JPH05305444A - 溶接ユニット - Google Patents

溶接ユニット

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JPH05305444A
JPH05305444A JP4136364A JP13636492A JPH05305444A JP H05305444 A JPH05305444 A JP H05305444A JP 4136364 A JP4136364 A JP 4136364A JP 13636492 A JP13636492 A JP 13636492A JP H05305444 A JPH05305444 A JP H05305444A
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JP
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welding
welding unit
roller
plate
torch
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JP4136364A
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Fuminao Tanitomi
史直 谷冨
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KAISEI SHOKO KK
Original Assignee
KAISEI SHOKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 底板と立板を自動溶接できる溶接ユニット。 【構成】 底板上101を立板102に沿って移動する
溶接ユニットA,A’と、この溶接ユニットA,A’か
ら導出するケーブル6を保持する移動テーブルBと、こ
の溶接ユニットA,A’の移動方向を検出する検出器
C,C’と、この検出器C,C’の検出信号により、X
−YテーブルBを溶接ユニットA,A’の移動に追従し
て移動させるべくモータ32,35を制御する制御回路
部Dとを構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶接ユニットに係り、詳
しくは、底板と立板を自動的に溶接するための溶接ユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、溶接は、作業者がトーチや溶接
棒を手に保持して行われている。しかしながら溶接は苛
酷な作業であり、作業者は目や腰を痛めやすいものであ
った。このため従来、種々のタイプの自動溶接装置が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の自
動溶接装置はコンピュータで制御されるためきわめて高
価であり、しかも溶接対象物に応じてコンピュータのプ
ログラムを設計せねばならなかった。ところで、建築構
造物、水利構造物、造船などの技術分野では、底板と立
板を溶接する場合が多い。底板と立板は格子状に組み立
てられる場合が多く、したがって溶接される箇所は直線
部分が多い。ところが、直線部分の長さは様々であるの
で、その都度コンピュータのプログラムを設計すること
はきわめて面倒である。このため従来、底板と立板の溶
接には、一般にはコンピュータに制御される自動溶接装
置は使用されず、作業者の手作業により行われている実
情にあった。そこで本発明は、底板と立板を自動的に溶
接するための簡単な溶接手段を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、立板102に
押当して水平方向に回転するローラ4と、このローラ4
をこの立板102に押当させる押当手段20と、底板1
01上を転動する車輪10と、前記立板102と底板1
01の接合部aを溶接するトーチ12と、このトーチ1
2をこの接合部aに沿って移動させるべく前記ローラ4
を回転させるモータ2とからを構成している。
【0005】
【作用】上記構成によれば、モータ2を駆動してローラ
4を回転させると、溶接ユニットAは立板102に沿っ
て移動しながら、立板102と底板101の接合部aを
溶接する。また検出器Cは溶接ユニットAの移動方向を
検出し、その検出信号に制御されて、移動テーブルBは
溶接ユニットAに追従して移動しながら、ケーブル6を
溶接ユニットAに追従させる。
【0006】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は溶接装置の側面図、図2は正面図、図
3は平面図である。この溶接装置は、2個の溶接ユニッ
トA(特に図3参照)と、この溶接ユニットAから導出
するケーブル6を保持する移動テーブルとしてのX−Y
テーブルBと、溶接ユニットAの移動方向を検出する検
出器Cから成っている。後に詳述するように、溶接ユニ
ットAは底板101上を移動しながら、この底板101
と立板102(102a,102b)の接合部を自動的
に溶接する。102aはX方向の立板、102bはY方
向の立板である。またX−YテーブルBは、ケーブル6
を溶接ユニットAに追従させて水平方向に移動させる。
【0007】次に、図4〜図6を参照しながら、溶接ユ
ニットAの詳細な構造を説明する。溶接ユニットAは立
板102の両側部に2個配置されている。この2個の溶
接ユニットAは同一構造である。プレート形のベース部
材1の後部には、円筒形のケース8に収納されたモータ
2と、このモータ2のオンオフを切替えるスイッチ部1
4が設けられている。モータ2は電気コード13に接続
されており、この電気コード13はケーブル6(図1参
照)に挿入されている。
【0008】べース部材1の前部にはリング状の軸受3
が設けられており、この軸受3にはローラ4が装着され
ている。図5及び図6に示されるように、左側の溶接ユ
ニットAのローラ4と、右側の溶接ユニットAのローラ
4は、立板102aを左右からチャックしている。ロー
ラ4の下部にはギヤ5が形成されており、またカバーケ
ース15内にはギヤ6、7が収納されている。モータ2
が駆動すると、ギヤ5,6,7は回転し、ローラ4は水
平回転する。またベース部材1の角部には、立板102
aに押当するガイド用ローラ9が軸着されている。また
ベース部材1の下部には、底板101に接地する車輪1
0が設けられている。したがって、モータ2が駆動する
と、溶接ユニットAは立板102aに沿って底板上10
1上をX方向に移動する。モータ2により車輪10を駆
動回転させて、溶接ユニットAを移動させるようにして
もよい。ベース部材1の両側部にはリミットスイッチ1
1が設けられている。このリミットスイッチ11がY方
向の立板102bに当ると、モータ2やトーチ(後述)
12の駆動は停止する。
【0009】ローラ4の中心部には、トーチ12が貫通
している。図5に示すように、このトーチ12の先端部
12aは、底板101と立板102aの接合部aに対向
しており、この接合部aを溶接する。このようにトーチ
12をローラ4の中心部を貫通させることにより、溶接
ユニットAを小型コンパクトに構成できる。トーチ12
の先端部12aからは溶接棒17が突出している。この
溶接棒17は、電気コード13と一緒にケーブル6に挿
入されている。トーチ12は取付具13によりカバーケ
ース15に取り付けられている。
【0010】図4及び図5に示すように、左側の溶接ユ
ニットAと右側の溶接ユニットAのケース8には、支柱
71、72が立設されている。支柱71の上部には、シ
リンダ20の後端部がピン75により軸着されている。
またシリンダ20のロッド21の先端部はビス76によ
り支柱72の上部に固着されている。また支柱71には
ロック用の止具77が抜き差し自在に挿着されている。
この止具77を支柱71に挿着した状態では、支柱71
はピン75を中心に回転できないが、止具77を取りは
ずすと、時計方向N1に回転して開くことができる(図
5鎖線参照)。
【0011】2個の溶接ユニットAを底板101上にセ
ットするときは、図5鎖線で示すように、止具77を取
りはずして、左側の溶接ユニットAをピン75を中心に
時計方向N1に回転させて外方に開く。次に右側の溶接
ユニットAを底板101上に着地させ、次に左側の溶接
ユニットAを反時計方向に回転させて底板101上に着
地させる。次に止具77を支柱71に挿着して、左側の
溶接ユニットAがピン75を中心に回転しないようにこ
れをロックし、次にシリンダ20のロッド21を引き込
ませる。すると左右の溶接ユニットAは矢印N2方向に
互いに引き寄せ合い、左右のローラ4は立板102aを
チャックする。すなわちシリンダ20は、左右のローラ
4で立板102aをチャックするために、ローラ4を立
板102aに押当させる押当手段となっている。そこで
モータ2のスイッチ部14をオンにすれば、モータ2は
駆動し、2個の溶接ユニットAは立板102aに沿って
X方向に移動する。勿論、溶接ユニットAをピン75を
中心に時計方向N1に回転させずに、シリンダ20のロ
ッド21を前進後退させるだけで、立板102aにセッ
トすることもできる。
【0012】次に溶接ユニットAのガイド手段を説明す
る。図4において、底板101上には2本の支柱25が
設置されている。この支柱25の上端部には溝付ローラ
26が軸着されている。ローラ26とローラ26には、
ガイドロッド27が架け渡されている。このガイドロッ
ド27は、一方の溶接ユニットAのケース8の上部に固
着されたパイプ28に挿入されている。したがって溶接
ユニットAは、このガイドロッド27に沿って移動す
る。この支柱25は、底板101の所望の位置に自由に
設置できる。
【0013】次に、図1〜図3を参照しながら、X−Y
テーブルBを説明する。図1及び図2において、床上に
は断面形状がI型のX方向レール51が設置されてい
る。またレール51上には台車30が設置されている。
この台車30のキャスタ31は、レール51に嵌合して
おり、台車30上に設けられたモータ32に駆動されて
回転する。モータ32が駆動すると、台車30はレール
51に沿ってX方向に移動する。図2に示すように、レ
ール51とレール51の間には、溶接対象物である底板
101を載置する受台50が設けられている。底板10
1上には、立板102が仮溶接して固着されている。
【0014】図2に示すように、台車30には支柱33
Aが立設されている。また支柱33Aの反対側にも支柱
33Bが立設されており、この支柱33Bの下部に軸着
されたキャスタ31はレール51に嵌合している。左右
の支柱33A,33B上には断面形状がI型のY方向レ
ール37が架け渡されており、このレール37にはモー
タ35に駆動されて回転するキャスタ36が嵌合してい
る。キャスタ36はブラケット40に軸着されている。
図1に示すように、ブラケット40の下部にはX方向に
長いフレーム34が固着されており、このフレーム34
の下面にはケース55が固着されている。このケース5
5の内部には、制御ボックス56と溶接棒17(図5参
照)の供給機57が設けられている。この供給機57の
スプール57aに溶接棒17が巻回されている。この制
御ボックス56には、モータ32、35やトーチ12等
を制御する電気回路が配設されている。
【0015】図1に示すように、レール37上にはフレ
ーム38が設けられている。フレーム34の端部に軸着
されたキャスタ39は、フレーム38の下部に設けられ
たフレーム43の下面に当接している。したがってモー
タ35が駆動すると、キャスタ36はレール37上を転
動しケース55はY方向に移動する。勿論、移動テーブ
ルとしては、本実施例のX−YテーブルBに限定される
ものではなく、要はテーブル6を溶接ユニットAの移動
に追従させることができるものであればよいものであ
り、例えばX方向のみに追従させるものでもよい。
【0016】図1において、フレーム34の先端部には
シャフト68が固着されており、このシャフト68の下
端部には溶接ユニットAの移動方向を検出する検出器C
のケース114が取り付けられている。またシャフト6
8には、ケーブル6の係止具67が取り付けられてい
る。次に図7、図8を参照しながら、この検出器Cを説
明する。
【0017】図7において、ケース114の内部には2
個のフレーム120が互いに直交して設けられており、
各々のフレーム120にはポテンシオメータ113A,
113Bとスプロケット115A,115Bが取り付け
られている。ポテンシオメータ113A,113Bの端
面に設けられたスプロケット112A,112Bとスプ
ロケット115A,115Bには無端チェン116A,
116Bが調帯されている。ケース114の中央には垂
直なシャフト119が設けられている。このシャフト1
19の上端部はケース114の天井面に固着されている
(図8参照)。またこのシャフト119の下端部にはユ
ニバーサルジョイント117を介してシャフト118が
揺動自在に軸着されている。
【0018】図7において、シャフト118は、細長の
2個のリング121A,121Bに挿入されている。両
リング121A,121Bは互いに十字形に直交してお
り、その端部にはバー122A,122Bが立設されて
いる。このバー122A,122Bの上端部は上記チェ
ン116A,116Bに結合されている。またバー12
2A、122Bの中央部はケース114の内壁面に設け
られたピン123に軸着されている。図8において、ピ
ン123はケース114の内壁面に設けられた軸受12
7に支持されている。シャフト118の下端部には円板
129が装着されており、この円板129に形成された
孔部130に上記ケーブル6が挿通されている。溶接ユ
ニットAが移動すると、ケーブル6は溶接ユニットAに
牽引されて揺動し、これにともなってシャフト118も
ユニバーサルジョイント117を中心に揺動する。
【0019】図9は電気回路のブロック図であって、検
出器Cは制御回路部Dに接続されており、制御回路部D
はX−YテーブルBのモータ32、35に接続されてい
る。制御回路部Dは、検出器Cの信号により、モータ3
2、35の回転方向を制御する。この制御回路部Dは、
前記制御ボックス56に設けられている。ここで、図3
において溶接ユニットAがX1方向に移動すると、図7
においてシャフト118はX1方向に揺動し、一方のリ
ング121AもX1方向に揺動する。するとバー122
Aはピン123を中心に矢印N3方向に揺動し、チェン
116Aは矢印方向n1に回動して、溶接ユニットAが
X1方向に移動したことがポテンシオメータ113Aで
検出される。
【0020】また図3において溶接ユニットAがY1方
向に移動すると、図7においてシャフト118もY1方
向に揺動し、リング121BもY1方向に揺動する。す
るとバー122BはN4方向に揺動し、チェン116B
は矢印方向n2に回動して、溶接ユニットAがY1方向
に移動したことがポテンシオメータ113Bで検出され
る。同様の原理により、溶接ユニットAが図1において
X2方向やY2方向に移動した場合も、その移動方向は
ポテンシオメータ113A,113Bで検出される。こ
のようにこの検出器Cは、溶接ユニットAの移動方向を
検出する。
【0021】この溶接装置は上記のような構成より成
り、次に動作の説明を行う。図4に示すように、左右の
溶接ユニットAを底板101上に載置し、支柱71が回
転しないように、止具77でロックした後、シリンダ2
0のロッド21を引き込ませて左右のローラ4で立板1
02aをチャックする。次に溶接ユニットAのスイッチ
部14をオンにすると、モータ2は駆動し、ローラ4は
水平回転する。すると溶接ユニットAは立板102aに
沿ってX方向に移動し、トーチ12により底板101と
X方向の立板102aの接合部aが溶接される。このと
き、ガイドロッド27は溶接ユニットAの移動を案内す
る。溶接ユニットAの側面に設けられたリミットスイッ
チ11がY方向の立板102bに当たると、モータ2の
駆動は停止し、またトーチ12も駆動を停止し、溶接は
完了する。
【0022】次にシリンダ20のロッド21を突出させ
て、ローラ4とローラによる立板102aのチャック状
態を解除するとともに、止具77を取りはずしてロック
状態を解除し、左側の溶接ユニットAを図5鎖線で示す
ようにピン23を中心に時計方向N1に回転させたうえ
で、2個の溶接ユニットAを底板101上から取り外
す。Y方向の立板102bと底板101の溶接も、これ
とまったく同様に行われる。このような作業を繰り返す
ことにより、底板101と立板102を溶接する。
【0023】上記のように、溶接ユニットAをX方向や
Y方向に移動させながら溶接を行う際には、溶接ユニッ
トAの移動に追従して、ケーブル6を同じ方向に移動さ
せねばならない。ここで、溶接ユニットAが図3におい
てX1方向に移動すると、上述したようにケーブル6は
溶接ユニットAに引っ張られて、同方向X1に揺動す
る。すると図7においてシャフト118もX1方向に揺
動し、バー122AはN3方向に揺動して、シャフト1
18がX1方向に揺動したことがポテンシオメータ11
3Aにより検出される。するとモータ32は正回転し、
ケーブル6を保持するケース55を図3においてX1方
向へ移動させる。
【0024】またシャフト118がX2方向に揺動した
場合も、同様にしてその揺動方向はポテンシオメータ1
13Aにより検出されてモータ32は逆回転し、X−Y
テーブルBはX2方向に移動する。また図3において溶
接ユニットAがY1方向へ移動すると、図7においてシ
ャフト118はY1方向に揺動する。するとバー122
BはN4方向に揺動し、その揺動はポテンシオメータ1
13Bに検出されてモータ35が正回転し、ケース55
はY1方向に移動する。図3において、溶接ユニットA
がY2方向へ移動した場合も、同様にしてその移動方向
はポテンシオメータ113Bで検知され、モータ35は
逆回転する。このように、溶接ユニットAの移動にとも
ない、ケーブル6がXY方向に引っ張られると、これを
ポテンシオメータ113A,113Bにより直ちに検出
し、ケーブル6を溶接ユニットAに追従させることがで
きる。
【0025】図10は他の実施例の検出器C’を示して
いる。このものは、バー122A,122Bの上端部は
ポテンシオメータ113A,113Bの回転中心に設け
られたピン125A,125Bに軸着されている。した
がって溶接ユニットAの移動にともなってシャフト11
8がX方向やY方向に揺動すると、バー122A,12
2Bは矢印方向へ揺動し、ピン125A,125Bは回
転して、溶接ユニットAの移動方向が検出される。この
ように検出器としては、様々なものが適用できる。
【0026】図11、図12は溶接ユニットAの他の使
用方法を示している。この場合、1個の溶接ユニットA
が底板101上に載置される。ベース部材1の前端両側
部には逆L字形のブラケット231が設けられており、
このブラケット231の先端部にはバー251がピン2
41で軸着されている。このバー251の下端部にはロ
ーラ261が軸着されている。またブラケット231と
バー251はコイルスプリング271で結合されてい
る。したがって図12鎖線で示すように、バー251を
手に保持して外方に開いて、溶接ユニットAを底板10
1上に載置する。次にバー251から手を離すと、コイ
ルスプリング271のばね力により、立板102aはロ
ーラ4とローラ261でチャックされる。この溶接ユニ
ットAは、底板101と立板102の片側の接合部aだ
けを溶接する。また図示しないが、この溶接ユニットA
のケーブル6は、X−YテーブルBに保持されたケース
55内の供給機57に接続されている。この溶接ユニッ
トAの使用方法は、図4〜図6に示す溶接ユニットAの
使用方法と同じである。
【0027】次に、図13〜図15を参照しながら、他
の実施例の溶接ユニットA’を説明する。ベース部材2
11の後部には円筒形のケース212が立設されてお
り、一方のケース212の内部にはモータ213が収納
されている。またベース部材211の前部にはローラ2
19が軸着されている。モータ213の回転軸にはギヤ
214が軸着されている。このギヤ214はギヤ215
に係合しており、ギヤ215はローラ219の周面に当
接している。モータ213が駆動すると、ギヤ214,
215は回転し、ローラ219はギヤ215との摩擦力
により水平回転する。
【0028】左側の溶接ユニットA’のケース212
と、右側の溶接ユニットA’のケース212は、アーム
216により結合されている。左側のケース212の上
部はアーム216に固着されており、右側のケース21
0はピン217でアーム216に軸着されている。また
左側のケース212と右側のケース210は、コイルス
プリング218で結合されている。したがって右側のケ
ース212はピン217を中心に回転し、また左側のロ
ーラ214と右側のローラ214は、コイルスプリング
218のばね力により立板102aをチャックする。
【0029】図15に示すように、ベース部材211の
両側部には、台板221が結合されている。この台板2
21には、パイプ状のホルダー223が装着されてい
る。このホルダー223は、トーチ12(12A,12
B)を保持する。すなわちこの溶接装置A’は、ベース
部材211の両側部に2個のトーチ12を有している。
【0030】図15において、ホルダー223は、取付
具228により、台板221に取付けられている。この
取付具228は、ボルト229により、台板221の長
孔230に装着されている。したがってこのホルダー2
23は、立板102の厚さに応じて、台板221に沿っ
てスライドさせて、その位置を調整することができる
(図15鎖線参照)。またホルダー223の側部には、
リミットスイッチ11(11A,11B)が装着されて
いる。
【0031】図14に示すように、左右のローラ219
で立板102aをチャックすると、トーチ12は底板1
01と立板102aの接合部aに対向する。そこでスイ
ッチ216(図13参照)を入れるとモータ213は駆
動し、図15において、ローラ219は矢印N1方向に
回転する。すると溶接ユニットA’は底板101上を立
板102aに沿ってX1方向に移動し、一方のトーチ1
2Aにより、平板101と立板102aの接合部aを溶
接する。このとき、他方のトーチ12Bは休止してい
る。
【0032】リミットスイッチ11Aが立板102b1
に当たると(図15鎖線参照)、モータ213は逆回転
を開始し、ローラ219は矢印N2方向に回転する。す
ると溶接ユニットA’はX2方向に移動を開始するが、
これと同時に他方のトーチ12Bは駆動を開始し、また
一方のトーチ12Aは駆動を停止して、トーチ12Bに
より溶接が行われる。そしてリミットスイッチ11Bが
立板102b2に当たると、トーチ12Bやモータ21
3は駆動を停止し、すべての作業は終了する。本溶接ユ
ニットA’を底板101上にセットしたり、これから取
り外すときは、図14鎖線にて示すように、右側のケー
ス212を外方へ開く。勿論、この溶接装置A’のケー
ブル6も、前記X−YテーブルBに保持されており、こ
の溶接装置A’はX−YテーブルBと結合して使用され
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、溶
接ユニットA,A’をX方向やY方向に移動させなが
ら、底板101と立板102の接合部aを溶接すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶接装置の側面図
【図2】本発明に係る溶接装置の正面図
【図3】本発明に係る溶接装置の平面図
【図4】本発明に係る溶接ユニットの斜視図
【図5】本発明に係る溶接ユニットの側面図
【図6】本発明に係る溶接ユニットの平面図
【図7】本発明に係る検出器の斜視図
【図8】本発明に係る検出器の側面図
【図9】本発明に係る電気回路のブロック図
【図10】本発明に係る検出器の斜視図
【図11】本発明に係る溶接ユニットの斜視図
【図12】本発明に係る溶接ユニットの側面図
【図13】本発明に係る溶接ユニットの斜視図
【図14】本発明に係る溶接ユニットの正面図
【図15】本発明に係る溶接ユニットの平面図
【符号の説明】
A,A’ 溶接ユニット B X−Yテーブル C,C’ 検出器 D 制御回路部 2,213 モータ 4,219 ローラ 6 ケーブル 10 車輪 12 トーチ 32,35 モータ 25,26,27,28 ガイド手段 20,271,218 押当手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立板102に押当して水平方向に回転す
    るローラ4と、このローラ4をこの立板102に押当さ
    せる押当手段20と、底板101上を転動する車輪10
    と、前記立板102と底板101の接合部aを溶接する
    トーチ12と、このトーチ12をこの接合部aに沿って
    移動させるべく前記ローラ4を回転させるモータ2とか
    ら成ることを特徴とする溶接ユニット。
  2. 【請求項2】 前記溶接ユニットAが前記立板102に
    沿って移動するように案内するガイド手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の溶接装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段が、前記底板101に立
    設された支柱25と、この支柱25に支持された水平な
    ガイドロッド27とから成ることを特徴とする請求項2
    記載の溶接ユニット。
  4. 【請求項4】 前記トーチ12が前記ローラ4の中心部
    を貫通していることを特徴とする請求項1記載の溶接ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 前記ローラ19がベース部材211に組
    み付けられ、このベース部材211の両側部にトーチ1
    2A,12Bを保持させたことを特徴とする請求項1記
    載の溶接ユニット。
  6. 【請求項6】 連結手段で連結された前記溶接ユニット
    Aを2個備え、これらの溶接ユニットAに設けられた前
    記ローラ4により前記立板101を左右からチャック
    し、これらの溶接ユニットAに設けられたトーチ12に
    より、前記立板102と底板101の両側の接合部aを
    同時に溶接するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の溶接ユニット。
  7. 【請求項7】 前記連絡手段がアーム216であること
    を特徴とする請求項4記載の溶接ユニット。
  8. 【請求項8】 前記押当手段がシリンダ20であること
    を特徴とする請求項1記載の溶接ユニット。
  9. 【請求項9】 前記押当手段がコイルスプリング218
    であることを特徴とする請求項1記載の溶接ユニット。
  10. 【請求項10】 前記溶接ユニットAから導出するケー
    ブル6を保持し、且つモータに駆動されて水平方向に移
    動する移動テーブルBと、前記溶接ユニットAの移動方
    向を検出する検出器Cと、この検出器Cの検出信号に制
    御されて、前記移動テーブルBを前記溶接ユニットAの
    移動に追従して移動させるべく前記移動テーブルBの駆
    動用モータ32,35を制御する制御回路部Dとを設け
    たことを特徴とする請求項1記載の溶接ユニット。
  11. 【請求項11】 前記移動テーブルが、X−Y方向に移
    動するX−YテーブルBであることを特徴とする請求項
    8記載の溶接ユニット。
JP4136364A 1991-05-21 1992-04-28 溶接ユニット Pending JPH05305444A (ja)

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EP92108551A EP0514883B1 (en) 1991-05-21 1992-05-20 Welding unit
ES92108551T ES2096675T3 (es) 1991-05-21 1992-05-20 Equipo de soldadura.
US07/886,696 US5350895A (en) 1991-05-21 1992-05-20 Power propelled welding device
DE69215578T DE69215578T2 (de) 1991-05-21 1992-05-20 Schweisseinheit
KR1019920008599A KR960007325B1 (ko) 1991-05-21 1992-05-21 용접유니트 및 용접장치

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5418867B1 (ja) * 2013-03-06 2014-02-19 Jfeエンジニアリング株式会社 ピーニング施工台車

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