JPH0530523A - デイジタルクロマ信号のエンコーダ回路 - Google Patents
デイジタルクロマ信号のエンコーダ回路Info
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- JPH0530523A JPH0530523A JP3207123A JP20712391A JPH0530523A JP H0530523 A JPH0530523 A JP H0530523A JP 3207123 A JP3207123 A JP 3207123A JP 20712391 A JP20712391 A JP 20712391A JP H0530523 A JPH0530523 A JP H0530523A
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- digital
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クロマ信号の品質を損わずに簡略化した構成
によって、高精度化したディジタルクロマ信号のエンコ
ーダ回路を提供する。 【構成】 色差信号時分割回路41により、1/2CCD
駆動周波数により時分割した色差信号を、ディジタルL
PF44を経て周波数変換器45により周波数が4fSCのデ
ィジタル色差信号を形成して、ディジタル平衡変調器46
に印加し、ここで平衡変調制御信号生成器47からの制御
信号により、R−Y,B−Y,−(R−Y),−(B−Y)
を順次、切換えてサブキャリア周波数のクロマ信号を
得、これをクリップ回路48で、バースト信号以外のブラ
ンキング期間を除去した後、D/A変換器15によってア
ナログ信号にする。
によって、高精度化したディジタルクロマ信号のエンコ
ーダ回路を提供する。 【構成】 色差信号時分割回路41により、1/2CCD
駆動周波数により時分割した色差信号を、ディジタルL
PF44を経て周波数変換器45により周波数が4fSCのデ
ィジタル色差信号を形成して、ディジタル平衡変調器46
に印加し、ここで平衡変調制御信号生成器47からの制御
信号により、R−Y,B−Y,−(R−Y),−(B−Y)
を順次、切換えてサブキャリア周波数のクロマ信号を
得、これをクリップ回路48で、バースト信号以外のブラ
ンキング期間を除去した後、D/A変換器15によってア
ナログ信号にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等におい
て使用するディジタルクロマ信号のエンコーダ回路に関
する。
て使用するディジタルクロマ信号のエンコーダ回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のアナログクロマ信号のエン
コーダ回路の構成を示している。
コーダ回路の構成を示している。
【0003】図4において、11は例えばビデオカメラに
おける撮像部で、その撮像出力はCDS・AGC・ガン
マ処理回路12によって必要な、CDS・AGC・ガンマ
補正等の処理が行なわれた後、A/D変換器13により撮
像部11のクロック周波数fCKと同じサンプリング周波数
によってサンプリングされてディジタル信号に変換さ
れ、ディジタル シグナル プロセッサ(DSP)14によっ
て輝度信号Yと、色差信号R−Y,B−Yを生成し、そ
れをD/A変換器15によってアナログ信号に変換する。
おける撮像部で、その撮像出力はCDS・AGC・ガン
マ処理回路12によって必要な、CDS・AGC・ガンマ
補正等の処理が行なわれた後、A/D変換器13により撮
像部11のクロック周波数fCKと同じサンプリング周波数
によってサンプリングされてディジタル信号に変換さ
れ、ディジタル シグナル プロセッサ(DSP)14によっ
て輝度信号Yと、色差信号R−Y,B−Yを生成し、そ
れをD/A変換器15によってアナログ信号に変換する。
【0004】そのアナログ信号化された輝度信号Y以外
の色差信号R−Y,B−Yはアナログエンコーダ16にお
いて、位相が互に90°異なる第1、第2のサブキャリア
SC1,SC2により変調され、バーストフラグパルス
(BFP)から生成したバースト信号をミックスすること
により、クロマ信号Cが生成される。
の色差信号R−Y,B−Yはアナログエンコーダ16にお
いて、位相が互に90°異なる第1、第2のサブキャリア
SC1,SC2により変調され、バーストフラグパルス
(BFP)から生成したバースト信号をミックスすること
により、クロマ信号Cが生成される。
【0005】図5は上述したアナログのクロマ信号に対
応するディジタルクロマ信号のエンコーダの回路構成
図、図6は、その各部の波形を示す図である。
応するディジタルクロマ信号のエンコーダの回路構成
図、図6は、その各部の波形を示す図である。
【0006】図5において、例えばビデオカメラのCC
D(電荷結合素子)を駆動するクロック周波数fCKの半
分、1/2fCKのディジタル色差信号R−Y,B−Y
は、クロック信号(B)で駆動されるラッチ回路(L)25に
よってラッチされる。前記のクロック信号(B)は、遅延
回路(DL)23によりfCK/2を数nsの遅延時間τだけ遅
延させた信号(A)をラッチ回路(L)24によってサブキャ
リアfSCの4倍の周波数4fSCでラッチしたものであ
り、ラッチ回路(L)25の出力(C)はfCK/2と4fSCの
位相差が重なり合うところはノイズが発生するので、そ
の位置は間引いてラッチしノイズの発生を防止してい
る。
D(電荷結合素子)を駆動するクロック周波数fCKの半
分、1/2fCKのディジタル色差信号R−Y,B−Y
は、クロック信号(B)で駆動されるラッチ回路(L)25に
よってラッチされる。前記のクロック信号(B)は、遅延
回路(DL)23によりfCK/2を数nsの遅延時間τだけ遅
延させた信号(A)をラッチ回路(L)24によってサブキャ
リアfSCの4倍の周波数4fSCでラッチしたものであ
り、ラッチ回路(L)25の出力(C)はfCK/2と4fSCの
位相差が重なり合うところはノイズが発生するので、そ
の位置は間引いてラッチしノイズの発生を防止してい
る。
【0007】上記、出力(C)はミックス回路26によりバ
ーストフラグパルス(BFP)をミックスした後、ラッチ
回路(L)27によってラッチされ、4fSCの周波数のR−
Y,B−Yのディジタル色差信号(D)を得る。
ーストフラグパルス(BFP)をミックスした後、ラッチ
回路(L)27によってラッチされ、4fSCの周波数のR−
Y,B−Yのディジタル色差信号(D)を得る。
【0008】これらは色差生成回路28A,28Bで色差信
号−(R−Y),−(B−Y)を生成した後、スイッチ回路
29により色差信号R−Y,B−Y,−(R−Y),−(B
−Y)を制御信号(E),(F)に従って切換えることによ
り、平衡変調されたクロマ信号(G)を得る。ここで制御
信号(E)及び(F)は周波数4fSCを分周器30により1/
4に分周した信号と、それをラッチ回路(L)31により90
°位相シフトした信号である。
号−(R−Y),−(B−Y)を生成した後、スイッチ回路
29により色差信号R−Y,B−Y,−(R−Y),−(B
−Y)を制御信号(E),(F)に従って切換えることによ
り、平衡変調されたクロマ信号(G)を得る。ここで制御
信号(E)及び(F)は周波数4fSCを分周器30により1/
4に分周した信号と、それをラッチ回路(L)31により90
°位相シフトした信号である。
【0009】クロマ信号(G)は、例えばNTSC方式の
画像の場合は色差信号R−Y,B−Y,−(R−Y),−
(B−Y)の繰返し信号であり、また、画像がPAL方式
の場合は色差信号R−Yと、−(R−Y)が、1水平ライ
ンおきに逆になった信号である。
画像の場合は色差信号R−Y,B−Y,−(R−Y),−
(B−Y)の繰返し信号であり、また、画像がPAL方式
の場合は色差信号R−Yと、−(R−Y)が、1水平ライ
ンおきに逆になった信号である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
4、図5のエンコーダ回路の構成では、次に示すような
問題点があった。すなわち、 (a)、図4のアナログエンコーダ回路の構成では、IC
化するとしても、周辺のコンデサ、フィルタ等が多く、
また直流再生のためにクランプ回路を必要とし、それに
伴って発生するオフセットなどにより精度が低下するの
で、その補正回路が必要で、しかも、ディジタル信号処
理に比べてS/Nが劣る。
4、図5のエンコーダ回路の構成では、次に示すような
問題点があった。すなわち、 (a)、図4のアナログエンコーダ回路の構成では、IC
化するとしても、周辺のコンデサ、フィルタ等が多く、
また直流再生のためにクランプ回路を必要とし、それに
伴って発生するオフセットなどにより精度が低下するの
で、その補正回路が必要で、しかも、ディジタル信号処
理に比べてS/Nが劣る。
【0011】(b)、図5のディジタルエンコーダ回路の
構成では、周波数をfCKから4fCKに変換の際、両者の
位相を比較して重なりを間引いて、1個前のデータによ
り置き換えるから、図6に示すディジタル色差信号(D)
の斜線部分のようにフィールドによって間引いたり、間
引かなかったりする箇所が生じて、フィールド間、また
はフレーム間で画像面がぎらぎらする現象が起こる。
構成では、周波数をfCKから4fCKに変換の際、両者の
位相を比較して重なりを間引いて、1個前のデータによ
り置き換えるから、図6に示すディジタル色差信号(D)
の斜線部分のようにフィールドによって間引いたり、間
引かなかったりする箇所が生じて、フィールド間、また
はフレーム間で画像面がぎらぎらする現象が起こる。
【0012】この現象は、例えばPAL方式の場合はf
CKに対して4fSCはフィールドにより位相が異なるため
である。もちろんNTSC方式の場合位相は常に一定で
はあるが、図5のラッチ回路(L)24,25の精度と4fSC
のジッタを考慮すると、やはり同じようにぎらぎら現象
は発生すると考えられる。
CKに対して4fSCはフィールドにより位相が異なるため
である。もちろんNTSC方式の場合位相は常に一定で
はあるが、図5のラッチ回路(L)24,25の精度と4fSC
のジッタを考慮すると、やはり同じようにぎらぎら現象
は発生すると考えられる。
【0013】さらに、キャラクタミックス回路21,ブラ
ンキングミックス回路22が図5のように周波数変換前に
あると、それらキャラクタのエッジや、画面サイドはぎ
らぎらになる。また、これらの回路21,22は、fCKのデ
ィジタル輝度信号Yにもミックスするため、たとえばf
CK/2のディジタル色差信号を4fSCに周波数変換した
後、キャラクタやブランキング信号をミックスすると、
輝度信号Yのキャラクタやブランキング信号との間に位
相ずれやぎらぎら現象を生ずる。
ンキングミックス回路22が図5のように周波数変換前に
あると、それらキャラクタのエッジや、画面サイドはぎ
らぎらになる。また、これらの回路21,22は、fCKのデ
ィジタル輝度信号Yにもミックスするため、たとえばf
CK/2のディジタル色差信号を4fSCに周波数変換した
後、キャラクタやブランキング信号をミックスすると、
輝度信号Yのキャラクタやブランキング信号との間に位
相ずれやぎらぎら現象を生ずる。
【0014】(c)、図5のスイッチ回路29の制御信号
(E)と(F)は、単に4fSCを1/4分周した信号を用い
ているので平衡変調して得られるクロマ信号(G)は、f
SCに対する水平同期信号の位相を合わせることができな
い。
(E)と(F)は、単に4fSCを1/4分周した信号を用い
ているので平衡変調して得られるクロマ信号(G)は、f
SCに対する水平同期信号の位相を合わせることができな
い。
【0015】本発明は、以上のような従来の問題点に鑑
みて、高精度で調整を要せずエッジのぎらぎらを軽減
し、サブキャリアfSCに対する水平同期信号の位相合わ
せを可能にしたディジタル信号処理によるディジタルク
ロマ信号のエンコーダ回路の提供を目的とする。
みて、高精度で調整を要せずエッジのぎらぎらを軽減
し、サブキャリアfSCに対する水平同期信号の位相合わ
せを可能にしたディジタル信号処理によるディジタルク
ロマ信号のエンコーダ回路の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、fCK/2のデ
ィジタル色差信号をディジタルLPF(ローパスフィル
タ)を用いて帯域制限した後、周波数4fSCのディジタ
ル色差信号に変換してディジタル平衡変調することによ
り、クロマ信号を生成することを特徴とする。
ィジタル色差信号をディジタルLPF(ローパスフィル
タ)を用いて帯域制限した後、周波数4fSCのディジタ
ル色差信号に変換してディジタル平衡変調することによ
り、クロマ信号を生成することを特徴とする。
【0017】なお、ディジタルLPFに入力する色差信
号は、R−YとB−YをfCKの周波数によって時分割し
て1つにした信号であり、ディジタルLPFのクロック
周波数を等価的にfCK/2として行なうものである。
号は、R−YとB−YをfCKの周波数によって時分割し
て1つにした信号であり、ディジタルLPFのクロック
周波数を等価的にfCK/2として行なうものである。
【0018】また、前記のfCKから4fSCへの周波数変
換は前段にディジタルLPFを挿入して、fCKと4fSC
の位相を比較し、位相が合うところは4fSCでのサンプ
リングを行なわず、間引いて1個前のデータにより補間
し、平衡変調の後バースト信号以外のブランキング期間
をクリップする回路を兼ねた構成である。なお、4fSC
をfSCに分周するには、NTSC方式では4フィールド
ごとに、またPAL方式の場合は8フィールドごとに分
周器をリセットさせる。
換は前段にディジタルLPFを挿入して、fCKと4fSC
の位相を比較し、位相が合うところは4fSCでのサンプ
リングを行なわず、間引いて1個前のデータにより補間
し、平衡変調の後バースト信号以外のブランキング期間
をクリップする回路を兼ねた構成である。なお、4fSC
をfSCに分周するには、NTSC方式では4フィールド
ごとに、またPAL方式の場合は8フィールドごとに分
周器をリセットさせる。
【0019】
【作用】本発明によれば、例えばキャクタミックスやブ
ランキングミックスは、ディジタルLPF及びfCK/2
から4fSCへの周波数変換の前で処理するから、キャラ
クタのエッジやブランキングのエッジのぎらぎら現象を
起こさないディジタル変調を行なうことができ、かつ、
輝度信号との位相ずれのないコンポジットビデオ信号が
得られる。
ランキングミックスは、ディジタルLPF及びfCK/2
から4fSCへの周波数変換の前で処理するから、キャラ
クタのエッジやブランキングのエッジのぎらぎら現象を
起こさないディジタル変調を行なうことができ、かつ、
輝度信号との位相ずれのないコンポジットビデオ信号が
得られる。
【0020】また、色差信号R−Y,B−Yは平衡変調
による相互干渉を防止するため、従来から周波数変換前
にBPFがかけられているが、周波数変換の前に挿入す
るディジタルLPFの特性を、上記BPFの特性に合わ
せることにより画質を損うことなく、フィールド間、ま
たはフレーム間のクロマ信号エッジのぎらぎら現象を排
除できるエンコーダが実現される。
による相互干渉を防止するため、従来から周波数変換前
にBPFがかけられているが、周波数変換の前に挿入す
るディジタルLPFの特性を、上記BPFの特性に合わ
せることにより画質を損うことなく、フィールド間、ま
たはフレーム間のクロマ信号エッジのぎらぎら現象を排
除できるエンコーダが実現される。
【0021】また、ディジタルLPFは周波数がfCK/
2のディジタル色差信号R−Y,B−Yを周波数fCKに
より時分割して1つにした信号で処理するので回路が削
減され、さらにfCKから4fSCへの周波数変換回路も、
前段にディジタルLPFを配置するので回路規模が簡単
になり、平衡変調後、バースト信号期間以外のブランキ
ング期間をクリップすることで、ディジタルLPFから
ブランキング期間に流れ込む色差信号が一掃される。さ
らにfSCに対する水平同期信号の位相合わせが可能な高
品位のコンポジットビデオ信号を得ることができる。
2のディジタル色差信号R−Y,B−Yを周波数fCKに
より時分割して1つにした信号で処理するので回路が削
減され、さらにfCKから4fSCへの周波数変換回路も、
前段にディジタルLPFを配置するので回路規模が簡単
になり、平衡変調後、バースト信号期間以外のブランキ
ング期間をクリップすることで、ディジタルLPFから
ブランキング期間に流れ込む色差信号が一掃される。さ
らにfSCに対する水平同期信号の位相合わせが可能な高
品位のコンポジットビデオ信号を得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により図面を用いて説
明する。
明する。
【0023】図1は本発明の一実施例のにおけるディジ
タルクロマ信号のエンコーダ回路の構成を示す図、図2
は図1の要部の波形図である。
タルクロマ信号のエンコーダ回路の構成を示す図、図2
は図1の要部の波形図である。
【0024】まず、図1において図4と同じ部分には同
じ符号を用いており、ディジタルシグナルプロセッサ
(DSP)14により生成したfCK/2のディジタル色差信
号R−Y(A),B−Y(B)は、色差信号時分割回路41に
おいて、クロック周波数fCKで交互にサプリングされた
信号(C)を得る。
じ符号を用いており、ディジタルシグナルプロセッサ
(DSP)14により生成したfCK/2のディジタル色差信
号R−Y(A),B−Y(B)は、色差信号時分割回路41に
おいて、クロック周波数fCKで交互にサプリングされた
信号(C)を得る。
【0025】これを、キャラクタミックス回路42,ブラ
ンキングミックス回路(BL)43を経てディジタルLPF
44に印加する。なお、その場合、信号(C)と位相があっ
たSEL信号(D)の立下がりエッジに同期させる。つま
り、色差信号R−Yに同期させてミックスすることによ
り、信号(C)をR−YとB−Yに分離する際のエッジが
着色される疑似信号の発生を防止する。
ンキングミックス回路(BL)43を経てディジタルLPF
44に印加する。なお、その場合、信号(C)と位相があっ
たSEL信号(D)の立下がりエッジに同期させる。つま
り、色差信号R−Yに同期させてミックスすることによ
り、信号(C)をR−YとB−Yに分離する際のエッジが
着色される疑似信号の発生を防止する。
【0026】ディジタルLPF44は、例えば図3に示す
ような、fCKで2段ずつ遅延させた信号を加算してfCK
/2として構成するディジタルLPFと等価になる。こ
こで色差信号R−Y,B−Yは、それぞれ約1ないし1.
5MHzに帯域制限されている。
ような、fCKで2段ずつ遅延させた信号を加算してfCK
/2として構成するディジタルLPFと等価になる。こ
こで色差信号R−Y,B−Yは、それぞれ約1ないし1.
5MHzに帯域制限されている。
【0027】ディジタルLPF44の出力および、色差信
号時分割回路41からのSEL信号(D)は周波数変換器45
に供給され、SEL信号(D)はラッチ回路(L)451にお
いてfCKでラッチされ、信号(F)と、それを反転した信
号(E)を出力する。このとき、周波数変換器45に入力さ
れる信号(D)と、時分割された信号(C)との関係は、信
号(C)がディジタルLPF44までに受ける遅延がfCKの
偶数倍になっていなければならない。
号時分割回路41からのSEL信号(D)は周波数変換器45
に供給され、SEL信号(D)はラッチ回路(L)451にお
いてfCKでラッチされ、信号(F)と、それを反転した信
号(E)を出力する。このとき、周波数変換器45に入力さ
れる信号(D)と、時分割された信号(C)との関係は、信
号(C)がディジタルLPF44までに受ける遅延がfCKの
偶数倍になっていなければならない。
【0028】ラッチ回路(L)452では色差信号(E)によ
り時分割された色差信号のR−Yの部分を、ラッチ回路
(L)453では信号(F)により時分割色差信号のB−Yの
部分を、夫々ラッチして信号(G)及び(H)を得る。
り時分割された色差信号のR−Yの部分を、ラッチ回路
(L)453では信号(F)により時分割色差信号のB−Yの
部分を、夫々ラッチして信号(G)及び(H)を得る。
【0029】さらに、信号(G)はラッチ回路(L)454に
おいて信号(F)によりラッチされ、信号(I)を得る。こ
のようにして色差信号R−Y,B−Yの位相を合せて疑
似信号の発生を防止している。
おいて信号(F)によりラッチされ、信号(I)を得る。こ
のようにして色差信号R−Y,B−Yの位相を合せて疑
似信号の発生を防止している。
【0030】信号(H)と(I)は、信号(F)を遅延回路
(DL)455で数ns遅らせた信号(J)と、4fSCをラッチ
回路(L)456で位相比較した信号(K)を用いて、それぞ
れラッチ回路(L)458,457によりサンプリングして、信
号(M)および(L)を得る。これからさらに、図5の場合
と同様に4fSCでサンプリングして、周波数変換した色
差信号(O)と(N)を得、それをディジタル平衡変調器46
によってクロマ信号が生成される。
(DL)455で数ns遅らせた信号(J)と、4fSCをラッチ
回路(L)456で位相比較した信号(K)を用いて、それぞ
れラッチ回路(L)458,457によりサンプリングして、信
号(M)および(L)を得る。これからさらに、図5の場合
と同様に4fSCでサンプリングして、周波数変換した色
差信号(O)と(N)を得、それをディジタル平衡変調器46
によってクロマ信号が生成される。
【0031】なお、ディジタル平衡変調器46を制御する
信号(P),(Q)は制御信号生成器47によって生成される
が、図6の場合と異なるのは水平同期信号HDと垂直同
期信号VDからラッチ回路(L)471によってフィールド
パルスを生成させ、1/2分周器472によってフレーム
パルスを生成し、スイッチ回路473で、NTSCの場合
は、このフレームパルスを、PAL方式のときは、この
フレームパルスを、さらに分周器474によって1/2分
周したパルスを選択し、その信号によって4fSCの1/
4分周器475をリセットすることによって、fSCに対す
る水平同期信号の位相を調整している。
信号(P),(Q)は制御信号生成器47によって生成される
が、図6の場合と異なるのは水平同期信号HDと垂直同
期信号VDからラッチ回路(L)471によってフィールド
パルスを生成させ、1/2分周器472によってフレーム
パルスを生成し、スイッチ回路473で、NTSCの場合
は、このフレームパルスを、PAL方式のときは、この
フレームパルスを、さらに分周器474によって1/2分
周したパルスを選択し、その信号によって4fSCの1/
4分周器475をリセットすることによって、fSCに対す
る水平同期信号の位相を調整している。
【0032】つまり、NTSC方式では4fSCごとに、
PAL方式では8フィールドごとに1/4分周器475を
リセットすることになる。また、分周器476は水平同期
信号HDの1/2分周器で、その出力はPAL方式のと
きは1水平ラインごとに色差信号R−Yを反転させて変
調するために、スイッチ回路(SW)477を制御する。も
ちろん、PAL方式のときは、このスイッチ回路(SW)
477はリセットがかけられる。
PAL方式では8フィールドごとに1/4分周器475を
リセットすることになる。また、分周器476は水平同期
信号HDの1/2分周器で、その出力はPAL方式のと
きは1水平ラインごとに色差信号R−Yを反転させて変
調するために、スイッチ回路(SW)477を制御する。も
ちろん、PAL方式のときは、このスイッチ回路(SW)
477はリセットがかけられる。
【0033】クリップ回路48では、ディジタルLPF44
によってブランキング期間に洩れこむ色差信号を除去す
るため、バーストフラグパルスと、ブランキングパルス
とから、バースト信号期間以外をクリップしている。
によってブランキング期間に洩れこむ色差信号を除去す
るため、バーストフラグパルスと、ブランキングパルス
とから、バースト信号期間以外をクリップしている。
【0034】以上のようにして生成されたディジタルの
クロマ信号は、D/A変換器15を経てアナログのクロマ
信号に形成される。
クロマ信号は、D/A変換器15を経てアナログのクロマ
信号に形成される。
【0035】本発明は以上のようにしてディジタルクロ
マ信号を形成するものであり、撮像素子の水平画素が76
8個までのディジタルビデオカメラに対応可能である。
マ信号を形成するものであり、撮像素子の水平画素が76
8個までのディジタルビデオカメラに対応可能である。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明のデ
ィジタルクロマ信号のエンコーダ回路は、クロマ信号の
形成に必要なディジタル平衡変調のために用いるfCK/
2のディジタル色差信号を4fSCのディジタル色差信号
に変換する変換回路を、ディジタルLPFとクリップ回
路とを組合せて形成しているので構成が簡略化される。
また、その簡略化と時分割した色差信号をディジタルL
PFにより帯域制御するので回路の規模の削減が可能に
なる。
ィジタルクロマ信号のエンコーダ回路は、クロマ信号の
形成に必要なディジタル平衡変調のために用いるfCK/
2のディジタル色差信号を4fSCのディジタル色差信号
に変換する変換回路を、ディジタルLPFとクリップ回
路とを組合せて形成しているので構成が簡略化される。
また、その簡略化と時分割した色差信号をディジタルL
PFにより帯域制御するので回路の規模の削減が可能に
なる。
【0037】さらに、サブキャリアと水平同期信号対応
のディジタル平衡変調を実現するから、高精度で高品位
のクロマ信号の生成が可能となり、カラービデオカメラ
等の信号処理に用いて大きな効果が期待できる。
のディジタル平衡変調を実現するから、高精度で高品位
のクロマ信号の生成が可能となり、カラービデオカメラ
等の信号処理に用いて大きな効果が期待できる。
【図1】本発明の一実施例におけるディジタルクロマ信
号のエンコーダ回路の構成図である。
号のエンコーダ回路の構成図である。
【図2】図1の各要部における信号波形図である。
【図3】図1のディジタルLPFの構成例を示す図であ
る。
る。
【図4】従来のアナログエンコーダ回路の構成図であ
る。
る。
【図5】従来のディジタルエンコーダ回路の構成図であ
る。
る。
【図6】図5の各部の信号波形を示した図である。
11…撮像部、 12…CDS・AGC・ガンマ処理回路、
13…A/D変換器、14…ディジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)、 15…D/A変換器、 41…色差信号時分
割回路、 42…キャラクタミックス回路、 43…ブラン
キングミックス回路、 44…ディジタルLPF、 45…
周波数変換器、 46…ディジタル平衡変調器、 47…平
衡変調制御信号生成器、 48…クリップ回路。
13…A/D変換器、14…ディジタルシグナルプロセッ
サ(DSP)、 15…D/A変換器、 41…色差信号時分
割回路、 42…キャラクタミックス回路、 43…ブラン
キングミックス回路、 44…ディジタルLPF、 45…
周波数変換器、 46…ディジタル平衡変調器、 47…平
衡変調制御信号生成器、 48…クリップ回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 CCD撮影素子を用いるビデオカメラ等
において、撮像した画像信号をCCD駆動周波数により
A/D変換して、ディジタル信号処理により得たCCD
駆動周波数の1/2の周波数の色差信号R−Y,B−Y
を、ディジタル平衡変調するため、4倍のサブキャリア
周波数によってサンプリングする周波数変換手段と、そ
の周波数変換手段のまえにディジタルLPFを挿入する
手段と、前記ディジタルLPFには色差信号R−Y,B
−Yを時分割で交互にサンプリングした色差信号を通過
させる手段と、前記4倍のサブキャリア周波数に周波数
変換した色差信号R−Y,B−Yをサブキャリア信号に
対する水平同期位相を調整するサブキャリア平衡変調手
段と、前記、ディジタルLPFによりブランキング期間
に洩れた色差信号を、平衡変調後に除去する手段とを備
えたことを特徴とするディジタルクロマ信号のエンコー
ダ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3207123A JP2997961B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ディジタルクロマ信号のエンコーダ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3207123A JP2997961B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ディジタルクロマ信号のエンコーダ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530523A true JPH0530523A (ja) | 1993-02-05 |
JP2997961B2 JP2997961B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16534577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3207123A Expired - Fee Related JP2997961B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ディジタルクロマ信号のエンコーダ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2997961B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07327237A (ja) * | 1994-05-31 | 1995-12-12 | Victor Co Of Japan Ltd | ビデオ信号処理回路 |
US5638135A (en) * | 1995-04-06 | 1997-06-10 | Ricoh Company, Ltd. | Digital color encoder with improved circuitry |
EP0810797A2 (en) * | 1996-05-29 | 1997-12-03 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Digital colour signal modulating apparatus |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3207123A patent/JP2997961B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07327237A (ja) * | 1994-05-31 | 1995-12-12 | Victor Co Of Japan Ltd | ビデオ信号処理回路 |
US5638135A (en) * | 1995-04-06 | 1997-06-10 | Ricoh Company, Ltd. | Digital color encoder with improved circuitry |
EP0810797A2 (en) * | 1996-05-29 | 1997-12-03 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Digital colour signal modulating apparatus |
EP0810797A3 (en) * | 1996-05-29 | 1998-08-12 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Digital colour signal modulating apparatus |
US6061101A (en) * | 1996-05-29 | 2000-05-09 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Digital color signal modulating apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2997961B2 (ja) | 2000-01-11 |
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