JPH08182391A - ステッピングモータの駆動回路 - Google Patents
ステッピングモータの駆動回路Info
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- JPH08182391A JPH08182391A JP25387795A JP25387795A JPH08182391A JP H08182391 A JPH08182391 A JP H08182391A JP 25387795 A JP25387795 A JP 25387795A JP 25387795 A JP25387795 A JP 25387795A JP H08182391 A JPH08182391 A JP H08182391A
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Abstract
のステッピングモーターをマイクロステップ駆動する駆
動回路の改善を目的とする。 【解決手段】 2相励磁のステッピングモータMの励磁
モードを規定するモード設定信号M1,M2 と、ステッピン
グモータの回転数を規定する回転数指定クロックCKと、
その立ち上がりのみの検出あるいは立ち上がり及び立ち
下がりの両方の検出のうち一方を選択するモード設定補
助信号M3とに基づいてステッピングモータMの駆動制御
をする回路であって、モード設定補助信号M3に基づい
て、回転数指定クロックCKの立ち上がりのみもしくは立
ち上がりと立ち下がりの両方を検出し、当該検出結果と
モード設定信号M1,M2 とに基づいて駆動部12の制御をす
る励磁モード設定部11と、ステッピングモータの駆動制
御をする駆動部12とを有すること。
Description
ーの駆動回路に関し、更に詳しく言えば、プリンタや複
写機などに用いられる2相励磁のステッピングモーター
をマイクロステップ駆動する駆動回路の改善を目的とす
る。
タの駆動回路について図面を参照しながら説明する。当
該回路は、図7に示すように励磁モード設定部(1)、
駆動部(2)とからなり、不図示のCPUから出力され
るモード設定信号(M1,M2)と、回転数指定クロッ
ク(CK)とに基づいて、マイクロステップのステッピ
ングモータ(M)を駆動する回路である。
モード設定部(1)に、モード設定信号(M1,M2)
と、回転数指定クロック(CK)とが入力され、これに
よって当該駆動回路の駆動するモータ(M)の相励磁モ
ードが決定される。すると、モード設定信号(M1,M
2)によって、2相,1−2相,W1−2相,2W1−
2相励磁のうちいずれかの励磁モードが選択される。
立ち上がりエッジの間隔がステッピングモータ(M)の
回転角(この場合は1.8度としている)に対応してい
る回転数指定クロック(CK)が入力されている。励磁
モード設定部(1)は、選択された励磁モードに対応す
る回転数指定クロック(CK)の立ち上がり時点のみを
検出して、その都度駆動部(2)に、「立ち上がり時点
が検出された時点でマイクロステップを刻むようにモー
タを回転させよ」という制御命令を出力する。
らの命令に基づいて、ステッピングモータ(M)を回転
させて、ステッピングモータ(M)の駆動を行う。例え
ば、図8に示すように回転数指定クロック(CK)の立
ち上がり時である時刻(tA)と時刻(tB)を励磁モ
ード設定部(1)が検出すると、図9に示すようにモー
タ(M)がA点とB点とでマイクロステップを刻んでA
点からB点に回転する。
8度の2相励磁のステッピングモータの場合には、モー
タを1回転させるのに必要な回転数指定クロック(C
K)は、励磁モードによってそれぞれ次のようになる。 2相励磁 200パルス/秒 1−2相励磁 400パルス/秒 W1−2相励磁 800パルス/秒 2W1−2相励磁1600パルス/秒 4W1−2相励磁3200パルス/秒 よって、かりにW1−2相から2W1−2相に励磁モー
ドを切り替えたときに、その前後で回転数が変わらない
ように駆動するには、切替前に400パルス/秒、切替
後に800パルス/秒の回転数指定クロック(CK)が
必要になるので、切替後には切替前の2倍のクロックが
必要になることになる。
A)から(tB)まではW1−2相で駆動し、時刻(t
B)で励磁モードを2W1−2相に切り替えて駆動する
ような場合を考える。このときには、励磁モード設定部
(1)は、図10に示すように、切替前には回転数指定
クロック(CK)の立ち上がり時である時刻(tA)と
時刻(tB)とを検出し、切替後には、切り替わること
で2倍高速になった回転数指定クロック(CK)の立ち
上がり時である(tC1,tC2)を検出する。
示すように、A点→B点→C1点→C2点というマイク
ロステップを刻むようにモータ(M)を駆動する。2W
1−2相のときには、回転角1.8度の中間であるC1
点でステップを刻むように駆動しているので、刻むステ
ップがW1−2相の2倍になっている。刻むステップが
多くなると回転時の振動は低減される。
グモータについては、細かいステップでのマイクロステ
ップ駆動で、かつある程度高速な回転数を確保したいと
いう要求がでてきており、駆動の途中で倍速のステップ
の励磁モードに切り替えるような場合はしばしばある。
示す上記従来の駆動回路によると、以下に示すような問
題が生じる。すなわち、振動低減の目的などで上述のよ
うに動作の途中で励磁モードを切り替えてなおかつ回転
数を変えないように駆動するような場合には、励磁モー
ドを規定するモード設定信号(M1,M2)を切り替え
るほかに、回転数指定クロック(CK)を高速にする必
要がある。
−2相に切り替えてなおかつ速度を変えないように駆動
する場合には、切り替え後には刻むステップが2倍にな
るので、回転数を変えないためにはモータの速度を倍に
する必要があり、従って切り替え前の2倍高速な回転数
指定クロック(CK)が要求される。一例として回転角
が1.8°の場合には、1600パルス/秒という高速
な回転数指定クロック(CK)が必要になる。
場合に高速な回転数指定クロック(CK)を発生させな
ければならないCPUに、過重な負担がかかってしまう
という問題が生じていた。
に鑑みて成されたもので、図1に示すように、2相励磁
のステッピングモータの励磁モードを規定するモード設
定信号と、ステッピングモータの回転数を規定する回転
数指定クロックと、前記回転数指定クロックの立ち上が
りのみの検出あるいは前記回転数指定クロックの立ち上
がり及び立ち下がりの両方の検出のうち一方を選択する
モード設定補助信号とに基づいて前記ステッピングモー
タの駆動制御をする回路であって、前記モード設定補助
信号に基づいて、前記回転数指定クロックの立ち上がり
のみもしくは前記回転数指定クロックの立ち上がりと立
ち下がりの両方を検出し、当該検出結果と前記モード設
定信号とに基づいて駆動部の制御をする励磁モード設定
部と、前記励磁モード設定部の制御下でステッピングモ
ータの駆動制御をする駆動部とを有することを特徴とす
るステッピングモータの駆動回路や、前記励磁モード設
定部は、前記回転数指定クロックの立上がりと立ち下が
りの両方を検出する際に、前記回転数指定クロックの立
上がりのみを検出している場合に比して2倍のステップ
を刻む励磁モードを選択することを特徴とする本発明に
係るステッピングモータの駆動回路や、前記励磁モード
設定部は、前記回転数指定クロックの立上がりと立ち下
がりの両方を検出する際に、同じモードで前記回転数指
定クロックの立上がりのみを検出している場合に比し
て、2倍の速度で前記ステッピングモータを回転させる
ことを特徴とする本発明に係るステッピングモータの駆
動回路により、CPUに高速クロックを発生させること
で過重な負担をかけることなく、かつ高速なマイクロス
テップ駆動が可能になるステッピングモータの駆動回路
の提供を目的とするものである。
ステッピングモータの駆動回路について図面を参照しな
がら説明する。当該回路は、図1に示すように励磁モー
ド設定部(11)、駆動部(12)とからなり、不図示
のCPUから出力されるモード設定信号(M1,M2)
と、回転数指定クロック(CK)とに基づいて、2相励
磁のステッピングモータ(M)を駆動する回路である。
なお、本実施形態では、回転角が1.8°で2相励磁の
ステッピングモータを駆動する回路について説明する。
うに、前段モード設定部(13)、ANDゲート(14
A〜14H)、インバータ(14I)、OR回路(15
A〜15C)、後段モード設定部(16)及び波形検出
回路(17)からなり、モード設定信号(M1,M2)
とモード設定補助信号(M3)とに基づいて、当該回路
の相励磁モードを規定し、同時に入力される回転数指定
クロック(CK)の立ち上がりを検出するか、立ち上が
りと立ち下がりの両方を検出して、駆動部(12)にモ
ータ(M)の駆動に係る制御命令を出力する回路であ
る。
信号(M1,M2)に基づいて2相〜2W1−2相のう
ち何れかの相励磁モードを選択して、そのモードに合わ
せて当該駆動回路が駆動されるように設定する回路であ
る。ANDゲート(14A〜14H),インバータ(1
4I),OR回路(15A〜15C)は、インバータ
(14I)から入力されるモード設定補助信号(M3)
に基づいて、前段モード設定部(13)から出力される
信号を後段モード設定部(16)に切り替えて出力する
ものである。
ト(14A)から信号が入力されたときには4W1−2
相を選択し、OR回路(15A)から信号が入力された
ときには2W1−2相を選択し、OR回路(15B)か
ら信号が入力されたときにはW1−2相を選択し、OR
回路(15C)から信号が入力されたときには1−2相
を選択し、ANDゲート(14H)から信号が入力され
たときには2相を選択して、そのモードに合わせて当該
駆動回路が駆動されるように設定する回路である。
信号(M3)が“0”のときには回転数指定クロック
(CK)の立ち上がりと立ち下がりとの両方を検出し、
“1”のときにはその立ち上がりのみを検出して、駆動
部(12)に制御命令を出力する回路である。駆動部
(12)は、励磁モード設定部(11)からの制御命令
に基づいて、回転角1.8°,2相励磁のステッピング
モータ(M)を駆動する回路である。
は当該回路において、初期条件でモード設定補助信号
(M3)は“1”であるとし、モード設定信号(M1,
M2)はそれぞれ“1”,“1”であって、2W1−2
相で駆動するものであるとする。まず、不図示のCPU
から、前段モード設定部(13)に、2W1−2相の駆
動に対応し、それぞれ“1”,“1”のモード設定信号
(M1,M2)が入力され、前段モード設定部(13)
の4つある出力端子のうち、2W1−2相に対応する端
子から“1”の信号がANDゲート(14A,14B)
に出力され、他の相に対応する端子からは“0”が出力
される。
Uから“1”のモード設定補助信号(M3)が入力され
ている。これはインバータ(14I)によって反転さ
れ、“0”として各ANDゲート(14A〜14H)に
入力される。またANDゲート(14A)の一方の入力
には前段モード設定部(13)からの“1”が出力さ
れ、他方の入力にはインバータ(14I)を介して
“0”に反転されたモード設定補助信号(M3)が入力
される。よってANDゲート(14A)の出力は“0”
となる。
入力には前段モード設定部(13)からの“1”が出力
され、他方の入力には“1”のモード設定補助信号(M
3)が直接入力される。よってANDゲート(14A)
の出力は“1”となる。これがOR回路(15A)に入
力されることで、このOR回路(15A)の出力は
“1”になり、これが後段モード設定部(16)に出力
される。他のANDゲート(14C〜14H)にはまっ
たく信号が入力されないので、その出力はすべて“0”
になり、結果的に後段モード設定部(16)に入力され
る信号は、2W1−2相に対応する入力端子にしか入力
されないことになる。
W1−2相でモータ(M)を駆動するということに決定
し、それに応じた制御命令を駆動部(12)に出力す
る。また、同時に当該回路の波形検出回路(17)に
は、モータの回転数を規定する回転数指定クロック(C
K)が入力される。この場合は2W1−2相励磁に対応
するので、上述のように1600パルス/秒のクロック
が入力されることになる。
7)によって回転数指定クロック(CK)の立ち上がり
が検出され、この検出結果に基づいて駆動部(12)
は、モータ(M)を1.8度ずつ回転させる。以下で、
本発明の特徴的な動作である、駆動の途中で励磁モード
を切り替える際の動作について説明する。
(tA)から(tB)まではW1−2相で駆動し、時刻
(tB)で励磁モードを2W1−2相に切り替え、なお
かつ回転数を変えないように駆動する場合を考える。こ
の場合には、励磁モード設定部(1)は、図2に示すよ
うに、相励磁モードの切替前には回転数指定クロック
(CK)の立ち上がり時である時刻(tA)と時刻(t
B)とを検出する。
1,M2)が不図示のCPUから前段モード設定部(1
3)に入力され、“1”のモード設定補助信号(M3)
がやはり不図示のCPUから入力される。すると、前段
モード設定部(13)の4つある出力端子のうち、W1
−2相に対応する端子から“1”の信号がANDゲート
(14C,14D)に出力され、他の相に対応する端子
からは“0”が出力される。
〜14H)に、本来“1”であるが、インバータ(14
I)によって“0”に反転されたモード設定補助信号
(M3)が入力される。またANDゲート(14A〜1
4H)のうち,ANDゲート(14C)とANDゲート
(14D)において、ANDゲート(14C)の一方の
入力には前段モード設定部(13)からの“1”が出力
され、他方の入力にはインバータ(14I)を介して
“0”に反転されたモード設定補助信号(M3)が入力
される。よってANDゲート(14C)の出力は“0”
となる。
入力には前段モード設定部(13)からの“1”が出力
され、他方の入力には“1”のモード設定補助信号(M
3)が直接入力される。よってANDゲート(14D)
の出力は“1”となる。これがOR回路(15B)に入
力されることで、このOR回路(15B)の出力は
“1”になり、これが後段モード設定部(16)に出力
される。他のANDゲート(14C〜14H)にはまっ
たく信号が入力されないので、その出力はすべて“0”
になり、結果的に後段モード設定部(16)に入力され
る信号は、W1−2相に対応する入力端子にしか入力さ
れないことになる。
1−2相で当該回路を駆動するということに決めそれに
応じた制御命令を駆動部(12)に出力する。また、同
時に当該回路の波形検出回路(17)には、モータの回
転数を規定する回転数指定クロック(CK)が入力され
る。この場合はW1−2相励磁に対応するので、上述の
ように800パルス/秒のクロックが入力されることに
なる。
ってモード設定補助信号(M3)が“1”であるために
回転数指定クロック(CK)の立ち上がりのみが検出さ
れ、この検出結果に基づき、この検出点(tA,tB)
でモータのマイクロステップを刻むように、駆動部(1
2)がモータ(M)を回転させる。 (B)励磁モード切替後の動作 その後、励磁モードが時刻(tB)で切替わると、まず
W1−2相に対応した“0”,“1”のモード設定信号
(M1,M2)が切り替わらずにそのまま不図示のCP
Uから前段モード設定部(13)に入力され、同時に
“1”から“0”に切り替わったモード設定補助信号
(M3)がやはり不図示のCPUから入力される。
ある出力端子のうち、W1−2相に対応する端子から
“1”の信号がANDゲート(14C,14D)に出力
され、他の相に対応する端子からは“0”が出力され
る。同時に、当該回路の各ANDゲート(14A〜14
H)に、インバータ(14I)によって“1”に反転さ
れたモード設定補助信号(M3)が入力される。
ち,ANDゲート(14C)とANDゲート(14D)
において、ANDゲート(14C)の一方の入力には前
段モード設定部(13)からの“1”が出力され、他方
の入力にはインバータ(14I)を介して“1”に反転
されたモード設定補助信号(M3)が入力される。よっ
てANDゲート(14C)の出力は“1”となり、OR
回路(15A)の出力もまた“1”となる。
入力には前段モード設定部(13)からの“1”が出力
され、他方の入力には“0”のモード設定補助信号(M
3)が直接入力される。よってANDゲート(14D)
の出力は“0”となる。これがOR回路(15B)に入
力されることで、このOR回路(15B)の出力は
“0”になり、これが後段モード設定部(16)に出力
される。他のANDゲート(14C〜14H)にはまっ
たく信号が入力されないので、その出力はすべて“0”
になり、結果的に後段モード設定部(16)に入力され
る信号は、OR回路(15A)の出力である2W1−2
相に対応する入力端子にしか入力されないことになる。
W1−2相でモータ(M)を駆動するということに決
め、それに応じた制御命令を駆動部(12)に出力す
る。また、同時に当該回路の波形検出回路(17)に
は、モータの回転数を規定する回転数指定クロック(C
K)が入力される。この場合は従来と異なり、W1−2
相励磁に対応するので、上述のように800パルス/秒
のクロックが倍速に切り替わらずにそのまま入力される
ことになる。
3)が“1”から“0”に切り替わるため、波形検出回
路(17)によって回転数指定クロック(CK)の立ち
上がりと立ち下がりとの両方である(tC,tD)が図
2に示すように検出され、この検出点(tC,tD)で
モータのマイクロステップを刻むように、駆動部(1
2)がモータ(M)を回転させる。
に、A点→B点→C点→D点というようなマイクロステ
ップを刻みながら回転移動する。2W1−2相のときに
は、回転角1.8度の中間であるC点に移動するように
駆動しているので、刻むステップがW1−2相の2倍に
細かくなっている。したがって、モータの回転数はモー
ド切り替え前の2倍になり、なおかつW1−2相から2
W1−2相に切り替わって刻むマイクロステップの数が
2倍になるので、回転数は変わらないまま、1つ上の励
磁モードに切り替わることになる。
図4、図5を参照しながら補足説明する。なお、図4は
W1−2相においてモード設定補助信号(M3)が
“1”の場合の回転数指定クロック(CK)、相電流を
規定する基準電圧(VrefA,VrefB)の関係を示すタイ
ミングチャートであって、図5は2W1−2相において
モード設定補助信号(M3)が“0”の場合の回転数指
定クロック(CK)、相電流を規定する基準電圧(Vre
fA,VrefB)の関係を示すタイミングチャートである。
ロック(CK)の周波数は変わらないが、励磁モード切
替前は図4に示すような基準電圧(VrefA,VrefB)が
生成され、切替後は図5に示すような基準電圧(Vref
A,VrefB)が生成されることになる。これらの基準電
圧(VrefA,VrefB)は周期は変わらないので回転数は
変わらないが、図5に示す切替後の基準電圧(VrefA,
VrefB)の方がステップが細かくなり、より正弦波形に
近くなっているため、より一層なめらかな駆動が実現さ
れている。
ク(CK)が必要であったような場合には、モード切り
替え信号(M1,M2)とモード設定補助信号(M3)
を切り替えるだけで、回転数指定クロック(CK)を倍
速にすることなく相励磁モードを切り替え、かつ切替前
と同じ速度で駆動することができるので、このような場
合に相励磁モードを切り替えるごとに倍速の回転数指定
クロック(CK)を生成していた従来と異なり、高速な
回転数指定クロック(CK)を生成することでCPUの
過重な負担がかかることを抑止することが可能になる。
クの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方を検出
することにより、CPUの割り込み動作などの機能にお
いて、クロック発生手段での占有率が減少し、CPUの
内部ROMを有効に使えるため、CPUの原価低減に寄
与するという効果もある。なお、本実施形態ではW1−
2相から2W1−2相に励磁モードが切り替わるような
例について説明しているが、本発明はこれに限らず、2
相→1−2相、1−2相→W1−2相、2W1−2相→
4W1−2相というように、従来回転数クロック(C
K)を2倍に切り替えることによって励磁モードを切り
替えるような場合についても、同様の効果を奏する。簡
単のために、モード設定信号(M1,M2)、モード設
定補助信号(M3)と、それに対応する励磁モードの表
を以下の表1に示す。
助信号(M3)を“1”にして、その後“0”に切り替
えることで、倍速のモードに対応させているが、当初の
モード設定補助信号(M3)を“0”にして、切替後に
“0”にすれば、例えば2W1−2相→W1−2相、4
W1−2相→2W1−2相というように、切替前の1/
2の速度に切り替わったような場合の励磁モード切り替
えについても、モード設定補助信号(M3)の切り替え
のみで対応できるので、同様の効果を奏する。
(M1,M2)で励磁モードを切り替えて、モード設定
補助信号(M3)を切替えて倍速で駆動することによ
り、励磁モードを1つ上の相にしてしかも回転数を不変
にするような動作について説明しているが、本発明はこ
れに限らず、モード設定補助信号(M3)を切替えて同
じ励磁モードでなおかつ回転数が2倍になるようなモー
ドに切替えることも可能である。以下でこのことについ
て図4,図6を参照しながら説明する。
を、同じ励磁モードで倍速に切替える際の信号として用
いる際には、図1に示す励磁モード設定部(11)の論
理を、例えば前段モード設定部(13)でW1−2相が
選択されたら、モード設定補助信号(M3)の如何を問
わずに後段モード設定部(16)ではW1−2相を選択
するというように、常に同じ励磁モードが選択されるよ
うに論理変更しておけばよい。
ドをW1−2相にして、途中で回転数を2倍に切り替え
るような場合には、切り替え前にモード設定信号(M
1,M2)を“0”,“1”にしてW1−2相を選択
し、かつモード設定補助信号(M3)を“1”にしてお
く。すると、モード設定補助信号(M3)が“1”なの
で回転数指定クロック(CK)の立ち上がりだけが検出
され、この検出点でマイクロステップを刻むようにモー
タ(M)が駆動されるので、相電流を規定する基準電圧
(VrefA,VrefB)は図4に示すような波形を描き、W
1−2相の通常の回転数で駆動される。
“0”,“1”のままにしておいてW1−2相を選択
し、かつモード設定補助信号(M3)を“0”に切り替
える。すると励磁モードはW1−2相のままであって、
かつモード設定補助信号(M3)が“0”なので回転数
指定クロック(CK)の立ち上がりと立ち下がりの両方
が検出され、この検出時にマイクロステップを刻むよう
にモータ(M)が駆動されるので、検出されるマイクロ
ステップが2倍になり、図6に示すように相電流を規定
する基準電圧(VrefA,VrefB)の周期は図4のそれに
比して1/2になり、モータ(M)の回転数は同じモー
ドで2倍になる。従って、同じ励磁モードで倍速の駆動
をすることが可能になる。
いて説明したが、本発明はこれに限らない。各相におけ
るモード設定補助信号(M3)を切替えた際のモータの
回転数を示す表を下記の表2に示す。
(M1,M2)がそれぞれ“0”,“0”であって、モ
ード設定補助信号(M3)が“1”の際の回転数であ
る。上記の表2に示すように、2相から2W1−2相の
どの相においても、モード設定補助信号(M3)を
“1”から“0”に切替えることにより、同じ相で回転
数を2倍にすることが可能になるわけである。
を切り替えることにより、高速な回転数指定クロック
(CK)を生成しなくとも、同じ励磁モードで倍速の駆
動をすることができるので、高速な回転数指定クロック
(CK)を生成することでCPUの過重な負担がかかる
ことを抑止することが可能になる。なお、本実施形態で
は、2相ステッピングモータにおいて、1クロックによ
って基本回転角θsが1.8°回転する場合について述
べたが、この基本回転角θsは θs=180/(Φ・Nr) (Φ:相数,Nr:モー
タの固定子の小歯数) なる式で決定されるものであり、モータの固定子の小歯
数Nrを変えることで変化させることが可能であるので、
特に1.8°に限定されたものではない。
ーターの駆動回路によれば、モード設定補助信号に基づ
いて回転数指定クロックの立ち上がりのみと回転数指定
クロックの立ち上がりと立ち下がりの両方との何れかが
励磁モード設定部によって検出され、回転数指定クロッ
クの立上がりと立ち下がりの両方を検出する際には、回
転数指定クロックの立上がりのみを検出している場合に
比して2倍のステップを刻む励磁モードを選択してい
る。
2相に切り替わってかつ回転数を変えないような場合に
は、従来2倍高速な回転数指定クロックが必要であった
が、モード設定補助信号を切り替えて回転数指定クロッ
クの立ち上がりと立ち下がりとの両方を検出することに
より、立ち上がり時の中間にあり、従来検出していなか
った立ち下がり時を検出することにより、切替後に2倍
高速な回転数指定クロックを入力しなくても相励磁モー
ドを切り替え、かつ切替前と同じ速度で駆動することが
可能になる。
駆動回路において、励磁モード設定部は、前記回転数指
定クロックの立上がりと立ち下がりの両方を検出する際
に、同じモードで前記回転数指定クロックの立上がりの
みを検出している場合に比して、2倍の速度で前記ステ
ッピングモータを回転させている。このため、モード設
定信号は不変で励磁モードを切替えることなく、モード
設定補助信号を切替えて回転数指定クロックの立上がり
と立ち下がりの両方を検出することにより、切替後に2
倍高速な回転数指定クロックを入力しなくとも、同じ励
磁モードで切替前と2倍の速度で駆動することが可能に
なる。
替えるごとに倍速の回転数指定クロックを生成していた
従来と異なり、過度に高速な回転数指定クロックを生成
する必要がないので、このような高速なクロックを生成
することでCPUに過重な負担がかかることを抑止する
ことが可能になる。
の駆動回路の回路図である。
の駆動回路の動作を説明する第1の図である。
の駆動回路の動作を説明する第2の図である。
の駆動回路の作用効果を説明する第1のタイミングチャ
ートである。
の駆動回路の作用効果を説明する第2のタイミングチャ
ートである。
の駆動回路の作用効果を説明する第3のタイミングチャ
ートである。
の回路図である。
の一般的な動作を説明する第1の図である。
の一般的な動作を説明する第2の図である。
路の相励磁モード切替時の動作を説明する第1の図であ
る。
路の相励磁モード切替時の動作を説明する第2の図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 2相励磁のステッピングモータの励磁モ
ードを規定するモード設定信号と、ステッピングモータ
の回転数を規定する回転数指定クロックと、前記回転数
指定クロックの立ち上がりのみの検出あるいは前記回転
数指定クロックの立ち上がり及び立ち下がりの両方の検
出のうち一方を選択するモード設定補助信号とに基づい
て前記ステッピングモータの駆動制御をする回路であっ
て、 前記モード設定補助信号に基づいて、前記回転数指定ク
ロックの立ち上がりのみもしくは前記回転数指定クロッ
クの立ち上がりと立ち下がりの両方を検出し、当該検出
結果と前記モード設定信号とに基づいて駆動部の制御を
する励磁モード設定部と、 前記励磁モード設定部の制御下でステッピングモータの
駆動制御をする駆動部とを有することを特徴とするステ
ッピングモータの駆動回路。 - 【請求項2】 前記励磁モード設定部は、前記回転数指
定クロックの立上がりと立ち下がりの両方を検出する際
に、前記回転数指定クロックの立上がりのみを検出して
いる場合に比して2倍のステップを刻む励磁モードを選
択することを特徴とする請求項1記載のステッピングモ
ータの駆動回路。 - 【請求項3】 前記励磁モード設定部は、前記回転数指
定クロックの立上がりと立ち下がりの両方を検出する際
に、同じモードで前記回転数指定クロックの立上がりの
みを検出している場合に比して、2倍の速度で前記ステ
ッピングモータを回転させることを特徴とする請求項1
記載のステッピングモータの駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25387795A JP3148600B2 (ja) | 1994-10-24 | 1995-09-29 | ステッピングモータの駆動回路 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25841494 | 1994-10-24 | ||
JP6-258414 | 1994-10-24 | ||
JP25387795A JP3148600B2 (ja) | 1994-10-24 | 1995-09-29 | ステッピングモータの駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08182391A true JPH08182391A (ja) | 1996-07-12 |
JP3148600B2 JP3148600B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=26541444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25387795A Expired - Fee Related JP3148600B2 (ja) | 1994-10-24 | 1995-09-29 | ステッピングモータの駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148600B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011091970A (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-06 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | モータ駆動装置 |
US8508177B2 (en) | 2010-06-17 | 2013-08-13 | Panasonic Corporation | Stepping motor drive device |
CN109278419A (zh) * | 2017-07-21 | 2019-01-29 | 东芝泰格有限公司 | 打印机及控制方法、终端设备 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25387795A patent/JP3148600B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109278419A (zh) * | 2017-07-21 | 2019-01-29 | 东芝泰格有限公司 | 打印机及控制方法、终端设备 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3148600B2 (ja) | 2001-03-19 |
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