JPH08506699A - ビデオ信号の成分を合成および分離する装置 - Google Patents

ビデオ信号の成分を合成および分離する装置

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Abstract

(57)【要約】 平成2年12月1日前の出願であるので、条約に定める要約の翻訳文の提出が義務づけられていないため、要約及び選択図は掲載しない。

Description

【発明の詳細な説明】 ビデオ信号の成分を合成 および分離する装置 この発明は、NTSC形式のテレビジョン信号のルミナンス成分とクロミナン ス成分のような合成されるべきビデオ信号成分を、漏話アーティファクツ無しに 分離できるように、コード化する装置に関するものである。 NTSC形式テレビジョン信号のベースバンドのルミナンス成分とクロミナン ス成分とを周波数間挿した場合に、常にクロスカラーやクロスルミナンス・アー ティファクツのような漏話アーティファクツ無しにこれら両成分を分離できると は限らないことは良く知られている。クロスカラー・アーティファクツは、ルミ ナンス情報がクロミナンス成分で汚染されることに起因するもので、たとえば縞 のあるシャツのように、画像中の斜方向に高周波ルミナンス情報が存在する部分 における、きらきら光る虹模様と言うことができる。クロスルミナンス・アーテ ィファクツは、時としてハンギングドット・アーティファクツとも呼ばれるもの で、くし形フィルタ式のルミナンス/クロミナンス分離器を使用したシステムで 現れる。クロスルミナンスは、特に画像の垂直方向の転移部においてクロミナン ス情報がルミナンス成分で汚染されることに起因している。 クロスカラーおよびクロスルミナンス・アーテイフアクツは、システム中の2 つの箇所で導入される。第1は、テレビジョン受像機でクロミナンス/ルミナン ス分離 が完全に或いは正確に行われないと、ルミナンスがクロミナンスとして、或いは その逆に誤認され取扱われることによって生じる。クロスカラーおよびクロスル ミナンス・アーティファクツが生じる2番目の原因は、ルミナンス成分とクロミ ナンス成分とを周波数間挿関係に組合せるコード化処理自体にある。 ルミナンス/クロミナンス漏話アーティファクツを減少させることによって、 受像機におけるルミナンス成分とクロミナンス成分の分離を改善するための方法 が種々提案されている。それらの方法のうちの或るものは、SMPTE Journa l. 1986年8月号の「改善されたNTSCクロミナンス/ルミナンス分離の共働 処理法」なるストロール(C.H.Strolle)氏の論文に記述されているように、 線、フレームおよびフィールドくし形フィルタを使用した、信号源および受像機 側処理形式を含むものである。別のシステムとして、ルミナンス情報とクロミナ ンス情報を合成する前に、多次元くし形フィルタを通してルミナンスおよびクロ ミナンス情報を事前濾波するやり方が、SMPTE Journal. 1987年8月号の ファロージャ(Faroudja)氏他の論文「近似RGB動作を得るためのNTSCの 改良」に開示されている。 ルミナンス/クロミナンス漏話アーティファクツの除去法を探る上記これまで に提案された諸方法は、動き適応処理システムにおけるスイッチング・アーティ ファクツに、或いはたとえば必要とするメモリやフィルタ・タ ップ数などの点で濾波作用が複雑化することに、関連して、実用上の欠点に悩ま される。ここに開示する本発明によるルミナンス/クロミナンス分離システムは 、整合したコード化および復号法による共働的な処理法を使用するものである。 ここに開示するシステムは、画像の劣化を最小に止めて垂直および垂直一時間的 方向のルミナンス/クロミナンスの分離を改善し、しかも既知のシステムにおけ る多くの欠点を除くものである。更に、このシステムは既存のNTSCシステム との両立性を持っている。 この発明の原理によれば、ビデオ信号エンコーダにおいては、信号成分を処理 して、奇数本の画像走査線で隔てられている相互に排他的で各グループ内では同 一値を持った画像ピクセルから成るグループを有する第1成分を生成する。同様 に別の信号成分を処理して、奇数本の画像走査線で隔てられている相互に排他的 で各グループ内では同一値をとる画像ピクセルから成るグループを有する第2成 分を生成する。処理されたこの第1と第2の成分は、可逆アルゴリズムの手段に よって合成される。デコーダにおいては、合成アルゴリズムの逆形式アルゴリズ ムを使って、合成信号をその構成成分である処理済の第1成分と処理済の第2成 分の2部に、成分間の漏話なしに、分離する。 この発明の一例実施形態においては、各グループは、1水平走査線(1H)だ け離れた空間的に相関性のある 両ピクセルを垂直方向に平均化したものの対から成り、ルミナンス情報は垂直細 部帯域より上の周波数だけが処理されている。可逆合成アルゴリズムは、ルミナ ンス成分と、クロミナンス搬送波を変調するクロミナンス成分との加算的なおよ び減算的な組合せを含んでいる。この発明のまた別の実施形態では、各グループ が263H離れて空間的に相関性を持っているピクセルを平均化したものの対で構 成される。 図面の説明 第1図1H線期間コード化プロセスを使用した、この発明の一実施例によるル ミナンス/クロミナンスコード化および復号技法を例示する図である。 第2図は第1図の技法を実現する装置のブロック図である。 第3図と第4図は第2図に示す装置の特徴を詳細に示す図である。 第5図は263Hフィールド期間コード化技法を使用したこの発明の別の実施例 によるルミナンス/クロミナンスコード化および復号技法を例示する図である。 第6図は第5図の技法を実現する装置のブロック図である。 第7図と第8図は第6図の装置の特徴の詳細を示す図である。 第9図は第2図の装置の一部の詳細を示す図である。 詳細な説明と実施例 第1図は、標準NTSCテレビジョン信号のルミナンスおよびクロミナンス成 分を送信機側でコード化し受像機側で復号するための1つのプロセスを例示して いる。第1図には、コード化前の奇数番画像フィールドが示されているが、これ はY1、Y3、Y5、Y7などと付記した、奇数番水平画像走査線に属する飛越 し型のベースバンド・ルミナンス情報(Y)と、C1、C3、C5、C7等と付 記した、奇数番水平画像走査線に属する飛越し型のベースバンド・クロミナンス 情報(C)とを持っている。任意の1フレームの各奇数番フィールド(および図 示してないが偶数番フィールド)内で、1H離れて空間的に相関する画素(ピク セル)の対の互いに排他的な非重畳グループは、線対を垂直方向に平均化し各ピ クセルグループ内で原ピクセル値をその平均化された値(平均値)で置換するや り方によって、処理される。このプロセスはルミナンス情報とクロミナンス情報 について別々に行われる。上記平均化プロセスは、すべてのクロミナンス水平周 波数に対して行われるが、ルミナンス水平周波数に対しては約1.8MHz以下の垂直 細部情報を保持するために、約1.8MHz以上についてのみ行う。平均化された(以 下、平均化という)クロミナンス情報は、平均化ルミナンス情報と標準的な方法 で合成して合成ベースバンド・カラービデオ信号を生成する前に、1フィールド 内で線ごとに位相が反転する3.58MHzのクロミナ ンス副搬送波を変調する。変調されたクロミナンス信号は続いて処理済みのルミ ナンス情報と合成される。上記副搬送波変調プロセスの結果としてクロミナンス 情報が呈する線ごとの位相反転によって、合成されてルミナンス/クロミナンス 情報の各グループ内に、ルミナンス情報とクロミナンス情報との加算的組合せお よび減算的組合せが生成される。この合成プロセス(たとえば、Y1+3±C1+3) に伴う上記の加算的および減算的ルミナンス/クロミナンス組合せは、受像機側 でルミナンスおよびクロミナンス情報を分離する操作を容易化する可逆アルゴリ ズムを表している。より具体的に言えば、クロミナンス副搬送波の位相が変化す るので変調されたクロミナンス信号の位相は、1画像フレーム内で262H離れた サンプルについては線ごとに同一になるが、1フレーム内で263H離れかつ1フ ィールド内で1H離れた奇数番線のサンプルについては逆になる。この線ごとの 位相変化は、加算−減算可逆アルゴリズムの減算的特徴を与えるものである。 受像機における復号にはフィールド内における線対復号プロセスを使用する。 受信されたコード化した合成信号は高および低の両水平周波数帯に分離される。 約2MHzより上においては、1H離れた線対を含む相互に排他的な非重畳グルー プが加算されて、高周波数ルミナンス情報が生成され、また減算されて変調され たクロミナンス情報が取出される。この高周波数ルミナンス情報は低 周波数ルミナンス情報と加算されてルミナンス信号を再構成し、変調されたクロ ミナンス情報は標準的な方法で復調される。第1図に示したこの1H線対処理シ ステムは、垂直方向(ディメンジョン)のルミナンス・クロミナンス分離を改善 する。線対復号の後に生成されるルミナンス信号(Y1+3、Y5+7等)は、クロス カラー・アーティファクツを含んでおらず、線対復号後に生ずるクロミナンス成 分にクロスルミナンス・アーティファクツは存在しない。このコード化プロセス で使用している線対平均化法は、フィールド内で1線離れた或いはフレーム内で 1フィールド離れた画像情報が高い相関性を持っているために、画像の解像度に 影響を及ぼすがそれは無視できる程度のものである。 第1図のコード化/復号プロセスは、次に説明する通り第2図に示すような形 で実施できる。送信機のエンコーダでは、カラーカメラを含むようなカラーTV 信号源10が、ルミナンス成分Yとクロスルミナンス・カラー差信号成分IとQを 、デジタル形式で供給する。ルミナンス成分は、1.8MHzの水平低域フィルタ12で 濾波されて低周波数ルミナンス信号YLを生成する。信号YLは、インバータ14 により反転された後、加算器16で原ルミナンス信号(Y)と合成されて、高周波 数ルミナンス信号YHを生成する。遅延整合ユニット18は、フィルタ12による遅 延を補償して加算器16で合成される両信号の伝達時間を等しいものにする。約1. 8MHz以上のルミナンス 周波数を含む信号YHは、第1図に関して説明したように、プロセッサ20におい て、フィールド内の1H線対の平均化処理を受ける。プロセッサ20から得られる 信号YH′は、加算器32で、1H線遅延回路21の出力から供給される低周波数ル ミナンス信号YL′と合成される。 信号源10から供給されるIおよびQカラー差信号成分は、それぞれユニット26 と28とで別々に1H線対平均化処理を受ける前に、0.5MHz低域通過フィルタ22 と1.3MHz低域通過フィルタ24によって、それぞれ濾波される。ユニット26と28と からの線対平均化処理を受けたクロミナンス信号I′とQ′は、標準NTSC変 調器30に印加され、そこで3.58MHzのクロミナンス副搬送波scを直角変調する 。ユニット30内には遅延整合回路があって、ユニット26と28からの両カラー差信 号がクロミナンス副搬送波を変調するに先立って、それら両信号の伝達時間を等 化する。変調器30から出力する変調されたクロミナンス信号C′は、線ごとに位 相反転するもので、加算器32から得られる信号Y′と加算器33内で合成されて、 出力NTSC信号を生成し、このNTSC信号はたとえばFM変調器回路を含む ような適当な伝送装置を介してテレビジョン信号受像機に送られる。線識別器回 路11から線識別信号FLが、ユニット20、26、28のスイッチング制御入力に供給 される。回路11は、ルミナンス成分Yに、特にルミナンス成分Yの同期情報に応 動する。信号FLは、受信NTSC信号に応じて受像機の線識別器回 路41から受像機回路48に供給される類似の信号FL′と共に、線コード化および 復号プロセスが同一線対に対して行われるように確実に同軸化するようにする。 回路11および41として使用に適する装置を第9図に示す。 テレビジョン信号受信機においては、RF復調および通常の入力処理によって ベースバンド信号(図示省略)が生成された後で、NTSC信号が2MHzの低域 通過フィルタ40により濾波されて低周波数ルミナンス信号YL′が生成する。フ ィルタ40の2MHzのカットオフ周波数はエンコーダ・フィルタ12の1.8MHzのカッ トオフ周波数と共働して200KHzの保護帯域を作って水平漏話を減少させる。信号 YL′は、インバータ42で反転された後合成器44内で、受信した全帯域NTSC 信号と合成されて、2MHz以上の高周波数ビデオ信号を生成する。遅延回路46は 、フィルタ40によって与えられる遅延を補償して、合成器44で合成される両信号 の伝達時間を等しくする。合成器44からのこの高周波数信号は平均化および減算 ユニット48によって処理される。このユニット48は1H離れた線対を処理して入 力信号を、高周波数のルミナンス成分YH′と高周波数のクロスルミナンス成分 C′とに分離する。高周波数ルミナンス信号YH′は、ユニット50を介して1H 線の遅延を受けた後の低周波数ルミナンス信号YL′と、加算器52で合成され、 全帯域幅を持ったルミナンス信号が生成される。 ユニット48からの変調されたクロミナンス成分C′は 、ユニット54に送られ、そこで遅延整合と直角復調を受けてカラー差信号I′と Q′を生成する。信号I′とQ′は、たとえば利得制御回路と移相回路を含んだ クロミナンス処理器56で処理され、またルミナンス信号Y′は、たとえば利得制 御回路およびレベルシフト回路を含むルミナンス処理器58によって処理され、然 る後マトリクス60に印加されて、そこでこれらルミナンスおよびクロミナンスの 両信号が合成され赤、緑および青画像を表す信号R、G、Bが生成される。表示 器駆動段62は、画像表示用映像管64を駆動するに適したレベルまで、上記信号を 増幅する。 第3図は、第2図のエンコーダ構成のユニット20、26および28として使用に適 する線対平均化回路を示している。入力信号は垂直低域通過フィルタ70により濾 波される。このフィルタは、或る対角線情景の場合に生じる可能性のある垂直エ イリアシング・アーティファクツを減殺するために設けられている。フィルタ70 を設けるか否かは随意選択事項である。濾波された入力信号は1H線遅延ユニッ ト72を介して、平均化回路74の入力Aに結合され、また一方平均化回路74の入力 Bに直接結合される。回路74からの線平均化信号は、線周波数のマルチプレクサ (MUX)76の1方の入力に直接に結合されると共に、MUX76の他の入力に1 H線遅延器78を介して結合される。回路11からの信号FLはMUX76のスイッチ ング制御入力に印加される。 第4図は第2図における線対平均化器/減算器48の詳細を示す。ユニット80は 、その入力Aに1H線遅延ユニット82を介して入力信号の1線遅延分を受入れ、 また入力Bには入力信号をそのまま受入れる。平均化信号(A+B)/2が1出 力として生成され、また差信号(A−B)/2他方の出力として生成される。ユ ニット80からの平均化信号の1H線遅延分および非遅延分が、線周波数MUX83 と垂直低域通過フィルタ84を介して出力に送られ、その出力に信号YHが生成さ れる。ユニット80からの差信号の1H線遅延分および非遅延分は、線周波数MU X86および垂直帯域通過フィルタ88を介して出力に送られ、その出力にクロミナ ンス信号Cが発生する。MUX83とMUX86のスイッチング制御入力には信号FL が印加される。出力フィルタ84と88の設置は随意選択事項であるが、これらは 第3図のフィルタ70と実質的に同じ目的を果たすものである。 第5図は、標準NTSCテレビジョン信号のルミナンスおよびクロミナンス成 分を送信機側でコード化しまたルミナンス/クロミナンス漏話無しに受像機側で 復号する、上記とは別の方法を例示している。この第5図に示す方法は、1H線 対の処理の代わりに263Hフィールド対の処理を行う点以外では、第1図の方法 と同様なものである。 第5図において、各奇数フィールドは、奇数水平画像走査線Y1、Y3等に関 連する飛越し型ベースバンド・ ルミナンス情報と、付帯する飛越し型ベースバンド・クロミナンス情報C1、C 3等を含んでいる。各偶数フィールドは、偶数水平画像走査線Y2、Y4等に付 帯する飛越し型ベースバンド・ルミナンス情報と、付帯する飛越し型ベースバン ド・クロミナンス情報C2、C4等を含んでいる。各フレーム内において、263 H離れたピクセルの互いに排他的な非重畳グループが垂直平均化され、各グルー プ内の原ピクセルの値を平均化した値で置換するという具合に、263H離れた線 対が処理される。このプロセスは、ルミナンス情報とクロミナンス情報について 、別々に行われる。この平均化プロセスは、全クロミナンス水平周波数に対して 行われるが、1.8MHz以下のルミナンス垂直細部情報を保存するためにルミナンス 水平周波数については約1.8MHzより上の周波数についてのみ行なわれる。平均化 クロミナンス情報は、平均化ルミナンス情報と通常の方法で合成されて合成ベー スバンド・カラービデオ信号を形成する前に、線ごとに位相が反転する3.58MHz のクロミナンス副搬送波を変調する。クロミナンス変調プロセスの結果として変 調されたクロミナンス信号が呈する線ごとの位相反転は、合成されたルミナンス /クロミナンス情報の各グループ内のルミナンス情報とクロミナンス情報の加算 的組合せと減算的組合せを作り出す。第1図に示したシステムの場合のように、 この加算的および減算的なルミナンス/クロミナンス組合せは、受像機側でのル ミナンス/クロミナンス 分離を行い易くする可逆アルゴリズムを表している。 受像機側における復号は、第5図の装置がフレーム内での263Hフィールド対 復号プロセスを採用している点以外では、第1図の構成について説明したことと 基本的には同一である。第5図のフィールド対処理システムは、クロスカラーま たはクロスルミナンス・アーティファクツ無しに、垂直−垂直次元で良好なルミ ナンス・クロミナンス分離を行い得る。 第5図のコード化/復号プロセスは第6図に示すような装置で実現できる。第 6図の構成は、1H線処理回路でなく263Hフィールド処理回路120、121、126、 128、148および150を使用する点、およびフィールド識別器信号FFおよびFF′ を生成するのに線識別回路でなくフィールド識別回路を使用する点を除けば、第 2図の構成と同様なものである。 第7図は、第6図のエンコーダのフィールド対平均化回路120、126および128 に使用するに適した263Hフィールド対平均化回路を示す。第8図は第6図のデ コーダ回路148に使用するに適したフィールド対平均化器/減算器を示す。第7 図と第8図の装置は、1H線対処理ユニットでなく263Hフィールド対処理ユニ ットを使用している点以外では、第3図および第4図の装置と同様なものである 。 第9図は第2図の回路11と41として使用に適する装置を示す。信号発生器11に おけるルミナンス成分Yの様な 入力信号が同期分離器とタイミング信号発生器160に印加される。発生器160は、 同期信号分離および検知回路とカウンタ回路とを含み、線カウンタ165のクロッ ク入力(CLK)に印加される水平ブランキング期間信号を発生すると共に、線 カウンタ165のRESET入力に印加される垂直ブランキング期間信号を生成す る。カウンタ165は、各垂直ブランキング入力信号の終わりでリセットされ、次 いでクロック入力水平ブランキング信号に応じて水平線カウントプロセスを開始 する。出力信号は、線カウントの最下位ビットを検知して、たとえば偶数線に対 して低論理レベルを生成し奇数線に対して高論理レベルを生成することによって 、得られる。フィールド識別器信号FFとFF′を生成する、第6図に示すフィー ルド識別器回路として使用に適する装置は、たとえば、オレゴン州ビーバートン のテクトロニクス社(Tektronix,Inc.)発行のイーストマン(Gerald A.Eastm an)氏著のテキスト「回路構想(Circuit Concepts)」の88〜92頁に説明されて いる様に、容易に設計することができる。 この発明の原理はここで説明したルミナンスおよびクロミナンス成分以外の信 号を、合成およびそれに続く分離を行うために、コード化する際に利用すること ができる。その様な場合、合成されるべき一方の信号は、フィールド内またはフ レーム内で線ごとに位相変化を呈し(すなわち、実質的に負の相関関係をもつ) 、加算的また は減算的信号合成を採用する例示アルゴリズムの様な可逆アルゴリズムを展開す るものでなければならない。必要とする位相変化はその様な信号の性質に固有の ものであるが、変調プロセスという様な外部要因によって生成されるものである 。 この発明の原理は、また、グループ化されるべき要素が例示のように1Hまた は263H離れているものでなく、525H離れているすなわち1フレーム離れている 様な、共働フレーム処理器エンコーダ/デコーダ構成を作るために使用すること もできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ビデオ信号の第1および第2成分のコード化システムであって:奇数本の画 像走査線で隔てられていて相互に排他的であり各グループ内では同一値をとる互 いに相関性のある画像情報ピクセルから成るグループを有し、上記第2成分を含 まない処理済の第1成分を供給する手段(12、16、18、20、21、32)と;奇数本 の画像走査線で隔てられていて相互に排他的であり各グループ内では同一値をと る互いに相関性のある画像情報ピクセルから成るグループを有し、上記第1成分 を含まない処理済の第2成分であって、1画像走査線ごとに反対位相を呈するよ うな成分を供給する手段(22、24、26、28)と;上記処理済の第1および第2の 成分を可逆アルゴリズムで合成して合成コード化ビデオ信号を生成する手段(33 )と;より成るコード化システム。 2.請求項1に記載のシステムであって、上記第1成分がルミナンス情報成分で あり、上記第2成分がクロミナンス情報成分である、コード化システム。 3.請求項1または2に記載のシステムであって、上記各それぞれのグループ内 の情報ピクセルが、画像フレーム内で奇数本の画像走査線により隔てられている 、コード化システム。 4.請求項1または2に記載のシステムであって、上記第1成分のグループと第 2成分のグループとは、それぞれ、画像走査線1本(IH)だけ隔てられたピク セルか ら得られた情報を含んでいる、コード化システム。 5.請求項4に記載のシステムであって、各それぞれのグループ内における上記 ピクセルの上記同一値が、走査フィールド内で1H離れたピクセル同士を平均化 して得たピクセル値で原ピクセル値を置換して得られたものである、コード化シ ステム。 6.請求項1または2に記載のシステムであって、上記第1成分のグループおよ び第2成分のグループが、それぞれ、1フレーム内で263H隔たったピクセルか ら得た情報を含んでいる、コード化システム。 7.請求項6に記載のシステムであって、上記各それぞれのグループ内における 上記ピクセルの上記同一値が、画像フレーム内で263H離れたピクセル同士を平 均化して得たピクセル値で原ピクセル値を置換して得られたものである、コード 化システム。 8.請求項1または2に記載のシステムであって、上記処理済の第1成分が、低 周波数情報を含まず高周波数成分を含む、コード化システム。 9.請求項8に記載のシステムであって、上記処理済の高周波数ルミナンス情報 は実質的に垂直細部情報を含んでいない、コード化システム。 10.請求項1または2に記載のシステムであって、更に、上記第2成分で搬送波 信号を変調して上記反対位相を生成する手段(30)を含む、コード化システム。 11.請求項10に記載のシステムであって、上記合成され コード化されたビデオ信号が、(a)上記変調された搬送波を含む処理済の第2 成分、(b)低周波数情報を含まない高周波数情報を含む処理済の第1成分、お よび(c)上記低周波数の情報を含んでいる、コード化システム。 12.請求項1または2に記載の合成コード化信号を受信するためのシステムであ って、上記可逆アルゴリズムの逆形式を使用して上記合成コード化ビデオ信号を 、それの構成成分である処理済の第1成分と処理済の第2成分とに分離する手段 (48)と、上記分離された処理済の両成分を画像信号処理チャンネル(56、58) へ送る手段(52、54)と、から成るシステム。 13.請求項12に記載のシステムであって、上記受信した合成コード化信号を低、 高両周波数成分に分離する周波数選択手段(40)と、上記分離された高周波数成 分を上記分離手段に送って、上記分離された高周波数成分から上記構成成分であ る処理済の第1と第2の成分を得る手段(42、44)と、を有するシステム。 14.請求項12に記載のシステムであって、上記分離手段(48)が、加算的および 減算的信号処理手段を含んで成る、システム。 15.奇数本の画像走査線で隔てられていて相互に排他的であり、各グループ内で は同一値をとる互いに相関性のある画像情報ピクセルから成るグループを持った 第1成分と、これと合成された、奇数本の画像走査線で隔てられていて相互に排 他的であり各グループ内では同一値を とる互いに相関性のある画像情報ピクセルから成るグループを持つ第2成分とを 有し、合成された上記第2成分が走査線ごとに反対位相を呈するようなビデオ信 号を受信するためのシステムであって;上記合成された第1と第2の成分を分離 する手段(40、42、44、46、48)と、上記分離された第1と第2の成分を画像信 号処理チャンネルへ送る手段(52、54)と、から成るシステム。 16.請求項15に記載のシステムであって、上記第1成分がルミナンス情報成分で あり、上記第2成分がクロミナンス情報成分である、システムで。 17.請求項15または16に記載のシステムであって、上記分離手段(48)が、加算 的および減算的信号処理手段(42、44)を含んでいる、システム。 18.請求項17に記載のシステムであって、上記分離手段(48)が、1走査線だけ 離れたピクセル・グループを加算し、減算する手段を含む、システム。 19.請求項17に記載のシステムであって、上記分離手段(148)が、Hを1走査 線期間とするとき、263H離れたピクセル・グループを加算し、減算する手段を 含む、システム。 20.請求項15または16に記載のシステムであって、更に、上記合成された第1と 第2の成分を有する上記受信ビデオ信号を、低および高周波数成分に分離する周 波数選択手段(40)と、上記合成された高周波数成分を上記分離手段(48)に送 って、分離された高周波数第1成分と分離 された第2成分とを生成する手段(44)と、を具える、システム。 21.請求項20に記載のシステムであって、上記分離手段(48)が、加算的および 減算的信号処理手段より成る、システム。 22.請求項16を基礎とする請求項20に記載のシステムであって、更に、上記分離 された高周波数ルミナンス成分を上記周波数選択手段(40)からの上記低周波数 成分と組合せて合成信号を生成する手段(52)と、上記合成信号を受入れるルミ ナンス信号処理手段(58)と、上記分離手段から上記クロミナンス成分を受入れ るクロミナンス信号処理手段(54、56)と、を具える、システム。 23.請求項22に記載のシステムであって、上記クロミナンス信号処理手段がクロ ミナンス復調手段(54)を含んで成る、システム。
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