JPH05300976A - パチンコ玉払出方法及びパチンコ玉払出器 - Google Patents

パチンコ玉払出方法及びパチンコ玉払出器

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JPH05300976A
JPH05300976A JP11036492A JP11036492A JPH05300976A JP H05300976 A JPH05300976 A JP H05300976A JP 11036492 A JP11036492 A JP 11036492A JP 11036492 A JP11036492 A JP 11036492A JP H05300976 A JPH05300976 A JP H05300976A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】任意に指令される数量のパチンコ玉を正確かつ
高速に払い出すことができるパチンコ玉払出方法を提供
する 【構成】外周にパチンコ玉が1個づつ嵌入する凹部(1
0a)が形成された歯車(10)を玉通路(71)内に
望ませて回転自在に配設し、玉通路内に上部から供給さ
れて自重で落下しようとする玉が前記凹部に係合して前
記歯車の回転を伴って落下するよう構成した払出器
(1)を使用し、前記歯車の回転量を制御することによ
り所定数の玉を前記玉通路内の下部から払い出すに際し
て、払出数が指令値に近付くまでは、パチンコ玉を連続
的に排出すべく歯車(10)をパチンコ玉の重量に任せ
て連続的に回転させ、払出数が指令値に近付くと、前記
歯車の回転を、前記凹部一つ分に相当する微少角回転と
停止とが交互に繰返される間欠回転に切換え、払出数が
指令値に達したときに、この歯車の間欠回転を停止し
て、指令値どおりの玉数のパチンコ玉を払い出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機あるいは玉
貸機において、パチンコ玉の自動補充,自動賞出,自動
払出等を行なうために、所定数の玉を計数しつつ排出す
るパチンコ玉払出器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ機あるいは玉貸機にお
いて、パチンコ玉の自動補充,自動賞出,自動払出等を
行なうために、所定数の玉を計数しつつ排出するパチン
コ玉払出器(いわゆるボールカウンター)としては、実
開昭61−82678号公報に記載されたものが知られ
ている。これは、外周にパチンコ玉が1個づつ嵌入する
凹部が形成された歯輪を玉通路内に望ませて回転自在に
配設し、玉通路内に上部から供給されて自重で落下しよ
うとする玉が前記凹部に係合して必ず前記歯輪の回転を
伴って落下するよう構成してなり、玉通路の下流側に配
設された光センサにより払い出されるパチンコ玉を検出
して計数しつつ、前記歯輪の回転量を制御することによ
り所定数の玉を前記玉通路内の下部から排出するように
したものであるが、前記歯輪の回転の制御は、この歯輪
に一つのストッパ(歯輪ストッパ)を係脱させることで
行なっていた。
【0003】すなわち、前記歯輪ストッパの係合を解除
することにより、パチンコ玉の重量に任せて歯輪を連続
的に自由回転させて次々とパチンコ玉を排出し、所定の
払出玉数が前記光センサによりカウントされたところ
で、前記歯輪ストッパを歯輪に係合させて歯輪の回転を
止めていた。そのために、計数後又は数カウント前にタ
イミングを合わせて歯輪ストッパーを係合させるが、玉
のスピードのばらつきやストッパー用ソレノイドの動作
遅れ(ごみや計時変化による)で正確な玉数の排出が難
しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな場合には、所定の払出数が検出されてから前記歯輪
ストッパが歯輪に係合するまでに歯輪が1歯(1凹部)
以上回転してしまい、パチンコ玉が余分に払い出されて
しまうことがあった。
【0005】なお、上記以外のボールカウンターとして
は、例えば100個,400個,25個というように定
まった排出用のボールカウンターが用意されていて、ど
んな玉数でも自由に排出するということはできなかっ
た。この場合、10切(10歯)の歯輪に対して5切り
毎にストッパーを設けておけば歯車が2回半したときに
停止すれば25個、10回転で停止すれば100個、4
0回転で停止すれば400個というように5個単位での
制御はできるが、パチンコ機の賞球のように11個出
し、13個出し、等のように端数の払出をすることはで
きない。
【0006】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、任意に指令される数
量のパチンコ玉を正確かつ高速に払い出すことができる
パチンコ玉払出器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 外周にパチンコ玉が1個づつ嵌入する凹部(10
a)が形成された歯車(10)を玉通路(71)内に望
ませて回転自在に配設し、玉通路内に上部から供給され
て自重で落下しようとする玉が前記凹部に係合して前記
歯車の回転を伴って落下するよう構成した払出器を使用
し、前記歯車の回転を制御することにより所定数の玉を
前記玉通路内の下部から払い出すに際して、払出数が指
令値に近付くまでは、パチンコ玉を連続的に排出すべく
前記歯車(10)をパチンコ玉の重量に任せて連続的に
回転させ、払出数が指令値に近付くと、前記歯車の回転
を、前記凹部一つ分に相当する微少角回転と停止とが交
互に繰返される間欠回転に切換え、払出数が指令値に達
したときに、この歯車の間欠回転を停止して、指令値ど
おりの玉数のパチンコ玉を払い出すようにしたことを特
徴とするパチンコ玉払出方法。
【0008】2 外周にパチンコ玉が1個づつ嵌入する
凹部(10a)が形成された歯車(10)を玉通路(7
1)内に望ませて回転自在に配設し、玉通路内に上部か
ら供給されて自重で落下しようとする玉が前記凹部に係
合して前記歯車の回転を伴って落下するよう構成してな
り、前記歯車の回転を制御することにより所定数の玉を
前記玉通路内の下部から排出するようにしたパチンコ玉
払出器において、前記歯車に連結されこれと連動して回
転するラチェット車(20)と、前記ラチェット車の側
部に揺動自在に設けられ、一方向に揺動すると一端が前
記ラチェット車の歯に係合して前記歯車の回転を阻止す
るメインストッパー(30)と、このメインストッパー
を揺動させるメイン駆動手段(50,32)と、所定以
上の外力が加わらない限り前記メインストッパーに連動
して揺動し、前記メインストッパーが他方向に揺動して
前記ラチェット車への係合が外れると、その一端が前記
ラチェット車の歯に係合して、前記歯車の回転を前記凹
部の半分に相当する回転量で阻止するサブストッパー
(40)と、このサブストッパーに前記所定以上の外力
を加えて、前記メインストッパーの揺動状態にかかわら
ず、前記ラチェット車との係合が外れる側に前記サブス
トッパーを揺動させるサブ駆動手段(60,61)と、
前記玉通路内の下部から排出されるパチンコ玉を検出す
る払出検出手段と、前記払出検出手段に基づく払出数が
指令値に近付くまでは、前記メイン駆動手段及びサブ駆
動手段の動作を制御することにより、前記メインストッ
パー及びサブストッパーの前記歯車への係合を解除状態
に保ち、前記払出数が指令値に近付くと、前記払出数が
指令値に一致するまで、前記メイン駆動手段のみを間欠
的に作動させて、前記メインストッパーあるいはサブス
トッパーを交互に前記歯車へ係合させる制御手段と、を
設けたことを特徴とするパチンコ玉払出器。
【0009】3 前記メイン駆動手段あるいはサブ駆動
手段をソレノイド(50,60)により構成し、前記制
御手段には、前記メインストッパーあるいはサブストッ
パーを作動させるべく前記ソレノイドに励磁電圧を印加
する駆動回路であって、駆動開始直後の所定時間におい
ては、前記ソレノイドの保持電圧より大きな励磁電圧を
印加し、この所定時間経過後においては前記ソレノイド
の保持電圧を励磁電圧として印加する駆動回路(90)
を設けたことを特徴とする項2記載のパチンコ玉払出
器。
【0010】
【作用】本発明のパチンコ玉払出方法は、払出数が指令
値に近付くまでは、パチンコ玉を連続的に排出すべく前
記歯車(10)をパチンコ玉の重量に任せて連続的に回
転させ、払出数が指令値に近付くと、前記歯車の回転を
間欠回転に切換え、パチンコ玉を1個づつ払い出すよう
にしたから、歯車の回転の停止が遅れてパチンコ玉を余
分に払い出す可能性はなく、指令どおりの正確な玉数を
払い出すことができるとともに、ほとんどのパチンコ玉
は歯車の高速回転で排出されるので、全体として払出速
度も高速にすることができる。
【0011】そして、本発明のパチンコ玉払出器である
と、パチンコ玉の排出は払出検出手段(83)により検
出され、この検出に基づく払出数が指令値に近付くまで
は、前記メイン駆動手段及びサブ駆動手段が制御手段に
より制御されて、前記メインストッパー(30)及びサ
ブストッパー(40)のラチェット車(20)への係合
が解除状態に維持される。このため、払出数が指令値に
近付くまでは、歯車はパチンコ玉の重量により連続的に
高速回転し、次々とパチンコ玉が高速に排出される。
【0012】その後、前記払出数か指令値に近付くと、
制御手段により、前記払出数が指令値に一致するまで、
前記メイン駆動手段のみが間欠的に作動して、前記メイ
ンストッパーあるいはサブストッパーが交互に前記歯車
に係合する動作が行なわれる。すると、サブストッパー
はメインストッパーの歯車への係合が外れる度に、凹部
半分に相当する歯車の回転を許して歯車に係合し、また
同様の関係から、サブストッパーの歯車への係合が外れ
るときには、凹部半分に相当する歯車の回転を許してメ
インストッパーが歯車に係合する。このため、この間欠
動作が1周期行なわれる度に、結果として歯車は1凹部
分回転することになり、この間欠動作が1周期行なわれ
る毎に1個のパチンコ玉が排出される。
【0013】そして、払出数が指令値に一致すると、制
御手段の制御により、この間欠動作は停止され(すなわ
ち、メインストッパーあるいはサブストッパーが歯車に
係合した状態で停止され)歯車の回転(パチンコ玉の排
出)は停止させられる。したがって、本発明のパチンコ
玉払出器によると、前記本発明の払出方法が自動的に実
現され、パチンコ玉の高速かつ正確な自動払出が可能と
なる。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。各図は本発明の一実施例である払出器(本発明の
払出方法を実施する払出器)を説明する図である。この
払出器1は、図1に示すように、本体枠2内に設けられ
た歯車10,ラチェット車20,メインストッパー3
0,サブストッパー40,メインソレノイド50及びサ
ブソレノイド60と、本体枠2の一側部を上下に貫通す
るように取付けられたボールガイド70と、本体枠2内
あるいはボールガイド70内に設けられた検出手段8
1,82,83と、本体枠2内あるいは本体枠2とは別
体に設けられた制御手段(図示略)とより主構成をなす
ものである。
【0015】歯車10は、外周にパチンコ玉Pが1個づ
つ嵌入する凹部10aがこの場合10個形成されたスプ
ロケットであり、本体枠2に水平に取付けられた歯車軸
11に支持されて回転自在とされ、その外周がボールガ
イド70内に形成された玉通路71内に望むように配設
されている。ここで、玉通路71は、玉1個が僅かな隙
間で通過する断面形状とされ、この玉通路71の内面に
略沿う位置に歯車10の外周が位置するよう配置される
ことにより、玉通路71内に上部から供給されて自重で
落下しようとする玉が前記凹部10aに係合して必ず歯
車10の回転を伴って落下するようになっている。な
お、玉通路71は、前記凹部10aに嵌入する位置に近
付いたパチンコ玉が前記歯車10の中心側に向かうよう
に移動して前記凹部10aに嵌入するよう、前記歯車1
0の付近に傾斜部71aが設けられて傾斜した形状とさ
れている。
【0016】ラチェット車20は、図3に示す如く、外
周に前記歯車10の凹部10aと同数の歯20aが形成
されたもので、歯車10軸の外周に挿通された連通管2
1によりボールガイド70と干渉しないように歯車10
に固定され、歯車軸11により支持されて歯車10と一
体に回動するものである。このラチェット車20には、
外周部にその歯に対応して複数の小孔20bが形成さ
れ、この小孔20bを介して検出手段81の検出光を通
すようになっている。なお、このラチェット車20と歯
車10との位相関係は、メインストッパー30がラチェ
ット車20に係合しているときに、図1に示す如く歯車
10の山部(凹部10aと凹部10aの間)が左右両側
に位置するような関係に設定されている。
【0017】また、これら歯車10とラチェット車20
とは、ガバナ22によりその回転が抑制されるようにな
っている。すなわち、ガバナ22は、ガバナ軸23にそ
の基端22aが回転自在に取付けられ、基端22aから
左右に伸びてそれぞれ歯車10の外周に係合する係合片
22b,22cを有するとともに、その基端22a上面
には慣性の大きな円盤状ウエイト24が取付けられたも
ので、歯車10の回転につれ揺動しつつ両係合片22
b,22cが交互に歯車10の外周に係合して、玉1個
の通過に対し必ず歯車10がその凹部10a1個分だけ
回転するように空回りを防止する作用を有する。
【0018】メインストッパー30は、歯車10の軸1
1と平行なストッパー軸31に揺動自在に取付けられ、
その先端30aがラチェット車20に下側から係合する
ものであり、ストッパー軸31に巻回されたバネ32に
よりラチェット車20に係合する側(反時計回り方向)
に付勢されている。
【0019】サブストッパー40は、先端40aがラチ
ェット車20の外周に係合するもので、その基端はスト
ッパー軸31によりメインストッパー30に揺動自在に
連結されているが、ストッパー軸31に巻回されたバネ
41の付勢力によりメインストッパー30の底部に押付
けられ、この付勢力以上の外力が加わらない限りメイン
ストッパー30に連動して揺動するようになっている。
なお、このサブストッパー40の先端40aは、メイン
ストッパー30に連動している限り、メインストッパー
30が時計回り方向に揺動してそのラチェット車20へ
の係合が外れたときに、ラチェット車20の左斜め上方
に係合するようになっているが、その正確な係合位置
は、メインストッパー30のラチェット車20への係合
が外れてからこのサブストッパー40がラチェット車2
0に係合するまでの間に、前記凹部10aの半分に相当
する角度だけ歯車10及びラチェット車20の回転を許
す位置となっている。
【0020】メインソレノイド50は、その出力軸50
aがメインストッパー30の基端に取付けられたもの
で、励磁されると出力軸50aが没する方向に動作し
て、メインストッパー30を時計回りに揺動させるもの
である。なお、このメインソレノイド50が駆動されな
ければ、メインストッパー30は、バネ32の付勢力に
より反時計回りに揺動して係合位置に戻るのであって、
このメインソレノイド50と前記バネ32とは、本発明
におけるメイン駆動手段を構成している。
【0021】サブソレノイド60は、レバー61を介し
て、サブストッパー40にバネ41の付勢力以上の外力
を加えて、メインストッパー30の揺動状態にかかわら
ずサブストッパー40を反時計回りに揺動させてそのラ
チェット車20への係合を外すものである。すなわち、
サブストッパー40の先端側には図4に示す如く長孔4
0bが形成され、サブソレノイド60の出力軸60aに
引かれてレバー軸62を中心として揺動するレバー61
の先端の爪61aがこの長孔40bに係合させてあり、
サブソレノイド60が駆動されてレバー61が時計回り
に揺動すると、サブストッパー40は前記爪61aに押
されて反時計回りに揺動するようになっている。そし
て、レバー61はバネ63により反時計回りに付勢され
ており、サブソレノイド60の駆動が解除されると、こ
の付勢力によりレバー61はサブストッパー40を揺動
させない位置に戻るようになっている。なお、このサブ
ソレノイド60,レバー61は、本発明のサブ駆動手段
を構成している。
【0022】検出手段81は、前記ラチェット車20の
小孔20bが通過する位置に検出光を投光する光電スイ
ッチであり、歯車10の凹部10a1個分の回転を検出
するためのものである。また、検出手段82は、玉通路
71におけるパチンコ玉が歯車10の凹部10aに嵌入
した直後の位置に検出光を投光する光電スイッチであ
り、パチンコ玉の供給状態を検出するためのものであ
る。また検出手段83は、玉通路71においてパチンコ
玉が歯車10の凹部10aから外れた直後の位置に検出
光を投光する光電スイッチであり、パチンコ玉の払い出
しを検出するためのもので、本発明における払出検出手
段を構成している。なお、払出を検出するには、この検
出手段83によるのが確実であるが、検出手段81によ
り間接的に払出数を検知することもできる。
【0023】そして、制御手段は、例えばマイクロコン
ピュータより構成されるもので、外部からの払出指令あ
るいは検出手段83等の検出結果を受けて、後述する図
9に示すフローチャートに基づいて、メインソレノイド
50あるいはサブソレノイド60の動作を制御するもの
であるが、メインソレノイド50,サブソレノイド60
それぞれに励磁電圧を印加する駆動回路90として、図
8に示す構成を有している。
【0024】この駆動回路90は、直流電源91と、こ
の直流電源とアース92との間にメインソレノイド50
又はサブソレノイド60のコイル50b又は60bと直
列に接続されたスイッチング回路93とを備えるもので
ある。そして、スイッチング回路93は前記コイルとア
ース92との間に並列に接続された二つのNPN型トラ
ンジスタ94,95と、入力端子96とこれらトランジ
スタ94,トランジスタ95のベース電極とをそれぞれ
接続するラインに設けられたバッファ97,微分回路9
8,バッファ99,抵抗100あるいはバッファ10
1,抵抗102と、前記コイルとトランジスタ95のコ
レクタ電極との間に設けられた抵抗103とよりなる。
【0025】ここで、入力端子96は、メインソレノイ
ド50又はサブソレノイド60を駆動するときに電位が
立ち上る(ONする)ものである。また、微分回路98
は、コンデンサ98aと抵抗98bあるいはクリッピン
グダイオード98cとよりなる周知のもので、この場合
入力端子がONとなった直後の所定時間において出力を
ONとするものである。なお、この所定時間は、微分回
路98の時定数により、メインソレノイド50又はサブ
ソレノイド60への励磁を開始してからこれらの出力軸
が完全に作動位置に移動するのに要する時間よりも若干
大きな値に設定されている。また、抵抗103は、前記
所定時間経過後における前記コイルへの印加電圧を保持
電圧に設定するためのものである。この場合、例えば、
直流電源の供給電圧が24V、メインソレノイド50又
はサブソレノイド60の抵抗が48Ω、定格電圧が12
V(定格電流250mA)、保持電圧が6.1V(保持
電流128mA)であるとすると、抵抗103は140
Ωであればよい。
【0026】次に作用を説明する。メインソレノイド5
0及びサブソレノイド60が駆動されていない停止状態
においては、図1に示す如く、バネ32の付勢力により
メインストッパー30はラチェット車20に係合した状
態にあり、これにより歯車10は停止状態に保持されパ
チンコ玉は排出されない。
【0027】今、N個のパチンコ玉の払出が指令される
と、前記制御装置のCPUは、図9に示す処理を行な
う。すなわち、まず、メインソレノイド50及びサブソ
レノイド60それぞれについて駆動回路の入力端子の電
位を立ち上げる(ステップ201、但し、払出数が所定
量以下の場合には、メインソレノイド50だけを立ち上
げる)。すると、図7に示す如く、前述した所定時間
(キック区間)においては駆動回路90のトランジスタ
94,95の両者がオンとなり、各コイルには供給電圧
24Vがそのまま印加され主にトランジスタ94を介し
て大電流(上記の条件では500mA)が流れる。そし
て、この所定時間経過後(保持区間)においては、トラ
ンジスタ94のみがOFFとなり、各コイルにはトラン
ジスタ95を介して小電流(上記の条件では128m
A)が流れ印加電圧は保持電圧6.1Vとなる。
【0028】このため、メインソレノイド50及びサブ
ソレノイド60は確実に動作し、メインストッパー30
もサブストッパー40も図4に示す如くラチェット車2
0から外れて保持される。したがって、歯車10はパチ
ンコ玉の重量により連続的に高速回転し、次々とパチン
コ玉が高速に排出される。但し、この歯車10の回転は
前述のガバナ22の作用により、あくまで空回りを生じ
ない最大限の速度に抑制される。
【0029】そして、この高速排出中において制御装置
は、パチンコ玉が排出される毎に出力される検出手段8
3の信号を受けて払出数Hを計数し、さらにこれを指令
値Nから差引いて、この差N−Hが微少値(2〜5程度
が好ましい)になったか否かを判定し(ステップ20
2)、微少値になったら、サブソレノイド60をオフ
し、メインソレノイド50についての前記入力端子のみ
に周期的なパルス信号を送り、払出数が指令地に一致す
るまでメインソレノイド50のみを間欠動作させる(ス
テップ203)。
【0030】すると、メインストッパー30とサブスト
ッパー40が交互に歯車10に係合する動作が行なわれ
ることになるので、サブストッパー40はメインストッ
パー30の歯車10への係合が外れる度に、凹部10a
半分に相当する歯車10の回転を許して歯車10に係合
し、また同様の関係から、サブストッパー40の歯車1
0への係合が外れるときには、凹部10a半分に相当す
る歯車10の回転を許してメインストッパー30が歯車
10に係合する。このため、この間欠動作が1周期行な
われる度に、結果として歯車10は1凹部10a分回転
することになり、この間欠動作が1周期行なわれる毎に
1個のパチンコ玉が排出される。そして、払出数が指令
値に一致すると、制御手段は駆動回路90の入力端子へ
の送信を停止しトランジスタ94及びトランジスタ95
をOFFさせて、前記停止状態に戻す。
【0031】なお、検出手段82の出力信号は、制御装
置のCPUにより受取られ、この信号が出力されなくな
ったときには、パチンコ玉の玉通路71への供給がとぎ
れたことを意味するので、例えばアラーム信号を外部に
出力して、適当な措置を促す処理をする。また、検出手
段81の出力信号もCPUに受取られ、例えば、歯車1
0の1凹部10a分の回転に対してパチンコ玉が1個ず
つ払い出されているかどうかを、検出手段83の信号と
対応付けることにより判定して、万が一歯車10が空回
りしていても、これを検出して対処する等の処理に使用
される。
【0032】このように、上記パチンコ玉払出器あるい
はこれにより実施される払出方法によれば、払出数が指
令値に近付くまでは、パチンコ玉を連続的に排出すべく
歯車10をパチンコ玉の重量に任せて連続的に回転さ
せ、払出数が指令値に近付くと、歯車10の回転を間欠
回転に切換え、パチンコ玉を1個づつ払い出すようにし
たから、歯車10の回転の停止が遅れてパチンコ玉を余
分に払い出す可能性はなく、指令どおりの正確な玉数を
払い出すことができるとともに、ほとんどのパチンコ玉
は歯車10の高速回転で排出されるので、全体として払
出速度も高速にすることができる。しかも、指令値が増
えても、前記制御装置の制御により払出不足数が前記微
少値になるまでは高速払出が行なわれてその指令値に応
じた最高速の払出が行なわれる。
【0033】また、前述の駆動回路の構成によってメイ
ンソレノイド50,サブソレノイド60の動作信頼性は
高く確保されるとともに、、前述のガバナ22の作用に
より歯車10の空回りも防止されており、さらに、検出
手段81,検出手段82の検出結果に基づく処理により
トラブルに対する迅速な対処も可能となっている。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかるパチンコ玉払出方法ある
いはパチンコ玉払出器によれば、1種類の払出器で一度
に任意の玉数を正確かつ高速に払い出すことができるよ
うになるので、これをパチンコ島の各部に使用すれば、
各部の玉払出動作の正確さの向上及び高速化に貢献する
ことができ、しかも払出器の機種を統一してパチンコ島
のコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパチンコ玉払出器の要
部を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図3のD−D断面図である。
【図5】図1のC−C断面図である。
【図6】図1の部分斜視図である。
【図7】本発明の作用を示す図であって、ソレノイドの
励磁電圧の駆動時における経時変化を示す図である。
【図8】本発明の一実施例であるパチンコ玉払出器の駆
動回路を示す図である。
【図9】本発明の一実施例であるパチンコ玉払出器の制
御装置の動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…払出器 10…歯車 10a…凹部 20…ラチェット車 30…メインストッパー 40…サブストッパー 50…ソレノイド 60…ソレノイド 90…駆動回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周にパチンコ玉が1個づつ嵌入する凹部
    が形成された歯車を玉通路内に望ませて回転自在に配設
    し、玉通路内に上部から供給されて自重で落下しようと
    する玉が前記凹部に係合して前記歯車の回転を伴って落
    下するよう構成した払出器を使用し、前記歯車の回転を
    制御することにより所定数の玉を前記玉通路内の下部か
    ら払い出すに際して、 払出数が指令値に近付くまでは、パチンコ玉を連続的に
    排出すべく前記歯車をパチンコ玉の重量に任せて連続的
    に回転させ、 払出数か指令値に近付くと、前記歯車の回転を、前記凹
    部一つ分に相当する微少角回転と停止とが交互に繰返さ
    れる間欠回転に切換え、 払出数が指令値に達したときに、この歯車の間欠回転を
    停止して、 指令値どおりの玉数のパチンコ玉を払い出すようにした
    ことを特徴とするパチンコ玉払出方法。
  2. 【請求項2】外周にパチンコ玉が1個づつ嵌入する凹部
    が形成された歯車を玉通路内に望ませて回転自在に配設
    し、玉通路内に上部から供給されて自重で落下しようと
    する玉が前記凹部に係合して前記歯車の回転を伴って落
    下するよう構成してなり、前記歯車の回転を制御するこ
    とにより所定数の玉を前記玉通路内の下部から排出する
    ようにしたパチンコ玉払出器において、 前記歯車に連結されこれと連動して回転するラチェット
    車と、前記ラチェット車の側部に揺動自在に設けられ、
    一方向に揺動すると一端が前記ラチェット車の歯に係合
    して前記歯車の回転を阻止するメインストッパーと、 このメインストッパーを揺動させるメイン駆動手段と、 所定以上の外力が加わらない限り前記メインストッパー
    に連動して揺動し、前記メインストッパーが他方向に揺
    動して前記ラチェット車への係合が外れると、その一端
    が前記ラチェット車の歯に係合して、前記歯車の回転を
    前記凹部の回転量以内で阻止するサブストッパーと、 このサブストッパーに前記所定以上の外力を加えて、前
    記メインストッパーの揺動状態にかかわらず、前記ラチ
    ェット車との係合が外れる側に前記サブストッパーを揺
    動させるサブ駆動手段と、 前記玉通路内の下部から排出されるパチンコ玉を検出す
    る払出検出手段と、 前記払出検出手段に基づく払出数が指令値に近付くまで
    は、前記メイン駆動手段及びサブ駆動手段の動作を制御
    することにより、前記メインストッパー及びサブストッ
    パーの前記歯車への係合を解除状態に保ち、前記払出数
    か指令値に近付くと、前記払出数が指令値に一致するま
    で、前記メイン駆動手段のみを間欠的に作動させて、前
    記メインストッパーあるいはサブストッパーを交互に前
    記歯車へ係合させる制御手段と、 を設けたことを特徴とするパチンコ玉払出器。
  3. 【請求項3】前記メイン駆動手段あるいはサブ駆動手段
    をソレノイドにより構成し、 前記制御手段には、前記メインストッパーあるいはサブ
    ストッパーを作動させるべく前記ソレノイドに励磁電圧
    を印加する駆動回路であって、駆動開始直後の所定時間
    においては、前記ソレノイドの保持電圧より大きな励磁
    電圧を印加し、この所定時間経過後においては前記ソレ
    ノイドの保持電圧を励磁電圧として印加する駆動回路を
    設けたことを特徴とする請求項2記載のパチンコ玉払出
    器。
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