JP3304022B2 - 自動販売機における販売見本着脱装置 - Google Patents

自動販売機における販売見本着脱装置

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JP3304022B2
JP3304022B2 JP30032494A JP30032494A JP3304022B2 JP 3304022 B2 JP3304022 B2 JP 3304022B2 JP 30032494 A JP30032494 A JP 30032494A JP 30032494 A JP30032494 A JP 30032494A JP 3304022 B2 JP3304022 B2 JP 3304022B2
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紀夫 渡邊
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西片 新治
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、清涼飲料等の自動販
売機の販売見本陳列窓内に陳列する販売見本を、着脱自
在に装着する販売見本着脱装置に係り、特に製作コスト
を削減し得る販売見本着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、缶、瓶、あるいは紙パック等の
容器入り飲料の自動販売機においては、前面上部に販売
見本陳列窓が設けられ、この窓内に、販売商品と同形状
で、同じラベルを付した販売見本が陳列されている。
【0003】そして、消費者はそれらの販売見本に対応
した押釦を押すことにより、好みの商品を購入すること
ができるようになっている。そして、販売見本は一定期
間経過後に新しいものと交換する必要があり、販売見本
の着脱装置はその為に必要である。
【0004】最近では、販売商品を健康的で魅力ある商
品として消費者に訴えるため、また、夜間においても人
目を引くように、販売見本を透光性の材料でつくり、そ
の内部を照明するようになされた自動販売機が使用され
ている。
【0005】この場合、販売見本の着脱装置は販売見本
内部に充分な採光が得られ、かつそれ以外の部分からは
光が洩れないような構造が必要である。
【0006】例えば実公平4−9663号公報に記載さ
れた考案による販売見本着脱装置においては、販売見本
支持フレームの着脱孔に、販売見本を取付けた着脱具本
体の挿抜筒を嵌合させたあと、着脱具本体を円周方向に
所定角度回転させることにより、所謂バヨネット結合に
より固定するようになっている。
【0007】上記実公平4−9663号による販売見本
着脱装置は、それ自体構造的に問題はなく、所期の目的
を達成しているので広く使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記した実
公平4−9663号による販売見本着脱装置は、挿抜筒
の下端に2つの抜け止め片を有するとともに、挿抜筒の
外周に2つの節度片を有し、とくに節度片は細長の複雑
な構造をなしている。
【0009】一般に着脱具本体は大量生産に向くように
プラスチックを成形して製造されるが、構造が複雑にな
るにともない、加速度的に成形用の型及び成形のための
コストが増大することは勿論である。
【0010】そこで、より簡単な構造のもので所要の目
的が達せられれば、その経済的効果は大きく、そのよう
な着脱装置の出現が望まれている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、販売見本取付具の下端に
連設された短筒状の着脱具本体と、この着脱具本体を支
持固定する支持フレームとを有し、着脱具本体の下端に
着脱具本体よりも小径で支持フレームの板厚程度の高さ
の環堤部を形成し、この環堤部の下端縁に、着脱具本体
の半径方向に弾性変位可能な係止片を少なくとも1個突
設すると共に、環堤部の外周には少なくとも1個の回り
止め突起を形成し、一方、支持フレームには環堤部と嵌
合する着脱孔を形成し、さらにこの着脱孔の開口端縁
に、上記回り止め突起と係合する切欠きを形成し、この
切欠きの着脱孔における角度位置を、販売見本の正面が
自動販売機において正面を向くように設定すると共に、
回り止め突起を切欠きに整合させた状態で環堤部を着脱
孔に押し引きすることにより、商品見本を支持フレーム
に着脱するようにしたことを特徴とする。
【0012】 また、請求項2に記載の発明は、販売見
本取付具の下端に連設された短筒状の着脱具本体と、こ
の着脱具本体を支持固定する支持フレームとを有し、着
脱具本体の下端に着脱具本体よりも小径で支持フレーム
の板厚程度の高さの環堤部を形成し、この環堤部の下端
縁に、弾性変形可能な欠球状突起を有する係止体を少な
くとも1個突設すると共に、環堤部の外周には少なくと
も1個の回り止め突起を形成し、一方、支持フレームに
は環堤部と嵌合する着脱孔を形成し、さらにこの着脱孔
の開口端縁に、上記回り止め突起と係合する切欠きを形
成し、この切欠きの着脱孔における角度位置を、販売見
本の正面が自動販売機において正面を向くように設定す
ると共に、回り止め突起を切欠きに整合させた状態で環
堤部を着脱孔に押し引きすることにより、商品見本を支
持フレームに着脱するようにしたことを特徴とする。
【0013】 更にまた、請求項3に記載の発明は、販
売見本取付具の下端に連設された短筒状の着脱具本体
と、この着脱具本体を支持固定する支持フレームとを有
し、着脱具本体の下端に着脱具本体よりも小径で支持フ
レームの板厚程度の高さの環堤部を形成し、この環堤部
の下端縁に、着脱具本体の半径方向に弾性変位可能な係
止突片を少なくとも1個突設し、この係止突片に連なる
環堤部の部位の両側を係止突片の側端縁に沿う溝により
切り欠くと共に、環堤部の外周には少なくとも1個の回
り止め突起を形成し、一方、支持フレームには環堤部と
嵌合する着脱孔を形成し、さらにこの着脱孔の開口端縁
に、上記回り止め突起と係合する切欠きを形成し、この
切欠きの着脱孔における角度位置を、販売見本の正面が
自動販売機において正面を向くように設定すると共に、
回り止め突起を切欠きに整合させた状態で環堤部を着脱
孔に押し引きすることにより、商品見本を支持フレーム
に着脱するようにしたことを特徴とする。
【0014】 請求項4に記載の発明は、販売見本取付
具の下端に連設された短筒状の着脱具本体と、この着脱
具本体を支持固定する支持フレームとを有し、着脱具本
体の下端に着脱具本体よりも小径で支持フレームの板厚
程度の高さの環堤部を形成し、この環堤部の下端縁に、
着脱具本体の半径方向に弾性変位可能な係止片を少なく
とも1個突設すると共に、環堤部の外周には少なくとも
1個の回り止め突起と、この回り止め突起の下端に連設
され、これよりも外方に突出するタングとを形成し、一
方、支持フレームには環堤部と嵌合する着脱孔を形成
し、さらにこの着脱孔の開口端縁に、上記回り止め突起
と係合する切欠きを形成し、この切欠きの着脱孔におけ
る角度位置を、販売見本の正面が自動販売機において正
面を向くように設定すると共に、回り止め突起を切欠き
に整合させた状態で環堤部を着脱孔に押し引きすること
により、商品見本を支持フレームに着脱するようにし
ことを特徴とする。
【0015】 請求項5に記載の発明は、販売見本取付
具の下端に連設された短筒状の着脱具本体と、この着脱
具本体を支持固定する支持フレームとを有し、着脱具本
体の下端に着脱具本体よりも小径で支持フレームの板厚
程度の高さの環堤部を形成し、この環堤部の下端縁に、
弾性変位可能な欠球状突起を有する係止体を少なくとも
1個突設すると共に、環堤部の外周には少なくとも1個
の回り止め突起と、この回り止め突起の下端に連設さ
れ、これよりも外方に突出するタングとを形成し、一
方、支持フレームには環堤部と嵌合する着脱孔を形成
し、さらにこの着脱孔の開口端縁に、上記回り止め突起
と係合する切欠きを形成し、この切欠きの着脱孔におけ
る角度位置を、販売見本の正面が自動販売機において正
面を向くように設定すると共に、回り止め突起を切欠き
に整合させた状態で環堤部を着脱孔に押し引きすること
により、商品見本を支持フレームに着脱するようにし
ことを特徴とする。
【0016】 また、請求項6に記載の発明は、販売見
本取付具の下端に連設された短筒状の着脱具本体と、こ
の着脱具本体を支持固定する支持フレームとを有し、着
脱具本体の下端に着脱具本体よりも小径で支持フレーム
の板厚程度の高さの環堤部を形成し、この環堤部の下端
縁に、着脱具本体の半径方向に弾性変位可能な係止突片
を少なくとも1個突設し、この係止突片に連なる環堤部
の部分の両側を係止突片の側端縁に沿う溝により切り欠
くと共に、環堤部の外周には少なくとも1個の回り止め
突起と、この回り止め突起の下端に連設され、これより
も外方に突出するタングとを形成し、一方、支持フレー
ムには環堤部と嵌合する着脱孔を形成し、さらにこの着
脱孔の開口端縁に、上記回り止め突起と係合する切欠き
を形成し、この切欠きの着脱孔における角度位置を、販
売見本の正面が自動販売機において正面を向くように設
定すると共に、回り止め突起を切欠きに整合させた状態
で環堤部を着脱孔に押し引きすることにより、商品見本
を支持フレームに着脱するようにしたことを特徴とす
る。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明による販売見本着脱装置
は、販売見本取付具を手に持ち、着脱具本体の環堤部を
支持フレームの着脱孔に同軸に対向させ、かつ、外周の
回り止め突起を着脱孔の切欠きに整合させてから、着脱
具本体に上方から圧力をかけてこれを着脱孔中に挿入す
る。
【0018】すると、係止片は一時的に半径方向に弾性
変位したあと、元の状態に復帰して、着脱具本体の抜け
止めとして作用し、販売見本は支持フレームにがたなく
固定される。
【0019】このとき、着脱具本体の環堤部は着脱孔と
嵌合しており、回り止め突起と着脱孔の切欠きとの形状
係合によって販売見本取付具の回り止めがなされる。
【0020】又、環堤部の回り止め突起と着脱孔の切欠
きとの係合により、販売見本の角度位置が定まり、その
正面が自動販売機において正面を向くようになる。これ
は以下に述べる請求項2及至請求項6の発明においても
同様である。
【0021】更にまた、着脱具本体の下端における段部
と係止片との間に支持フレームの着脱孔の開口端縁が挟
み込まれることになるので、販売見本は準安定的に支持
フレームに保持されることになる。
【0022】しかして、販売見本を上方に引き抜くよう
に力を作用させれば、係止片が内側に弾性変形するか
ら、環堤部とフレームとの係合が容易に解け、販売見本
を取り外すことができる。
【0023】請求項2に記載の発明による販売見本着脱
装置は、販売見本取付具を手に持ち、環堤部を支持フレ
ームの着脱孔に同軸に対向させ、かつ、外周の回り止め
突起を着脱孔の切欠きに整合させてから、着脱具本体に
上方から圧力をかけてこれを着脱孔中に挿入する。
【0024】すると、係止体に突設された欠球状突起が
着脱孔の開口端縁と当接して内側に弾性変形し、係止体
の通過を許す。
【0025】係止体の着脱孔通過後、欠球状突起は元の
突出状態に復帰し、この欠球状突起と着脱具本体の下端
との間に支持フレームの着脱孔の開口端縁が挟み込まれ
た状態で、販売見本は支持フレームに準安定的に保持さ
れる。
【0026】請求項2に記載の発明の他の作用は、上記
した請求項1に記載の発明のそれとほぼ同様であるか
ら、更に詳細な説明は省略する。
【0027】請求項3に記載の発明による販売見本着脱
装置は、販売見本取付具を手に持ち、環堤部を支持フレ
ームの着脱孔に同軸に対向させ、かつ、外周の回り止め
突起を着脱孔の切欠きに整合させてから、着脱具本体に
上方から圧力をかけて環堤部を着脱孔中に挿入する。
【0028】すると、係止片、及び両側の溝によって環
堤部の他の部分から切離された環堤部の係止片に連なる
部分が一時的に弾性変形して、この係止片部分の着脱孔
内への通過を許す。
【0029】係止片の通過後は、係止片は元の状態に復
帰し、着脱具本体の抜け止めとして作用し、その結果販
売見本はがたなく支持フレームに保持される。
【0030】請求項3に記載の発明の他の作用は、上記
した請求項1に記載の発明のそれとほぼ同様であるが、
係止片の側端縁に沿う溝によって環堤部の他の部分から
切り離された、環堤部の係止片に連なる部分も弾性変形
するので、係止片に無理な力が加わらない、という利点
が生じる。
【0031】請求項4に記載の発明の構成は請求項1の
それに、請求項5に記載の発明の構成は請求項2のそれ
に、請求項6に記載の発明の構成は請求項3のそれに、
それぞれ環堤部の回り止め突起の下端に、外方に突出す
るタングを一体に形成した点が異なるのみである。
【0032】したがって、請求項4及至請求項6に記載
の発明の作用は、それぞれ請求項1及至請求項3に記載
の作用とほぼ同一であるが、次の2点が異なる。
【0033】すなわち、最初の相違点は、販売見本を支
持フレームに装着する時、着脱具本体を若干傾け、その
環堤部の回り止め突起の下端に一体に突設されたタング
を先ず着脱孔の切欠きの下に潜り込ませる。
【0034】次いで、環堤部に突設された係止片、係止
体、或いは環堤部の一部に連なる係止片を着脱孔に向け
て押圧する。このように、支持フレームへの販売見本の
装着の為の操作が先ず異なる。
【0035】次に異なる点は、販売見本の支持フレーム
への装着後、着脱孔の切欠き部分の下側にタングが存在
しているから、着脱孔の開口端縁の切り欠き部分が着脱
具本体の下端段部とタングとで挟持される結果となり、
販売見本と支持フレームとの結合が更に強固になる。
【0036】なお、請求項4及至請求項6に記載の発明
においては、販売見本を支持フレームから取り外すため
の操作が請求項1及至請求項3に記載の発明のそれとは
若干異なり、係止片、係止体、或いは環堤部に連なる係
止片を先に着脱孔から抜出すように、着脱具本体を傾け
るようにする。
【0037】係止片や係止体が着脱孔から抜き出たら、
タングを着脱孔の切欠き部分の下側から引出すように着
脱具本体を半径方向にずらせて、環堤部と着脱孔との係
合を解く。
【0038】
【実施例】次に、この発明の実施例について、図面を参
照して説明する。図1は自動販売機の販売見本の陳列台
の側面を示し、金属製の薄板からなり、通常は紙面方向
に長い箱形の支持フレーム1の内部には、例えば直菅形
の蛍光燈などの照明器具2が配設されており、支持フレ
ームの上面に列設した販売見本3、3を内面から照射す
るようになっている。
【0039】販売見本3は、通常、スクリーン印刷によ
り印刷された透明陽画を丸めて販売見本取付具4に装着
してなる。
【0040】販売見本取付具4は、着脱具本体5に一体
又は組立構造により結合されて、前記したように着脱具
本体を介して支持フレーム1の上面に着脱自在に取付け
られる。
【0041】図2及び図3に示すように、着脱具本体5
はその下端面に環堤部6を有し、環堤部6の下端縁には
3個の全体の形状が“く”の字状の係止片7、7が屈曲
部の山を外側にして突設されている。
【0042】また、環堤部6の外周には半円形の断面形
状をなす回り止め突起8が突設されている。
【0043】この実施例においては、係止片7は円周
上、120度間隔に3個突設されているが、販売見本の
取付けをより、安定にするために、更に多数の数の係止
片が突設されることを妨げるものではない。
【0044】又、回り止め突起8の形状は半円形となっ
ているが、角形や3角等、加工し易い任意の形状が選択
できる。
【0045】更に、着脱具本体の下方の環堤部6は、円
筒以外の異形筒でも構わない。この場合は、回り止め突
起8が不要であることは云うまでもない。
【0046】特に、現在使用されている自動販売機の大
多数には、前記実公平4−9663号公報に記載された
考案によるバヨネット係合を利用した販売見本着脱装置
が使用されており、従ってフレームには複雑なバヨネッ
ト孔が開口している。
【0047】そのような自動販売機に本発明を適用する
には、環堤部の形状をフレームに開いているバヨネット
孔と同じ形状にするか、或いはそのバヨネット孔に内接
する形状にすると良い。
【0048】一方、図4に示すように、支持フレーム1
には例えば円形の着脱孔9が開口しており、その開口端
縁の所定の角度位置には半円形状の切欠き10が形成さ
れている。
【0049】着脱孔9の直径は環堤部6の外径よりやや
大きい寸法となっており、環堤部6の外径ががたなく着
脱孔9に挿入されるよう設計されている。
【0050】上記した構造によれば、環堤部6を支持フ
レーム1の着脱孔9の上面に同軸に対向させ、かつ、回
り止め突起8を切欠き10に整合させて、上方から圧力
をかけると、図5に示すように、着脱具本体5は支持フ
レームの上面に固定される。
【0051】図6及び図7は係止片7を拡大して示し、
環堤部6が着脱孔9に挿入される際に、係止片7は、鎖
線で示すように、弾性変形により内側に変位して環堤部
6の着脱孔9への挿入を可能にする。
【0052】しかして、環堤部6が着脱孔9に完全に挿
入されると、係止片7は元通りの位置に復帰して、環堤
部6の上方への抜けを防止し、着脱具本体5を固定す
る。
【0053】逆に着脱具本体5を支持フレーム1から取
外す場合には、着脱具本体5に上方への大きな圧力をか
けて、係止片7を弾性変位させて行う。
【0054】図8及び図9は、請求項2又は請求項5に
記載の発明の実施例の係止体を示す。
【0055】この実施例においては、環堤部6の下端縁
には係止体12が突設され、係止体12のほぼ中央外側
には欠球状突起13が形成されている。
【0056】この欠球状突起13は外側からの圧力によ
り弾性変形して扁平状に潰れるように設計されている。
【0057】従って、環堤部6の着脱孔9への挿入、取
外しに際しては係止片12も係止片7と同様の役目をな
す。
【0058】図10は、請求項3又は請求項6に記載の
発明の実施例における係止片を示す。図10の係止片1
4はほぼ図6の係止片7と同形状であるが、この係止片
14に連なる環堤部の部分の両側は係止片14の側端縁
に沿う溝15、15によって切り欠かれ、係止片14に
連なる環堤部の部分は環堤部から切り離されている。
【0059】上記した構造により、係止片14は、上記
請求項1又は請求項4に記載の発明における係止片7よ
りも弾性に富み、着脱具本体を着脱孔に着脱する際に、
より容易に着脱を行うことができる。
【0060】図11及至図13は、請求項4及至請求項
6に記載の発明の実施例における回り止め突起部を説明
するものである。
【0061】即ち、環堤部6の下端縁には2個の抜け止
め片16が突設されていると共に、図3に示すものと同
じ係止片7が1個、夫々所定の角度間隔をおいて突設さ
れている。
【0062】そして、抜け止め片16と角度位置を同じ
くする環堤部の外周面の部分は外方に膨出して回り止め
突起8が形成されており、上記抜け止め片16の先端は
この周り止め突起8より外方に突出してタング17を形
成している。
【0063】一方支持フレーム1の着脱孔9の開口端縁
には、上記抜け止め片16、16の角度間隔と同じ角度
間隔をおいて、2個の切欠き10、10が形成されてい
る。
【0064】上記した構造において、環堤部6を支持フ
レーム1の着脱孔9の上面に対向させ、かつ、抜け止め
片16を切欠き10に整合させたあと、垂直面内で環堤
部6をわずか傾斜させて、抜け止め片16の先端のタン
グ17を切欠き18の裏面に滑り込ませる。
【0065】次に係止片7に上方から圧力をかけて、着
脱孔9に挿入する。かくして、着脱具本体5は、図14
に示すように支持フレーム1に固定される。
【0066】着脱具本体5を支持フレーム3から取外す
には、挿入時と逆手順にて行う。
【0067】図11、12においては、係止片として請
求項1又は4に記載の発明における係止片7を使用して
いるが、この係止片7の代りに、請求項2又は請求項4
に記載の発明における係止体12或いは図10に示す係
止片14を使用することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1及至請求項6に記載の発明は、単純な形状の係止片と
回り止め突起を設けた環堤部を有する着脱具本体と、同
じく単純な形状の着脱孔が開口した支持フレームとから
構成されているため、製作コストが安いという効果があ
る。
【0069】また、単に着脱具本体の環堤部と支持フレ
ームの着脱孔とを所定の角度位置関係で対向させ、着脱
具本体を押込むだけで装着でき、また、逆方向に引き抜
くだけで取り外すことができるので、自動販売機におけ
る商品見本の交換の作業性が向上する、という効果も奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】販売見本陳列台の側面図。
【図2】請求項1に記載の発明における着脱具本体の底
面図。
【図3】その断面図。
【図4】請求項1及至請求項4に記載の発明おける支持
フレームの一部平面図。
【図5】請求項1に記載の発明における着脱具本体と支
持フレームとの結合状態を示す断面図。
【図6】請求項1又は請求項4に記載の発明における係
止片の拡大正面図。
【図7】その断面図で、鎖線で係止片が弾性変形した状
態を示す。
【図8】請求項2又は請求項5に記載の発明における係
止体の拡大正面図。
【図9】その断面図。
【図10】請求項3又は請求項4に記載の発明における
係止片の拡大正面図。
【図11】請求項3及至請求項6の何れかに記載の発明
における着脱具本体の底面図。
【図12】図11のXII−XII線による断面図。
【図13】請求項3及至請求項6の何れかに記載の発明
における支持フレームの一部平面図。
【図14】請求項3及至請求項6の何れかに記載の発明
における着脱具本体の支持フレームへの取付状態を示す
断面図。
【符号の説明】
1 支持フレーム 2 照明器具 3 販売見本 4 販売見本取付具 5 着脱具本体 6 環堤部 7 係止片 8 回り止め突起 9 着脱孔 10 切欠き 12 係止体 13 欠球状突起 14 係止片 15 溝 16 抜け止め片 17 タング

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売見本取付具の下端に連設された短筒
    状の着脱具本体と、この着脱具本体を支持固定する支持
    フレームとを有し、着脱具本体の下端に着脱具本体より
    も小径で支持フレームの板厚程度の高さの環堤部を形成
    し、この環堤部の下端縁に、着脱具本体の半径方向に弾
    性変位可能な係止片を少なくとも1個突設すると共に、
    環堤部の外周には少なくとも1個の回り止め突起を形成
    し、一方、支持フレームには環堤部と嵌合する着脱孔を
    形成し、さらにこの着脱孔の開口端縁に、上記回り止め
    突起と係合する切欠きを形成し、この切欠きの着脱孔に
    おける角度位置を、販売見本の正面が自動販売機におい
    て正面を向くように設定すると共に、回り止め突起を切
    欠きに整合させた状態で環堤部を着脱孔に押し引きする
    ことにより、商品見本を支持フレームに着脱するように
    たことを特徴とする自動販売機における販売見本着脱
    装置。
  2. 【請求項2】 販売見本取付具の下端に連設された短筒
    状の着脱具本体と、この着脱具本体を支持固定する支持
    フレームとを有し、着脱具本体の下端に着脱具本体より
    も小径で支持フレームの板厚程度の高さの環堤部を形成
    し、この環堤部の下端縁に、弾性変形可能な欠球状突起
    を有する係止体を少なくとも1個突設すると共に、環堤
    部の外周には少なくとも1個の回り止め突起を形成し、
    一方、支持フレームには環堤部と嵌合する着脱孔を形成
    し、さらにこの着脱孔の開口端縁に、上記回り止め突起
    と係合する切欠きを形成し、この切欠きの着脱孔におけ
    る角度位置を、販売見本の正面が自動販売機において正
    面を向くように設定すると共に、回り止め突起を切欠き
    に整合させた状態で環堤部を着脱孔に押し引きすること
    により、商品見本を支持フレームに着脱するようにし
    たことを特徴とする自動販売機における販売見本着脱装
    置。
  3. 【請求項3】 販売見本取付具の下端に連設された短筒
    状の着脱具本体と、この着脱具本体を支持固定する支持
    フレームとを有し、着脱具本体の下端に着脱具本体より
    も小径で支持フレームの板厚程度の高さの環堤部を形成
    し、この環堤部の下端縁に、着脱具本体の半径方向に弾
    性変位可能な係止突片を少なくとも1個突設し、この係
    止突片に連なる環堤部の部位の両側を係止突片の側端縁
    に沿う溝により切り欠くと共に、環堤部の外周には少な
    くとも1個の回り止め突起を形成し、一方、支持フレー
    ムには環堤部と嵌合する着脱孔を形成し、さらにこの着
    脱孔の開口端縁に、上記回り止め突起と係合する切欠き
    を形成し、この切欠きの着脱孔における角度位置を、販
    売見本の正面が自動販売機において正面を向くように設
    定すると共に、回り止め突起を切欠きに整合させた状態
    で環堤部を着脱孔に押し引きすることにより、商品見本
    を支持フレームに着脱するようにしたことを特徴とする
    自動販売機における販売見本着脱装置。
  4. 【請求項4】 販売見本取付具の下端に連設された短筒
    状の着脱具本体と、この着脱具本体を支持固定する支持
    フレームとを有し、着脱具本体の下端に着脱具本体より
    も小径で支持フレームの板厚程度の高さの環堤部を形成
    し、この環堤部の下端縁に、着脱具本体の半径方向に弾
    性変位可能な係止片を少なくとも1個突設すると共に、
    環堤部の外周には少なくとも1個の回り止め突起と、こ
    の回り止め突起の下端に連設され、これよりも外方に突
    出するタングとを形成し、一方、支持フレームには環堤
    部と嵌合する着脱孔を形成し、さらにこの着脱孔の開口
    端縁に、上記回り止め突起と係合する切欠きを形成し
    この切欠きの着脱孔における角度位置を、販売見本の正
    面が自動販売機において正面を向くように設定すると共
    に、回り止め突起を切欠きに整合させた状態で環堤部を
    着脱孔に押し引きすることにより、商品見本を支持フレ
    ームに着脱するようにしたことを特徴とする自動販売機
    における販売見本着脱装置。
  5. 【請求項5】 販売見本取付具の下端に連設された短筒
    状の着脱具本体と、この着脱具本体を支持固定する支持
    フレームとを有し、着脱具本体の下端に着脱具本体より
    も小径で支持フレームの板厚程度の高さの環堤部を形成
    し、この環堤部の下端縁に、弾性変位可能な欠球状突起
    を有する係止体を少なくとも1個突設すると共に、環堤
    部の外周には少なくとも1個の回り止め突起と、この回
    り止め突起の下端に連設され、これよりも外方に突出す
    るタングとを形成し、一方、支持フレームには環堤部と
    嵌合する着脱孔を形成し、さらにこの着脱孔の開口端縁
    に、上記回り止め突起と係合する切欠きを形成し、この
    切欠きの着脱孔における角度位置を、販売見本の正面が
    自動販売機において正面を向くように設定すると共に、
    回り止め突起を切欠きに整合させた状態で環堤部を着脱
    孔に押し引きすることにより、商品見本を支持フレーム
    に着脱するようにしたことを特徴とする自動販売機にお
    ける販売見本着脱装置。
  6. 【請求項6】 販売見本取付具の下端に連設された短筒
    状の着脱具本体と、この着脱具本体を支持固定する支持
    フレームとを有し、着脱具本体の下端に着脱具本体より
    も小径で支持フレームの板厚程度の高さの環堤部を形成
    し、この環堤部の下端縁に、着脱具本体の半径方向に弾
    性変位可能な係止突片を少なくとも1個突設し、この係
    止突片に連なる環堤部の部分の両側を係止突片の側端縁
    に沿う溝により切り欠くと共に、環堤部の外周には少な
    くとも1個の回り止め突起と、この回り止め突起の下端
    に連設され、これよりも外方に突出するタングとを形成
    し、一方、支持フレームには環堤部と嵌合する着脱孔を
    形成し、さらにこの着脱孔の開口端縁に、上記回り止め
    突起と係合する切欠きを形成し、この切欠きの着脱孔に
    おける角度位置を、販売見本の正面が自動販売機におい
    て正面を向くように設定すると共に、回り止め突起を切
    欠きに整合させた状態で環堤部を着脱孔に押し引きする
    ことにより、商品見本を支持フレームに着脱するように
    たことを特徴とする自動販売機における販売見本着脱
    装置。
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