JPH0530410B2 - - Google Patents

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JPH0530410B2
JPH0530410B2 JP3182387A JP3182387A JPH0530410B2 JP H0530410 B2 JPH0530410 B2 JP H0530410B2 JP 3182387 A JP3182387 A JP 3182387A JP 3182387 A JP3182387 A JP 3182387A JP H0530410 B2 JPH0530410 B2 JP H0530410B2
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dust feeding
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load
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Teruo Mimino
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、脱穀負荷を検出する負荷検出手段
と、扱室の処理物排出用の送塵弁を開閉するアク
チユエータと、前記送塵弁が、負荷増大に伴つて
開き側に操作され、且つ、負荷減少に伴つて閉じ
側に操作されるように、前記負荷検出手段の検出
情報に基づいて前記アクチユエータを作動させる
開閉制御手段とを備えた脱穀装置の送塵弁開閉制
御装置に関する。
〔従来の技術〕
上記この種の脱穀装置の送塵弁開閉制御装置
は、処理量の増大に伴つて、扱室に処理物が詰ま
ることが無いように、且つ、処理量の減少に伴つ
て、未処理物が排出されて脱穀ロスが発生しない
ようにするために、脱穀負荷の増減に応じて、送
塵弁を開閉制御するようにしたものである。
従来では、単に、脱穀負荷の増減に応じて送塵
弁を開閉操作するように構成されているだけで、
処理物の供給開始時点における送塵弁の位置を特
別に制御することは行われていなかつた(実開昭
55−60747号、実開昭59−150235号参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来構成によれば、扱室への処理物供給の
開始時点における送塵弁の位置を、供給開始に対
応して制御していなかつたので、以下に示すよう
な不都合があり、改善の余地があつた。
例えば、コンバインに搭載される脱穀装置のよ
うに、一つの作業行程の刈取作業が終了するに伴
つて、次の作業行程に移動するために、処理物の
供給状態と非供給状態とが繰り返される状態で脱
穀処理を行うような場合には、刈取作業の終了に
伴つて扱室への処理物供給が停止すると脱穀負荷
が減少して、送塵弁が大きく閉じ側(例えば、全
閉状態)に位置変更されることとなる。そして、
刈取作業の再開に伴つて扱室への処理物供給が開
始されると脱穀負荷が増加して、送塵弁が開き側
に位置変更されることとなる。
しかしながら、刈取作業の開始・停止に伴つ
て、送塵弁が開き側と閉じ側との間を往復するこ
となり、しかも処理物供給開始時点では、送塵弁
が閉じ側の位置にあることから、送塵弁を負荷に
応じた適正な位置に制御するまでに遅れが生じる
ものとなる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであ
つて、その目的は、送塵弁の位置を、扱室への処
理物供給の開始時点から、適正な位置に制御でき
るようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による脱穀装置の送塵弁開閉制御装置の
特徴構成は、前記扱室への処理物供給の有無を検
出する処理物供給検出手段と、前記処理物供給検
出手段の検出情報に基づいて、前記扱室への処理
物供給が停止された時点の前記送塵弁の最終位置
を記憶する最終位置記憶手段とが設けられ、前記
開閉制御手段は、処理物の供給開始時において
は、前記送塵弁の制御位置が前記最終位置となる
ように、前記処理物供給検出手段の検出情報及び
前記最終位置記憶手段の記憶情報に基づいて前記
アクチユエータを作動させるように構成されてい
る点にあり、その作用並びに効果は以下の通りで
ある。
〔作用〕
すなわち、処理物供給の停止時点における送塵
弁の最終位置は、処理物の供給が継続している間
には、送塵弁が負荷に応じて開閉制御されている
ことからも、処理物に応じた脱穀負荷に対する適
正な開閉位置とみなすことができるので、処理物
供給の停止時点における送塵弁の最終位置を記憶
させておくことにより、扱室への処理物供給が開
始される時点から、送塵弁を適正な位置に設定す
ることができるのである。
〔発明の効果〕
従つて、扱室への処理物供給が停止された時点
における送塵弁の最終位置を記憶させておき、処
理物の供給開始時には、送塵弁の制御位置が記憶
した最終位置となるように制御するので、処理物
供給開始時点から、扱室の詰まりが発生しないよ
うにして、効率良く脱穀作業を行えるに至つた。
〔実施例〕
以下、本発明をコンバインに搭載する下扱式の
脱穀装置に適用した場合の実施例を、図面に基づ
いて説明する。
第2図に示すように、クローラ走行装置1を装
備した機体の前部に、刈取部2が昇降自在に設け
られると共に、後方側に、前記刈取部2で刈り取
られた穀稈を脱穀する脱穀装置Aが搭載されてい
る。そして、前記刈取部2から脱穀装置Aの扱室
Bへの処理物供給の有無を検出する処理物供給検
出手段として、刈取作業が開始されるに伴つて、
前記刈取部2から脱穀装置Aに向けて搬送される
刈取穀稈に接触して0N状態となり、且つ、刈取
作業が終了するに伴つて、刈取穀稈の供給が停止
することによりOFF状態となる接触式スイツチ
を用いた株元センサS0が設けられている。
前記脱穀装置Aは、第1図及び第2図に示すよ
うに、扱胴3を収納する扱室B、横倒れ姿勢の穀
稈を前記扱室Bに供給するように前記刈取部2か
らの刈取穀稈を挟持搬送するフイードチエーン
4、扱処理後の排ワラを装置外に搬出する排ワラ
チエーン5、排塵用の横断流フアン6、及び、唐
箕7と揺動選別板8とからなる選別部Cを夫々を
備えている。
前記扱室Bの天板9には、前記扱室B内の処理
物を終端側に案内流動させるための複数枚の送塵
弁10が設けられ、もつて、前記扱室B内の処理
物は、前記送塵弁10にて案内流動される作用、
及び、前記扱室B内を扱室終端側に移動する穀稈
にて押し移動される作用によつて、順次扱室終端
側に移動されて、扱室終端部の排出口11より前
記選別部Cに放出されるようになつている。但
し、前記扱室B内の処理物のうちの単粒化された
穀粒は、前記扱室Bの下部に設けられたクリンプ
網12を通して、前記選別部Cに放出されること
となる。
前記複数枚の送塵弁10の夫々は、縦軸芯X周
りで揺動自在に枢着され、その揺動位置つまり開
閉位置θを検出するポテンシヨメータS1が、連動
連結されている。そして、前記送塵弁10を一体
揺動させるように連動連結するリンク機構12、
及び、前記送塵弁10を揺動操作する開閉操作用
のアクチユエータとしての減速機付の電動モータ
13が設けられている。もつて、後述の脱穀負荷
を検出する負荷検出手段による検出情報に基づい
て、前記電動モータ13を正逆転並びに停止操作
することにより、前記送塵弁10を揺動操作し、
且つ、その揺動位置を所望の位置に保持できるよ
うに構成されている。
但し、以下の説明において、前記送塵弁10の
扱室終端側への揺動を開き側への揺動、且つ、扱
室始端側への揺動を閉じ側への揺動と呼称する。
そして、前記送塵弁10を開き側へ揺動させるほ
ど、前記扱室B内の処理物を迅速に扱室終端側に
移動させることができるようになつている。
尚、第1図中、14は、前記扱室Bにおけるフ
イードチエーン4が配設される側とは反対側の部
分において、前記扱胴3の扱歯3aと重複する状
態で設けられた複数個のワラ切り刃であつて、長
尺状の取り付け台15に止着される状態で設けら
れている。
又、16は、詳しくは後述するが、前記送塵弁
10を全開する操作を設定回数以上繰り返して
も、過負荷状態が解消しない場合に作動して、例
えば、刈取速度を減速して、前記脱穀装置Aに対
する処理量を減らすように警報するための警報装
置である。17は、前記送塵弁10の初期位置
を、刈取穀稈の脱粒の難易度に応じて、3段階に
切り換え設定するための条件設定用のスイツチで
ある。18は、後述の負荷検出手段の検出情報に
基づいて前記電動モータ13を作動させる開閉制
御手段100、及び、穀稈供給停止時点における
前記送塵弁10の最終位置を記憶する最終位置記
憶手段101を構成するマイクロコンピユータ利
用の制御装置である。
先ず、前記負荷検出手段の構成について説明す
る。
前記扱室B内の処理物の増減によつて、前記ワ
ラ切り刃14に衝突する処理物量が変動し、そし
て、前記扱室B内の処理物の増大により脱穀負荷
が増大するに伴つて、団子状の処理物が前記ワラ
切り刃14に周期的に衝突する傾向となり、過負
荷状態が発生するに伴つて、前記ワラ切り刃14
に近接する扱室部分に大きな振動が発生する点を
有効利用して、前記ワラ切り刃14の取り付け台
15の背面側に、負荷検出手段を構成する圧電素
子利用の振動検出センサS2を取り付けてある。
そして、前記振動検出センサS2の検出信号を、
前記制御装置18に入力すると共に、その検出信
号に基づいて、脱穀負荷が過負荷状態にあるか否
かを検出するように構成してある。
つまり、図示を省略するが、前記振動検出セン
サS2の検出信号が、予め設定された閾値以上の大
きさで、設定時間(例えば、1秒)の間に、設定
回数(例えば、10回)以上継続して検出されるに
伴つて、過負荷発生と判別し、それ以外の状態で
は過負荷状態ではないと判別するようにしてあ
る。
次に、第3図に示すフローチヤートに基づい
て、前記制御装置18の動作を説明しながら、前
記開閉制御手段100、及び、前記最終位置記憶
手段101について詳述する。
制御が起動されるに伴つて、前記条件スイツチ
17の設定情報に基づいて、前記送塵弁10の初
期位置θiを、脱粒難α、標準β、脱粒易γの、何
れか一つに設定する(ステツプ#1〜ステツプ#
4)。
但し、前記初期位置(θi=α,β,γ)は、第
4図に示すように、脱粒が困難なものほど、前記
扱室B内における処理物の滞留が長くなるよう
に、前記送塵弁10が閉じ側に位置する状態とな
るようにしてある。
次に、前記株元センサS0がON状態にあるか
OFF状態にあるかを判別して、作業状態である
か非作業状態であるかを検出する(ステツプ#
5)。
ところで、コンバインによる刈取作業は、一般
に、直線状の作業行程の一端側から刈取作業を開
始すると共に、その他端側に達するに伴つて、刈
取作業を中断してその作業行程に隣接する次の作
業行程又はその作業行程に直交する作業行程へと
機体を回向させて、作業状態と非作業状態とを交
互に繰り返すこととなる。
つまり、前記株元センサS0は、一つの作業行程
の開始に伴つて、OFF状態からON状態に変化
し、且つ、一つの作業行程の終了に伴つて、
OFF状態からON状態へと変化することとなる。
但し、制御が起動された直後は、前記送塵弁1
0の制御目標位置θTが未だ設定されていない状態
であり、そして、前記株元センサS0はOFF状態
で、且つ、最初の作業行程に対する刈取作業が開
始されるまでは、そのOFF状態が継続すること
となる。
従つて、各作業行程の開始時には、前記送塵弁
10の制御目標位置θTを、前記初期位置θiに予め
設定しておくために、前記株元センサS0がOFF
である場合は、最初の作業行程開始前であるか、
その最初の作業行程又は夫以降の作業行程が終了
したかを判別するために、ONからOFFへの変化
であるか否かを判別する(ステツプ#6)。
そして、ONからOFFへの変化である場合は、
刈取作業の開始時から前記送塵弁10の位置を、
実際の処理量にに応じた適正位置から制御開始で
きるように、前回の制御最終位置θEから制御を再
開すべく、前記送塵弁10の現在の目標位置θT
を、前記最終位置θEとして記憶させると共に、前
記目標位置θTを、前記初期位置θiにセツトする。
但し、前記株元センサS0がOFF状態を維持し
ている場合には、回向中、又は、制御起動直後の
作業開始前の状態にあると判断して、前記最終位
置θEを記憶する処理を行わずに、前記目標位置θT
を、前記初期位置θiにセツトする処理のみを行う
ようにしてある(ステツプ#7、ステツプ#8)。
もつて、前記株元センサS0がONからOFFへ変
化するに伴つて、前記送塵弁10の現在の目標位
置θTを、前記最終位置θEとして記憶させる処理
(ステツプ#6、ステツプ#7)が、前記最終位
置記憶手段101を構成することとなる。
一方、前記ステツプ#5の処理において、前記
株元センサS0がON状態にある場合は、最初の作
業行程であるか、それ以降の作業行程であるかを
判断するために、制御起動後初めてOFFからON
に変化したのか否かを判別する(ステツプ#9)。
制御起動後初めてOFFからONに変化した場合
は、詳しくは後述するが、過負荷状態を検出する
に伴つて全開させる前記送塵弁10の開放時間を
計測するための第1カウント値T0を“0”に初
期化する(ステツプ#10)。
制御起動後初めてOFFからONに変化したので
はない場合は、回向が終了して作業が再開された
のか作業中であるのかを判別するために、OFF
からONに変化したのか否かを判別する。
そして、作業の再開等に伴つてOFFからONに
変化した場合は、前回の最終位置θEから制御を再
開すべく、前記目標位置θTを、前記最終位置θE
再設定して、前記第1カウント値T0を“0”に
初期化する(ステツプ#11)。
もつて、このステツプ#11の処理にて、前記開
閉制御手段100が、処理物の供給開始時におけ
る前記送塵弁10の制御位置を前記最終位置θE
なるように制御するように構成されることとな
る。
そして、OFFからONへの変化でない場合、つ
まり、ON状態が継続している場合は、作業中で
あると判断して、次の過負荷状態の判別処理に分
岐させる(ステツプ#12)。
次に、前述の如く、前記振動検出センサS1の検
出情報に基づいて過負荷状態であるか否かを判別
する(ステツプ#13)。
過負荷状態である場合は、前記送塵弁10の復
帰制御時において、前記送塵弁10を、脱穀負荷
の過負荷状態が検出される前の位置つまり現在の
目標位置θTよりも予め設定された所定量Δθ開き
側の位置に、所定時間の間復帰させるために、そ
の過負荷状態からの復帰状態を維持する時間を計
測するための第2カウント値T1を“0”に初期
化した後、前記第1カウント値T0が、予め設定
してある所定時間(3秒)に相当する第1設定値
TAに達したか否かを判別する(ステツプ#14、
ステツプ#15)。
前記第1カウント値T0が、前記第1設定値TA
に達していない場合は、前記第1カウント値T0
に“1”を加算した後、前記送塵弁10が全開位
置に達するまで、前記ポテンシヨメータS1の検出
情報に基づいて、前記電動モータ13を開き側に
作動させる(ステツプ#16、ステツプ#17)。
そして、過負荷状態が繰り返し発生した回数を
カウントするための過負荷カウント値ACが、予
め設定してある所定回数TCに達したか否かを判
別し、前記所定回数TCに達している場合は、前
記送塵弁10を全開する処理を繰り返しても過負
荷状態が解消されない異常状態が発生しているも
のとして、前記警報装置16を作動させる(ステ
ツプ#18、ステツプ#19)。
その後は、制御ループを設定時間経過する毎に
一巡させるための設定時間経過するまで待機させ
た後、前記条件スイツチ17による初期位置θiを
設定する処理を繰り返すこととなる(ステツプ#
20)。
前記第1カウント値T0が、前記第1設定値TA
に達している場合は、その第1カウント値T0
“0”に初期化した後、前記送塵弁10を、過負
荷状態が検出される前の位置よりも予め設定され
た所定量Δθだけ開き側の位置に復帰させるべく、
前記現在の目標位置θTに前記所定量Δθを加算し
た位置(θT+Δθ)を新たな目標位置θTとして再
設定する(ステツプ#21、ステツプ#22)。(第5
図参照) 但し、新たに設定された目標位置θTが、予め設
定してある前記送塵弁10の全開操作時以外の開
き側での制御の上限位置θL(第4図参照)よりも
開き側位置である場合は、前記過負荷カウント値
ACに“1”を加算した後、前記目標位置θTを、
前記上限位置θLに置き換える(ステツプ#23〜ス
テツプ#25)。
一方、過負荷でない場合は、前記送塵弁10を
全開したために過負荷状態が解消されたか否かを
判別するために、前記第1カウント値T0が“0”
であるか否かを判別する(ステツプ#26)。
そして、前記第1カウント値T0が“0”でな
い場合は、過負荷状態が検出されたために、前記
送塵弁10が全開中であると判断して、前記ステ
ツプ#15からの第1カウント値T0が第1設定値
TAに達したか否かを判別する処理に復帰させる
こととなる。
前記第1カウント値T0が“0”である場合は、
前記送塵弁10を全開したために過負荷状態が解
消された、又は、過負荷状態が発生していないも
のと判断して、前記過負荷カウント値ACを“0”
に初期化する(ステツプ#27)。
次に、前記送塵弁10を過負荷状態を検出する
前の位置よりも所定量Δθ開き側位置に復帰させ
る経過時間をカウントするために、第2カウント
値T1に“1”を加算して、その第2カウント値
T1が第2設定値TB(約10秒に相当する値に設定し
てある)に達したか否かを判別する(ステツプ#
28、ステツプ#29)。
前記第2カウント値T1が第2設定値TBに達し
ている場合は、前記送塵弁10の位置が軽減され
た負荷に応じた位置となるように、前記目標位置
θTを、現在の位置から前記所定量Δθを減算した
位置に再設定する(ステツプ#30)。
但し、処理量が少ない等に起因して過負荷が発
生しないために、前記所定量Δθを減算した新た
な目標位置θTが、前記初期位置θiよりも小さくな
つた場合は、前記送塵弁10の位置が不要に閉じ
側の位置とならないように、その目標位置θTを前
記初期位置θiに再設定した後、前記第2カウント
値T1を“0”に初期化する(ステツプ#31〜ス
テツプ#33)。
その後は、前記ポテンシヨメータS1にて検出さ
れる前記送塵弁10の現在位置θと前記目標位置
θTとの偏差が、予め設定された不感帯以内にある
か否かに基づいて、前記電動モータ13を正逆転
及び停止することにより、前記送塵弁10の位置
が自動的に目標位置θTとなるように開閉操作し、
且つ、その位置において自動的に停止させる処理
を行つて、前記ステツプ#18からの処理に復帰す
ることとなる(ステツプ#34〜ステツプ#37)。
〔別実施例〕
上記実施例では、負荷検出手段を構成するに、
ワラ切り刃14にて発生する振動を検出する振動
検出センサS2を、前記ワラ切り刃14の背部側に
設け、その検出情報に基づいて過負荷を検出させ
るようにした場合を例示したが、前記天板9自体
や扱室Bの側板等の振動やその振動音を検出する
ようにしてもよい。又、前記扱胴3のトルク変動
や回転数の変動を検出して、過負荷を検出するよ
うにしてもよく、負荷検出手段の具体構成は、各
種変更できる。
又、上記実施例では、開閉制御手段100を、
過負荷状態が検出されるに伴つて、送塵弁10を
全開した後、元の位置よりも所定量Δθ開き側の
位置に復帰させ、その後、過負荷状態が解消する
に伴つて、前記所定量Δθ閉じ側に位置変更する
ようにした場合を例示したが、負荷の増減に応じ
て送塵弁10を開閉するようにしてもよく、具体
構成は各種変更できる。
又、上記実施例では、処理物供給検出手段を構
成するに、刈取部2に設けられた株元センサS0
利用した場合を例示したが、例えば、前記扱室B
の手前側に、前記フイードチエーン4にて搬送供
給される穀稈の有無を検出するセンサ等を設けて
もよく、処理物供給検出手段等、各部の具体構成
は、本発明を適用する脱穀装置の構成に応じて各
種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利
にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る脱穀装置の送塵弁開閉制御
装置の実施例を示し、第1図は制御構成を示すブ
ロツク図、第2図はコンバインの切欠側面図、第
3図は制御装置の動作を示すフローチヤート、第
4図は送塵弁の制御位置の説明図、第5図は送塵
弁の開閉作動を示すタイムチヤートである。 B……扱室、10……送塵弁、13……アクチ
ユエータ、S0……処理物供給検出手段、S2……負
荷検出手段、θT……制御位置、θE……最終位置、
100……開閉制御手段、101……最終位置記
憶手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 脱穀負荷を検出する負荷検出手段S2と、扱室
    Bの処理物排出用の送塵弁10を開閉するアクチ
    ユエータ13と、前記送塵弁10が、負荷増大に
    伴つて開き側に操作され、且つ、負荷減少に伴つ
    て閉じ側に操作されるように、前記負荷検出手段
    S2の検出情報に基づいて前記アクチユエータ13
    を作動させる開閉制御手段100とを備えた脱穀
    装置の送塵弁開閉制御装置であつて、前記扱室B
    への処理物供給の有無を検出する処理物供給検出
    手段S0と、前記処理物供給検出手段S0の検出情報
    に基づいて、前記扱室Bへの処理物供給が停止さ
    れた時点の前記送塵弁10の最終位置θEを記憶す
    る最終位置記憶手段101とが設けられ、前記開
    閉制御手段100は、処理物の供給開始時におい
    ては、前記送塵弁10の制御位置θTが前記最終位
    置θEとなるように、前記処理物供給検出手段S0
    検出情報及び前記最終位置記憶手段101の記憶
    情報に基づいて前記アクチユエータ13を作動さ
    せるように構成されている脱穀装置の送塵弁開閉
    制御位置。
JP3182387A 1987-02-14 1987-02-14 脱穀装置の送塵弁開閉制御装置 Granted JPS63198920A (ja)

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