JPH0530124U - 成形型 - Google Patents

成形型

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JPH0530124U
JPH0530124U JP7847191U JP7847191U JPH0530124U JP H0530124 U JPH0530124 U JP H0530124U JP 7847191 U JP7847191 U JP 7847191U JP 7847191 U JP7847191 U JP 7847191U JP H0530124 U JPH0530124 U JP H0530124U
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JP
Japan
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plate
flexible heat
resistant plate
roll
molding
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JP7847191U
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JPH0640572Y2 (ja
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正利 小西
博久 上村
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガラス、セラミック等の板状体を曲げ加工する
成形型において、特に大サイズの板状体を、歪み等を無
くし精度よく曲げる成形型を提供する。 【構成】板状体を載置して加熱軟化させ成形曲面に添っ
て湾曲させる成形型において、支持体に一対の弧状側板
を対向して設け、該側板間に適宜間隔を以て複数の偏芯
ロールを軸架し、これらロール上面に接して可撓性耐熱
板を載架して成形曲面を形成し、かつ該可撓性耐熱板を
前記ロール軸方向および/またはその直角方向に2以上
に分割せしめたこと、さらに前記可撓性耐熱板がパンチ
ングプレート、またはエキスパンドメタルであることか
らなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば建築材等として利用されるセラミック、ガラス、ガラスセラミ ック等の熱可塑性の板状体を加熱軟化し、湾曲させる成形型に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
本出願人は本出願人の出願にかかる実願昭63-42561号において、熱可塑性の板 状体を湾曲せしめる成形型に関し、支持体に一対の弧状側板を対向して設け、該 側板間に適宜間隔を以て複数の偏芯ロールを軸架し、これらロール上面に接して 可撓性耐熱板、具体的にはSUS 製薄板を載架して成形曲面を形成してなる成形型 を提唱した。
【0003】 該提唱技術は一つの成形型で各種の曲率の成形面が形成でき、かつ成形面の交 換も迅速容易にできる効果を奏し、きわめて有用なものであるが、例えば幅80cm 、長さ100 cm以上の大サイズのセラミック、ガラス、ガラスセラミック等の板状 体の湾曲に際しては被加工板状体と可撓性耐熱板とにおける熱物性、すなわち熱 膨張係数、熱伝導率、熱容量等に差異があり、加熱処理した後冷却し、製品を取 り出す時点では製品が所望の曲率に対してやや歪んでしまうという弊害が生ずる 。
【0004】 本考案は前記弊害を除去した特に大サイズの板状体の湾曲加工に適用できる、 前記提唱技術を改良した成形型を提供するものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、板状体を載置して加熱軟化させ成形曲面に添って湾曲させる成形型 において、支持体に一対の弧状側板を対向して設け、該側板間に適宜間隔を以て 複数の偏芯ロールを軸架し、これらロール上面に接して可撓性耐熱板を載架して 成形曲面を形成し、かつ該可撓性耐熱板を前記ロール軸方向および/またはその 直角方向に2以上に分割せしめたこと、さらに前記可撓性耐熱板がパンチングプ レート、またはエキスパンドメタルであることからなる。
【0006】
【実施例】
以下本考案を添付の図面に基づき説明する。 図1は一部を切欠いた本考案の斜視図であり、 1,1' 、 2,2' は支柱で、弧状 側板 3,3' 間には複数の偏芯ロール 4〜 9を軸架せしめる。なお10〜15は軸芯を 示す。16は側板の外側において軸10に固着した鍔部材であり、固定ピン17により 適宜回転位置で固定され、すなわち偏芯ロール 4が適宜回転位置で固定されるこ とになる。これら各部材はSUS 等の耐熱金属により形成される。これらの係合状 態は図2の部分側面図に明示したとおりである。
【0007】 軸11〜15においても同様に鍔部材と固定ピンが形成され、夫々所望回転位置で 偏芯ロールを固定することによりロール上面に接して例えば仮想線 (破線)Aで示 すような曲面が形成される。
【0008】 18は可撓性耐熱板、具体的には金属板、例えば厚み 1mm前後、またはそれ以下 のSUS 板であり、偏芯ロール 4〜 9に載架することにより前記破線A で示す成形 曲面を形成するものである。本実施例においては偏芯ロール長手方向、およびそ の直角方向に計 4分割し夫々18a 〜18d で示した。勿論被加工板状体のサイズ等 に応じていずれか一方向に 2分割してもよく、あるいは 3分割以上とすることも でき、さらに載架を容易とするために予めこれらを金属細線で接続するようにし てもよい。なお、例えば可撓性耐熱板18a と18b の間は熱処理に際する熱膨張を 勘案し、加えて熱処理時においても若干の間隙を有するように、常温においては 予め1mm 以下ないし数mmの間隙W を設ける。18a と18c の間も同様な間隙を設け るようにすればよい。このようにすることにより、被加工板状体19と可撓性耐熱 板18との間の熱膨張率、熱容量等の差に基づく板状体19の歪みを抑制することが できる。
【0009】 また可撓性耐熱板18は図3の平面図で示すようにパンチング孔18' を穿設した プレート、あるいは図示しないエキスパンドメタルとすればなお好ましい。 さらに当該成形面上に被加工板状体、例えばガラスセラミック19を載置すれば よい。なお20,20'は成形型に付設した可撓性耐熱板18、板状体19の端部ストッパ ーである。
【0010】 本考案を実施するに際しては偏芯ロール上に所望の曲率例えば破線A で示すよ うなプラスチック製等の模擬型を当てがい、これに全てのロールが接するように 回転調整、固定し、次いで分割した可撓性耐熱板、さらに被加工板状体を載せ、 そのまま加熱炉で熱処理することにより完了する。
【0011】 偏芯ロールは大直径なほど、かつ偏芯量 (ロール径中心と軸点との間隔) が大 きいほど幅広い曲率に対応できることになるが、操作の容易さの点からしてロー ル直径は20〜70mm程度、偏芯量は 5〜20mm程度の範囲が好ましい。ロール間隔は 適宜設定すればよいが例えばロール直径の 2倍前後とする。
【0012】 なお、例えば弧状側板 (中心線) の曲率半径が600 mm、偏芯ロール直径50mm 、偏芯量12mmの場合曲率半径は 555mm〜645mm に変化でき、この範囲において1 種の型で済むこと、曲率の変換は迅速容易にでき、従来多数の型から一つの型を 選択し交換する場合より効率的に行えること、円弧に限らず楕円その他曲率が部 位により一定しないものにも適応できること等は本出願人の出願にかかる実願昭 63-42561号に記載のとおりである。
【0013】 図4は仮想線(破線)B で示す理想的な曲面形状に対し、従来の可撓性耐熱板 を用いて熱処理し、湾曲させた板状体 (サイズ 曲率方向幅130cm ×直線方向長 さ170cm ) の実際の面形状C を示した対比図であり、仮想線に対し点X において 平均2.9mm 、点Y において平均2.5mm 、点Z において平均2.3mm 以上偏位する。 すなわち可撓性耐熱板が一枚板の場合において、成形型上に可撓性耐熱板、さら に被加工板状体を載置し、加熱後冷却に際しては、膨張係数が大きく熱容量の小 さい可撓性耐熱板はより多く収縮し、これが図中被加工板状体の端部や中央山形 部により多くの歪みをもたらすものと推察される。しかるに、本実施例の4分割 した可撓性耐熱板を採用すればこれらを1/2 以下に減少でき、生産歩留りを大幅 に向上できるという効果を奏し、さらに可撓性耐熱板としてパンチングプレート やエキスパンドメタルを採用した場合はより偏位量を低減できるという効果を奏 するものである。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば所望曲率の湾曲板状体が効率的に製造でき、製造歩留を大幅に 向上できるという効果を奏し、経済性、能率、効率面等からみてもきわめて有効 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一部を切欠いた斜視図である。
【図2】その部分側面図である。
【図3】パンチングプレートの部分平面図である。
【図4】仮想線(破線)で示す理想的な曲面形状に対
し、従来の型により湾曲させた板状体の実際の面形状を
示した対比図である。
【符号の説明】
3,3'----弧状側板 4 〜9---偏芯ロール 18------可撓性耐熱板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状体を載置して加熱軟化させ成形曲面に
    添って湾曲させる成形型において、支持体に一対の弧状
    側板を対向して設け、該側板間に適宜間隔を以て複数の
    偏芯ロールを軸架し、これらロール上面に接して可撓性
    耐熱板を載架して成形曲面を形成し、かつ該可撓性耐熱
    板を前記ロール軸方向および/またはその直角方向に2
    以上に分割せしめたことを特徴とする成形型。
  2. 【請求項2】可撓性耐熱板がパンチングプレート、また
    はエキスパンドメタルであることを特徴とする請求項1
    記載の成形型。
JP7847191U 1991-09-27 1991-09-27 成形型 Expired - Lifetime JPH0640572Y2 (ja)

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JP7847191U JPH0640572Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 成形型

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JP7847191U JPH0640572Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 成形型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0530124U true JPH0530124U (ja) 1993-04-20
JPH0640572Y2 JPH0640572Y2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=13662933

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JP7847191U Expired - Lifetime JPH0640572Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 成形型

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JP (1) JPH0640572Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100421450B1 (ko) * 2001-05-16 2004-03-09 박성호 곡면유리 성형장치
CN107498837A (zh) * 2017-09-15 2017-12-22 北京威视安业科技有限公司 投射屏加工装置及投射屏组件

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100421450B1 (ko) * 2001-05-16 2004-03-09 박성호 곡면유리 성형장치
CN107498837A (zh) * 2017-09-15 2017-12-22 北京威视安业科技有限公司 投射屏加工装置及投射屏组件
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Publication number Publication date
JPH0640572Y2 (ja) 1994-10-26

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