JPH06162730A - シャフトの位置決め構造及び位置決め方法 - Google Patents

シャフトの位置決め構造及び位置決め方法

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JPH06162730A
JPH06162730A JP30531492A JP30531492A JPH06162730A JP H06162730 A JPH06162730 A JP H06162730A JP 30531492 A JP30531492 A JP 30531492A JP 30531492 A JP30531492 A JP 30531492A JP H06162730 A JPH06162730 A JP H06162730A
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JP
Japan
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enclosure
housing
wall surface
screw
hole
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JP30531492A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Hachitani
敏幸 蜂谷
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャフトの位置決め構造に関し、位置決め精
度が良好で、組立性が良いシャフトの位置決め機構及び
位置決め方法を提供することにある。 【構成】 エンクロージャ31に穿設された穴32と、
回転するシャフト33を回転可能に支持し、エンクロー
ジャ31の内壁面に配設され、穴32の近傍で、穴32
の略全周にわたって当接するハウジング34と、穴32
の近傍のエンクロージャ31の内壁面に設けられ、ハウ
ジング34のシャフト33と直交する平面方向の移動を
禁止する突起35と、エンクロージャ31の外壁面側よ
り、穴32に嵌合し、一部がエンクロージャ31の外壁
面に当接するブッシュ36と、ブッシュ36及びハウジ
ング34をエンクロージャ31に取付ける第1のねじ3
7と、ハウジング34をエンクロージャ31に取付ける
第2のねじ38とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャフトの位置決め構
造及び位置決め方法に関し、更に、詳しくは、磁気ディ
スク装置等に好適なシャフトの位置決め構造及び位置決
め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の磁気ディスク装置の構成図
である。図において、1はエンクロージャ、2は上部,
下部がエンクロージャ1の上面,下面に回転可能に支持
され、図示しないスピンドルモータによって回転駆動さ
れるたスピンドルシャフトである。このスピンドルシャ
フト2には、スペーサ3を介して磁気ディスク4が積層
配置されている。
【0003】5は上部,下部がエンクロージャ1の上面,
下面に回転可能に支持されたアクチュエータシャフトで
ある。このアクチュエータシャフト5には、ヘッドアー
ム組立体6が取り付けられている。ヘッドアーム組立体
6の一方の回転端部には、磁気ディスク4の各記録面に
延出するヘッドアーム部6aが形成され、他方の回転端
部には、エンクロージャ1側に設けられた磁気回路7の
磁気ギャップ7aに配設されるコイル8が設けられてい
る。
【0004】ヘッドアーム部6aの先端部には、スプリ
ングアーム9を介して磁気ディスク4の各記録面に対し
てデータのリード/ライトを行う磁気ヘッド10が取り
付けられている。
【0005】次に、スピンドルシャフト2,アクチュエ
ータシャフト5の支持構造を説明する。尚、スピンドル
シャフト2及びアクチュエータシャフト5の支持方法
は、同一なので、代表してスピンドルシャフト2の上部
の支持構造を説明し、他の支持構造での同一部分の説明
は省略し、異なる部分の説明をのみを行う。
【0006】エンクロージャ1には、外壁側の大径部1
1と内壁側の小径部12とより構成される穴13が穿設
されている。14は穴13の大径部11と小径部12と
の間に形成された段部15に当接するつば部16が縁部
に形成され、穴13の小径部12に遊嵌する本体部17
が中央部に形成されたブッシュである。
【0007】ブッシュ14の本体部17には、2つのね
じ穴18が穿設され、又、本体部17のエンクロージャ
1の内壁面側には、内壁面より突出する環状の第1の突
部19及び後述のベアリング21の内輪に押接する第2
の突部26が形成されている。
【0008】20は、エンクロージャ1の内部側に配設
され、中央部にスピンドルシャフト2を回転可能に支持
するベアリング21が設けられるハウジングである。そ
して、ハウジング20のエンクロージャ1の内壁面側に
は、先端面がエンクロージャ1の内壁面に当接し、ブッ
シュ14の突部19が嵌合し、ハウジング20の位置決
めを行う環状の突部22が形成されている。
【0009】又、ハウジング20には、ブッシュ14の
穴18に対向し、めねじが内壁面に螺刻されたねじ穴2
6が形成されている。そして、ブッシュ14のねじ穴1
8を遊挿し、ハウジング20のねじ穴26に螺合するね
じ27を用いて、ブッシュ14のつば部16がエンクロ
ージャ1の外壁面に押接し、ハウジング14の突部22
がエンクロージャ1の内壁面に押接することにより、ス
ピンドルシャフト2及びアクチュエータシャフト5はエ
ンクロージャ1に取り付けられている。
【0010】スピンドルシャフト2及びアクチュエータ
シャフト5の下部の支持構造は、ブッシュ内にベアリン
グの外輪をスペーサ23を介して押圧し、ベアリングの
予圧を行うばね24,25が配設されている。
【0011】次に、上記構成の作動を説明する。磁気デ
ィスク4は図示しないスピンドルモータによって、高速
回転駆動 (例えば、3,600rpm) されている。そして、図
示しない制御回路がコイル8に電流を流すと、磁気回路
7の磁気ギャップ7aに配設されているコイル8に推力
が発生し、ヘッドアーム組立体6はアクチュエータシャ
フト5を中心に揺動し、磁気ヘッド10は磁気ディスク
4の所望のトラック上に移動し、磁気ディスク4に対し
てデータのリード/ライトを行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のシ
ャフトの位置決め構造においては、下記の様な問題点が
ある。
【0013】 ハウジング20のねじ穴26近傍は、
ブッシュ14との間に空間が形成されている。よって、
複数のねじ27を締めると、各ねじ27の締着力のバラ
ツキにより、ハウジング20が変形し、スピンドルシャ
フト2,アクチュエータシャフト5が傾き、オフトラッ
クが発生する。
【0014】 ブッシュ14,エンクロージャ1,ハウ
ジング20の3つの部品のはめあいで芯出しを行うの
で、組み立て性が悪い。 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、位置決め精度が良好で、組立性が良いシャフトの
位置決め機構及び位置決め方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は請求項1記載の発
明の原理図である。図において、31はエンクロージ
ャ、32はエンクロージャ31に穿設された穴である。
33はシャフト、34はシャフト33を回転可能に支持
し、エンクロージャ31の穴32近傍で、穴32の略全
周にわたって内壁面に当接するハウジングである。35
は穴の近傍のエンクロージャの内壁面に設けられ、ハウ
ジング34のシャフトエンクロージャ31の内壁面方向
の移動を禁止する突起である。36は、エンクロージャ
31の外壁面側より、穴32に嵌合し、少なくとも一部
がエンクロージャ31の外壁面に当接するブッシュであ
る。
【0016】37はブッシュ36及びハウジング34を
エンクロージャ31に取付ける第1のねじ、38はハウ
ジング34をエンクロージャ31に取付ける第2のねじ
である。
【0017】請求項2記載の発明は、エンクロージャに
穿設された穴と、この穴の近傍に穿設された複数の第1
のねじ穴と、前記穴に係合する係合部及び前記エンクロ
ージャの外壁面に少なくとも一部が面で当接し、該当接
面には前記複数の第1のねじ穴のうち少なくとも1つの
ねじ穴に対向する第2のねじ穴が穿設されたつば部が形
成されたブッシュと、シャフトを回転可能に支持するベ
アリングが設けられ、前記エンクロージャの内壁面に少
なくとも一部が面で当接し、該当接面には前記第1のね
じ穴に対向する第3のねじ穴が穿設されたハウジング
と、前記第2及び第1のねじ穴を挿通し、前記第3のね
じ穴に螺合し、前記ブッシュのつば部を前記エンクロー
ジャの外壁面に、前記ハウジングを前記エンクロージャ
の内壁面にそれぞれ押圧せしめる第1のねじと、前記第
1のねじ穴を挿通し、前記第3のねじ穴に螺合し、前記
ハウジングを前記エンクロージャの内壁面に押接せしめ
る第2のねじと、前記エンクロージャの内壁面に、前記
ハウジングの円筒面に当接する第1の突部と、該第1の
突部から時計方向に90°より大きな角度で且つ180°よ
り小さな角度の位置に設けられ、前記ハウジングの円筒
面に当接する第2の突部と、前記第1の当接部から反時
計方向に90°より大きな角度で且つ180°より小さな角
度の位置に設けられ、前記ハウジングの円筒面に当接す
る第3の突部とからなるものである。
【0018】請求項3記載の発明は、エンクロージャに
穿設された穴と、この穴の近傍に穿設された複数の第1
のねじ穴と、前記穴に係合する係合部及び前記エンクロ
ージャの外壁面に少なくとも一部が当接し、前記複数の
第1のねじ穴のうち少なくとも1つのねじ穴に対向する
第2のねじ穴が穿設されたつば部が形成されたブッシュ
と、シャフトを回転可能に支持するベアリングが設けら
れ、前記エンクロージャの内壁面に当接し、前記第1の
ねじ穴に対向する第3のねじ穴が穿設されたハウジング
と、前記第2及び第1のねじ穴を挿通し、前記第3のね
じ穴に螺合し、前記ブッシュのつば部を前記エンクロー
ジャの外壁面に、前記ハウジングを前記エンクロージャ
の内壁面にそれぞれ押圧せしめる第1のねじと、前記第
1のねじ穴を挿通し、前記第3のねじ穴に螺合し、前記
ハウジングを前記エンクロージャの内壁面に押接せしめ
る第2のねじと、前記エンクロージャの内壁面に形成さ
れ、前記ハウジングの円筒面に当接する円環状の突起と
を設けたものである。
【0019】最後に、請求項4記載の発明は、エンクロ
ージャに穿設された穴と、この穴の近傍に穿設された複
数の第1のねじ穴と、前記穴に係合する係合部及び前記
エンクロージャの外壁面に少なくとも一部が面で当接
し、前記第1のねじ穴に対向する第2のねじ穴が穿設さ
れたつば部が形成されたブッシュと、シャフトと、この
シャフトを回転可能に支持するベアリングが設けられ、
前記エンクロージャの内壁面に少なくとも一部が面で当
接し、該当接面には前記第2のねじ穴に対向する第3の
ねじ穴が穿設されたハウジングと、前記第2及び第1の
ねじ穴を挿通し、前記第3のねじ穴に螺合し、前記ブッ
シュのつば部を前記エンクロージャの外壁面に、前記ハ
ウジングを前記エンクロージャの内壁面にそれぞれ押圧
せしめるねじとからなるシャフト支持構造のシャフトの
位置決め方法において、前記シャフトの端面に互いに係
合関係にある突部,凹部のうちどちらか一方を形成し、
前記突部,凹部のうち他方が形成され、前記エンクロー
ジャの穴に嵌合する治具を用いて前記シャフトの位置決
めを行い、前記治具でシャフトの位置決めを行った状態
で、前記エンクロージャの複数の第1のねじ穴の内の1
つのねじ穴を挿通し、前記ハウジングの複数の第3のね
じ穴の内の1つのねじ穴に螺合する第1のねじねじを用
いて、前記ハウジングを前記エンクロージャ内壁面に押
接せしめ、前記第2及び第1のねじ穴を挿通し、前記第
3のねじ穴に螺合する第2のねじを用いて、前記ブッシ
ュのつば部を前記エンクロージャの外壁面に、前記ブッ
シュを前記エンクロージャの内壁面にそれぞれ押圧せし
めるものである。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明のシャフトの位置決め構造
において、シャフト33を回転可能に支持するハウジン
グ34のエンクロージャ31の内壁面方向の位置決め
は、ハウジング34が突起35に当接することによって
なされるので、位置決め精度が良好である。
【0021】又、ハウジング34はエンクロージャ31
の内壁面に当接しているので、第1のねじ,第2のねじ
を締めても、変形せず、オフトラックの発生を防止す
る。請求項2記載の発明のシャフトの位置決め機構にお
いて、シャフトを回転可能に支持するハウジングの位置
決めは第1の突部,第2の突部及び第3の突部にハウジ
ングの円筒面が当接することによってなされるので、位
置決め精度が良好で、組立性が良好である。
【0022】又、ハウジングの第3のねじ穴近傍はエン
クロージャに対して、面接触しており、第1のねじ,第
2のねじを締めても、変形せず、オフトラックの発生を
防止する。
【0023】請求項3記載の発明のシャフトの位置決め
機構においては、ハウジングの位置決めは、エンクロー
ジャの内壁面に形成された円環状の突起がハウジングの
円筒面に当接することによってなされる。よって、位置
決め精度が良好で、組立性が良好となる。
【0024】又、ハウジングの第3のねじ穴近傍は、エ
ンクロージャに対して面接触しており、第1のねじ,第
2のねじを締めても、変形せず、オフトラックの発生を
防止する。
【0025】最後に、請求項4記載の発明のシャフトの
位置決め方法においては、ハウジングを取り付ける前
に、治具によって、シャフトが位置決めされ、この治具
で位置決めされた状態で、ハウジングが取り付けられる
ので、位置決め精度が良好で、組立性が良好となる。
【0026】又、ハウジングの第3のねじ穴近傍は、エ
ンクロージャに対して面接触しており、第1のねじ,第
2のねじを締めても、変形せず、オフトラックの発生を
防止する。
【0027】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図2は本発明の第1の実施例を説明する側面断面構
成図、図3は図2における平面断面構成図、図4は図2
におけるエンクロージャの突部を説明する図、図5は本
発明の第2の実施例を説明する図、図6は本発明方法の
一実施例における第1の段階を説明する図、図7は図6
における第2の段階を説明する図、図8は図7における
第3の段階を説明する図である。
【0028】先ず、図2乃至図4を用いて本発明の第1
の実施例を説明する。51はエンクロージャ、52は上
部,下部がエンクロージャ51の上面,下面に回転可能に
支持され、図示しないスピンドルモータによって回転駆
動されるたスピンドルシャフトである。このスピンドル
シャフト52には、スペーサ53を介して磁気ディスク
54が積層配置されている。
【0029】55は上部,下部がエンクロージャ51の
上面,下面に回転可能に支持されたアクチュエータシャ
フトである。このアクチュエータシャフト55には、ヘ
ッドアーム組立体56が取り付けられている。ヘッドア
ーム組立体56の一方の回転端部には、磁気ディスク5
4の各記録面に延出するヘッドアーム部56aが形成さ
れ、他方の回転端部には、エンクロージャ51側に設け
られた磁気回路57の磁気ギャップ57aに配設される
コイル58が設けられている。
【0030】ヘッドアーム部56aの先端部には、スプ
リングアーム59を介して磁気ディスク54の各記録面
に対してデータのリード/ライトを行う磁気ヘッド60
が取り付けられている。
【0031】次に、スピンドルシャフト52,アクチュ
エータシャフト55の支持構造を説明する。尚、スピン
ドルシャフト52及びアクチュエータシャフト55の支
持方法は、同一なので、代表してスピンドルシャフト5
2の上部の支持構造を説明し、他の支持構造での同一部
分の説明は省略し、異なる部分の説明をのみを行う。
【0032】エンクロージャ51には、外壁側の大径部
61と、内壁側の小径部62と、大径部61,小径部6
2との間に形成された段部65より構成される穴63が
穿設されている。又、段部65には、第1のねじ穴64
が本実施例では、2つ穿設されている。66は、穴63
の小径部62に遊嵌する本体部68が中央部に形成さ
れ、穴63の段部65に当接するつば部67が本体部6
8の一部の縁部に形成されたブッシュである。そして、
つば部67には、エンクロージャ51の第1のねじ穴6
4に対向する第2のねじ穴69が穿設されている。
【0033】70はスピンドルシャフト52を回転可能
に支持するベアリング71が設けられ、エンクロージャ
51の内壁面に少なくとも一部が面で当接し、当接面に
は第1のねじ穴64に対向し、めねじが螺刻された第3
のねじ穴72が穿設されたハウジングである。
【0034】73は第2ねじ穴69及び第1のねじ穴6
4を挿通し、第3のねじ穴72に螺合し、ブッシュ66
のつば部67をエンクロージャ51の外壁面に、ハウジ
ング70をエンクロージャ51の内壁面にそれぞれ押圧
せしめる第1のねじである。74は第1のねじ穴64を
挿通し、第3のねじ穴72に螺合し、ハウジング70を
エンクロージャ51の内壁面に押接せしめる第2のねじ
である。
【0035】エンクロージャ51の内壁面には、ハウジ
ング70の円筒面に当接し、スピンドルシャフト52の
回転軸と直交する平面方向のハウジングの位置決めを行
う円環状の突部75 (図4参照) が形成されている。
【0036】スピンドルシャフト52及びアクチュエー
タシャフト55の下部の支持構造は、ブッシュ内にベア
リングの外輪をスペーサ76を介して押圧し、ベアリン
グの予圧を行うばね77,78が配設されている。
【0037】次に、上記構成の作動を説明する。磁気デ
ィスク54は図示しないスピンドルモータによって、高
速回転駆動 (例えば、3,600rpm) されている。そして、
図示しない制御回路がコイル58に電流を流すと、磁気
回路57の磁気ギャップ57aに配設されているコイル
58に推力が発生し、ヘッドアーム組立体56はアクチ
ュエータシャフト55を中心に揺動し、磁気ヘッド60
は磁気ディスク54の所望のトラック上に移動し、磁気
ディスク54に対してデータのリード/ライトを行う。
【0038】上記構成によれば、ハウジング70のスピ
ンドルシャフト52の回転軸と直交する平面方向の位置
決めは円環状の突部75にハウジング37の円筒面が当
接することによってなされるので、位置決め精度が良好
で、組立性が良好である。
【0039】又、ハウジング70の第3のねじ穴72近
傍はエンクロージャ51に対して、面接触しており、第
1のねじ73,第2のねじ74を締めても、変形せず、
オフトラックの発生を防止する本発明は、上記実施例に
限るものではない。上記実施例では、エンクロージャ5
1の内壁面に形成する突部は円環状としたが、円環状に
限定するものではない。例えば、図5に示すように、ハ
ウジング70の円筒面に当接する第1乃至第3の突部8
1,82,83を形成するようにしてもよい。この時、第
2の突部82は第1の当接部81から時計方向に90°よ
り大きな角度で且つ180°より小さな角度θ1の位置に設
け、第3の突部83は、第1の当接部81から反時計方
向に90°より大きな角度で且つ180°より小さな角度θ2
の位置に設けてもよい。
【0040】次に、図6乃至図8を用いて、本発明方法
の一実施例を説明する。尚、第1の実施例と同一部分に
は、同一符号を付し、それらの説明は省略する。本発明
方法は、エンクロージャ51の内壁面にハウジングの位
置決めを行う突部が設けられていない。その代わり、ス
ピンドルシャフト52,アクチュエータシャフト55の
各両端面に、円錐状の凹部91が形成されている。
【0041】図6において、92はエンクロージャ51
の穴63の小径部62に嵌合し、スピンドルの円錐状の
凹部91に係合する円錐台状の突部94が形成された治
具である。この治具92を用いて、ベアリング71を介
してスピンドルシャフト52を回転可能に支持している
ハウジング70のスピンドルシャフト52の軸と直交す
る平面方向の位置決めを行う。そして、治具92でスピ
ンドルシャフト52の位置決めを行った状態で、エンク
ロージャ51の第1のねじ穴64の内の1つのねじ穴6
4′を挿通し、ハウジング70の第3のねじ穴72の内
の1つのねじ穴72′に螺合する第1のねじ93を用い
て、ハウジング70をエンクロージャ51内壁面に押接
せしめ、仮止めを行う。
【0042】次に、図7に示すように、治具92を外
す。そして、図8に示すように、ベアリング71の予圧
を行うばね77,78、スペーサ76及びブッシュ66
を、第2ねじ穴69及び第1のねじ穴64を挿通し、第
3のねじ穴73に螺合する第2のねじ94を用いて、ブ
ッシュ66のつば部67をエンクロージャ51の外壁面
に、ハウジング70をエンクロージャ51の内壁面にそ
れぞれ押圧せしめる。
【0043】上記構成によれば、ハウジング70を第1
のねじ93を用いてエンクロージャ51へ取り付ける前
に、治具92によって、スピンドルシャフト52が位置
決めされ、この治具92で位置決めされた状態で、ハウ
ジング70が取り付けられるので、位置決め精度が良好
で、組立性が良好となる。
【0044】又、ハウジング70の第3のねじ穴73近
傍は、エンクロージャ51の内壁面に対して面接触して
おり、第1のねじ93,第2のねじ94を締めても、変
形せず、オフトラックの発生を防止する。
【0045】尚、本発明方法は上記実施例に限るもので
はない。例えば、上記実施例では、治具92に突部94
を、各スピンドルの端面に凹部を形成するようにした
が、逆に、スピンドル端面に突部,治具に凹部を形成す
るようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように請求項1から請求項3
記載のシャフトの位置決め構造によれば、ハウジングを
エンクロージャの内壁面に面接触させるとともに、ハウ
ジングの位置決めをエンクロージャ内壁面に形成された
突部で行うようにしたことにより、位置決め精度が良好
で、組立性が良いシャフトの位置決め機構を実現するこ
とができる。
【0047】又、請求項4記載のシャフトの位置決め方
法によれば、ハウジングをエンクロージャの内壁面に面
接触させるとともに、治具を用いてシャフトの位置決め
を行うようしたことにより、位置決め精度が良好で、組
立性が良いシャフトの位置決め方法を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例を説明する側面断面構成
図である。
【図3】図2における平面断面構成図である。
【図4】図2におけるエンクロージャの突部を説明する
図である。
【図5】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図6】本発明方法の一実施例における第1の段階を説
明する図である。
【図7】図6における第2の段階を説明する図である。
【図8】図7における第3の段階を説明する図である。
【図9】従来の磁気ディスク装置の構成図である。
【符号の説明】
30,30′ 穴 31 エンクロージャ 32 第1のねじ穴 33 ブッシュ 34 第2のねじ穴 35 つば部 36 シャフト 37 ハウジング 38 ベアリング 39 第3のねじ穴 40 第1のねじ 41 第2のねじ 43 第1の突部 44 第2の突部 45 第3の突部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンクロージャ(31)に穿設された穴
    (32)と、 回転するシャフト(33)を回転可能に支持し、エンク
    ロージャ(31)の内壁面に配設され、前記穴(32)
    の近傍で、前記穴(32)の略全周にわたって当接する
    ハウジング(34)と、 前記穴(32)の近傍のエンクロージャ(31)の内壁
    面に設けられ、前記ハウジング(34)の前記シャフト
    (33)と直交する平面方向の移動を禁止する突起(3
    5)と、 エンクロージャ(31)の外壁面側より、前記穴(3
    2)に嵌合し、一部が前記エンクロージャ(31)の外
    壁面に当接するブッシュ(36)と、 該ブッシュ(36)及び前記ハウジング(34)を前記
    エンクロージャ(31)に取付ける第1のねじ(37)
    と、 前記ハウジング(34)を前記エンクロージャ(31)
    に取付ける第2のねじ(38)と、 を有することを特徴とするシャフトの位置決め構造。
  2. 【請求項2】 エンクロージャに穿設された穴と、 この穴の近傍に穿設された複数の第1のねじ穴と、 前記穴に係合する係合部及び前記エンクロージャの外壁
    面に少なくとも一部が面で当接し、該当接面には前記複
    数の第1のねじ穴のうち少なくとも1つのねじ穴に対向
    する第2のねじ穴が穿設されたつば部が形成されたブッ
    シュと、 シャフトを回転可能に支持するベアリングが設けられ、
    前記エンクロージャの内壁面に少なくとも一部が面で当
    接し、該当接面には前記第1のねじ穴に対向する第3の
    ねじ穴が穿設されたハウジングと、 前記第2及び第1のねじ穴を挿通し、前記第3のねじ穴
    に螺合し、前記ブッシュのつば部を前記エンクロージャ
    の外壁面に、前記ハウジングを前記エンクロージャの内
    壁面にそれぞれ押圧せしめる第1のねじと、 前記第1のねじ穴を挿通し、前記第3のねじ穴に螺合
    し、前記ハウジングを前記エンクロージャの内壁面に押
    接せしめる第2のねじと、 前記エンクロージャの内壁面に、前記ハウジングの円筒
    面に当接する第1の突部と、 該第1の突部から時計方向に90°より大きな角度で且つ
    180°より小さな角度の位置に設けられ、前記ハウジン
    グの円筒面に当接する第2の突部と、 前記第1の当接部から反時計方向に90°より大きな角度
    で且つ180°より小さな角度の位置に設けられ、前記ハ
    ウジングの円筒面に当接する第3の突部と、 からなることを特徴とするシャフト位置決め構造。
  3. 【請求項3】 エンクロージャに穿設された穴と、 この穴の近傍に穿設された複数の第1のねじ穴と、 前記穴に係合する係合部及び前記エンクロージャの外壁
    面に少なくとも一部が当接し、前記複数の第1のねじ穴
    のうち少なくとも1つのねじ穴に対向する第2のねじ穴
    が穿設されたつば部が形成されたブッシュと、 シャフトを回転可能に支持するベアリングが設けられ、
    前記エンクロージャの内壁面に当接し、前記第1のねじ
    穴に対向する第3のねじ穴が穿設されたハウジングと、 前記第2及び第1のねじ穴を挿通し、前記第3のねじ穴
    に螺合し、前記ブッシュのつば部を前記エンクロージャ
    の外壁面に、前記ハウジングを前記エンクロージャの内
    壁面にそれぞれ押圧せしめる第1のねじと、 前記第1のねじ穴を挿通し、前記第3のねじ穴に螺合
    し、前記ハウジングを前記エンクロージャの内壁面に押
    接せしめる第2のねじと、 前記エンクロージャの内壁面に形成され、前記ハウジン
    グの円筒面に当接する円環状の突起と、 を設けたことを特徴とするシャフトの位置決め構造。
  4. 【請求項4】 エンクロージャに穿設された穴と、この
    穴の近傍に穿設された複数の第1のねじ穴と、前記穴に
    係合する係合部及び前記エンクロージャの外壁面に少な
    くとも一部が面で当接し、前記第1のねじ穴に対向する
    第2のねじ穴が穿設されたつば部が形成されたブッシュ
    と、シャフトと、このシャフトを回転可能に支持するベ
    アリングが設けられ、前記エンクロージャの内壁面に少
    なくとも一部が面で当接し、該当接面には前記第2のね
    じ穴に対向する第3のねじ穴が穿設されたハウジング
    と、前記第2及び第1のねじ穴を挿通し、前記第3のね
    じ穴に螺合し、前記ブッシュのつば部を前記エンクロー
    ジャの外壁面に、前記ハウジングを前記エンクロージャ
    の内壁面にそれぞれ押圧せしめるねじとからなるシャフ
    ト支持構造のシャフトの位置決め方法において、 前記シャフトの端面に、互いに係合関係にある突部,凹
    部のうちのどちらか一方を形成し、前記突部,凹部のう
    ちの他方が形成され、前記エンクロージャの穴に嵌合す
    る治具を用いて前記シャフトの位置決めを行い、 前記治具でシャフトの位置決めを行った状態で、前記エ
    ンクロージャの複数の第1のねじ穴の内の1つのねじ穴
    を挿通し、前記ハウジングの複数の第3のねじ穴の内の
    1つのねじ穴に螺合する第1のねじを用いて、前記ハウ
    ジングを前記エンクロージャ内壁面に押接せしめ、 前記第2び第1のねじ穴を挿通し、前記第3のねじ穴に
    螺合する第2のねじを用いて、前記ブッシュのつば部を
    前記エンクロージャの外壁面に、前記ブッシュを前記エ
    ンクロージャの内壁面にそれぞれ押圧せしめることを特
    徴とするシャフトの位置決め方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5942820A (en) * 1995-10-31 1999-08-24 Fujitsu Limited Structure of spindle motor in a disk drive and method of assembling the disk drive
US6209212B1 (en) 1997-04-30 2001-04-03 Fanuc Ltd. Centering structure between machine-side spindle and motor shaft and method of using same

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