JPH05301584A - 自走式農業機械の作業機制御装置 - Google Patents
自走式農業機械の作業機制御装置Info
- Publication number
- JPH05301584A JPH05301584A JP4107378A JP10737892A JPH05301584A JP H05301584 A JPH05301584 A JP H05301584A JP 4107378 A JP4107378 A JP 4107378A JP 10737892 A JP10737892 A JP 10737892A JP H05301584 A JPH05301584 A JP H05301584A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine
- controller
- control
- port
- working
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Abstract
みならず、これに連結される作業機側にもコントロ−ラ
を設け、両コントロ−ラ間を通信回線で結び、極めの細
かい制御を行なわしめんとするものである。 【構成】自走式農業機械、及びこれに連結される作業機
の両方に、入出力ポ−トと通信ポ−トを有するコントロ
−ラを搭載し、両コントロ−ラ同士を通信回線で接続す
る。
Description
の農業機械に装着されるロ−タリ耕耘装置や播種機、薬
剤散布機といった種々の作業機を制御するものに関す
る。
着されるが、作業機側にマイコンを備えたものはない。
例えば、トラクタ−にロ−タリ耕耘装置を連結して耕深
制御やロ−リング制御をする場合、まず、トラクタ−側
に制御主体をなすコントロ−ラを搭載し、ロ−タリ側に
は種々のセンサ類を付設してロ−タリを所期の姿勢に維
持するようにしている。
場合にあっても同様にマイコンを搭載したものが無いた
めに、トラクタ−の制御とは別に薬剤散布機の散布量の
調節を必要とし、作業者はトラクタ−を操りながら散布
機の散布量調節を同時に行なっている。
合、作業機側にコントロ−ラが備わっていないために、
トラクタ−に装着される作業機の種類や型式が変わった
ときには、オペレ−タもしくはサ−ビスマンが本機のコ
ントロ−ラ内に機種あるいは型式に応じて予め用意され
たソフトを切り換えるべく設定操作を行なわなければな
らず、オペレ−タがこの設定操作を怠ると所期の性能が
発揮できなくなる不具合があった。
制御に関連付けられた制御情報が散布機側に伝えられる
工夫がまったく施されていなかったので、折角、トラク
タ−にコントロ−ラを搭載していながら、それを活かし
た複合的な制御ができなかった。
題点に鑑みて提案するものであって、このため、次のよ
うな技術的手段を講じた。即ち、自走式農業機械に着脱
自在に作業機を装着して作業機を制御するものにおい
て、本機側に入出力ポ−トと通信ポ−トを有するコント
ロ−ラを搭載し、作業機側にも入出力ポ−トと通信ポ−
トを有するコントロ−ラを設け、両コントロ−ラ間を通
信回線で接続したことを特徴とする自走式農業機械の作
業機制御装置とする。
明する。まず、構成から説明すると、1はトラクタ−
で、機体の前後部に夫々前輪2、2と後輪3、3とを備
え、ミッションケ−ス4の後上部には油圧シリンダケ−
ス5を固着して設けている。油圧シリンダケ−ス5内に
は、単動式の油圧シリンダ6を設け、油圧シリンダケ−
ス5の左右両側にはリフトア−ム7、7を回動自由に枢
着している。
−ム7、7を油圧昇降機構8と総称する。また、トップ
リンク10、ロワ−リンク11、11からなる3点リン
ク機構12の後端部には、コントロ−ラを有していない
ロ−タリ耕耘装置14が昇降自在に連結されている。1
5、15はリフトア−ム7、7とロワ−リンク11、1
1間に介装されたリフトロッドであり、特に右側のリフ
トロッド15は複動式の油圧シリンダ15aで構成さ
れ、後述する制御弁の切換でこの油圧シリンダ15a内
に作動油が給排され、ロ−タリ耕耘装置14を左右方向
に傾動させる。16は前記油圧シリンダケ−ス5の横側
部に取り付けられた傾斜センサであって、トラクタ−1
の左右傾斜を検出する。また、17はトラクタ−1とロ
−タリ耕耘装置14との間の相対的回動量を検出するス
トロ−クセンサであって、直線式のポテンショメ−タに
て構成され、このストロ−クセンサ17は前記油圧シリ
ンダ15aの横側部に配設されている。20はポジショ
ン制御用の油圧操作レバ−であって、この油圧操作レバ
−20の回動基部には、トラクタ−1の後部に連結され
ているロ−タリ耕耘装置14の対地高さを設定するため
のポテンショメ−タからなる対地高さ設定器21が取り
付けられている。
ポテンショメ−タからなる対地高さセンサ23が設けら
れ、油圧操作レバ−20にて設定された位置にリフトア
−ム7、7が回動してその設定位置に停止するように構
成している。なお、図中符号18は作業機の傾きを設定
する傾斜設定器、19はトラクタ−1の下腹部に取り付
けられた車速センサである。
すると、ロ−タリ耕耘装置14は、耕耘部34と、耕耘
部34の上方を覆う主カバ−35と、主カバ−35の後
部に枢着されたリヤカバ−36等を備え、リヤカバ−3
6の下端部を地面に摺接させて耕起土壌面を均平にすべ
く構成し、また、主カバ−35の後端部にはリヤカバ−
36の回動角度を検出する耕深センサ37を設けてい
る。
−タリ耕耘装置14の対地高さを設定する設定器21、
耕深を設定する耕深設定器22、ロ−タリ耕耘装置14
の左右傾斜角度を設定する傾斜設定器18、対地高さセ
ンサ23、耕深センサ37、ストロ−クセンサ17、傾
斜センサ16、車速センサ19はマイコンからなるコン
トロ−ラ25に接続されている。
フトア−ム7、7を昇降回動させる上昇用比例制御弁4
2と下降用比例制御弁43、及び水平制御用油圧シリン
ダ15aを伸長させる水平制御弁44と短縮させる水平
制御弁45が接続されている。46はコントロ−ラ25
に組み込まれた通信ポ−トで、同期信号を出力するクロ
ックポ−ト47、外部機器若しくは外部のコントロ−ラ
に指令を送る送信ポ−ト48、外部機器若しくは外部コ
ントロ−ラからの信号を受信する受信ポ−ト49が設け
られている。前記の例では、ロ−タリ耕耘装置14には
コントロ−ラが搭載されていないため、本機側のコント
ロ−ラ25によってこのロ−タリ耕耘装置14は昇降制
御され、あるいは水平に制御される。
散布機50を装着した様子を示すものである。この薬剤
散布機50には、流量を検出する流量センサ52と、開
閉弁の開度を検出する開度センサ53、薬剤の残量を検
出する薬剤残量センサ54、開閉弁を制御するモ−タ5
7が設けられている。この薬剤散布機50には開閉弁の
開度調節、言い換えると散布量を制御するためのコント
ロ−ラ58が設けられている。図4はこのコントロ−ラ
58の構成を簡単に示すものである。
薬剤散布機50側のコントロ−ラ58に対して通信を行
なう際の通信デ−タフォ−マット、図6は逆に薬剤散布
機50側から本機側コントロ−ラ25に通信を行なう場
合の通信デ−タフォ−マットの内容を示すものである。
この実施例では両コントロ−ラ25、58共に8ビット
のCPUが使用されており、スタ−トフレ−ム(0FF
H)からストップフレ−ム(0FFH)までの間に送信
される情報の種類と量が予め設定される。この実施例で
は本機側の制御情報として対地速度、耕深設定値、リフ
トア−ム7の高さを示す対地高さ検出値が1バイト分の
情報として作業機側のコントロ−ラ58に送信される。
一方、薬剤散布機50側からは作業機の種類(例えば8
1Hは薬剤散布機、91Hは粉剤散布機を示す)、薬剤
流量、薬剤残量に関する1バイト分のデ−タが本機側に
送信される。
御フロ−を示すものである。このプログラムを説明する
と、まず、最初に各センサのデ−タ値が読み込まれ(ス
テップS1)、次にトラクタ−本機側から送られてくる
デ−タが参照される。即ち、トラクタ−本機側のコント
ロ−ラ25側から送信ポ−ト48を介して送られてくる
デ−タを作業機側のコントロ−ラ58が受信し、トラク
タ−1の対地速度が参照される(ステップS2)。そし
て、この参照された対地速度と検出された薬剤流量とか
ら例えば単位面積当たりの散布率が演算され(ステップ
S3)、予め設定されていた散布率との比較が行われる
(ステップS4)。そして、散布率が設定値よりも小さ
いときには、開閉弁の開度が大きくされ(ステップS
9)、逆に設定値よりも大きいときには開度が小さくさ
れる(ステップS8)。
例に挙げて説明したが、コントロ−ラを有する播種機や
肥料散布機等の種々の作業機に適用できるものであっ
て、この薬剤散布機の例に限定されるものではない。図
示は省略したが、トラクタ−1に標準装備されていて一
番良く使われる耕深設定器22を他の作業機の各種設定
器に代用するように構成すれば部品点数が削減され、コ
ストも抑えられて便利である。即ち、作業機毎に設定器
を設けるのではなく、トラクタ−側に備えられている耕
深設定器22を、例えば薬剤散布機50では薬剤散布率
設定器として用い、播種機の場合であれば、これを播種
量設定器として使用することにより、作業機毎の設定器
が不要となるので廉価に構成できるものである。
る。図8はトラクタ−等の農業機械の一般的な制御ブロ
ックを示すものである。近年、農業機械にも各種デ−タ
を随時書き替えてこれを次の作業で利用する形態のもの
が現われており、これを可能にするものとしてEEPR
OMがある。EEPROMはコントロ−ラの電源を遮断
しても記憶内容が消されることがないが、書き換えの回
数に制限があり、図9、図10はこうした問題点から書
き換えの回数を監視し、規定回数に達したら書き込みの
エリアを変更するようにしたものである。この例では、
書き込み回数が規定回数に達するまではA0のエリアを
を使用し、規定回数に達した後はカウンタ−値を一度ゼ
ロにし、A1のエリアに移って書き込みを行なう。以
下、これを順次繰り返して記憶エリアの更新を行なうよ
うにしたものである。
走式農業機械に着脱自在に作業機を装着して作業機を制
御するものにおいて、本機側に入出力ポ−トと通信ポ−
トを有するコントロ−ラを搭載し、作業機側にも入出力
ポ−トと通信ポ−トを有するコントロ−ラを設け、両コ
ントロ−ラ間を通信回線で接続したものであるから、例
えばトラクタ−の如き自走式農業機械のコントロ−ラが
捕捉した制御情報をそのまま活用してこれに連結された
種々の作業機を極め細かくコントロ−ルすることがで
き、作業機の制御の精度が向上する。
モ−ドがあり、これを作業者が識別して本機側コントロ
−ラに組み込まれている制御プログラムを人為的手段に
よって切り換えていたが、本案の如く構成することによ
って機種や型式を本機側コントロ−ラが自動的に判別す
ることが可能となり、この結果、作業者に掛る負担が軽
減されると共に、制御の誤動作の恐れも少なくなった。
きの側面図である。
る。
である。
である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】自走式農業機械に着脱自在に作業機を装着
して作業機を制御するものにおいて、本機側に入出力ポ
−トと通信ポ−トを有するコントロ−ラを搭載し、作業
機側にも入出力ポ−トと通信ポ−トを有するコントロ−
ラを設け、両コントロ−ラ間を通信回線で接続したこと
を特徴とする自走式農業機械の作業機制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04107378A JP3114346B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 農業機械の作業機制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04107378A JP3114346B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 農業機械の作業機制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05301584A true JPH05301584A (ja) | 1993-11-16 |
JP3114346B2 JP3114346B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=14457599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04107378A Expired - Lifetime JP3114346B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 農業機械の作業機制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114346B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005151953A (ja) * | 2003-11-21 | 2005-06-16 | Sasaki Corporation | トラクタに装着する農作業機の電動遠隔操作制御装置 |
JP2011000102A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Yanmar Co Ltd | 農業機械の制御部適合性判定システムおよび農業機械の制御部適合性判定方法 |
CN103444687A (zh) * | 2013-09-24 | 2013-12-18 | 山东众和建筑机械有限公司 | 一种农用抛洒机械 |
JP2014226094A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | ヤンマー株式会社 | 作業車輌 |
JP2015043763A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-03-12 | 株式会社Ihiスター | 農作業機用制御装置 |
JP2016049029A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-11 | 株式会社Ihiスター | 農作業機、走行車、および、農作業車両システム |
CN109644965A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-04-19 | 江苏大学 | 一种高架栽培侧倾微风送施药机器人及实现方法 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP04107378A patent/JP3114346B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005151953A (ja) * | 2003-11-21 | 2005-06-16 | Sasaki Corporation | トラクタに装着する農作業機の電動遠隔操作制御装置 |
JP2011000102A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Yanmar Co Ltd | 農業機械の制御部適合性判定システムおよび農業機械の制御部適合性判定方法 |
JP2014226094A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | ヤンマー株式会社 | 作業車輌 |
JP2015043763A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-03-12 | 株式会社Ihiスター | 農作業機用制御装置 |
CN103444687A (zh) * | 2013-09-24 | 2013-12-18 | 山东众和建筑机械有限公司 | 一种农用抛洒机械 |
JP2016049029A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-11 | 株式会社Ihiスター | 農作業機、走行車、および、農作業車両システム |
CN109644965A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-04-19 | 江苏大学 | 一种高架栽培侧倾微风送施药机器人及实现方法 |
CN109644965B (zh) * | 2018-12-10 | 2021-06-22 | 江苏大学 | 一种高架栽培侧倾微风送施药机器人及实现方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3114346B2 (ja) | 2000-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060108127A1 (en) | Implement height control system | |
JPH05301584A (ja) | 自走式農業機械の作業機制御装置 | |
WO2008046958A1 (en) | Front lifting device for a tractor and method for operating a tractor's front lifting device | |
JPH03198701A (ja) | 対地作業機のローリング制御装置 | |
JPH06141605A (ja) | 作業機制御装置 | |
JPH08168301A (ja) | 農用トラクタのロータリ耕耘装置昇降構造 | |
JP3220334B2 (ja) | 農用トラクタの作業装置に対するローリング制御装置 | |
JP3747517B2 (ja) | 作業車用の制御装置 | |
JP3653757B2 (ja) | 移動農機におけるコントローラのデータ記憶処理装置 | |
JPH0114084Y2 (ja) | ||
JP3244056B2 (ja) | 農作業機の作業部制御装置 | |
JP2510039B2 (ja) | 昇降制御装置 | |
JPH0488501A (ja) | 制御モード設定装置 | |
JP2003000004A (ja) | 作業車両の作業機昇降制御装置 | |
JP3053053B2 (ja) | 作業車の作業装置姿勢変更構造 | |
JPH0530566Y2 (ja) | ||
JP3084183B2 (ja) | 作業装置の姿勢制御機構 | |
JP2743528B2 (ja) | 対地作業機の左右傾斜姿勢制御装置 | |
JPH0458804A (ja) | 制御装置の設定器 | |
JP2893909B2 (ja) | 対地作業機の油圧制御装置 | |
JP2559714B2 (ja) | トラクタ | |
JPH04169103A (ja) | 対地作業機のローリング制御装置 | |
JP2510457Y2 (ja) | トラクタの3点リンク傾斜制御装置 | |
JPH0923703A (ja) | 農作業機 | |
JPH10327604A (ja) | トラクタ用耕耘装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929 Year of fee payment: 12 |