JPH0530535A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0530535A
JPH0530535A JP3167240A JP16724091A JPH0530535A JP H0530535 A JPH0530535 A JP H0530535A JP 3167240 A JP3167240 A JP 3167240A JP 16724091 A JP16724091 A JP 16724091A JP H0530535 A JPH0530535 A JP H0530535A
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signal
cif
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video
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Shinji Nishimura
眞次 西村
Yoichi Kato
洋一 加藤
Takashi Shiina
孝 椎名
Hisashi Ibaraki
久 茨木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的はテレビジョン信号フォーマッ
トと画像処理装置の入力信号フォーマットの変換回路を
不要に、その変換処理の遅延を無くし、コストを控え、
小型の画像処理装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明はカメラ(J)の出力信号(e)のフ
ォーマットを画像処理装置の入力信号フォーマットと
し、モニタ(K)の入力信号(f)を画像処理装置の出
力信号フォーマットとし、画像処理装置とカメラ(J)
及びモニタ(K)のフォーマットを統一することにより
画像処理装置の前処理回路(L)及び後処理回路(M)
を簡素化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に係り、特
に画像処理装置における前処理部、及び後処理部を簡略
化し、カメラとモニタを簡易に接続することができる画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のテレビ会議装置やテレビ
電話装置の構成例の概略を示す。同図において、この例
の構成はカメラA、前処理回路H、映像符号化回路E、
時分割多重・分離回路G、映像復号化回路F、後処理回
路I、モニタBよりなる。同図中、信号aはカメラAか
ら出力された映像信号であり、信号形式はNTSC(Na
tional Television System Comittee), PAL(Phase A
lternate Line)、SECAM(Sequential Couleur a M
emoire) のいずれかである。また、信号bはモニタBへ
の入力信号であり、カメラの出力信号同様、信号形式は
NTSC,PAL,SECAMのいずれかである。信号
cはCCITT勧告H.261で規定される映像符号化
Eへの入力信号であり、信号形式はCIFである。ま
た、信号dは映像信号復号化回路Fからの出力信号であ
り、信号形式は同様にCIFである。
【0003】カメラAにより人物や風景、書画等を撮像
し、その映像信号aはカメラからNTSC,PAL,S
ECAM等のいずれかの信号形式で出力され、前処理回
路Hにそのまま入力される。その際、CCITT(国際
電信電話諮問委員会)国際標準化勧告に従った映像符号
化回路Eを利用するため、前処理回路Hにおいて、入力
された信号は352画素×288ラインのノンインタレ
ース信号(以下CIF(Common Intermediate Format))
に変換され、CCITT勧告H.261で規定される高
能率符号化方式に従う映像符号化回路Eで圧縮される。
さらに、ディジタル化された音声信号等と共に、CCI
TT勧告H.221で規定されるフレーム構成に時分割
多重・分離回路Gで時分割多重化され、ISDN(Inte
grated Services Didital Network)等の回線交換網や、
高速ディジタル回線等の専用線を通して相手装置に送ら
れる。また、相手装置から、同様の時分割多重化された
信号を受信すると、先ず、時分割多重・分離回路Gで音
声信号等と分離され、CCITT勧告H.261で規定
される映像復号化回路Fで復号される。この信号はさら
に、後処理回路Iにおいて、カメラAの出力信号と同様
にNTSC,PAL,SECAM等の信号形式に変換さ
れ、モニタBへ入力され、相手側で撮像された人物や風
景、書画等の画像が画面上に再現される。
【0004】図11は従来のテレビ会議装置やテレビ電
話装置におけるNTSC信号に対するカメラ−前処理回
路の構成を示す。カメラAは撮像素子A1、マトリクス
変換回路A2、色変調回路A3、Y/C合成回路A4に
より構成される。このカメラAにおいて、撮像素子A1
から出力されるRGB信号をマトリクス変換回路A2に
より輝度信号と2つの色差信号については色変調回路A
3により色変調を行い、多重化色信号に変換する。その
後、輝度信号と多重化色信号はY/C合成回路A4でN
TSC信号に変換され、コンポジット形式の映像信号a
として出力される。
【0005】前処理回路Hでは、カメラAからの映像信
号aをA/D変換器H1でディジタル化した後、Y/C
分離回路H2でY/C分離し、色復調回路H3により多
重化色信号を色復調することにより、輝度信号と2つの
色差信号に分離する。これらの信号はCIF変換回路C
に入力される。CIF変換回路Cは水平フィルタH4、
ダウンサンプラH5、TDM回路H6,ノンインタレー
ス変換回路H7、垂直フィルタH8により構成される。
このCIF変換回路Cにおいて、分離した3種類の信号
をそれぞれ水平フィルタH4で帯域制限した後ダウンサ
ンプラH5によりダウンサンプリングを行い、所定の水
平画素数に変換する。この信号はTDM回路H6により
時分割多重され、さらに、インタレース形式をノンイン
タレース変換回路H7によりノンインタレース形式に変
換し、垂直フィルタH8で帯域制限した後に所定の垂直
ライン数に変換する。この様に変換された信号cは符号
化するために映像符号化回路Eに送られる。PAL信号
やSECAM信号の場合は、1フィールドの有効ライン
数が288であるため、ノンインタレース変換回路H7
4と、垂直フィルタH8は不要であるが、フレーム数2
5を30に変換するための時間フィルタが必要となる。
【0006】後処理回路Iは前処理回路Hの逆の処理を
行う。後処理回路IはD/A変換器I1,Y/C合成回
路I2、色変調回路I3、逆CIF変換回路Dより構成
され、逆CIF変換回路Dは水平フィルタI4、アップ
サンプラI5、DTD回路I6,インタレース変換回路
I7、垂直フィルタI8より構成される。逆CIF変換
回路Dにおいて、映像復号化回路Fからの信号dを垂直
フィルタI8で補間し、所定の垂直ライン数に変換す
る。その後、インタレース変換回路I7によりインタレ
ース形式に変換され、DTDM回路I6において、輝度
信号と2つの色差信号に分離される。分離されたそれぞ
れの信号はアップサンプラI5によりアップサンプリン
グされ、水平フィルタI4で帯域制限される。色差信号
は色変調回路I3により変調され、多重化色信号に変換
され、Y/C合成回路I2により輝度信号と多重化色信
号がNTSC信号形式に合成される。この信号はD/A
変換器I1でアナログ変換され、モニタBへのコンポジ
ット形式の入力信号bとなる。
【0007】モニタBはY/C分離回路B4、色復調回
路B3、逆マトリクス変換回路B2、表示素子B1より
構成される。モニタBにおいて、入力された信号bがY
/C分離回路B4において、輝度信号と多重化色信号に
分離され、多重化色信号については色復調回路B3によ
り2つの色差信号に変換される。その後、輝度信号と2
つの色差信号は逆マトリクス変換回路B2によりRGB
信号に変換され、表示素子B1に入力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の例で
は一度NTSC,PAL,SECAMの何れかに変換さ
れた信号をさらに、CIFに変換し、また、その逆の変
換をするため、CIF変換部及び逆CIF変換部を必要
とするので、装置が大きく、高価となる欠点があった。
また、ノンインタレース変換及びインタレース変換にお
いては、少なくとも1フィールド約17msの処理遅延
をそれぞれ生じ、時間フィルタにおいては数フレームの
処理遅延を生じるため、映像信号の処理遅延が大きくな
り、同期を図るためのメモリ等が増大する等の欠点があ
った。本発明は上記の点に鑑みなされたもので、上記の
ような欠点を除去し、テレビジョン信号フォーマットと
画像処理装置の入力信号フォーマットの変換回路を不要
にし、その変換処理遅延を無くし、コストを控え、小型
の画像処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】テレビ会議・テレビ電話
装置で用いられるCIF(360pel ×288line),Q
CIF(180pel ×144line) あるいは、NTSC
/PAL/SECAM等の1種乃至は数種類のテレビジ
ョン信号を水平方向に変換するか、垂直方向に変換する
か、時間方向に変換するか、または、前記3方向の変換
の組み合わせにより得られたフォーマットのビデオ信号
の中から1種乃至はは数種類のフォーマトのビデオ信号
の処理等を行う画像処理装置において、画像処理装置が
処理しようとする入力ビデオフォーマットの水平解像度
或いは、水平画素数、垂直解像度或いは、垂直ライン
数、フレーム数に対応するビデオ信号を画像処理装置に
送出するカメラと、画像処理装置が処理し終わった出力
ビデオフォーマットの水平解像度或いは水平画素数、垂
直解像度、或いは垂直ライン数、フレーム数に対応する
ビデオ信号を画像処理装置より受信し表示するモニタを
画像処理装置にカメラ及びモニタにどちらか一方または
両方を接続する。
【0010】
【作用】本発明はカメラの出力信号フォーマットを画像
処理装置の入力信号フォーマットとし、モニタの入力信
号フォーマットを画像処理装置の出力信号フォーマット
とすることによりカメラ及びモニタを接続する際にフォ
ーマットを統一することにより画像処理装置においては
数種類のテレビジョン信号の水平方向、垂直方向、及び
時間方向の変換の組み合わせによりビデオフォーマット
の変換及び逆変換等を行っていた前処理回路及び、後処
理回路を簡易化でき、さらに、カメラ、モニタも簡易化
できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明によるテレビ会議装置やテレビ
電話装置の構成の概要を示す。同図中、図10と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。同図
の画像処理装置のシステム構成はカメラJとモニタK及
び画像処理装置として前処理回路L、映像符号化回路
E、時分割多重・分離回路G、映像復号化回路F、後処
理回路Mにより構成される。図1において、カメラJか
ら直接CIF形式である信号eが出力され、前処理回路
Lに入力される。同様に後処理回路MからはCIF形式
の信号fが出力され、モニタKに入力される。
【0012】図2は本発明の第1実施例を示す。カメラ
J1は撮像素子J11、マトリクス変換回路J12、色
変調回路J13、Y/C合成回路J14より構成され
る。カメラJ1は人物や風景、書画等を撮像し、撮像素
子J11よりRGB信号をマトリクス変換回路J12に
出力する。マトリクス変換回路J12は撮像素子J11
より出力されたRGB信号をCIF形式のノンインタレ
ース信号である輝度信号と2つの色差信号に変換する。
色変調回路J13は色差信号を多重化色信号に変換す
る。その後、Y/C合成回路J14はマトリクス変換回
路J12の出力である輝度信号と色変調回路J13から
の多重化色信号を合成し、コンポジット形式のCIF信
号e1を前処理回路L1に出力する。
【0013】次に前処理回路L1はA/D変換器L1
1、Y/C分離回路L12、色復調回路L13、TDM
回路L14より構成される。A/D変換器L11はCI
F形式の信号e1をディジタル化する。Y/C分離回路
L12はディジタル化された信号e1を輝度信号と多重
化色信号に分離する。色復調回路L13はY/C分離回
路L12からの多重化色信号を2つの色信号に分離す
る。TDM回路L14はY/C分離回路L12からの輝
度信号と色復調回路L13からの2つの色差信号を時分
割多重化し、映像符号化回路Eへの入力信号cとする。
この信号cはそのまま映像符号化回路Eに入力され、C
CITT勧告H.261で規定された高能率符号化方式
の映像符号化回路Eで映像信号が圧縮され、ディジタル
化された音声信号等と、CCITT勧告H.221で規
定されるフレーム構成に時分割多重化され、IDSN等
の回線交換網や高速ディジタル回線等の専用線を通じて
相手装置に送られる。
【0014】後処理回路M1はDTDM回路M14,色
変調回路M13、Y/C合成回路M12、D/A変換器
M11より構成される。この後処理回路M1は前処理回
路L1と逆の処理が行われる。映像復号化回路Fよりの
時分割多重信号dがDTDM回路M14に入力される
と、DTDM回路M14は輝度信号と2つの色差信号に
分離し、色変調回路M13に出力する。色変調回路M1
3は色差信号を多重化色信号に変換し、Y/C合成回路
M12に出力する。Y/C合成回路M12はDTDM回
路M14からの輝度信号と色変調回路M13からの多重
化色信号を合成し、D/A変換器M11に出力される。
D/A変換器M11は入力された信号をアナログ信号に
変換する。この変換された信号はコンポジット形式のC
IF信号であり、モニタK1に入力信号f1として送信
される。
【0015】モニタK1はY/C分離回路K14、色復
調回路K13、逆マトリクス変換回路K12、表示素子
K11より構成される。モニタK1において、先ずY/
C分離回路K14は信号f1を輝度信号と多重化色信号
に分離し、多重化色信号を色復調回路K13に出力す
る。色復調回路K13は多重化色信号は2つの色差信号
に変換され、逆マトリクス変換回路K12に出力され
る。この輝度信号と2つの色差信号はノンインタレース
のCIF形式の信号である。逆マトリクス変換回路K1
2は入力された信号をRGB信号に変換し、表示素子K
11に出力する。表示素子K11はRGB信号を受けて
相手側で撮像された人物や風景、書画等の画像を画像上
に再現する。
【0016】図3は本発明の第1実施例の変形例を示
す。同図は図2と同様の処理を異なった回路分割で実施
した例である。図2におけるカメラJ’から前処理回路
L1のA/D変換器J15を持たせたもので、カメラ
J’から直接ディジタル化された信号e1’が出力さ
れ、前処理回路L1’により処理されるものである。ま
た、同様に図2におけるモニタK1に後処理回路M1の
D/A変換器K15を持たせ、直接後処理回路M1’か
らのディジタル信号f1’がモニタK1’の入力とな
る。以上の構成から明らかなように、カメラJ’と前処
理回路L1’間の映像信号がY/C合成されたコンポジ
ット形式の場合、適当な標本化周波数でA/D変換すれ
ば、従来のCIF変換において、必要であった水平フィ
ルタH4、ダウンサンプラH5、ノンインタレース変換
回路H7、垂直フィルタH8が不要となる。これと同様
のことが、モニタK1と後処理回路M1についても言え
る。
【0017】これにより、本構成例を用いれば従来の構
成と比較して、CIF変換回路C,、逆CIF変換回路
Dが不要となり、さらに、処理遅延も小さくなり、メモ
リ等の節減も可能となる。また、カメラの出力ライン
数、モニタの入力ライン数をCIF用の1/2(144
ライン)にA/D・D/A変換回路における標本化周波
数をCIF用の1/2(176画素)に変更することに
より、176画素×144ラインの1/4のCIFサイ
ズ用(以下1/4CIFと記す)の前処理回路/後処理
回路とすることもできる。
【0018】図4は本発明の第2実施例を示す。カメラ
J2は撮像素子J21、マトリクス変換回路J22より
構成される。カメラJ2は、人物や風景、書画等が撮像
され、撮像素子J21はRGB信号をマトリクス変換回
路J22に出力する。マトリクス変換回路J22は入力
されたRGB信号をCIF形式のノンインタレース信号
である輝度信号と2つの色差信号に変換し、コンポーネ
ント形式の入力信号e2として次段の前処理回路L2に
出力する。前処理回路L2はA/D変換器L21とTD
M回路L22により構成される。前処理回路L2のA/
D変換器L21は、CIF形式の信号e2をディジタル
化し、輝度信号と2つの色差信号として、TDM回路L
22に出力する。TDM回路L22は輝度信号と2つの
色差信号を時分割多重化して映像符号化回路Eへの出力
信号cとする。
【0019】後処理回路M2はDTDM回路M22とD
/A変換器M21より構成される。この後処理回路M2
は前処理回路L2と逆の処理を行う。DTDM回路M2
2は映像復号化回路Fより時分割多重信号dが入力され
ると、輝度信号と2つの色差信号に分離し、分離された
信号はさらに、D/A変換器M21に出力される。D/
A変換器M21は入力された信号をアナログ信号に変換
する。この信号はCIF形式の輝度信号と2つの色差信
号であり、モニタK2にコンポーネント形式の入力信号
f2として出力される。この輝度信号と2つの色差信号
はノンインタレースのCIF形式の信号である。
【0020】モニタK2は逆マトリクス変換回路K22
と表示素子K21により構成される。モニタK2の逆マ
トリクス変換回路K22は後処理回路M2のD/A変換
器M21から入力された入力信号f2をRGB信号に変
換し、表示素子K21に入力する。表示素子K21は相
手側で撮像された人物や風景、書画等の画像を画面上に
再現する。上記の構成から明らかなように、カメラJ2
と前処理回路L2がY/C分離されたコンポーネント形
式の場合、従来のCIF変換回路C、逆CIF変換回路
Dが不要となり、処理遅延も小さくなり、メモリ等の節
減にもなる。また、本発明の第1実施例に比べてさらに
カメラJ2の色変調回路J13とY/C合成回路J14
が不要となり、カメラJ2から出力される輝度信号と2
つの色差信号を適当な標本化周波数でA/D変換すれ
ば、第1実施例の前処理回路L1の色復調回路L13と
Y/C分離回路L12が不要となる。同様にモニタK
2,後処理回路M2においてもY/C分離回路K14,
Y/C合成回路M12、色変調回路M13,色復調回路
K13が不要となる等の利点がある。また、カメラの出
力ライン数、モニタの入力ライン数を1/4CIF用
に、A/D・D/A変換回路における標本化周波数をC
IF用から1/4CIF用に変更することにより1/4
CIF用の前処理/後処理回路とすることもできる。
【0021】図5は本発明の第2実施例の変形例(1)
を示す。同図の構成は図4と同様の処理を異なった回路
分割で実施した例である。図4におけるカメラJ2に前
処理回路L2のA/D変換器M21を持たせたものであ
る。本実施例のカメラJ2’は撮像素子J21,マトリ
クス変換回路J22,A/D変換器J23より構成され
る。カメラJ2’から直接ディジタル化された信号e
2’が出力され、前処理回路L2’により処理されるも
のである。また、同様に図4におけるモニタK2に後処
理回路M2のD/A変換器を持たせ、直接後処理回路M
2’からのディジタル信号f2’がモニタK2の入力と
なる。
【0022】図6は本発明の第2実施例の変形例(2)
を示す。同図の構成は図4、図5と同様の処理を異なっ
た回路分割で実施した例である。図5におけるカメラJ
2’に前処理回路L2’のTDM回路J24を持たせた
もので、カメラJ2”から直接ディジタル化し、時分割
多重化された信号e2”が出力され、後段の映像符号化
回路Eにより処理されるものである。また、同様に図5
におけるモニタK2’に後処理回路M2’のDTDM回
路K24を持たせ、直接前段の映像信号復号化回路Fか
ら時分割多重信号f2”がモニタK2”の入力となる。
【0023】図3、図5、図6では、カメラと前処理回
路、後処理回路とモニタで回路構成を変更する構成を示
した。このような応用は後述の発明の構成では記述して
いないが、本発明の第3実施例、第4実施例、第5実施
例においても適応可能である。
【0024】図7は本発明の第3実施例を示す。カメラ
J2と前処理回路L2における機能は前述の図4に示す
第2実施例と同様である。後処理回路M3はDTDM回
路M31により構成される。後処理回路M3において
は、映像復号化回路Fより時分割多重信号dがDTDM
回路M31に入力され、DTDM回路M31は輝度信号
と2つの色差信号に分離される。このディジタル信号は
CIF形式の輝度信号と2つの色差信号であり、モニタ
K3に出力される。モニタK3にコンポーネント形式の
入力信号f3として送出される。この輝度信号と2つの
色差信号はノンインタレースのCIF形式の信号であ
り、逆マトリクス変換回路K32によりディジタルRG
B信号に変換された表示素子K31にディジタル信号と
して入力される。表示素子K31は相手側で撮像された
人物や風景、書画等の画像を画面上にに再現する。以上
の構成から明らかなように、カメラと前処理回路間の映
像信号がY/C分離されたコンポーネント形式の場合、
CIF変換、逆CIF変換回路が不要となり、処理遅延
も小さくなりメモリ等の節減にもなる。
【0025】また、本発明の第1実施例と比較して、さ
らにカメラJ1の色変調回路J13とY/C合成回路J
14を不要にでき、カメラJ2から出力される輝度信号
と2つの色差信号を適当な標本化周波数でA/D変換す
れば、前処理回路の色復調Y/C分離回路L12が不要
となる。同様にモニタ、後処理回路においても、Y/C
合成・分離回路K14,M12、色変調・復調回路K1
3,M13が不要になるなどの利点がある。さらに、後
処理回路M1におけるD/A変換回路M11が不要とな
るばかりでなく、液晶ディスプレイ等のように、表示の
際にディジタル信号をメモリに書込み表示する場合に
は、アナログ信号を経由しないでディジタル信号がその
まま用いられるため、アナログ化による歪の発生がない
こともあり、表示画品質が向上する等の利点もある。ま
た、カメラJ1の出力ライン数、モニタK1の入力ライ
ン数を1/4CIF用にA/D・D/A変換回路L1
1,M11における標本化周波数をCIF用から1/4
CIF用に変更することにより、1/4CIF用の前処
理/後処理回路とすることもできる。
【0026】図8は本発明の第4実施例を示す。カメラ
J1、モニタK1の機能は前述の第1実施例と同様であ
る。前処理回路L4はA/D変換器L41,Y/C分離
回路L42,色復調回路L43,水平フィルタL45,
ダウンサンプラL46,垂直フィルタL47,TDM回
路L44より構成される。前処理回路L4ではCIF形
式の信号e1はA/D変換器L41でディジタル化され
る。次にY/C分離回路L42でディジタル化された信
号が輝度信号と多重化色信号に分離される。この多重化
色信号は色復調回路L43において、2つの色差信号に
分離される。分離された2つの色差信号は直接TDM回
路L44により時分割多重化され、映像符号化回路Eへ
の入力信号c4となる。さらに水平フィルタL45によ
り帯域制限された後、ダウンサンプラL46で1/2に
ダウンサンプリングし、1/4CIFの水平画素数に変
換され、さらに垂直フィルタL47で帯域制限された
後、1/2にダウンサンプリングし、1/4CIFの垂
直ライン数に変換され、1/4CIF信号形式となった
後TDM回路L44により時分割多重化され、映像符号
化回路Eへの入力信号c4となる場合がる。信号c4は
そのまま映像符号化回路Eに入力され、CCITT勧告
H.261で指定された高能率符号化方式の映像符号化
部で映像信号が圧縮され、ディジタル化された音声信号
等と、CCITT勧告H.221で規定されるフレーム
構成に時分割多重化され、ISDN等の回線交換網や、
高速ディジタル回線等の専用線を通して相手装置に送ら
れる。
【0027】図8に示す後処理回路M4はDTDM回路
M44,垂直フィルタM47,アップサンプラM46,
水平フィルタM45,色変調回路M43,Y/C合成回
路M42,D/A変換器M41により構成される。この
後処理回路M4においては、前処理回路L4と逆の処理
が行われる。映像復号化回路Fからの時分割多重信号d
4は符号化時の選択により、CIFで符号化された場合
と、1/4CIFで符号化された場合の信号のどちらか
であり、DTDM回路M44で輝度信号と2つの色差信
号に分離される。符号化された信号がCIF信号形式の
場合は、この輝度信号と2つの色差信号が直接後続の色
変調回路M43,Y/C合成回路L42で用いられる
が、符号化された信号が1/4CIF信号形式の場合
は、先ず、垂直フィルタM47で補間、アップサンプリ
ングされCIFの垂直ライン数に変換され、アップサン
プラM46でアップサンプリングされた後、水平フィル
タM45で帯域制限され、CIF信号形式となる。この
後、2つの色差信号については色変調回路M43により
多重化色信号に変換される。輝度信号と多重化色信号は
Y/C合成回路M42により合成され、D/A変換器M
41によりアナログ信号に変換される。この信号はコン
ポジット形式のCIF信号であり、モニタK1に入力信
号f1として送出される。以上の構成から明らかなよう
に本実施例を用いれば、第1の実施例の場合と同様の効
果が得られると共にCIF,1/4CIF両フォーマッ
トを扱える画像処理装置の構成が可能となる。
【0028】図9は本発明の第5実施例を示す。カメラ
J2、モニタK2の機能は前述の第2実施例と同様であ
る。前処理回路L5はA/D変換器L51,TDM回路
L52,水平フィルタL53,ダウンサンプラL54,
垂直フィルタL55により構成される。前処理回路L5
のA/D変換器L51はCIF形式の信号e2をディジ
タル信号に変換する。この輝度信号と2つの色差信号は
直接TDM回路L52により時分割多重化され、映像符
号化回路Eへの入力信号c5となる場合と、A/D変換
器L51の出力が水平フィルタL53に入力される場合
がある。この場合には水平フィルタL53はその信号を
帯域制限し、ダウンサンプラL54は帯域制限された信
号を1/2にダウンサンプリングし、垂直フィルタL5
5はダウンサンプリングされた信号を1/4CIFの垂
直ライン数に変換され、1/4CIF信号形式となった
後TDM回路L52により時分割多重化され、映像符号
化回路Eへの入力信号c5となる。この信号c5はその
まま映像符号化回路Eに入力され、CCITT勧告H.
261で規定された高能率符号化方式の映像符号化部で
映像信号が圧縮され、ディジタル化された音声信号等
と、CCITT勧告H.221で規定されるフレーム構
成に時分割多重化され、ISDN等の回線交換網や、高
速ディジタル回線等の専用線を通して相手装置に送られ
る。
【0029】図9の後処理回路M5においては、前処理
回路L5と逆の処理が行われる。後処理回路M5はDT
DM回路M52,D/A変換器M51,垂直フィルタM
55,アップサンプラM54,水平フィルタM53より
構成される。映像復号化回路Fからの時分割多重信号d
5は符号化時の選択により、CIFで符号化された場合
と1/4CIFで符号化された場合の信号のどちらかで
あり、DTDM回路M52で輝度信号と、2つの色差信
号に分離される。符号化された信号がCIF信号形式の
場合は、この輝度信号と2つの色差信号が直接後続のD
/A変換器M51でアナログ化される。一方、符号化さ
れた信号が1/4CIF信号形式の場合は、先ず、垂直
フィルタM55で補間、アップサンプリングされ、CI
Fの垂直ライン数に変換され、アップサンプラM54で
アップサンプリングされた後、水平フィルタM53で帯
域制限されCIF信号形式となる。この後、輝度信号と
2つの色差信号に分離され、D/A変換器M51により
アナログ信号に変換される。以上の構成から明らかなよ
うに、本実施例を用いれば、第2実施例の場合と同様の
効果が得られると共に、CIF,1/4CIFの両フォ
ーマットを扱える画像処理装置の構成が可能となる。
【0030】以上の図2から図9の構成例の説明におい
てはテレビ会議、テレビ電話の共通のフォーマットであ
るCIF、1/4CIF信号形式を用いた場合について
説明したが、もちろん、これ以外のNTSC/PAL/
SECAM等から変換されたフォーマットのビデオ信号
を利用する場合についても同様の効果が得られることは
明らかである。尚、説明の便宜上、画像処理装置として
CCITT勧告H.261を利用したテレビ会議装置、
及びテレビ電話装置などをその入出力ビデオフォーマッ
トとしてCIFを説明したが、他の画像処理装置や他の
入出力ビデオフォーマットに対しても適用できることは
明らかである。
【0031】
【発明の効果】上述のように本発明の第1実施例によれ
ば、従来必要であった、水平フィルタ、ダウンサンプ
ラ、ノンインタレース変換回路、垂直フィルタ、CIF
変換回路、逆CIF変換回路が不要となる。また、第2
実施例によれば、第1実施例に加え、カメラ、モニタ、
前処理回路及び後処理回路のの色変調回路とY/C合成
回路が不要となる。さらに、第3実施例によれば、液晶
ディスプレイのように、表示の際にディジタル信号をメ
モリに書込み表示する場合には、アナログ信号を経由し
ないで、直接ディジタル信号を用いるために、アナログ
信号による歪の発生がないため、表示画像の品質が向上
する。このようにテレビ会議装置、及びテレビ電話装置
等の画像処理装置において、ビデオフォーマットの変換
・逆変換などを行っていた前処理回路、後処理回路を簡
易化できるだけでなく、カメラ及びモニタも簡易化で
き、モニタ上の画像の品質も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテレビ会議装置やテレビ電話装置
の構成の概要図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例の変形例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例の変形例(1)を示す図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例の変形例(2)を示す図で
ある。
【図7】本発明の第3実施例を示す図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す図である。
【図9】本発明の第5実施例を示す図である。
【図10】従来のテレビ会議装置やテレビ電話装置の構
成の概要図である。
【図11】従来のテレビ会議装置やテレビ電話装置にお
けるNTSC信号に対するカメラ−前処理回路の構成図
である。
【符号の説明】
J,J1,J1’J2,J2’,J2” カメラ L,L1,L1’,L2,L2’,L4,L5 前処理
回路 K,K1,K2’,K2”,K3 モニタ M,M1,M1’,M2,M3,M4,M5 後処理回
路 E 映像符号化回路 F 映像復号化回路 G 時分割多重・分離回路 J11,J21 撮像素子 J12,J22 マトリクス変換回路 J13 色変調回路 J14 Y/C合成回路 K11,K21,K31 表示素子 K12,K22,K32 逆マトリクス変換回路 K13 色復調回路 K14,L42 Y/C分離回路 L11,L21,J23,L41,L51 A/D変換
器 L12,L42 Y/C分離回路 L13,L43 色復調回路 L14,L22,J24,L44,L52 TDM回路 M11,K15,K23,M21,M41,M51 D
/A変換器 M12,M42 Y/C合成回路 M13,M43 色変調回路 M14,M22,K24,M31,M44 DTDM回
路 L45,M45,M53 水平フィルタ L46,L54 ダウンサンプラ M46,M54 アップサンプラ L47,M47,L55,M55, 垂直フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茨木 久 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 カメラから受けた映像信号を信号処理し
    て回線に送出し、及び/又は回線より受信した信号を処
    理してモニタに送出する画像処理装置において、 前記カメラより前記画像処理装置が処理しようとする入
    力信号の信号フォーマットに対応した信号フォーマット
    の信号を出力させ、 前記画像処理装置で処理された出力信号の信号フォーマ
    ットに対応した信号フォーマットの入力信号を該モニタ
    に供給するよう構成したことを特徴とする画像処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04124985A (ja) * 1990-09-17 1992-04-24 Canon Inc マルチメディア通信装置
JP3010672U (ja) * 1994-10-28 1995-05-02 中井銘鈑株式会社 自動販売機の商品見本展示構造、およびこれに用いる支持台

Patent Citations (2)

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