JP2992986B2 - 配管加工装置 - Google Patents

配管加工装置

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JP2992986B2
JP2992986B2 JP6271720A JP27172094A JP2992986B2 JP 2992986 B2 JP2992986 B2 JP 2992986B2 JP 6271720 A JP6271720 A JP 6271720A JP 27172094 A JP27172094 A JP 27172094A JP 2992986 B2 JP2992986 B2 JP 2992986B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般ビルの空調設備配
管工事等の現場において、配管の切断加工や溶接加工に
使用する配管加工用ガイドリングおよび配管加工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般ビル等の空調設備配管工事において
は、一般に白ガス管や黒ガス管と呼ばれている設備配管
用炭素鋼鋼管(SGP)、圧力配管用炭素鋼鋼管(ST
PG)が使用され、これらの鋼管に対して現場スプール
加工といわれる加工が行われている。このスプール加工
は、現場において真っ直ぐな管(直管)を所定の長さに
切断するとともに、切断面を開先加工したのち、さらに
切断した直管にエルボ、チーズなどの継手(フィッティ
ング類)やフランジを溶接施工する加工である。そし
て、1本の直管に1つの継手やフランジを溶接する加工
を1フィット加工と呼んでいる。
【0003】従来、現場スプール加工において配管を切
断する場合、簡易ローラ上に被加工配管を載せ、一般に
作業者が手によって配管を軸回りに回転させながら、手
持ちしたガス切断トーチによって切断するようにしてい
る。また、溶接をする場合、切断の場合と同様に簡易ロ
ーラ上に被加工配管を載せ、この配管に継手やフランジ
などを仮溶接したのち、手回しにより配管を軸回りに回
転させながら手動によるアーク溶接を行っていた。
【0004】また、配管の加工装置として、図7に示し
たような、いわゆる配管プレハブ加工装置なるものが市
販されている。この装置は、ベース160上の後端部に
回転式スクロールチャック162が設けてあって、この
チャック162に加工すべき配管164の加工側とは反
対側の端部を固定するようになっている。そして、スク
ロールチャック162は、ベース160に設けたガイド
166に沿って移動可能となっており、走行モータ16
8によって走行させられ、配管164の軸方向位置を調
整することができるようにしてある。また、回転式スク
ロールチャック162には、回転モータ170が設けて
あり、このモータ170を駆動することにより、チャッ
ク162に固定した配管164を回転させることができ
るようになっている。
【0005】一方、ベース160の前側の上面には、配
管164に接触する内周部に回転自在なローラを有する
配管押さえ172が設けてあって、チャック162に装
着した配管164を回転自在に保持し、配管164の回
転に伴う先端側の振動を防止し、配管164の上下左右
方向の位置ずれを防止するようにしている。この配管押
さえ172は、上下に2分割されており、上側押さえ部
材が押さえ昇降モータ174によって昇降し、下側押さ
え部材と協同して配管164を軸回り回転可能に保持、
開放できるようになっている。
【0006】また、ベース160の前端部には、図示し
ない支柱に切断トーチ176を保持するトーチホルダ1
78が設けてある。そして、トーチホルダ178は、ト
ーチ昇降モータ179によって昇降させられるととも
に、トーチ176を揺動させることができるようになっ
ている。切断トーチ176に接続した酸素プラズマ溶断
機180は、シーケンサ182から制御信号を受けるよ
うになっている。また、シーケンサ180には、タッチ
パネルなどの入力装置184が接続してあり、入力装置
184によって切断条件等を設定できるようにしてあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した現場
における配管の切断や溶接方法は、作業者が手によって
配管を軸回りに回転させるため、配管の回転に伴う配管
の軸方向移動や、配管の公差内製造誤差のために配管が
歪んで切断線や溶接線が螺旋上となり、切断面が配管の
軸線に対して傾斜したり、溶接線の目はずれの原因とな
る。また、配管の製造誤差による断面形状の歪み(偏
平)のため、加工トーチ(切断トートまたは溶接トー
チ)と配管との距離が変動して切断面が凹凸となり、ま
た切断および溶接電流の変動の原因とる。このため、作
業者は、加工トーチの配管表面からの距離を調整した
り、加工トーチを切断線や開先に合わせるように移動さ
せなければならず、場合によっては、配管の回転速度を
調整しながら切断、溶接を行う必要がある。従って、現
場スプール加工は、相当に熟練した技術が必要となる。
【0008】特に、切断加工の場合、配管を管軸に直交
して切断する、いわゆる直断の精度を出すことは熟練し
た作業者にとっても極めて困難で、単に切断しただけで
は継手やフランジを完全に溶接することができない。す
なわち、施工管理上、直管は、長さを±1mmの精度で
切断する必要があり、開先加工も同程度の精度が要求さ
れる。そして、溶接は、溶接部の引張強度が30kg/
cm2 を下回らないように実施例する必要があるが、従
来の手作業による切断加工では、これらの要件を満足す
ることができない。このため、従来の切断作業において
は、通常、配管を切断したのちに、切断面をサンダーや
ヤスリ等によって後処理を行い、配管軸方向に対する切
断面の垂直度を確保するとともに、切断面(開先面)の
凹凸の除去作業をする必要がある。
【0009】また、上記した従来の配管プレハブ加工装
置は、配管164を回転させたときに、配管164が公
差や回転ローラの偏心等により変動しないようにするこ
とが可能であるが、高精度の加工を行うことを目的とし
ており、一般に据置き型であって、配管工事現場に持ち
込むことは困難である。そして、例え現場に持ち込めた
としても、大き過ぎて設置するスペースがないという実
用上の問題がある。
【0010】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ために成されたもので、配管工事の現場において精度の
高い配管の加工をすることができるようにすることを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、被加工配管に装着するガイド
リングが、胴部とこの胴部の一端に形成したフランジ部
とを備えた断面L字状の複数のリング片が開閉可能に相
互に連結されていて、被加工配管の周方向に着脱可能で
あるとともに、前記フランジ部の先端面が加工トーチを
前記被加工配管の周方向に案内する案内面となった構成
にしてある。
【0012】ガイドリングには、胴部の内周面にゴム等
の弾性材を貼り付けるなどして配置し、配管の寸法誤差
や微小な凹凸を吸収するようにできる。弾性体は、内周
面の全周に設けてもよいし、適宜の間隔をもって設けて
もよい。さらに、胴部には、センサが検出して配管の回
転を開始したり停止させたりするための標識を取り付け
ることができる。この標識は、突起状のものや強磁性
体、良導体等によって構成することができる。そして、
標識の取り付けは、任意の位置に着脱できるように、磁
石によってガイドリングに吸着させるようにするとよ
い。
【0013】
【0014】そして、本発明に係る配管加工装置は、
加工配管を支持する複数の支持ローラと、これら各支持
ローラの少なくとも1つを回転駆動し、前記被加工配管
を軸回りに回転させる駆動モータと、前記被加工配管の
周面に装着され、被加工配管の周方向に沿った案内面を
備えたガイドリングと、前記支持ローラの上に配置され
た前記被加工配管の側方に立設した支柱に設けられ、被
加工配管の周面に接触する周面倣い部と、前記ガイドリ
ングの案内面に接触するリング倣い部とを有する倣いユ
ニットと、前記支柱に設けられて前記倣いユニットと一
体に前記周面倣い部を自重により下降させるとともに、
回転する前記被加工配管の周面形状に倣って前記周面倣
い部を上下動させる昇降ガイドと、前記倣いユニットに
設けられ、前記リング倣い部を前記被加工配管の軸方向
に付勢して前記ガイドリングの案内面に圧接する押圧ば
ねと、前記倣いユニットに取り付けられ、前記リング倣
い部と一体に前記被加工配管の軸方向に移動可能である
とともに、前記周面倣い部と一体に上下移動可能なトー
チ装着部と、前記支柱に上下移動可能に取り付けられ、
前記被加工配管を前記支持ローラに押し付ける押えロー
ラと、を有する構成にしてある。
【0015】倣いユニットには、自重により下降して前
記被加工配管の周面に接触する周面倣い部を設け、トー
チ装着部をトーチ装着部と一体に上下動できるようにす
ることが望ましい。さらに、倣いユニットとトーチ装着
部とは、被加工配管の上部から退避できるように旋回で
きるようにするとよい。そして、倣いユニットのリング
倣い部は、回転自在なローラやボールによって構成する
ことができる。また、周面倣い部も回転自在なローラや
ボールなどを用いることができるが、接触面が平面でな
いため、回転自在なボールを用いることが望ましい。
【0016】さらに、支持ローラは台車上に設けるよう
にする。また、倣いユニット、トーチ装着部等は、台車
に立設した支柱に水平方向に旋回できるように取り付け
るとよい。さらに、支柱には、被加工配管を支持ローラ
に押し付ける押さえローラを旋回可能に取り付ける。倣
いユニット、押さえローラの旋回方向は、上下方向でも
よいが、水平方向にすると扱いが容易であり、構造の簡
素化が図れる。
【0017】
【作用】上記のごとく構成した本発明に係る配管加工用
ガイドリングは、被加工配管への装着が容易であるとと
もに、フランジ部の先端面である案内面に沿って切断ト
ーチまたは溶接トーチを被加工配管の周方向に相対移動
させることにより、これらの加工トーチを被加工配管の
軸線と直交させて周方向に案内でき、配管を切断や溶接
をする場合に、トーチの配管軸方向への変動を防止で
き、切断加工の場合に配管を確実に軸線に直交した面内
で切断でき、切断面の管軸に対する直交性が良好となっ
て凹凸も少なく、また溶接の際の溶接線の目はずれをな
くすことができる。
【0018】そして、本発明の配管加工方法において
は、加工トーチを一定に保持しつつ被加工配管を回転し
て加工するため、例えば被加工配管を支持しているロー
ラによって被加工配管を回転することが可能となり、回
転機構の簡素化を図れるとともに、トーチをガイドリン
グの案内面と被加工配管の表面とから一定位置に保持し
て加工するため、トーチの変動に伴う切断寸法誤差をな
くせ、また溶接線の目はずれ等の防止が図れて切断加工
や溶接加工の精度を高めることができる。
【0019】そして、本発明の配管溶接装置において
は、トーチ装着部が倣いユニットのリング倣い部と一体
に被加工配管の軸方向に移動可能となっているため、リ
ング倣い部を被加工配管に取り付けたガイドリングの案
内面に押圧し、支持ローラによって配管を回転させるこ
とにより、トーチ装着部を被加工配管の軸方向への変動
を防止しつつ配管周方向に相対移動させることができ
る。従って、被加工配管の切断や溶接を配管の軸線に直
交した面内で確実に行うことができ、配管の加工精度を
大幅に向上することができる。しかも、本発明において
は、自重により下降して被加工配管の周面に接触する周
面倣い部を倣いユニットに設け、トーチ装着部を周面倣
い部とともに上下動できるようにしているため、配管と
トーチとの距離を常に一定に保持することが可能とな
り、切断面の凹凸や、切断または溶接電流の変動を避け
ることができる。
【0020】また、支持ローラや倣いユニット等を台車
に搭載すると、配管の作業現場に容易に加工装置を搬入
することができる。そして、押さえローラを設けて被加
工配管を支持ローラに押し付けるようにすることによ
り、被加工配管が台車上から落下するのを防止できると
ともに、長尺の被加工配管の端部を加工する場合にも、
配管を確実に支持ローラの上に保持することができ、支
持ローラによって配管を軸回り安定して回転することが
できる。また、押さえローラ、倣いユニット、トーチ装
着部を旋回可能とすることにより、被加工配管の台車上
へのの搬入時または排出時に、倣いユニットや押さえロ
ーラなどを台車の上方から退避させることにより、これ
らが邪魔とならず、配管の搬入出を容易に行うことがで
きる。
【0021】
【実施例】本発明に係る配管加工用ガイドリングおよび
配管加工装置の好ましい実施例を、添付図面に従って詳
細に説明する。図1は、本発明に係る配管加工装置の実
施例の斜視図である。
【0022】図1において、配管加工装置10は、台車
12を有している。この台車12は、例えば長さ150
cm、幅65cmであって、前後の下部にストッパ付の
移動用キャスタ14が一対ずつ設けてあり、任意の位置
に移動させて停止させておくことができるようにしてあ
る。そして、台車12の上面には、上部を円弧上に切り
欠いた複数の支持板16が台車の前後方向(長手方向)
に立設してあり、これらの支持板16によって複数対
(少なくとも2対)の支持ローラ18が回転自在に支持
されている。
【0023】これらの支持ローラ18は、回転軸が台車
12の長手方向となっているとともに、各対をなす支持
ローラ18の軸心が横方向に相互にずらしてあって、上
部に配置された被加工配管20を支持できるようになっ
ている。また、台車12の上には、駆動ローラを兼ねた
中央の支持ローラ18aに隣接して駆動モータ22が配
設してあり、駆動モータ22によって支持ローラ18a
を回転駆動して被加工配管20を軸回りに回転させるこ
とができるようになっている。さらに、台車12上の適
宜の位置には、被加工配管20を台車12上に搬入また
は台車12から搬出する際に使用する一対の手動式ジャ
ッキ24が設置してある。これらのジャッキ24は、そ
れぞれの上部に回転自在な一対のボールが被加工配管2
0の軸線と直交した方向に配置してある配管受け26が
設けてあり、支持した被加工配管20を容易に軸方へ移
動することができるようにしてある。
【0024】台車12の背面側(図1の左上側)には、断
面方形をなす支柱30が立設してある。そして、支柱3
0の上部には、断面コ字状をなす取り付け金具32を嵌
合させて固定してある。この取り付け金具32には、蝶
番34を介して旋回ブラケット36が取り付けてある
旋回ブラケット36は、詳細を後述する倣いユニット4
0を支持し、かつ被加工配管20を被加工配管20の上
方から退避させるためのもので、蝶番34を中心に水平
面内において旋回可能となっているとともに、支柱30
の前面側となる台車12側の面において、取り付け金具
32に密着可能であって、蝶番34に取り付けられてい
る側とは反対側が取り付け金具32に螺着できるように
してある。また、旋回ブラケット36は、前面に昇降ガ
イド38を有していて、倣いユニット40を上下方向に
案内できるようになっている。そして、倣いユニット4
0の側部には、被加工配管20を加工するための加工ト
ーチを固定できるトーチ装着部42が取り付けてある。
このトーチ装着部42は、被加工配管20を切断する際
の切断トーチを所定の角度に傾斜させて取り付けること
ができる切断トーチ装着部と、溶接の際に溶接トーチを
被加工配管20の軸線に直交して保持できる溶接トーチ
装着部とからなっている。
【0025】取り付け金具30の被加工配管20の後端
側側面(図1の右側側面)には、ブラケット44が固定
してあり、このブラケット44に旋回アーム46がピン
48を介して枢着してある。この旋回アーム44は、被
加工配管20を支持ローラ18に押し付ける押さえロー
ラ50を水平面内で旋回させるもので、押さえローラ5
0を回転自在に支持しているローラホルダ54がシリン
ダ52を介して取り付けてある。そして、ローラホルダ
54には、2対の押さえローラ50が取り付けてあり、
押さえローラ50が図1のように被加工配管20を下方
に押圧したときに、一対の押さえローラ50の回転軸が
被加工配管20の軸心の一側に位置し、他の一対の押さ
えローラ50の回転軸が被加工配管20の軸心の他側に
位置するようにしてある。
【0026】なお、シリンダ52は、押さえローラ50
の引き上げ用であって、押さえローラ50による被加工
配管20の押し付けは、ばねによって行うようにしてい
る。すなわち、図4に示したように、シリンダ52のロ
ッドの周囲には、押さえばね58が配置してあって、こ
の押さえばね58によって被加工配管20を支持ローラ
18に押し付けるようにしてある。
【0027】倣いユニット40は、図2に示してあるよ
うに、作業者が作業をする正面側が開放された箱状の枠
体60を有していて、この枠体60にトーチ位置調整機
構部62と倣い機構部80とが設けてある。そして、枠
体60は、旋回ブラケット36の昇降ガイド38に嵌合
するガイド部を有していて、昇降ガイド38に沿って自
重により容易に下降するようになっている。
【0028】トーチ位置調整機構62は、トーチ装着部
42の被加工配管軸線方向位置を調整するもので、ラッ
クバー64とピニオン(図示せず)とを主構成要素とし、
ピニオンを収納するとともに、ラックバー64とガイド
バー66とが被加工配管20の軸線方向に貫通している
ボックス68を有している。ラックバー64とガイドバ
ー66とは、枠体60の横幅よりも長く形成してあり、
両端が枠体60に形成した図示しない大きな長穴を介し
て枠体60から突出可能となっていて、その先端(図2
の左側端)にトーチ装着部42が設けてある。そして、
ボックス68の前面には、ラックバー64と噛み合って
いるピニオンを回転させるためのハンドル70が設けて
ある。従って、ハンドル70を回転させることにより、
ラックバー64が図2の左右方向に移動し、トーチ装着
部42に取り付けた加工トーチの被加工配管20の軸線
方向位置を調整できるようにしてある。
【0029】一方、枠体60の奥側の壁面近くには、ガ
イドシャフト72が設けてある。このガイドシャフト7
2は、被加工配管20の軸線に沿って配置してあり、一
端が枠体60の先端側内壁面73に固定され、他端が枠
体60の奥壁面に固定したブラケット74に支持されて
いる。そして、ガイドシャフト72は、ボックス68の
背面側の下部に設けたガイドブラケット76を貫通し、
このガイドブラケット76を介してボックス68を図2
の左右方向に案内するようになっている。さらに、枠体
60の先端側内壁面73とガイドブラケット76との間
のガイドシャフト72の周囲には、ボックス68を介し
て倣い機構部80を図2の右方向に付勢し、倣い機構部
80の倣いローラ82(リング倣い部)をガイドリング
84の案内面86に押圧する押圧ばね83が装着してあ
る。
【0030】倣い機構部80は、ボックス68の下方に
配置したガイドブロック88と、このガイドブロック8
8の下方に設けた倣いローラ82、倣いボール90を有
している。そして、ガイドブロック88は、ボックス6
8の下部に、下方に延在させて設けた上下ガイド92に
沿って上下動可能となっていて、ボックス68との相対
距離を調整できるようになっている。
【0031】すなわち、上下ガイド92には、水平ガイ
ド94が嵌合していて、この水平ガイド94が上下ガイ
ド92に沿って上下動可能となっている。そして、水平
ガイド94には、ガイドブロック88の背面に設けたガ
イド部が嵌合しており、ガイドブロック88が水平ガイ
ド94に沿って図2の左右方向に移動自在となってい
る。また、ガイドブロック88には、ガイドブロック8
8を昇降させるためのスクリューシャフト96が螺合し
ている。このスクリューシャフト96は、ボックス68
と螺合しているとともに、ボックス68を貫通してい
て、下端部がガイドブロック88の上部に螺合してい
る。そして、スクリューシャフト96は、上端部が枠体
60の天井部に形成した大きな長穴を介して枠体60の
上方に突出し、この上端部にスクリューシャフト96を
回転させるためのハンドル98が取り付けてある。
【0032】ガイドブロック88の下部には、枠体60
の底部に設けた大きな長穴を介して枠体60の下方に突
出させた脚100が固定してある。また、脚100の下
端には、被加工配管20の軸方向にローラブラケット1
02が設けてあって、このローラブラケット102の下
面に倣いローラ82と倣いボール90とが取り付けてあ
る。倣いローラ82は、回転軸が鉛直方向となってい
て、一部がローラブラケット102の後端(図2の右側
端)より突出するように取り付けられていて、周面が被
加工配管20の外周面に固定したガイドリング84の案
内面86と接触できるようしてある。また、倣いボール
90は、ローラブラケット102にの下面に固定した保
持脚104に回転自在に保持され、倣いローラ82より
下方に位置するようにしてあって、倣いユニット40の
自重による下降によって被加工配管20の周面に接触す
るようになっている。
【0033】ガイドリング84は、図3に示してあるよ
うに、胴部106とフランジ部108とならなってい
て、断面がL字状をなし、倣いユニット40側となるフ
ランジ部108の端面が倣いローラ82の当接する案内
面86となっている。また、ガイドリング84は、周方
向に等分割された3つのリング片110a〜110cか
ら構成されており、これらが相互にヒンジ111によっ
て連結してある。そして、リング片110aとリング片
110bとの連結部、およびリング片110bリング片
110cとの連結部のフランジが斜めに切り欠かれ、ガ
イドリング84を外側に開くことができるようにしてあ
る。また、リング片110aとリング片110cは、ば
ね式のファスナ112によって連結するようにしてあ
り、被加工配管20の寸法誤差をばね114の伸縮によ
り吸収できるようにしてある。
【0034】胴部106は、被加工配管20の軸線に対
して傾斜するのを防止するために、幅を50mm以上と
することが望ましく、外側面に被加工配管20の回転を
停止させたり、開始させるための標識116が取り付け
てある。この標識116は、底面に磁石を有していて、
ガイドリング84の任意の位置に容易に吸着させてセッ
トできるようになっている。そして、標識116を検出
するセンサであるリミットスイッチ118は、押さえロ
ーラ50を取り付けたローラホルダ54または旋回アー
ム46に取り付けられて、標識116の検出信号を図示
しないコントローラに入力する。コントローラは、ロー
ラリミットスイッチ116の出力信号によって駆動モー
タ22や加工トーチの制御を行う。
【0035】なお、図3に示した符号120は、エアプ
ラズマあるいは酸素プラズマ等による切断または開先加
工、あるいはセルフシールド溶接等の際に、被加工配管
20側にアース端子を取るための集電端子を示してお
り、ローラブラケット54に取り付けられていて、押さ
えローラ50と連動して上下するようにしてある。そし
て、この集電端子120は、フランジ部108を挟持す
る弾性体121を有しており、フランジ部108を確実
に接触するようにしてある。また、図1に示した符号1
22は、被加工配管20が作業者の居る正面側に落下す
るのを防止する落下防止バーである。
【0036】上記のごとく構成した実施例による配管の
加工は、次のとおりである。まず、被加工配管20を支
持ローラ18に支持させる場合、倣いユニット40は、
旋回ブラケット36によって台車12の上方から退避
、支柱30の側方に位置させておく。また、押さえロ
ーラ50も旋回アーム46によって支柱30の側方に位
置させておく。そして、一対のジャッキ24を上昇さ
せ、ジャッキ24に設けた配管受け26を支持ローラ1
8より高くする。その後、被加工配管20を、例えば台
車12の前側(図4の左側)より配管受け26上に搬入
し、軸線方向位置を調整したのち、周面にガイドリング
84を装着する。
【0037】次に、ジャッキ24を下降させて被加工配
管20を支持ローラ18によって支持させた後、シリン
ダ52によって押さえローラ50を上昇させた状態で旋
回アーム46を旋回させ、押さえローラ50を被加工配
管20の上に移動させる。そして、シリンダ52の作動
停止させると、ローラホルダ54が押さえばね58に
よって下方に移動し、図1または図4に示してあるよう
に、押さえローラ50が被加工配管20を支持ローラ1
8に押し付ける。その後、旋回ブラケット36を旋回さ
せて倣いユニット40を被加工配管20の上方に移動さ
せ、旋回ブラケット36を図示しないボルトなどによっ
て取り付け金具32に固定する。
【0038】このとき、倣いユニット40は、旋回ブラ
ケット36に設けた昇降ガイド38に沿って自重により
下降し、倣いボール90が被加工配管20の周面に接触
する。また、倣いローラ82は、押圧ばね82のばね力
がガイドブラケット76、ボックス68、上下ガイド9
2、水平ガイド94、ガイドブロック88、脚100、
ローラブラケット102を介して伝達され、ガイドリン
グ84の案内面86に圧接させられる。そして、ハンド
ル70によってラックバー64を移動させて切断トーチ
130を被加工配管20の軸線方向に移動させ、切断位
置の調節をするとともに、ハンドル98によってガイド
ブロック88を昇降させ、切断トーチ130と被加工配
管20との距離を調節する。
【0039】次に、駆動モータ22を駆動して支持ロー
ラ18aを回転させ、被加工配管20を軸回りに回転さ
せる。被加工配管20が回転すると、ガイドリング84
が被加工配管20と一体に回転し、ガイドリング84に
取り付けた標識116がリミットスイッチ118と接触
し、リミットスイッチ118の検出信号が図示しないコ
ントローラに送られ、コントローラがその信号を受けて
モータ22の駆動を停止して被加工配管20の回転を停
止する。そして、コントローラは、エアプラズマ切断機
(図示せず)をスタートさせ、開先角度に合わせてトー
チ装着部42に斜めに保持させた切断トーチ130によ
って被加工配管20に穴をあける。さらに、コントロー
ラは、穴あけ加工に要する所定の時間が経過すると、再
び駆動モータ22を駆動して被加工配管20を回転さ
せ、切断トーチ130によって被加工配管20を切断す
る。
【0040】このとき、倣いローラ82は、押圧ばね8
2によってガイドリング84の案内面86に常時押し付
けられてた状態が維持される。また、倣いボール90
は、倣いユニット40が自重によって下降するようにな
ったいるため、常に被加工配管20の周面と接触してい
る。従って、切断トーチ130は、被加工配管20に対
して、被加工配管20の軸線に直交した面内を相対移動
するとともに、被加工配管20との距離が一定に保た
れ、切断面の凹凸や切断面が軸線に対して傾斜すること
がなく、高精度の切断および開先加工が同時に行われ
る。そして、被加工配管20が1回転してリミットスイ
ッチ118が再び標識116を検出し、検出信号をコン
トローラに入力すると、コントローラはエアプラズマの
電源を切るとともに、駆動モータ22の駆動を停止す
る。これにより、被加工配管20の自動切断および自動
開先加工が終了する。
【0041】図5は、実施例による被加工配管20にエ
ルボ132をセルフシールドアーク溶接により溶接する
状態を示したものである。被加工配管20にエルボ13
2を溶接する場合、まず切断、開先加工した被加工配管
20を支持ローラ18の上に配置し、エルボ132を被
加工配管20に仮溶接する。その後、溶接トーチ134
によって、前記した切断加工とほぼ同様にして溶接加工
行なう。継手やフランジ等を溶接する場合も同様であ
る。なお、実施例の溶接加工においては、被加工配管2
0の1回転目のときには、回転速度を落として初層肉盛
りをゆっくり行ない、被加工配管20の2〜3回転目の
ときには、回転速度を上げるとともに溶接電流を大きく
し、また溶接棒本の供給速度を上げて強固な肉盛りを行
う制御をしている。
【0042】このように、実施例においては、着脱自在
なガイドリング84を被加工配管20に装着し、トーチ
装着部42に取り付けた加工トーチを、ガイドリング8
4の案内面86に接触させた倣いローラ82と、被加工
配管20の周面に接触させた倣いボール90とに追従さ
せるようにしたことにより、加工トーチの被加工配管2
0の軸線方向ずれをなくすことができるとともに、トー
チと被加工配管20との距離を一定に保つことが可能と
なり、被加工配管20の公差(偏心、断面歪み等)や表
面の局所的なへこみ等が存在したとしても、トーチが倣
いボール90と連動するため、切断寸法誤差を小さくで
きる。この結果、切断面の配管軸線に対する直交性が向
上し、切断面の凹凸を少なくすることができる。しか
も、切断トーチ130を開先角度に合わせて一定に保持
できるため、切断加工と開先加工とを同時に行うことが
できるばかりでなく、開先形状を一定にすることがで
き、追加工を必要としない。また、溶接の際には、溶接
電流の変動が少なく、きれいな溶接ビードを形成するこ
とができる。さらに、実施例においては、ガイドリング
84に設けた標識116をリミットスイッチ118によ
って検出してコントローラに入力し、コントローラによ
って加工の開始、終了を自動的に行っているため、配管
の加工能率を大幅に向上することができる。
【0043】例えば、使用量の比較的多い200AのS
GP配管を例にとると、従来の(手作業切断)+(サン
ダー掛け仕上げ、開先加工)の場合、10〜20分/本
であったが、実施例の配管加工装置10による場合、エ
アプラズマ切断機を使用したときに、1〜2分/本とな
り、作業時間を約10分の1にすることができた。ま
た、従来の手作業による(エルボ仮溶接(仮付け))+
(全周溶接加工)においては、20〜40分/本であっ
たが、実施例の配管加工装置10による場合、セルフシ
ールドアーク溶接機を使用したときに、10〜20分/
本となり、作業の大幅な高速化を図ることができた。し
かも、被加工配管20を自動的に加工することができる
ところから、作業員の技術の巧拙にかかわらず、高精度
の切断・開先加工および溶接を行うことができた。
【0044】しかも、実施例の配管加工装置10は、小
さな台車12に装置全体が搭載してあって小型軽量であ
り、作業スペースの小さな現場への搬入が可能である。
そして、支持ローラによって被加工配管20を回転させ
つつ切断、溶接を行うという極めて簡単な構造で高精度
の加工が可能である。さらに、実施例においては、プラ
ズマ切断またはアーク溶接等のアース用集電端子120
が押さえローラ50に連動して上下動するようにしてい
るため、被加工配管20に押さえローラ50をセットす
ると同時に切断または溶接のアース採りを行うことがで
き、アースの付け忘れをなくすことができる。しかも、
実施例においては、集電端子120を一定位置に保持し
て被加工配管20を回転させるため、アースケーブルの
捩じれをなくすことができ、また安定したアースを行う
ことができて加工の安定性を向上することができる。
【0045】図6は、他の実施例を示したものである。
本実施例は、被加工配管20が長尺であるため、台車1
2に設けた支持ローラ18だけで被加工配管20を支持
したのでは不安定となる場合の被加工配管20の支持方
法を示している。すなわち、被加工配管20が長尺であ
る場合、台車12の前後に補助台車140a、140b
を配置し、これらの補助台車140a、140bによっ
て被加工配管20の両端部を支持するようにしている。
【0046】各補助台車140a、140bは、同一の
構造をしており、それぞれ複数の移動用キャスタ142
を有するとともに、停止用の脚144を複数備えてい
る。そして、各補助台車140a、140bは、上部
に、被加工配管20を回転可能に支持するための支持ロ
ーラ146を一対ずつ有するとともに、手動のジャッキ
148が1つずつ設置されている。これらのジャッキ1
48は、配管加工装置10の台車12に設けたジャッキ
24と同様に構成してあって、ジャッキ24に設けた配
管受け26と同様の配管受け15を有している。また、
各対の支持ローラ146は、それぞれの回転軸が相互に
被加工配管20の軸線の反対側に位置するようにずらし
てある。このように、補助台車140a、140bを使
用することにより、長尺の被加工配管20を安定して保
持することができ、危険の防止と精度の高い加工をする
ことができる。なお、各脚144は、伸縮可能に構成し
てよいし、ストッパ付のキャスタを使用して脚144を
省略してもよい。
【0047】前記実施例においては、ガイドリング84
を3つのリング片110a〜110cによって構成した
場合について説明したが、2つのリング片によって構成
してもよいし、4つ以上のリング片によって構成しても
よい。また、ガイドリング84の内周面にゴム等の弾性
体を取り付けて被加工配管20の寸法誤差を吸収すると
ともに、装着性向上させることができる。そして、前記
実施例においては、リミットスイッチ118によって標
識116を検出する場合について説明したが、標識を永
久磁石などの強磁性体やアルミニウムなどの良導体によ
って構成し、これを磁気的または静電容量など、電気的
に検出するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の配管加
工用ガイドリングによれば、被加工配管への装着が容易
であるとともに、フランジ部の先端面である案内面に沿
って切断トーチまたは溶接トーチを被加工配管の周方向
に相対移動させることにより、これらの加工トーチを被
加工配管の軸線と直交させて周方向に案内でき、配管を
切断や溶接をする場合に、トーチの配管軸方向への変動
を防止でき、切断加工の場合に配管を確実に軸線に直交
した面内で切断でき、切断面の管軸に対する直交性が良
好となって凹凸が少なく、また溶接の際の溶接線の目は
ずれをなくすことができる。
【0049】そして、本発明の配管加工方法において
は、加工トーチを一定に保持しつつ被加工配管を回転し
て加工するため、例えば被加工配管を支持しているロー
ラによって被加工配管を回転することが可能となり、回
転機構の簡素化を図れるとともに、トーチをガイドリン
グの案内面と被加工配管の表面とから一定位置に保持し
て加工するため、トーチの変動に伴う切断寸法誤差をな
くせ、また溶接線の目はずれ等の防止が図れて切断加工
や溶接加工の精度を高めることができる。
【0050】また、本発明の配管溶接装置においては、
トーチ装着部が倣いユニットのリング倣い部と一体に配
管の軸方向に移動可能となっているため、リング倣い部
を被加工配管に取り付けたガイドリングの案内面に押圧
し配管を回転させることにより、トーチ装着部を被加工
配管の軸方向への変動を防止しつつ配管周方向に相対移
動させることが可能で、被加工配管の切断や溶接を配管
の軸線に直交した面内で確実に行うことができ、配管の
加工精度を大幅に向上することができる。しかも、本発
明においては、トーチ装着部が自重により下降して被加
工配管の周面に接触する周面倣い部と連動するため、被
加工配管とトーチとの距離を常に一定に保持することが
可能となり、切断面の凹凸や、切断または溶接電流の変
動を避けることができる。
【0051】さらに、本発明においては、支持ローラや
駆動モータ、倣いユニット等を台車に搭載してあるた
め、配管の作業現場に容易に加工装置を搬入することが
できる。そして、押さえローラによって配管を支持ロー
ラに押し付けるようにしているため、配管が台車から脱
落するのを防止できるとともに、長尺の被加工配管の端
部を加工する場合にも、配管を確実に支持ローラの上に
保持することができ、支持ローラによって配管を軸回り
安定して回転することができる。さらに、押さえロー
ラ、倣いユニットおよびトーチ装着部を旋回可能として
いるため、配管の搬入時または排出時にこれらを台車の
上方から退避させることにより、これらが邪魔となら
ず、配管の搬入出を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る配管加工装置の斜視図で
ある。
【図2】実施例に係る倣いユニットの詳細説明図であ
る。
【図3】実施例に係るガイドリングの斜視図である。
【図4】実施例による被加工配管の切断加工の状態を示
す図である。
【図5】実施例による被加工配管の溶接加工の状態を示
す図である。
【図6】他の実施例の説明図である。
【図7】従来の配管スプール加工装置の説明図である。
【符号の説明】
10 配管加工装置 18、18a 支持ローラ 20 被加工配管 22 駆動モータ 34 蝶番 36 旋回ブラケット 38 昇降ガイド 40 倣いユニット 42 トーチ装着部 46 旋回アーム 50 押さえローラ 62 トーチ位置調整機構 64 ラックバー 80 倣い機構部 82 リング倣い部(倣いローラ) 84 ガイドリング 86 案内面 90 周面倣い部(倣いボール) 92 上下ガイド 94 水平ガイド 106 胴部 108 フランジ部 110a〜110c リング片 111 ヒンジ 112 ファスナ 116 標識 118 リミットスイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F24F 13/02 F24F 13/02 E (56)参考文献 特開 昭49−7141(JP,A) 特開 昭62−230479(JP,A) 特開 昭50−55561(JP,A) 特開 平5−177389(JP,A) 特開 平5−169253(JP,A) 特開 平3−221312(JP,A) 特開 昭62−197273(JP,A) 実開 昭64−15666(JP,U) 実開 昭51−18328(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 37/02 B23K 37/02 301 B23K 7/00 509 B23K 9/028 B23K 37/047 502 F24F 13/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工配管 を支持する複数の支持ローラ
    と、 これら各支持ローラの少なくとも1つを回転駆動し、前
    記被加工配管を軸回りに回転させる駆動モータと、 前記被加工配管の周面に装着され、被加工配管の周方向
    に沿った案内面を備えたガイドリングと、前記支持ローラの上に配置された前記被加工配管の側方
    に立設した支柱に設けられ、被加工配管の周面に接触す
    る周面倣い部と、前記ガイドリングの案内面に接触する
    リング倣い部とを有する倣いユニットと、 前記支柱に設けられて前記倣いユニットと一体に前記周
    面倣い部を自重により下降させるとともに、回転する前
    記被加工配管の周面形状に倣って前記周面倣い部を上下
    動させる昇降ガイドと、 前記倣いユニットに設けられ、前記リング倣い部を前記
    被加工配管の軸方向に付勢して前記ガイドリングの案内
    面に圧接する押圧ばねと、 前記倣いユニットに取り付けられ、前記リング倣い部と
    一体に前記被加工配管の軸方向に移動可能であるととも
    に、前記周面倣い部と一体に上下動可能なトーチ装着部
    と、前記支柱に上下移動可能に 取り付けられ、前記被加工配
    管を前記支持ローラに押し付ける押さえローラと、 を有することを特徴とする配管加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の配管加工装置におい
    て、前記押さえローラは旋回アームを介して前記支柱に
    取り付けられ、前記旋回アームに設けられて前記ガイド
    リングに着脱自在に取り付けた標識を検出するセンサ
    と、このセンサの検出信号に基づいて、前記駆動モータ
    を介して前記被加工配管の軸回りの回転、停止を制御す
    るコントローラとを有することを特徴とする配管加工装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の配管加工装置
    において、前記支柱に設けた旋回アームに取り付けられ
    て前記押えローラと連動して上下動し、押さえローラが
    前記被加工配管を押圧する際に前記ガイドリングと接触
    し、前記トーチ装着部に装着した加工トーチを接地する
    集電端子とを有することを特徴とする 配管加工装置。
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