JPH05303751A - 光ディスクドライブシステム - Google Patents
光ディスクドライブシステムInfo
- Publication number
- JPH05303751A JPH05303751A JP10667292A JP10667292A JPH05303751A JP H05303751 A JPH05303751 A JP H05303751A JP 10667292 A JP10667292 A JP 10667292A JP 10667292 A JP10667292 A JP 10667292A JP H05303751 A JPH05303751 A JP H05303751A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focus
- optical disc
- signal
- optical disk
- recording surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォーカス引き込み時に磁気ヘッドが光ディ
スクの記録面にぶつからないようにする。 【構成】 回転モータ低速回転信号発生回路11から回
転モータ15へ信号を送って光ディスク1を低速で回転
させ、それをコンパレータ9からの信号によってて検出
すると、フォーカスUP/DOWN信号発生回路8から
アクチュエータ3へ信号を送って対物レンズ4を光ディ
スク1の記録面に対して垂直方向に移動させてフォーカ
ス引き込みを行ない、フォーカス引き込みが完了してコ
ンパレータ9からの信号によって検出すると、フォーカ
ス制御回路7からの信号によってフォーカス制御をし、
回転モータ定格回転信号発生回路から回転モータ15へ
信号を送り、光ディスク1を定格速度で回転させる。
スクの記録面にぶつからないようにする。 【構成】 回転モータ低速回転信号発生回路11から回
転モータ15へ信号を送って光ディスク1を低速で回転
させ、それをコンパレータ9からの信号によってて検出
すると、フォーカスUP/DOWN信号発生回路8から
アクチュエータ3へ信号を送って対物レンズ4を光ディ
スク1の記録面に対して垂直方向に移動させてフォーカ
ス引き込みを行ない、フォーカス引き込みが完了してコ
ンパレータ9からの信号によって検出すると、フォーカ
ス制御回路7からの信号によってフォーカス制御をし、
回転モータ定格回転信号発生回路から回転モータ15へ
信号を送り、光ディスク1を定格速度で回転させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスク等の記録
媒体に対して情報の記録・再生を行なう光学式記録再生
装置等の光ディスクドライブシステムに関する。
媒体に対して情報の記録・再生を行なう光学式記録再生
装置等の光ディスクドライブシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような光ディスクドライブシステ
ムは、光源からの光を集光して光ビームを生成する対物
レンズと、その光ビームによるスポットが光学的に情報
を記録再生可能な記録媒体である光ディスク上に形成さ
れるように対物レンズを動かすアクチュエータからなる
光ピックアップを備えており、その光ディスク上に焦点
を結像させるために、駆動を開始した初期の時点で対物
レンズを移動して焦点位置を捜すための焦点(フォーカ
ス)引き込み動作を行なう必要がある。
ムは、光源からの光を集光して光ビームを生成する対物
レンズと、その光ビームによるスポットが光学的に情報
を記録再生可能な記録媒体である光ディスク上に形成さ
れるように対物レンズを動かすアクチュエータからなる
光ピックアップを備えており、その光ディスク上に焦点
を結像させるために、駆動を開始した初期の時点で対物
レンズを移動して焦点位置を捜すための焦点(フォーカ
ス)引き込み動作を行なう必要がある。
【0003】例えば、特開平2−223023号公報に
見られるように、焦点検出器と対物レンズとその対物レ
ンズの駆動手段と焦点を自動的に合わせるためのサーボ
回路とからなり、そのサーボ回路を焦点検出信号のピー
ク部分で作動させるような焦点引き込み装置が提案され
ている。
見られるように、焦点検出器と対物レンズとその対物レ
ンズの駆動手段と焦点を自動的に合わせるためのサーボ
回路とからなり、そのサーボ回路を焦点検出信号のピー
ク部分で作動させるような焦点引き込み装置が提案され
ている。
【0004】図11は光学ピックアップの概略構成を示
す図であり、この図によって従来のフォーカス引き込み
動作について説明する。半導体レーザからなる光源5の
発する光を対物レンズ4によって光ディスク1の記録面
上に結像し、光ディスク1からの反射光はハーフミラー
14によって分光されて検出器6に入射する。この検出
器6は、対物レンズ4と光ディスク1との距離によって
光量が変わることを用いた焦点検出を行ない、その検出
に応じた出力信号をフォーカス制御回路7に入力し、適
正焦点位置を自動的に保つようにフォーカスアクチュエ
ータ3を駆動させる。
す図であり、この図によって従来のフォーカス引き込み
動作について説明する。半導体レーザからなる光源5の
発する光を対物レンズ4によって光ディスク1の記録面
上に結像し、光ディスク1からの反射光はハーフミラー
14によって分光されて検出器6に入射する。この検出
器6は、対物レンズ4と光ディスク1との距離によって
光量が変わることを用いた焦点検出を行ない、その検出
に応じた出力信号をフォーカス制御回路7に入力し、適
正焦点位置を自動的に保つようにフォーカスアクチュエ
ータ3を駆動させる。
【0005】この光学ピックアップを動作させる初期に
は、対物レンズ4は光ディスク1から離れており、焦点
を引き込むための初期動作として、スイッチSW3を端
子e側に接続し、フォーカスUP/DOWN信号発生回
路8からの信号によってフォーカスアクチュエータ3を
駆動させ、対物レンズ4を光ディスク1に近付けていき
ながら適正な位置をコンパレータ9で検出する。つぎ
に、スイッチSW3を端子f側に接続し、フォーカス制
御回路7へ切り換えてフォーカス引き込み動作を完了す
る。
は、対物レンズ4は光ディスク1から離れており、焦点
を引き込むための初期動作として、スイッチSW3を端
子e側に接続し、フォーカスUP/DOWN信号発生回
路8からの信号によってフォーカスアクチュエータ3を
駆動させ、対物レンズ4を光ディスク1に近付けていき
ながら適正な位置をコンパレータ9で検出する。つぎ
に、スイッチSW3を端子f側に接続し、フォーカス制
御回路7へ切り換えてフォーカス引き込み動作を完了す
る。
【0006】図12はこのようなフォーカス引き込み動
作時のタイミングチャート図であり、従来は光ディスク
1が定格速度で回転し始めてからフォーカス引き込みを
行なっていた。つまり、図中の定格速度到達タイミング
点Pd時にフォーカス引き込みを開始するように、フォ
ーカス引き込みタイミング点Pc時にフォーカスモード
指定信号として制御信号を出力する。
作時のタイミングチャート図であり、従来は光ディスク
1が定格速度で回転し始めてからフォーカス引き込みを
行なっていた。つまり、図中の定格速度到達タイミング
点Pd時にフォーカス引き込みを開始するように、フォ
ーカス引き込みタイミング点Pc時にフォーカスモード
指定信号として制御信号を出力する。
【0007】一方、特開平1−319149号公報に見
られるように、磁気ヘッドとフォーカスアクチュエータ
を一体に設け、それを光ディスクの記録面の片側に配設
した磁気−光学記録装置も提案されている。このような
装置では、回転する光ディスクに光学系によって一定強
度の光ビームを照射し、光ディスクに放射スポットを結
像するようにしている。
られるように、磁気ヘッドとフォーカスアクチュエータ
を一体に設け、それを光ディスクの記録面の片側に配設
した磁気−光学記録装置も提案されている。このような
装置では、回転する光ディスクに光学系によって一定強
度の光ビームを照射し、光ディスクに放射スポットを結
像するようにしている。
【0008】つまり、光ディスクの記録面に放射スポッ
トによって走査される部分はほぼキューリー温度に加熱
され、その加熱された部分は軟磁性材料のコアを有し、
そのコアは、光ディスクの記録面のもう一方の側の光学
系と対向する位置に配設された磁気ヘッドによって磁化
される。そして、この磁化されたコアは冷却後に保持さ
れ、情報信号を表わす磁区のパターンを形成することに
よって情報を記録する。
トによって走査される部分はほぼキューリー温度に加熱
され、その加熱された部分は軟磁性材料のコアを有し、
そのコアは、光ディスクの記録面のもう一方の側の光学
系と対向する位置に配設された磁気ヘッドによって磁化
される。そして、この磁化されたコアは冷却後に保持さ
れ、情報信号を表わす磁区のパターンを形成することに
よって情報を記録する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置では、フォーカス引き込みの際、最初は
対物レンズ4を光ディスク1から離しておき、その後で
光ディスク1に近付けるようにしているため、上述した
磁気−光学記録装置のように、磁気ヘッドとフォーカス
アクチュエータとが一体化しており、それらが光ディス
クの片側に配設されていると、フォーカス引き込み時に
磁気ヘッドとフォーカスアクチュエータを有する光ピッ
クアップが光ディスクにぶつかることがあるという問題
があった。
うな従来の装置では、フォーカス引き込みの際、最初は
対物レンズ4を光ディスク1から離しておき、その後で
光ディスク1に近付けるようにしているため、上述した
磁気−光学記録装置のように、磁気ヘッドとフォーカス
アクチュエータとが一体化しており、それらが光ディス
クの片側に配設されていると、フォーカス引き込み時に
磁気ヘッドとフォーカスアクチュエータを有する光ピッ
クアップが光ディスクにぶつかることがあるという問題
があった。
【0010】つまり、図13に示すように、光源からの
光ビームLを対物レンズ4を有する光学系により微小ス
ポット光に絞り、光ディスク1の記録面上に微小スポッ
トを形成して各種の情報を記録したり、あるいは光ディ
スクの記録面1上に形成されたビットを読み取って記録
されている各種の情報を再生する場合、光ディスク1の
記録面は、微視的にみると完全な平面にはなり得ず、し
たがって光ディスク1を回転させたときにはその記録面
が上下して面振れを発生する。
光ビームLを対物レンズ4を有する光学系により微小ス
ポット光に絞り、光ディスク1の記録面上に微小スポッ
トを形成して各種の情報を記録したり、あるいは光ディ
スクの記録面1上に形成されたビットを読み取って記録
されている各種の情報を再生する場合、光ディスク1の
記録面は、微視的にみると完全な平面にはなり得ず、し
たがって光ディスク1を回転させたときにはその記録面
が上下して面振れを発生する。
【0011】ここで、図13に示した磁気ヘッド2がな
い場合を考えると、フォーカス引き込み時、いったん対
物レンズ4を光ディスク1から離し、その後光ディスク
1に近付けていく。このとき、光ディスク1がA(光デ
ィスク1の記録面が上方に面振れしたときの最大面振れ
位置)からB(光ディスク1の記録面が下方に面振れし
たときの最大面振れ位置)までの範囲で面振れすると、
対物レンズ4は光ビームLの焦点位置がBの位置を少し
越えるまで光ディスク1に近付いて合焦位置を検出す
る。Oは光ディスクが面振れしない場合の記録面の位置
である。
い場合を考えると、フォーカス引き込み時、いったん対
物レンズ4を光ディスク1から離し、その後光ディスク
1に近付けていく。このとき、光ディスク1がA(光デ
ィスク1の記録面が上方に面振れしたときの最大面振れ
位置)からB(光ディスク1の記録面が下方に面振れし
たときの最大面振れ位置)までの範囲で面振れすると、
対物レンズ4は光ビームLの焦点位置がBの位置を少し
越えるまで光ディスク1に近付いて合焦位置を検出す
る。Oは光ディスクが面振れしない場合の記録面の位置
である。
【0012】合焦位置Bを検出すると、対物レンズ4は
それ以上光ディスク1に近付かないようにフォーカス制
御され、フォーカスアクチュエータ3が光ディスク1に
ぶつかる恐れはない。しかし、磁気ヘッド2がある場合
を考えると、その磁気ヘッド2を設けたぶんだけ光ディ
スク1の面振れ許容範囲が狭くなり、磁気ヘッド2が光
ディスク1の記録面にぶつかることがある。この発明は
上記の点に鑑みてなされたものであり、フォーカス引き
込み時に磁気ヘッドが光ディスクの記録面にぶつからな
いようにすると共に、より信頼性の高いフォーカス引き
込みを行なえるようにすることを目的とする。
それ以上光ディスク1に近付かないようにフォーカス制
御され、フォーカスアクチュエータ3が光ディスク1に
ぶつかる恐れはない。しかし、磁気ヘッド2がある場合
を考えると、その磁気ヘッド2を設けたぶんだけ光ディ
スク1の面振れ許容範囲が狭くなり、磁気ヘッド2が光
ディスク1の記録面にぶつかることがある。この発明は
上記の点に鑑みてなされたものであり、フォーカス引き
込み時に磁気ヘッドが光ディスクの記録面にぶつからな
いようにすると共に、より信頼性の高いフォーカス引き
込みを行なえるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、光ディスクを回転させる回転モータと、
光ディスクの記録面に光源からの光を集光する対物レン
ズと、対物レンズを光ディスクの記録面に対して垂直方
向に移動させるフォーカスアクチュエータと、対物レン
ズによって集光された光ビームの焦点位置を検出する焦
点検出器と、焦点検出器によって検出した焦点位置が光
ディスクの記録面に合焦するようにアクチュエータを駆
動させてフォーカス引き込みの制御を行なうフォーカス
制御回路を有し、フォーカスアクチュエータに磁気ヘッ
ドを一体に設けて光ディスクの記録面の片側に配設した
光ディスクドライブシステムにおいて、回転モータを低
速で回転させる信号を発生する回転モータ低速回転信号
発生回路と、回転モータを定格速度で回転させる信号を
発生する回転モータ定格回転信号発生回路と、回転モー
タ低速回転信号発生回路の信号によって光ディスクを低
速で回転させている時にフォーカス引き込みを開始し、
フォーカス引き込みを完了してから回転モータ定格回転
信号発生回路の信号によって光ディスクを定格速度で回
転させる制御手段を設けたものである。
達成するため、光ディスクを回転させる回転モータと、
光ディスクの記録面に光源からの光を集光する対物レン
ズと、対物レンズを光ディスクの記録面に対して垂直方
向に移動させるフォーカスアクチュエータと、対物レン
ズによって集光された光ビームの焦点位置を検出する焦
点検出器と、焦点検出器によって検出した焦点位置が光
ディスクの記録面に合焦するようにアクチュエータを駆
動させてフォーカス引き込みの制御を行なうフォーカス
制御回路を有し、フォーカスアクチュエータに磁気ヘッ
ドを一体に設けて光ディスクの記録面の片側に配設した
光ディスクドライブシステムにおいて、回転モータを低
速で回転させる信号を発生する回転モータ低速回転信号
発生回路と、回転モータを定格速度で回転させる信号を
発生する回転モータ定格回転信号発生回路と、回転モー
タ低速回転信号発生回路の信号によって光ディスクを低
速で回転させている時にフォーカス引き込みを開始し、
フォーカス引き込みを完了してから回転モータ定格回転
信号発生回路の信号によって光ディスクを定格速度で回
転させる制御手段を設けたものである。
【0014】また、光ディスクが定格速度で回転中に記
録面に対する光ビームの合焦が外れた時、回転モータ低
速回転信号発生回路の信号によって光ディスクを低速で
回転させ、再びフォーカス引き込みを行なう手段を上記
制御手段に備えるとよい。さらに、焦点検出器における
光ディスクからの反射光の全光量が一定値以上か否かを
判断してその判断に応じた信号を出力するコンパレータ
を設け、そのコンパレータから一定値以上と判断した信
号が出力されたときに低速回転信号発生回路の信号を、
一定値未満と判断した信号が出力されたときに定格回転
信号発生回路の信号をそれぞれ切り換えて出力させる手
段を上記制御手段に備えるとよい。
録面に対する光ビームの合焦が外れた時、回転モータ低
速回転信号発生回路の信号によって光ディスクを低速で
回転させ、再びフォーカス引き込みを行なう手段を上記
制御手段に備えるとよい。さらに、焦点検出器における
光ディスクからの反射光の全光量が一定値以上か否かを
判断してその判断に応じた信号を出力するコンパレータ
を設け、そのコンパレータから一定値以上と判断した信
号が出力されたときに低速回転信号発生回路の信号を、
一定値未満と判断した信号が出力されたときに定格回転
信号発生回路の信号をそれぞれ切り換えて出力させる手
段を上記制御手段に備えるとよい。
【0015】また、上記回転モータ,対物レンズ,フォ
ーカスアクチュエータ,焦点検出器,及びフォーカス制
御回路を有し、フォーカスアクチュエータに磁気ヘッド
を一体に設けて光ディスクの記録面の片側に配設すると
共に、回転モータ低速回転信号発生回路,回転モータ定
格回転信号発生回路,及び制御手段を備えた光ディスク
ドライブシステムにおいて、低速回転状態で光ディスク
の記録面に対するフォーカス引き込みが行なえなかった
時、光ディスクをさらに低速で回転させてフォーカス引
き込みを行なう手段を制御手段に備えたものも提供す
る。
ーカスアクチュエータ,焦点検出器,及びフォーカス制
御回路を有し、フォーカスアクチュエータに磁気ヘッド
を一体に設けて光ディスクの記録面の片側に配設すると
共に、回転モータ低速回転信号発生回路,回転モータ定
格回転信号発生回路,及び制御手段を備えた光ディスク
ドライブシステムにおいて、低速回転状態で光ディスク
の記録面に対するフォーカス引き込みが行なえなかった
時、光ディスクをさらに低速で回転させてフォーカス引
き込みを行なう手段を制御手段に備えたものも提供す
る。
【0016】
【作用】このように構成した光ディスクドライブシステ
ムによれば、光ディスクを低速で回転させた状態で対物
レンズを記録面の垂直方向へ移動させてフォーカス引き
込みを行なうので、光ディスクが面振れを起す際にその
上下動がゆっくりとしているので、フォーカスアクチュ
エータに一体に設けた磁気ヘッドを光ディスクの記録面
にぶつかるまで接近させることがない。また、光ディス
クが定格速度で回転中に記録面に対する光ビームの合焦
が外れたときに、光ディスクを低速で回転させて上述の
ようなフォーカス引き込みを行なうので、光ディスクの
記録面に対する光ビームのフォーカスがはずれたままに
なることがない。
ムによれば、光ディスクを低速で回転させた状態で対物
レンズを記録面の垂直方向へ移動させてフォーカス引き
込みを行なうので、光ディスクが面振れを起す際にその
上下動がゆっくりとしているので、フォーカスアクチュ
エータに一体に設けた磁気ヘッドを光ディスクの記録面
にぶつかるまで接近させることがない。また、光ディス
クが定格速度で回転中に記録面に対する光ビームの合焦
が外れたときに、光ディスクを低速で回転させて上述の
ようなフォーカス引き込みを行なうので、光ディスクの
記録面に対する光ビームのフォーカスがはずれたままに
なることがない。
【0017】さらに、光ディスクからの反射光の全光量
が一定値以上か否かを判断し、一定値以上のときは光デ
ィスクを低速で回転させて上述のようなフォーカス引き
込みを行ない、一定値未満のときは光ディスクを定格速
度で回転させるので、フォーカス引き込みの際の光ディ
スクの回転速度を確実に制御できる。また、低速回転状
態で光ディスクの記録面に対するフォーカス引き込みが
行なえなかったときに、光ディスクをさらに低速で回転
させて上述のようなフォーカス引き込みを行なうので、
フォーカス引き込みを確実に行なえる。
が一定値以上か否かを判断し、一定値以上のときは光デ
ィスクを低速で回転させて上述のようなフォーカス引き
込みを行ない、一定値未満のときは光ディスクを定格速
度で回転させるので、フォーカス引き込みの際の光ディ
スクの回転速度を確実に制御できる。また、低速回転状
態で光ディスクの記録面に対するフォーカス引き込みが
行なえなかったときに、光ディスクをさらに低速で回転
させて上述のようなフォーカス引き込みを行なうので、
フォーカス引き込みを確実に行なえる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明による一実施例の光デ
ィスクドライブシステムの構成を示す図であり、図11
に示した従来例と同一の構成部分には同一符号を付して
いる。この光ディスクドライブシステムは、光ディスク
1を回転させる回転モータ15と、光ディスク1の記録
面に光源5からの光を集光する対物レンズ4と、対物レ
ンズ4を光ディスク1の記録面に対して垂直方向に移動
させるフォーカスアクチュエータ3と、対物レンズ4に
よって集光された光ビームLの焦点位置を検出する焦点
検出器6と、焦点検出器6によって検出した焦点位置が
光ディスク1の記録面に合焦するようにフォーカスアク
チュエータ3を駆動させてフォーカス引き込みの制御を
行なうフォーカス制御回路7を備えている。
体的に説明する。図1はこの発明による一実施例の光デ
ィスクドライブシステムの構成を示す図であり、図11
に示した従来例と同一の構成部分には同一符号を付して
いる。この光ディスクドライブシステムは、光ディスク
1を回転させる回転モータ15と、光ディスク1の記録
面に光源5からの光を集光する対物レンズ4と、対物レ
ンズ4を光ディスク1の記録面に対して垂直方向に移動
させるフォーカスアクチュエータ3と、対物レンズ4に
よって集光された光ビームLの焦点位置を検出する焦点
検出器6と、焦点検出器6によって検出した焦点位置が
光ディスク1の記録面に合焦するようにフォーカスアク
チュエータ3を駆動させてフォーカス引き込みの制御を
行なうフォーカス制御回路7を備えている。
【0019】また、フォーカスアクチュエータ3を光デ
ィスク1の記録面に対して垂直方向に移動させるための
制御信号を発生させるフォーカスUP/DOWN信号発
生回路8と、焦点検出機6における光ディスク1からの
反射光の全光量が一定値以上か否かを判断してその判断
に応じた号を出力するコンパレータ9を備えている。さ
らに、フォーカスアクチュエータ3に磁気ヘッド2を一
体に設けて光ディスク1の記録面の片側(下側)に配設
している。
ィスク1の記録面に対して垂直方向に移動させるための
制御信号を発生させるフォーカスUP/DOWN信号発
生回路8と、焦点検出機6における光ディスク1からの
反射光の全光量が一定値以上か否かを判断してその判断
に応じた号を出力するコンパレータ9を備えている。さ
らに、フォーカスアクチュエータ3に磁気ヘッド2を一
体に設けて光ディスク1の記録面の片側(下側)に配設
している。
【0020】また、CPU10を備え、そのCPU10
は回転モータ15を低速で回転させる信号を発生する回
転モータ低速回転信号発生回路11と、回転モータ15
を定格速度で回転させる信号を発生する回転モータ定格
回転信号発生回路12を有し、回転モータ低速回転信号
発生回路11の信号によって光ディスク1を低速で回転
させている時にフォーカス引き込みを開始し、フォーカ
ス引き込みを完了してから回転モータ定格回転信号発生
回路12の信号によって光ディスク1を定格速度で回転
させる制御処理を行なう。
は回転モータ15を低速で回転させる信号を発生する回
転モータ低速回転信号発生回路11と、回転モータ15
を定格速度で回転させる信号を発生する回転モータ定格
回転信号発生回路12を有し、回転モータ低速回転信号
発生回路11の信号によって光ディスク1を低速で回転
させている時にフォーカス引き込みを開始し、フォーカ
ス引き込みを完了してから回転モータ定格回転信号発生
回路12の信号によって光ディスク1を定格速度で回転
させる制御処理を行なう。
【0021】さらに、CPU10は、光ディスク1が定
格速度で回転中に記録面に対する光ビームLの合焦が外
れたときに回転モータ低速回転信号発生回路11の信号
によって光ディスク1を低速で回転させて再びフォーカ
ス引き込みを行なう処理、コンパレータ9から一定値以
上と判断した信号が出力されたときに低速回転信号発生
回路11の信号を、一定値未満と判断した信号が出力さ
れたときに定格回転信号発生回路12の信号をそれぞれ
切り換えて出力させる処理、低速回転状態で光ディスク
1の記録面に対するフォーカス引き込みが行なえなかっ
た時、光ディスク1をさらに低速で回転させてフォーカ
ス引き込みを行なう処理も行なう。
格速度で回転中に記録面に対する光ビームLの合焦が外
れたときに回転モータ低速回転信号発生回路11の信号
によって光ディスク1を低速で回転させて再びフォーカ
ス引き込みを行なう処理、コンパレータ9から一定値以
上と判断した信号が出力されたときに低速回転信号発生
回路11の信号を、一定値未満と判断した信号が出力さ
れたときに定格回転信号発生回路12の信号をそれぞれ
切り換えて出力させる処理、低速回転状態で光ディスク
1の記録面に対するフォーカス引き込みが行なえなかっ
た時、光ディスク1をさらに低速で回転させてフォーカ
ス引き込みを行なう処理も行なう。
【0022】ハーフミラー14は光ディスク1の記録面
からの反射光を分光して焦点検出器6へ入射させ、回転
検出器16は回転モータ15の回転数を検出してその回
転数に応じた信号をCPU10へ出力する。スイッチS
W1はフォーカスアクチュエータ3に対してフォーカス
制御回路7とフォーカスUP/DOWN信号発生回路8
からそれぞれ出力される信号を切り換え、スイッチSW
2は回転モータ15に対して回転モータ低速回転信号発
生回路11と回転モータ定格回転信号発生回路12から
それぞれ出力される信号を切り換える。
からの反射光を分光して焦点検出器6へ入射させ、回転
検出器16は回転モータ15の回転数を検出してその回
転数に応じた信号をCPU10へ出力する。スイッチS
W1はフォーカスアクチュエータ3に対してフォーカス
制御回路7とフォーカスUP/DOWN信号発生回路8
からそれぞれ出力される信号を切り換え、スイッチSW
2は回転モータ15に対して回転モータ低速回転信号発
生回路11と回転モータ定格回転信号発生回路12から
それぞれ出力される信号を切り換える。
【0023】次に、この光ディスクドライブシステムの
動作について説明する。CPU10は、最初に光ディス
ク1が低速で回転しているか定格速度で回転しているか
を判断し、低速で回転していれば、CPU10はスイッ
チSW1へフォーカスモード指定信号を出し、スイッチ
SW1は端子b側へ切り換えてフォーカスUP/DOW
N信号発生回路8につなぐ。なお、実際にはスイッチS
W1とフォーカスアクチュエータ3の間には、フォーカ
スアクチュエータ3を作動させるためのフォーカスアク
チュエータパワーアンプがある(図1では図示を省略し
ている)。
動作について説明する。CPU10は、最初に光ディス
ク1が低速で回転しているか定格速度で回転しているか
を判断し、低速で回転していれば、CPU10はスイッ
チSW1へフォーカスモード指定信号を出し、スイッチ
SW1は端子b側へ切り換えてフォーカスUP/DOW
N信号発生回路8につなぐ。なお、実際にはスイッチS
W1とフォーカスアクチュエータ3の間には、フォーカ
スアクチュエータ3を作動させるためのフォーカスアク
チュエータパワーアンプがある(図1では図示を省略し
ている)。
【0024】そして、フォーカスUP/DOWN信号発
生回路8からの制御信号によってフォーカスアクチュエ
ータ3を光ディスク1の記録面に対して垂直方向にUP
/DOWN(上下)させてフォーカス引き込みを開始す
る。一方、光ディスク1が定格速度で回転していれば、
CPU10はスイッチSW2を端子c側に切り換え、回
転モータ低速回転信号発生回路11の回転モータ低速回
転信号を回転モータ15へ出力して光ディスク1を低速
で回転させ、その後同様のフォーカス引き込みを行な
う。
生回路8からの制御信号によってフォーカスアクチュエ
ータ3を光ディスク1の記録面に対して垂直方向にUP
/DOWN(上下)させてフォーカス引き込みを開始す
る。一方、光ディスク1が定格速度で回転していれば、
CPU10はスイッチSW2を端子c側に切り換え、回
転モータ低速回転信号発生回路11の回転モータ低速回
転信号を回転モータ15へ出力して光ディスク1を低速
で回転させ、その後同様のフォーカス引き込みを行な
う。
【0025】フォーカスアクチュエータ3がUP/DO
WNすると、光ディスク1と対物レンズ4との間の距離
によって焦点検出器6が検出する光量が変わり、その光
量を基にして焦点位置を検出することができる。上記焦
点検出器6は、Rf検出系とフォーカス検出系がある。
図2は焦点検出器6の構成を示す図であり、光ディスク
1からの反射光を受ける2分割フォトダイオードDと、
2分割フォトダイオードDの出力信号の差を取ってフォ
ーカスエラー信号として出力するる減算器G1と、2分
割フォトダイオードDの出力信号の和をとってRf信号
として出力する加算器G2とからなる。
WNすると、光ディスク1と対物レンズ4との間の距離
によって焦点検出器6が検出する光量が変わり、その光
量を基にして焦点位置を検出することができる。上記焦
点検出器6は、Rf検出系とフォーカス検出系がある。
図2は焦点検出器6の構成を示す図であり、光ディスク
1からの反射光を受ける2分割フォトダイオードDと、
2分割フォトダイオードDの出力信号の差を取ってフォ
ーカスエラー信号として出力するる減算器G1と、2分
割フォトダイオードDの出力信号の和をとってRf信号
として出力する加算器G2とからなる。
【0026】図3は2分割フォトダイオードDの出力の
差信号であるフォーカスエラー信号の一例を示す波形
図、図4は2分割フォトダイオードDの出力の和信号で
あるRf信号の一例を示す波形図である。つまり、Rf
信号が一定の間検出されると、そのRf信号を入力信号
としてコンパレータ9はコンパレータ信号として合焦信
号を出力する。
差信号であるフォーカスエラー信号の一例を示す波形
図、図4は2分割フォトダイオードDの出力の和信号で
あるRf信号の一例を示す波形図である。つまり、Rf
信号が一定の間検出されると、そのRf信号を入力信号
としてコンパレータ9はコンパレータ信号として合焦信
号を出力する。
【0027】図5はコンパレータ信号の一例を示す波形
図である。この信号は、対物レンズ4からの光ビームL
の焦点位置が光ディスク1の位置と合うと反射光の全光
量が大きくなり、その全光量が一定値以上になったら合
焦位置であると判断することができる。この合焦信号が
一定の間検出されると、CPU10はスイッチSW1へ
フォーカスモード指定信号を出力し、スイッチSW1は
端子a側に切り換えてフォーカス制御回路7へ接続す
る。
図である。この信号は、対物レンズ4からの光ビームL
の焦点位置が光ディスク1の位置と合うと反射光の全光
量が大きくなり、その全光量が一定値以上になったら合
焦位置であると判断することができる。この合焦信号が
一定の間検出されると、CPU10はスイッチSW1へ
フォーカスモード指定信号を出力し、スイッチSW1は
端子a側に切り換えてフォーカス制御回路7へ接続す
る。
【0028】これによって、フォーカスアクチュエータ
3をフォーカス制御する。もし、Rf信号が一定の間検
出されなければ、CPU10はスイッチSW1に対して
フォーカスUP/DOWN信号発生回路8に接続させ、
Rf信号が検出されるまでフォーカスアクチュエータ3
をUP/DOWNさせる。この後、CPU10は対物レ
ンズ4の焦点位置が光ディスク1の記録面の位置と合っ
ているかどうか確認しながら、CPU10のスイッチS
W2を切り換え、回転モータ低速回転信号発生回路11
と回転モータ定格信号発生回路12の接続を切り換え
る。
3をフォーカス制御する。もし、Rf信号が一定の間検
出されなければ、CPU10はスイッチSW1に対して
フォーカスUP/DOWN信号発生回路8に接続させ、
Rf信号が検出されるまでフォーカスアクチュエータ3
をUP/DOWNさせる。この後、CPU10は対物レ
ンズ4の焦点位置が光ディスク1の記録面の位置と合っ
ているかどうか確認しながら、CPU10のスイッチS
W2を切り換え、回転モータ低速回転信号発生回路11
と回転モータ定格信号発生回路12の接続を切り換え
る。
【0029】なお、CPU10と回転モータ15の間に
はスピンドルモータ制御回路及び回転モータパワーアン
プ(図示を省略している)があり、回転モータ15の下
には、ホール素子やロータリーエンコーダ等の回転検出
器16がある。フォーカス引き込みをして、CPU10
のスイッチ2を回転モータ定格回転信号発生回路12と
接続すると、スピンドルモータ制御回路に回転モータ定
格速度回転信号が送られる。
はスピンドルモータ制御回路及び回転モータパワーアン
プ(図示を省略している)があり、回転モータ15の下
には、ホール素子やロータリーエンコーダ等の回転検出
器16がある。フォーカス引き込みをして、CPU10
のスイッチ2を回転モータ定格回転信号発生回路12と
接続すると、スピンドルモータ制御回路に回転モータ定
格速度回転信号が送られる。
【0030】すると、スピンドルモータ制御回路は、回
転検出器16から送られる回転パルス信号によって回転
制御信号を回転モータパワーアンプに送り、回転モータ
パワーアンプは回転モータ15に回転モータ駆動信号を
送り、回転モータ15は回転検出器16と一体に回転す
る。また、回転モータ低速回転信号発生回路12と接続
した場合も同様の経路を経て、回転モータ15は低速で
回転する。
転検出器16から送られる回転パルス信号によって回転
制御信号を回転モータパワーアンプに送り、回転モータ
パワーアンプは回転モータ15に回転モータ駆動信号を
送り、回転モータ15は回転検出器16と一体に回転す
る。また、回転モータ低速回転信号発生回路12と接続
した場合も同様の経路を経て、回転モータ15は低速で
回転する。
【0031】図6はこの実施例における光ディスク回転
起動時のタイミングチャートを示す図であり、これをみ
てわかるように、光ディスク1は初めは低速度で回転し
ていて、フォーカス引き込みが終ってから定格速度で回
転し始める。
起動時のタイミングチャートを示す図であり、これをみ
てわかるように、光ディスク1は初めは低速度で回転し
ていて、フォーカス引き込みが終ってから定格速度で回
転し始める。
【0032】図7はこの光ディスクドライブシステムに
おけるフォーカス引き込みの処理を示すフローチャート
である。まず、光ディスクが低速で回転しているか否か
を判断し、低速で回転していなかったら(定格速度で回
転していたら)、回転モータ低速回転信号で光ディスク
を低速で回転させ最初の処理に戻る。一方、光ディスク
が低速で回転していれば、CPU10からフォーカスモ
ード指定信号を出力し、スイッチSW1をフォーカスU
P/DOWN信号発生回路に切り換え、フォーカスアク
チュエータをUP/DOWNしてフォーカス引き込みを
開始する。
おけるフォーカス引き込みの処理を示すフローチャート
である。まず、光ディスクが低速で回転しているか否か
を判断し、低速で回転していなかったら(定格速度で回
転していたら)、回転モータ低速回転信号で光ディスク
を低速で回転させ最初の処理に戻る。一方、光ディスク
が低速で回転していれば、CPU10からフォーカスモ
ード指定信号を出力し、スイッチSW1をフォーカスU
P/DOWN信号発生回路に切り換え、フォーカスアク
チュエータをUP/DOWNしてフォーカス引き込みを
開始する。
【0033】次に、コンパレータ9から合焦信号を受け
取ったか否かを判断し、受け取らなかったらフォーカス
アクチュエータをUP/DOWNしてフォーカス引き込
みを行なう処理に戻り、受け取ったらCPU10からフ
ォーカスモード指定信号を出力し、スイッチSW1をフ
ォーカス制御回路7に切り換える。その後、コンパレー
タ9から合焦信号を受け取ったか否かを判断し、受け取
らなかったらフォーカスアクチュエータをUP/DOW
Nしてフォーカス引き込みを行なう処理に戻り、受け取
ったらCPU10から回転モータ定格回転信号を出力
し、光ディスク1を定格速度で回転させる。
取ったか否かを判断し、受け取らなかったらフォーカス
アクチュエータをUP/DOWNしてフォーカス引き込
みを行なう処理に戻り、受け取ったらCPU10からフ
ォーカスモード指定信号を出力し、スイッチSW1をフ
ォーカス制御回路7に切り換える。その後、コンパレー
タ9から合焦信号を受け取ったか否かを判断し、受け取
らなかったらフォーカスアクチュエータをUP/DOW
Nしてフォーカス引き込みを行なう処理に戻り、受け取
ったらCPU10から回転モータ定格回転信号を出力
し、光ディスク1を定格速度で回転させる。
【0034】そして、コンパレータ9から合焦信号を受
け取ったか否かを判断し、受け取らなかったら回転モー
タ低速回転信号で光ディスクを低速で回転させ最初の処
理に戻り、受け取ったらこの処理を終了する。すなわ
ち、光ディスク1が低速で回転しているかどうか確認し
てからフォーカス引き込みを行い、その後CPU10か
ら回転モータ定格回転信号を出力し、光ディスク1を定
格速度で回転させる。
け取ったか否かを判断し、受け取らなかったら回転モー
タ低速回転信号で光ディスクを低速で回転させ最初の処
理に戻り、受け取ったらこの処理を終了する。すなわ
ち、光ディスク1が低速で回転しているかどうか確認し
てからフォーカス引き込みを行い、その後CPU10か
ら回転モータ定格回転信号を出力し、光ディスク1を定
格速度で回転させる。
【0035】また、フォーカス引き込みが行われている
か確認しながら回転モータ15を回転させ、フォーカス
が外れた場合は回転モータ15を低速で回転させ、再び
フォーカス引き込みをするように命令する。さらに、フ
ォーカス引き込みが行なえなかった場合は、光ディスク
をさらに低速で回転させてフォーカス引き込みをするよ
うに命令する。
か確認しながら回転モータ15を回転させ、フォーカス
が外れた場合は回転モータ15を低速で回転させ、再び
フォーカス引き込みをするように命令する。さらに、フ
ォーカス引き込みが行なえなかった場合は、光ディスク
をさらに低速で回転させてフォーカス引き込みをするよ
うに命令する。
【0036】図8乃至図10は上述したフォーカス引き
込みによる対物レンズ4と光ディスク1の記録面との位
置関係を示す説明図である。光ディスク1が低速で回転
しても、面振れの原因である光ディスク1の反り自体は
変わらない。しかし、光ディスク1が低速で回転してい
ることによって、図8及び図9にそれぞれ示すように、
光ディスク1はA(光ディスク1が上方に最大に面振れ
したときの光ディスク1の記録面の位置)からB(光デ
ィスク1が下方に最大に面振れしたときの光ディスク1
の記録面の位置)までの間にあり、ゆっくりと上下動す
ることになる。
込みによる対物レンズ4と光ディスク1の記録面との位
置関係を示す説明図である。光ディスク1が低速で回転
しても、面振れの原因である光ディスク1の反り自体は
変わらない。しかし、光ディスク1が低速で回転してい
ることによって、図8及び図9にそれぞれ示すように、
光ディスク1はA(光ディスク1が上方に最大に面振れ
したときの光ディスク1の記録面の位置)からB(光デ
ィスク1が下方に最大に面振れしたときの光ディスク1
の記録面の位置)までの間にあり、ゆっくりと上下動す
ることになる。
【0037】ここで、光ディスク1を低速で回転させて
光ディスク1の記録面のAからBの範囲における面振れ
の速度を遅くし、フォーカス引き込みを行なうために対
物レンズ4を記録面に対して垂直方向に移動させるとき
の速度をその面振れの速度より速くすれば、フォーカス
引き込みの際に光ディスク1と磁気ヘッド2がぶつかる
ことはない。
光ディスク1の記録面のAからBの範囲における面振れ
の速度を遅くし、フォーカス引き込みを行なうために対
物レンズ4を記録面に対して垂直方向に移動させるとき
の速度をその面振れの速度より速くすれば、フォーカス
引き込みの際に光ディスク1と磁気ヘッド2がぶつかる
ことはない。
【0038】これは、以下のように説明できる。図8に
示すように、光ディスク1の記録面がAの位置にある場
合、フォーカス引き込み時に対物レンズ4はいったん光
ディスク1から離れ、その後光ディスク1に近付けてい
く。対物レンズ4の焦点位置が光ディスク1の設置位置
Oを過ぎると、フォーカス引き込みを完了し、対物レン
ズ4をそれ以上光ディスク1に近付けずに、常に対物レ
ンズ4の焦点が光ディスク1の記録面上にくるようにフ
ォーカス制御する。したがって、フォーカス引き込みの
際に光ディスク1と磁気ヘッド2がぶつかることはな
い。
示すように、光ディスク1の記録面がAの位置にある場
合、フォーカス引き込み時に対物レンズ4はいったん光
ディスク1から離れ、その後光ディスク1に近付けてい
く。対物レンズ4の焦点位置が光ディスク1の設置位置
Oを過ぎると、フォーカス引き込みを完了し、対物レン
ズ4をそれ以上光ディスク1に近付けずに、常に対物レ
ンズ4の焦点が光ディスク1の記録面上にくるようにフ
ォーカス制御する。したがって、フォーカス引き込みの
際に光ディスク1と磁気ヘッド2がぶつかることはな
い。
【0039】また、図9に示すように、光ディスク1の
記録面がBの位置にある場合も同様の動作を行って、磁
気ヘッド2と光ディスク1はぶつからない。このよう
に、光ディスク1を低速で回転させた状態で、フォーカ
ス引き込みを行ない、その後光ディスク1を定格速度で
回転させると面振れは生じるが、すでにフォーカス引き
込みが終わっているため対物レンズ4はフォーカス制御
回路7によってフォーカス制御され、図10に示すよう
に光ディスク1の記録面がAからBの間で面振れし、そ
の動きに追従して対物レンズ4も破線で示す位置から実
線で示す位置まで移動し、磁気ヘッド2が光ディスク1
にぶつからない。
記録面がBの位置にある場合も同様の動作を行って、磁
気ヘッド2と光ディスク1はぶつからない。このよう
に、光ディスク1を低速で回転させた状態で、フォーカ
ス引き込みを行ない、その後光ディスク1を定格速度で
回転させると面振れは生じるが、すでにフォーカス引き
込みが終わっているため対物レンズ4はフォーカス制御
回路7によってフォーカス制御され、図10に示すよう
に光ディスク1の記録面がAからBの間で面振れし、そ
の動きに追従して対物レンズ4も破線で示す位置から実
線で示す位置まで移動し、磁気ヘッド2が光ディスク1
にぶつからない。
【0040】このようにして、フォーカス引き込みが完
了してから光ディスク1が定格速度で回転するので、磁
気ヘッド2と光ディスク1がぶつからない。また、フォ
ーカスが外れると光ディスクが低速で回転するので、フ
ォーカス引き込みの安全性が高く、ユーザは回転モータ
が低速で回転しているか否かによってフォーカスが外れ
ているか否かを確認できる。
了してから光ディスク1が定格速度で回転するので、磁
気ヘッド2と光ディスク1がぶつからない。また、フォ
ーカスが外れると光ディスクが低速で回転するので、フ
ォーカス引き込みの安全性が高く、ユーザは回転モータ
が低速で回転しているか否かによってフォーカスが外れ
ているか否かを確認できる。
【0041】さらに、回転モータ低速回転信号及び回転
モータ定格回転信号は、焦点検出器6において光ディス
ク1からの反射光全光量をコンパレータ9を介した信号
を入力として、CPU10で回転モータ15を低速回転
させたり、定格速度回転させたりしているので、簡単な
構成で回転モータ低速回転信号及び回転モータ定格速度
信号を求めることができる。また、フォーカス引き込み
ができなかった場合、光ディスク1をさらに低速で回転
させることにより、フォーカス引き込みが行なえないた
めに無駄にフォーカスアクチュエータ3がUP/DOW
Nし続けることがなくなる。
モータ定格回転信号は、焦点検出器6において光ディス
ク1からの反射光全光量をコンパレータ9を介した信号
を入力として、CPU10で回転モータ15を低速回転
させたり、定格速度回転させたりしているので、簡単な
構成で回転モータ低速回転信号及び回転モータ定格速度
信号を求めることができる。また、フォーカス引き込み
ができなかった場合、光ディスク1をさらに低速で回転
させることにより、フォーカス引き込みが行なえないた
めに無駄にフォーカスアクチュエータ3がUP/DOW
Nし続けることがなくなる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による光
ディスクドライブシステムによれば、フォーカス引き込
み時に磁気ヘッドが光ディスクの記録面にぶつからない
ようにしているので、フォーカス引き込みによる光ディ
スクやシステムの破損を予防できる。また、光ディスク
の記録面に対する光ビームのフォーカスがはずれたまま
になることがなく、フォーカス引き込みの際の光ディス
クの回転速度を確実に制御できて、フォーカス引き込み
を確実に行なえるので、より信頼性の高いフォーカス引
き込みを実現できる。
ディスクドライブシステムによれば、フォーカス引き込
み時に磁気ヘッドが光ディスクの記録面にぶつからない
ようにしているので、フォーカス引き込みによる光ディ
スクやシステムの破損を予防できる。また、光ディスク
の記録面に対する光ビームのフォーカスがはずれたまま
になることがなく、フォーカス引き込みの際の光ディス
クの回転速度を確実に制御できて、フォーカス引き込み
を確実に行なえるので、より信頼性の高いフォーカス引
き込みを実現できる。
【図1】この発明による一実施例の光ディスクドライブ
システムの構成を示す図である。
システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示した焦点検出器6の構成を示す図であ
る。
る。
【図3】2分割フォトダイオードDの出力の差信号であ
るフォーカスエラー信号の一例を示す波形図である。
るフォーカスエラー信号の一例を示す波形図である。
【図4】2分割フォトダイオードDの出力の和信号であ
るRf信号の一例を示す波形図である。
るRf信号の一例を示す波形図である。
【図5】コンパレータ信号の一例を示す波形図である。
【図6】この実施例における光ディスク回転起動時のタ
イミングチャートを示す図である。
イミングチャートを示す図である。
【図7】この光ディスクドライブシステムにおけるフォ
ーカス引き込みの処理を示すフローチャートである。
ーカス引き込みの処理を示すフローチャートである。
【図8】そのフォーカス引き込みによる対物レンズ4と
光ディスク1の記録面との位置関係を示す説明図であ
る。
光ディスク1の記録面との位置関係を示す説明図であ
る。
【図9】同じくその対物レンズ4と光ディスク1の記録
面との位置関係を示す説明図である。
面との位置関係を示す説明図である。
【図10】同じくその対物レンズ4と光ディスク1の記
録面との位置関係を示す説明図である。
録面との位置関係を示す説明図である。
【図11】従来の光ディスクドライブシステムの光学ピ
ックアップの概略構成を示す図である。
ックアップの概略構成を示す図である。
【図12】従来のフォーカス引き込み動作時のタイミン
グチャート図である。
グチャート図である。
【図13】従来のフォーカス引き込みによる対物レンズ
4と光ディスク1の記録面との位置関係を示す説明図で
ある。
4と光ディスク1の記録面との位置関係を示す説明図で
ある。
1 光ディスク 2 磁気ヘッ
ド 3 フォーカスアクチュエータ 4 対物レン
ズ 5 光源 6 焦点検出
器 7 フォーカス制御回路 8 フォーカスUP/DOWN信号発生回路 9 コンパレータ 10 CPU 11 回転モータ低速回転信号発生回路 12 回転モータ定格回転信号発生回路 14 ハーフミラー 15 回転モ
ータ 16 回転検出部 L 光ビーム D 2分割フォトダイオード G1 減算器 G2 加算器
ド 3 フォーカスアクチュエータ 4 対物レン
ズ 5 光源 6 焦点検出
器 7 フォーカス制御回路 8 フォーカスUP/DOWN信号発生回路 9 コンパレータ 10 CPU 11 回転モータ低速回転信号発生回路 12 回転モータ定格回転信号発生回路 14 ハーフミラー 15 回転モ
ータ 16 回転検出部 L 光ビーム D 2分割フォトダイオード G1 減算器 G2 加算器
Claims (4)
- 【請求項1】 光ディスクを回転させる回転モータと、
前記光ディスクの記録面に光源からの光を集光する対物
レンズと、該対物レンズを前記光ディスクの記録面に対
して垂直方向に移動させるフォーカスアクチュエータ
と、前記対物レンズによって集光された光ビームの焦点
位置を検出する焦点検出器と、該焦点検出器によって検
出した焦点位置が前記光ディスクの記録面に合焦するよ
うに前記アクチュエータを駆動させてフォーカス引き込
みの制御を行なうフォーカス制御回路とを有し、前記フ
ォーカスアクチュエータに磁気ヘッドを一体に設けて前
記光ディスクの記録面の片側に配設した光ディスクドラ
イブシステムにおいて、 前記回転モータを低速で回転させる信号を発生する回転
モータ低速回転信号発生回路と、前記回転モータを定格
速度で回転させる信号を発生する回転モータ定格回転信
号発生回路と、 前記回転モータ低速回転信号発生回路の信号によって光
ディスクを低速で回転させている時に前記フォーカス引
き込みを開始し、該フォーカス引き込みを完了してから
前記回転モータ定格回転信号発生回路の信号によって光
ディスクを定格速度で回転させる制御手段とを設けたこ
とを特徴とする光ディスクドライブシステム。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ディスクドライブシス
テムにおいて、 前記光ディスクが定格速度で回転中に前記記録面に対す
る光ビームの合焦が外れた時、前記回転モータ低速回転
信号発生回路の信号によって前記光ディスクを低速で回
転させ、再び前記フォーカス引き込みを行なう手段を前
記制御手段に備えたことを特徴とする光ディスクドライ
ブシステム。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の光ディスクドライ
ブシステムにおいて、前記焦点検出器における前記光デ
ィスクからの反射光の全光量が一定値以上か否かを判断
してその判断に応じた信号を出力するコンパレータを設
け、該コンパレータから前記一定値以上と判断した信号
が出力されたときに前記低速回転信号発生回路の信号
を、前記一定値未満と判断した信号が出力されたときに
前記定格回転信号発生回路の信号をそれぞれ切り換えて
出力させる手段を前記制御手段に備えたことを特徴とす
る光ディスクドライブシステム。 - 【請求項4】 請求項1記載の光ディスクドライブシス
テムにおいて、 前記低速回転状態で前記光ディスクの記録面に対するフ
ォーカス引き込みが行なえなかった時、前記光ディスク
をさらに低速で回転させてフォーカス引き込みを行なう
手段を前記制御手段に備えたことを特徴とする光ディス
クドライブシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10667292A JPH05303751A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 光ディスクドライブシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10667292A JPH05303751A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 光ディスクドライブシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05303751A true JPH05303751A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14439568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10667292A Pending JPH05303751A (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 光ディスクドライブシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05303751A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100555487B1 (ko) * | 1999-09-30 | 2006-03-03 | 삼성전자주식회사 | 광디스크의 편향성 진동량에 기반한 재생 배속 결정 방법 |
US7319646B2 (en) | 2002-12-04 | 2008-01-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Focus operation for an optical disk device |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP10667292A patent/JPH05303751A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100555487B1 (ko) * | 1999-09-30 | 2006-03-03 | 삼성전자주식회사 | 광디스크의 편향성 진동량에 기반한 재생 배속 결정 방법 |
US7319646B2 (en) | 2002-12-04 | 2008-01-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Focus operation for an optical disk device |
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