JPH0629951Y2 - 収穫機のスプレツダ装置 - Google Patents

収穫機のスプレツダ装置

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JPH0629951Y2
JPH0629951Y2 JP1986059138U JP5913886U JPH0629951Y2 JP H0629951 Y2 JPH0629951 Y2 JP H0629951Y2 JP 1986059138 U JP1986059138 U JP 1986059138U JP 5913886 U JP5913886 U JP 5913886U JP H0629951 Y2 JPH0629951 Y2 JP H0629951Y2
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JP
Japan
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spreader
threshing
engine
rotation
grain
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JP1986059138U
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JPS62169940U (ja
Inventor
輝光 大家
渉 中川
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は主に普通形コンバインにおいて、刈取った穀稈
を脱穀処理し、その処理済みの排藁をスプレッダにより
機体後方に拡散排出するようにした収穫機のスプレッダ
装置に関する。
「従来の技術」 従来、実開昭57-127649号公報に示す如く、脱穀部後側
からの藁屑をスプレッダによって拡散排出させる技術が
あった。
「考案が解決しようとする課題」 前記従来技術は、例えば実開昭50-137275号公報に示す
回転検出装置及び警報器を設けた場合、スプレッダの詰
りなどを警報できたが、作業者がその警報を無視して作
業が続行されることにより、スプレッダ及び脱穀部の損
傷など大事故が発生し易いと共に、脱穀部の駆動開始時
に不安定なスプレッダ回転が誤検出されて誤警報され易
い等の問題があった。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、脱穀部後側からの廃棄物をスプレッ
ダによって拡散排出させる収穫機において、前記スプレ
ッダの回転数を算出する積算手段と、エンジンを停止さ
せる停止手段と、脱穀駆動開始後に所定時間経過して停
止手段を作動可能にするオン遅延手段とを備え、前記ス
プレッダの回転低下を積算手段の回転算出によって検出
したとき、オン遅延手段を介して停止手段を自動的に作
動させてエンジンを停止させるように構成したものであ
る。
「作用」 従って、オン遅延手段によって脱穀駆動開始時を除いた
スプレッダの回転低下によりエンジンを自動的に停止さ
せるから、作業者が警報を無視してもスプレッダを含む
各部の損傷を防止し得ると共に、収穫作業を再開すると
きなどにスプレッダ回転が不安定になってもこれによっ
てエンジンが停止する等の誤動作を容易に防止し得るも
のである。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。第1
図は脱穀部の部分断面説明図、第2図は全体の側面図、
第3図は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
トラックフレーム(3)に装備する機台、(4)は軸流式のス
クリュ形扱胴(5)及び選別機構(6)を備えていて前記機台
(1)に搭載する脱穀部、(7)は揚穀筒(8)を介して取出す
脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物タンク、(9)は前記脱穀部
(4)の下部前方に油圧シリンダ(10)を介して昇降可能に
装設する刈取部、(11)は運転席(12)及び運転操作部(13)
を備えていて前記穀物タンク(7)の前方に固設させる運
転台、(14)は前記穀物タンク(7)の後方に備えていてエ
ンジン(15)を内設するエンジン室、(16)は前記穀物タン
ク(7)内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
そして前記刈取部(9)は、未刈り穀稈を取入れる穀物ヘ
ッダー(17)と、該ヘッダー(17)の後部略中央に連結させ
て刈取り穀稈を脱穀部(4)に送給する供給室(18)によっ
て構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(19)及び
往復駆動型刈刃(20)及び穀稈掻込ドラム(21)とを前記穀
物ヘッダー(17)に備え、前記ヘッダー(17)に取込まれる
刈取穀稈を供給室(18)に内設する供給チェンコンベア(2
2)を介し脱穀部(4)に送り込んで脱穀処理するように構
成している。
また前記脱穀部(4)の左外側には二番還元筒(23)を突出
状に配備させていて、二番処理物を選別機構(6)上方に
戻し再脱穀及び再選別するように設けている。
第4図にも示す如く、前記スクリュ形扱胴(5)は、脱穀
部(4)前後長と略等しい長さの胴部(24)と、この胴部(2
4)外周に巻装して放射状に立設させるスクリュ形扱歯で
あるスクリュ羽根(25)と、前記胴部(24)の後端外周に設
ける茎稈飛散板(26)とを備えるもので、前記スクリュ形
扱胴(5)を機体前後方向に軸支し、前記供給室(18)に連
通する扱室(27)前側投入口(28)に扱胴(5)前端部を、ま
た扱室(27)後側の排塵口(29)に前記飛散板(26)を臨ませ
ると共に、扱胴(5)下側に受網(30)を張設し、供給室(1
8)を介して刈取り穀稈を全量投入して脱穀するように構
成している。
また前記選別機構(6)を構成する揺動選別盤(31)を備
え、揺動リンク(32)(33)を介して前後方向に揺動自在に
前記選別盤(31)を支持すると共に、前記扱胴(5)前部下
方に位置させるフィードパン(34)と、該フィードパン(3
4)後方に設ける第1チャフシーブ(35)と、そのチャフシ
ーブ(35)下方に設ける一番選別盤(36)と、前記チャフシ
ーブ(35)後側に連結するふるい線(37)と、前記ふるい線
(37)下方に設ける第2チャフシーブ(38)と、一番及び二
番流穀板(39)(40)とを、前記選別盤(31)に備える。
さらに、前記フィードパン(34)上面に選別風を供給する
塵埃除去ファン(41)と、一番流穀板(39)に選別風を供給
する唐箕ファン(42)と、一番流穀板(39)からの穀物を受
取って揚殻筒(8)に送出する一番樋(43)及び一番コンベ
ア(44)と、二番流殻板(40)に選別風を供給する二番選別
ファン(45)と、二番流穀板(40)からの還元物である二番
処理物を二番還元筒(23)に送出する二番樋(46)及び二番
コンベア(47)と、前記選別盤(31)後端を臨ませる三番口
(48)と、前記第2チャフシーブ(38)の後斜上方に設ける
吸排塵ファン(49)とを備え、一番樋(43)の穀物をタンク
(7)に、また二番樋(46)の還元物をフィードパン(34)に
送出するように構成している。
また、前記排塵口(29)に臨ませる排藁拡散機構であるス
プレッダ(50)を脱穀部(4)後方の排藁拡散室(51)に装設
すると共に、前記スプレッダ(50)により排出される茎稈
の排出方向をタンク(7)側つまり既刈側に案内する排藁
ガイド板(52)を前記拡散室(51)後部下方に備え、前記排
塵口(29)から放出される茎稈をスプレッダ(50)及び排藁
ガイド板(52)を介して脱穀部(4)後方の右外側に排出す
るように構成している。
さらに、前記一番及び二番樋(43)(46)の底部開口にこれ
ら各樋(43)(46)の穀物を機外に取出す一番及び二番シャ
ッタ(53)(54)を設けるもので、各シャッタ(53)(54)を第
1バー(55)で連動連結すると共に、脱穀部(4)後壁の支
点軸(56)に揺動自在に支持するシャッタ開閉レバー(57)
の中間に第2バー(58)を介して前記二番シャッタ(54)を
連動連結させて、前記レバー(57)による小さな操作力で
もって各シャッタ(53)(54)の同時開閉を行うように構成
している。
ところで第1図に示す如く、前記スプレッダ(50)の回転
軸(59)を脱穀側板(4a)に支持する軸受(60)を備え、前記
回転軸(59)の回転数の増減変化を検知するスプレッダ負
荷センサである回転センサ(61)を前記軸受(60)に取付け
ている。
第5図はこのセンサ(61)による制御回路を示すもので、
前記回転センサ(61)は回転軸(59)に有する磁石(62)でも
って該回転軸(59)の1回転毎を検知するリードスイッチ
(63)を備え、電源(64)にメインスイッチ(65)を介しリー
ドスイッチ(63)を接続すると共に、回転負荷増大出力用
コンパレータ(66)に積算回路(67)を介し前記リードスイ
ッチ(63)を接続させ、前記コンパレータ(66)に備える回
転負荷設定器(68)の基準負荷つまり基準回転数より前記
センサ(61)に基づいて前記スプレッダ(50)の回転軸(59)
の回転数が以下となったとき負荷増大信号をコンパレー
タ(66)より出力するように構成している。
また脱穀クラッチレバー(69)が入操作のときオンとなる
脱穀スイッチ(70)と、オン遅延回路(71)を介して警報ブ
ザー(72)及び警報ランプ(73)並びにエンジン(15)への燃
料供給をストップする燃料ストップソレノイド(74)を前
記スイッチ(65)に接続すると共に、各ブザー(72)及びラ
ンプ(73)並びにソレノイド(74)のドライブ回路(75)(76)
(77)を前記コンパレータ(66)に接続させ、脱穀スイッチ
(70)がオンとなってから一定時間経過後にスプレッダ(5
0)が過負荷運転つまり基準回転数以下で回転するとき、
前記ブザー(72)及びランプ(73)を作動すると同時に、エ
ンジン(15)に対する燃料の供給をストップさせ該エンジ
ン(15)の駆動を停止するように構成している。
上記から明らかなように、脱穀部(4)後側からの廃棄物
をスプレッダ(50)によって拡散排出させる収穫機におい
て、前記スプレッダ(50)の回転数を算出する積算手段(6
7)と、エンジン(15)を停止させる停止手段(74)と、脱穀
駆動開始後に所定時間経過して停止手段(74)を作動可能
にするオン遅延手段(71)とを備え、前記スプレッダ(50)
の回転低下を積算手段(67)の回転算出によって検出した
とき、オン遅延手段(71)を介して停止手段(74)を自動的
に作動させてエンジン(15)を停止させるように構成して
いる。
本実施例は上記の如く構成しており、前記穀物ヘッダー
(17)にリール(19)を介して未刈り穀稈を取入れ、その未
刈り穀稈の株元を刈刃(20)によって切断すると共に、前
記ヘッダー(17)略中央部から供給室(18)に穀稈掻込ドラ
ム(21)を介して刈取り穀稈を送込み、その刈取り穀稈を
刈取り穀稈供給チェンコンベア(22)によって脱穀部(4)
に送給し、スクリュ形扱胴(5)によって順次脱粒し、そ
の脱粒した殻粒を選別機構(6)を落下させる間に選別
し、整粒のみを穀物タンク(7)に取出すものである。
また斯る作業中、脱粒済みの穀稈つまり排藁は前記排塵
口(29)を介し前記拡散室(51)に放出された後、該室(51)
のスプレッダ(50)の回転力でもって前記ガイド板(52)を
介し機体後方右外側に拡散排出されるものである。そし
てこのスプレッダ(50)による排藁の排出作業中、排藁量
などが増大しスプレッダ(50)に排藁の詰まりなど生じる
ような過負荷運転となったとき、前記回転センサ(61)が
このスプレッダ(50)の回転の低下を検出し、前記設定器
(68)で設定される基準値以下のとき前記警報ブザー(72)
及びランプ(73)を作動すると同時にエンジン(15)への燃
料供給をストップさせ該エンジン(15)の駆動を停止させ
るものである。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、脱穀部(4)後
側からの廃棄物をスプレッダ(50)によって拡散排出させ
る収穫機において、前記スプレッダ(50)の回転数を算出
する積算手段(67)と、エンジン(15)を停止させる停止手
段(74)と、脱穀駆動開始後に所定時間経過して停止手段
(74)を作動可能にするオン遅延手段(71)とを備え、前記
スプレッダ(50)の回転低下を積算手段(67)の回転算出に
よって検出したとき、オン遅延手段(71)を介して停止手
段(74)を自動的に作動させてエンジン(15)を停止させる
ように構成したもので、オン遅延手段(71)によって脱穀
駆動開始時を除いたスプレッダ(50)の回転低下によりエ
ンジン(15)を自動的に停止させるから、作業者が警報を
無視してもスプレッダ(50)を含む各部の損傷を防止でき
ると共に、収穫作業を再開するときなどにスプレッダ(5
0)回転が不安定になってもこれによってエンジン(15)が
停止する等の誤動作を容易に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は脱穀部の部分断面説明図、第2図は全体の側面
図、第3図は同平面図、第4図は脱穀部の断面説明図、
第5図は電気回路図である。 (4)……脱穀部 (15)……エンジン (50)……スプレッダ (67)……積算回路(積算手段) (71)……オン遅延回路(オン遅延手段) (74)……燃料ストップソレノイド(停止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−173017(JP,A) 実開 昭57−127649(JP,U) 実開 昭50−137276(JP,U) 実開 昭50−137275(JP,U) 実開 昭59−163342(JP,U) 実公 昭56−37536(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀部(4)後側からの廃棄物をスプレッダ
    (50)によって拡散排出させる収穫機において、前記スプ
    レッダ(50)の回転数を算出する積算手段(67)と、エンジ
    ン(15)を停止させる停止手段(74)と、脱穀駆動開始後に
    所定時間経過して停止手段(74)を作動可能にするオン遅
    延手段(71)とを備え、前記スプレッダ(50)の回転低下を
    積算手段(67)の回転算出によって検出したとき、オン遅
    延手段(71)を介して停止手段(74)を自動的に作動させて
    エンジン(15)を停止させるように構成したことを特徴と
    する収穫機のスプレッダ装置。
JP1986059138U 1986-04-18 1986-04-18 収穫機のスプレツダ装置 Expired - Lifetime JPH0629951Y2 (ja)

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JPS62169940U JPS62169940U (ja) 1987-10-28
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JPH064690Y2 (ja) * 1987-12-14 1994-02-09 ヤンマー農機株式会社 脱穀機の排藁拡散室における案内羽根構造
JP2512821Y2 (ja) * 1989-10-06 1996-10-02 三菱農機株式会社 脱穀機における圧風ファン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50137276U (ja) * 1974-04-30 1975-11-12
JPS50137275U (ja) * 1974-04-30 1975-11-12
JPS5637563U (ja) * 1979-08-29 1981-04-09
JPS57127649U (ja) * 1981-02-03 1982-08-09
JPS59173017A (ja) * 1983-03-18 1984-09-29 井関農機株式会社 普通型コンバインにおける脱穀装置

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JPS62169940U (ja) 1987-10-28

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