JPH05303824A - ベアリングのラジアル予圧軸受け構造 - Google Patents

ベアリングのラジアル予圧軸受け構造

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JPH05303824A
JPH05303824A JP10328592A JP10328592A JPH05303824A JP H05303824 A JPH05303824 A JP H05303824A JP 10328592 A JP10328592 A JP 10328592A JP 10328592 A JP10328592 A JP 10328592A JP H05303824 A JPH05303824 A JP H05303824A
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
inner ring
shaft
radial
fitted
Prior art date
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JP10328592A
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English (en)
Inventor
Masaki Jinbo
雅樹 神保
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベアリングの軸受け構造に関し、連続使用し
ても組立て時の切り粉で軸受けとこれの保持部材との相
対位置が狂わないようにすることを目的とする。 【構成】 外輪が回転体に固定され、内輪が静止軸を嵌
入しているベアリングと、静止軸の外側面の半径方向に
穿設された盲孔に内輪をラジアル方向に予圧する硬球及
びこれを付勢するばねで成る予圧手段を備え、盲孔の中
心と交わる位置の静止軸の軸芯と直角な外周上にベアリ
ングの内輪の内周側の縁端部の角部が嵌入可能なる溝を
周設したもので、或いは外輪が静止円筒部材に嵌入さ
れ、内輪が回転軸に固定されたベアリングと、静止円筒
部材の内側面の半径方向に穿設された盲孔に外輪をラジ
アル方向に予圧する硬球及びこれを付勢するばねで成る
予圧手段を備え、盲孔の中心と交わる位置の静止円筒部
材の軸芯と直角な内周上に外輪の外周側の縁端部の角部
が嵌入可能なる溝を周設するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に於け
るベアリングのラジアル予圧軸受け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5の説明図に示す如く、本発明が適用
される磁気ディスク装置に於いては、磁気ディスク1は
スピンドル2に固定されており、スピンドル2の回転に
依って共に回転する。
【0003】この場合のスピンドル2の軸受けは、ベア
リング3及び4を使用した内輪回転タイプである。一
方、磁気ヘッド5を取付けているキャリッジ6は、上下
一対のベアリング7a、7bに依る軸受けで支持されて
いる。
【0004】従って、これらのベアリング7a及び7b
の外輪はキャリッジ6に固定されており、内輪は静止軸
8に対して半径方向に微少な間隙を有して嵌合し、静止
軸8は内輪をスラスト方向に予圧するスラスト予圧手段
9と、半径方向に予圧するラジアル予圧手段10とを備え
ている。
【0005】ラジアル予圧手段10は、図6の要部側面図
に示す如く、静止軸8の半径方向に穿設された盲孔11に
ベアリング7a、7bの内輪7eをラジアル方向に予圧
する硬球13及びこれを付勢するコイルばね14とを内蔵し
て構成している。
【0006】ベアリング7a、7bは、図7の要部側面
図に示す如く、内輪7eでラジアル予圧手段10の硬球13
をコイルばね14の付勢に抗して押下し乍ら静止軸8の所
定の位置に挿入される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにベアリン
グを静止軸に組み込む際に、ベアリングの内輪は静止軸
に備えたラジアル予圧手段の硬球に乗り上げるようにし
てこれを押下する。
【0008】すると内輪は、ラジアル予圧手段に依って
ラジアル方向の予圧を受け、予圧される内輪の反対側の
角部7fに反力が集中する。ベアリングは静止軸との間
に微少間隙を有しており、挿入の際にこの間隙分だけベ
アリングが傾くことになる。
【0009】すると反力が集中した内輪の角部7fが静
止軸を強く擦り、若干ではあるがこれを削って切り粉を
発生させていた。こうして発生した切り粉は、組立て完
了後も内輪と静止軸との間隙に介在して両者の接触状態
を不安定にする。
【0010】このことは、磁気ディスク装置の場合に
は、ヘッド位置決めの為のシークの際に振動を誘発した
り、切り粉が研磨剤の役目をして微振動で静止軸を更に
削り、著しくなると内輪との接触位置が変化して、例え
ばキャリッジを傾かせ、サーボヘッドと各データヘッド
の相対位置がずれてオフトラックとなり、データのリー
ド/ライトに支障を来す恐れがあると言う問題点があっ
た。
【0011】本発明は、組み込み作業の際に切り粉を発
生させないベアリングのラジアル予圧軸受け構造の提供
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に於いては、図1
の要部側面図に示す如く、外輪15aが回転部材16に固定
され、内輪15bが静止軸8を嵌入しているベアリング15
と、静止軸8の外側面の半径方向に穿設された盲孔11に
内輪15bをラジアル方向に予圧する硬球13及びこれを付
勢するばね14で成るラジアル予圧手段10を備え、盲孔11
の中心と交わる位置の静止軸8の軸芯と直角な外周上に
ベアリング15の内輪15bの内周側の縁端部の角部15cが
嵌入可能なる溝17を周設したもので、或いは、図2の要
部側面図に示す如く、外輪15aが静止円筒部材18に嵌入
され、内輪15bが回転軸19に固定されたベアリング15
と、静止円筒部材18の内側面の半径方向に穿設された盲
孔11に外輪15aをラジアル方向に予圧する硬球13及びこ
れを付勢するばね14で成るラジアル予圧手段10を備え、
盲孔11の中心と交わる位置の静止円筒部材18の軸芯と直
角な内周上に外輪15aの外周側の縁端部の角部15dが嵌
入可能なる溝20を周設したものである。
【0013】
【作用】ベアリングを静止軸に組み込む際に、ベアリン
グの内輪が静止軸に備えたラジアル予圧機構の硬球に乗
り上げるようにしてこれを押圧する。
【0014】すると内輪は、ラジアル予圧機構に依って
ラジアル方向の予圧を受け、予圧される内輪の反対側の
角部に反力が集中する。然し乍ら、静止軸には溝が周設
されており、挿入の際にベアリングが傾いても反力が集
中した内輪の角部は、溝内に嵌入して静止軸を擦ること
は無くなる。
【0015】その後、この状態からベアリングを静止軸
の軸芯に対して直角になるように正して所定位置に移動
する。一方、ベアリングを静止円筒部材に嵌入する際に
は、ベアリングの外輪が静止円筒部材に備えたラジアル
予圧機構の硬球に乗り上げるようにしてこれを押圧す
る。
【0016】すると外輪は、ラジアル予圧機構に依って
ラジアル方向の予圧を受け、予圧される外輪の反対側の
角部に反力が集中する。然し乍ら、静止円筒部材の内周
には溝が周設されており、嵌入の際にベアリングが傾い
ても反力が集中した外輪の角部は、溝内に嵌入して静止
円筒部材を擦ることは無くなる。
【0017】その後、この状態からベアリングが静止円
筒部材の軸芯に対して直角になるように正して所定位置
に移動する。この為、上記の双方共切り粉の発生は防止
される。
【0018】
【実施例】本発明に於いては、図1の要部側面図に示す
如く、外輪15aが回転部材16に固定され、内輪15bが静
止軸8を嵌入しているベアリング15と、静止軸8の外側
面の半径方向に穿設された盲孔11に内輪15bをラジアル
方向に予圧する硬球13及びこれを付勢するコイルばね14
で成るラジアル予圧手段10を備え、盲孔11の中心と交わ
る位置の静止軸8の軸芯と直角な外周上にベアリング15
の内輪15bの内周側の縁端部の角部15cが嵌入可能なる
溝17を図3に示す如く周設したもので、溝17は静止軸8
を一周或いは略半周するように設けられる。
【0019】一方、図2の要部側面図に示す如く、外輪
15aが静止円筒部材18に嵌入され、内輪15bが回転軸19
に固定されたベアリング15と、静止円筒部材18の内側面
の半径方向に穿設された盲孔11に外輪15aをラジアル方
向に予圧する硬球13及びこれを付勢するコイルばね14で
成る図1同様のラジアル予圧手段10を備え、盲孔11の中
心と交わる位置の静止円筒部材18の軸芯と直角な内周上
に外輪15aの外周側の縁端部の角部15dが嵌入可能なる
溝20を周設したもので、溝20は静止円筒部材18の内周を
一周或いは略半周するように設けられる。
【0020】このように構成することで、図1の場合、
ベアリング15を静止軸8に組み込む際に、ベアリング15
の内輪15bが静止軸8に備えたラジアル予圧機構10の硬
球13にコイルばね14の付勢に抗して乗り上げるようにし
てこれを押下する。
【0021】すると内輪15bは、ラジアル予圧機構10に
依ってラジアル方向の予圧を受け、予圧される内輪15b
の反対側の角部15cに反力が集中する。然し乍ら、静止
軸8には溝17が周設されており、挿入の際にベアリング
15が傾いても反力が集中した内輪15bの角部15cは、溝
17内に嵌入して静止軸8の面を擦ることは無くなる。
【0022】その後、内輪の角部15cが溝17に嵌入した
状態からベアリング15を静止軸8の軸芯に対して直角に
なるように正して所定位置に移動する。一方、図2の場
合、ベアリング15を静止円筒部材18に嵌入する際に、ベ
アリング15の外輪15aが静止円筒部材18に備えたラジア
ル予圧機構10の硬球13にコイルばね14の付勢に抗して乗
り上げるようにしてこれを押下する。
【0023】すると外輪15aは、ラジアル予圧機構10に
依ってラジアル方向の予圧を受け、予圧される外輪15a
の反対側の縁端部の角部15dに反力が集中する。然し乍
ら、静止円筒部材18には溝20が周設されており、嵌入の
際にベアリング15が傾いても反力が集中した外輪15aの
角部15dは、溝20内に嵌入して静止円筒部材18を擦るこ
とは無くなる。
【0024】その後、外輪の角部15dが溝20に嵌入した
状態からベアリング15が静止円筒部材18の軸芯に対して
直角になるように正して所定位置に移動する。このよう
な構成の為、図1と図2の双方共、切り粉の発生は防止
される。
【0025】
【発明の効果】本発明に依って、ラジアル予圧機構を備
えた静止部材にベアリングを嵌合する際に、ベアリング
が傾いた時にベアリングの内輪或いは外輪の角部で静止
部材を擦ることが無くなり切り粉の発生を防止する。
【0026】この為、切り粉に依るベアリングと静止部
材との相対位置が変化することが無くなり、装置の信頼
性が向上する等、産業上に多大の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のベアリングのラジアル予圧軸受け構
造の要部側面図、
【図2】 本発明のベアリングのラジアル予圧軸受け構
造の他の実施例を示す要部側面図、
【図3】 図1の静止軸の要部側面図、
【図4】 ベアリングの角部が溝に嵌入する状態を示す
要部側面図、
【図5】 本発明が適用される磁気ディスク装置の説明
図、
【図6】 ラジアル予圧機構の要部側面図、
【図7】 従来のベアリングのラジアル予圧軸受け構造
の要部側面図、
【符号の説明】
8 静止軸、 10 ラジアル予圧手
段、 11 盲孔、 13 硬球、 14 ばね(コイルばね)、 15 ベアリング、 15a 外輪、 15b 内輪、 15c、15d 角部、 16 回転部材、 17、20 溝、 18 静止円筒部材、 19 回転軸、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪(15a) が回転部材(16)に固定され、
    内輪(15b) が静止軸(8) を嵌入しているベアリング(15)
    と、 前記静止軸(8) の外側面の半径方向に穿設された盲孔(1
    1)に前記内輪(15b) をラジアル方向に予圧する硬球(13)
    及びこれを付勢するばね(14)で成るラジアル予圧手段(1
    0)を備え、 前記盲孔(11)の中心と交わる位置の前記静止軸(8) の軸
    芯と直角な外周上に前記ベアリング(15)の内輪(15b) の
    内周側の縁端部の角部(15c) が嵌入可能なる溝(17)を周
    設したことを特徴とするベアリングのラジアル予圧軸受
    け構造。
  2. 【請求項2】 外輪(15a) が静止円筒部材(18)に嵌入さ
    れ、内輪(15b) が回転軸(19)に固定されたベアリング(1
    5)と、 前記静止円筒部材(18)の内側面の半径方向に穿設された
    盲孔(11)に前記外輪(15a) をラジアル方向に予圧する硬
    球(13)及びこれを付勢するばね(14)で成るラジアル予圧
    手段(10)を備え、 前記盲孔(11)の中心と交わる位置の前記静止円筒部材(1
    8)の軸芯と直角な内周上に前記外輪(15a) の外周側の縁
    端部の角部(15d) が嵌入可能なる溝(20)を周設したこと
    を特徴とするベアリングのラジアル予圧軸受け構造。
JP10328592A 1992-04-23 1992-04-23 ベアリングのラジアル予圧軸受け構造 Withdrawn JPH05303824A (ja)

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JPH05303824A true JPH05303824A (ja) 1993-11-16

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ID=14350051

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JP10328592A Withdrawn JPH05303824A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 ベアリングのラジアル予圧軸受け構造

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JP (1) JPH05303824A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013182639A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Nec Corp 記憶媒体駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706