JP3010672U - 自動販売機の商品見本展示構造、およびこれに用いる支持台 - Google Patents

自動販売機の商品見本展示構造、およびこれに用いる支持台

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JP3010672U JP1994014480U JP1448094U JP3010672U JP 3010672 U JP3010672 U JP 3010672U JP 1994014480 U JP1994014480 U JP 1994014480U JP 1448094 U JP1448094 U JP 1448094U JP 3010672 U JP3010672 U JP 3010672U
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將彦 中井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】陳列した商品見本のうちの所定のものを他の商
品見本よりも目立つようにするとともに、「新発売」等
の宣伝文字を表示できるようにすること。しかもその時
に、商品見本自体のデザインが有する価値観を損なわな
いようにすること。 【構成】商品見本1,1a…を陳列する基台2の商品見
本装着位置相当部に、他の他の部分よりも高い支持台3
を形成し、この支持台3の前面に、宣伝文字等6bを表
示する表示部を形成した自動販売機の商品見本展示構
造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば清涼飲料水等の自動販売機に商品見本を展示するための、 自動販売機の商品見本展示構造、およびこれに用いる支持台に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機の商品見本は、基台上面の所定位置に嵌着等により着脱可能に装着 され、一列に体裁よく整列されている。このため一見しただけでは、商品見本の デザインに大きな差がない限り区別がつきにくい。そこで、新商品が出た場合な ど、所定の商品をアピールし、購買意欲を掻き立てたいときには、「新発売」「 おすすめ商品」などといったシールを自動販売機の外側面や基台の、その商品見 本に対応する位置に貼着したり、上述のようなことが記載された札を商品見本近 傍に取付けるなどして、所定の商品が目立つように工夫している。
【0003】 しかし、商品の入れ替わりは頻繁である。このため、拭き取りなどを完全に行 ない、向きや皺にも気をつけなければならないシールの貼着や剥離作業は、手間 がかかり面倒である。そのうえ、シールなどが剥げかかることもあり、外観上の 点でも難点が生じやすい。
【0004】 また、シールを貼ったり札を取付けたりしたのでは、他の商品見本と比べて目 立たせることができるものの、シール等が商品見本を覆ってしまったり商品見本 よりも目立ってしまったりして、商品見本のデザインが有するアピール度を却っ て減殺してしまう場合がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこでこの考案は、商品見本と基台との間に支持台を介在させることにより、 所定の商品見本を強調することが簡単な作業で出来るとともに、商品見本のデザ インの価値を充分に発揮することもできるような、自動販売機の商品見本展示構 造、およびこれに用いる支持台の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するための手段を実施例の図2を用いて説明すると、その構 成は、商品見本1を着脱可能に装着する基台2の商品見本装着位置相当部に、他 の部分よりも高い支持台3を形成し、該支持台3の上面に、商品見本1を着脱可 能に装着する装着手段を設けるとともに、上記支持台3の前面に、宣伝文字等6 bを表示する表示部6を形成した自動販売機の商品見本展示構造であることを特 徴とする。
【0007】 具体的には例えば、前記支持台3を、透光性を有する材料を用いて基台2から 分割形成し、該支持台2の前面に、宣伝文字等6bを表示した表示シート6を着 脱可能に係止し、前記基台2の上面と支持台3の上面とに、適宜大で円形の挿嵌 孔14を形成し、該挿通孔14の円周上で対向する2位置に、係止用切欠19, 19と、相互間を所定角度隔てた2個で1組の係止凹部20,21,20,21 とをそれぞれ形成し、前記基台2の上面と当接する支持台3の下面と、支持台3 の上面と当接する商品見本1の下面とには、上記挿嵌孔14に挿嵌する略短筒状 の挿嵌筒13を形成し、該挿嵌筒13外周の前記係止用切欠19,19に対応す る位置には、挿嵌時に当接面の下側に位置する分離規制片115,15を形成し 、上記挿嵌筒13における前記係止凹部20,21,20,21のうちの一方2 0,20に対応する位置に、径方向に弾性変位して係止する係止凸部16,16 を形成し、前記支持台3と商品見本1とを、前記挿嵌後に一方向へ所定角度回転 して正面に向けた時、上記係止凸部16,16が、隣接する他方の係止凹部21 ,21に係止して上記分離規制片15,15が当接面の下側に入り込んで面接触 し、上下方向の分離を阻止する装着手段を設け手構成するとよい。
【0008】 すなわち前述の支持台3は、底面の中央に該面より小径の適宜大で円形の透孔 を有する短筒状の下枠4と、中央に適宜大で円形の透孔14を有し上記下枠4の 上面開口部に着脱可能に取付ける上板5と、宣伝文字等を表示し上記下枠4の前 側周面に着脱可能に係止する表示シート6とで構成するとともに、上記下枠4を 透光性を有する材料で形成し、該下枠4の下面には、基台2に形成した円形の挿 嵌孔14に挿嵌する略短筒状の挿嵌筒13を形成するとともに、該挿嵌筒13の 外周には、上記挿嵌孔14の係止用切欠19,19に対応し、挿嵌時に基台2の 下面側に位置する分離規制片15,15を形成し、上記挿嵌筒13における挿嵌 孔14の係止凹部20,21,20,21のうちの一方20,20に対応する位 置に、径方向に弾性変位しして係止する係止凸部16,16を形成し、前記上板 5には、商品見本1の下面の挿嵌筒13を挿嵌する挿嵌孔14を形成するととも に、該挿嵌孔14の円周上で対向する2位置に、係止用切欠19,19と、相互 間を所定角度隔てた2個で1組の係止凹部20,21,20,21とを形成する とよい。
【0009】 なお、前記表示シート6の係止は、例えば、前記表示シート6を帯状に形成し 、該表示シートの両端部の上下2位置に、係止溝6aを形成するとともに、前記 下枠4の周面には、前側周面に当接した上記表示シート6の両端部を挿入する挿 入溝10を形成して、上記下枠4の底面7における上記係止溝6aと対応する位 置には、該係止溝6aに係止する係止突起11を形成し、前記上板5の下面にお ける上記係止溝6aに対応する位置に、該係止溝6aに係止する係止突起11を 形成して、上記表示シート6を、下枠4に対する上板5の閉塞により係止して行 なうとよい。
【0010】 また前述の自動販売機の商品展示構造は、例えば、見本の下部に支持台を形成 し、該支持台の前面に、宣伝文字等を表示する表示部を形成するとともに、上記 支持台における上記表示部を基台上面よりも上に引出す引出し位置および基台上 面より下に没入させる没入位置と基台との間に、相互の着脱を可能にする装着手 段を形成して構成するもよい。
【0011】 さらに、商品見本の下部に筒状の保持部を形成し、該保持部に挿嵌し、前面に 宣伝文字等を表示する表示部材を備えるとともに、上記保持部における表示部材 の厚みに対応する距離を隔てた上下2位置に、基台との間で着脱可能に装着する 装着手段を形成するもよい。
【0012】
【作用】
すなわち、請求項1の構成によると、支持台の表示部に、例えば「新発売」「 おすすめ商品」等の文字をプリントなど適宜の手段により表示すれば、その支持 台に装着する商品見本を他の商品見本よりも高く支持して目立たせるとともに、 表示部の表示内容を示す。
【0013】 請求項2の構成によると、支持台の基台に対する装着や、商品見本の支持台に 対する装着は、分離規制片が係止用切欠に対応するようにして挿嵌筒を挿嵌孔に 挿嵌し、所定角度支持台や商品見本を一方へ回転して支持台や商品見本を正面に 向ければよい。分離規制片が基台の下面側や支持台の内側とに面接触した状態で 入り込んで、上下方向の分離が阻止されるとともに、挿嵌筒に形成した係止凸部 が係止凹部に係止してその分離阻止状態を保持する。
【0014】 また、宣伝文字等の表示内容を、例えば「新発売」から「おすすめ商品」へと 変更する場合には、表示シートを体交換すればよい。
【0015】 さらに、表示する必要がなく支持台が不要である場合には、支持台を基台と商 品見本とから分離するとともに、商品見本を基台に対して直接装着すればよい。 逆に支持台が必要な場合には、基台に装着された商品見本を外したのち支持台を 基台に装着し、その後商品見本を支持台に装着する。
【0016】 さらにまた、表示をより強調したい場合には、例えば基台や支持台の内部に光 源を収納すればよい。透光性を有する支持台を通して内部の光が発散され、表示 内容を明示する。
【0017】 請求項3の構成によると、商品見本を目立たせるべく展示する場合には、まず 支持台を基台に対して装着するとともに、この支持台の上板に商品見本を装着す る。また、商品見本を250ml缶など細いものに変更する場合には、上板をより 小さな挿嵌孔を有するものに交換してから商品見本を装着すればよい。
【0018】 請求項4の構成によると、表示シートの係止は、両端部を下枠の挿入溝に差込 んだ後上板を取付ければよい。表示シートが外れる方向に引っ張られることが仮 にあったとしても、両端部の係止溝の係止突起に対する係止のため、外れること は決してない。
【0019】 請求項5の構成によると、商品見本を強調したい場合には、支持台の引出し位 置と基台との間の装着手段により装着すればよく、そうでない場合には、支持台 の没入位置と基台との間の装着手段により装着して、支持台部を基台より下に隠 蔽すればよい。いずれの場合の装着も一度の操作で行なえる。
【0020】 請求項6の構成によれば、商品見本を強調したい場合には、保持部に表示部材 を挿嵌して、保持部の下方と基台との間の装着手段により装着すればよい。また 、そうでない場合には、保持部には表示部材を挿嵌せずに、保持部の上方と基台 との間の装着手段により装着すればよい。いずれの場合も一度の操作で行なえる 。
【0021】
【考案の効果】
上述の結果、請求項1の自動販売機の商品見本展示構造によると、所定の商品 見本を他のものよりも高く支持して強調することができるとともに、その商品が どのようなものであるのかも表示部の表示内容により表示することができる。ま た、シールの貼着作業や剥離作業は必要ないので手間はかからず、作業時間の短 縮を図ることができる。
【0022】 その上、シールを貼ったり札を取付けたりした場合と異なり、この見本展示構 造では所定の商品見本自体を他の商品見本に比して目立たせるので、商品見本の デザインが有するアピール度を充分に生かすことができる。
【0023】 請求項2の自動販売機の商品見本展示構造では、支持台や商品見本の装着は挿 嵌した後回転するだけでよいので、着脱が容易に行なえる。しかも、装着時には きちんと正面に向くように設定されているので、装着後に向きを修正したりする 必要はなく極めて迅速に正しく行なえる。
【0024】 また、宣伝表示部は表示シートを係止して行なっているので、表示内容の変更 が行なえるとともに、貼着する場合に比しても作業が容易である。
【0025】 さらに、支持台の使用不使用が自由に選択できるので、アピールしたい商品の 有無やその商品の数等に応じて適宜展示することが可能である。
【0026】 さらにまた、光源を備えることで支持台を明るくすることができるので、表示 内容を強く訴えることが可能である。
【0027】 請求項3の自動販売機の商品見本展示構造に用いる支持台によると、既存の商 品見本展示構造に取付けるだけで、扱いが容易であるとともにアピール効果も良 好な自動販売機の商品見本展示構造が得られる。
【0028】 請求項4の自動販売機の商品見本展示構造に用いる支持台よると、表示シート の交換が容易であるとともに、その係止状態は強固である。そのうえ、部品点数 が少ないので、コストの低減を図り、組み立てを容易にすることができる。また 、例えば表示シートの上に別の部材を嵌着して表示シートを取付けるような構造 と比較すると、表示シートの表示内容を鮮明に見せることができるという利点を 有する。
【0029】 請求項5の自動販売機の商品見本展示構造によると、表示部を有する支持台を 出すにしても出さないにしても、一度の作業で着脱が行なえるので、作業性が良 好である。
【0030】 請求項6の自動販売機の商品見本展示構造でも同様で、いずれの場合にも一度 の作業で着脱が行なえ、作業性が良好である。
【0031】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図1は商品見本1の展示状態を示す斜視図であり、この商品見本1の展示は、 基台2と商品見本1との間に支持台3を介在して行なって、他の商品見本よりも 高くすることで目立つようにしている。
【0032】 支持台3は商品見本1に対応する径を有した薄い円柱状で、図2に示したよう に上下両面に対して装着手段を形成している。下面の装着手段は挿嵌筒と、分離 規制片と、係止凸部とからなり、基台に対して装着するためのものである。上面 の装着手段は挿嵌孔と係止用切欠と、係止凹部とからなり、商品見本を装着する ためのものである。
【0033】 そしてこれら上下両面の装着手段と同一の装着手段を、基台2と、商品見本1 の下面とに形成している。基台2の装着手段は支持台3の上面のそれと同一であ り、商品見本1の下面の装着手段は支持台3の下面のそれと同一である。このた め、商品見本1は支持台3を介さずとも基台2に対して装着できる。
【0034】 以下、支持台3の構造を説明するが、基台2および商品見本1下面の装着手段 の構造については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】 図3に示したように支持台3は、略短筒状の下枠4と、この下枠4の上面開口 部に着脱可能に取付ける上板5と、下枠4の前側周面に係止する宣伝表示シート 6とで構成している。
【0036】 上述の下枠4は、透光性を有するように透明または半透明の合成樹脂で形成さ れ、ドーナツ状をなす底面7の周縁には、外径の異なる2種類の略半形状の周壁 8,9を前後に立設している。
【0037】 前側の周壁8は、後側の周壁9よりも長く形成するとともに、僅かに小径に設 定して、上記宣伝表示シート6を位置ずれせずに巻き付けることが出来るように している。そして、この前側の周壁8と後側の周壁9との間には宣伝用表示シー ト6の両端部を差込むための挿入溝10,10を形成している。
【0038】 また、この後側の周壁9における内面側下端の前側よりの位置には、係止突起 11,11を形成し、宣伝用表示シート6の両端部に形成した係止溝6a,6a を係止できるようにしている。
【0039】 さらにこの後側の周壁9の内側面中間位置には、上板5を嵌合するための嵌合 孔12を形成し、これと同一の嵌合孔12は、前側の周壁8の両端部にも形成し て、合計3個の嵌合孔12…で上板5を着脱可能に取付けるようにしている。
【0040】 そして装着手段としての挿嵌筒と分離規制片と係止凸部とは、図4の底面図に 示したように配設している。 挿嵌筒13の外径は、基台2に形成した挿嵌孔14(上板5に形成する挿嵌孔 14と同形同大)に挿嵌可能に設定し、この円周上の対向する2位置に分離規制 片15,15と係止凸部16,16とを一体形成している。
【0041】 分離規制片15,15は外周方向に突設したもので、周方向の一方にストッパ 15aを連設して、側面視L字状に形成している。
【0042】 係止凸部16,16は、挿嵌筒13および底面16の一部を適宜切欠いて、径 方向に弾性変位可能にし、常態において係止するように外周方向に向けて突設し ている。 商品見本1下面の装着手段については図2参照。
【0043】 前述の上板5は、上述した下枠4の嵌合孔12…に嵌合する嵌合突起17…を 下面の3箇所に垂設するとともに、下面における下枠4の係止突起11,11対 向位置には同様の係止突起18,18を形成して、下枠4に対する取付け時に宣 伝用表示シート6を着脱可能に係止できるようにしている。 このため、外れる方向に引っ張られることが仮にあったとしても、両端部の係 止溝6a…の係止突起11,11,18,18に対する係止のため、宣伝表示シ ート6が外れることは決してない。
【0044】 また装着手段としての挿嵌孔14と、係止用切欠と、係止凹部とは、つぎのよ うに配設している。 挿嵌孔14は、商品見本1の挿嵌筒13(上述した支持台3の挿嵌筒13と同 形同大)が挿嵌可能な大きさで、円周上の対向する2位置に、係止用切欠19, 19と、相互間に所定角度隔てた2個で1組の係止凹部20,21,20,21 とを形成している。そしてこれらの円周上の位置は、図5に示した通りであって 、係止用切欠19,19に分離規制片15,15を対応させた時に係止凸部16 ,16が対応する位置に一つの係止凹部20,20を形成し、この係止凹部20 ,20から所定角度反ストッパ15a側の位置に2つ目の係止凹部21,21を 形成している。 なお、これら支持台3と商品見本1とは、それぞれ所定部分に挿嵌したのち所 定角度回転させることで正面を向くように設定されている。このため装着後に向 きを修正したりする必要はなく、装着はきわめて迅速に正しく行なえる。
【0045】 すなわち、こうした装着手段を介して行なう、支持台3の基台2に対する、ま た商品見本1の支持台3に対する、さらには商品見本1の基台2に対する装着は 、挿嵌した後[図5(a)参照]、一方向へ所定角度回転させればよい[図5( b)参照]。分離規制片15,15が対向面の下側に面接触した状態で入り込ん で、上下方向の分離が阻止されるとともに、係止凸部16,16と一方の係止凹 部21,21との係止により回転方向のずれが阻止されて、装着状態を保持でき る。きわめて簡単な作業で着脱が可能である。 基台2の装着手段については図2参照。
【0046】 前述の宣伝表示シート6は透光性を有する合成樹脂により帯状に形成し、両端 部の上下2位置に、前述した係止溝6a…を形成している。そして表面には、図 示したような「おすすめ商品」や、「新発売」「推奨品」、さらにはその商品を 示す名称や図柄などといった宣伝文字等6bをプリントにより形成している。
【0047】 このように構成した自動販売機の商品見本展示構造では、図6に見られるよう に、所望の商品見本1を他の商品見本1a…よりも高く支持して目立つようにす ることが容易な作業で出来る。しかも、その商品見本1がどうであるのか、すな わち新製品なのかおすすめ商品なのかといった事を表示して購買意欲を駆り立て ることができる。
【0048】 そして、商品見本1を目立たせる構造がシールや札によらないので、商品見本 1、すなわち商品に付帯させたデザインが有する意匠価値を充分に生かすことが できる。
【0049】 また、宣伝文字等6bの表示内容を、例えば「新発売」から「おすすめ商品」 へと変更する場合には、宣伝表示シート6を交換すればよいので、貼着する場合 に比して作業が容易である。
【0050】 さらに、支持台3の使用不使用が自由に選択できるので、アピールしたい商品 の有無やその商品の数等に応じて展示内容を柔軟に対応させることができる。
【0051】 なお、上述のように見本商品1と支持台3の径は同一であるもよいが、例えば 見本商品1を350ml缶から250ml缶に換えるなどといった場合には、図7に 示したように、上板5をより小さな挿嵌孔14を有するものに交換してから商品 見本1を装着すればよい。また、何も同一の径にこだわらず、いわばステージの 様に、支持台3の方を大径にしても意匠観が良好である。
【0052】 また、宣伝表示をより強調したい場合には、例えば図1に仮想線で示したよう に、基台2内に光源22を収納すればよい。透光性を有する支持台3を通して内 部の光が発散され、表示内容をより一そう目立たせることができる。
【0053】 なお、前述の支持台3を基台2に対して一体に形成して商品見本展示構造を構 成するもよい。
【0054】 以下、図8〜図10に基づいて他の実施例を説明する。 図8に示した商品見本展示構造は、商品見本1の下部に支持台3を一体に成形 し、この支持台3の前面に宣伝文字等をプリントしたり、先の実施例のように宣 伝表示シートを着脱可能に係止したりして宣伝表示部31を形成している。また 、この支持台3は、中空であるとともに、両側面に平面部32,32を形成して いる。
【0055】 そして支持台3における宣伝表示部31を基台2よりも上に引出す引出し位置 と、基台2上面より下に没入させる没入位置とには、所定の回転方向と反対側に 斜めに切込む嵌入溝33,34を形成している。
【0056】 これに対して基台2には、両側面に平面部32,32を有する上述の支持台3 が挿嵌可能な形状の挿嵌孔35を形成している。平面部に対応する部分は嵌入片 36,36で、商品見本1とともに支持台3を回転させた正面に向けたとき、こ の嵌入片36,36が上述の嵌入溝33,34に嵌入して着脱可能な装着が完了 するようにしている。装着状態をきつくするには、嵌入溝33,34と嵌入片3 6の厚みを変えたり、嵌入片36を傾斜させたりすればよい。 なお、支持台3を透光性を有する材料で形成するもよい。
【0057】 この商品見本展示構造では、図9に示したように、宣伝表示部31を基台2よ り上面に引出したいときには、引出し位置の嵌入溝34に嵌入片36を嵌入させ て図9(a)のようにすればよく、そうでない時には没入位置の嵌入溝33に嵌 入させて図9(b)のようにすればよい。
【0058】 図10に示した商品見本展示構造は、商品見本1の下部に筒状の保持部37を 形成し、宣伝文字等の宣伝表示部38を有した宣伝表示部材39をこの保持部3 7に挿嵌できるようにして、上述の宣伝表示部材39があってもなくても基台2 に対する装着を行なえるようにしている。すなわち保持部37の上端位置と、こ れより宣伝表示部材39の厚み分距離を隔てた下の位置とに、基台2に対する同 一の装着手段を形成している。図面ではこの装着手段を先の実施例と同様に挿嵌 筒13と分離規制片15,15と係止凸部16,16とで構成したので、説明は 省略する。
【0059】 これら商品見本展示構造によると、宣伝表示部31,38を有する支持台3や 宣伝表示部材38を出すにしても出さないにしても、一度の作業で着脱が行なえ るので、作業性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】商品見本の展示状態を示す斜視図。
【図2】要部を示す分解斜視図。
【図3】支持台の分解斜視図。
【図4】支持台の底面図。
【図5】装着手段の説明図。
【図6】作用状態の正面図。
【図7】他の例を示す斜視図。
【図8】他の実施例を示す斜視図。
【図9】他の実施例の作用状態を示す説明図。
【図10】他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1,1a…商品見本 2…基台 3…支持台 4…下枠 5…上板 6…宣伝表示シート 6a…係止溝 6b…宣伝文字等 7…底面 11…係止突起 13…挿嵌筒 14…挿嵌孔 15…分離規制片 16…係止凸部 18…係止突起 19…係止用切欠 20,21…係止凹部 31…宣伝表示部 33,34…嵌入溝 35…挿嵌孔 36…嵌入片 37…保持部 38…宣伝表示部 39…宣伝表示部材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品見本を着脱可能に装着する基台の商品
    見本装着位置相当部に、他の部分よりも高い支持台を形
    成し、 該支持台の上面に、商品見本を着脱可能に装着する装着
    手段を設けるとともに、上記支持台の前面に、宣伝文字
    等を表示する表示部を形成した自動販売機の商品見本展
    示構造。
  2. 【請求項2】前記支持台を、透光性を有する材料を用い
    て基台から分割形成し、 該支持台の前面に、宣伝文字等を表示した表示シートを
    着脱可能に係止し、 前記基台の上面と支持台の上面とに、適宜大で円形の挿
    嵌孔を形成し、 該挿通孔の円周上で対向する2位置に、係止用切欠と、
    相互間を所定角度隔てた2個で1組の係止凹部とをそれ
    ぞれ形成し、 前記基台の上面と当接する支持台の下面と、支持台の上
    面と当接する商品見本の下面とには、上記挿嵌孔に挿嵌
    する略短筒状の挿嵌筒を形成し、 該挿嵌筒外周の前記係止用切欠に対応する位置には、挿
    嵌時に当接面の下側に位置する分離規制片を形成し、 上記挿嵌筒における前記係止凹部のうちの一方に対応す
    る位置に、径方向に弾性変位して係止する係止凸部を形
    成し、 前記支持台と商品見本とを、前記挿嵌後に一方向へ所定
    角度回転して正面に向けた時、上記係止凸部が、隣接す
    る他方の係止凹部に係止して上記分離規制片が当接面の
    下側に入り込んで面接触し、上下方向の分離を阻止する
    装着手段を設けた請求項1記載の自動販売機の商品見本
    展示構造。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自動販売機の商品見本展示
    構造に用いる支持台であって、 底面の中央に該面より小径の適宜大で円形の透孔を有す
    る短筒状の下枠と、 中央に適宜大で円形の透孔を有し上記下枠の上面開口部
    に着脱可能に取付ける上板と、 宣伝文字等を表示し上記下枠の前側周面に着脱可能に係
    止する表示シートとで構成するとともに、 上記下枠を透光性を有する材料で形成し、 該下枠の下面には、基台に形成した円形の挿嵌孔に挿嵌
    する略短筒状の挿嵌筒を形成するとともに、 該挿嵌筒の外周には、上記挿嵌孔の係止用切欠に対応
    し、挿嵌時に基台の下面側に位置する分離規制片を形成
    し、 上記挿嵌筒における挿嵌孔の係止凹部のうちの一方に対
    応する位置に、径方向に弾性変位して係止する係止凸部
    を形成し、 前記上板には、商品見本の下面の挿嵌筒を挿嵌する挿嵌
    孔を形成するとともに、該挿嵌孔の円周上で対向する2
    位置に、係止用切欠と、相互間を所定角度隔てた2個で
    1組の係止凹部とを形成した自動販売機の商品見本展示
    構造に用いる支持台。
  4. 【請求項4】前記表示シートを帯状に形成し、 該表示シートの両端部の上下2位置に、係止溝を形成す
    るとともに、 前記下枠の周面には、前側周面に当接した上記表示シー
    トの両端部を挿入する挿入溝を形成して、 上記下枠の底面における上記係止溝と対応する位置に
    は、該係止溝に係止する係止突起を形成し、 前記上板の下面における上記係止溝に対応する位置に、
    該係止溝に係止する係止突起を形成して、 上記表示シートを、下枠に対する上板の閉塞により係止
    して保持した請求項3記載の自動販売機の商品見本展示
    構造に用いる支持台。
  5. 【請求項5】商品見本の下部に支持台を形成し、 該支持台の前面に、宣伝文字等を表示する表示部を形成
    するとともに、 上記支持台における上記表示部を基台上面よりも上に引
    出す引出し位置および基台上面より下に没入させる没入
    位置と基台との間に、相互の着脱を可能にする装着手段
    を形成した自動販売機の商品見本展示構造。
  6. 【請求項6】商品見本の下部に筒状の保持部を形成し、 該保持部に挿嵌し、前面に宣伝文字等を表示する表示部
    材を備えるとともに、 上記保持部における表示部材の厚みに対応する距離を隔
    てた上下2位置に、基台との間で着脱可能に装着する装
    着手段を形成した自動販売機の商品見本展示構造。
JP1994014480U 1994-10-28 1994-10-28 自動販売機の商品見本展示構造、およびこれに用いる支持台 Expired - Lifetime JP3010672U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530535A (ja) * 1991-07-08 1993-02-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像処理装置
JP3504403B2 (ja) 1995-10-02 2004-03-08 聡 今野 筒状見本の連結台

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