JPH05284470A - Museデコーダ - Google Patents

Museデコーダ

Info

Publication number
JPH05284470A
JPH05284470A JP4081949A JP8194992A JPH05284470A JP H05284470 A JPH05284470 A JP H05284470A JP 4081949 A JP4081949 A JP 4081949A JP 8194992 A JP8194992 A JP 8194992A JP H05284470 A JPH05284470 A JP H05284470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frame
muse
still image
luminance signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4081949A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Takahashi
幸雄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4081949A priority Critical patent/JPH05284470A/ja
Publication of JPH05284470A publication Critical patent/JPH05284470A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 MUSEデコーダの輝度信号処理部におい
て、32.4MHzから48.6MHzへの動作クロック
レートの変換を省き32.4MHz系でのみ処理し、さ
らに、静止画処理におけるフレーム間内挿後に、フレー
ム内の2次元フィルタを設ける。 【効果】 32.4MHzレートだけで処理するため、
折り返しノイズを含むことなく静止画と動画の切り替わ
り時に違和感の無い自然な映像を再生することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョン伝送方式
であるMUSE(multiple sub-nyquist sampling encod
ing)信号を元のハイビジョン信号に復号(デコ−ド)する
装置であるMUSEデコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハイビジョン信号は、従来のテ
レビ信号に比較して情報量が多いために帯域圧縮を施し
たMUSE信号の形式で伝送される。
【0003】従来、このMUSE信号をハイビジョン信
号にデコードするMUSEデコーダの輝度信号処理部を
図10に示す。
【0004】図10において、1はMUSE信号の入力
端子、2はディエンファシス・同期検出等を行う入力処
理部、130は静止画処理部であり、この静止画処理部
130内ではフレーム間内挿部7の出力を32−48変
換部でサンプリング周波数を32.4MHzから48.6
MHzへ変換した後、フィールド内内挿部132を介し
て混合器10へ入力される。
【0005】134は動画処理部であり、この動画処理
部134内ではフィールド内内挿部3の出力を32−4
8変換部でサンプリング周波数を32.4MHzから4
8.6MHzへ変換した後、混合器10へ入力される。
4はガンマ処理・時間軸伸長等を行う出力処理部、5は
ハイビジョン信号の出力端子である。
【0006】この従来の技術においては、受信機側で静
止画処理と動画処理を別々に行い、動き検出信号により
適応混合され出力される。この時、静止画処理はフレー
ム間とフィールド間の時間方向の内挿処理を行うことで
水平方向の再生帯域を延ばすことができる。一方、動画
処理においては、時間方向の処理は動きぼけとなるため
使用できず、フィールド内における内挿処理を行ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにMUSE
信号は、静止画処理と動画処理で内挿法が異なるために
水平方向の再生帯域が異なり、現実のハード構成による
再生帯域は、静止画処理で約20MHz、動画処理は約
12MHz程度である。このため、静止した画面が動き
出したときには、映像信号の帯域が減少するため、画像
がぼけるという現象が起き、この現象が視覚的に違和感
を生じさせている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この違和感を低減するに
は、静止画系と動画系の再生帯域の差を減らせば良い。
ここで、再生信号を映し出すモニタ側の実力が余りない
場合、静止画系を20MHzまで再生させる必要はな
く、むしろ動画系の再生帯域に合わせた方が違和感のな
い自然な映像になる。静止画系を20MHzまで戻すた
めには、動作レートを32.4MHzから48.6MHz
へ変換した後フィールド間内挿する必要があるが、動画
系の再生帯域に静止画系の再生帯域を合わせるならば、
この動作レート変換はしなくとも構わない。
【0009】従って、本発明では、静止画処理の再生帯
域と動画処理の再生帯域の差を無くすために、32.4
MHzから48.6MHzへの動作クロックレートの変
換を省き32.4MHz系でのみ処理している。
【0010】また、静止画処理におけるフレーム間内挿
後に、フレーム内2次元フィルタを設けている。
【0011】
【作用】本発明においては、32.4MHzレートだけ
で処理するため、折り返しノイズを含むことなく静止画
と動画の切り替わり時に違和感の無い自然な映像を再生
することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図9と共に説
明する。
【0013】まず、本発明のMUSEデコ−ダの第1の
実施例について図1と共に説明する。本発明の第1の実
施例は、図1に示すように再生帯域を動画系に合わせる
手段として一番簡単な構成にするために、すべて動画処
理を行なう構成にしたものである。
【0014】図1において、1はMUSE信号の入力端
子、2はディエンファシス・同期検出等を行う入力処理
部、3はフィールド内内挿部、4はガンマ処理・時間軸
伸長等を行う出力処理部、5はハイビジョン信号の出力
端子である。
【0015】この場合、通常のMUSEデコーダで行っ
ている動作レート変換は、静止画処理系と動作レートを
合わせるために行っているものであるから必要なくな
る。この構成は、時間方向処理としてのフレームメモ
リ、フィールドメモリが不要となるため、コスト的に有
利である。ただし、画面上、静止画部分に時間方向の折
り返しノイズが発生するという課題が生じる。
【0016】次に、本発明のMUSEデコーダの第2の
実施例を図2と共に説明する。
【0017】本発明の第2の実施例は、図2に示すよう
に静止画処理としてフレーム間内挿のみ施し、動き信号
によって動画信号と適応混合する手段を備えたものであ
る。
【0018】図2において、6は静止画処理部、7は静
止画処理部6に内蔵されるフレーム間内挿部、8は動画
処理部、3は動画処理部8に内蔵されるフィールド内内
挿部、10は静止画処理された信号と動画処理された信
号とを混合する混合部である。 そして、静止画信号を
フレーム間内挿したときのスペクトル構造の説明を図4
に示す。この時、静止画信号は12MHzでフィールド
方向に折り返った構造になる。よって、この場合も静止
画系、動画系の再生帯域を約12MHzに揃えることが
できる。ただし、この手段も画面上、静止画部分にフィ
ールド方向の折り返しノイズが発生するという課題が生
じる。
【0019】そこで、本発明の第3の実施例のMUSE
デコーダは、32.4MHzレートで処理するデコーダ
において、この折り返しノイズを除去するような2次元
フィルタをフレーム間内挿後の信号にかけ、折り返しの
無い映像を再生する構成にしたものである。
【0020】本発明のMUSEデコーダの第3の実施例
を図3と共に説明する。
【0021】本発明のMUSEデコーダは、図3に示す
ように静止画処理部11において、フレーム間内挿部7
の後にフレーム内2次元フィルタ12を設けてなるもの
である。
【0022】この2次元フィルタ12の特性は図5に示
すように垂直方向の高域である1125/2TV本以上
の成分を除去する必要がある。この成分を除去するに
は、フィールド内1125/2TV本をサンプリング周
波数とする2次元フィルタでは構成することができない
が、フレーム内の1125TV本をサンプリング周波数
とする2次元フィルタであれば可能となる。もともと、
静止画成分であるため、このようなフレーム内の2次元
フィルタをしても何等問題は発生しない。
【0023】次に、上記第3の実施例の静止画処理部1
1のより詳細な構成を図6に示す。図6において、17
は入力端子、7はフレーム間内挿処理部、12はフレー
ム内2次元フィルタ、15,16はフィールドメモリで
ある。
【0024】そして、入力端子17には入力処理部2よ
りの信号が入力され、その入力端子17に入力された信
号はフレーム間内挿処理部7に入力され、その出力はフ
ィールドメモリ15とフレーム内2次元フィルタ12に
入力され、フィールドメモリ15の出力はフレーム内2
次元フィルタ12とフィールドメモリ16に入力され、
フィールドメモリ16の出力は内挿処理部9に入力さ
れ、フレーム内2次元フィルタの出力は出力端子18を
介して混合器10へ出力される。
【0025】フレーム間内挿は、入力処理された現信号
とその1フレーム遅延信号を切り替えることによって行
われる。この1フレーム遅延をするのにメモリを使用す
るが、これを1フィールド遅延用のメモリを2個使用
し、2フィールド遅延=1フレーム遅延の構成をとって
いる。この構成をとることで1フィールド遅延の信号を
容易に得られる。
【0026】ここで、図3及び図6のフレーム内の2次
元フィルタを図9に示すような、垂直5ライン水平5画
素を用いた5×5タップ構成のもので説明する。ただし
2次元フィルタの構成としてはこれに限るものでなく、
垂直、水平のタップ数は、図5に示す特性をとるべくし
て変化させられるのは言うまでもない。
【0027】図7に5×5タップのフレーム内2次元フ
ィルタの構成例を示す。
【0028】図7において、現信号に対しては3タップ
作成するために1ラインメモリ21,22を設ける。現
信号とこの2つのラインメモリによる2ライン遅延信号
を加算器24で加算し、水平フィルタ27に入力する。
現信号の1ライン遅延信号は、そのまま水平フィルタ2
8に入力する。1フィールド遅延信号については、1ラ
インメモリ23で1ライン遅延させたものとを加算器2
5で加算し、水平フィルタ29に入力する。
【0029】これら3個の水平フィルタ27,28,2
9の出力を加算器26で加算し2次元フィルタを完成さ
せる。この出力信号は、図4におけるフィールド方向の
折り返し成分が除去されているため、画面上ノイズとし
て発生することは無い。
【0030】次に図7の水平フィルタの構成例を図8に
示す。
【0031】図8において、1画素遅延素子110,1
11,112,113で遅延した信号に係数器114,
115,116,117,118でそれぞれ係数を乗算
する。係数を乗算した信号を加算器119で加算し水平
フィルタを構成する。前記の図7の3個の水平フィルタ
においては係数器114,115,116,117,1
18の値は異なるが、対称性を取るために各水平フィル
タにおいて、係数器114と係数器118の値、及び係
数器115と係数器117の値は同一にする。
【0032】このフレーム内の2次元フィルタ11の出
力は混合器10で、動画信号と適応混合されるが、この
時画素位置を合わせる必要があるが、この基準位置は図
9における●位置である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、MUSEデコーダの輝
度信号処理部の全てのブロックを32.4MHzで動作
させることができ、静止画・動画とも折り返しノイズを
含むことなく、静止画と動画の切り替わり時にも再生帯
域の揃った自然な映像を再生することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である、動画処理のみの
MUSEデコーダのブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例である、静止画処理とし
てフレーム間内挿をしたMUSEデコーダのブロック図
である。
【図3】本発明の第3の実施例である、静止画処理にフ
ィールド方向の折り返しを除去する2次元フィルタを備
えたMUSEデコーダのブロック図である。
【図4】図2及び図3の構成でフレーム間内挿した後の
静止画信号スペクトルの説明図である。
【図5】図3のフレーム内2次元フィルタの特性図であ
る。
【図6】図3のフィールドメモリを2個備えた静止画処
理部11のブロック図である。
【図7】図3のフレーム内2次元フィルタのブロック図
である。
【図8】図7の水平フィルタのブロック図である。
【図9】図3のフレーム内2次元フィルタで使用する画
素を示す図である。
【図10】従来のMUSEデコーダのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 入力端子 2 入力処理部 3 フィールド内内挿部 4 出力処理部 5 出力端子 6 静止画処理部 7 フレーム間内挿部 8 動画処理部 10 混合器 11 静止画処理部 12 フレーム内2次元フィルタ 15 フィールドメモリ 16 フィールドメモリ 17 入力端子 18 出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MUSE方式により伝送されてきた輝度
    信号、色信号等よりなるMUSE信号をハイビジョン信
    号にデコ−ドするMUSEコ−ダにおいて、該MUSE
    信号中の輝度信号の総ての信号処理を動作レ−ト32.
    4MHZで行う輝度信号処理部を備えたことを特徴とす
    るMUSEデコ−ダ。
  2. 【請求項2】 輝度信号処理部に、静止処理におけるフ
    レーム間内挿後に、フィールド方向の折り返し成分を除
    去するフレーム内2次元フィルタを備えたことを特徴と
    する上記請求項1記載のMUSEデコ−ダ。
JP4081949A 1992-04-03 1992-04-03 Museデコーダ Pending JPH05284470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4081949A JPH05284470A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 Museデコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4081949A JPH05284470A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 Museデコーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05284470A true JPH05284470A (ja) 1993-10-29

Family

ID=13760751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4081949A Pending JPH05284470A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 Museデコーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05284470A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3729863B2 (ja) 劣化した垂直クロミナンス遷移部を有するテレビジョン信号の垂直解像度を高めるための方法および装置
KR920010043B1 (ko) 일반 텔리비젼과 고화질 텔리비젼의 화면신호 호환 장치 및 방법
JPH06113175A (ja) ビデオ雑音低減装置
JP2893801B2 (ja) テレビジョン受信機
JPH05284470A (ja) Museデコーダ
KR100300948B1 (ko) 영상색차신호의포맷변환장치
JPH0569350B2 (ja)
JP2735355B2 (ja) ストロボ機能付き高品位テレビ受信機
JPH0495479A (ja) クリアビジョン方式のテレビジョン表示装置
KR960002045B1 (ko) 색신호용 샘플링 주파수 변환방법 및 회로
JPH0256191A (ja) Museデコーダの静止表示制御回路
JPH03179890A (ja) テレビジョン受像機
JPH04273683A (ja) テレビジョン信号の受信、処理装置
JPS6251390A (ja) 高品位テレビ受像機の信号処理回路
JPH0458693A (ja) 帯域圧縮テレビジョン信号の受信装置
JPH05176305A (ja) 高品位テレビジョン受信装置
JPH0486089A (ja) 映像信号変換装置
JPH04238481A (ja) テレビジョン信号変換器
JPH06343183A (ja) 記録再生装置、記録装置、再生装置、及び記録再生方法
JPH04238484A (ja) 簡易muse受信機
JPH05347750A (ja) Museデコーダ
JPH04273682A (ja) テレビジョン信号の受信、処理装置
JPH0787466A (ja) Museデコーダ
JPH04322583A (ja) テレビジョン信号変換装置
JPH03292076A (ja) 静止画像再生装置