の作業時間を目標にした目標値とかけ離れ過ぎるので、本実施形態では、適切な目標値に設定できるのである。
また、工場のスペースの制約により、作業に必要な物の用意に時間を要する場合は長めに設定するなど、作業環境に応じて設定時間を変更することもできる。
これらにより、本実施形態では、作業者の熟練度や工場の実情に合ったより適切な達成すべき目標準備時間の報知ができるようになる。
また、たとえば、段ボール箱に厳しい品質水準が求められる場合は、「試し加工・検品時間(無地)」や「検品加算時間(印刷/打抜)」の目標準備時間を長めに設定すれば、作業者による、より慎重な試し加工やより時間をかけた検品作業などを可能とする、実情に合った適切な達成すべき目標準備時間の報知ができるようになる。
このように決定される設定時間を基準として、図4または図5のオーダチェンジパターン別目標準備時間表の各目標準備時間の値が適宜設定される。
すなわち、印版交換および木型交換の両方を行う場合において、印版交換の準備作業時間と、木型交換の準備作業時間とを比較するのは、複数人で準備作業を並行に行い(印版交換と木型交換を並行に行い)、より効率的な作業を行った場合の目標準備時間を設定する本実施形態の基本概念に基づくものである。
ここで、図8A(b)のように、1色の印版交換の準備時間より、送り木型を取り外してから大型木型を取り付ける木型交換の準備時間が長くなることは、上述したような熟練作業者の作業の実測値から得られる。この場合、「機械セット加算(1色印版交換)時間」の設定時間(30秒/図6参照)ではなく、「機械セット加算(大型←→送り)時間」の設定時間(150秒/図6参照)が、第2の目標準備時間の基準として設定される。一方、図示しないが、印版交換の準備時間の方が長くなる場合(たとえば3色など複数の印版交換を行う場合)は、印版交換の設定時間(図6)が第2の目標準備時間の基準として設定される。
たとえば、インキ交換の準備時間が、第1〜第2の準備段階の他の準備時間(上述した「ロット終了・機械セット時間(無地から無地)」など)の合計より長くなる場合には、インキ交換に関する図6の「色替時間」の設定時間を基準とし、図4または図5のオーダチェンジパターン別目標準備時間表の各目標準備時間の値が適宜設定される。すなわち、第1〜第2の準備段階の目標準備時間の基準が、「色替時間」の設定時間となる。この場合、図4または図5のように設定される目標準備時間は、第1〜第3の目標準備時間が「色替時間」に置き換えられた数値を含むものとなる。一方、インキ交換の準備時間が短い場合は、図6の「色替時間」の設定時間は考慮されない。
このように比較を行うのは、ロット終了動作が開始(給紙停止)すると、製函機の運転速度の減速や機械セットと並行して、インキ交換が行われることを想定しているためである。
まず、図9(a)に示すように、後オーダで、打ち抜き加工はせず、1色の印刷のみを行う場合、後オーダで使用する色数に応じた検品加算時間の設定時間(この場合、「検品加算(1色)時間の設定時間である10秒/図6参照)を、第6の目標準備時間の基準とし、図4または図5のオーダチェンジパターン別目標準備時間表の各目標準備時間の値が適宜設定される。
ここで、段ボール箱の印刷部の検品は、1色ずつ検査するので、後オーダで使用する色数(印刷のために使用する印刷シリンダの数)が増えるほど、検品時間が長く設定される(図6参照)。
一方、図示しないが、後オーダで、印刷はせず、打ち抜き加工のみを行う場合は、後オーダで使用する木型の種類に応じた検品加算時間の設定時間(図6)が第6の目標準備時間の基準となる。
本実施形態による下位管理装置120は、目標準備時間報知装置(上位管理装置)122から受け取ったオーダ毎の基本情報に従って、製函機1の各ユニット2〜6、8の動作を制御する装置である。そのため、図10に示すように、下位管理装置120には、製函機1の各ユニット2〜6、8を制御する制御装置124と、各スイッチやタッチパネル式ディスプレイを含む操作パネル126と、生産枚数計数センサ28およびシート有無検出センサ29とが接続される。
下位管理装置120は、さらに、記憶部136を有し、この記憶部136は、目標準備時間報知装置122から受け取ったオーダ毎の基本情報(図11)および後述するオーダ順(図13)を一時的に記憶すると共に、生産枚数計数部132による計数結果を一時的に記憶する。また、記憶部136には、オーダチェンジ信号を目標準備時間報知装置122との間で送受信するタイミングに関するデータを記憶している。
本実施形態による目標準備時間報知装置122は、作業者が視認可能な目標準備時間を、オーダチェンジ開始と同時に、下位管理装置の操作パネル126および/または目標準備時間報知装置122に表示させるための装置であり、かつ、多数のオーダに係る段ボール箱の生産を、予め決められた順序で、製函機1に実行させるための装置である。
なお、製函機1の操作パネル126および/または目標準備時間報知装置122の操作パネル154には、前オーダおよび/またはオーダチェンジの後オーダに係るオーダ情報(図11)なども表示される。
ここで、オーダチェンジ信号は、ロット終了スイッチがオンの場合に、給紙テーブルの上に段ボールシートがなくなった時、または手動でオーダチェンジスイッチを押したときに送られる。
また、生産枚数計数部132において、生産枚数計数センサ28の検出信号に基づいて計数された生産枚数の計数結果を取得する。
なお、主モータオン信号は、作業者が主モータスイッチを手動でオンにしたときに送られ、機械セット完了信号は、第1および第2の準備段階における、各機械セットの完了を示す信号である。
位置決め完了信号は、給紙装置2、印刷装置3、クリーザスロッタ4、フォルダグルア6、カウンタエジェクタ8の位置決めが全て完了した時に出される。
製函機1が、印刷シリンダが昇降する印刷装置を備えるタイプでは、昇降ユニットの下降動作も位置決め項目に含まれるので、作業者が印版交換完了スイッチを押して、昇降ユニットが下降した後に、印刷装置の位置決めが完了する。
一方、製函機1が、印刷シリンダが昇降しない印刷装置を備えるタイプやダイカッタでは、印版や木型の交換作業の進捗と関係なく、印刷装置3やダイカッタ5の位置決めが完了する。
また、状態特定部144は、信号取得部142が取得した各機械セット完了信号に基づいて、完了した機械セット(位置決め、印版交換、木型交換)を特定する。
また、状態特定部144は、信号取得部142が取得した、主モータオン信号や生産枚数の計数結果に基づいて、給紙準備動作、試し加工・検品動作の状態を特定する。
たとえば、図12Aにおいて、状態特定部144は、オーダチェンジ信号を受信した時点を準備時間の開始とする。そして、この準備時間の終了は、上述した運転時間の開始の時点と同一の時点である。なお、作業者が給紙停止スイッチを操作した時点を運転時間の終了時点、かつ、準備時間の開始時点としても良い。
また、準備時間の集計開始時点は、機械のロット終了動作が開始した時点(給紙停止した時点)と同じ時点である、と捉えることができる。
なお、給紙開始スイッチON信号、主モータスイッチON信号、一枚給紙スイッチON信号、印版交換完了スイッチON信号、木型交換完了スイッチON信号は、作業者がスイッチを操作した時に送られる。
また、所要時間集計部146は、このような準備時間の集計と並行して、準備状態が開始してから、各機械セットが完了するまでの時間である、「位置決め完了時間」、「印版交換完了時間」、および、「木型交換完了時間」を集計する。
また、所要時間集計部146は、準備時間の集計と並行して、給紙準備動作が継続した時間である「給紙準備時間」と、試し加工・検品動作が継続した時間である「試し加工・検品時間」とを集計する。
ここで、後述する記憶部(データベース)152には、図13に示すようなオーダチェンジパターンを特定するための情報が記憶されている。
オーダチェンジパターン特定部156は、この記憶されているオーダチェンジパターンを特定するための情報に基づいて、所定のオーダチェンジ(たとえば、図13の生産順の「2」と「3」との間に行われるオーダチェンジ/準備段階)の前オーダ(図13の生産順「2」のオーダ)と後オーダ(図13の生産順「3」のオーダ)の、それぞれの、使用する印刷ユニットとインキ、使用する木型の情報に基づいて、オーダチェンジ時に必要となる作業を特定し、作業内容を表すオーダチェンジパターンを特定する。このオーダチェンジパターンの具体的な特定方法は後述する(図18、図19、図20A、図20B参照)。このオーダチェンジパターンの特定には、図4および図5に示される印刷パターンの特定、および、木型パターンの特定が含まれる。
ここで、記憶部152には、製函機1のタイプ毎(上述した印刷シリンダの昇降可能の有無など)に応じて、図4または図5のような「オーダチェンジパターン別目標準備時間表」のデータが記憶されている。
目標準備時間算出部157は、オーダチェンジパターン特定部156で特定されたオーダチェンジパターンに基づき、記憶部152に記憶された図4または図5のようなデータを参照して、目標準備時間を算出する。たとえば、図4を参照し、オーダチェンジパターン特定部156で特定された印刷パターンが「11」であり、かつ、木型パターンが「大送」である場合には、目標準備時間が325秒に設定される。
このディスプレイでの目標準備時間の表示は、準備段階の開始時点(図3参照)に開始され、その後、実際の準備段階(準備時間)の各作業が進むにつれて、算出された目標準備時間から時間が減算された、目標準備時間までの残り時間として表示され(カウントダウン表示/残り時間表示)、その後、実際の準備時間が目標準備時間に到達して残り時間が0となった後は、目標準備時間を超過した時間をマイナス表示として表示する(オーバー表示/超過時間表示)。
なお、変形例として、オーダチェンジが開始する前に、目標準備時間を表示するようにしても良い。例えば、オーダチェンジの前のオーダ生産中に、オーダ生産終了後に行われるオーダチェンジの目標準備時間を表示することにより、作業者は前もって目標準備時間を把握することができる。
まず、実績情報生成部/情報送信指令部148は、所要時間集計部146が集計した各実績時間と、オーダチェンジパターン特定部156が特定したオーダチェンジパターンに基づき、図14に示すような実績情報を生成すると共に、その生成した実績情報を記憶部に記憶させる。
図14に示すように、実績情報は、実行された各回のオーダチェンジの実績情報であり、オーダチェンジパターンと、実際の作業者の作業による準備時間の実績合計値、および、その内訳の各実績時間(準備時間、位置決め完了時間、印版交換完了時間、木型交換完了時間、給紙準備時間、試し加工・検品時間)を含む。
記憶された実績情報は、所定のタイミングで、入出力部140を介してサーバ装置112に送られる。
上述したように、報知指令部158からの指令によって、操作パネル154のディスプレイに目標準備時間が表示される。
また、作業者は、操作パネル154のキーボードやタッチパネルなどを操作することにより図6に示すような「作業別設定時間表」の設定時間の変更ができる。さらに、作業者は、準備段階で作業する人数を入力することにより、上述したように、「作業別設定時間表」の設定時間の変更ができる。さらに、作業者は、操作パネル154により、オーダの順番変更や、オーダの追加や削除、各オーダの生産基本情報の変更などのオーダの生産管理を行うことができる。
本実施形態による分析装置114は、サーバ装置112を介して種々の情報(図4〜図6に示すような作業別時間表などのデータ、図11に示すような基本情報、図13に示すようなオーダチェンジパターンを特定するための情報、図14に示すような実績情報)を入出力するための入出力部160と、この入出力部160を介して種々の情報を取得する情報取得部162と、実際の作業者による準備時間に関する実績情報を分析する分析情報生成部172と、実績情報を目標準備時間と比較して所定の比較情報を生成する比較情報生成部174と、情報送信指令部176と、実績情報や分析情報などを記憶する記憶部(データベース)178と、を有する。
より詳細には、図15は、「作業別設定時間表」(図6)の各作業別に細分化した「目標準備時間(作業別)」を示すと共に、その目標数値データと比較するための実績データとして、「作業別設定時間表」(図6)の各作業に対応する「実績時間(オーダチェンジパターン別)」を示す。ここで、本実施形態においては、「目標準備時間(作業別)」は、図6の各作業の設定時間に基づき、上述したように、たとえば作業人数に応じてそれらの設定時間を適宜調整し、最終的に決定された目標準備時間(図4または図5)を、作業別に細分化した作業別目標準備時間を意味する。
(2)機械セット加算時間(印版交換)=印刷シリンダが昇降するタイプにおいてオーダチェンジ時に印版交換を行う場合の位置決め完了時間−(過去の分析情報の平均値の)ロット終了・機械セット時間(無地から無地)時間
(なお、機械セット加算時間(印版交換)には、昇降ユニットの下降時間が含まれる。)
(3)機械セット加算時間(印版交換)=印刷シリンダが昇降しないタイプにおいてオーダチェンジ時に印版交換を行う場合の印版交換完了時間−(過去の分析情報の平均値の)ロット終了・機械セット時間(無地から無地)時間
(4)機械セット加算時間(木型交換)=オーダチェンジ時に木型交換を行う場合の
木型交換完了時間−(過去の分析情報の平均値の)ロット終了・機械セット時間(無地から無地)
(5)色替時間は集計しない。
(6)シートセット加算時間=準備時間−位置決め完了時間、印版交換完了時間、木型交換完了時間のうち最も長い時間−給紙準備時間−試し加工・検品時間
(7)給紙準備時間=給紙準備時間
(8)試し加工・検品時間(無地)=オーダチェンジ時に印版交換や木型交換を行わない場合の試し加工・検品時間
(9)検品加算時間(色)=オーダチェンジ後の後オーダで印刷を行う場合の試し加工・検品時間−(過去の分析情報の平均値の)試し加工・検品時間(無地)
(10)検品加算時間(打抜)=オーダチェンジ後の後オーダで打ち抜き加工のみを行う場合の試し加工・検品時間−(過去の分析情報の平均値の)試し加工・検品(無地)
(11)検品加算時間(打抜)=オーダチェンジ直後のオーダで印刷と打ち抜き加工を両方行う場合の試し加工・検品時間−(過去の分析情報の平均値の)試し加工・検品時間(無地)−(過去の分析情報の平均値の)検品加算時間(色)
図17Aおよび図17Bは、本実施形態の目標準備時間報知装置で実行される制御内容を示すフローチャートである。Sは、各処理のステップを示す。
まず、S1(図17A)において、工場での生産の一日の始まりに製函機の電源がオンにされると、信号取得部142が、オーダチェンジ信号または1オーダサイクル中における生産枚数の計数結果を取得する。次に、S2において、オーダチェンジ信号を取得したか否かを判定し、取得していれば、S3に進み、生産管理部150が、次のオーダの基本情報を下位管理装置120に送る。
次に、S4において、オーダチェンジ信号を受け取った(S1)ことに基づき、状態特定部144が、製函機1が準備状態(準備時間)の開始時点であると特定し、次に、S5において、所要時間集計部146が、準備時間の集計を開始し、記憶部152に記憶させる。
なお、オーダチェンジ中に複数の印版交換を行う場合は、S10、S11において、最後の印版交換完了信号を取得した時に、印版交換が完了したと判断する。
そして、作業者が一枚給紙スイッチなどを操作して試し加工が行われると、S15において、信号取得部142が生産枚数計数結果を取得し、次に、S16において、状態特定部144が、生産枚数計数結果を受け取ったことに基づいて給紙準備時間が終了したと特定し、所要時間集計部146は給紙準備時間の集計を終了し、集計された給紙準備時間が記憶部152に記憶される。
シートSが4秒間に2枚以上計数されない場合は、S18に進み、状態特定部144が、試し加工・検品時間が開始したと特定し、所要時間集計部146が、試し加工・検品時間の集計を開始する。そして、作業者が再び一枚給紙スイッチを操作するか、あるいは給紙開始スイッチを操作すると、S19において、信号取得部142が生産枚数計数結果を取得する。次に、S20において、シートSが4秒間に2枚以上計数されるまで、S19の処理を繰り返し、シートSが4秒間に2枚以上計数されると(S20でYES)、状態特定部144は、準備状態が終了したと特定する。
一方、S27において、一日の生産が終了したとみなされない場合には、S1に戻り、上述した処理を繰り返す。
また、現在のオーダの最終枚目が給紙され、連続給紙が停止されると、次のオーダを実行するために、下位管理装置120から新たなオーダチェンジ信号が送られるので、S1〜S24が再度実行される。
まず、オーダチェンジパターン特定部156は、S1において、印刷ユニット識別番号X=1として、1色目印刷ユニットの作業の特定を開始する。
次に、S2において、1色目印刷ユニットを、後オーダで印刷に使用するか否か判定する。後オーダで使用しない場合(S2でNO)、S3に進む。この場合、印版の交換作業が不要なので、オーダチェンジパターンの印刷パターン(以下では、「印刷パターン」と称する)を「00」と特定する(印刷パターンの「■□」の各数値の定義は、図4を参照)。なお、印刷シリンダが昇降するタイプの場合であって、印刷に使用しないユニットが存在する場合、最も効率が良いのは、オーダチェンジ中は前オーダの印版を装着したままにし、後オーダの生産中に印刷シリンダを上昇位置に固定して印版交換するという、オーダチェンジ中に印版の交換作業が不要な状態であり、本実施形態では、これを前提とする。
前後オーダでインキの種類が異なる場合(S6でNO)、S7に進み、オーダチェンジ中に印版交換およびインキ交換を行うので、印刷パターンを「11色替」と特定する。
一方、前後オーダでインキの種類が同じ場合(S6でYES)は、S8に進み、この場合、オーダチェンジ中に印版交換のみ行うので、印刷パターンを「11」と特定する。
S10において、印刷ユニット識別番号Xが製函機の印刷ユニット数より少ない場合は、S11に進み、識別番号を、前の識別番号に1を足した番号にする。たとえば、製函機が4色目印刷ユニットまでを備える場合、上述の説明では、1色目印刷ユニットまでしか印刷パターンを特定していないので、この場合、S11、および、S2以降の処理により、2色目印刷ユニットの印刷パターンの特定を進める。なお、製函機が備える印刷ユニットの数(一般的に2〜4)は、予め記憶部に記憶されている。
その後、S10において、印刷ユニット識別番号Xが製函機の印刷ユニット数と同じと判定されるまで、2色目以降の印刷ユニットについて、それぞれ、S2〜S8により印刷パターンを特定すると共に、S9における印刷パターンの合算を繰り返す。
S10において、印刷ユニット識別番号Xが製函機の印刷ユニット数と同じと判定された場合、S9において合算した印刷パターンを、最終的なオーダチェンジパターンの印刷パターンとして特定する。
なお、印版シリンダのタイプにより、オーダチェンジパターン特定部156は、上述した第1の制御内容またはこの第2の制御内容のいずれかを実行する。
次に、S2において、1色目印刷ユニットを、後オーダで印刷に使用するか否か判定する。後オーダで使用しない場合(S2でNO)、S3に進み、前オーダが1色目印刷ユニットを使用するオーダであったか否かを判定する。
前オーダが1色目印刷ユニットを使用するオーダであった場合(S3でYES)、S4に進み、この場合、1色目印刷ユニットにおいて、オーダチェンジ中に、1色目の印版から送り版に交換する必要があるので、印刷パターンを「10」と特定する(印刷パターンの「■□」の各数値の定義は図5を参照)。すなわち、上述したように、本実施形態では、送り版は印版に含まれる概念としているので、オーダチェンジ中の印版交換回数は1となる。
一方、前オーダが1色目印刷ユニットを使用しないオーダであった場合(S3でNOであり、送り版を使用している場合)、S5に進み、前後オーダで送り版を連続使用でき、交換作業が不要となるため、印刷パターンを「00」と特定する。
前後オーダでインキの種類が異なる場合(S8でNO)、S9に進み、オーダチェンジ中に印版から印版に交換し、かつ、インキ交換を行う必要があるので、印刷パターンを「11色替」と特定する。
一方、前後オーダでインキの種類が同じ場合(S8でYES)、S10に進み、この場合、オーダチェンジ中に印版から印版への交換を行い、インキ交換は行わないので、印刷パターンを「11」と特定する。
次に、S12に進み、印刷ユニット識別番号Xが、製函機の印刷ユニット数と同じか否かを判定し、S12において、印刷ユニット識別番号Xが製函機の印刷ユニット数より少ない場合は、S13に進み、識別番号を、前の識別番号に1を足した番号にする。
たとえば、製函機が4色目印刷ユニットまでを備える場合、上述の説明では、1色目印刷ユニットまでしか印刷パターンを特定していないので、この場合、S13に進む。その後、S12において、印刷ユニット識別番号Xが製函機の印刷ユニット数と同じと判定されるまで、2色目以降の印刷ユニットについて、それぞれ、S2〜S10により印刷パターンを特定すると共に、S11における印刷パターンの合算を繰り返す。
S13において、印刷ユニット識別番号Xが製函機の印刷ユニット数と同じと判定された場合、S11において合算した印刷パターンを、最終的なオーダチェンジパターンの印刷パターンとして特定する。
なお、この第3の制御内容は、製函機1がダイカッタ5を備えていない場合は、実行されない。
前後オーダともにダイカッタを加工に使用しない場合(S1でNO)、S2に進み、前後オーダで送り木型を連続使用でき、交換作業が不要となるので、オーダチェンジパターンの木型パターン(以下では、「木型パターン」と称する)を「送送」と特定する(木型パターンの「■□」の「送」、「大」、「小」のそれぞれの定義は、図4および図5を参照)。木型の場合、木型パターンが、S2、S5、S6、S9、S10、S13、S14、S16、または、S17において、1度特定されると、それぞれ、処理を終了する。
前オーダで大型木型を使用する場合(S4でYES)、S5に進み、木型パターンを「大送」と特定する。
一方、前オーダで大型木型を使用しない場合(S4でNO)、S6に進み、この場合、前オーダが小型木型を使用するオーダということになるので、木型パターンを「小送」と特定する。
前オーダで加工に使用しない場合(S7でNO)、S8に進み、この場合、ダイカッタを後オーダでのみ加工に使用することになるので、後オーダで大型木型を使用するか否かを判定する。
後オーダで大型木型を使用する場合(S8でYES)、S9に進み、木型パターンを「送大」と特定する。
一方、後オーダで大型木型を使用しない場合(S8でNO)、S10に進み、この場合、後オーダで小型木型を使用することになるので、オーダチェンジパターンを「送小」と特定する。
後オーダで大型木型を使用しない場合(S11でNO)、後オーダで小型木型を使用することになるので、S12に進み、前オーダで大型木型を使用するか否かを判定する。前オーダで大型木型を使用する場合(S12でYES)、S13に進み、木型パターンを「大小」と特定する。
一方、前オーダで大型木型を使用しない場合(S12)、S14に進み、木型パターンを「小小」と特定する。
前オーダで大型木型を使用する場合(S15でYES)、S16に進み、木型パターンを「大大」と特定する。
一方、前オーダで大型木型を使用しない場合(S15でNO)、S17に進み、この場合、前オーダで小型木型を使用することになるので、オーダチェンジパターンを「小大」と特定する。
さらに、本変形例では、オーダチェンジパターン特定部156は、オーダチェンジ後の後オーダについて、その後オーダの基本情報に含まれる品名コード(図11参照)を、記憶部152(図10)に記憶されているオーダ情報(図6に示すような基本情報)の品名コードと照合し、その後オーダが、過去に生産したことのある「リピートオーダ」か、または、過去に生産したことのない「新規オーダ」のいずれであるかを特定する。なお、品名コードとは、段ボール箱の仕様を示すコードであり、同じ段ボール箱の仕様には同じ品名コードを使用する。
本変形例においては、上述した記憶部152は、過去に生産したオーダの基本情報(オーダ情報)、および、それらのオーダにおいて、段ボール箱の検品に合格し、良品の段ボール箱を生産したときの製函機の各可動部材の最終調整位置を記憶している。
次に、図21に示す本変形例による作業別設定時間表のデータは、上述した実施形態の図6に対し、オーダチェンジ後の後オーダが、過去に生産したことがあるリピートオーダか、または、過去に生産したことがない新規オーダなのかを区別して、基準となる各設定時間を設定するデータである。
図21に示すように、本変形例では、図6に対し、作業項目として、「試し加工・検品時間(無地・新規オーダ)」、および、「検品加算時間(色刷/打抜・新規オーダ)」が追加されている。
そして、本変形例でも、上述した実施形態と同様に、図21における各設定時間を基準として、図4または図5のオーダチェンジパターン別目標準備時間表の各目標準備時間の値が適宜設定される。
本変形例において、この「試し加工・検品時間(無地)」の設定時間は、オーダチェンジ後の後オーダがリピートオーダの場合に、1回の検品で合格し、機械の調整や2回目の試し加工を行わないことを想定した設定時間である。これは、リピートオーダの場合、製函機の各可動部材が、過去のオーダ(前オーダより以前のオーダ)において、良品を生産したときと同じ調整位置に自動位置決めされる(同じ位置が再現される)ので、各可動部材を調整することなく良品を生産できると考えられるためである。
一方、新規オーダの場合は、記憶部152に記憶された各オーダの基本設定値/初期設定値に基づいて、各可動部材の自動位置決めが行われる。
ここで、参照する記憶部152のデータが異なっていても、最終調整位置と基本設定値への自動調整においては、ほぼ同一の時間で各可動部材の自動位置決めが行われる。従って、本変形例においては、図21に示す「ロット終了・機械セット(無地→無地)時間」の設定時間(75秒)は、リピートオーダと新規オーダとで共通する値としている。
本変形例では、図21に示すように、上述した実施形態に対し、「試し加工・検品時間(無地・新規オーダ)」の設定時間が追加されている。本変形例では、オーダチェンジの後オーダが新規オーダの場合に、1回目の検品後、機械の微調整や2回目の試し加工を行うことを想定しているためである。
その不具合を無くすための機械の微調整として、スロッタ溝の位置ズレに対してはフィードロールの隙間調整やスロッタナイフの位置調整などを行い、折り曲げ位置ズレに対してはフォルダグルアの折り畳みバーの位置調整などを行う。
このように、本変形例での「試し加工・検品時間(無地・新規オーダ)」の設定時間(第5の目標準備時間)は、その機械の微調整や2回目の試し加工の分、上述した実施形態の「試し加工・検品時間(無地)」より準備時間が長くなることを想定しているのである。
本変形例では、図21に示すように、上述した実施形態に対し、色数に応じた「検品加算時間(色刷・新規オーダ)」、および、木型の種類に応じた「検品加算時間(打抜・新規オーダ)」の設定時間が追加されている。
その不具合を無くすための機械の微調整としては、スロッタ溝の位置ズレや折り曲げ位置ズレに対しては上述した通りである。さらに、機械の微調整としては、印刷位置ズレに対しては印刷シリンダの位置調整を行い、打ち抜き位置ズレに対してはダイシリンダの位置調整を行う。
ここで、印刷や打ち抜き加工がある場合、無地の場合と比べて機械の調整箇所が増える。すなわち、たとえば、フィードロールやスロッタなどの調整に加えて、印刷シリンダやダイシリンダの調整が必要になる。従って、その分、機械の調整に要する時間は長くなると考えられる。しかしながら、本変形例では、無地の場合と印刷や打ち抜き加工がある場合とでは、印刷シリンダやダイシリンダの調整時間は微小であると捉え、機械の調整に要する時間を同じとみなしている。このような本変形例の場合、「検品加算時間(印刷/打抜・新規オーダ)」は、「検品加算時間(印刷/打抜)」と実質的に同じと捉えて、省略することで、図21に示す作業別設定時間表はシンプルになる。
まず、図22(a)に示すように、後オーダがリピートオーダである場合、第3の準備段階の時間は、「給紙準備期間」と、「試し加工・検品時間(無地)」と、「検品加算時間(印刷/打抜)」の各設定時間(図21参照)を加算した合計時間として算出する。
ここで、「試し加工・検品時間(無地)」、「検品加算時間(印刷/打抜)」のそれぞれの設定時間(図21参照)は、オーダチェンジの後オーダが新規オーダかリピートオーダかに応じて、異なるように設定されている。
従って、図22(b)に示すように、後オーダが新規オーダである場合は、図22(a)の例に対して、「試し加工・検品時間(無地)」の設定時間(30秒/図21参照)を用いず、「試し加工・検品時間(無地・新規オーダ)」の設定時間(60秒/図21参照)を用いると共に、「検品加算時間(1色)」の設定時間(10秒/図21参照)を用いず、「検品加算時間(1色・新規オーダ)」の設定時間(15秒/図21参照)を用いる。
ここで、継刃は、上部スロッタのスロッタ刃43に連結して使用する刃物である。作業者は、オーダに応じたシートSの溝切り加工寸法に対して、スロッタ刃43の刃物長さが不足する場合に、刃物長さを延長するために、スロッタ刃43に継刃を取り付ける作業を行う。反対に、オーダに応じたシートSの溝切り加工寸法に対して、スロッタ刃43の刃物長さが長すぎる場合には、作業者は、スロッタ刃43に連結されている継刃を取り外す作業を行う。
この変形例において、オーダチェンジパターン特定部156は、後オーダの基本情報に含まれるシートSの溝切り加工寸法の情報と、上部スロッタに取り付けられたスロッタ刃43の刃物長さの情報とを比較することにより、オーダチェンジ中に継刃の着脱作業が必要か否かを特定する。さらに、この変形例において、図6に示す作業別設定時間データには、第2の目標準備時間の「機械セット加算(印版交換/木型交換)時間」に加えて、「機械セット加算(継刃着脱)時間」が追加され、上述した実施形態と同様に、この追加した「機械セット加算(継刃着脱)時間」も適宜参照し、図4または図5に示すオーダチェンジパターン別目標準備時間表の値を設定する。なお、スロッタ刃の刃物長さの情報を取得する方法については説明を省略する。スロッタ刃の刃物長さの情報を取得する方法は、たとえば、特開2018−103535号公報に記載されている。
まず、本実施形態およびその変形例による段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置122では、段ボール箱の予め定められた各オーダの生産順(図13)と、それらの段ボール箱の各オーダ情報(図11)とを記憶する記憶部152と、各オーダの生産順に従って、所定のオーダチェンジ時の前に生産されるオーダの前オーダ情報および後に生産される後オーダ情報の両方に基づいて、それらの前オーダと後オーダとの間のオーダチェンジ時に後オーダの生産のために必要な準備作業をオーダチェンジパターンとして予め特定するオーダチェンジパターン特定部156と、特定されたオーダチェンジパターンに基づいて、全ての準備作業を完了させるべき所定の時間である目標準備時間(図4〜図6)を予め算出する目標準備時間算出部157と、所定のオーダチェンジ時および/または所定のオーダチェンジの開始前に算出された目標準備時間を作業者に報知するための報知指令部158と、を有する。
従って、オーダチェンジ前後の前オーダ情報および後オーダ情報の両方に基づいて、オーダチェンジ毎に異なる準備作業内容に応じた目標準備時間を作業者に報知するので、作業者に、目標準備時間内に作業を完了させようというモチベーションを維持させつつ、目標準備時間に対して実際にかかった準備作業時間を把握させることができる。それにより、作業者に、準備作業の段取りや準備作業に必要な所定の交換部品や工具などの物品の配置の見直しなどを行う必要性を認識させ、作業者が見直しなどを実行することにより、オーダチェンジ時の準備作業の効率化を図ることができる。
従って、オーダチェンジ時の印版交換の回数に基づいて目標準備時間を算出するので、目標準備時間が実際のオーダチェンジの作業内容に即したものとなる。ここで、例えば、印版交換の回数が多い場合、作業者が、印版交換を全て完了するのに要する時間が長くなり、それに応じて、オーダチェンジの時に必要な作業を全て完了させるのに要する準備時間も長くなる。従って、本発明によれば、印版交換の回数が多いほど目標準備時間を長く算出するので、作業者に、適切な目標準備時間を報知することができ、これにより、報知された目標準備時間内に準備作業を完了させようというモチベーションを維持させることができる。
このように、本実施形態およびその変形例では、オーダチェンジ毎に異なる、印版交換や試し加工された段ボール箱の検品の作業内容に応じて目標準備時間を算出するので、より効果的に、目標準備時間を実際の作業内容に即した時間として算出することができる。
このように、本変形例では、オーダチェンジの後オーダが新規オーダか否かに応じて目標準備時間を算出するので、より一層、目標準備時間が実際のオーダチェンジの作業内容に即したものとなる。たとえば、オーダチェンジ直後のオーダが新規オーダの場合、試し加工品の検品後に機械の調整が必要になることが一般的であり、過去に生産したことのあるリピートオーダの場合に比べて、試し加工してからオーダの生産が開始するまでの時間が長くなる。ここで、新規のオーダでは、新規ではないオーダ(リピートオーダ)よりも、新規である分、検品などにより時間をかける必要が想定される。従って、本変形例によれば、新規オーダである場合、リピートオーダである場合よりも目標準備時間を長く算出するので、より効果的かつより適切に、目標準備時間を算出することができる。そして、本変形では、機械の調整に要する時間を考慮した時間に設定することにより、新規オーダの場合でも目標準備時間を達成することが可能となり、作業者の目標準備時間内に準備作業を完了させようというモチベーションを維持することができる。
従って、より適切に、目標準備時間を算出することができる。より詳細には、目標準備時間が、製函機が自動で実行する準備作業の実測値および各作業に熟練した作業者による準備作業の実測値に基づいて設定されるので、全ての準備作業を完了させるべき所定の時間である目標準備時間(図4〜図6)をより適切な時間に設定することができる。
FD シート送り出し方向/シート搬送方向
1 段ボールシート製函機
2 給紙装置
3 印刷装置
4 クリーザスロッタ
5 ダイカッタ
6 フォルダグルア
7 シート分離装置
8 カウンタエジェクタ
9 結束機
27 フィードロール
28 生産枚数計数センサ
31 インキ缶
33 アニロックスロール
34、36 印刷シリンダ
37 プレスロール
38 印版
54 打ち抜きダイ(木型)
100 製函機の目標準備時間報知装置を含むシステム
110 製函機の生産管理装置
120 下位管理装置
122 上位管理装置/目標準備時間報知装置
156 オーダチェンジパターン特定部
157 目標準備時間算出部
158 報知指令部
Claims (9)
- 製函機による段ボール箱の生産のオーダチェンジ時に必要な作業内容に応じた目標準備時間を算出して作業者に報知する段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置であって、
段ボール箱の予め定められた各オーダの生産順と、それらの段ボール箱の各オーダ情報とを記憶する記憶部と、
上記各オーダの生産順に従って、所定のオーダチェンジ時の前に生産されるオーダの前オーダ情報および後に生産される後オーダ情報の両方に基づいて、それらの前オーダと後オーダとの間のオーダチェンジ時に後オーダの生産のために必要な準備作業をオーダチェンジパターンとして予め特定するオーダチェンジパターン特定部と、
上記特定されたオーダチェンジパターンに基づいて、上記全ての準備作業を完了させるべき所定の時間である目標準備時間を予め算出する目標準備時間算出部と、
所定のオーダチェンジ時および/または所定のオーダチェンジの開始前に上記算出された目標準備時間を作業者に報知するための報知指令部と、を有することを特徴とする段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置。 - 上記記憶部が記憶する各オーダ情報は、各印刷ユニットを印刷に使用するか否かの情報を含み、
上記オーダチェンジパターン特定部は、オーダチェンジ前後の前オーダ情報および後オーダ情報の両方に基づいて、印刷ユニット毎にオーダチェンジ時に印版交換が必要か否かを特定し、かつ、印刷ユニット全体でオーダチェンジ時に必要な作業者が行う印版交換の回数を特定し、
上記目標準備時間算出部は、上記特定された印版交換の回数に基づいて、印版交換の回数が多いほど上記目標準備時間を長く算出する、請求項1に記載の段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置。 - 上記オーダチェンジパターン特定部は、オーダチェンジ後の後オーダ情報に基づいて、その後オーダで印刷に使用する色の数を特定し、
上記目標準備時間算出部は、上記特定された色の数に基づいて、色の数が多いほど上記目標準備時間を長く算出する、請求項1または請求項2に記載の段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置。 - 製函機は、オーダチェンジ時に、所定の可動部材の位置決めを自動で実行し、
上記目標準備時間は、
オーダチェンジ時に印版交換を行わないと仮定した場合の、前オーダの生産が終了してから製函機の上記所定の可動部材の位置決めが完了するまでの第1の設定時間と、
オーダチェンジ時に印版交換を行うと仮定した場合の、前オーダの生産が終了してから、後オーダ用の印版交換が完了するまでの時間と、上記第1の設定時間との差である第2の設定時間と、
上記所定の可動部材の位置決めおよび上記印版交換の両方が完了してから、段ボールシートのセット完了後に製函機が起動するまでの第3の設定時間と、
上記製函機が起動してから段ボール箱の試し加工が開始されるまでの第4の設定時間と、
オーダチェンジ後の後オーダで印刷を行わないと仮定した場合の、段ボール箱の試し加工を開始してから、試し加工された段ボール箱を検品し、後オーダの段ボール箱の連続給紙による生産を開始するまでの第5の設定時間と、
オーダチェンジ後の後オーダで印刷を行うと仮定した場合の、段ボール箱の試し加工を開始してから、試し加工された段ボール箱を検品し、後オーダの生産を開始するまでの時間と、上記第5の設定時間との差である第6の設定時間との合計時間である、請求項2または請求項3に記載のボールシート製函機の目標準備時間報知装置。 - 上記目標準備時間は、製函機の印刷装置のインキを交換する色替時間の設定時間を含み、
上記目標準備時間算出部は、上記第1乃至第3の設定時間の合計時間より上記色替時間の設定時間が長い場合、上記第1乃至第3の設定時間に代えて上記色替時間の設定時間を設定する、請求項4に記載のボールシート製函機の目標準備時間報知装置。 - 上記記憶部は、さらに、過去に生産したオーダ情報を記憶しており、
上記オーダチェンジパターン特定部は、さらに、上記記憶部の過去に生産したオーダ情報を参照して、所定のオーダチェンジ後に生産される後オーダのオーダ情報が、過去に生産したオーダ情報に含まれるか否かを特定し、
上記目標準備時間算出部は、上記オーダチェンジ後の後オーダ情報が、過去に生産したオーダ情報に含まれない新規オーダである場合、新規オーダでない場合よりも上記目標準備時間を長く算出する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置。 - 上記オーダチェンジパターンは、前オーダ情報および後オーダ情報によって規定される、製函機の印刷装置の印版交換のパターンと、前オーダ情報および後オーダ情報によって規定される、製函機のダイカッタの打ち抜きダイの木型交換のパターンとを含み、
上記オーダチェンジパターン特定部は、これらの印版交換のパターンと木型交換のパターンとを含むオーダチェンジパターンを特定し、
上記記憶部は、この特定されたオーダチェンジパターンと、上記目標準備時間算出部が算出した目標準備時間とを関連付けたデータとして記憶し、
上記報知指令部は、このオーダチェンジパターンに関連付けて記憶された目標準備時間を作業者に報知する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置。 - 上記準備作業は、製函機が自動で実行する所定の可動部材の位置決めと、作業者により行われる印版交換、木型交換および試し加工された段ボール箱の検品とを含み、
上記記憶部は、製函機が自動で実行する準備作業の実測値に基づいて予め設定された、所定の可動部材の位置決めの設定時間と、各作業に熟練した作業者による準備作業の実測値に基づいて予め設定された、作業者により実行される印版交換、木型交換および試し加工された段ボール箱の検品の設定時間とのデータを記憶し、
上記オーダチェンジパターンに関連付けて記憶された目標準備時間は、上記記憶された上記製函機が自動で実行する所定の可動部材の位置決めの設定時間と、作業者により実行される印版交換、木型交換および試し加工された段ボール箱の検品の設定時間とを含むデータに基づいて設定される、請求項7に記載の段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置。 - 上記段ボールシート製函機は、段ボールシートを1枚ずつ供給する給紙装置、段ボールシートに印刷を施す印刷装置、段ボールシートに罫線を入れ、溝を切り、継ぎ代を形成するクリーザスロッタ、段ボールシートに所定形状の打ち抜き部分を形成するダイカッタ、継ぎ代に接着剤を供給し、段ボールシートを罫線に沿って折り曲げ、箱状に接合するフォルダグルア、および、箱状に接合された段ボールシートを計数し、結束枚数分のシート枚数のバッチを形成して送り出すカウンタエジェクタを含む、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019182232A JP7401894B2 (ja) | 2019-10-02 | 2019-10-02 | 段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019182232A JP7401894B2 (ja) | 2019-10-02 | 2019-10-02 | 段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021054028A true JP2021054028A (ja) | 2021-04-08 |
JP7401894B2 JP7401894B2 (ja) | 2023-12-20 |
Family
ID=75269424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019182232A Active JP7401894B2 (ja) | 2019-10-02 | 2019-10-02 | 段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7401894B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05225204A (ja) * | 1992-02-13 | 1993-09-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 生産機械の稼働予定立案装置 |
JPH07296060A (ja) * | 1994-04-28 | 1995-11-10 | Tec Corp | 作業指示書発行装置 |
JP2007042058A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-02-15 | Sharp Corp | 機種切替段取時間算出システム、機種切替段取時間算出方法、機種切替段取時間算出プログラムおよびこの機種切替段取時間算出プログラムを格納した記録媒体 |
WO2019064398A1 (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-04 | 三菱重工機械システム株式会社 | 紙工機械における準備作業時間の分析装置及び方法 |
-
2019
- 2019-10-02 JP JP2019182232A patent/JP7401894B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05225204A (ja) * | 1992-02-13 | 1993-09-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 生産機械の稼働予定立案装置 |
JPH07296060A (ja) * | 1994-04-28 | 1995-11-10 | Tec Corp | 作業指示書発行装置 |
JP2007042058A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-02-15 | Sharp Corp | 機種切替段取時間算出システム、機種切替段取時間算出方法、機種切替段取時間算出プログラムおよびこの機種切替段取時間算出プログラムを格納した記録媒体 |
WO2019064398A1 (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-04 | 三菱重工機械システム株式会社 | 紙工機械における準備作業時間の分析装置及び方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7401894B2 (ja) | 2023-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210086467A1 (en) | Corrugated sheet processing apparatus | |
EP3526029B1 (en) | Controls for paper, sheet, and box manufacturing systems | |
US20080022866A1 (en) | Sheet punching and embossing machine with register orienting and method for operating a sheet punching and embossing machine | |
CN103269849B (zh) | 制盒机的不合格品去除装置及制盒机 | |
US7073444B2 (en) | Method for checking the quality of flat workpieces and device for carrying out said method | |
US20080092705A1 (en) | Flatbed diecutting machine | |
EP1937463B1 (en) | Folding unit | |
JP5053041B2 (ja) | ブランクから折畳み箱を製造するための製函機 | |
US20170015014A1 (en) | Document Production System and Method with Automated Die Exchange | |
EP3450156B1 (en) | Sheet folding device and box-making machine | |
KR20130025402A (ko) | 박스 제조 장치, 검사 장치, 및 박스 제조 장치의 인쇄 레지스터 제어 방법 | |
US8337376B2 (en) | Post-press apparatus and a method to accomplish hot foil stamping, die-cutting and blank separation in a single pass | |
US20140195038A1 (en) | Die-cutting machine and method for adjusting a pressing force in a die-cutting machine | |
JP6704069B2 (ja) | 紙工機械における準備作業時間の分析装置及び方法 | |
EP3455086B1 (en) | Device having a changeable tool for processing workpiece sheets | |
JP7301335B2 (ja) | 段ボールシート製函機の運転実績評価システムおよび運転実績評価装置 | |
JP7401894B2 (ja) | 段ボールシート製函機の目標準備時間報知装置 | |
JP7301334B2 (ja) | 段ボールシート製函機の運転実績評価システムおよび運転実績評価装置 | |
JP2002036388A (ja) | 段ボールシート製函機の罫線付与装置 | |
US20080110313A1 (en) | Flat-bed sheet punching machine | |
JPH052939U (ja) | 段ボール製造機のヨーク連結装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220906 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230605 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231101 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7401894 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |