JP2007156278A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2007156278A JP2005354143A JP2005354143A JP2007156278A JP 2007156278 A JP2007156278 A JP 2007156278A JP 2005354143 A JP2005354143 A JP 2005354143A JP 2005354143 A JP2005354143 A JP 2005354143A JP 2007156278 A JP2007156278 A JP 2007156278A
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Abstract

【課題】小型化および低コスト化を図りつつ、異臭の発生を確実に防止することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】本発明の画像形成装置10は、記録媒体Pに画像を形成するものであって、未定着像を担持する記録媒体Pを加熱・加圧することにより未定着像を記録媒体Pに定着させる定着装置90と、定着装置90で生じた臭気を吸着する吸着部材123とを有し、定着装置90は、定着を受けた記録媒体Pを定着装置90の外部へ排出する排出部を有しており、吸着部材123が排出部の近傍で記録媒体Pの幅方向に沿うように配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を採用するプリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置は、露光、現像、転写、定着のプロセスにより、紙などの記録媒体上に、トナーからなる画像を形成する。このような画像形成装置には、トナーにより形成されたトナー像を未定着状態で担持する紙等の記録媒体に加熱および加圧することにより、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着装置が備えられている。
このような定着装置は、画像形成装置のハウジング内に納められており、ハウジング内の気体は、排気や排熱のため、ハウジングに設けられた排気口からハウジングの外部へ排出される。このような気体は、例えば、定着装置にて記録媒体上のトナーを加熱する際にトナーから発生した低分子量成分(主として、トナーを構成する樹脂のモノマー成分)を含むものであるため、そのまま排出されると、異臭の発生の原因となってしまう。
そのため、従来では、かかる気体の排気流路に、消臭・脱臭のためのフィルタを設けている(例えば、特許文献1参照。)。例えば、特許文献1では、定着装置に対し排紙側の気体をファンによりダクト介して脱臭フィルタに通過させることにより消臭・脱臭を行う。
しかしながら、特許文献1にかかる画像形成装置では、定着装置で生じた臭気をダクトに一旦流通させた後に脱臭フィルタで脱臭するので、脱臭フィルタ設置のための専用のスペースが必要であり、小型化および低コスト化を図りつつ、異臭の発生を確実に防止することが難しい。
例えば、気体に対する脱臭フィルタの接触面積を大きくして十分な消臭効果を得ようとすると、脱臭フィルタの設置スペースやダクトの大型化により、装置の大型化や高コスト化を招いてしまう。また、ダクトの横断面積を抑えつつ、気体に対する脱臭フィルタの接触面積を大きくすると、脱臭フィルタが気体の流通方向に長くなってしまい、気体の排気流路での圧力損失を増大させ、ファンの大型化を招き、ひいては、消費電力の増加や高コスト化を招いてしまう。
特開平7−20752号公報
本発明の目的は、小型化および低コスト化を図りつつ、異臭の発生を確実に防止することができる画像形成装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
未定着像を記録媒体に定着させる定着装置と、
前記定着装置で生じた臭気を吸着する吸着部材とを有し、
前記定着装置は、前記定着を受けた記録媒体を前記定着装置の外部へ排出する排出部を有しており、
前記吸着部材が前記排出部の近傍で前記記録媒体の幅方向に沿うように配設されていることを特徴とする。
これにより、定着装置で生じた臭気はその発生直後に吸着部材で確実に吸着されるので、異臭の発生を確実に防止することができる。特に、排出部に沿って吸着部材が配設されているので、気体の流通方向に対し直角な方向に吸着部材の面積を増大させ、圧力損失を低減しつつ、吸着部材の吸着特性の向上を図ることができる。また、排出部に沿って吸着部材を配設することは、記録媒体の通過領域の周辺のスペースを吸着部材の設置スペースとして有効利用することにより実現可能である。そのため、画像形成装置の小型化および低コスト化を図ることができる。
本発明の画像形成装置では、前記定着装置は、前記記録媒体を搬送しつつ加熱・加圧する加熱加圧部と、前記記録媒体の搬送を許容しつつ前記加熱加圧部の周囲を覆うカバー部材とを備え、前記排出部は、前記カバー部材に形成された開口部であり、前記吸着部材は、前記カバー部材の前記開口部を覆うように設けられていることが好ましい。
これにより、吸着部材の熱による吸着作用の低下を防止しつつ、定着装置で生じた臭気を吸着部材で確実に吸着することができる。
本発明の画像形成装置では、前記開口部は、上方に向け開放し、前記吸着部材は、前記開口部をその上方から覆うように設けられていることが好ましい。
これにより、定着装置で生じた臭気をより積極的にカバー部材の開口部(すなわち排出部)から放出させることができる。その結果、定着装置で生じた臭気を吸着部材でより確実に吸着することができる。
本発明の画像形成装置では、前記定着装置を収容し、排気口を有するハウジングと、前記定着装置から前記排気口への排気流路の少なくとも一部を形成するダクトとを有し、該ダクトは、前記排気流路の吸気側で開口する吸気側開口部と、前記排気流路の排気側で開口する排気側開口部とを有し、前記吸気側開口部が前記カバー部材の前記開口部を覆うように形成され、前記排気側開口部が前記排気口に接続されていることが好ましい。
これにより、定着装置で生じた臭気をより積極的に吸着部材へ導くことができる。その結果、定着装置で生じた臭気を吸着部材でより確実に吸着することができる。
本発明の画像形成装置では、前記ダクトは、前記ハウジングの一部で構成されていることが好ましい。
これにより、部品点数を低減して、画像形成装置の低コスト化を図ることができる。
本発明の画像形成装置では、前記ダクトを構成する前記ハウジングの一部は、前記ハウジングの本体に対し開閉可能に設けられた開閉部材であることが好ましい。
これにより、定着装置の交換や修理などのメンテナンスを簡単に行うことができる。
本発明の画像形成装置では、前記吸着部材は、前記ダクトの壁面に設けられ、気体が前記吸着部材に沿って接触しつつ前記ダクト内を流通するよう構成されていることが好ましい。
これにより、排気流路での圧力損失をより低減することができる。
本発明の画像形成装置では、前記吸着部材は、前記吸気側開口部に設けられ、前記吸着部材を通過した気体が前記ダクト内を流通するように構成されていることが好ましい。
これにより、定着装置で生じた臭気をより確実に吸着部材に接触・吸着させることができる。
本発明の画像形成装置では、前記ダクトの内壁面のうちの少なくとも前記吸着部材の近傍部位には、多数の突起が形成されていることが好ましい。
これにより、吸着部材近傍で乱流を生じさせ、定着装置で生じた臭気をより確実に吸着部材に接触・吸着させることができる。
本発明の画像形成装置では、前記排気流路は、前記ハウジング内の他の排気流路から独立した実質的に単一の流路として形成されていることが好ましい。
これにより、定着装置で生じた臭気を吸着部材へより確実に導くことができる。
本発明の画像形成装置では、前記排気流路には、前記排気のための気流を生じさせるファンが設けられていることが好ましい。
これにより、定着装置で生じた臭気を吸着部材へより確実に導くことができる。また、定着直後の高温な記録媒体を冷却して、定着後の記録媒体から生じる臭気の発生量を抑えることができる。
本発明の画像形成装置では、前記吸着部材は、シート状または板状をなしていることが好ましい。
これにより、吸着部材の設置スペースの省スペース化を図ることができる。
本発明の画像形成装置では、前記吸着部材は、主として活性炭素繊維で構成された集合体であることが好ましい。
これにより、吸着部材の設置スペースの省スペース化を図りつつ、定着装置で生じた臭気をより確実に吸着部材に接触・吸着させることができる。
本発明の画像形成装置では、前記吸着部材は、織物または編物として構成されていることが好ましい。
これにより、圧力損失を低減しつつ、吸着部材中における活性炭素繊維の含有量を多くして、吸着部材の吸着性能の向上を図ることができる。
本発明の画像形成装置では、前記吸着部材は、複数回交互に折り曲げられていることが好ましい。
これにより、定着装置で生じた臭気をより確実に吸着部材に接触・吸着させることができる。
以下、本発明の画像形成装置の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1の実施形態を説明する。
まず、本実施形態にかかる画像形成装置の全体構成を簡単に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の全体構成を示す模式的横断面図、図2は、図1に示す画像形成装置の模式的縦断面図である。
図1に示す本実施形態の画像形成装置10は、露光・現像・転写・定着を含む一連の画像形成プロセスによって、紙やOHPシート等の記録媒体に画像を形成するものである。このような画像形成装置10は、図1に示すように、ハウジング11を有し、このハウジング11内には、静電的な潜像を担持し図示矢印方向に回転する感光体20が配設されるとともに、その回転方向に沿って順次、帯電ユニット30、露光ユニット40、現像ユニット50、中間転写ユニット70、クリーニングユニット(図示せず)が配設されている。
また、画像形成装置10は、図1にて下部に、紙などの記録媒体Pを収容する給紙トレイ82と、給紙トレイ82上の記録媒体Pを1枚ずつ給紙する給紙ローラ84とが設けられている。そして、画像形成装置10には、中間転写ユニット70の後述する二次転写部に対して記録媒体Pの搬送方向下流側に、定着装置90が配設されている。また、画像形成装置10には、記録媒体の両面に画像を形成する場合に、定着装置90によって一方の面に定着処理された記録媒体Pを二次転写部へ帰還させるための搬送ローラ対88が設けられている。
また、ハウジング11は、定着装置90の上方に位置する部分に、排気のためのダクト122を構成するとともに、臭気を吸着する吸着部材123が取り付けられた開閉可能な開閉部材12を有している。さらに、ハウジング11には、ダクト122からの気体を排気するための排気口111が形成され、この排気口111とダクト122との間には、排気のためのダクト13およびファン14が配設されている。なお、このような排気に関する構成は、後に詳述する。
以下、前述したような画像形成装置10を構成する各部を順次説明する。
感光体20は、円筒状の導電性基材(図示せず)と、その外周面に形成された感光層(図示せず)とを有し、その軸線まわりに図1中矢印方向に回転可能となっている。
帯電ユニット30は、コロナ帯電などにより感光体20の表面を一様に帯電するための装置である。
露光ユニット40は、図示しないパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータから画像情報を受けこれに応じて、一様に帯電された感光体20上に、レーザを照射することによって、静電的な潜像を形成する装置である。
現像ユニット50は、ブラック現像装置51と、マゼンタ現像装置52と、シアン現像装置53と、イエロー現像装置54との4つの現像装置を有し、これらの現像装置を感光体20上の潜像に対応して選択的に用いて、前記潜像をトナー像として可視化する装置である。ブラック現像装置51はブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52はマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53はシアン(C)トナー、イエロー現像装置54はイエロー(Y)トナーを用いて現像を行う。
本実施形態におけるYMCK現像ユニット50は、前述の4つの現像装置51、52、53、54を選択的に感光体20に対向するように、回転可能となっている。具体的には、このYMCK現像ユニット50は、軸50aを中心として回転可能な保持体にそれぞれ4つの現像装置51、52、53、54が保持されており、保持体55の回転により、4つの現像装置51、52、53、54が相対位置関係を維持したまま、感光体20に選択的に対向するようになっている。
中間転写ユニット70は、駆動ローラ71および従動ローラ72、73と、これらローラに巻架され図示矢印方向に駆動される中間転写ベルト74と、中間転写ベルト74を介して感光体20に対向して配設された一次転写ローラ60と、中間転写ベルト74を介して駆動ローラ71に対向して配設された二次転写ローラ80とを有している。
一次転写ローラ60は、感光体20に形成された単色のトナー像を中間転写ベルト74に転写する機能を有する。
中間転写ベルト74上には、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローのうちの少なくとも1色のトナー像が担持され、例えばフルカラー画像の形成時に、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色のトナー像が順次重ねて転写されて、フルカラーのトナー像が形成される。本実施形態では、駆動ローラ71が、後述する二次転写ローラ80のバックアップローラとしても機能する。
二次転写ローラ80は、中間転写ベルト74上に形成された単色やフルカラーなどのトナー像を、紙、フィルム、布等の記録媒体Pに転写する機能を有する。
定着装置90は、前記トナー像の転写を受けた記録媒体Pを加熱および加圧することにより、前記トナー像を記録媒体Pに融着させて永久像として定着させるための装置である。なお、定着装置90については、後に詳述する。
搬送ローラ対88は、定着装置90によって一方の面に定着処理された記録媒体Pを挟持搬送し、二次転写部へ帰還させるためのものである。
次に、このように構成された画像形成装置10の動作を説明する。
まず、図示しないホストコンピュータからの指令により、感光体20、現像ユニット50に設けられた現像ローラ(図示せず)、および中間転写ベルト74が回転を開始する。そして、感光体20は、回転しながら、帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が前記領域に形成される。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。このとき、YMCK現像ユニット50は、イエロー現像装置54が、前記現像位置にて感光体20と対向している。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写部(すなわち、感光体20と一次転写ローラ60との対向部)に至り、一次転写ローラ60によって、中間転写ベルト74に転写(一次転写)される。このとき、一次転写ローラ60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される。
前述の処理と同様の処理が、第2色目、第3色目および第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した各色のトナー像が、中間転写ベルト74に重なり合って転写される。これにより、中間転写ベルト74上にはフルカラートナー像が形成される。
一方、記録媒体Pは、給紙トレイ82から、給紙ローラ84、レジストローラ86によって、二次転写部(すなわち、二次転写ローラ80と駆動ローラ71との対向部)へ搬送される。
中間転写ベルト74上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写ベルト74の回転に伴って二次転写部に至り、二次転写ローラ80によって記録媒体Pに転写(二次転写)される。このとき、二次転写ローラ80は中間転写ベルト74に押圧されるとともに二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加される。
記録媒体Pに転写されたフルカラートナー像は、定着装置90によって加熱および加圧されて記録媒体Pに融着される。その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対87によって画像形成装置10の外部へ排出される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット(図示せず)によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニット(図示せず)内の残存トナー回収部に回収される。
記録媒体の両面に画像形成する場合には、定着装置90によって一方の面に定着処理された記録媒体Pを一旦排紙ローラ対87により挟持した後に、排紙ローラ対87を反転駆動するとともに、搬送ローラ対88を駆動して、当該記録媒体Pを表裏反転し二次転写ローラ80へ帰還させ、前述と同様の動作により、記録媒体Pの他方の面に画像を形成する。
≪定着装置≫
ここで、定着装置90を図3に基づいて説明する。
図3は、図1に示す画像形成装置に備えられた定着装置の好適な実施形態を示す模式的断面図である。
定着装置90は、図2に示すように、互いに圧接回転する1対の定着ローラ91および加圧ローラ92と、定着ローラ91を加熱するためのヒータ93と、定着ローラ91の温度を検知するための温度検知体94と、定着ローラ91から定着後の記録媒体を分離するための分離部材95と、記録媒体Pの搬送を許容しつつ定着ローラ91および加圧ローラ92の周囲を覆うカバー部材96とを有している。
この定着装置90は、定着ローラ91および加圧ローラ92の圧接により形成されるニップ部Nに対し、図3にて下方から、未定着像(トナー像)Tを担持する記録媒体Pがニップ部Nへ搬送され、記録媒体Pを加熱および加圧することにより、未定着像Tを記録媒体Pに定着させる。ニップNを通過した記録媒体Pは、分離部材95によって定着ローラ91から分離され、後述する排出部(開口部96A)から排出される。なお、本実施形態では、ニップ部Nに搬送される記録媒体Pは定着ローラ91側に未定着像Tを担持している。
このとき、例えばサーミスタのような温度検知体94によって検知された温度に基づき、図示しない制御手段により、定着ローラ91の外表面が目標温度となるように、前述したヒータ93の駆動が制御される。
また、カバー部材96には、記録媒体Pの搬送を許容するための、上方に開放する開口部96Aと、下方に開放する開口部96Bとが形成されている。したがって、前述したような定着動作時に記録媒体P上の未定着像Tが加熱されることにより生じた臭気が開口部96Aを通じて定着装置90の外部へ排出される。このような臭気は、後述するように、開閉部材12に設けられた吸着部材123で吸着され、消臭・脱臭され、消臭・脱臭済の気体がハウジング11外へ排出される。
このように、定着装置90にあっては、定着ローラ91および加圧ローラ92が記録媒体Pを搬送しつつ加熱・加圧する加熱加圧部を構成し、カバー部材96の開口部96Aが定着後の記録媒体Pを排出する排出部を構成する。そして、この排出部(開口部96A)から放出された臭気を後述する吸着部材123で吸着する。
このように定着ローラ91および加圧ローラ92がカバー部材96で覆われていると、定着ローラ91から吸着部材123への熱伝導が抑制されるので、吸着部材123の熱による吸着作用の低下を防止しつつ、定着装置90で生じた臭気を吸着部材123で確実に吸着することができる。
カバー部材96の開口部96Aは、上方に向け開放し、吸着部材123は、開口部96Aをその上方から覆うように設けられているので、定着装置90で生じた臭気をより積極的にカバー部材96の開口部96A(すなわち排出部)から放出させることができる。その結果、定着装置90で生じた臭気を吸着部材123でより確実に吸着することができる。
≪開閉部材≫
次に、図4ないし図6に基づいて、本実施形態の開閉部材12を詳細に説明する。
図4は、図1に示す画像形成装置に備えられたダクトの概略構成を示す斜視図、図5は、図4に示すダクトおよび吸着部材の平面図、図6は、図5におけるA−A線断面図である。
この開閉部材12は、定着装置90の上方にて、ハウジング11の本体に対し、開閉可能に設けられたものである。本実施形態では、開閉部材12が、排紙ローラ対87を回転可能に支持する軸部材87Aに回転可能に取り付けられている。このような開閉部材12を開状態(図1にて破線で示す状態)とすることにより、簡単に外部から定着装置90の交換や修理などのメンテナンスを行うことができる。
また、開閉部材12は、その裏面(閉状態で定着装置90に対向する面)に、記録媒体Pの搬送方向に対し直角な方向に互いに間隔を隔てて複数のリブ121が並設されている。このリブ121の先端と、前述した定着装置90のカバー部材96の上面との間で、両面画像形成に供される記録媒体Pの搬送路を形成する。
また、複数のリブ121のうち、図5にて最も右側のリブ121(ダクト13から最も遠位のリブ121)を除くリブ121には、開口が形成されていて、ダクト122を構成している。このダクト122の排気側開口部122Aは、開閉部材12が閉状態であるときに、前述したダクト13の一端に接続されている。一方、このダクト122の吸気側開口部122Bは、開閉部材12が閉状態であるときに、定着装置90のカバー部材96の開口部96Aをその上部から覆うように位置する。
これにより、定着装置90で生じた臭気をより積極的に吸着部材123へ導くことができる。その結果、定着装置90で生じた臭気を吸着部材123でより確実に吸着することができる。
また、ダクト122は、ハウジング11の一部で構成されているので、部品点数を低減して、画像形成装置10の低コスト化を図ることができる。
ダクト122から排気口111への排気流路は、ハウジング内の他の排気流路15などから独立した実質的に単一の流路として形成されている。これにより、定着装置90で生じた臭気を吸着部材123へより確実に導くことができる。このような単一の流路を形成するために、例えば、図2に示すように、開口部96Aの周囲において、カバー部材96と開閉部材12との間をできる限りシール部材124によりシールする。
また、ダクト122から排気口111への排気流路には、その排気のための気流を生じさせるファン14が設けられているので、定着装置90で生じた臭気を吸着部材123へより確実に導くことができる。また、定着直後の高温な記録媒体Pを冷却して、定着後の記録媒体Pから生じる臭気の発生量を抑えることができる。
このような開閉部材12(本体)は、例えば、ABS樹脂のような各種樹脂材料、アルミニウムのような各種金属材料等で構成される。
また、このダクト122の吸気側開口部122Bには、臭気を吸着する吸着部材123が設けられている。
すなわち、吸着部材123は、定着後の記録媒体を定着装置90の外部へ排出する排出部(開口部96A)の近傍で記録媒体Pの幅方向に沿うように配設されている。
これにより、定着装置90で生じた臭気はその発生直後に吸着部材123で確実に吸着されるので、異臭の発生を確実に防止することができる。すなわち、ニップ部Nにてトナー像Tが加熱されたときに生じた臭気、および、その加熱直後にトナー像Tや記録媒体Pから生じた臭気を定着装置90近傍で迅速かつ確実に消臭・脱臭することができる。
特に、排出部(開口部96A)に沿って吸着部材123が配設されているので、排出部近傍での気体の流通方向に対し直角な方向に吸着部材123の面積を増大させ、圧力損失を低減しつつ、吸着部材123の吸着特性の向上を図ることができる。
また、排出部(開口部96A)に沿って吸着部材123を配設することは、記録媒体Pの通過領域の周辺のスペース(特に、従来、デットスペースであった領域)を吸着部材123の設置スペースとして有効利用することにより実現可能である。そのため、画像形成装置10の小型化および低コスト化を図ることができる。
また、吸着部材123は、カバー部材96の開口部96Aを覆うように設けられているので、吸着部材123の熱による吸着作用の低下を防止しつつ、定着装置90で生じた臭気を吸着部材123で確実に吸着することができる。
また、吸着部材123は、上方に開放する開口部96Aをその上方から覆うように設けられているので、この点でも、定着装置90で生じた臭気を吸着部材123でより確実に吸着することができる。
本実施形態の吸着部材123は、定着装置90のカバー部材96の開口部96Aから排出された気体を通過しつつ、当該気体中の臭気成分を吸着するフィルタである。すなわち、吸着部材123を通過した気体がダクト122を流通する。これにより、定着装置90で生じた臭気をより確実に吸着部材123に接触・吸着させることができる。
このような吸着部材123は、臭気を吸着することができるものであれば、特に限定されないが、例えば、活性炭、シリカ、アルミナ、リン酸カルシウム、ゼオライトのような酸化物系吸着材などの吸着材を含んで構成されている。また、このような吸着材としては、多孔質であるのが好ましい。
また、吸着部材123は、前述したような吸着材単独で構成されていてもよいし、吸着材のほかに他の成分を含んで構成されていてもよい。吸着材のほかに他の成分を含んで吸着部材123を構成した場合、吸着部材123としては、例えば、吸着材をバインダー(例えば、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール等)と混合して固化または硬化させたものや、吸着材を布帛、紙、フィルム等に担持させたものなどが挙げられる。
本実施形態の吸着部材123は、図5に示すように、全体として板状をなし、ハニカム構造を有している。このような吸着部材123は、ダクト122の気流の流れを許容しつつ(圧力損失を低減しつつ)、定着装置90で生じた臭気を吸着することができる。
なお、吸着部材123の形状は、これに限定されない。例えば、吸着部材123の形状は、定着装置90で生じた臭気を吸着するとともに、前記臭気を吸着部材123へ導く気流を許容することができるものであれば、特に限定されず、前述したようなハニカム構造などを有する板状のほか、不織布、織物や編物のようなシート状などでもよい。
前述したような吸着部材123は、板状をなしているので、吸着部材123の設置スペースの省スペース化を図ることができる。
以上説明したように本実施形態に画像形成装置10は、小型化および低コスト化を図りつつ、異臭の発生を確実に防止することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を図7に基づき説明する。以下、第2実施形態について、前述した第1実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図7は、本実施形態のダクトおよび吸着部材の構成を説明するための断面図である。
本実施形態の画像形成装置は、吸着部材の構成が異なる以外は、第1実施形態の画像形成装置と同様である。
本実施形態の吸着部材123Aは、ダクト122の壁面に設けられている。したがって、ダクト122内を気体が吸着部材123に接触しつつ流通する。これにより、ダクト122、13内の排気流路での圧力損失をより低減することができる。
このような吸着部材123Aは、定着装置90で生じた臭気を吸着することができるものであれば、特に限定されず、例えば、前述した吸着部材123と同様のものを用いることができる。
特に、本実施形態の吸着部材123Aは、主として活性炭素繊維で構成された集合体であるのが好ましい。活性炭素繊維は、臭気に対し極めて優れた吸着性能を有しているとともに、比較的簡単に任意の形状とすることができる。これにより、吸着部材123Aの設置スペースの省スペース化を図りつつ、定着装置90で生じた臭気をより確実に吸着部材123Aに接触・吸着させることができる。
この場合、吸着部材123Aは、織物または編物として構成されているのが好ましい。これにより、圧力損失を低減しつつ、吸着部材123A中における活性炭素繊維の含有量を多く(ほぼ100%)して、吸着部材123Aの吸着性能の向上を図ることができる。
以上説明したような第2実施形態においても、小型化および低コスト化を図りつつ、異臭の発生を確実に防止することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態を図8に基づき説明する。以下、第3実施形態について、前述した第2実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図8は、本実施形態の吸着部材の構成を説明するための断面図である。
本実施形態の画像形成装置は、吸着部材の構成が異なる以外は、第2実施形態の画像形成装置と同様である。
本実施形態の吸着部材123Bは、複数回交互に折り曲げられている。すなわち、吸着部材123Bは、蛇腹状あるいはプリーツ状をなしている。
これにより、吸着部材123Bの大面積化を図り、臭気と吸着部材123Bとの接触確率を向上させ、定着装置90で生じた臭気をより確実に吸着部材123Bに接触・吸着させることができる。
以上説明したような第3実施形態においても、小型化および低コスト化を図りつつ、異臭の発生を確実に防止することができる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態を図9に基づき説明する。以下、第4実施形態について、前述した第2実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図9は、本実施形態の吸着部材の構成を説明するための断面図である。
本実施形態の画像形成装置は、吸着部材の構成が異なる以外は、第2実施形態の画像形成装置と同様である。
本実施形態では、ダクト122の内壁面のうちの少なくとも吸着部材123Cの近傍部位に、多数の突起125が形成されている。
これにより、吸着部材123C近傍で乱流を生じさせ、臭気と吸着部材123Bとの接触確率を向上させ、定着装置90で生じた臭気をより確実に吸着部材123Cに接触・吸着させることができる。
このような突起125の形状、大きさ、数、配置などは、特に限定されず、任意である。
以上説明したような第3実施形態においても、小型化および低コスト化を図りつつ、異臭の発生を確実に防止することができる。
<第5実施形態>
本発明の第5実施形態を図10に基づき説明する。以下、第4実施形態について、前述した第1実施形態および第2実施形態との違いを中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図10は、本実施形態の吸着部材の構成を説明するための断面図である。
本実施形態の画像形成装置は、吸着部材の構成が異なる以外は、第2実施形態の画像形成装置と同様である。
図10に示すように、本実施形態では、前述した第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせたように、吸着部材123Aおよび吸着部材123Dが配設されている。
このような場合、吸着部材123Dは、主として活性炭素繊維で構成された集合体であるのが好ましい。活性炭素繊維は、臭気に対し極めて優れた吸着性能を有しているとともに、比較的簡単に任意の形状とすることができる。これにより、吸着部材123Dの設置スペースの省スペース化を図りつつ、定着装置90で生じた臭気をより確実に吸着部材123Dに接触・吸着させることができる。
特に、吸着部材123Dは、活性炭素繊維からなる織物または編物として構成されているのが好ましい。これにより、圧力損失を低減しつつ、吸着部材123D中における活性炭素繊維の含有量を多く(ほぼ100%)して、吸着部材123Dの吸着性能の向上を図ることができる。
また、吸着部材123Dは、単数(1枚)で構成されていてもよく、複数枚を重ねて構成されていてもよい。
以上説明したような第5実施形態においても、小型化および低コスト化を図りつつ、異臭の発生を確実に防止することができる。
以下、本発明の具体的な実施例を説明する。
(実施例1)
図1および図2に示すような画像形成装置(レーザビームプリンタ)を用い、図6に示すように、吸着部材をダクトに組み込んだ。
ここで、用いた画像形成装置は、印刷速度40ppmであり、吸着部材として、やし殼活性炭を50wt%含むとともにハニカム構造を有し、ハニカムのセル数200セル/inch、厚さ5mm、幅50mm、長さ300mmのものを用いた。
そして、A4サイズ紙に写真画をプリントする動作を10枚連続で行い、そのとき排気口から排出される排気ガスを臭気センサで計測した。また、排気口にベーン式風速計を設置し、排気風速を測定した。
(実施例2)
吸着部材の配置および形状を図7に示すようにするとともに、シート状の吸着部材を用いた以外は、前述した実施例1と同様にして、臭気および排気風速の測定を行った。
ここで、吸着部材は、厚さ3mmの不織布にやし殼活性炭を含ませたものを用いた。吸着部材中におけるやし殼活性炭の含有率は50wt%であった。
(実施例3)
吸着部材の配置および形状を図8に示すようにするとともに、活性炭素繊維100%のニットで構成されたシート状の吸着部材(東洋紡社製CFF−1500)を用いた以外は、前述した実施例1と同様にして、臭気および排気風速の測定を行った。
ここで、吸着部材は、厚さ1mmのものを用いた。
(実施例4)
図9に示すように、吸着部材を配置するとともに、複数の突起を設けた以外は、前述した実施例2と同様にして、臭気および排気風速の測定を行った。
(実施例5)
吸着部材の配置を図10に示すようにするとともに、吸気側の吸着部材として活性炭素繊維100%のニットで構成されたシート状の吸着部材(東洋紡社製CFF−1500)を用いた以外は、前述した実施例2と同様にして、臭気および排気風速の測定を行った。
(比較例1)
吸着部材を省略した以外は、実施例1と同様に臭気および排気風速の測定を行った。
(比較例2)
やし殼活性炭を50wt%含む活性炭ハニカム(300セル/inch、90mm×90mm、厚さ30mm)を排気口に装着した以外は、比較例1と同様にして、臭気および排気風速の測定を行った。
(比較例3)
やし殼活性炭を50wt%含む活性炭ハニカム(300セル/inch、90mm×90mm、厚さ10mm)を排気口に装着した以外は、比較例1と同様にして、臭気および排気風速の測定を行った。
以上のような実施例1〜5および比較例1〜3について、臭気および排気風速の測定結果を表1に示す。なお、臭気については、比較例1を100とし、これとの相対的な数値を示している。
Figure 2007156278
以上、本発明について、好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明の画像形成装置を構成する各部は、同様の機能を発揮する任意のものと置換、または、その他の構成を追加することもできる。また、第1〜5実施形態の各構成を互いに組み合わせることができる。
また、前述した実施形態では、吸着部材による消臭・脱臭の対象が、トナーを構成する樹脂のモノマー成分である例を説明したが、これに限定されず、例えば、本発明での吸着部材は、定着装置で生じたオゾンなどの他の異臭を除去して、消臭・脱臭することができるのは言うまでもない。
また、前述した実施形態では、定着装置として、未定着像を担持する記録媒体を加熱・加圧することにより定着処理を行うものを説明したが、未定着像を担持する記録媒体に前記未定着像を定着させるものであれば、これに限定されない。例えば、定着装置としては、未定着像を担持する記録媒体に加熱および/または加圧することにより定着処理を行うものであればよい。
本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置を示す全体構成の模式的断面図である。 図1に示す画像形成装置の模式的縦断面図である。 図1に示す画像形成装置に備えられた定着装置の好適な実施形態を示す模式的断面図である。 図1に示す画像形成装置に備えられたダクトの概略構成を示す斜視図である。 図4に示すダクトおよび吸着部材の平面図である。 図5におけるA−A線断面図である。 本発明の第2実施形態のダクトおよび吸着部材の構成を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態のダクトおよび吸着部材の構成を説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態のダクトおよび吸着部材の構成を説明するための断面図である。 本発明の第5実施形態のダクトおよび吸着部材の構成を説明するための断面図である。
符号の説明
10‥‥‥画像形成装置 11‥‥‥ハウジング 12‥‥‥開閉部材 20‥‥‥感光体 30‥‥‥帯電ユニット 40‥‥‥露光ユニット 50‥‥‥現像ユニット 50a‥‥‥軸 51‥‥‥ブラック現像装置 52‥‥‥マゼンタ現像装置 53‥‥‥シアン現像装置 54‥‥‥イエロー現像装置 55‥‥‥保持体 60‥‥‥一次転写ローラ 70‥‥‥中間転写ユニット 71‥‥‥駆動ローラ 72、73‥‥‥従動ローラ 74‥‥‥中間転写ベルト 80‥‥‥二次転写ローラ 82‥‥‥給紙トレイ 84‥‥‥給紙ローラ 86‥‥‥レジストローラ 87‥‥‥排紙ローラ対 87A‥‥‥軸部材 88‥‥‥搬送ローラ対 90‥‥‥定着装置 91‥‥‥定着ローラ 92‥‥‥加圧ローラ 93‥‥‥ヒータ 94‥‥‥温度検知体 95‥‥‥分離部材 96‥‥‥カバー部材 96A、96B‥‥‥開口部 13‥‥‥ダクト 14‥‥‥ファン 15‥‥‥排気流路 111‥‥‥排気口 121‥‥‥リブ 122‥‥‥ダクト 122A‥‥‥排気側開口部 122B‥‥‥排気側開口部 123、123A、123B、123C、123D‥‥‥吸着部材 124‥‥‥シール部材 125‥‥‥突起 N‥‥‥ニップ P‥‥‥記録媒体

Claims (15)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    未定着像を記録媒体に定着させる定着装置と、
    前記定着装置で生じた臭気を吸着する吸着部材とを有し、
    前記定着装置は、前記定着を受けた記録媒体を前記定着装置の外部へ排出する排出部を有しており、
    前記吸着部材が前記排出部の近傍で前記記録媒体の幅方向に沿うように配設されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着装置は、前記記録媒体を搬送しつつ加熱・加圧する加熱加圧部と、前記記録媒体の搬送を許容しつつ前記加熱加圧部の周囲を覆うカバー部材とを備え、前記排出部は、前記カバー部材に形成された開口部であり、前記吸着部材は、前記カバー部材の前記開口部を覆うように設けられている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記開口部は、上方に向け開放し、前記吸着部材は、前記開口部をその上方から覆うように設けられている請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着装置を収容し、排気口を有するハウジングと、前記定着装置から前記排気口への排気流路の少なくとも一部を形成するダクトとを有し、該ダクトは、前記排気流路の吸気側で開口する吸気側開口部と、前記排気流路の排気側で開口する排気側開口部とを有し、前記吸気側開口部が前記カバー部材の前記開口部を覆うように形成され、前記排気側開口部が前記排気口に接続されている請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ダクトは、前記ハウジングの一部で構成されている請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ダクトを構成する前記ハウジングの一部は、前記ハウジングの本体に対し開閉可能に設けられた開閉部材である請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記吸着部材は、前記ダクトの壁面に設けられ、気体が前記吸着部材に沿って接触しつつ前記ダクト内を流通するよう構成されている請求項4ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記吸着部材は、前記吸気側開口部に設けられ、前記吸着部材を通過した気体が前記ダクト内を流通するように構成されている請求項4ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記ダクトの内壁面のうちの少なくとも前記吸着部材の近傍部位には、多数の突起が形成されている請求項4ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記排気流路は、前記ハウジング内の他の排気流路から独立した実質的に単一の流路として形成されている請求項4ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記排気流路には、前記排気のための気流を生じさせるファンが設けられている請求項4ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記吸着部材は、シート状または板状をなしている請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記吸着部材は、主として活性炭素繊維で構成された集合体である請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記吸着部材は、織物または編物として構成されている請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記吸着部材は、複数回交互に折り曲げられている請求項12ないし14のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013097054A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2017227714A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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