JPH11120599A - 光ディスク記録再生装置及び方法 - Google Patents

光ディスク記録再生装置及び方法

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JPH11120599A
JPH11120599A JP9283899A JP28389997A JPH11120599A JP H11120599 A JPH11120599 A JP H11120599A JP 9283899 A JP9283899 A JP 9283899A JP 28389997 A JP28389997 A JP 28389997A JP H11120599 A JPH11120599 A JP H11120599A
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JP
Japan
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optical disk
objective lens
recording
focus servo
optical
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JP9283899A
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English (en)
Inventor
Keiichi Tsutsui
敬一 筒井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカスサーボ引き込み動作時に、サーボ
引き込み検出が失敗した場合等においても、対物レンズ
が光ディスクに衝突することを防止することができる光
ディスク記録再生装置の提供を目的とする。 【解決手段】 光ディスク記録再生装置1は、レーザ光
源から発射されたレーザ光を光ディスク100の信号記
録面上に集束させる対物レンズ5と、対物レンズ5を光
ディスク100の信号記録面に直交する方向に移動させ
るものであって、駆動電圧によって対物レンズ5を駆動
操作する2軸アクチュエータ6と、フォーカスサーボ引
き込み動作時であって、上記駆動電圧が記憶部9に記憶
されている所定レベルを越えたときに、対物レンズ5が
光ディスク100に衝突することを回避させる制御機能
を有する制御手段であるコントロール部10とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボ動作を行い
ながら光ディスクの信号記録面に対する情報信号の記録
及び再生を行う光ディスク記録再生装置及び方法であっ
て、詳しくは、対物レンズが光ディスクに衝突すること
を回避する光ディスク記録再生装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声信号を記録した光ディス
クが普及しており、また、近年では、データ容量が大き
い高密度記録の光ディスクの要望が高まっている。
【0003】光ディスクの記録容量を高める手段とし
て、対物レンズの開口数NAを高くする方法がある。光
ディスクのデータ面上にフォーカスされた光スポットの
径が対物レンズの開口数NAに反比例する特性をいかし
たもので、対物レンズの開口数NAを高くして光スポッ
トの径を小さく絞ることで、より小さなマークの記録再
生ができることを利用して、高密度記録再生を可能にし
ている。
【0004】一方、装置の小型化をはかる目的でレンズ
のサイズを従来と同じかそれ以上に小さくすることが要
求されており、また、開口数NAが大きいレンズでは精
度が高いことから、レンズ径を大きくすることは困難で
ある。
【0005】開口数NAがレンズの口径に比例し、焦点
距離に反比例するため、開口数NAが高い対物レンズを
用いた光ディスク記録再生装置においては、対物レンズ
とディスク間の距離(以下、ワーキングディスタンスW
Dという。)は短くなる傾向にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
の反りなどに起因する面ぶれ、スピンドルモータの倒
れ、光ディスクのチャッキング部と光ピックアップ部の
間で発生する機械的な組み立て誤差などの要因を全て合
わせても、従来においては、十分大きなワーキングディ
スタンスWDがとられていたため、対物レンズが光ディ
スクに衝突することを考慮する必要がなかった。
【0007】しかし、上述したように記録密度の向上と
小型化を目指した光ディスク記録再生装置においては、
ワーキングディスタンスWDが小さくなる傾向にあるの
で、対物レンズが光ディスクに接近して衝突する事態が
発生してしまう。
【0008】特に、フォーカスサーボをかけるためにサ
ーボの引き込み範囲まで対物レンズを走査する時、光デ
ィスクの表面に付着したごみや汚れなどによって反射光
が得られないと、いわゆるフォーカスサーボ引き込み動
作において引き込みを検出することができずに対物レン
ズを走査し続けてしまう場合がある。このまま、対物レ
ンズを走査し続けた場合、対物レンズが光ディスクに衝
突してしまうことがある。
【0009】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてな
されたものであって、フォーカスサーボ引き込み動作時
に、サーボ引き込み検出が失敗した場合等においても、
対物レンズが光ディスクに衝突することを防止すること
ができる光ディスク記録再生装置及び方法の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
記録再生装置は、上述の課題を解決するために、対物レ
ンズを光ディスクの信号記録面に直交する方向に移動さ
せるものであって、駆動電圧によって対物レンズを駆動
操作する対物レンズ駆動操作手段と、フォーカスサーボ
引き込み動作時であって、駆動電圧が所定レベルを越え
たときに、対物レンズが光ディスクに衝突することを回
避させる制御機能を有する制御手段とを備える。
【0011】これにより、光ディスク記録再生装置は、
フォーカスサーボ引き込み動作時であって、駆動電圧が
所定レベルを越えたときに、対物レンズが光ディスクに
衝突することを回避させる動作を行う。
【0012】また、本発明に係る光ディスク記録再生方
法は、上述の課題を解決するために、フォーカスサーボ
引き込み動作時に、駆動電圧が所定レベルを越えたとき
には、対物レンズが光ディスクに衝突することを回避さ
せる動作を行う。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて詳しく説明する。ここで、実施の形態
は、フォーカスサーボに先立ってフォーカスサーボ引き
込み動作を行う光ディスク記録再生装置である。
【0014】光ディスク記録再生装置は、図1に示すよ
うに、光ピックアップ4内に配設されている図示しない
レーザ光源から発射されたレーザ光を光ディスク100
の信号記録面上に集束させる対物レンズ5と、対物レン
ズ5を光ディスク100の信号記録面に直交する方向に
移動させるものであって、駆動電圧によって対物レンズ
5を駆動操作する対物レンズ駆動操作手段である2軸ア
クチュエータ6と、フォーカスサーボ引き込み動作時で
あって、上記駆動電圧が記憶部9に記憶されている所定
レベルを越えたときに、対物レンズ5が光ディスク10
0に衝突することを回避させる制御機能を有する制御手
段であるコントロール部10とを備えている。
【0015】上記所定レベルは、例えば、後述する所定
値であって、光ディスク記録再生装置1を組み立て調整
する時に、基準となる光ディスクを用いてフォーカスサ
ーボをかけることにより求めることができる標準値(記
憶レベル)と、その標準値に対する見込み値αとを加え
ることで得られる。例えば、面ぶれの少ない平らな光デ
ィスクを用いて得たものを上記標準値とし、光ディスク
の面ぶれに相当する量を上記値αとして決定している。
【0016】このように構成することで、光ディスク記
録再生装置1は、フォーカスサーボ引き込み動作時であ
って、駆動電圧が所定レベルを越えたときに、2軸アク
チュエータ6を制御して対物レンズ5が光ディスク10
0に衝突することを回避させる動作を行う。
【0017】また、光ディスク記録再生装置1は、光デ
ィスク100を固定するチャッキング部2と、チャッキ
ング部2を回転操作することで、このチャッキング部2
に固定されている光ディスク100を回転操作するスピ
ンドルモータ3と、上記レーザ光源、対物レンズ5及び
対物レンズ5を光ディスク100のトラッキング方向及
びフォーカス方向の2方向に駆動操作する2軸アクチュ
エータ6を有して、上記レーザ光源から出力されたレー
ザ光を対物レンズ5によって光ディスク100の信号記
録面上に集光させるとともに、2軸アクチュエータ6に
よって対物レンズ5を駆動する光ピックアップ4と、光
ピックアップ4から出力されるフォーカスエラー信号を
フィルタ処理するフィルタ回路7と、入力された駆動信
号によってレ2軸アクチュエータ6を駆動するアクチュ
エータ駆動回路8と、フィルタ回路7とアクチュエータ
駆動回路8との間に接続されて、コントローラ部10か
らの切り換え信号SCによって開/閉されるスイッチ1
1とをさらに備えている。
【0018】このように構成される光ディスク記録再生
装置1は、光ディスク100をチャッキング部2によっ
て固定して、スピンドルモータ3により回転駆動した状
態で光ディスク100の信号記録面に対する情報信号の
記録及び再生を行う。
【0019】上記光ピックアップ4は、上述のように回
転操作される光ディスク100の信号記録面に向けて内
部の図示しないレーザ光源からレーザ光を照射して、対
物レンズ5によって信号記録面でレーザ光の焦点を形成
する。そして、光ピックアップ4は、2軸アクチュエー
タ6によって対物レンズ5を駆動してサーボ動作を実行
する。サーボ動作は、後述するようにフォーカスサーボ
引き込み動作終了後に実行される動作である。
【0020】例えば、光ピックアップ4のレーザ光源
は、記録時には、記録のためのレーザパワーとされて、
また、再生時には、再生のためのレーザパワーとされ
る。
【0021】上記光ピックアップ6で得られた反射信号
A及びフォーカスエラー信号SBは、コントロール部1
0に入力され、また、フィルタ回路7には、フォーカス
エラー信号SBのみが入力される。
【0022】フィルタ回路7は、入力されたフォーカス
エラー信号SBをフィルタ処理して、後段に位置されて
いるスイッチ11にその処理した信号を出力する。ここ
で、スイッチ11は、上記コントロール部10によって
そのスイッチの開閉が制御される。
【0023】コントロール部10は、記憶部9に記憶さ
れている上記所定値とアクチュエータ駆動回路8へ出力
される出力信号SDとを比較してその結果に応じて実際
に出力する出力信号SDを決定する。具体的には、アク
チュエータ駆動回路8へ出力される出力信号SDが記憶
部9に記憶されている上記所定値を越えたとき、コント
ローラ部10は、それに応じて出力信号SDを実際に出
力する。
【0024】アクチュエータ駆動回路8は、入力される
信号に応じて、2軸アクチュエータ6を操作する。具体
的には、アクチュエータ駆動回路8は、フィルタ回路7
からの出力信号によって、2軸アクチュエータ6を制御
して、対物レンズ5によるサーボ動作を行い、また、コ
ントロール部10から出力される出力信号SDによっ
て、2軸アクチュエータ6を制御して、対物レンズ5に
よるフォーカスサーボ引き込み動作を行う。
【0025】上記フォーカスサーボ引き込み動作及びサ
ーボ動作は、コントロール部10が信号SA,SB及び出
力信号SDを参照して判断して、実行されるものであっ
て、サーボ引き込み動作については、コントロール部1
0によってスイッチ11が開とされた状態で、アクチュ
エータ駆動回路8が入力される出力信号SDに基づい
て、通常、サーボ動作前に行われる動作であって、サー
ボ動作については、コントロール部10によってスイッ
チ11が閉とされた状態で、アクチュエータ駆動回路8
がフィルタ回路7から出力された出力信号に基づいて行
われる動作である。
【0026】例えば、光ディスク100の信号記録面に
対物レンズ5を近接させて、フォーカスエラー信号にお
いてS字状信号が検出される位置まで対物レンズ5を近
づける。このフォーカスエラー信号においてS字状信号
が検出された位置が、フォーカスサーボをかける位置と
なる。例えば、対物レンズ5の駆動範囲は、通常、1m
m以上であり、上記S字状信号は、10μm程度の範囲
で得られる信号である。
【0027】このように上記フォーカスエラー信号にお
いてS字状信号を検出できるまで、対物レンズ5を光デ
ィスク100に近づける動作が、サーボ動作に先立って
行ういわゆるサーボ引き込み動作である。
【0028】図2には、正常なフォーカスサーボ引き込
み動作波形を示している。以下、フォーカスサーボ引き
込み動作に関して詳しく説明する。
【0029】フォーカスサーボ引き込み動作を行う場
合、図2(A)に示すように、アクチュエータ駆動回路
8にランプ波形状の電圧がコントロール部10より加え
られて、これにより、対物レンズ5が光ディスク100
に近づく方向に走査される。なお、周波数の低いアクチ
ュエータ駆動電圧値は、対物レンズ5の位置と同じであ
る。この実施に形態では、対物レンズ5の位置を示すも
のとして電圧を使っているが、電流でもよい。
【0030】光ディスク100に近づく方向に対物レン
ズ5が走査されて、対物レンズ5が光ディスク100の
信号記録面に対してレーザ光の焦点を結ぶ付近まで駆動
された時、図2(B)に示すように、光ピックアップ4
の反射信号SAのレベルが増大する。そして、図2
(C)に示すフォーカスエラー信号SBのS字状信号が
ゼロクロスする合焦点位置付近で、この反射信号SA
最大になる。
【0031】フォーカスサーボ引き込み動作では、この
反射信号SAのレベルが図2に示す引き込みレベルより
も大きくなった時に、フォーカスエラー信号SBのS字
状信号を検出して、フォーカスエラー信号SBのゼロク
ロス付近で図2(D)に示すようにフォーカスサーボを
ONする。
【0032】フォーカスサーボをONした後は、フォー
カスサーボのON/OFF用のスイッチ11は閉状態で
あり、アクチュエータ駆動回路8へ加えた上記ランプ波
形状の信号の供給は中止され、アクチュエータ駆動信号
Eは光ディスク100の回転で発生する動きに追従す
るような出力となる。
【0033】なお、フォーカスサーボをONしないでレ
ンズ走査を続けた場合の反射信号SA及びフォーカスエ
ラー信号SBは、図2(B)及び図2(C)に示す点線
のようになる。
【0034】ところで、フォーカスサーボ引き込み時に
光ディスク100の表面にごみや傷などがあった場合に
は、コントロール部10は反射信号SAやフォーカスエ
ラー信号SBが得られないため、実際には、フォーカス
サーボ引き込み位置に対物レンズ5が達しているにも関
わらず、レンズ走査がそのまま続行される場合がある。
この場合、出力信号SDは、その値が増加され続ける。
【0035】コントロール部10は、記憶部9に記憶さ
れている所定値とアクチュエータ駆動回路8への出力信
号SDを比較して、出力値SDが記憶部9の値のある一定
値を超えているかを判別するものである。
【0036】そして、コントロール部10は、出力信号
Dが上記所定値を越えたと判断したとき、レンズ走査
を中止して、光ディスクから遠ざける方向に対物レンズ
5が動作するような出力値SDを出力するように構成し
ている。
【0037】よって、上述のように出力信号SDが増加
され続けた場合、コントロール部10が所定値を越えた
と判断したとき、対物レンズ5は、光ディスクから遠ざ
かる方向に駆動されることになる。
【0038】以上のようにすることで、光ディスク記録
再生装置1は、例えば光ディスク上にゴミが付着するこ
とによって、フォーカスサーボ引き込みに失敗したとし
ても、対物レンズ5が光ディスク100に衝突すること
を防止することができるようになる。
【0039】例えば、記憶部9に記憶されている所定値
は、スピンドルモータ3の倒れ、光ディスクのチャッキ
ング部2と光ピックアップ4部の間で発生する機械的な
組み立て誤差などの要因により、各々の装置に固有の値
として決定される。
【0040】具体的には、上記所定値は、光ディスク記
録再生装置1を組み立て調整する時に、基準となる光デ
ィスクを用いてフォーカスサーボをかけることにより求
めることができる標準値(記憶レベル)と、その標準値
に対する見込み値αとを加えることで得られる。
【0041】例えば、面ぶれの少ない平らな光ディスク
を用いて得たものを上記標準値とし、光ディスクの面ぶ
れに相当する量を上記値αとして決定する。このように
上記所定値を決定することで、例えば、基準となる光デ
ィスクに対してフォーカスサーボをかけた後に検出した
レンズアクチュエータ電圧をフォーカスサーボの引き込
み位置の基準にすることができ、また、光ディスクの面
ぶれ分を見込んで走査することにより余分な範囲を走査
する必要がなくなる。
【0042】また、上記所定値に光ディスクの面ぶれ量
に相当する電圧を加えて見込んでおけば、引き込み範囲
を全てカバーすることができる。
【0043】これにより、フォーカスサーボ引き込み時
に、光ディスクの表面に付着したごみや傷の影響で引き
込み範囲検出ができずに接近走査し続けても、余分な走
査をすることなく衝突する前に走査を中止することがで
きるようになる。
【0044】図3には、フォーカスサーボ引き込み動作
のフローチャートを示す。
【0045】フォーカスサーボ引き込み開始において
は、光ディスク記録再生装置1は、先ず、ステップS1
において、コントロール部10から出力する出力信号S
Dを増加させて、アクチュエータ駆動回路8から出力す
るフォーカス駆動電圧SEを増加させる。
【0046】このとき、光ディスク記録再生装置1は、
コントロール部10によって、当該コントロール部10
から出力される出力信号SDを上記所定値(記憶レベル
+α)とを比較して、出力信号SD(フォーカス駆動電
圧)<所定値(記憶レベル+α)となるか否かを判別す
る。
【0047】ここで、光ディスク記録再生装置1は、肯
定的結果としてフォーカス駆動電圧<記憶レベル+αが
成立したと判断したとき、ステップS3に進み、一方、
否定的結果としてフォーカス駆動電圧<記憶レベル+α
が成立しないとき、すなわち、フォーカス駆動電圧が記
憶レベルαの値以上であると判断したとき、ステップS
6に進む。
【0048】上記ステップS3では、光ディスク記録再
生装置1は、反射信号レベルと引き込みレベルを比較し
て、反射信号レベル>引き込みレベルとなるか否かをと
判別する。
【0049】ここで、光ディスク記録再生装置1は、肯
定的結果として反射信号レベル>引き込みレベルが成立
したと判断したとき、ステップS4に進み、一方、否定
的結果として反射信号レベル>引き込みレベルが成立し
ないと判別したとき、すなわち、反射信号レベルが引き
込みレベル以下であると判断したとき、上記ステップS
2に戻る。 上記ステップS4では、光ディスク記録再
生装置1は、フォーカスエラー信号レベルが0になった
か否かを判別する。
【0050】ここで、光ディスク記録再生装置1は、肯
定的結果としてフォーカスエラー信号レベル=0である
と判断したとき、ステップS5に進み、ステップS5に
おいて、フォーカスサーボのON/OFF用のスイッチ
11を閉の状態して、フォーカスサーボを開始する。ま
た、光ディスク記録再生装置1は、否定的結果としてフ
ォーカスエラー信号レベルが0でないと判断したときに
は、上記ステップS2に戻る。
【0051】また、上記ステップS2において否定的結
果として出力信号SD(フォーカス駆動電圧)が記憶レ
ベル+αの値以上であると判断したときに進むステップ
S6では、光ディスク記録再生装置1は、出力信号SD
(フォーカス駆動電圧)をOFFにする。
【0052】上述のようなフローチャートに沿ってフォ
ーカスサーボ引き込み動作を実行することによって、光
ディスク記録再生装置1は、ごみの付着の影響等によっ
て反射信号が引き込みレベルに至らなかった状態で、フ
ォーカス駆動電圧が記憶レベル+α以上になったときに
フォーカス駆動電圧をOFFすることで、引き込み位置
をとおり過ぎた対物レンズ5の駆動を停止することがで
きる。
【0053】なお、反射信号レベルが引き込みレベルに
なる前に、フォーカス駆動電圧レベルが記憶レベル+α
より大きくなった場合には、フォーカスサーボ引き込み
動作を中止して、フォーカス駆動電圧をOFFすること
によりレンズを強制的に光ディスクから遠ざける方向に
駆動することもできる。
【0054】例えば、光ディスクの表面にごみがあった
ときの引き込み動作波形は、図4に示すようになる。
【0055】図4(B)は、光ディスクの表面にごみが
あるために、反射信号SAが引き込みレベルに至らない
様子を示し、図4(C)及び図4(D)は、それによっ
て影響される、フォーカスエラー信号SB及びフォーカ
スサーボのON/OFF用のスイッチ11の変化を示
す。そして、図4(A)は、ごみの影響で反射信号SA
が引き込みレベルに至らないため、増加されたアクチュ
エータ駆動信号が記憶値+αで立ち下げらた様子を示し
ている。
【0056】また、光ディスク記録再生装置1の備える
対物レンズは、高開口数を実現可能とする、図5に示す
いわゆる2群レンズによって構成することもできる。
【0057】この2群レンズ50は、光ディスク100
側が平面であり、対物レンズ51側が非球面の曲面であ
る先玉レンズ52と、非球面レンズである対物レンズ5
1の2枚のレンズから構成されている。なお、先玉レン
ズ52としては、平面と球面により構成される半球レン
ズを用いることも可能である。
【0058】この2群レンズ50は、先玉レンズ52が
アクチュエータ53によって駆動可能とされており、全
体としては、アクチュエータ54によって駆動可能とさ
れる。
【0059】アクチュエータ53は、先玉レンズ52を
対物レンズ51に対して相対的に光軸方向(図の上下方
向)に移動するようになされており、また、アクチュエ
ータ54は、先玉レンズ52と対物レンズ51を光軸方
向(フォーカス方向)に移動すると共に、光ディスク1
00のトラックに対して垂直な方向(トラッキング方
向)へ移動するようになされている。このアクチュエー
タ54にフォーカスエラー信号をトラッキングエラー信
号を供給することにより、2群レンズ50の光ディスク
100からの距離を調節すると共に、レーザビームをト
ラックに対して垂直方向に移動することができる。
【0060】このような構成によれば、アクチュエータ
54により、対物レンズ51と光ディスク100との間
の距離を調節することができると共に、アクチュエータ
53により、先玉レンズ52と対物レンズ51との間隔
を調節することができる。
【0061】そして、2群レンズ50におけるこれら2
つのレンズ間の距離と、対物レンズ51と光ディスク1
00との距離とを、光ディスク100のディスク基板1
00aの厚さに応じて調節することにより、球面収差の
発生を抑制することができる。
【0062】このように構成された2群レンズ50は、
680nm以上の波長の光源を用い、0.7以上、例え
ば、0.81の高開口数を実現する。そして、対物レン
ズ51と光ディスク100の間のワーキングディスタン
スは、560μm以下、例えば100μmである。した
がって、2群レンズは、高NAでエアギャップ101が
小さく、収差が低減されている。
【0063】また、上記光ディスク100は、例えば図
6に示すようなのを用いることができる。
【0064】光ディスク100は、ピッチ及びピッチむ
らを実現したスタンパを用い、射出成形法にてレプリカ
基板102を作成する。続いて、このレプリカ基板10
2の信号面に記録膜または反射膜103を形成する。た
とえば該光ディスク100がROMの場合はAlなどの
反射膜を成膜する。
【0065】さらに反射膜103上には、カバー層10
4が形成される。例えば、カバー層104の作成は、上
述のように形成されるいずれかの構造で成膜された基板
の成膜層に、紫外線硬化樹脂、すなわちUVレジンを滴
下回転伸延することによって行うが、あるいは、ポリカ
ーボネートのシートを紫外線硬化樹脂にて接着して形成
することができる。
【0066】このようにして作成した光ディスク100
の光透過層の厚みとしては、例えば、3〜177μmを
挙げることができる。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る光ディスク記録再生装置
は、対物レンズを光ディスクの信号記録面に直交する方
向に移動させるものであって、駆動電圧によって対物レ
ンズを駆動操作する対物レンズ駆動操作手段と、フォー
カスサーボ引き込み動作時であって、駆動電圧が所定レ
ベルを越えたときに、対物レンズが光ディスクに衝突す
ることを回避させる制御機能を有する制御手段とを備え
ることで、フォーカスサーボ引き込み動作時であって、
駆動電圧が所定レベルを越えたときに、対物レンズが光
ディスクに衝突することを回避させることができる。
【0068】これにより、光ディスク記録再生装置は、
光ディスクの表面上にごみ等が付着したことによる理由
等によってサーボ引き込み検出が失敗しても、対物レン
ズが光ディスクに衝突することを防止することができ
る。
【0069】また、本発明に係る光ディスク記録再生方
法は、フォーカスサーボ引き込み動作時に、駆動電圧が
所定レベルを越えたときには、対物レンズが光ディスク
に衝突することを回避させる動作を行ことで、光ディス
クの表面上にごみ等が付着したことによる理由等によっ
てサーボ引き込み検出が失敗しても、対物レンズが光デ
ィスクに衝突することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態とされる光ディスク記録再
生装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】上記光ディスク記録再生装置において各構成部
から出力される信号の変化を示す特性図である。
【図3】上記光ディスク記録再生装置が行うフォーカス
サーボ引き込み動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】上記光ディスク記録再生装置が、光ディスクの
表面にごみが不着しているときの上記各構成部から出力
される信号の変化を示す特性図である。
【図5】上記光ディスク記録再生装置の備える対物レン
ズに適用される2群レンズの構成を示す断面図である。
【図6】上記光ディスク記録再生装置によって情報信号
の記録再生の対象とされる光ディスクを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 光ディスク記録再生装置、5 対物レンズ、6 2
軸アクチュエータ、10 コントロール部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーカスサーボに先立ってフォーカス
    サーボ引き込み動作を行う光ディスク記録再生装置であ
    って、 レーザ光源から発射されたレーザ光を光ディスクの信号
    記録面上に集束させる対物レンズと、 上記対物レンズを上記光ディスクの上記信号記録面に直
    交する方向に移動させるものであって、駆動電圧によっ
    て対物レンズを駆動操作する対物レンズ駆動操作手段
    と、 上記フォーカスサーボ引き込み動作時であって、上記駆
    動電圧が所定レベルを越えたときに、上記対物レンズが
    上記光ディスクに衝突することを回避させる制御機能を
    有する制御手段とを備えることを特徴とする光ディスク
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記対物レンズ駆動操作手段によって上
    記対物レンズを上記光ディスクから遠ざけることで上記
    対物レンズと光ディスクとの衝突を回避させることを特
    徴とする請求項1記載の光ディスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動電圧をOFFすることで上記対
    物レンズと上記光ディスクとの衝突を回避させることを
    特徴とする請求項1記載の光ディスク記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記所定レベルは、基準ディスクを用い
    てフォーカスサーボをかけることによって得たものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 レーザ光源から発射されたレーザ光を光
    ディスクの信号記録面上に集束させる対物レンズを、駆
    動電圧によって上記光ディスクの上記信号記録面に直交
    する方向に駆動操作させて、フォーカスサーボに先立っ
    てフォーカスサーボ引き込み動作を行う光ディスク記録
    再生方法であって、 上記フォーカスサーボ引き込み動作時に、上記駆動電圧
    が所定レベルを越えたときには、上記対物レンズが上記
    光ディスクに衝突することを回避させる動作を行うこと
    を特徴とする光ディスク記録再生方法。
  6. 【請求項6】 上記所定レベルは、基準ディスクを用い
    てフォーカスサーボをかけることによって得たものであ
    ることを特徴とする請求項5記載の光ディスク記録再生
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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