JPH0435781Y2 - - Google Patents

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JPH0435781Y2
JPH0435781Y2 JP1985106609U JP10660985U JPH0435781Y2 JP H0435781 Y2 JPH0435781 Y2 JP H0435781Y2 JP 1985106609 U JP1985106609 U JP 1985106609U JP 10660985 U JP10660985 U JP 10660985U JP H0435781 Y2 JPH0435781 Y2 JP H0435781Y2
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masking
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masking unit
rod
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被検測物(以下ワークと称する)に
形成された中空部に高圧の流体を封入してもれの
有無等を検測するもれ試験装置に係り、特に内燃
機関のシリンダブロツク、シリンダヘツドに形成
された冷却水ジヤケツトや潤滑油の流路などの中
空部のもれ試験をするのに好適なワーク識別装置
を備えたもれ試験装置に関する。
〔従来の技術〕
かかるもれ試験装置は、ワークの中空部に空気
などの高圧流体を封入し、その封入された高圧流
体の圧力時間変化に基づいて、中空部のもれ欠陥
の有無を試験するものであるが、中空部に高圧流
体を封入するにあたつて、ワーク表面に開口され
た中空部の開口端を閉塞する必要がある。
従来のもれ試験装置にあつては、ワーク中空部
に高圧空気を圧入して、その空気圧の変化を計測
する検測室に、ワークの中空部開口に対応させて
形成されたマスキング部材を、ワークを包囲する
ごとく配設し、この検測室の所定位置にワークを
搬入載置したのち、マスキング部材をワークの中
空部開口に押し当てて、閉塞するようにしてい
る。つまり、もれ試験装置本体に一種類のワーク
に対応したマスキング部材を一体的に組み込んだ
専用機化されたものとなつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような専用機化されたもれ試験装置によ
れば、同一種類のワーク、すなわち同一形状、同
一寸法のワークを試験するような場合には、作業
効率がよく生産性を高めることができる。
しかし、形状および寸法の異なる複数種類のワ
ークを試験する場合には、ワーク種類に対応させ
てそれぞれ専用機を設けなければならない。した
がつて、多種少量のワークをもれ試験するような
場合には、設備の利用率が低くかつ設置スペース
が大きくなるので、設備費が高くなるという問題
がある また、ワーク種類が変更されるたびに検測室に
設けるマスキング部材を、各ワークに対応したも
のに組み替えるようにすると、その組み替え作業
に時間がかかるため、特に多種少量のワークのも
れ試験を行う場合には、その組み替え作業をしば
しば行わなければならず、組み替え作業が占める
時間が多くなつて、生産性が低下するとともに、
作業性が悪いという問題があつた。
そこで、マスキング部材の組み替え作業を自動
化して、ワークを試験するに際しての作業性、生
産性を向上させることができるもれ試験装置の実
現が要望されるところとなつている。そして、マ
スキング部材の組み替え作業を自動化するにあた
つては、ワークに対応したマスキング部材が組み
付けられた状態にしなければならないことから、
もれ試験装置との関連においてワークの種類を自
動的に識別するということが要望されている。
尚、ワークを識別しようとする例として、実開
昭58−84841号公報に記載のものがあるが、しか
し、これは軸先端に設けた段付ブロツクをワーク
に当接させ、ワークの形状から種類を識別しよう
とするもので、ごく限られた形状のワークにしか
適用することができない。
その他、特開昭59−52381号公報に記載の例は、
パレツトからドツグが突出して固着されているの
で、ワークの自動搬送が困難であり、又ドツグを
識別するのにリミツトスイツチを配設した3本の
杆を用いており、構成が複雑でコストも高い。ま
た、特開昭58−71050号公報に記載の例は、工作
装置のラムにタツチセンサを設けてワークを判別
しようとしているので、自動化した既存設備に適
用するのは困難であり、そのため、設備の改善に
相当の費用がかかるという問題がある。
本考案の目的は、簡単な機構によりワークの種
類を自動的に識別することができ、また、どのよ
うな形状のワークにも適用することのできるワー
ク識別装置を備えたもれ試験装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のもれ試験装置は、上記目的を達成する
ために、ワークWに形成された中空部の開口端を
自動閉塞するマスキング体を有するマスキングユ
ニツト200と、搬入される前記マスキングユニ
ツトを保持すると共に、前記マスキング体をワー
クの中空部開口端方向に移動させる押圧駆動手段
を有するもれ試験装置本体100と、前記もれ試
験装置本体に搬入するマスキングユニツトの収納
されるマスキングユニツト収納装置300と、供
試されるワークの種類を識別してワーク識別情報
を出力するワーク識別装置400と、前記ワーク
識別情報に基づいて前記マスキングユニツト収納
装置から対応するマスキングユニツトを取り出し
て前記もれ試験装置本体に搬入するマスキングユ
ニツト割出装置350と、前記ワーク識別装置か
ら前記もれ試験装置本体に装着されたマスキング
ユニツトの所定位置にワークを送入する押出し装
置とを含んでなり、前記ワーク識別装置400
は、前記ワークの種類に対応する切欠部430が
形成され、該ワークに装着した識別用パレツト
W′に対して、摺動自在に設けた基台414に固
着され、アクチユエータにより一定量前進するガ
イドホルダ416と、前記ガイドホルダ416
に、前記識別用パレツトW′の切欠部430の底
部に当接可能に摺動自在に保持されると共に常時
前方に弾発付勢された識別棒417と、前記識別
棒417の基端部にラツク420を設け、該ラツ
ク420と噛合するピニオン422を前記基台4
14に回転自由に設け、該ピニオン422の回転
数により、前記ガイドホルダ416と前記識別棒
417との相対移動量を自動計測する変位検出手
段424と、前記変位検出手段424により計測
した相対移動量に基づいてワーク識別信号を前記
マスキングユニツト割出装置に出力する制御装置
とからなることを特徴とするものである。
〔作用〕
このように構成されることから、アクチユエー
タを駆動してガイドホルダを前進させると、これ
に応じてそのガイドホルダに保持されている識別
棒も前進する。そして、識別棒の先端が識別用パ
レツトの切込部の底部に当接すると、識別棒の前
進は停止される。さらに、ガイドホルダを前進さ
せると識別棒を弾発付勢していたスプリングが短
縮し、ガイドホルダと識別棒の位置関係は相対的
に移動する。このとき、ガイドホルダの前進量は
一定とされているから、その相対移動量は切込部
の長さに対応したものとなるので、ワークの種類
を識別することができ、しかも、ガイドホルダと
識別棒との相対移動量をラツクピニオンにより検
出するので、識別範囲が格段に拡大し、且つ高精
度で確実な計測をすることができる。さらに、既
存のもれ試験装置に容易に組込むことが可能であ
り、識別したワークの種類に応じて自動的にマス
キング体を選択してもれ試験を行うことができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
第1図A,B,C,Dに、本考案が適用された
一実施例のワーク識別装置本体の正面図、側面
図、平面図、およびC図示線−における断面
面を示す。また、第2図、第3図、第4図に上記
ワーク識別装置本体が適用されてなるもれ試験装
置全体の正面図、側面図、平面図を示す。
ワーク識別装置400は、第2図と第4図に表
われているように、もれ試験装置本体100の
C′側(ワーク搬入側)に連接配置されており、基
台101上に固定載置された架台401と、この
架台401上に載置された一対のガイドレール4
02上をAA′方向に摺動自在に設けられた台車4
03と、この台車403上に配列された搬送ロー
ラ404と、ブラケツト405により台車403
上に固定され、このローラ404の両端に沿つて
上部に対向配置された一対のガイドレール406
と、台車403上に設置されたワーク識別装置本
体410とを含んで構成され、台車403は、架
台401に固定されたピストンシリンダ407に
より、AA′方向に移動可能にされ、搬送ローラ4
04は図示していない駆動モータおよびチエーン
により駆動されるようになつている。
ワーク識別装置本体410は、第1図A〜Dに
示すように形成されている。それらの図に示すよ
うに、ブラケツト411を介してガイドレール4
12が台車403の上面にAA′方向に延在させて
固定されている。このガイドレール412には、
ベアリングホルダ413を介して基台414が
AA′方向摺動自在に嵌合されている。この基台4
14上には、ブラケツト415を介して円筒形の
ガイドホルダ416が固定されており、このガイ
ドホルダ416によつて識別棒417がAA′方向
摺動自在に保持されている。識別棒417は、ガ
イドホルダ416の内径よりも大きな径を有する
基端部を有し、他端の先端部には、当て金418
が取り付けられており、この当て金418とガイ
ドホルダ416との間に介在されたスプリング4
19によつて、A方向に弾発付勢されている。ま
た、識別棒417の基端部には、ラツク420が
取り付けられており、このラツク420には、ブ
ラケツト421を介して基台414上に回転自由
に支持されたピニオン422が噛合されている。
このピニオン422の回転は、カツプリング42
3を介して、エンコーダ424に伝達されてい
る。一方、台車403上にピストンシリンダ42
5がブラケツト426を介して固定されており、
このピストンシリンダ425のピストンロツド
は、ナツクル427およびブラケツト428を介
して基台414に固定されている。したがつて、
識別棒417が載置された基台414は、ピスト
ンシリンダ425を伸縮させることによつて、台
車403上を移動可能に設けられている。
このように構成された実施例の動作を次に説明
する。
なお、ワークWの種類に応じて、異なる寸法、
形状のワークを、識別装置400のガイドレール
406の幅および高さに適合させるべく、ワーク
Wの上面に、第5図に示す平面形状の識別用パレ
ツトW′を取り付け、ワークWの高さおよび幅寸
法が統一されている。そして、そのパレツト
W′の前進端部に識別棒417と協働してワーク
Wの種類を識別可能とすべく、ワークWの種類に
対応して定めた切り込み長さL(L1,L2,…)を
有する識別表示部としての切込部430が形成さ
れている。
まず、識別装置400の搬送ローラ404を、
図示していない駆動モータを作動して回転させる
とともに、この搬送ローラ404の前進端に配設
されたシリンダ作動のストツパ(図示せず)を作
動させたのち、ワークを搬送ローラ404上に載
せる。これにより、ワークWに取り付けられた識
別用パレツトW′が一対のガイドレール406に
係合してワークWがC方向に搬送され、前記スト
ツパに当接して停止する。このとき、ワークWが
ストツパに当接したことを検知して、搬送ローラ
404の駆動モータが停止され、これによつて搬
送ローラ404の回転が停止する。
ワークWの停止と同時に、識別装置本体410
のピストンシリンダ425が作動し、このピスト
ンシリンダ425のピストンロツドが伸長し、基
台414をA方向へ移動させる。基台414がA
方向へ移動すると、この基台414に取り付けら
れている識別棒417およびエンコーダ424も
A方向へ移動する。そして、識別棒417の先端
に取り付けられた当て金418がワークWに取り
付けられた識別パレツトW′の切込部430の底
部に当接すると、識別棒417の移動が停止され
る。しかし、ピストンシリンダ425のピストン
ロツドは、さらに伸長するように設定されている
ので、基台414はスプリング419の弾発力に
抗してさらにA方向へ移動する。これによつて、
ピストンシリンダ425のピストンロツドは、ロ
ツドエンドに伸長するまで基台414が移動さ
れ、それにつれてエンコーダ424がA方向へ移
動される。しかるに、エンコーダ424は、ピニ
オン422とラツク420を介して識別棒417
に連結されているため、識別棒417が停止した
のちのエンコーダ424の移動量、すなわちエン
コーダ424の回転数が、当該エンコーダ424
によつて計測される。いい換えれば、上記動作に
よつて識別棒417の移動量、すなわち第5図に
示す切欠部430の切り欠き長さL1またはL2
測定される。この切り欠き長さLは、ワークWの
種類毎に決められていることから、切り欠き長さ
Lを計測することにより、ワークの種類が識別で
きることになる。
このエンコーダ424から出力される識別棒4
17の移動量Lは、図示していない制御装置に送
られる。制御装置には予めワークWの種類と移動
量Lとの対応関係が設定されており、制御装置は
入力された移動量Lの情報に基づいて、ワークW
毎に定められたワーク識別信号を割出装置350
に出力する。制御装置によりワーク識別信号が出
力されると、今度は、ピストンシリンダ425の
ピストンロツドは短縮し、基台414をA′方向
へ後退させ、原位置に復帰させる。このとき識別
棒417は、スプリング419の弾発力によりA
方向へ移動し、識別棒417の大径の基端部がガ
イドホルダ416に当接し、原位置に復帰する。
そこで、ワーク識別装置本体410は、基台41
4が原位置に復帰し、識別棒417の大径の基端
部がガイドホルダ416に当接した状態で、ワー
クWが次に搬送されてくるまで待機する。
上述したように、本実施例のワーク識別装置に
よれば、ワークの種類に応じて異なる寸法、形状
のワークのガイドを一様に可能とすべく、各ワー
クに同一幅の板(パレツト)を同一高さ位置に取
付け、そのパレツトにワーク種類に対応した切り
込み長さを有する切込部を設け、その切込部の長
さを計測してワークを識別するようにしているこ
とから、各別な識別表示手段を用いることなく、
もれ試験装置との関連において簡単な機構によ
り、ワークの種類を自動的に識別することができ
るという効果がある。
次に、第2図〜第4図および第6図〜第9図を
参照して、もれ試験装置全体の構成を説明する。
それらの図に示すように、もれ試験装置は大別
すると、もれ試験装置本体100、マスキングユ
ニツト200、このマスキングユニツトが収納さ
れるマスキングユニツト収納装置300、マスキ
ングユニツト割出装置350、ワーク識別装置4
00を含んで構成されている。
もれ試験装置本体100は、第2図〜第4図に
示すように、基台101上に4本の支柱102を
起立させ、この支柱102に天板103を載置し
て架台が形成されている。このように形成された
架台の内側のほぼ全域にわたる大きさの支持ブラ
ケツト104が天板103の下面に垂下されてい
る。支持ブラケツト104は、上下に対向させて
水平に配置された上部ブラケツト104aと下部
ブラケツト104bとを含んで形成され、上部ブ
ラケツト104aは天板103に固定され、下部
ブラケツト104bは上部ブラケツト104aか
ら垂下された垂直ブラケツト104cによつて支
持されている。そして、上部ブラケツト104a
と下部ブラケツト104bとにより囲まれた空間
が検測室170とされている。上部ブラケツト1
04aの下面にブラケツト105が配置され、こ
のブラケツト105は、上部ブラケツト104a
に固定されたピストンシリンダ106のピストン
ロツド106aに支持されており、これによつて
ブラケツト105は、図示BB′方向に昇降可能に
なつている。このブラケツト105の下面図示
CC′方向の両端部に、そのCC′方向に延在させて
ガイドレール107と108が取り付けられてお
り、このガイドレール107,108には、それ
ぞれガイドホルダ109と110がCC′方向に摺
動自在に係合されている。そして、このガイドホ
ルダ109と110の端部にブラケツト111と
112がそれぞれ垂下されており、そのブラケツ
ト111と112の先端には、検測室170の内
側に向けて当て金113と114がそれぞれ取り
付けられている。また、ブラケツト111と11
2は、それぞれブラケツト115を介して、ブラ
ケツト105に固定されたピストンシリンダ11
6と117のピストンロツド116aと117a
に連結されており、ピストンロツド116aと1
17aを伸縮させることによつて、当て金113
と114は、それぞれC,C′方向に移動可能に形
成されている。また、ブラケツト105の中央部
に垂下されたブラケツト120の下端部にピスト
ンシリンダ121が取り付けられており、そのピ
ストンロツド121aの先端には、当て金122
が取り付けられている。そして、ピストンロツド
121aを伸縮させることによつて、当て金12
2はAA′方向に移動可能に形成されている。ま
た、ブラケツト105に取り付けられたブラケツ
ト123に一対のスイングシリンダ124が固定
され、そのピストンロツドには、留め金125が
それぞれ装着されている。これらの留め金125
は、ワークWの識別プレートW′を挟持するよう
に配置されている。
一方、下部ブラケツト104bの上面にピスト
ンシリンダ130と131がブラケツト132と
133を介してそれぞれ固定され、このピストン
シリンダ130と131のピストンロツドには、
ブラケツト134と135がそれぞれ取り付けら
れている。このブラケツト134と135には、
それぞれ当て金136と137およびクランパ1
38と139が装着され、クランパ138は図示
していない試験流体供給源に連通され、クランパ
139は圧力計を取り付けられるようになつてい
る。そして、それらはピストンロツドを伸縮させ
ることによつてAA′方向に移動され、ピストンロ
ツドを伸長させたときは、クランパ138と13
9はそれぞれ前述のマスキングユニツト200の
マニホールド253と254の開口255に連通
され、これによつてワークWに試験流体を圧入す
るとともに、ワークWの中空部の流体圧力を計測
することができるようになつている。
また、下部ブラケツト104bの上面には、複
数の搬送ローラ140がAA′方向に配列されてお
り、それらの搬送ローラ140は、チエーンを介
して駆動モータ141により駆動されるようにな
つている。搬送ローラ140列の中央部に、ピス
トンシリンダ142が揺動自在に下部ブラケツト
104bに取り付けられており、このピストンシ
リンダ142のピストンロツド先端は、下部ブラ
ケツト104bの上面に回転自在に取り付けられ
た留め具143に連結されており、ピストンシリ
ンダ142のピストンロツドを伸縮することによ
り、留め具143が回転され、搬送ローラ140
上に起きたり寝たりするように形成されている。
支持ブラケツト104の下方には、目視タンク
150が基台101上に配置されており、目視タ
ンク150は、天板103上に取り付けられたピ
ストンシリンダ151のピストンロツドを伸長さ
せることにより、一対のガイドレール152上を
AA′方向に走行する同期シヤフト153によつて
BB′方向に、すなわち昇降されるようになつてお
り、同期シヤフト153と目視タンク150は、
天板103上に適宜配設されたガイドローラ15
4に巻回されたチエーン155と、チエーン取付
具156とにより連結されている。
また、目視タンク150のワーク識別装置40
0側とその反対側側面上部に、それぞれローラ1
60と161が取り付けられており、ローラ16
0は、後述するワーク識別装置400のローラと
関連され、ローラ161は、図示していないワー
ク搬出装置の搬送ローラに関連して設けられてい
る。
一方、マスキングユニツト200は、第6図と
第7図に示すように、ワークWを上下から挟むよ
うに対向配置された基台201を含んでなる基台
部と、上支持板202を含んでなる蓋体部とに分
割して形成されている。
基台201の上面には、中空のガイド支柱20
3が適宜起立されており、これに対向する上支持
板202の下面には、上記ガイド支柱203に嵌
合するガイド棒204が垂下されている。また、
ガイド棒204には、ストツパ205が移動自在
に嵌着されており、ガイド支柱203とガイド棒
204との嵌合長さを調節することができるよう
になつている。
基台201の上面には、スプリングホルダ20
6に保持されたスプリング207を介して、ワー
クWを案内するガイドレール208,209が平
行に設けられている。このガイドレール208,
209は、連結部材210と211により連結さ
れており、またガイドレール209には、ブラケ
ツト212を介してガイドレール213が支持さ
れている。それらガイドレールは、当該マスキン
グユニツト200に対応するワークWの寸法、形
状に合わせて配設されており、ワークWは、ガイ
ドレール208,209上に載置され、摺動によ
り搬送されるようになつている。また、ワークW
の横方向位置は、ガイドレール209と213に
よつて規制されるようになつている。また、ガイ
ドレール208,209,213は、スプリング
207によつて常時図示B方向へ弾発付勢されて
いる。ガイドレール208と209、および連結
部材210と211の内側側面に摺動自在に当接
させて、ストツパ214と215が基台201に
固定して設けられ、ストツパ214,215の先
端部は連結部材210と211の上端部に当接す
る曲折部が形成されている。これによつてガイド
レール208,209,213は、図示AA′方向
およびCC′方向へは移動されず、BB′方向へのみ
移動可能に基台201に支持されており、その移
動範囲は、ストツパ214,215とスプリング
ホルダ206の上端面により規制されている。
ワークWの側面に対向させて2本のガイド支柱
203間に、それぞれ支持板221と222が懸
架されている。支持板221には、ガイドホルダ
223,224によつてAA′方向に摺動自在にガ
イド棒225,226が貫通支持されており、ガ
イド棒225,226のワークW側端部は支持板
221に係止するように大径にされ、他端には支
持板227が固着されている。ガイドホルダ22
3,224と支持板227間には、スプリング2
28が介装されており、これによつて支持板22
7は、常時A方向へ弾発付勢されている。この支
持板227には、ワークW方向に起立された伸縮
自在な3本のマスキング体229,230,23
1が取り付けられている。マスキング体229
は、支持板227に固着されたガイドホルダ23
2と、このガイドホルダ232にAA′方向に摺動
自在に支持されたマスキングシヤフト233と、
マスキングシヤフト233の先端部に接着された
マスキングゴム234と、マスキングシヤフト2
33をA′方向に弾発付勢するスプリング235
とから形成され、マスキングシヤフト233の突
出位置は、その基部に設けられた大径部がマスキ
ングホルダ232に当接することによつて規制さ
れている。また、マスキングシヤフト233の移
動範囲にある支持板221と227には開口が形
成されており、マスキング体229のAA′方向の
移動が自由になされるようになつている。また、
マスキングシヤフト233とマスキングゴム23
4には、試験流体としての空気が流通される流通
路236が穿設されている。なお、マスキング体
230は、上記229と同一構成であることか
ら、説明を省略する。一方、マスキング体231
は、支持板227に起立して固定されたガイド棒
237と、このガイド棒237に軸方向摺動自在
に嵌装されたマスキングホルダ238と、このマ
スキングホルダ238の先端に接着されたマスキ
ングゴム239と、マスキングホルダ238を
A′方向に弾発付勢するスプリング240とから
形成されており、マスキングホルダ238の
A′方向突出端は、ガイドシヤフト237の先端
部に形成された大径部に当接することによつて規
制されている。
ワークWの下面に対応する基台201の上面に
は支持板250が固定されており、この支持板2
50には、ワークW方向に伸縮自在に弾発付勢さ
れたマスキング体251,252が起立して設け
られている。これらのマスキング体251,25
2は、前記マスキング体231と同様の構成とな
つていることから、説明は省略する。なお、各マ
スキング体229〜231,251,252は、
それぞれのワークWの表面に開口された中空部の
開口端の位置および形状に対向させて配置形成さ
れている。また、図示例では、マスキング体25
1は4個、マスキング体252は10個のものが示
されている。
また、基台201の一方の側縁部に試験流体を
取り入れるマニホールド253,254が取り付
けられており、高圧流体が流入される開口254
は、前述したもれ試験装置本体100の検測室1
70に設けられる試験流体供給手段(クランパ1
38,139)に対応した位置に設けられてお
り、マニホールド253,254の二次側はそれ
ぞれ図示していないホースなどにより、前記マス
キング体229と230の流通路236に接続さ
れている。
一方、上支持板202の下面には、押え棒26
0が適宜垂下されて設けられ、その先端はワーク
Wの上面に取り付けられた識別プレートW′の上
面に当接可能な長さに形成され、試験時、上支持
板202に加えられるB′方向の力が押え棒26
0を介してワークWを下方に押し下げることがで
きるようになつている。また、上支持板202の
下面に垂下させてマスキング体261がワークW
方向に伸縮自在に弾発付勢されて設けられてい
る。このマスキング体261は、前記マスキング
体231と同様の構成とされており、ガイドシヤ
フト262、マスキングホルダ263、マスキン
グゴム264、スプリング265を有して形成さ
れている。なお、上記マスキング体261に対応
する識別プレートW′の位置には、マスキング体
261が貫通可能な孔431が穿設されている。
上述したように、マスキングユニツト200
は、ワークWを包囲するごとく支持板202,2
27,250を配設し、これらの支持板に起立さ
せてワークW方向に伸縮自在なマスキング体22
9,230,231,251,252,261
を、それぞれ対向するワークWの中空部開口端の
位置および形状に対応させて配置形成し、そして
ガイドレール208,209,213によつてワ
ークWを位置決めした後、各支持板202,22
7,250がそれぞれB′,B,A′方向に押圧さ
れることによつて、各マスキング体の先端部に接
着されたマスキングゴムを開口端に押圧して、そ
れら開口端を塞ぐことができるように形成されて
いる。また、各マスキング体をワークWに押圧し
て開口端を閉塞した際、ワークWの中空部は、マ
スキング体229,230の流通路236、ホー
ス、マニホールド253,254を介して試験流
体供給源に連通されるようになつている。
さらに、本実施例のマスキングユニツト200
は、基台201を含んでなる基台部と、上支持板
202を含んでなる蓋体部との2つに分割し、そ
れらはもれ試験を行わないときには、ガイド棒2
04をガイド支柱203に嵌合挿入することによ
り、外形高さを小さくすることができるようにな
つている。
なお、上記実施例マスキングユニツト200の
マスキング体およびその支持板は、もれ試験され
るワークWの種類に対応させて形成されるもので
あることはいうまでもない。
次に、マスキングユニツト収納装置(以下単に
収納装置と略称する)300と、マスキングユニ
ツト割出装置(以下単に割出装置と略称する)3
50について説明する。収納装置300は第3
図、第4図に示すように、AA′方向に延在された
一対のレール301と、このレール301上を
AA′方向に移動自在に載置された収納架台302
とからなり、本例では4個のマスキングユニツト
200が収納架台302に収納されている。
割出装置350は、第2図〜第4図および第9
図A,Bの詳細図に示すように、基台351の上
にAA′方向に設けられた一対のガイドレール35
2と、このガイドレール352上に走行自由に載
置された台車353と、この台車353の鉛直方
向に取り付けられた一対のガイドレール354
と、このガイドレール354に摺動自由に嵌合さ
れたガイドホルダ355を介して、鉛直方向
BB′に摺動自由に取り付けられたキヤリツジ35
6と、を含んで形成されており、台車353は、
基台351に固定されたピストンシリンダ357
のピストンロツド357aによりブラケツト35
8を介してAA′方向に走行されるようになつてい
る。キヤリツジ356は、台車353に固定され
たピストンシリンダ360のピストンロツド36
1を伸縮させることにより、ブラケツト362を
介してBB′方向に昇降されるようになつている。
キヤリツジ356の上部にガイドレール363が
取り付けられており、このガイドレール363に
摺動自在にマスキングユニツト取出し金具364
が嵌合されている。このマスキングユニツト取出
し金具364の適宜箇所に一対のピストンシリン
ダ365が取り付けられており、そのピストンシ
リンダ365のピストンロツドには、ピン366
がそれぞれ取り付けられている。そして、マスキ
ングユニツト取出し金具364は、ブラケツト3
57を介して台車353に固定されたピストンシ
リンダ368のピストンロツド368aに連結さ
れており、ピストンロツド368aを伸縮させる
ことによりAA′方向に摺動されるようになつてい
る。また、キヤリツジ356の下端部に、A方向
に延在されたブラケツト370が設けられてお
り、このブラケツト370の上面に複数の搬送ロ
ーラ371が配列されている。この搬送ローラ3
71は、チエーンを介して駆動モータ372によ
り駆動されるようになつている。また、ブラケツ
ト370の格納装置300側側面に、複数の従動
ローラを有してなる一対の取出しローラ373が
設けられている。
このように構成されるもれ試験装置全体の動作
を次に説明する。
なお、収納装置300には、もれ試験の対象ワ
ークの種類に対応したマスキングユニツト200
が、複数格納されている。
前述したように、ワーク識別装置400によつ
て載置されたワークの種類が識別され、そのワー
ク識別信号が割出装置350に出力されると、割
出装置350は、入力されるワーク識別信号に基
づいて、ピストンシリンダ357と360を作動
して、キヤリツジ356を識別されたワークに対
応するマスキングユニツト200の収納されてい
る収納架台302の取り出し位置へ移動させる。
キヤリツジ356がマスキングユニツト200取
り出し位置に移動されると、ピストンシリンダ3
68を作動させて、マスキングユニツト取り出し
金具364を収納装置300の架台302内へ案
内する。マスキングユニツト取出し金具364が
架台302内に案内されると、次にピストンシリ
ンダ365が作動し、ピストンロツドが伸長して
マスキングユニツト200に穿設された穴263
にピン366を挿入する。ピン366が穴263
に挿入されると、シリンダ368が再び作動し、
そのピストンロツド368aが短縮してマスキン
グユニツト200を収納装置300より取り出
し、取出しローラ373を介して搬送ローラ37
1上に引き出す。マスキングユニツト200が搬
送ローラ371上に案内されると、ピストンシリ
ンダ357と360が作動して、キヤリツジ35
6の位置を調整し、このキヤリツジ356上に配
列された搬送ローラ371と、もれ試験装置本体
100の検測室170に配設された搬送ローラ1
40とが一列に整列するように移動する。
搬送ローラ371と140とが一列に整列する
と、駆動モータ372と141とが作動し、それ
らの搬送ローラを回転させる。これによつて、搬
送ローラ371上に載置されたマスキングユニツ
ト200は、搬送ローラ140に搬送され、搬送
ローラ140の前進端に設けられている図示され
ていないストツパに当接するまで搬送される。マ
スキングユニツト200がそのストツパに当接し
たことを検知して、駆動モータ372と141と
は停止され、これによつて、搬送ローラ140と
371の回転も停止される。
搬送ローラ140が停止されると、ピストンシ
リンダ142が作動してそのピストンロツドが伸
長し、留め具143を回転させて起こし、これに
よつてマスキングユニツト200の後端を支持す
る。したがつて、マスキングユニツト200は、
前述した図示しないストツパと留め具143とに
より、検測室105内に位置決めされる。
マスキングユニツト200が位置決めされる
と、ピストンシリンダ106が作動してそのピス
トンロツドを伸長し、ブラケツト104をB′方
向に下降させ、さらにスイングシリンダ124を
作動して、このスイングシリンダ124に装着さ
れた留め具125により、マスキングユニツト2
00の上支持板202を挟持する。次に、ピスト
ンシリンダ106を作動してそのピストンロツド
が短縮され、マスキングユニツト200の上支持
板202を持ち上げる。
一方、ワーク識別装置400においては、ピス
トンシリンダ425のピストンロツドがロツドエ
ンドまで伸長して停止したのち、再びピストンシ
リンダ425が作動してピストンロツドが短縮さ
れ、これによつて基台414はA′方向へ移動し
て、原位置へ復帰する。基台414のA′方向へ
の復帰により、当然識別棒417およびエンコー
ダ424もA′方向へ移動されて、原位置へ復帰
されるのであるが、このとき識別棒417は、ス
プリング419の弾発力により識別棒417の大
径の基端部がガイドホルダ416に当接するまで
A方向へ移動しながら、基台414のA′方向へ
の移動に伴つて移動し、原位置に復帰する。ま
た、これと同時にピストンシリンダ407が作動
してそのピストンロツドが短縮され、台車403
をA方向へ移動し、ワークWを検測室170のワ
ーク搬入位置すなわち、マスキングユニツト20
0のガイドレール208,209,213の位置
に案内する。そして、マスキングユニツト200
の上支持板202が持ち上げられると、搬送ロー
ラ404の前進端に設けられた図示していないシ
リンダ作動のストツパが原位置に復帰し、それと
同時に図示していない押出装置が作動して、ワー
クWをローラ160を介してマスキングユニツト
200のガイドレール208,209上に送り込
む。
ワークWがマスキングユニツト200内へ搬入
されると、ピストンシリンダ106を作動してそ
のピストンロツドを伸長し、ブラケツト105を
B′方向へ下降させ、マスキングユニツト200
の上支持板202によつて、ワークWの上面すな
わち識別用パレツトW′を介して、ワークをクラ
ンプする。このクランプによつて、マスキング体
251,252,261はそれぞれワーク下面お
よび上面に開口された中空部の開口端に押し当て
られ、スプリングの弾性力に応じてそれら開口を
閉塞する。これと同時に、ピストンシリンダ11
6,117,121,130,131がそれぞれ
作動し、そのピストンロツドに適宜装着されてい
る当て金113,114,122,136,13
7がそれぞれマスキングユニツト200側に移動
され、これらによつてマスキングユニツト200
を前後、左右より挟持する。これにより、ワーク
Wの前後、左右側面に開口された中空部の開口端
の位置およびその形状に対応させてマスキングユ
ニツトに設けられているマスキング体がワークW
側に変位され、マスキング体の先端に取り付けら
れたマスキングゴムによりそれら開口を閉塞す
る。例えば、本実施例のマスキングユニツトによ
れば、指示プレート227が当て金によつて
A′方向に押され、マスキング体229,230,
231がワークWの側面に開口された開口を閉塞
する。このとき、同時にマスキングユニツト20
0のマニホールド253,254にそれぞれクラ
ンパ139,138が連通される。
このようにして、ワークWの中空部開口端がす
べて閉塞され、かつクランパ138を介して中空
部へ試験流体が供給可能にされる。そして、図示
されていない試験流体供給源よりワークWの中空
部へクランパ138を介して試験流体を供給し、
中空部内の圧力を所定の圧力に上昇させる。その
のち、クランプ139に取り付けられた圧力検出
器により、中空部内圧力の時間変化を測定し、そ
の圧力低下の程度によつてもれの有無を試験す
る。
このもれ試験の結果、良品と判定された場合
は、ピストンシリンダ116,117,121,
130,131が再び作動して、当て金113,
114,122,136,137によるマスキン
グユニツト200の挟持を解除する。これによつ
て、ワークWはマスキングユニツト200による
マスキング状態から解除される。そして、ワーク
Wのマスキング状態が解除されると、ピストンシ
リンダ106が作動してピストンロツドを短縮
し、ブラケツト105をB方向へ上昇させてマス
キングユニツト200の上支持板202を持ち上
げ、これによりワークWの上下方向の挟持を解除
する。このようにして、ワークWの挟持が解除さ
れると、図示していない押出装置が再び作動し
て、ワークWを搬送ローラ161を介して検測室
105から押し出す。そして、ワークWが搬出さ
れると、前記押出装置は原位置へ復帰し、さらに
ピストンシリンダ407が作動して、台車403
を原位置へ復帰させる。
他方、ワークWのもれ試験において、不良品と
判定された場合は、ピストンシリンダ151を作
動させてそのピストンロツドを短縮し、目視タン
ク150をB方向へ持ち上げる。目視タンク15
0には溶液が満されており、ワークWはその溶液
中に浸されることになる。これにより、中空部か
らのもれ流体による気泡を目視により観察し、も
れの有無およびその位置を確認する。この目視試
験が完了すると、ピストンシリンダ151を再び
作動してそのピストンロツドを伸長し、目視タン
ク150を原位置へ復帰させる。目視タンク15
0が原位置へ復帰すると、目視試験の完了したワ
ークWは、上記の良品の場合と同一の順序にて搬
出される。そして、台車403は原位置へ復帰さ
れる。
さて、台車403が原位置へ復帰されて、次に
試験されるワークWが搬送ローラ404上に載置
されると、前述した手順によりワークWの識別動
作がなされる。そして前回のワークWと同一のも
のであれば、上述した手順によりそのままワーク
Wのもれ試験が行われる。他方、次に載置された
ワークWが前回のものと異なる種類のものであつ
た場合は、検測室105に装着されたマスキング
ユニツト200は、上述の装着手順とは逆の順序
で検測室105から割出装置350によつて取り
出されるとともに、収納装置300のもとの位置
に収納される。そして、識別装置400から出力
された識別信号に基づいて、対応する別のマスキ
ングユニツト200を収納装置300から取り出
し、上記と同一の手順にて検測室105に送り込
んで装着させる。
上述したように、ワークWを包囲するごとく支
持板を適宜分割し、かつワーク方向に移動可能に
連結形成し、この支持板にワーク中空部の開口端
の位置および形状に対応させ、かつその開口面に
直交する方向に移動自在に弾発付勢されたマスキ
ング体を取り付けてマスキング体をユニツト化
し、このマスキングユニツトをワークの種類毎に
形成して、そのユニツトごとにもれ試験装置本体
に脱着可能に形成し、もれ試験装置本体により前
記マスキング体を中空部の開口部に押圧して、そ
の開口端を閉塞するようにして、もれ試験装置本
体とは分離してマスキングユニツトを設けている
ことから、ワークの種類に応じてマスキングユニ
ツトごと組み替えるだけで、各種のワークに対応
したもれ試験装置を構成することができ、マスキ
ング部材の組み替え作業が極めて簡単化され、こ
れによつて作業性および生産性が向上されるとい
う効果がある。
また、マスキング体をユニツト化していること
から、もれ試験装置の自動化を簡単に達成するこ
とが可能となり、その点においても生産性を高め
ることができる。しかも、マスキングユニツトを
分割可能とし、一方を他方に嵌合して収納できる
構成としていることから、マスキングユニツトが
小型化され、取り扱いが容易になるとともに、収
納スペースを小さくすることができるという効果
がある。
また、上記実施例のもれ試験装置によれば、ワ
ーク識別装置により搬入されるワークの種類を識
別し、この識別情報に基づいてマスキングユニツ
ト割出装置を作動させ、ワークに対応したマスキ
ングユニツトをマスキングユニツト収納装置から
取り出し、そのマスキングユニツトをもれ試験装
置本体に挿入して、かつ自動的に検測室に装着せ
しめ、しかるのちマスキングユニツト中央部にワ
ークを搬入載置し、もれ試験装置本体によつてマ
スキングユニツトのマスキング体をワークの開口
に押圧して、その開口端を閉塞するようにしてい
ることから、すなわち、もれ試験装置のマスキン
グ作業が完全に自動化されていることから、作業
性が著しく向上するという効果がある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のもれ試験装置に
よれば、簡単な機構によりワークの種類を自動的
に識別することができ、また、どのような形状の
ワークにも適用でき且つ高精度で確実な識別をす
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成図、第2図〜
第4図は第1図実施例を適用してなるもれ試験装
置全体のそれぞれ正面図、側面図、平面図、第5
図は識別用パレツトの一実施例を示す図、第6図
〜第8図はマスキングユニツトの一実施例のそれ
ぞれ正面図、側面図、平面図、第9図はマスキン
グユニツト割出装置の詳細図である。 400……ワーク識別装置、401……架台、
410……識別装置本体、416……ガイドホル
ダ、417……識別棒、419……スプリング、
420……ラツク、422……ピニオン、424
……エンコーダ、425……ピストンシリンダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワークWに形成された中空部の開口端を自動閉
    塞するマスキング体を有するマスキングユニツト
    200と、搬入される前記マスキングユニツトを
    保持すると共に、前記マスキング体をワークの中
    空部開口端方向に移動させる押圧駆動手段を有す
    るもれ試験装置本体100と、前記もれ試験装置
    本体に搬入するマスキングユニツトの収納される
    マスキングユニツト収納装置300と、供試され
    るワークの種類を識別してワーク識別情報を出力
    するワーク識別装置400と、前記ワーク識別情
    報に基づいて前記マスキングユニツト収納装置か
    ら対応するマスキングユニツトを取り出して前記
    もれ試験装置本体に搬入するマスキングユニツト
    割出装置350と、前記ワーク識別装置から前記
    もれ試験装置本体に装着されたマスキングユニツ
    トの所定位置にワークを送入する押出し装置とを
    含んでなり、 前記ワーク識別装置400は、前記ワークの種
    類に対応する切欠部430が形成され、該ワーク
    に装着した識別用パレツトW′に対して、摺動自
    在に設けた基台414に固着され、アクチユエー
    タにより一定量前進するガイドホルダ416と、
    前記ガイドホルダ416に、前記識別用パレツト
    W′の切欠部430の底部に当接可能に摺動自在
    に保持されると共に常時前方に弾発付勢された識
    別棒417と、前記識別棒417の基端部にラツ
    ク420を設け、該ラツク420と噛合するピニ
    オン422を前記基台414に回転自由に設け、
    該ピニオン422の回転数により、前記ガイドホ
    ルダ416と前記識別棒417との相対移動量を
    自動計測する変位検出手段424と、前記変位検
    出手段424により計測した相対移動量に基づい
    てワーク識別信号を前記マスキングユニツト割出
    装置に出力する制御装置とからなることを特徴と
    するもれ試験装置。
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