JPH05303244A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH05303244A
JPH05303244A JP4109763A JP10976392A JPH05303244A JP H05303244 A JPH05303244 A JP H05303244A JP 4109763 A JP4109763 A JP 4109763A JP 10976392 A JP10976392 A JP 10976392A JP H05303244 A JPH05303244 A JP H05303244A
Authority
JP
Japan
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photoconductor
unit
electrophotographic apparatus
air
filter
Prior art date
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Pending
Application number
JP4109763A
Other languages
English (en)
Inventor
Mugijirou Uno
麦二郎 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体に生じた結露に窒素酸化物が溶けるこ
とで発生した硝酸による感光体の損傷,及びそれに伴
う、画像悪化を防止する。 【構成】 定着ユニット8の定着ヒータ14で暖められた
空気を、ファン12で吸引し、ダクト13を通り、感光体1
に当てることにより、感光体1を加熱し、結露の発生を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置,複
写機,プリンタ等に搭載される電子写真装置に係る。
【0002】
【従来の技術】図1は電子写真装置の概略を示すもので
あり、1は感光体、2は帯電チャージャ、3は露光手
段、4は現像部、5は現像ローラ、6は転写部の転写チ
ャージャ、7は給紙ユニット、8は定着ユニット、9は
クリーニングユニット、10は除電ランプ、18は排気ファ
ンをそれぞれ示す。
【0003】図1において、感光体1は反時計回りに回
転し、まず、帯電手段としての帯電チャージャ2で感光
体1上を一様に帯電させ、この帯電した感光体1に露光
手段3で画像情報を書込み、潜像を形成する。次にこの
潜像が現像部4の現像ローラ5によりトナーで現像さ
れ、感光体1に潜像を可視像化したトナー像が形成され
る。トナー像を形成した感光体1は給紙ユニット7から
給紙された記録紙と同期して転写部に送られる。転写部
では転写チャージャ6により感光体1上のトナー像が記
録紙に転写され、転写された記録紙は定着部である定着
ユニット8で熱圧定着される。一方、転写工程を通過し
た感光体1は、クリーニングユニット9で転写しきれな
かったトナーや記録紙から付着した屑などが除去された
後、除電ランプ10で電荷が除去される。そして再度帯電
等を繰り返すことによって連続してハードコピーが作ら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電子写真装
置を有する機器を、例えば、冬期など室温が低い状態で
放置した後、ストーブ等で急激に室内を暖めると装置内
の感光体に結露が生じてしまうおそれがある。さらに、
ストーブから排気される窒素酸化物(以降NOxと称す
る)が装置内部に入ると、感光体上で結露した水滴にそ
のNOxが溶けて硝酸となる。この硝酸が感光体を劣化
させて白抜けや黒しみ等の異常を発生させる要因とな
る。
【0005】NOxの除去に関しては、特開平1−68774
号公報記載のように、支持体上にRuOを添着する方法
や、特開平2−308183号公報記載のように、転写手段内
部にテルペノイド化合物を設けるものがある。しかしな
がら、これらはいずれも装置内部で発生するNOxの除
去に関するものである。
【0006】また、感光体の結露防止については、特開
平2−163768号公報記載のように、現像スリーブを交互
に作動させて結露を吸い取る方法がある。
【0007】本発明はこのような課題を解決するため、
感光体の結露を防止し、更に、電子写真装置の外部から
のNOxの流入を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、感光体と、帯電手段により一様に
帯電された感光体に光を照射して潜像を形成する露光手
段と、感光体に形成された潜像をトナー現像する現像部
と、感光体を現像して可視像化されたトナー像を記録紙
に転写する転写部と、記録紙に転写されたトナー像を定
着する定着部とを備えた電子写真装置において、前記感
光体の結露防止用加熱手段を設けたものである。又、そ
の加熱手段は、定着部のヒーターによる暖気を取り出
し、感光体へ導く手段から構成される。
【0009】更に本発明は、感光体と、帯電手段により
一様に帯電された感光体に光を照射して潜像を形成する
露光手段と、感光体に形成された潜像をトナー現像する
現像部と、感光体と現像して可視像化されたトナー像を
記録紙に転写する転写部と、記録紙に転写されたトナー
像を定着する定着部とを備えた電子写真装置において、
前記定着部の過熱を防止するための冷却用外気を取り入
れる空気取入口を有し、前記空気取入口に硫酸カルシウ
ム,水酸化カルシウム,炭酸カリウム,炭素化合物等の
窒素酸化物吸収剤を含むフィルタを設けたものである。
さらに、帯電手段としての帯電チャージャ、又は転写部
の転写チャージャからオゾン(O3)を含む空気を取り出
し、空気取入口のフィルタへ導く手段を設けた構成とす
る。
【0010】
【作用】上記のように、感光体の加熱手段を設けること
により、感光体が温められ、その結果、感光体への結露
の発生を防止することができる。また、窒素酸化物吸収
剤を含むフィルタを設けたものは、たとえ、感光体に結
露が生じても、装置内部へのNOxガスの流入を防止す
るので、NOxが水分に溶けて硝酸になることが防止さ
れる。
【0011】
【実施例】以降、図面を参照しながら本発明に係る実施
例について説明する。なお、従来の技術と同一の部材に
は同一の符号を付す。図2は、本発明の第1の実施例を
示すものであり、11はヒータを示す。ヒータ11は、ベル
ト状の感光体1の内側に設置されており、感光体1の内
面を加熱する。このヒータ11は、感光体1の温度を検出
するサーミスタ(図示せず)によって制御され、感光体1
の温度が常に25℃〜30℃になるように加熱を行う。この
ように感光体1を加熱することで、感光体1が結露する
ことを防止する。
【0012】ところで、上述の構成ではヒータ11は感光
体1の内側に設けたが、外側に設けて加熱を行うように
しても構わない。
【0013】図3は、第2の実施例を示すものであり、
12はファン、13はダクトを示す。ファン12は、定着ユニ
ット8の定着ヒータ14によって温められた空気を吸引す
るものである。ファン12によって吸引された空気はダク
ト13によって導かれ、感光体1にその温風が当てられ
る。また、定着ユニット8は、待機状態でも定着ローラ
を70℃〜80℃程度にプリヒートしているので、定着ユニ
ット8の周囲の空気は温められており、その空気を送る
ことにより感光体1は常時加熱される。
【0014】次に第3の実施例を図4を参照しながら説
明する。図4において、15は本体カバー、16は空気取入
口、17は窒化酸化物フィルタ(以下単にフィルタと称
す)、18は排気ファンをそれぞれ示す。
【0015】本体カバー15は、電子写真装置の各ユニッ
トを収納するものであり、本体カバー15の一側面には、
空気取入口16が形成されている。また、定着ユニット8
の上方には排気ファン18が設けられている。空気取入口
16から取入れられた外部の空気は、本体カバー15の内部
を巡り排気ファン18によって排気することにより、定着
部の過剰加熱を防ぐと同時に、帯電チャージャ2また
は、転写チャージャ6から発生したオゾン(O3)を排出
する。また、空気取入口16には、硫酸カルシウム,水酸
化カルシウム,炭酸カリウム,炭素化合物等の窒素酸化
物吸収剤を含むフィルタ17が取り付けられており、この
フィルタ17により例えばストーブで発生したNOxが吸
収されるために、装置内部へのNOxが防止される。
【0016】図5は、第4の実施例を示すものであり、
上述した第2の実施例のフィルタ17では、例えば二酸化
窒素(NO2)は吸収するが、一酸化窒素(NO)は吸収し
にくいという点を有しており、第4の実施例はその点を
解決するものである。図5において、19はファン、20は
ダクトを示す。
【0017】帯電チャージャ2の長手方向の一側方に、
ファン19を設け、帯電チャージャ2で発生したオゾン
(O3)を吸引する。吸引されたオゾン(O3)は、ダクト20
によりフィルタ17に導かれる。導かれたオゾン(O3)
は、フィルタ17で吸収しきれていない一酸化窒素(NO)
と化合し、次の化学式の様に、二酸化窒素(NO2)と酸
素(O2)に変化する。
【0018】
【化1】NO + O3 → NO2 + O2 このように新たに発生した二酸化窒素(NO2)はフィル
タ17に吸収され、一方の酸素(O2)は装置内部に流入す
る。
【0019】上述のように構成した第4の実施例では、
帯電チャージャ2にダクト20を設置したが、同様に転写
チャージャ5にもダクトを設置すれば更に効果的であ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上に示したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0021】まず、感光体を加熱する加熱手段を設ける
ことにより、感光体に結露が発生することを防止するた
め、窒素酸化物が流入しても硝酸が生じることがないの
で、硝酸による感光体の劣化、及びそれによる白抜きや
黒ジミが防止される。
【0022】また、その加熱手段が、定着ユニットで温
まった空気をダクトで導き、感光体にその温風を当てる
ことで加熱を行うことにより、低コストで加熱手段が構
成できる。
【0023】更に、空気取入口に硫酸カルシウム,水酸
化カルシウム,炭酸カリウム,炭素化合物等の窒素酸化
物吸収剤を含むフィルタを取り付けることにより、外部
からの窒素酸化物の流入を防止するために、感光体に結
露が生じても硝酸が生じることがないので、硝酸による
感光体の劣化、及びそれによる画像悪化が防止できる。
【0024】更にまた、帯電チャージャ又は転写チャー
ジャより発生したオゾンO3がフィルタにダクトを通し
て送り込まれることにより、フィルタで吸収しきれてい
ない一酸化窒素NOとダクトからのオゾンO3とが化合
し、その結果生じた二酸化窒素NO2は、そのままフィ
ルタに吸収され、一方で生じた酸素O2は、装置内部に
送られることにより、窒化酸化物の1つである一酸化窒
素NOの装置内部への流入が防げると共に、有害である
オゾンO3も減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真装置の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る電子写真装置を示
す図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る電子写真装置を示
す図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る電子写真装置を示
す図である。
【図5】本発明の第4の実施例に係る電子写真装置を示
す図である。
【符号の説明】
1…感光体、 2…帯電チャージャ、 4…現像部、
6…転写チャージャ、8…定着ユニット、 11…ヒー
タ、 12…ファン、 13…ダクト、 14…定着ヒータ、
16…空気取入口、 17…窒素酸化物フィルタ、 19…
ファン、 20…ダクト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、帯電手段により一様に帯電さ
    れた感光体に光を照射して潜像を形成する露光手段と、
    感光体に形成された潜像をトナー現像する現像部と、感
    光体を現像して可視像化されたトナー像を記録紙に転写
    する転写部と、記録紙に転写されたトナー像を定着する
    定着部とを備えた電子写真装置において、前記感光体の
    結露防止用加熱手段を設けたことを特徴とする電子写真
    装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段は、定着部のヒーターによる暖
    気を取り出し、感光体へ導く手段からなることを特徴と
    する請求項1記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 感光体と、帯電手段により一様に帯電さ
    れた感光体に光を照射して潜像を形成する露光手段と、
    感光体に形成された潜像をトナー現像する現像部と、感
    光体と現像して可視像化されたトナー像を記録紙に転写
    する転写部と、記録紙に転写されたトナー像を定着する
    定着部とを備えた電子写真装置において、前記定着部の
    過熱を防止するための冷却用外気を取り入れる空気取入
    口を有し、前記空気取入口に硫酸カルシウム,水酸化カ
    ルシウム,炭酸カリウム,炭素化合物等の窒素酸化物吸
    収剤を含むフィルタを設けたことを特徴とする電子写真
    装置。
  4. 【請求項4】 帯電手段としての帯電チャージャ、又は
    転写部の転写チャージャからオゾンを含む空気を取り出
    し、空気取入口のフィルタへ導く手段を設けたことを特
    徴とする請求項3記載の電子写真装置。
JP4109763A 1992-04-28 1992-04-28 電子写真装置 Pending JPH05303244A (ja)

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ID=14518618

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08137348A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7263318B2 (en) 2004-10-20 2007-08-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including an index feature for extending the life of a photosensitive member
JP2017194602A (ja) * 2016-04-21 2017-10-26 コニカミノルタ株式会社 微粒子除去装置、画像形成装置および画像形成方法

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US7263318B2 (en) 2004-10-20 2007-08-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including an index feature for extending the life of a photosensitive member
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