JPH05302505A - カムシャフト - Google Patents

カムシャフト

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JPH05302505A
JPH05302505A JP10657292A JP10657292A JPH05302505A JP H05302505 A JPH05302505 A JP H05302505A JP 10657292 A JP10657292 A JP 10657292A JP 10657292 A JP10657292 A JP 10657292A JP H05302505 A JPH05302505 A JP H05302505A
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shaft
journal
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camshaft
sprocket
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JP10657292A
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Takao Ichimura
隆雄 一村
Shuji Nagano
修治 長野
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 エンジンの動弁機構を形成するカムシャフト
の耐久性の向上を図る。 【構成】 スプロケット又はプーリ35が取り付けられ
てチェーン又はベルトにより駆動されるカムシャフト2
0の、スプロケット又はプーリから最も近いジャーナル
23に近接した軸22、24を太く、当該ジャーナルか
ら離れるに伴い細く形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カムシャフトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】エンジンの動弁機構を形成するカムシャ
フトは、所定のタイミングで吸気弁、排気弁を開閉させ
るもので、カムシャフト端にスプロケット又はプーリが
取り付けられ、チェーン或いはベルトを介してクランク
シャフトの回転が伝達されて駆動される。図1はカムシ
ャフトの一例を示し、カムシャフト1は、軸2、ジャー
ナル3、軸4、カム5、軸6、カム7、軸8、カム9、
軸10、ジャーナル11等が一体に形成されており、ジ
ャーナル3、11の径が最も大きく、軸2、4、6、
8、10は、同径とされている。軸2の端面2aにプー
リ15が取り付けられており、ジャーナル3、11がシ
リンダヘッドの軸受に支持され、カム5、7、9が対応
する各ロッカアーム(図示せず)に当接され、プーリ1
5とクランクシャフトに取り付けられたプーリとの間に
タイミングベルト(何れも図示せず)が掛回される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このカムシャフト1に
おいてプーリ15に荷重が加わった場合図2(a)に示
すような曲げモーメントが発生し、プーリ15に最も近
いジャーナル3の付近が最大となる。即ち、プーリ15
に加わる荷重をF、軸2の端面2aからジャーナル3の
中央までの距離(P0 〜P2 )をLとすると、曲げモー
メントは、F×Lとなる。このためカムシャフト1は、
ジャーナル3の付近の強度上の余裕が少なくなり、ジャ
ーナル3の径に対して当該ジャーナル3の横の軸即ち、
両端面3a、3b(図1)に連設される軸2、4が細い
場合にはこれらの軸2、4が特に弱い部分となる。尚、
図2(b)は、カムシャフト1の各部の断面係数の概略
を示す。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、プーリ又はスプロケットが取り付けられてチェーン
又はベルトにより駆動されるカムシャフトの前記プーリ
又はスプロケットから最も近いジャーナル付近の強度を
高くして曲げモーメントに有効に対処するようにしたカ
ムシャフトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、スプロケット又はプーリが取り付け
られてチェーン又はベルトにより駆動されるカムシャフ
トにおいて、その軸は、前記スプロケット又はプーリか
ら最も近いジャーナルに近接した部位が太く、当該ジャ
ーナルから離れるに伴い細く形成された構造としたもの
である。
【0006】
【作用】カムシャフトは、プーリに荷重が加わると当該
プーリに最も近いジャーナルの付近に大きな曲げモーメ
ントが発生する。カムシャフトは、当該ジャーナルに近
接した軸が太く、ジャーナルから離れるに伴い細くなる
ように形成されているためにジャーナル付近の断面係数
が大きくなり、強度が高くなる。これによりカムシャフ
トは、最も強度の余裕が少ないジャーナル横の部分の強
度アップが図られる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図3においてカムシャフト20は、左側から
軸21、22、ジャーナル23、軸24、カム25、軸
26、カム27、軸28、カム29、軸30、ジャーナ
ル31等が一体に形成されており、軸21の端面21a
の軸心にはねじ穴が穿設され、プーリ35がボルト36
により取り付けられている。カムシャフト20は、ジャ
ーナル23の径D3 が最も大きい。そして、カムシャフ
ト20は、ジャーナル23に対してプーリ35側の軸は
一様ではなく、軸21と軸22とに分けられており、そ
の径を夫々D1 、D2 とすると、これらの軸21、22
は、ジャーナル23に対してD3 >D2 >D1 となるよ
うに設定されている。
【0008】更に、カムシャフト20は、ジャーナル2
3に対して反プーリ側の各軸24、26、28は、カム
25、27を挟んで径が異なり、各軸径を夫々D4 、D
6 、D8 とすると、D3 >D4 >D6 >D8 とされてい
る。尚、ジャーナル23から遠い軸28、29は、図1
に示す従来のカムシャフト1の軸8、10と同径とさ
れ、軸21もカムシャフト1の軸2と同径とされてい
る。尚、図中軸22、24、26に細線で従来の軸径を
描いてある。
【0009】即ち、カムシャフト20は、プーリ35に
最も近いジャーナル23の、当該プーリ側の端面23a
に連設される軸22の径を、ジャーナル23の径に次い
で太く、当該ジャーナル23の反プーリ側端面23bに
連設される軸24を軸22に次いで太く、軸26の径を
軸24に次いで太く設定されている。例えば、ジャーナ
ル23は、D3 =D8 +20mm程度とされ、軸22は、
2 =D8 +14mm、軸24は、D4 =D8 +2mm、軸
26は、D6 =D8 +1mm程度に設定されている。
【0010】以下に作用を説明する。カムシャフト20
の軸21の端面に取り付けられたプーリ35に荷重が加
わると図4(a)のように当該プーリ35に最も近いジ
ャーナル23の付近に大きな曲げモーメントが発生す
る。この曲げモーメントは、前述したようにプーリ35
に加わる荷重をF、プーリ35からジャーナル23の中
央までの距離をLとすると、F×Lとなる。ジャーナル
23の付近の軸軸22、24、26は、軸径が太く形成
されているために図4(b)に示すように断面係数が大
きく、強度上の余裕が大きくなる。尚、図4(b)の軸
22、24、26に対応する箇所に従来の断面係数を細
線で示してある。
【0011】これによりカムシャフト20は、プーリ3
5に大きな荷重が加わり、当該プーリに最も近いジャー
ナル23付近に大きな曲げモーメントが発生しても、当
該ジャーナル23の両側の軸22、24、26の各部の
強度の向上が図られる。図5は本発明の他の実施例を示
し、カムシャフト20’は、ジャーナル23’のプーリ
35側の軸22’がジャーナル23’から離れるに伴い
徐々に縮径されてテーパ状とされ、軸21’に連設され
ている。そして、軸22’のジャーナル23’との連設
部分の径は、カムシャフト20(図3)の軸22の径
(D2 )と同径とされている。尚、軸21’は、ジャー
ナル23’から離れた部位例えば、先端21a’が当該
軸21’よりも大径とされても問題はない。
【0012】尚、上記実施例においては、カムシャフト
20の一端にプーリ35が取り付けられるタイプのもの
について記述したが、これに限るものではなく、カムシ
ャフトの中央付近にプーリ又はスプロケットが取り付け
られるタイプのカムシャフトにも適用し得ることは勿論
である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ムシャフトの重量を余り増加させることなくスプロケッ
ト又はプーリから最も近いジャーナルの横の最も強度余
裕が少ない部分の強度アップを図ることができ、カムシ
ャフトの耐久性の向上が図られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のカムシャフトの一部正面図である。
【図2】図1のカムシャフトに作用する曲げモーメント
及び断面係数の概要を示すグラフである。
【図3】本発明に係るカムシャフトの一実施例を示す一
部正面図である。
【図4】図3のカムシャフトに作用する曲げモーメント
及び断面係数の概要を示すグラフである。
【図5】本発明に係るカムシャフトの他の実施例を示す
一部正面図である。
【符号の説明】
20、20’ カムシャフト 21、22、24、26、28、30 軸 23、31 ジャーナル 25、27、29 カム 35 プーリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプロケット又はプーリが取り付けられ
    てチェーン又はベルトにより駆動されるカムシャフトに
    おいて、その軸は、前記スプロケット又はプーリから最
    も近いジャーナルに近接した部位が太く、当該ジャーナ
    ルから離れるに伴い細く形成されたことを特徴とするカ
    ムシャフト。
JP10657292A 1992-04-24 1992-04-24 カムシャフト Expired - Fee Related JP2759856B2 (ja)

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JPH05302505A true JPH05302505A (ja) 1993-11-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009501296A (ja) * 2005-07-14 2009-01-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 機関車エンジン用の共通燃料レール燃料システム

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JP2009501296A (ja) * 2005-07-14 2009-01-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 機関車エンジン用の共通燃料レール燃料システム

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JP2759856B2 (ja) 1998-05-28

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