JPH0530125Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0530125Y2
JPH0530125Y2 JP1985055902U JP5590285U JPH0530125Y2 JP H0530125 Y2 JPH0530125 Y2 JP H0530125Y2 JP 1985055902 U JP1985055902 U JP 1985055902U JP 5590285 U JP5590285 U JP 5590285U JP H0530125 Y2 JPH0530125 Y2 JP H0530125Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
masking unit
inspected
leakage
masking
leak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985055902U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61173044U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985055902U priority Critical patent/JPH0530125Y2/ja
Publication of JPS61173044U publication Critical patent/JPS61173044U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0530125Y2 publication Critical patent/JPH0530125Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえばウオータジヤケツトが形成
されている自動車用シリンダヘツドのように、中
空部を有する被検測物の洩れ試験を行うためのリ
ークテスターに関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のリークテスターは、リークテス
ター本体に設けた洩れ検測室に、被検測物の種類
すなわちそのマスキング箇所に合せて多数のマス
キング装置を所定位置に配設する構造となつてお
り、被検測物からの洩れを検出する際は、洩れ検
測室内の所定位置に被検測物を搬入して、該被検
測物の中空部を前記多数のマスキング装置でマス
キングした後、被検測物の中空部にエアを供給す
ることによつて洩れを検出している。
このように、従来のリークテスターは、これ自
体が被検測物の種類に応じて専用機化しているた
め、同一種類の被検測物を大量に検測する場合に
は、生産性を著しく高めることができ非常に良好
な成果が得られる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、寸法・形状が異なる種類の被検
測物を検測する場合、上記専用化したリークテス
ターを被検測物の種類に応じて複数機設置しなけ
ればならないことから、設備コストが非常に高く
なるばかりか設置面積を多く必要とするという問
題がある。そこで、多数のマスキング装置をそれ
ぞれクランプユニツトで段取替え自在に固定し、
被検測物の種類が変更する毎に、人手によりマス
キング装置の段取替えを実施して対拠する方法が
考えられるが、この場合は段取替え作業に多大な
労力と時間がかかり、とりわけ多種類・少量の被
検測物を検測するにあたつては、段取替え作業を
頻繁に行わなければならず、生産性が低下しコス
ト高になる、洩れ検測室内でのメーンテナンスが
行い難い、等の問題を有している。
本考案の目的は、上記した諸問題を解消し、
中・少量かつ多種類の被検測物であつても効率的
に自動検測することができるリークテストを提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の技術的な手
段は、中空部を有する被検測物の洩れ試験が行わ
れる洩れ検測室15と、被検測物を前記洩れ検測
室内に搬送するワーク搬送手段7,55と、該ワ
ーク搬送手段に付設され被検測物の種類を識別す
る検測装置12と、被検測物の種類に合せて構成
された複数種類のマスキングユニツト79と、前
記洩れ検測室に隣接して配置され該複数のマスキ
ングユニツト79を立体的な多段方式に格納する
格納装置80と、被検測物の種類と適合するマス
キングユニツト79を前記格納装置80より取出
して前記洩れ検測室15に搬送するマスキングユ
ニツト取出し装置61と、前記洩れ検測室15に
配設され該室15に搬送されたマスキングユニツ
ト79を着脱自在に保持し上下動させる保持手段
17,18,21,22と、前記洩れ検測室に配
設され前記マスキングユニツトを被検測物に対し
てクランプするクランプ手段31,32,34,
39,40と、マスキングを行つた被検測物の中
空部に流体を供給して洩れ試験をするリークセン
サとからなり、前記マスキングユニツト取出し装
置61は、格納装置80に対して上下左右方向に
移動して取出すべきマスキングユニツト79に対
して位置決めされるキヤリツヂ67と、該キヤリ
ツヂ67に設けられ、格納装置80からマスキン
グユニツト79を引き出す取出し具71と、取出
し具71により引き出されたマスキングユニツト
79を洩れ検測室15に搬送する駆動ローラ76
とを備えていることを特徴とするものである。
本考案のリークテスターにおいて、マスキング
ユニツトは各種類の被検測物をすべてマスキング
できるよう、被検測物の種類と対応する複数種類
だけ用意する。マスキングユニツト用格納装置
は、多種のマスキングユニツトを小さなスペース
でコンパクトに収納できるようにするため、立体
的な多段方式にするのが好ましい。マスキングユ
ニツト取出し装置との位置関係によつては、格納
装置を回転可能な構造にすることができる。
このマスキングユニツト取出し装置は、検測装
置に信号系で結ばれたコントローラからの指示を
うけて動作するように構成する。検測装置は洩れ
検測室内に配設することもあるが、マスキングユ
ニツト取出し装置の動作待ちを可及的になくして
生産性を高めるため、被検測物が洩れ検測室に搬
入される前に該被検測物の種類を識別できるよう
にする。したがつて、検測装置の配置場所は、メ
ーンテナンス容易性の観点からも洩れ検測室内よ
りもその外側の方が好都合となる。
(作用) 上記構成からなるリークテスターにおいて、被
検測物の洩れを検出するにあたつては、まず洩れ
検測室内に搬入される被検測物の種類を検測装置
で識別し、ついで、得られた情報に基いてマスキ
ングユニツト取出し装置を作動させ、被検測物の
種類と見合つたマスキングユニツトを格納装置か
ら取り出し、これを洩れ検測室に自動搬送し所定
の位置に位置決めする。なお、マスキングユニツ
トが所定の位置に位置決めされる間に、前記被検
測物は洩れ検測室の搬入口まで移送されている。
しかして、マスキングユニツトが洩れ検測室の
所定位置に位置決めされると、被検測物が洩れ検
測室のマスキングユニツト内に搬入される。被検
測物がマスキングユニツト内に搬入されると、マ
スキング実行手段が作動することにより、マスキ
ングユニツトが被検測物の開口部をマスキングす
べく動作する。マスキング完了後、被検測物の開
口部内に流体が供給されて洩れ試験が行われるこ
とになる。
このように、マスキングユニツトが洩れ検測室
の所定位置に位置決めされる間に、被検測物を洩
れ検測室の搬入口に待機させておけば、待ち時間
が生じないので、その分だけ洩れ試験のサイクル
タイムを短縮させることができ、生産性が向上す
る。
要するに、本考案のリークテスターは、被検測
物と一致する種類のマスキングユニツトを自動的
に選んで洩れ試験を行うものであり、被検測物の
種類の変更に対してフレキシブルに対応しうるも
のである。
したがつて、たとえ多量小量の被検測物を対象
とする場合であつても、段取り替え時間が実質的
になくなることから、一品種大量の被検測物を対
象とする場合と同じように、高い生産効率が維持
されることになる。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を第1図ないし第5図
にしたがつて説明する。
1はリークテスター本体で、リークテスター本
体1の天板2は複数本の支柱3によつて支承され
ている。リークテスター本体1の搬入側(第2図
におけるC′方向側)には架台4が配設され、架台
4の上部には一対のガイドレール5,5が第1図
中AA′方向に延びて敷設されている。一対のガイ
ドレール5,5の上には台車6がAA′方向に移動
自在に設けられ、台車6の上にはワーク搬送手段
としての複数の駆動ラーラ7が回転自在に配設さ
れている。駆動ローラ7は、図示しない駆動モー
タにチエーンを介して連結されている。
駆動ローラ7の上方には一対のガイドレール
8,8が図中CC′方向に延びて配設され、一対の
ガイドレール8,8は、台車6の上面に固着した
ブラケツト9,9,……により支持されている。
台車6の下面には第3図に示すようにブラケツト
10が固着され、このブラケツト10には、架台
4にAA′方向に固着したシリンダ11のピストン
ロツドが連結されている。このシリンダ11のピ
ストンロツドが伸縮することにより、台車6は一
対のガイドレール5,5に沿つてAA′方向へ移動
するようになつている。
12は図示しない被検測物(例えばエンジン部
品であるウオータジヤケツトを有するシリンダヘ
ツド)の種類を識別するための検測装置で、台車
6の上部適所にブラケツトを介して載設されてい
る。検測装置12は、駆動ローラ7上の被検測物
側に移動して該被検測物の識別部に当接する識別
棒13と、該識別棒13の移動量を検測するエン
コーダ14とからなり、エンコーダ14は、予め
被検測物の種類に合わせてプログラムが記憶され
た制御装置(図略)に、信号系を介して接続され
ている。
15は被検測物の洩れを検測する場所となる洩
れ検測室で、リークテスター本体1に設けられて
いる。洩れ検測室15内にはブラケツト16が設
けられ、その上部は天板2に固着されている。ブ
ラケツト16の上部にはシリンダ17がBB′方向
に配設され、シリンダ17のピストンロツドに
は、洩れ検測室15内の上方位置に配したブラケ
ツト18が連結支持されている。ブラケツト16
には、一対のガイドホルダがBB′方向に固着され
ている一方、前記ブラケツト18の上部には、ガ
イドホルダと摺動自在に嵌合した一対のガイドシ
ヤフト19,19の下端が連結されている。した
がつて、シリンダ17のピストンロツドが伸縮す
ることにより、ブラケツト18は一対のガイドシ
ヤフト19,19に沿つてBB′方向へ移動するよ
うになつている。
20はブラケツト18の下部側に固着したブラ
ケツトで、ブラケツト20の適所には複数のスイ
ングシリンダ21,21,……がBB′方向に装着
され、スイングシリンダ21,21,……のピス
トンロツドには留具22が取付けられている。な
お、前記シリンダ17、ブラケツト18、スイン
グシリンダ21、留具22等はマスキングユニツ
ト79を脱着自在に保持し上下動させる保持手段
を構成する。また、第2図に示すように、ブラケ
ツト18にはガイドレール23,24がCC′方向
に固着され、ガイドレール23,24にはガイド
ホルダ25,26がCC′方向に摺動自在に嵌合し
ている。ガイドホルダ25,26の下面側には、
下端に当金27,28を装着してなるブラケツト
29,30が固着されている。このブラケツト2
9,30には、ブラケツト18に固着したシリン
ダ31,32のピストンロツドがそれぞれ連結さ
れている。したがつて、シリンダ31,32のピ
ストンロツドが伸縮することにより、ブラケツト
29,30の当金27,28はCC′方向へ互に接
近・離反するようになつている。
33は上記ブラケツト18の第3図における
A′方向側において下方に延びるように固着した
ブラケツトで、ブラケツト33の下端にはシリン
ダ34が固着されている。シリンダ34のピスト
ンロツドには当金35が取り付けられている。ま
た、ブラケツト33にはガイドホルダがAA′方向
に固着されており、このガイドホルダには、一端
を前記当金35に連結してなるガイドシヤフト3
6が、AA′方向に摺動自在に嵌合されている。し
たがつて、シリンダ34のピストンロツドが伸縮
することにより、当金35はAA′方向へ移動する
ようになつている。
37,38は前記ブラケツト16の第1図にお
けるA方向側に固着されたブラケツトで、ブラケ
ツト37,38にはシリンダ39,40がAA′方
向に固着されている。シリンダ39,40のピス
トンロツドには、先端に当金41,42を取り付
けたブラケツト43,44が装着されている。ブ
ラケツト43,44にはAA′方向に延びるガイド
シヤフト45,46の一端が連結され、このガイ
ドシヤフト45,46は、ブラケツト37,38
に固着したガイドホルダに摺動自在に嵌合されて
いる。また、ブラケツト37,38にはクランパ
47,48が装着され、クランパ47には圧力計
(図略)が接続されている一方、クランパ48は、
図外のエア供給源に接続されている。
したがつて、シリンダ39,40のピストンロ
ツドが伸縮することにより、当金41,42は
AA′方向へ移動するようになつている。また、後
述の洩れ試験時、エア供給源からのエアはクラン
パ48を通り、マスキング状態の被検測物の中空
部に供給され、クランパ47の圧力計によりエア
の設定圧を検出できるようになつている。そのた
め、洩れ試験中に設定圧のエアが被検測物に確実
に供給されているか否か常時確認できるように構
成されている。
49はブラケツト16上に回転自在に設けられ
た駆動ローラで、駆動ローラ49はチエーンを介
して駆動モータ50に連結されている。51はブ
ラケツト16に上下方向に回転自在に設けられた
シリンダで、シリンダ51のピストンロツドには
留具52の一端部が連結され、留具52の他端部
はブラケツト16に回転自在に装着されている。
したがつて、シリンダ51のピストンロツドが伸
縮することにより、留具52は起倒自在に回動す
るようになつている。
53はリークテスター本体1の洩れ検測室15
内においてその下部に配設された目視タンクで、
目視タンク53の適所にはチエーン取付具54,
54,……が装着されている。洩れ検測室15の
被検測物の搬入側、搬出側(第2図におけるC′方
向側、C方向側)にはそれぞれローラ55,56
が配設され、ローラ55,56は目視タンク53
の上部に固着されている。
57は天板2上部のA′方向側にて回転自在に
装着されたシリンダで、シリンダ57のピストン
ロツドには同期シヤフト58が連結され、同期シ
ヤフト58は、天板2に固着した一対のガイドレ
ール59,59と係合しAA′方向へ滑動自在に案
内されている。同期シヤフト58にはチエーンの
一端が取り付けられ、チエーンの他端側は、天板
2の上部に回転自在に設けたスプロケツト60,
60,……を介して吊下し、目視タンク53のチ
エーン取付具54,54,……に連結されてい
る。したがつて、シリンダ57のピストンロツド
が伸縮することにより、目視タンク53はBB′方
向へ昇降するようになつている。
61はリークテスター本体1の第1図における
A′方向側に配設されたマスキングユニツト取出
し装置で、被検測物の種類と適合するマスキング
ユニツト(後述)を洩れ検測室15に搬送するた
めのものである。マスキングユニツト取出し装置
61の構造の詳細を、第4図および第5図を参照
しつつ説明する。
62はマスキングユニツト取出し装置61の基
台で、基台62には一対のガイドレール63,6
3がAA′方向へ敷設されている。一対のガイドレ
ール63,63には台車64がAA′方向へ移動自
在に設けられている。また、基台62の第4図に
おける中央部には、シリンダ65がAA′方向に固
着され、シリンダ65のピストンロツドは台車6
4の下部に連結されている。
台車64には一対のガイドレール66,66が
BB′方向に固着され、このガイドレール66,6
6には、キヤリツヂ67に装着したガイドホルダ
68,68がBB′方向へ摺動自在に嵌合してい
る。キヤリツヂ67には、台車64にBB′方向に
固着したシリンダ69のピストンロツドが連結さ
れている。したがつて、シリンダ69のピストン
ロツドが伸縮することにより、キヤリツヂ67は
ガイドレール66,66に沿つてB′B方向へ下降
上昇するようになつている。
70はキヤリツヂ67にCC′方向に固着された
ガイドレールで、ガイドレール70には取出し具
71がCC′方向に移動自在に嵌合されている。取
出し具71は、キヤリツジ67にCC′方向に固着
したシリンダ72のピストンロツドと、ブラケツ
ト73を介して連結されている。取出し具71の
適所にはシリンダ74,74がBB′方向に固着さ
れ、シリンダ74,74のピストンロツドにはピ
ン75,75が装着されている。
76はキヤリツヂ67上に回転自在に配設され
た駆動ローラで、チエーンを介して駆動モータ7
7に連結されている。駆動ローラ76は、シリン
ダ65,69でキヤリツヂ67を適宜移動させる
ことにより、洩れ検測室15内の駆動ローラ49
と一列に並ぶように構成されている。キヤリツヂ
67の第4図におけるC′方向側には一対の従動ロ
ーラ78,78が回転自在に配設されている。
79は被検測物をその種類に応じてマスキング
する複数種類(本実施例では4種類)のマスキン
グユニツトで、マスキングユニツト79は、格納
装置80の上段、下段の所定位置にそれぞれ2種
類ずつ格納されている。格納装置80は、一対の
レール81,81の上にAA′方向へ移動自在に設
けられている。
(実施例の作用) 次に、上述のように構成されたリークテスター
の作用について説明する。
まず、種類の異なる被検測物の高さ寸法および
幅寸法を規定値に統一するため、すべての被検測
物に対してその上面に、識別部を有するパレツト
を取り付ける。そこで、図示しない駆動モータを
作動して駆動ローラ7を回転させ、駆動ローラ7
の前進端に設けられているシリンダ駆動のストツ
パ(図示せず)を作動位置に切換え、被検測物を
駆動ローラ7にローデイングする。そうすると、
被検測物はこれに取付けた前記パレツトが一対の
ガイドレール8,8と係合した状態で案内され、
上述のストツパ(図示せず)と当接する位置まで
移動して被検測物がその位置で停止する。被検測
物の移動が停止すると、前記駆動モータの作動が
停止し駆動ローラ7の回転は停止する。
他方、被検測物の移動が停止すると検測装置1
2が作動して識別棒13が被検測物側に前進し、
識別棒13の先端がパレツトの識別部と当接する
位置まで移動する。このときの識別棒13の移動
量はエンコーダ14によつて計測され、得られた
信号は制御装置(図略)に送られる。制御装置が
エンコーダ14からの信号を入力すると、制御装
置はこれを信号処理し、その結果に応じた指令信
号をマスキングユニツト取出し装置61に発信す
る。
マスキングユニツト取出し装置61が制御装置
からの指令信号を受けると、マスキングユニツト
取出し装置61のキヤリツヂ67は、該指令信号
の内容に応じた所定位置まで移動する。たとえ
ば、制御装置からの信号によつて、格納装置80
の前列下段に収納されているマスキングユニツト
79を取り出すよう指示された場合、まずシリン
ダ65のピストンロツドが伸長することにより、
台車64が図中A方向へ移動して、ついで、シリ
ンダ69のピストンロツドが伸長することによ
り、キヤリツヂ67が図中B′方向へ下降して格
納装置80の前列位置に応じた位置で停止し、格
納装置80の下段高さに応じた高さ位置で停止す
る。
このようにしてキヤリツヂ67が所定位置まで
移動されると、シリンダ72のピストンロツドが
伸長し、取出し具71が格納装置80内に移動す
る。取出し具71が格納装置80内の所定位置ま
で移動すると、シリンダ74,74のピストンロ
ツドが伸長し、ピン75,75がB′方向へ下降
する。これにより、ピン75,75は、マスキン
グユニツト79に設けられている孔に挿入され
る。ピン75,75が前記マスキングユニツト7
9の孔に挿入されると、シリンダ72のピストン
ロツドが短縮し、マスキングユニツト79は従動
ローラ78,78を通つて駆動ローラ76の上に
載置される。
マスキングユニツト79が駆動ローラ76の上
に載置されると、シリンダ65とシリンダ69が
適宜作動することによりキヤリツヂ67が移動
し、該キヤリツヂ67の駆動ローラ76が、洩れ
検測室15内の駆動ローラ49に対しこれと一列
に並ぶようになる。たとえば、格納装置80の後
列下段に収納されているマスキングユニツト79
を取り出した場合には、まずシリンダ69のピス
トンロツドが短縮することにより、キヤリツヂ6
7が図中B方向へ所定距離だけ移動し、ついで、
シリンダ65のピストンロツドが伸長することに
より、台車64が図中A方向へ所定距離だけ移動
し、このことにより駆動ローラ49に対しキヤリ
ツヂ67の駆動ローラ76が一列に並ぶ。
しかして、駆動ローラ76と駆動ローラ49と
が互いに整列すると、駆動モータ77、駆動モー
タ50がそれぞれ作動し、駆動ローラ76、駆動
ローラ49を回転させる。駆動ローラ76および
駆動ローラ49が回転すると、駆動ローラ76上
のマスキングユニツト79は駆動ローラ76から
駆動ローラ49上に移送され、その前進端に設け
られているストツパ(図示せず)に当接する。マ
スキングユニツト79がストツパに当接すると、
駆動モータ77および駆動モータ49の作動は停
止し、駆動ローラ76および駆動ローラ49の回
転が停止する。
駆動ローラ76および駆動ローラ49の回転が
停止すると、シリンダ51のピストンロツドが伸
長することによつて、留具52は回動し起立しマ
スキングユニツト79の後部を支持する。これに
よりマスキングユニツト79は洩れ検測室15内
の所定位置にて位置決めされる。
マスキングユニツト79が位置決めされると、
シリンダ17のピストンロツドが伸長することに
より、ブラケツト18がB′方向へ下降する。ブ
ラケツト18が所定の距離だけ下降すると、スイ
ングシリンダ21,21,……が作動し、該スイ
ングシリンダ21,21,……のピストンロツド
に装着されている留具22,22,……によつて
マスキングユニツト79の蓋を挾持する。留具2
2,22,……によつてマスキングユニツト79
の蓋を挾持すると、シリンダ17が再び作動し、
該シリンダ17のピストンロツドが短縮すること
により、ブラケツト18がB方向へ上昇しマスキ
ングユニツト79の蓋を持ち上げる。
尚、マスキングユニツト79が洩れ検測室15
内に位置決めされる時までに、既に被検測物は洩
れ検測室15の搬入口に待機している。すなわ
ち、マスキングユニツト79が位置決めされる時
までに、前述の検測装置12の識別棒13が被検
測物に対しA′方向へ後退すると同時に、シリン
ダ11が作動し、該シリンダ11のピストンロツ
ドが短縮することによつて、台車6がA′方向へ
移動し、このことにより被検測物が洩れ検測室1
5の搬入口へ向けて案内され、その位置に停止し
て待機している。
そこで、マスキングユニツト79の蓋が持ち上
げられると、図示しないプツシヤー装置が作動す
ることにより、被検測物がローラ55を通つてマ
スキングユニツト79内に搬入される。
被検測物がマスキングユニツト79内に搬入さ
れると、シリンダ17のピストンロツドが伸長
し、ブラケツト18がB′方向へ下降し、マスキ
ングユニツト79の蓋にて被検測物をその上面
(前記パレツト)からクランプする。
被検測物がその上面からクランプされると、シ
リンダ39,40,31,32,34がそれぞれ
適宜作動し、該シリンダ39,40,31,3
2,34のピストンロツドにそれぞれ装着されて
いる当金41,42,27,28,35により、
マスキングユニツト79をその前、後、左、右の
四方向からクランプする。このとき、これらの当
金41,42,27,28,35は、マスキング
ユニツト79に設けられているクランパーに適宜
作用して被検測物の開口部をマスキングする。す
なわちシリンダ39,40,31,32,34
は、マスキングユニツト79を被検測物に対して
クランプするクランプ手段を構成している。
被検測物がマスキングユニツト79によりマス
キングされると、図示しないエア供給源よりクラ
ンパ48を通つて被検測物の中空部に所定圧のエ
アが供給される。被検測物の中空部にエアが供給
されることで、被検測物のエア洩れ試験がリーク
センサーにより行われる。
被検測物のエア洩れ試験において「良品」と判
定された場合は、該洩れ試験終了後、シリンダ3
9,40,31,32,34が再び作動して、当
金41,42,27,28,35によるマスキン
グユニツト79のクランプが解除される。このた
め、マスキングユニツト79による被検測物のマ
スキングが解除される。
被検測物のマスキングが解除されると、シリン
ダ17のピストンロツドが短縮することにより、
ブラケツト18はB方向へ上昇し、マスキングユ
ニツト79の蓋を持ち上げ、該蓋による上面(パ
レツト)からの被検測物のクランプが解除され
る。
被検測物の上面からのクランプが解除される
と、図示しない前記プツシヤ装置が再び作動する
ことにより、被検測物がローラ56を通り洩れ検
測室15の外に搬出される。被検測物が搬出され
ると、前記プツシヤ装置は原位置に復帰する。こ
の後、シリンダ11が作動し、該シリンダ11の
ピストンロツドが伸長することにより、台車6は
A方向へ移動して原位置に復帰する。
これに対して、上述した被検測物のエア洩れ試
験において「不良品」と判定された場合は、該洩
れ試験終了後、シリンダ57が作動し、シリンダ
57のピストンロツドが短縮することにより、液
体が満たされた目視タンク53をB方向へ持ち上
げる。目視タンク53が被検測物に応じた所定の
高さ位置まで持ち上げられると、「不良品」と判
定された被検測物は、目視タンク53内の液体中
に浸されることとなり、被検測物の洩れ箇所の目
視試験が実施される。
被検測物の目視試験が完了すると、シリンダ5
7が再び作動し、シリンダ57のピストンロツド
が伸長することにより、目視タンク53はB′方
向へ下降し原位置に復帰する。目視タンク53が
原位置に復帰すると、目視試験を完了した被検測
物は、前述した良品の被検測物と同じ順序で洩れ
検測室15の外に搬出され、台車6は原位置に復
帰する。
そこで、台車6が原位置に復帰すると、この次
に検測される予定の被検測物が駆動ローラ7にロ
ーデイングされる。この駆動ローラ7にローデイ
ングされた被検測物についても、上記した手段に
より該被検測物の種類が検測装置12で識別され
る。これが前回試験した被検測物と同一の寸法・
形状のものであれば、上記した手段によりそのま
ま被検測物のエア洩れ試験が行われる。また、前
回試験した被検測物と異なる寸法・形状のもので
あれば、上記した手段によるマスキングユニツト
79の取り出し順序とは逆の順序で、被検測物の
種類に応じたマスキングユニツト79の取り替え
が自動的に実施される。すなわち、洩れ検測室1
5内に存在するマスキングユニツト79を格納装
置80の所定位置に収納し、前述した次の被検測
物と見合つた仕様規定のマスキングユニツト79
を、格納装置80からマスキングユニツト取り出
し装置61で前述した要領にしたがつて取り出
し、洩れ検測室15内の所定位置に当該マスキン
グユニツト79がセツトされる。以下、順次上記
した手段により被検測物のエア洩れ試験が実行さ
れ、このエア洩れ試験において「良品」と判定さ
れるか「不良品」と判定されるかにより、試験後
の作動が相違することは前述した通りである。
上記実施例においては被検測物の種類を識別す
る手段として、識別棒13を被検測物の上面(パ
レツト)と当接させるべく移動させ、その移動量
をエンコーダ14で測定して、被検測物の種類を
識別するようにした検測装置を採用したが、本考
案は勿論これに限定されるものではなく、要は被
検測物の種類を識別できるように構成すればよい
ものである。例えば、被検測物の規格寸法・規格
形状を工業用センサで検出し、その信号を制御装
置に送信して、被検測物の種類を判別するように
構成することができる。
また、実施例ではマスキングユニツト79を格
納装置80より取り出す手段として、マスキング
ユニツト取出し装置61のキヤリツヂ67の取出
し位置を二つのシリンダ65,69で割出して、
マスキングユニツト79を格納装置80から取り
出すように構成したものを採用したが、キヤリツ
ヂ67の取り出し位置の割出し手段はシリンダに
限らず、その他の割出し機構を採用しうることは
云うまでもない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のリークテスター
によれば、被検測物の種類を識別し、該被検測物
が洩れ検測室にセツトされる間に、被検測物と適
合した種類のマスキングユニツトを格納装置より
取り出し、洩れ検測室に搬送できるように構成し
たから、被検測物の種類が変更しても、従来のよ
うに人手による厄介な段取替え作業を行う必要が
なく、高い生産性を得ることができる。しかも検
測室内とその周りに必要な装置類を集約すると共
に、高機能のマスキングユニツト取出し装置と立
体的な多段方式の格納装置とを組合せて、設置ス
ペースの拡大を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図はリークテスターの平面図、第2
図はその正面図、第3図はその側面図、第4図は
マスキングユニツト取出し装置の正面図、第5図
は第4図の側面図である。 1……リークテスター本体、12……検測装
置、13……識別棒、14……エンコーダ、15
……洩れ検測室、31,32,34,39,40
……シリンダ(マスキング実行手段)、61……
マスキングユニツト取出し装置、67……キヤリ
ツジ、71……取出し具、76……駆動ローラ、
79……マスキングユニツト、80……格納装
置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中空部を有する被検測物の洩れ試験が行われ
    る洩れ検測室15と、被検測物を前記洩れ検測
    室内に搬送するワーク搬送手段7,55と、該
    ワーク搬送手段に付設され被検測物の種類を識
    別する検測装置12と、該被検測物の種類に合
    せて構成された複数種類のマスキングユニツト
    79と、前記洩れ検測室に隣接して配置され該
    複数のマスキングユニツト79を立体的な多段
    方式に格納する格納装置80と、前記被検測物
    の種類と適合するマスキングユニツト79を前
    記格納装置80より取出して前記洩れ検測室1
    5に搬送するマスキングユニツト取出し装置6
    1と、前記洩れ検測室15に配設され該室15
    に搬送されたマスキングユニツト79を脱着自
    在に保持し上下動させる保持手段17,18,
    21,22と、前記洩れ検測室15に配設され
    前記マスキングユニツト79を被検測物に対し
    てクランプするクランプ手段31,32,3
    4,39,40と、マスキングを行つた被検測
    物の中空部に流体を供給して洩れ試験をするリ
    ークセンサとからなり、前記マスキングユニツ
    ト取出し装置61は、格納装置80に対して上
    下左右方向に移動して取出すべきマスキングユ
    ニツト79に対して位置決めされるキヤリツヂ
    67と、該キヤリツヂ67に設けられ、格納装
    置80からマスキングユニツト79を引き出す
    取出し具71と、取出し具71により引き出さ
    れたマスキングユニツト79を洩れ検測室15
    に搬送する駆動ローラ76とを備えていること
    を特徴とするリークテスター。 (2) 検測装置12が、被検測物に向かつて当接す
    るまで移動する識別棒13と、該識別棒13の
    移動量を計測するエンコーダ14とからなる実
    用新案登録請求野範囲第1項記載のリークテス
    ター。 (3) マスキングユニツト79を被検測物に対して
    クランプするクランプ手段がシリンダ31,3
    2,34,39,40である実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のリークテスター。
JP1985055902U 1985-04-15 1985-04-15 Expired - Lifetime JPH0530125Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985055902U JPH0530125Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985055902U JPH0530125Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61173044U JPS61173044U (ja) 1986-10-28
JPH0530125Y2 true JPH0530125Y2 (ja) 1993-08-02

Family

ID=30579012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985055902U Expired - Lifetime JPH0530125Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0530125Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654378B2 (ja) * 1977-09-07 1981-12-25

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654378U (ja) * 1979-09-29 1981-05-12
JPS5775548U (ja) * 1980-10-28 1982-05-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654378B2 (ja) * 1977-09-07 1981-12-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61173044U (ja) 1986-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107966124B (zh) 汽车电池托盘检具
CN209968939U (zh) 枢轴自动全检机
CN110784075A (zh) 道闸全自动生产线
CN105758348A (zh) 全自动压销、检测一体机
CN110773444A (zh) 活塞自动检测及打标生产线
JPH0530125Y2 (ja)
CN203422111U (zh) 换向器自动检测装置
CN108213714A (zh) 激光打码中心及打码工艺
KR100961507B1 (ko) 벤딩물의 로딩 및 언로딩 장치
CN205426109U (zh) 全自动尺寸检测设备
CN108204796A (zh) 一种多点位厚度自动检测仪
CN214358858U (zh) 自动上料系统
JPH0515075Y2 (ja)
CN111232615B (zh) 一种自动化压力检测管材防辐射探伤装置
JPH0435781Y2 (ja)
CN216420225U (zh) 一种用于检测出油阀体的全自动检测机
JP3810915B2 (ja) ダイアフラムの漏れ検査装置
JPS625144A (ja) リ−クテスト装置
CN220006380U (zh) 一种镭射打点机上下料机构
JPS6199830A (ja) 圧力洩れ検査機
CN217474160U (zh) 一种汽车转向器同步带轮尺寸自动检测仪器
CN215695948U (zh) 一种轴类零件的全自动检测设备
CN219790737U (zh) 一种双工位测量站
JPH0419491Y2 (ja)
CN214348033U (zh) 一种vcm马达通电检测装置