JPH0644824B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH0644824B2
JPH0644824B2 JP61311521A JP31152186A JPH0644824B2 JP H0644824 B2 JPH0644824 B2 JP H0644824B2 JP 61311521 A JP61311521 A JP 61311521A JP 31152186 A JP31152186 A JP 31152186A JP H0644824 B2 JPH0644824 B2 JP H0644824B2
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JP
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signal
solid
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弘昭 小滝
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は例えば電荷結合撮像素子等の固体撮像素子を
用いてなる固体撮像装置に関する。
(従来の技術) 近時、この種の固体撮像装置は焼付きや画像歪がなく、
定残像を実現し得るうえ、省電力化及び小形・軽量化が
図り得ることから、テレビジョンカメラを始めとして、
高画質指向の放送用スタジオカメラ等としても用いられ
ている。
第8図は従来の固体撮像装置を示すもので、レンズ1を
通過した光学像は色分解プリズム2で赤色(以下Rと記
す)光、緑色(以下Gと記す)光、青色(以下Bと記
す)光、に分解された後、固体撮像素子3,3,3
に入力される。同時に、この固体撮像素子3
,3はパルス発生回路4のパルスにより駆動回路
5を介して駆動され、その光学情報をそれぞれ電気信号
に変換する。この各電気信号は増幅器6,6,6
で白バランス調整がなされた後、プロセス回路7,7
,7でガンマ補正等の各種非線形処理がなされる。
このうちG信号は1水平走査期間(以下1Hと記す)遅
延線8,13及び輪郭補正信号発生回路9に入力され、
垂直及び水平方向の輪郭補正信号が生成される。この
際、垂直方向の輪郭補正は画像信号の立上がり及び立下
がりの部分でそれぞれオーバシュート及びアンダーシュ
ート信号を付加するいわゆる2H型輪郭補正がなされ
る。固体撮像素子3,3,3における光学的設置
位置は第9図に示すようにR,B用の固体撮像素子
,3に対してG用の固体撮像素子3が1ライン
ずれた位置に設定され、上記輪郭補正回路9の出力信号
は、1H信号であるG信号と零H信号であるR,B信号
にそれぞれ加算回路10,10,10へ供給され
加算される。次に、これらR,G,B信号はエンコーダ
回路11に入力され、出力端子から標準テレビジョン信
号のNTSC信号として出力される。
ところで、上記固体撮像素子3,3,3はその水
平解像度が従来の撮像管に比して劣るために、その設置
方式として、各固体撮像素子3,3,3間におけ
る水平方向の設置位置を各画素の無感光部に対して他の
撮像素子の感光部が対応するように水平方向に半画素ピ
ッチだけずらしたいわゆる空間画素ずらし法が採用され
ている。これにより、各固体撮像素子3,3,3
の水平方向の画素数は見掛けの約2倍となり、水平解像
度が2倍となる。すなわち、水平解像度は水平画素で決
まるナイキスト周波数により決定されることから、互い
に半画素ピッチずれている撮像素子のモアレ成分が互い
にπ位相となり、交互に補間してモアレ成分が打消され
て水平ナイキスト成分が2倍化するものである。
しかしながら、上記固体撮像装置では、その画素ずらし
法の構成上、モアレ成分として固体撮像素子3
,3の2個間においてπ位相が正確に保たれてい
ないと、高解像度効果が急速に低下するという問題を有
していた。これは、G信号のみに付加される1H遅延線
8,13に起因する新たなモアレ成分によるものであ
る。
即ち、これによれば、広帯域化が要請される放送用スタ
ジオカメラに適用する場合は、その1H遅延線8,13
の構成上、電気信号を超音波に変換した後に、遅延する
いわゆる超音波ガラス遅延線を採用して、入力信号を所
定の周波数で変調してから遅延し、その後、復調して元
の信号を得るように構成することが必要となる。このた
め、信号処理としては、標本化定理が適用されて、復調
後の信号に対して搬送波周波数のナイキスト限界で規定
されるモアレ成分が新たに付加されてしまうという問題
があった。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は上記の高解像度効果が低下するという問題を
解決するためになされたもので、簡易な構成で、かつ可
及的に理論限界の高解像度効果を実現し得るようにした
固体撮像装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明は垂直方向に対して空間的相対位置が同位相に
設置され、水平方向に対して1個の設置位置を基準とし
て少なくとも他の1個が前記水平方向の半画素ピッチの
奇数倍ずれて配設された3個の固体撮像素子と、この3
個の固体撮像素子のうち第1の位置に配設された固体撮
像素子の出力信号と前記半画素ピッチの奇数倍ずれて配
設された固体撮像素子の出力信号とから輝度信号の高域
成分を合成する回路と、前記輝度信号の低域成分を前記
3個の固体撮像素子の出力信号の低域成分に付加して広
帯域の3原色信号を合成する加算回路と、前記広帯域3
原色信号から標準テレビジョン信号の混合比で広帯域輝
度信号を合成する回路と、少なくとも1水平走査期間遅
延させる遅延線を有し、該遅延線で遅延した信号を前記
広帯域輝度信号に加算して垂直及び水平方向の輪郭補正
を施す回路とを備えたことを特徴とする。
(作用) 上記構成により、1水平走査期間遅延線を通過する前に
輝度信号の高域成分を合成して該1水平走査期間遅延線
に起因するモアレ成分の発生を阻止し、2個の固体撮像
素子間における正確なπ位相のモアレ成分を実現したも
のである。
(実施例) 以下、この発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係る固体撮像装置を示す
ものである。すなわち、撮像レンズ21を介して入射さ
れた光学像は分光特性調整フィルタ22、光学低域通過
フィルタ(以下、光学LPFと記す)23及び1/4波
長板24を介して色分解光学系25に入光される。する
と、この色分解光学系25は入射光を3原色R,G,B
光に分解し、その原色光を固体撮像素子26,2
,26の感光面上に結像せしめる。なお、光学L
PF23は固体撮像素子26,26,26の1個
の水平方向のサンプリング周波数にトラップ特性を持つ
ように例えば水平方向600画素の場合で、10.7M
Hzの厚さ寸法に形成されている。また、1/4波長板2
4は光学LPF23で偏光された入射光を元に戻すもの
である。
上記固体撮像素子26,26,26には例えば垂
直方向500画素、水平方向600画素が配列されてお
り、第2図に示すようにテレビジョンのインターレース
用の垂直転送部62に2個の受光素子67,68が対応
されている。1個の垂直転送部62は4個の電極63〜
66に分割されている。そして、上記固体撮像素子26
,26,26はパルス発生回路27からの信号に
より駆動回路28が発生する固体撮像素子駆動用のパル
スの一部が第2図に示すように4個の端子61(第2図
参照)に4相の垂直転送パルスとして加えられる。これ
により、各受光素子67,68,…の信号電荷はその垂
直ブランキング期間を利用して垂直転送部62,…に読
出され、その後に水平ブランキング期間を利用して垂直
方向に次々と転送される。そして、垂直転送部62,…
の最終段69に転送された信号電荷は水平ブランキング
期間に水平転送部71に読出され、この水平転送部71
に対して加えられる2個の端子70から2相のパルスに
より水平転送されて出力部72より読出される。
また、上記固体撮像素子26,26,26はその
空間的相対配設位置が垂直方向に対しては同一の位相で
配設され(第9図とは異なる)、水平方向に対しては例
えば第3図に示すようにG用の固体撮像素子26
R,B用の固体撮像素子26,26に対して半画素
ピッチずらして配設され、相互の不感光領域に受光素子
が対応されている。そして、これら固体撮像素子2
,26,26には上記駆動回路28からG用が
R,B用に対して半画素だけずれた水平転送パルスが供
給され、その光学的位置関係に対応される。
ここで、上記固体撮像素子26,26,26の各
出力信号は増幅器29,29,29で所定のレベ
ルに増幅されるとともに白バランス調整がなされた後、
プロセス回路30,30,30に導かれてガンマ
補正及び白クリップ等の非線形処理が施される。このプ
ロセス回路30,30,30の出力はその一部が
それぞれ遮断周波数5MHzの第1乃至第3のLPF31
,31,31を通ってナイキスト限界以上の成分
が除去された後、第1乃至第3の加算器37,3
,37に加えられる。
一方、上記プロセス回路30,30,30の出力
信号における他の一部は輝度信号の高域成分合成回路3
2の第1の広帯域輝度信号合成回路33に導かれて広帯
域輝度信号Yが合成される。この第1の広帯域輝度信
号合成回路33は例えば第4図に示すようにその端子8
1,82,83に対してE,E,E信号が供給さ
れると共に、その端子87,88にはそれぞれゲートパ
ルスP,PRBが第5図に示す所定のタイミングで供
給される。このE,E信号は増幅器84,85でレ
ベル調整された後、加算回路86で加算され、E信号
と同レベルに調整される。そして、第1の広帯域輝度信
号合成回路33はE,E+E信号の各ゲート回路
90,91が並列接続されており、このゲート回路9
0,91のゲート出力はトランジスタ92を介して出力
端子89に導出される。しかして、上記広帯域輝度信号
はE,E+E信号が互いにπ位相ずれている
ので、互いにπ位相の関係にあるゲートパルスP,P
RBでゲートした後に、補間することにより得られる。
これにより、広帯域輝度信号Yのナイキスト周波数は
理論的に2倍の10.74MHzとなり、水平解像度が約
800TV本となる。なお、増幅器84,85の増幅率
は無彩色被写体の場合、E,E+E信号のレベル
を等しく設定することにより、再生画像の全体としての
解像感が向上される。
次に、広帯域輝度信号Yは上記第1乃至第3のLPF
31,31,31と同じ遮断周波数の第4のLP
F34を通してナイキスト限界以上の不要な高域成分が
除去されてY信号となされて減算回路36に導かれ
る。同時に、広帯域輝度信号Yは第4のLPF34と
同じ遅延時間を有した第1の遅延線35を介して上記減
算回路36に導かれ、該減算回路36で上記Y信号が
減算されて高域成分Y(=Y−Y)を得る。そし
て、このY信号は第1乃至第3の加算回路37,3
,37に導かれ、広帯域の3原色信号である
′(=ERL+Y),E′(=EGL
),E′(=EBL+Y)となされる。
これらE′,E′,E′信号はその一部が第2の
広帯域輝度信号合成回路38に導かれ、NTSC信号の
混合比0.30:0.59:0.11で混合されて輝度
信号となされ、輪郭補正回路52に導かれる。この輪郭
補正回路52はその第1及び第2の1H遅延線41,4
2、輪郭補正信号発生回路43及び第4の加算回路44
で輝度信号Yが生成される。
また、上記E′,E′,E′信号の他の一部はQ
信号合成回路39及びI信号合成回路40に導かれ、
0.21:−0.28:0.31及び0.60:−0.
28:−0.32の混合比でそれぞれ混合され、NTS
C方式のQ及びI信号が生成される。このQ信号及びI
信号はそれぞれ遮断周波数が0.5MHzの第5のLPF
46及び遮断周波数1.5MHzの第6のLPF47で帯
域制限がなされた後、変調・合成回路48で直交変調さ
れて変調色信号が生成される。そして、輝度信号系はそ
の本線が第1の1H遅延線41を通過しているので、垂
直方向の位相を合せる為に、変調色信号も第3の1H遅
延線49を経て変調色信号Cが生成される。
ここで、上記輝度信号Y及び変調色信号CはNTSC合
成回路50に導かれて、該NTSC合成回路50で所望
の標準テレビジョン方式におけるカラー映像信号に合成
され、その端子51に導出される。
このように、上記固体撮像装置は1水平走査期間遅延線
を通過する前に固体撮像素子26,26,26
出力信号より輝度信号の高域成分を合成して、この高域
成分に対して固体撮像素子26,26,26の低
域成分を付加して広帯域の3原色信号を合成し、その
後、この広帯域の3原色信号から広帯域輝度信号を合成
して、その広帯域輝度信号に対して垂直及び水平の輪郭
補正を施すように構成した。これによれば、1水平走査
期間遅延線に起因するモアレ成分の発生が確実に阻止さ
れるので、可及的に固体撮像素子26,26,26
の各2個間における正確なπ位相のモアレ成分が実現
され、交互に信号の補間を施すことによりモアレ成分が
確実に打消されるために、理論限界までの高解像度効果
の実現が可能となる。
また、これによれば、輝度信号を解像度に関連する高域
成分と色再現性に影響を与える低域成分とに分け、低域
成分でNTSCの混合成分と一致するようにしているの
で、上記高解像度を維持しつつ、高精度な色再現性を実
現することができる。
なお、上記実施例では、第1の広帯域輝度信号合成回路
33の入力をプロセス回路30,30,30の出
力であるE,E,Eから求めたが、これに限るこ
となく、例えば増幅器29,29,29の出力信
号から求めることも可能である。但し、この場合は輝度
信号の高域成分合成回路に新たなプロセス回路を付加す
る必要がある。
また、上記実施例では、色信号をI,Q信号から求めた
場合で説明したが、これに限ることなく、例えば
′,E′,E′=−0.30:−0.59:
0.89のE′−E′及びE′:E′:E
=0.70:−0.59:−0.11のE′−E
の2つの色差信号より求めるように構成することも可能
である。この場合、直交変調用の2つの副搬送波はそれ
ぞれ所定の位相に変更される。
さらに、上記実施例では、固体撮像素子26を固体撮
像素子26,26に対して水平方向に半画素ピッチ
ずらして配設したが、これに限ることなく、これら固体
撮像素子26,26,26のうち少なくとも1個
を他の2個に対して半画素ピッチずらして配設すること
で同様の効果を期待できる。
また、さらに上記実施例では、固体撮像素子26のG
信号が固体撮像素子26,26のR,B信号に対し
て半画素分ずれるように駆動回路の駆動パルスにおける
水平転送系のパルスを設定するように構成したが、これ
に限ることなく、第6図及び第7図に示すように構成す
ることも可能である。すなわち、固体撮像素子26
26,26から出力された同位相のG,R,B信号
をクランパーCPで画素毎にクランプしてサンプルホー
ルド(S/H)パルスSH1で信号部分をサンプルホー
ルドし、EB1,EG1,ER1信号を得ると共に、該
サンプルホールドパルスSH1に対してπ位相ずれたサ
ンプルホールドパルスSH2によりEG1信号を再度サ
ンプルホールドするように構成するものである。これに
より、EG2信号はEB1,ER1信号に対して半画素
ずれ、固体撮像素子26,26,26の空間的配
置と同様の信号を得るもので、以後については、前述し
た第1図と同様の信号処理が施されるものである。
よって、この発明は上記各実施例に限ることなく、その
他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実
施し得ることはいうまでもない。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば、簡易な構成
で、かつ可及的に理論限界の高解像度効果を実現し得る
ようにした固体撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る固体撮像装置を示す
回路構成図、第2図は第1図の固体撮像素子の概略構成
を示す図、第3図は第1図の固体撮像素子の空間的相対
位置を示す図、第4図は第1図の広帯域輝度信号合成回
路を示す回路構成図、第5図は第4図の動作を示すタイ
ミングチャート、第6図及び第7図はこの発明の他の実
施例を示す図、第8図及び第9図は従来の固体撮像装置
を説明するために示した図である。 26,26,26……固体撮像素子、32……輝
度信号の高域成分合成回路、37,37,37
…広帯域3原色合成用加算回路、38……広帯域輝度信
号合成回路、52……輪郭補正回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直方向に対して空間的相対位置が同位相
    に設置され、水平方向に対して1個の設置位置を基準と
    して少なくとも他の1個が前記水平方向の半画素ピッチ
    の奇数倍ずれて配設された3個の固体撮像素子と、 この3個の固体撮像素子のうち第1の位置に配設された
    固体撮像素子の出力信号と前記半画素ピッチの奇数倍ず
    れて配設された固体撮像素子の出力信号とから輝度信号
    の高域成分を合成する回路と、 前記輝度信号の高域成分を前記3個の固体撮像素子の出
    力信号の低域成分に付加して広帯域の3原色信号を合成
    する加算回路と、 前記広帯域3原色信号から標準テレビジョン信号の混合
    比で広帯域輝度信号を合成する回路と、 少なくとも1水平走査期間遅延させる遅延線を有し、該
    遅延線で遅延した信号を前記広帯域輝度信号に加算して
    垂直及び水平方向の輪郭補正を施す回路と を具備したことを特徴とする個体撮像装置。
JP61311521A 1986-12-25 1986-12-25 固体撮像装置 Expired - Lifetime JPH0644824B2 (ja)

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JP2008014227A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Calsonic Compressor Inc 気体圧縮機

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