JPH05300797A - ステッピングモータの駆動方法 - Google Patents

ステッピングモータの駆動方法

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JPH05300797A
JPH05300797A JP9674792A JP9674792A JPH05300797A JP H05300797 A JPH05300797 A JP H05300797A JP 9674792 A JP9674792 A JP 9674792A JP 9674792 A JP9674792 A JP 9674792A JP H05300797 A JPH05300797 A JP H05300797A
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JP
Japan
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excitation mode
stepping motor
excitation
phase
mode
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JP9674792A
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Tokuo Iriyama
徳夫 入山
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転速度を急変させることなく連続的に励磁モ
ードを変更する。 【構成】ある励磁モードで駆動中のステッピングモータ
4の励磁モードを変更する場合は、複数の励磁モードに
おけるステップ手順を含む共通データテーブルから、変
更後の励磁モードに対応するステップ手順が選定され、
これがCPU1から順次出力されてラッチ回路2に供給
される。そして変更前後の1ステップ当たりのステップ
角の変化に応じた比率、例えばハーフステップからフル
ステップに変更する場合は2倍というようにステップ周
期を変更する。この周期のタイミングでラッチ回路2に
供給されたデータがラッチされ、これがモータドライバ
3に供給される。これによって、ステッピングモータ4
が駆動される。このようにモータ4の回転速度を変更す
る場合、1ステップ当たりのステップ角とステップ周期
の比を一定にすることで速度が急変するのを防止可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置など
に適用して好適なステッピングモータの駆動方法に関す
る。
【0002】
【発明の背景】ステッピングモータの回転速度は、周知
のように励磁モードとパルスレートによって決定され
る。例えば4相モータの場合、励磁モードとしては図9
に示すように1/4ステップのW(ダブル)1−2相励
磁、ハーフステップの1−2相励磁および2相励磁(ハ
ーフステップ)、フルステップの1相励磁、2相励磁、
2相励磁(+67.5度)、2相励磁(+27.5度)
などがある。
【0003】W1−2相励磁モードは図10に示すよう
に、各相に供給する電流の比率を変えることによりステ
ップ角が電流ベクトル図上で22.5度(各相の変化を
一巡すると360度になる。実際はさらに小さなステッ
プ角であるが、説明のため22.5度とした。)になる
ように制御するものである。
【0004】ハーフステップの1−2相励磁モードは図
11(a)に示すようにステップ角が45度となるよう
に制御するもので、A相、A相+B相、B相、Aバー相
+B相・・・というように1相励磁と2相励磁を交互に
行なうものである。ハーフステップの2相励磁モードは
同図(b)に示すように、各相に供給する電流の比率を
変えることによりステップ角が45度になるように制御
するものであり、1−2相励磁モードとはステップ位置
が異なる。
【0005】フルステップの1相励磁は図12(a)に
示すように、1相ずつ順に励磁するものでステップ角は
90度となる。2相励磁は同図(b)に示すように、隣
接する2相を同一値の電流で励磁するもので、1相励磁
モードとはステップ位置が異なる。2相励磁(+22.
5度)と2相励磁(+67.5度)は同図(c)(d)
に示すように、各相に供給する電流の比率を変えてステ
ップ角が90度となるように制御するものであり、互い
にステップ位置が異なっている。
【0006】このようにステッピングモータは、励磁モ
ードによってステップ角が決まるようになっている。し
たがって、パルスレートが同一の場合にはステップ角が
大きい程回転速度も速くなる。例えば、1−2相励磁モ
ードから2相励磁モードに変更すれば、回転速度は2倍
(=90度/45度)になる。このようにステッピング
モータは励磁モードを変更することによって、回転速度
を変更することが可能である。また、励磁モードが一定
の場合は、パルスレートを変えることにより速度を変え
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のステ
ッピングモータの駆動方法においては、例えばW1−2
相励磁モードなどのようにステップ角が小さい場合、パ
ルスレートを上げることによって速度を速くしようとす
ると、1ステップ当たりの時間が非常に短くなるので、
制御が困難になるなどの問題があった。
【0008】また、各励磁モードにおけるステップ手順
をそれぞれ別データとして記憶しておき、指定された励
磁モードに対応するステップ手順のデータをマイコンな
どから出力し、これに基づいて各相を励磁する駆動方法
があるが、この方法では例えば駆動中に1ステップ当た
りのステップ角を変更する目的で励磁モードを変えるた
めには、ステッピングモータを一旦停止させてから変更
後のステップ角に対応する励磁モードのステップ手順を
参照しなければならないので、制御が複雑でその上余計
な時間がかかるという問題がある。
【0009】例えばファクシミリ装置では、指定された
副走査線密度が細かい程原稿読取り時における原稿の搬
送速度すなわち搬送用ステッピングモータの速度が遅く
なる。そして、同じ速度で読取り前の給紙および読取り
後の排紙部分も搬送すると時間がかかるため、読取り前
後の部分は搬送速度を速くしているのが普通である。こ
のとき励磁モードを変えることによってステッピングモ
ータの1ステップ当たりのステップ角を変更する方法を
適用すると、従来はステッピングモータを一旦停止させ
なければならないので上述のような問題が発生してい
た。
【0010】また、上述と同様にマイコンなどからステ
ップ手順のデータ出力し、これに基づいて各相を励磁す
る駆動方法において、ステッピングモータを停止させず
に励磁モードを変更する駆動方法も提案されているが、
この方法では単に励磁手順を変更するだけなので変更前
後における速度が瞬間的に半減もしくは倍増するような
ことが起こり、トルク変動によって振動が発生するとい
うような問題が発生するのを避け得ない。
【0011】そこでこの発明は上述したような課題を解
決したものであって、回転速度を急変させることなく励
磁モードを変更することが可能なステッピングモータの
駆動方法を提案するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め第1発明においては、励磁モードを変えることによっ
て、1ステップ当たり複数種類のステップ角で駆動する
ことが可能なステッピングモータの駆動方法において、
ステッピングモータの駆動中に1ステップ当たりのステ
ップ角を変更するときには、ステッピングモータのステ
ップ周期を1ステップ当たりのステップ角の変化に比例
する値に変えるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0013】また第2発明においては、励磁モードを変
えることによって、1ステップ当たり複数種類のステッ
プ角で駆動することが可能なステッピングモータの駆動
方法において、ステッピングモータの駆動中に1ステッ
プ当たりのステップ角を変更するとき、駆動中の第1励
磁モードにおけるステップ位置と変更後の第2励磁モー
ドにおけるステップ位置が一致しない場合は、これが一
致するまで上記第1励磁モードおよび上記第2励磁モー
ドと共通の第3励磁モードでステッピングモータを駆動
するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】図1において、ある励磁モードで駆動中のステ
ッピングモータ4の1ステップ当たりのステップ角を変
更する場合は、図2に示すような複数の励磁モードにお
けるステップ位置を含む共通データテーブルから、図4
に示すように変更後の励磁モードに対応するステップ手
順が選定されてCPU1から出力される。これがラッチ
回路2に供給される。
【0015】加減速中でなければ直前に用いたステップ
パルスの周期Pn(図7)が選定され、加減速中ならば
変更前後の速度の中間で変更前の速度に最も近い速度v
nが選定され、そのときのステップパルスの周期Pnが
抽出される。選定されたPnをステップ角に応じて半減
または倍増するか、もしくはそのままとする。
【0016】これがタイマー11の設定周期となる。こ
れらの周期1/2Pn,Pn,2Pnのタイミングでラ
ッチ回路2に供給されたデータがラッチされ、これがモ
ータドライバ3に供給される。これによって、ステッピ
ングモータ4が駆動される。このようにして、変更後の
速度になるまで徐々にステップパルスの周期が変えられ
るので、ステッピングモータ4の回転速度が急変するよ
うなことがない。
【0017】また、変更直前のステップ位置が変更後の
励磁モードにおけるステップ位置にない場合は、例えば
変更前後の励磁モードに共通のW1−2相励磁モードで
所定の期間だけ駆動され、ステップ位置が変更後の励磁
モードにおけるステップ位置に一致したときに、変更後
の励磁モードにおけるステップ手順に変更される。これ
によって、変更前後のステッピングモータ4の回転速度
が急変するのを防止できる。この励磁モードの変更は加
減速中であるか否かを問わず、加減速処理(ステップパ
ルスの周期Pnを徐々に変化させること)と並行して行
なうことができる。
【0018】
【実施例】続いて、本発明に係わるステッピングモータ
の駆動方法の一実施例について、図面を参照して詳細に
説明する。
【0019】図1は本発明によるステッピングモータの
駆動方法を適用したステッピングモータの駆動装置を示
す。制御用のCPU1には図2に示すように、複数種類
の励磁モードに対応するステップ位置とそのステップ位
置を得るために励磁する励磁相が共通データとして記憶
されている。ここで、a相、b相、aバー相、bバー相
は、それぞれA相、B相、Aバー相、Bバー相をパワー
ダウンして励磁することを意味する。図3はステップ位
置とそのときに励磁する相を図示したものである。
【0020】1/4ステップのW1−2相励磁モードの
ときには、図4に示すようにステップ位置のデータが
(0)から(15)まで順に出力される。ハーフステッ
プの1−2相励磁のときには、ステップ位置のデータが
(0)から(14)まで一つ置きに出力される。ハーフ
ステップの2相励磁のときもステップ位置のデータが一
つ置きに出力されるが、奇数番号だけが出力される。同
様に、フルステップの2相励磁や1相励磁などのときに
は、それぞれステップ位置のデータが3つ置きに出力さ
れる。なお、同図において各励磁モードに付けられた励
磁モード番号「P」は、後述するように励磁モードの決
定処理で用いられる。
【0021】さて図1において、指定された励磁モード
に基づいてCPU1からステップ手順すなわちステップ
位置を示すデータが順に出力され、これがラッチ回路2
に供給される。また、CPU1にはタイマー11が内蔵
されており、このタイマー11から出力される信号のタ
イミングで、CPU1から出力されたデータがラッチ回
路2でラッチされる。ラッチ回路2でラッチされたデー
タはモータドライバ3に供給され、これによってステッ
ピングモータ4の各相に励磁電流が供給されてステッピ
ングモータ4が指定された励磁モードで回転するように
なる。
【0022】図3からも分かるように、1/4ステップ
のW1−2相励磁からハーフステップに移るには、励磁
モードを変更する直前のステップの位置によって直ちに
移れる場合と、W1−2相励磁でさらに1ステップ回転
してから移る場合とがある。例えば、W1−2相励磁モ
ードで駆動中に変更直前のステップ位置が(0)番目で
あったとき、これは1−2相励磁モードと共通のステッ
プ位置であるから、そのまま1−2相励磁モードに移っ
ても何ら不都合が生じない。
【0023】しかし、変更直前のステップ位置が(1
5)番目であったとき、これは1−2相励磁モードには
ないので、W1−2相励磁モードでさらに1ステップ回
転して1−2相励磁モードと共通の(0)番目のステッ
プ位置になってから、1−2相励磁モードに移るように
すれば、ステッピングモータ4が滑らかに回転するよう
になる。
【0024】同様に、W1−2相励磁モードすなわち1
/4ステップにおけるステップ位置はハーフステップも
しくはフルステップにおけるステップ位置を全て有する
ので、他の励磁モードからW1−2相励磁モードには直
ちに移ることができる。また、あるハーフステップの励
磁モードから別なハーフステップの励磁モードに移る場
合は、1ステップだけW1−2相励磁モードを行なう必
要がある。ハーフステップからフルステップに移る場合
は、ステップ位置によってW1−2相励磁モードを1〜
3ステップ行なう必要がある。フルステップ同士の変更
はW1−2相励磁を1〜3ステップ行なう必要がある。
【0025】図5は、上述の各励磁モード間において生
じる可能性があるステップ角のずれ量を示すもので、1
/4ステップ角すなわちW1−2相励磁における1ステ
ップを「1」単位としている。例えば、W1−2相励磁
モ−ドから1−2相励磁モードに変更する場合は、変更
直前にステップ位置が(0)にあるときはそのまま1−
2相励磁に移ることが可能であり、ステップ角のずれ量
は「0」である。変更直前にステップ位置が(15)に
あるときは、1/4ステップ角だけW1−2相励磁モー
ドで駆動してから1−2相励磁モードに移るようにな
る。したがって、ステップ角のずれ量は「1」となる。
逆に1−2相励磁モードからW1−2相励磁モードに移
る場合はずれ量が「0」なので、変更直前のステップ位
置がどこにあってもそのままW1−2相励磁に移ること
が可能であることがわかる。
【0026】図6は本発明を適用したファクシミリ装置
におけるステッピングモータの制御処理20の手順を示
すフロチャートである。まず励磁モードが決定される
(ステップ21)。ここでは、更新前後の励磁モードが
異なる場合には次の処理が行なわれる。すなわち、更新
後の励磁モードを示す励磁モード番号[P]が判断され
る。そして[P]=[1]のときには、W1−2相励磁
モードに切り換えられる。この場合は変更前の励磁モー
ドが何であってもそのまま変更可能であり、ステップ角
ΔQ=「1」となる。
【0027】[P]=[2]もしくは[P]=[3]の
ときは、変更直前のステップ位置を示すステップ位置
(Q)と[P]が2進数表現でそれぞれの最下位ビット
が比較される。そして、両者が一致している場合はハー
フステップの励磁モード、すなわち1−2相励磁か2相
励磁(ハーフステップ)に変更され、ΔQ=「2」とな
る。また、最下位ビットが異なる場合は、W1−2相励
磁に変更される(ΔQ=「1」)。
【0028】さらに[P]=[4]〜[7]のときは、
2進数表現で(Q)と[P]の下位2ビットが比較され
る。そして、両者が一致しているときは、フルステップ
の励磁モードすなわち2相励磁、1相励磁、2相励磁
(+22.5度)、2相励磁(+67.5度)の何れか
に変更される(ΔQ=「4」)。(Q)と[P]の下位
2ビットの差が「1」のときは、W1−2相励磁に変更
される(ΔQ=「1」)。この差が「2」のときは1−
2相励磁に変更され(ΔQ=「2」)、差が「3」のと
きはW1−2相励磁に変更される(ΔQ=「1」)。た
だし、差が「3」のときは次に1−2相励磁に変更する
ことを想定している。また、下位2ビットが一致してい
ない場合は、一律にW1−2相励磁に変更しても良い。
【0029】さてステップ21で励磁モードが決定され
た後、次に加減速制御が行なわれる(ステップ22)。
ここでは変更直前の速度と変更後の速度とが比較され
る。そして、変更前後の速度が異なる場合には図7に示
すような遷移速度テーブルから、変更前の速度と変更後
の速度との中間でしかも変更前の速度に最も近い速度v
nが選定される。変更前後の中間に位置する速度が遷移
速度テーブルにない場合は、直ちに変更後の速度が選定
される。ここで選定された速度vnに対応するステップ
パルスの周期Pnが抽出され、これがタイマー11の設
定値の候補となる。もし変更後の励磁モードでは選定さ
れた速度を達成できない場合は、選定された速度を達成
可能な励磁モードに変更することもできる。
【0030】ステップ22に続いて、次にステップ位置
が進行される(ステップ23)。これは変更直前のステ
ップ位置(Q)に1ステップ角ΔQを追加したステップ
位置(Q+ΔQ)となる。そして、共通データテーブル
(図2)の(Q+ΔQ)に対応するデータがCPU1か
ら出力され、これがラッチ回路2に供給される。
【0031】次にタイマー11の設定値の候補であるス
テップパルスの周期PnがΔQの値に応じて半減もしく
は倍増される(ステップ24)。すなわち、ΔQ=
「1」のときはタイマー設定値を半分に、ΔQ=「2」
のときはそのまま、ΔQ=「4」のときは2倍に変更し
てからタイマー11に設定する。ここで設定されたタイ
マー11の出力がラッチ回路2のラッチパルスとなる。
そして、ラッチ2から出力されるステップ手順に基づい
てステッピングモータ4のステップ位置が進行するよう
になる。
【0032】次にステッピングモータ4のモード制御が
行なわれる(ステップ25)。ここでは、そのときのス
テップ位置によって各種の処理が行なわれる。ステップ
位置はステップ角ΔQ(正の整数)をカウントすること
によって検出される。そして、ステップ角ΔQをカウン
トするカウンタLの値L(n)に対応して、図8に示す
ような各種の処理が行なわれる。例えば、カウント値L
(n)=L(1)のときは速度が変更され、L(n)=
L(2)のときは励磁モードが変更される。また、L
(n)=L(3)のときは読取り開始、L(n)=L
(4)のときは読取り終了となり、開始のときはフラグ
がセットされ終了のときはフラグがリセッされる。
【0033】ステップ25でモード変更が行なわれた
後、読取り制御が行なわれる(ステップ26)。ここで
は、読取り期間を示すフラグがセットされていたら副走
査カウンタがΔQだけカウントアップされ、指定された
副走査線密度に対応するステップ角だけ回転する毎にカ
ウンタが再設定されると共に、読取りパルスが出力され
る。これによって、原稿の読取りが行なわれてこの制御
処理20が終了する。
【0034】上述のように本発明を適用したファクシミ
リ装置では、ステッピングモータを停止することなく原
稿搬送時には高速度で高トルクの励磁モード例えば2相
励磁を選定し、読取り状態では高分解能が得られる励磁
モード例えばW1−2相励磁を選定するようなことが可
能になる。また、予め設定されたステップ位置で各種の
処理を行なうようにすることで、制御を簡易化できる。
さらに高速度を要求されるようなところでは、ステップ
角の大きい励磁モードを選定すれば、制御のための時間
的余裕ができるようになる。
【0035】また、各種の励磁モードで同一速度を達成
することができるから、振動や騒音が発生しやすい速度
ではトルクの少ない励磁モードを選定することが可能に
なる。例えば、フルステップでトルクを低減するときは
2相励磁→2相励磁(+22.5度)→1相励磁という
ように途中でW1−2相で1/4ステップ周期で1ステ
ップ進ませる手順を経ながら変更すればよい。なお上述
の実施例では、ロータリーステッピングモータについて
説明したが、本発明はリニアステッピングモータにも適
用できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように第1発明は、励磁モ
ードを変えることによって、1ステップ当たり複数種類
のステップ角で駆動することが可能なステッピングモー
タの駆動方法において、ステッピングモータの駆動中に
1ステップ当たりのステップ角を変更するときには、ス
テッピングモータのステップ周期を1ステップ当たりの
ステップ角の変化に比例する値に変えるようにしたもの
である。
【0037】また第2発明においては、励磁モードを変
えることによって、1ステップ当たり複数種類のステッ
プ角で駆動することが可能なステッピングモータの駆動
方法において、ステッピングモータの駆動中に1ステッ
プ当たりのステップ角を変更するとき、駆動中の第1励
磁モードにおけるステップ位置と変更後の第2励磁モー
ドにおけるステップ位置が一致しない場合は、これが一
致するまで第1励磁モードおよび第2励磁モードと共通
の第3励磁モードでステッピングモータを駆動するよう
にしたものである。
【0038】したがって第1発明および第2発明によれ
ば、励磁モードを変えることによって1ステップ当たり
のステップ角を変更する場合には変更前後のステップ手
順が共通データから選択されて出力されるので、ステッ
ピングモータを停止することなく連続的に1ステップ当
たりのステップ角を変更することが可能になる。これに
よって、制御が簡単になると共に余計な時間を省くこと
が可能になる。さらに、ステッピングモータの加減速中
であるか否かを問わず加減速動作と並行して励磁モード
の変更を行なうことが可能になるなどの効果がある。
【0039】また第1発明によれば、駆動中に励磁モー
ドを変える場合は1ステップ当たりのステップ角に比例
したステップ周期の変更により、変更前後の回転速度が
急変しないようにすることが可能であり、これによって
振動が発生するのを防止可能になるなどの効果がある。
【0040】さらに、第2発明によれば、変更直前のス
テップ位置が変更後の励磁モードのステップ位置にない
場合、すなわちステップ角が変更前後のどちらの励磁モ
ードでもない場合でも、第3励磁モードで所定の期間だ
け駆動することによって回転速度の急変を避けることが
可能であり、これによってステッピングモータが振動を
起こすようなことを防止可能になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるステッピングモータの駆動方法
を適用した駆動装置の構成図である。
【図2】各励磁モードにおけるステップ位置を含む共通
データを説明する説明図である。
【図3】ステップ位置とその時の励磁相を説明する説明
図である。
【図4】各励磁モードにおけるステップ手順を説明する
説明図である。
【図5】変更前後の励磁モード間において生じる可能性
のあるステップ位置のずれ量を説明する説明図である。
【図6】本発明を適用したファクシミリ装置におけるス
テッピングモータの制御手順を説明する説明図である。
【図7】各速度におけるステップパルスの周期を説明す
る説明図である。
【図8】モータ位置カウンタの値とそのときの処理内容
を説明する説明図である。
【図9】4相ステッピングモータの励磁モードを説明す
る説明図である。
【図10】1/4ステップの励磁モードにおけるステッ
プ手順を説明する説明図である。
【図11】ハーフステップの励磁モードにおけるステッ
プ手順を説明する説明図である。
【図12】フルステップの励磁モードにおけるステップ
手順を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ラッチ回路 3 モータドライバ 4 ステッピングモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁モードを変えることによって、1ス
    テップ当たり複数種類のステップ角で駆動することが可
    能なステッピングモータの駆動方法において、 上記ステッピングモータの駆動中に1ステップ当たりの
    ステップ角を変更するときには、上記ステッピングモー
    タのステップ周期を1ステップ当たりのステップ角の変
    化に比例する値に変えるようにしたことを特徴とするス
    テッピングモータの駆動方法。
  2. 【請求項2】 励磁モードを変えることによって、1ス
    テップ当たり複数種類のステップ角で駆動することが可
    能なステッピングモータの駆動方法において、 上記ステッピングモータの駆動中に1ステップ当たりの
    ステップ角を変更するとき、駆動中の第1励磁モードに
    おけるステップ位置と変更後の第2励磁モードにおける
    ステップ位置が一致しない場合は、これが一致するまで
    上記第1励磁モードおよび上記第2励磁モードと共通の
    第3励磁モードで上記ステッピングモータを駆動するよ
    うにしたことを特徴とするステッピングモータの駆動方
    法。
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